JP3155464B2 - あぶら分吸い取り用用具 - Google Patents
あぶら分吸い取り用用具Info
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Description
に顔のあぶら分(皮脂)をあぶらとり紙を用いて吸収す
るためのあぶら分吸い取り用用具に関するものである。
ら分(皮脂)を吸収するのに「あぶらとり紙」あるいは
「フェイスペーパー」と呼ばれる化粧紙が用いられてい
る。これらのあぶらとり紙は、多数枚のあぶらとり紙を
表紙の内側に保持して1冊の冊子状のあぶらとり紙本体
として一般に市販されている。そして、顔のあぶら分を
取る場合には上記あぶらとり紙本体から一枚のあぶらと
り紙を抜き取って使用するのである。また、他の従来の
あぶらとり紙の構成としては、いわゆるポケットタイプ
のティッシュペーパー状に多数枚のあぶらとり紙を折り
畳んでビニールなどのケース内に納装し、このケースの
上面に直線状に切り欠いた開口部から一枚一枚取り出し
て使用するようになっている。
のあぶらとり紙では以下に示すような問題点があった。
すなわち、冊子状に構成されているあぶらとり紙本体で
は、あぶらとり紙を一枚一枚抜き取って使用する必要が
あり、これは使用する者にとって非常に不便であるとい
うことが判明した。また、ポケットタイプのティッシュ
ペーパー状のあぶらとり紙の場合にも同様にケースから
一枚一枚抜き取って使用する必要があり、やはり上記と
同様に実使用に際して不便であるという問題点が発生し
ていた。
長方形などの四角形状に形成されているために、抜き取
ったあぶらとり紙を顔に当てる場合にあぶらとり紙の角
の部分が目に当たったり、また、何らかの拍子に化粧し
た面にあぶらとり紙の角の部分により線が入ってファン
デーションのやり直しが生じるという問題もあった。
分を吸収した場合に、あぶらとり紙の吸収面から、その
反対面の裏面にまであぶら分が滲み出てきて、手が汚れ
たりするという問題があった。
あって、あぶらとり紙によるあぶら分の吸収をコンパク
トタッチの感覚で行なえて使い勝手が良く、使用したあ
ぶらとり紙の取り替えも簡単にでき、また、パフが汚れ
ることがないようにし、しかも、あぶらとり紙の角の部
分が目に接触しないようにしたあぶら分吸い取り用用具
を提供することを目的としたものである。
吸い取り用用具では、顔のあぶら分を吸い取るあぶらと
り紙2と、化粧用のパフ4と、上記パフ4の一面に上記
あぶらとり紙2を着脱自在に接着させるための接着手段
3と、多数枚の上記あぶらとり紙2を底部に納装し、最
上部のあぶらとり紙2の上面側に上記パフ4を納装する
略コンパクト状のケース本体10とを備えていることを
特徴としている。
は、上記接着手段3は両面テープ状のタック3であるこ
とを特徴としている。
用具では、上記あぶらとり紙2の一面は顔のあぶら分を
吸収する吸収面20であり、パフ4側の他面は吸収した
あぶら分の浸入を阻止する樹脂面21であることを特徴
としている。
は、上記あぶらとり紙2はパフ4の形状に合わせた円形
であることを特徴としている。
用用具では、上記ケース本体10に上面に設けられてい
る開閉自在なフタ12の裏面にはミラー14が配設され
ていることを特徴としている。
を参照して説明する。図1は本発明のあぶら分吸い取り
用用具1の断面図を示し、図2はあぶら分吸い取り用用
具1の斜視図を示している。このあぶら分吸い取り用用
具1は、多数枚のあぶらとり紙2と、このあぶらとり紙
2をタック3により一面に装着するパフ4と、これらの
部材2,3,4を納装する略コンパクトタイプのケース
本体10等で構成されている。
いは金属製で構成され、円筒状に形成されている。この
ケース本体10は、本体部11とフタ12とで構成され
ており、本体部11の底部は閉塞され、上面の開口面に
はヒンジ13を介して円板状のフタ12が開閉自在に設
けられている。なお、フタ12と本体部11とは周知の
凹凸嵌合にて本体部11の開口面にフタ12が嵌合する
