JP3156316B2 - 半田付状態のx線検査方法 - Google Patents

半田付状態のx線検査方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半田付状態のX線検査方
法に係り、詳しくは、リードを基板に固着する半田のバ
ックフィレットの半田付状態を検査するための方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】チップマウンタにより、IC、LSI、
抵抗チップ、コンデンサチップなどの電子部品を基板に
搭載した後、この基板はリフロー装置へ送られ、半田の
加熱処理が行なわれ、次いで半田付状態の検査が行なわ
れる。
【0003】従来、半田付状態の検査は、作業者の目視
検査により行なわれていたが、近年は、カメラやレーザ
装置などの計測装置を使用した自動検査が次第に普及し
てきている。
【0004】ところが、カメラやレーザ装置は、被検査
物である半田の外観は検査できるが、半田の内部のよう
に外部に露呈しない部分は検査できない問題点があっ
た。そこで近年、X線検査装置により半田付状態の検査
を行なう方法が提案されている。X線は、半田などの被
検査物を透過するので、例えばリードの下側などにあっ
て外部に露呈しない部分の検査を行なうことができる。
図8は従来のX線検査手段により、電子部品Pのリード
の半田付状態を検査している様子を示している。図中、
Lはモールド体Mから外方へ屈曲して延出するリードで
あり、半田Sにより基板10に固着されている。S1
は、バックフィレットと呼ばれる半田Sの後部であり、
リードLの傾斜部Laの下部La’を基板10の電極E
上に固着している。半田付状態の良否は、バックフィレ
ットS1により下部La’が電極Eにしっかり固着され
ているか否かにより大きく左右されるので、このバック
フィレットS1による半田付状態の検査がきわめて重要
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来手
段では、X線は上方から照射されるため、バックフィレ
ットS1の直上において、X線はリードLの傾斜部La
を透過する。このため、X線が傾斜部Laを透過する距
離Dが長くなり、図9に示すように、バックフィレット
S1と傾斜部Laが重なり合って一体化した黒い画像が
入手され、バックフィレットS1のみの画像を入手でき
ないことから、バックフィレットS1による半田付状態
の良否を判断できない問題点があった。
【0006】そこで本発明は、リードの傾斜部による悪
影響を排除し、バックフィレットによるリードの半田付
状態を良好に検査することができるX線検査方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、電
子部品のモールド体から外方へ屈曲して延出するリード
を基板に固着する半田にX線を照射し、その透過画像か
ら、半田付状態の良否を検査するにあたり、上記基板を
傾斜させることにより、上記リードの傾斜部と、この傾
斜部を基板に固着する半田のバックフィレットの分離画
像を入手し、この分離画像から半田付状態の良否を判断
するようにしたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、基板を傾斜させることによ
り、リードの傾斜部と、この傾斜部を基板に固着する半
田のバックフィレットの分離画像を入手し、この分離画
像から半田付状態の良否を判断する。このようにバック
フィレットの分離画像を入手することにより、バックフ
ィレットの半田付状態を良好に検査することができる。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0010】図1はX線検査装置の斜視図、図2は正面
図である。20は本体ボックスであり、その内部には、
以下に述べるような構成部品が配設されている。1はX
テーブル1AとYテーブル1Bから成るXYテーブルで
あり、その上部には基板10の位置決め部2が配設され
ている。この位置決め部2は、基板10を両側部からク
ランプして位置決めする。また、XYテーブル1には、
X線が透過するための開口部29が開口されている。3
はこの位置決め部2の内側に設けられた基板10の搬送
用コンベヤである。基板10には、電子部品Pが半田S
により固着されている。
【0011】5は位置決め部2の上方に設けられたX線
源であって、Zテーブル6に昇降自在に取り付けられて
おり、基板10に向かってX線を照射する。XYテーブ
ル1の下方には、X線検出器7が設けられており、基板
10を透過したX線が入射する。8はX線検出器7の上
部に設けられた絞りユニット、9は下部に設けられた光
学ユニットである。この光学ユニット9の内部には、ズ
ームレンズなどの光学系が収納されており、また光学ユ
ニット9の側部にはカメラ11が設けられている。X線
検出器7、絞りユニット8、光学ユニット9、カメラ1
1も、Zテーブル6により昇降自在となっている。12
はカメラ11の制御装置である。13は制御部であり、
X線源5のX線管に高電圧を印加してX線を発生させ
る。
【0012】XYテーブル1の両側部には、搬入コンベ
ヤ14と搬出コンベヤ15が設けられている。コンベヤ
14,15はシリンダ16,17に支持されており、シ
リンダ16,17のロッド16a,17aが突没するこ
とにより、コンベヤ16,17の高さを調整できるよう
になっている。
【0013】本体ボックス20の両側部には、入口部2
1と出口部22が開口されており、入口部21から搬入
コンベヤ14上に基板10が搬入される。23,24は
入口部21と出口部22に設けられたシャッターであ
り、シリンダ25,26のロッドが突没することにより
昇降して、入口部21と出口部22を開閉する。シャッ
ター23,24は保安用であって、X線が入口部21や
出口部22から洩出するのを阻止する。27は本体ボッ
クス20の前面に設けられたモニタテレビ、28は階調
計である。
【0014】上記位置決め部2の側端部には、ギヤ31
