JP3155714B2 - 下水管用ゴム輪 - Google Patents
下水管用ゴム輪Info
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- JP3155714B2 JP3155714B2 JP26459596A JP26459596A JP3155714B2 JP 3155714 B2 JP3155714 B2 JP 3155714B2 JP 26459596 A JP26459596 A JP 26459596A JP 26459596 A JP26459596 A JP 26459596A JP 3155714 B2 JP3155714 B2 JP 3155714B2
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- JP
- Japan
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- rubber ring
- pipe
- sewer
- sewer pipe
- pvc pipe
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- Joints With Sleeves (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水管継手部の内
側に装着される下水管用ゴム輪に関するものである。
側に装着される下水管用ゴム輪に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、図２に示すように、下水道用塩化
ビニル樹脂管（以下、単に「塩ビ管」という。）２の継
手部２ａの内側には止水のためにリング状のゴム輪３が
装着されている。ところで、従来の下水管用ゴム輪は止
水性を向上させるためにリップ部の反力が大きくなるよ
うにその形状が設計されており、下水管の施工に当たっ
て一方の塩ビ管１を他方の塩ビ管２の継手部２ａに挿入
することが困難であるため、現場において、図３に示す
ように一方の塩ビ管１の表面に滑剤４を塗布するか、ま
たは他方の塩ビ管の継手部の内側に装着されたゴム輪の
リップ部の表面に滑剤を塗布する必要があった。しかし
ながら、施工現場で使用する滑剤はグリースなどの非硬
化型滑剤であり、施工時に砂などが付着し漏水の発生要
因となっていた。
ビニル樹脂管（以下、単に「塩ビ管」という。）２の継
手部２ａの内側には止水のためにリング状のゴム輪３が
装着されている。ところで、従来の下水管用ゴム輪は止
水性を向上させるためにリップ部の反力が大きくなるよ
うにその形状が設計されており、下水管の施工に当たっ
て一方の塩ビ管１を他方の塩ビ管２の継手部２ａに挿入
することが困難であるため、現場において、図３に示す
ように一方の塩ビ管１の表面に滑剤４を塗布するか、ま
たは他方の塩ビ管の継手部の内側に装着されたゴム輪の
リップ部の表面に滑剤を塗布する必要があった。しかし
ながら、施工現場で使用する滑剤はグリースなどの非硬
化型滑剤であり、施工時に砂などが付着し漏水の発生要
因となっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の欠点を解消し、施工現場での滑剤塗布作業を
廃止して漏水の発生要因を除去するとともに、下水管施
工の作業効率を向上させることができる下水管用ゴム輪
を提供することを目的とするものである。
従来技術の欠点を解消し、施工現場での滑剤塗布作業を
廃止して漏水の発生要因を除去するとともに、下水管施
工の作業効率を向上させることができる下水管用ゴム輪
を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、塩ビ管の継手部の内側に装着されたゴム輪のリッ
プ部の表面にあらかじめ滑り性の良い熱硬化型塗料を塗
布しておくことによって上記の目的を達成することがで
きることを見出し、本発明を完成するに至った。
結果、塩ビ管の継手部の内側に装着されたゴム輪のリッ
プ部の表面にあらかじめ滑り性の良い熱硬化型塗料を塗
布しておくことによって上記の目的を達成することがで
きることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００５】すなわち本発明は、下水管継手部の内側に
装着される下水管用ゴム輪において、あらかじめ該ゴム
輪のリップ部の表面に滑り性の良い熱硬化型塗料を塗布
し、施工時に塩ビ管の挿入を容易にしたことを特徴とす
る下水管用ゴム輪である。
装着される下水管用ゴム輪において、あらかじめ該ゴム
輪のリップ部の表面に滑り性の良い熱硬化型塗料を塗布
し、施工時に塩ビ管の挿入を容易にしたことを特徴とす
る下水管用ゴム輪である。
【０００６】
【発明の実施の形態】下水管用ゴム輪のリップ部の表面
にあらかじめ塗布する熱硬化型塗料の種類は、滑り性の
良い熱硬化型塗料であれば特に限定されるものではない
が、好ましくはシリコーン系塗料、フッ素系塗料、ウレ
タン系塗料などである。
にあらかじめ塗布する熱硬化型塗料の種類は、滑り性の
良い熱硬化型塗料であれば特に限定されるものではない
が、好ましくはシリコーン系塗料、フッ素系塗料、ウレ
タン系塗料などである。
【０００７】
【作用】上述したとおり、本発明の下水管用ゴム輪のリ
ップ部の表面にはあらかじめ滑り性の良い熱硬化型塗料
が塗布されているから、下水管の施工に当たって一方の
塩ビ管を他方の塩ビ管の継手部に挿入することが容易で
あり、かつ施工時に砂などが付着することもない。
ップ部の表面にはあらかじめ滑り性の良い熱硬化型塗料
が塗布されているから、下水管の施工に当たって一方の
塩ビ管を他方の塩ビ管の継手部に挿入することが容易で
あり、かつ施工時に砂などが付着することもない。
【０００８】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて、本発明
をさらに詳しく説明する。 （実施例１）図１に示すように、リップ部３ａの表面に
あらかじめシリコーン系の熱硬化型塗料５を塗布した下
水管用ゴム輪３を一方の下水道用塩ビ管２の継手部２ａ
の内側に装着した。この継手部２ａに他方の塩ビ管１を
挿入する作業を行ったところスムーズに挿入することが
できた。塩ビ管１を挿入するのに要した力は２０〜２５
ｋｇ・ｆであった。
をさらに詳しく説明する。 （実施例１）図１に示すように、リップ部３ａの表面に
あらかじめシリコーン系の熱硬化型塗料５を塗布した下
水管用ゴム輪３を一方の下水道用塩ビ管２の継手部２ａ
の内側に装着した。この継手部２ａに他方の塩ビ管１を
挿入する作業を行ったところスムーズに挿入することが
できた。塩ビ管１を挿入するのに要した力は２０〜２５
ｋｇ・ｆであった。
【０００９】（実施例２）熱硬化型塗料５としてウレタ
ン系塗料を使用した以外は実施例１と同様にして塩ビ管
１を塩ビ管２の継手部２ａに挿入する作業を行ったとこ
ろスムーズに挿入することができた。塩ビ管１を挿入す
るのに要した力は１５〜２０ｋｇ・ｆであった。
ン系塗料を使用した以外は実施例１と同様にして塩ビ管
１を塩ビ管２の継手部２ａに挿入する作業を行ったとこ
ろスムーズに挿入することができた。塩ビ管１を挿入す
るのに要した力は１５〜２０ｋｇ・ｆであった。