ようになっている。また、ケース本体10のフタ12の
内面には円形のミラー14が設けられている。
ものと同様の材料から構成されていて、綿の芯を布で包
んだ少し厚みのある丸形に形成されている。そして、一
般のパフと同様にこのパフ4はクッション性があり、上
面には指を挿入する帯状のストラップ5が形成されてい
る。なお、パフ4はスポンジ等で形成するようにしても
良い。
ク3の上下の面の全体にわたって接着剤が塗布されてお
り、いわゆる両面テープ状に形成されているものであ
る。また、このタック3の形状は図5及び図6に示すよ
うに、小さな円板状に形成されているが、特に円板状に
限定されるものではなく、四角形状等どのような形状で
も良い。また、図ではタック3の厚みを厚く記載してい
るが、これは分かり易くしているためであり、実際は厚
みは薄いものである。なお、タック3の厚みは、厚くて
も、あるいは薄くても良いものであり、また、非常に薄
い両面テープを用いるようにしても良い。
面に着脱自在に接着固定されており、タック3の下面に
は図4及び図5に示すように円形のあぶらとり紙2が着
脱自在に装着されるようになっている。
ような構成であり、また、以下に示す方法で製造される
ものである。すなわち、図8に示すように、あぶらとり
紙2の材料となる原紙31は、軸33により回動自在に
軸支されている巻き出しローラー32により幾層にも連
続して巻装されている。この原紙31は、20g/m2
前後の重さで、柔らかく比較的吸収性のある巻取和紙
やレーヨン混抄紙、あるいはある程度平滑性があり厚さ
が均一の巻取洋紙を用いている。なお、原紙31の重さ
としては18〜30g/m2 の範囲のものが適用され
るが、上記の20g/m2 の原紙31が好適例であ
る。
は、受けローラー34と加圧ローラー36とで構成され
る無地エンボス加工装置40が設けられている。受けロ
ーラー34は固定された軸35により回動自在に軸支さ
れており、また、加圧ローラー36は軸37により回動
自在に軸支されていると共に上下方向に移動自在となっ
ている。更に加圧ローラー36はエアー等の加圧手段
(図示せず)により白抜きの矢印の方向に付勢されて受
けローラー34側を加圧するようになっている。なお、
加圧ローラー36には該加圧ローラー36を加熱するた
めの加熱手段(図示せず)が設けられている。また、ロ
ーラー45には後述するコーティングフィルム44が巻
装されている。
は、加工により形成されたあぶらとり紙素材43を巻き
取る巻き取りローラー41が軸42により回動自在に配
設されている。また、上記コーティングフィルム44の
熱可塑性樹脂47(図9参照)を原紙31に熱転写して
剥離したフィルム46を巻き取るローラー50が配設さ
れている。なお、51,52はガイドローラーである。
無地ロールエンボス加工と表現しているが、受けローラ
ー34及び加圧ローラー36の表面は滑らかになってお
り、原紙31の表面には、表面に凹凸模様を施す、いわ
ゆる「エンボス加工」はされない。
示すように極く薄いフィルム46の片面に主として水溶
性の熱可塑性樹脂47をウエットコートして形成されて
おり、このコーティングフィルム44の熱可塑性樹脂4
7を原紙31の一面に無地ロールエンボス加工により熱
転写するようにしたものである。上記水溶性の熱可塑性
樹脂47としては、塩化ビニル、アクリル等を用い、ま
たフィルム46としては、厚さ12μm〜15μmのポ
リエステルフィルムやポリプロピレンフィルム等を用い
ている。また、水溶性の熱可塑性樹脂47をフィルム4
6にコーティングする場合には、5〜10g/m2 の
範囲でウエットコートしている。
原紙31、無地ロールエンボス加工における温度、速
度、加工回数等を具体的に説明する。 コーティングフィルム44を形成するための材質 フィルム46 :東洋紡社製ポリエステルフィルム
厚さ12μm 熱可塑性樹脂47:呉羽化学社製クレハロンDOA(登
録商標) グラビアコーターにより熱可塑性樹脂47のクレハロン
DOA(45%)を、フィルム46のポリエステルフィ
