JP3156209U - 杭の除去アタッチメント - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、鉄筋入りのコンクリート製の杭をちぎるには多大な出力を要すると共に、杭中の鉄筋が曲がってしまい、ハンマーグラブ内に前記鉄筋が納まらないなど種々の不具合が発生することが多い。
そのため、前記杭中の鉄筋が曲がることなく切断される。したがって、鉄筋をちぎる場合とは異なり、バケツを小型軽量に構成することができる。
また、第2バケツの刃の回転により杭を切断するので、鉄筋をちぎる場合に比べ、小さな力で杭を切断することができると共に、曲がった鉄筋が邪魔をして第2バケツ内に杭の上端部が入らないなどの不具合が発生しない。
図1Aおよび図2Aに示すように、本アタッチメントは、アースオーガー1と呼ばれる専用のクレーンに吊り下げられたケリーバ4の下端部に取り付けられて用いられるものである。前記アタッチメントは、図3および図4に示すように、第1バケツ10と第2バケツ20からなる。
図1Aに示すように、アースオーガー1のブーム2には、ロープ3を介してケリーバ4が取り付けられている。前記ケリーバ4は、アースオーガー1の回転アーム5に取り付けられており、回転アーム5によって、図1A〜図1Cに示すように、回転しながら上下動可能に設定されている。
前記第1バケツ10は、前記ケリーバ4の下端部に取り付けられ、図1A〜図1Cに示すように、地盤50に打ち込まれた杭40の上端部40aの周囲の土を除去するためのものである。
第1天板部12は前記第1円筒部11の上端に配置され、第1係合部13は前記第1天板部12に固定されて上方に開口している。前記第1係合部13には、第1バケツ10を前記ケリーバ4の下端部に固定するためのロックピン(図示せず)を挿入するための挿入孔13aが形成されている。
なお、図3の二点鎖線に示すように、第1円筒部11の下端部には、多数の第1爪部15が形成されている。
したがって、図3に示す掘削板14および第1爪部15は、杭40の上端部40aの周囲の土を堀り削る掘削機構を構成している。
図2A〜図2Cに示すように、第2バケツ20は、前記第1バケツ10(図1)によって杭40の周囲の土が除去された部分に挿入され、杭40の上端部40aを切断するもののである。
なお、第2円筒部21の下端部には複数の第2爪部15が設けられている。
図5に示すように、前記第2バケツ20内には、ノコギリ状の刃35を有する一対のノコ部34が設けられている。ノコ部34には、第2円筒部21に沿って略垂直に立ち上がる回動軸33が固定されている。回動軸33の回動により、ノコ部34が実線の初期位置から二点鎖線で示す切断位置まで移動される。
図6Aに示すように、前記第2係合部23には、網点で示す駆動端部30が固定されている。前記駆動端部30には、アーム31を介してクランク32が回動自在に設けられている。前記クランク32には、回動軸33(図5)の上端部33aが固定されている。
したがって、ノコ部34、回動軸33および前記リンク機構は、前記回転力により刃35を杭40の中心に向って食い込ませながら、刃35を杭40の周方向に回転させる切断機構を構成している。
なお、一対の刃35同士が互いに接触するのを防止するために、駆動端部30を所定角度で停止させるためのストッパ36が第2天板部22に固定されている。
これは、杭40内の鉄筋が切断されることで、大きな力を加えることなく杭40の上端部40aを杭40から切り離すことができるので、一対の刃35同士が互いに接する程近接する必要はないからである。
まず、図1Aに示すように、ケリーバ4の下端部に第1バケツ10を取り付け、第1バケツ10を回転させながら下降させて、図1Bに示すように、杭40の上端部40aの先端部分が第1バケツ10内に納まるように掘削を行う。
なお、たとえば、ベントナイト液などを掘削する地盤50にしみ込ませて孔壁の保護を行うのが好ましい。
その後、図2Cの二点鎖線で示すように、ケリーバ4の下端部に第1バケツ10を取り付け掘削を行った後、第2バケツ20による杭40の切断を順次繰り返す。
また、第2バケツ20のノコ部34は1枚であってもよいし、3枚以上であってもよい。
11:第1円筒部
12:第1天板部
13:第1係合部
14:掘削板(掘削機構の一部)
15:第1爪部(掘削機構の一部)
20:第2バケツ20(除去アタッチメントの一部)
21:第2円筒部
22:第2天板部
23:第2係合部
30:駆動端部(切断機構の一部)
31:アーム(切断機構の一部)
32:クランク(切断機構の一部)
33:回動軸(切断機構の一部)
34:ノコ部(切断機構の一部)
35:刃
40:杭
50:地盤
D0:杭の外径
D1:第1内径
D2:第2内径
D11:第1バケツの外径
D22:第2外径
Claims (1)
- 地盤に打ち込まれた杭を上端部から順次切断して除去するための除去アタッチメントであって、
前記除去アタッチメントは、前記杭の上端部の周囲の土を除去する第1バケツと、前記第1バケツにより前記杭の周囲の土が除去された部分に挿入され前記杭の上端部を切断する第2バケツとを包含し、
前記第1バケツは、前記杭の外径よりも大きい第1内径を有し前記杭の上端部に被せられる円筒状の第1円筒部と、前記第1円筒部の上端に配置された第1天板部と、前記第1天板部に固定され上方に開口する第1係合部と、前記第1係合部から入力され前記第1円筒部を回転させる回転力で前記上端部の周囲の土を堀り削る掘削機構とを備え、
前記第2バケツは、前記杭の外径よりも大きい第2内径および前記第1バケツの外径よりも小さい第2外径を有し前記土が掘削された前記杭の上端部に被せられる円筒状の第2円筒部と、前記第2円筒部の上端に配置された第2天板部と、前記第2天板部に回動自在に設けられ上方に開口する第2係合部と、前記上端部の周囲の土が除去された部位において前記第2係合部から入力され前記第2円筒部を回転させる回転力で前記杭を切断する刃と、前記回転力で前記刃を前記杭の中心に向って食い込ませながら前記刃を前記杭の周方向に回転させる切断機構とを備えた、
杭の除去アタッチメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009007164U JP3156209U (ja) | 2009-10-08 | 2009-10-08 | 杭の除去アタッチメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009007164U JP3156209U (ja) | 2009-10-08 | 2009-10-08 | 杭の除去アタッチメント |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012210304A Continuation JP2013036327A (ja) | 2012-09-25 | 2012-09-25 | 杭の除去アタッチメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3156209U true JP3156209U (ja) | 2009-12-17 |
Family
ID=54860196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009007164U Ceased JP3156209U (ja) | 2009-10-08 | 2009-10-08 | 杭の除去アタッチメント |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3156209U (ja) |
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2009
- 2009-10-08 JP JP2009007164U patent/JP3156209U/ja not_active Ceased
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