が軸着されており、このギヤ31にはウォームギヤ32
が係合している。33はウォームギヤ32の駆動用モー
タである。モータ33が駆動すると、ウォームギヤ32
は回転して、位置決め部2は回転起伏する(図2参
照)。
【0015】上記構成において、入口部21からコンベ
ヤ14上に基板10が送られてくると、シリンダ16の
ロッド16aが突出して、コンベヤ14は位置決め部2
のコンベヤ3と同一レベルまで上昇し、コンベヤ14か
らコンベヤ3上へ基板10は送られ、位置決め部2に位
置決めされる。次いでX線源5が駆動して、基板10に
X線が照射され、透過画像はカメラ11に取り込まれ
る。被検査物である基板10、電子部品P、半田Sの材
質や厚さ等に応じて、X線源5の管電圧や、X線源5と
基板10の距離を調整する。
【0016】ここで、被検査物のX線透過率が低く、ま
たその厚さが厚い程、管電圧を上げ、また上記距離を短
くしてX線強度を強くすることにより、鮮明な透過画像
を得ることができる。また、被検査物のX線透過率が高
く、またその厚さが薄ければ、上記距離を短くして、管
電圧を下げることにより、コントラストを改善できる。
管電圧は制御部13により制御され、また上記距離の調
整は、Zテーブル6を駆動して、X線源5を上下動させ
ることにより行なう。
【0017】また、この検査を行うにあたり、図3に示
すように半田SのバックフィレットS1の半田付状態を
検査する場合には、モータ33を駆動して、モールド体
Mから外方へ屈曲して延出するリードLの傾斜部Laの
傾斜角度に応じて基板10を角度θだけ傾斜させる。こ
の角度θは、リードLの傾斜部Laを極力短い距離Dで
X線が透過できる角度である。リードLの傾斜部Laの
傾斜角度δは既知であり、従ってこの傾斜角度δを基に
して、基板10の傾斜角度θは容易に求められる。
【0018】図4はこうして得られた半田付状態の透過
画像図である。傾斜部Laを短距離Dで透過したX線
が、バックフィレットS1を透過するので、バックフィ
レットS1の透過画像に対する傾斜部Laの悪影響はき
わめて小さく、したがってバックフィレットS1の画像
と、図において左側に偏位した肉薄の傾斜部Laの画像
が濃淡となって明瞭に分離し、上記従来技術のように、
両画像が重なり合ってバックフィレットS1の画像を判
別できなくなるということがない。このようにして、傾
斜部Laの下部La’を基板10に固着する半田Sのバ
ックフィレットS1の分離画像を入手すれば、この分離
画像から半田付状態の良否の判断を適切に行うことがで
きる。
【0019】以上のようにして検査が終了したならば、
図2において搬出コンベヤ15をコンベヤ3と同一レベ
ルにして、コンベヤ3からコンベヤ15へ基板10を受
け渡し、コンベヤ15を出口部22と同一レベルに下降
させたうえで、出口部22から本体ボックス20外へ搬
出する。
【0020】なお図5、図6に示すように、リードLの
側面L’がやや上向きとなるように基板10を傾斜させ
て、上方からX線を照射しても、傾斜部Laの悪影響を
排除して、図7に示す半田SとリードLの分離画像を入
手することができる。このように基板10の傾斜方向は
種々考えられるのであって、要はリードLの傾斜部La
のX線の透過距離を短くして、傾斜部Laによる悪影響
を回避し、殊に半田のバックフィレットの明瞭な画像を
入手できるようにすればよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電子部品
のモールド体から外方へ屈曲して延出するリードを基板
に固着する半田にX線を照射し、その透過画像から、半
田付状態の良否を検査するにあたり、上記基板を傾斜さ
せることにより、この傾斜部と、この傾斜部を基板に固
着する半田のバックフィレットの分離画像を入手し、こ
の分離画像から半田付状態の良否を判断するようにして
いるので、バックフィレットの半田付状態を良好に検査
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線検査装置の斜視図
【図2】同正面図
【図3】同基板の傾斜状態における要部正面図
【図4】同半田付状態の透過画像図
【図5】同基板の傾斜状態における平面図
【図6】同基板の傾斜状態における要部正面図
【図7】同半田付状態の透過画像図
【図8】従来手段に係る検査中の要部正面図
【図9】同半田付状態の透過画像図
【符号の説明】
10 基板 P 電子部品 L リード La 傾斜部 S 半田 S1 バックフィレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 15/00 - 15/08 G01N 23/04 - 23/18 H05K 3/34 512

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品のモールド体から外方へ屈曲して
    延出するリードを基板に固着する半田にX線を照射し、
    その透過画像から、半田付状態の良否を検査するにあた
    り、上記基板を傾斜させることにより、このリードの傾
    斜部と、この傾斜部を基板に固着する半田のバックフィ
    レットの分離画像を入手し、この分離画像から半田付状
    態の良否を判断するようにしたことを特徴とする半田付
    状態のX線検査方法。
  2. 【請求項2】電子部品のモールド体から外方へ屈曲して
    延出するリードを基板に固着する半田にX線を照射し、
    その透過画像から、半田付状態の良否を検査するにあた
    り、上記リードの傾斜部の傾斜角度に応じて上記基板を
    傾斜させることにより、上記傾斜部に短距離でX線を透
    過させて、この傾斜部と、この傾斜部を基板に固着する
    半田のバックフィレットの分離画像を入手し、この分離
    画像から半田付状態の良否を判断するようにしたことを
    特徴とする半田付状態のX線検査方法。
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