ルム(12μm)の片面にウエット(8g/m2 )コー
トして、巻き取る。このようにして形成されたのがコー
ティングフィルム44であり、コーティングフィルム4
4の拡大断面図を図9に示す。なお、この図9は図8の
A部の拡大断面図である。また、図8において上述のよ
うにして巻き取ったコーティングフィルム44をローラ
ー45から無地エンボス加工装置40へ送り出すように
している。
である。 白川製紙社、大王製紙社製20g/m2 巻取色原紙 三和製紙社製20g/m2 細雪巻取原紙
ローラー32及びローラー45から連続して原紙31及
びコーティングフィルム44を無地エンボス加工装置4
0へ送り出す。この時、ローラー45からのコーティン
グフィルム44は熱可塑性樹脂47を下面にして送り出
し、原紙31の上面にコーティングフィルム44を沿わ
せながら無地エンボス加工装置40にて上記の温度及び
速度の条件下で無地ロールエンボス加工を行なう。原紙
31及びコーティングフィルム44は無地エンボス加工
装置40の受けローラー34と加圧ローラー36により
熱加圧されて、原紙31の上面にコーティングフィルム
44の熱可塑性樹脂47が熱転写される。
フィルム44の熱可塑性樹脂47の熱転写の際にコーテ
ィングフィルム44のフィルム46が剥離され、この剥
離されたフィルム46はガイドローラー52を介してロ
ーラー50に巻き取られる。なお、フィルム46にコー
ティングする水溶性の熱可塑性樹脂47は、該フィルム
46へはコートが可能で、且つ加圧ローラー36による
熱転写の際には簡単に剥離できる材質を用いている。こ
のように、無地エンボス加工装置40にて原紙31にコ
ーティングフィルム44の熱可塑性樹脂47を熱転写
し、剥離したフィルム46をローラー50にて巻き取っ
ていき、フィルム46を剥離した原紙31はあぶらとり
紙素材43として形成され、巻き取りローラー41にあ
ぶらとり紙素材43が連続して巻き取られていく。
転写した場合のあぶらとり紙素材43(あぶらとり紙
2)の拡大断面図(図8のB部の拡大断面図)を示して
おり、熱可塑性樹脂47の分子が原紙31の繊維の間に
浸透し、いわゆる「金箔打ち紙」を用いていたあぶらと
り紙と同様、あるいはそれ以上の平滑性、吸収力を得る
ことができた。なお、上記の「金箔打ち紙」とは、仏像
等に使用する金箔を圧延して形成する際に用いる紙を言
い、柿渋などで特殊加工された極上和紙の間に圧延した
純金を挟み、この純金を挟んだ和紙を幾度も幾度も槌打
ちして金箔を形成する際に用いる上記和紙を言う。
を形成するために、巻き取りローラー41にて巻き取っ
たあぶらとり紙素材43を所定の大きさの円形に断裁さ
れることになる。
置40における無地ロールエンボス加工において、温度
条件を90℃〜150℃にそれぞれ設定してあぶらとり
紙を形成した場合について説明したが、温度条件の範囲
を130℃〜150℃とした場合には、より品質の良い
あぶらとり紙を製造することができる。更に、原紙の一
面に熱転写する樹脂として上記では熱可塑性樹脂とした
が、熱可塑性樹脂に限定されるものではない。例えば、
カゼイン、柿渋などの天然樹脂を原紙の一面に熱転写し
てあぶらとり紙を形成しても良い。
した熱可塑性樹脂47を原紙31に無地ロールエンボス
加工による熱転写してあぶらとり紙素材43を形成した
ものであり、無地ロールエンボス加工による熱加圧効果
により金箔打ち紙と同等の優れた平滑性、吸収力を得る
ことができたものである。また、無地ロールエンボス加
工の回数も1回で済み、特にこの加工回数の大幅な減少
により製造コストを大幅に下げることができる。
7を熱転写しているので、あぶらとり紙素材43、つま
りあぶらとり紙2の一面は熱可塑性樹脂47面となり、
この熱可塑性樹脂47の面が光沢を放ち、あぶらとり紙
2の吸収面と非吸収面とが肉眼的且つ感触的にハッキリ
区別でき、使用者には非常に使い勝手が良いものであ
る。またこの熱可塑性樹脂47面があぶらとり紙2の一
面に全体にわたって形成されているので、あぶら分を吸