【００１０】（比較例）リップ部３ａの表面に熱硬化型
塗料５を塗布していない下水管用ゴム輪３を一方の下水
道用塩ビ管２の継手部２ａの内側に装着し、この継手部
２ａに他方の塩ビ管１を挿入する作業を行ったところ挿
入することが困難であった。塩ビ管１を挿入するのに要
した力は１００ｋｇ・ｆ以上であった。
塗料５を塗布していない下水管用ゴム輪３を一方の下水
道用塩ビ管２の継手部２ａの内側に装着し、この継手部
２ａに他方の塩ビ管１を挿入する作業を行ったところ挿
入することが困難であった。塩ビ管１を挿入するのに要
した力は１００ｋｇ・ｆ以上であった。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の下水管用
ゴム輪のリップ部の表面にはあらかじめ滑り性の良い熱
硬化型塗料が塗布されているから、下水管の施工に当た
って一方の塩ビ管を他方の塩ビ管の継手部にスムーズに
挿入することができるとともに、従来から行われている
施工現場でのグリースなどの非硬化型滑剤の塗布作業を
廃止して漏水の発生要因を除去することができ、その結
果、下水管施工の作業効率を著しく向上させることがで
きる。
ゴム輪のリップ部の表面にはあらかじめ滑り性の良い熱
硬化型塗料が塗布されているから、下水管の施工に当た
って一方の塩ビ管を他方の塩ビ管の継手部にスムーズに
挿入することができるとともに、従来から行われている
施工現場でのグリースなどの非硬化型滑剤の塗布作業を
廃止して漏水の発生要因を除去することができ、その結
果、下水管施工の作業効率を著しく向上させることがで
きる。
【図１】リップ部３ａに滑り性の良い熱硬化型塗料５を
塗布した本発明の下水管用ゴム輪３を装着した一方の下
水道用塩ビ管２の継手部２ａに他方の下水道用塩ビ管１
を挿入する施工作業を示す説明図である。
塗布した本発明の下水管用ゴム輪３を装着した一方の下
水道用塩ビ管２の継手部２ａに他方の下水道用塩ビ管１
を挿入する施工作業を示す説明図である。
【図２】下水管用ゴム輪３を装着した一方の下水道用塩
ビ管２の継手部２ａに他方の下水道用塩ビ管１を挿入す
る施工作業を示す従来技術の説明図である。
ビ管２の継手部２ａに他方の下水道用塩ビ管１を挿入す
る施工作業を示す従来技術の説明図である。
【図３】下水管用ゴム輪３を装着した一方の下水道用塩
ビ管２の継手部２ａに表面に滑剤４を塗布した他方の下
水道用塩ビ管１を挿入する施工作業を示す従来技術の説
明図である。
ビ管２の継手部２ａに表面に滑剤４を塗布した他方の下
水道用塩ビ管１を挿入する施工作業を示す従来技術の説
明図である。
１ 塩ビ管 ２ 塩ビ管 ２ａ 継手部 ３ ゴム輪 ３ａ リップ部 ４ 滑剤 ５ 熱硬化型塗料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−332453（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−197533（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−135000（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−141989（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E03F 3/04 F16L 17/00 - 21/08
Claims (2)
- 【請求項１】 下水管継手部の内側に装着される下水管
用ゴム輪において、あらかじめ該ゴム輪のリップ部の表
面に滑り性の良い熱硬化型塗料を塗布し、施工時に塩ビ
管の挿入を容易にしたことを特徴とする下水管用ゴム
輪。 - 【請求項２】滑り性の良い熱硬化型塗料がシリコーン系
塗料、フッ素系塗料またはウレタン系塗料であることを
特徴とする請求項１記載の下水管用ゴム輪。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26459596A JP3155714B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 下水管用ゴム輪 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26459596A JP3155714B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 下水管用ゴム輪 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10110463A JPH10110463A (ja) | 1998-04-28 |
| JP3155714B2 true JP3155714B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=17405495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26459596A Expired - Fee Related JP3155714B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 下水管用ゴム輪 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3155714B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008019970A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Suiken:Kk | 伸縮自在継手 |
| KR101619530B1 (ko) * | 2010-05-17 | 2016-05-11 | 현대자동차주식회사 | 클러치 변속장치 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200449616Y1 (ko) | 2008-05-23 | 2010-07-23 | (주)와콘엔지니어링 | 상,하수도관용 연결클립 |
| JP7328772B2 (ja) * | 2019-03-14 | 2023-08-17 | 積水化学工業株式会社 | 配管用部材 |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP26459596A patent/JP3155714B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008019970A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Suiken:Kk | 伸縮自在継手 |
| KR101619530B1 (ko) * | 2010-05-17 | 2016-05-11 | 현대자동차주식회사 | 클러치 변속장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10110463A (ja) | 1998-04-28 |
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