収した場合には吸収面とは反対側への浸透が熱可塑性樹
脂47により阻止されてあぶらが滲み出ることもない。
そのため、手が汚れることもなく非常に使い勝手が良い
ものである。
描いた上記あぶらとり紙2の正面図を示し、あぶら分を
吸収する面を吸収面20とし、この吸収面20とは反対
面の熱可塑性樹脂47側の面を樹脂面21としている。
上述したように、この樹脂面21側には吸収面20にて
吸収したあぶら分は滲み出てこないようになっている。
2を図1に示すようにケース本体10の底部に多数枚を
納装する。この時、吸収面20を下面にし、樹脂面21
を上面にしてケース本体10にあぶらとり紙2が納装さ
れる。そして、下面にタック3を接着したパフ4をあぶ
らとり紙2の上面(樹脂面21)の上に載せてケース本
体10に納装し、フタ12を閉塞することで、一般のコ
ンパクトより厚めのコンパクトタイプのあぶら分吸い取
り用用具1が構成されることになる。
収する場合には、一般のコンパクトのようにフタ12を
開けて、パフ4を取り出すことであぶらとり紙2はタッ
ク3に接着した状態であぶらとり紙2が取り出される。
つまり、パフ4をあぶらとり紙2の樹脂面21の上に載
せるだけで、あぶらとり紙2の樹脂面21がパフ4に接
着しているタック3の下面に接着されるものであり、従
来のようにわざわざ別個にあぶらとり紙2を1枚だけ取
り出すのではなく、パフ4を取り出す操作だけで、あぶ
らとり紙2を接着させたパフ4を取り出すことができ
る。
を一般のパフのようにフタ12の裏面に設けたミラー1
4を見ながら顔の皮膚に当てることで、パフ4に接着し
たあぶらとり紙2の吸収面20が皮膚に当たり、顔のあ
ぶら分をあぶらとり紙2によりスムーズに吸収させるこ
とができる。この場合、あぶらとり紙2の吸収面20に
よりあぶら分を吸収させていくが、あぶらとり紙2の樹
脂面21によりあぶらとり紙2の反対面にはあぶら分が
滲み出ないので、あぶら分がパフ4の布の部分に付着せ
ず、そのため、パフ4自体があぶら分により汚れるとい
うことはない。そして、あぶらとり紙2の吸収面20を
大方使用した場合には、あぶらとり紙2だけを剥がすこ
とで、あぶらとり紙2をパフ4のタック3から容易に取
り外すことができる。あぶらとり紙2を取り外した後
は、ケース本体10内に入っているあぶらとり紙2の樹
脂面21にパフ4のタック3を当てるだけで、あぶらと
り紙2をタック3を介してパフ4に容易に接着させるこ
とができる。
ぶらとり紙2をパフ4から外して廃棄し、パフ4をケー
ス本体10のあぶらとり紙2の樹脂面21の上に載せて
フタ12を閉める。ここで、パフ4をあぶらとり紙2の
樹脂面21の上に載せるだけで、上述したようにタック
3の下面(接着面)を介してあぶらとり紙2をパフ4に
容易に接着させることができる。
が、あまり強度の接着性のある接着剤を使用した場合に
は、タック3をパフ4から剥がした場合に、パフ4の布
面を傷付ける恐れがある。また、タック3の下面に接着
したあぶらとり紙2をタック3から剥がす場合に、あぶ
らとり紙2が破れる恐れがある。そこで、タック3の上
下面に塗布する接着剤の接着性は、いわゆる弱タックと
呼ばれる接着強度の弱い接着剤を使用するようにしてい
る。
脱自在に装着するようにしているので、あぶらとり紙2
による顔のあぶら分を吸収する場合には、一般のコンパ
クトのパフを顔に当てるような感覚で、あぶら分をスム
ーズに吸収させることができる。そして、クッション性
のあるパフ4を使用しているので、あぶらとり紙2を皮
膚に当てても、いわゆる当たりが良い。また、パフ4か
ら使用したあぶらとり紙2を剥がして廃棄した後に新し
いあぶらとり紙2をパフ4に接着する場合にも、単にパ
フ4をケース本体10内のあぶらとり紙2の面にパフ4
を押さえるだけで、新しいあぶらとり紙2を容易にパフ
4にタック3を介して接着させることができる。さら
に、あぶらとり紙2を円形にしているため、従来とは異
なりあぶらとり紙2の角の部分が目に当たるということ
もなく、また、従来のあぶらとり紙のように角の部分が
顔に当たってファンデーションに線を入れることがない
ので、ファンデーションのやり直しをすることもない。
体10の形状を略円筒形にした場合を説明したが、この
形状に限定されるものではない。例えば、ハート形状
や、正方形、長方形等の四角形状にしても良い。また、
ケース本体10に納装するあぶらとり紙2の枚数である
が、ケース本体10自体の高さがあまり高くなると、バ
ッグに入れて持ち運ぶ際の利便性が悪くなるので、10
0〜200枚が好適例である。しかし、これらの枚数に
限定されるものではないことはもちろんである。
り用用具によれば、顔のあぶら分を吸い取るあぶらとり
紙と、化粧用のパフと、上記パフの一面に上記あぶらと
り紙を着脱自在に接着させるための接着手段と、多数枚
の上記あぶらとり紙を底部に納装し、最上部のあぶらと
り紙の上面側に上記パフを納装する略コンパクト状のケ
ース本体とを備えているため、使用後のあぶらとり紙の
パフからの取り外しが容易であり、しかも、新しいあぶ
らとり紙をパフに取り付ける場合にも接着手段を介して
パフに接着させるだけなので、あぶらとり紙のパフへの
装着が非常に容易となる。そのため、従来とは異なり、
あぶらとり紙を一枚一枚冊子やケースから取り外す必要
がなく、非常に使い勝手が良いものである。特に、新し
いあぶらとり紙をパフに接着する場合、ケース本体内の
あぶらとり紙の上面にパフを当てるだけで、あぶらとり
紙をパフに容易に接着させることができる。しかも、あ
ぶらとり紙はケース本体内に入っているので、パフに接
着させる場合に、あぶらとり紙がケース本体内で位置決
めされている状態となり、あぶらとり紙をパフに確実に
接着させることができる。したがって、あぶらとり紙を
備えたあぶら分吸い取り用用具を一般のコンパクトの感
覚で使用でき、流行に敏感な女子中、高、大学生の感覚
にもマッチし、ファッション性の高い商品を提供するこ
とが可能となる。また、ケース本体内にあぶらとり紙、
パフが一緒に入っているので、今までのコンパクトと同
様な感覚で持ち運びができて、利便性が頗る良い。
用用具によれば、上記接着手段は両面テープ状のタック
としているので、あぶらとり紙をパフに接着させる手段
として、コスト的にも安価にでき、あぶら分吸い取り用
用具全体のコストの上昇を抑えることができる。また、
重さも軽くでき、あぶら分吸い取り用用具としての利便
性を損ねることもない。
よれば、上記あぶらとり紙の一面は顔のあぶら分を吸収
する吸収面であり、パフ側の他面は吸収したあぶら分の
浸入を阻止する樹脂面としているため、あぶらとり紙に
て吸収したあぶら分がパフに付着することがなく、パフ
を汚すこともなく、パフの寿命を延ばすことができる。
これにより、あぶらとり紙を別途補給するだけで、ケー
ス本体やパフを新たに購入する必要がなく、経済的であ
る。
用具によれば、上記あぶらとり紙はパフの形状に合わせ
た円形としているので、従来とは異なり、あぶらとり紙
の角の部分が目に当たったりすることがなく、安全性が
非常に高い。また、従来のあぶらとり紙とは異なり、角
の部分でファンデーションに線を入れたりすることもな
いので、ファンデーションのやり直しをすることもなく
なる。
用用具によれば、上記ケース本体の上面に設けられてい
る開閉自在なフタの裏面にはミラーが配設されているの
で、一般のコンパクトの感覚で顔を見ながら、あぶらと
り紙による顔のあぶら分の吸収を行なうことができる。
のフタを開いた状態の断面図である。
のフタを開いた状態の斜視図である。
状態のパフの正面図である。
状態のパフの斜視図である。
り紙の分解斜視図である。
たあぶらとり紙の正面図である。
あるあぶらとり紙素材を製造する場合の製造方法を示す
図である。
グフィルムの要部拡大断面図である。
り紙素材(あぶらとり紙)の要部拡大断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 顔のあぶら分を吸い取るあぶらとり紙
(2)と、化粧用のパフ(4)と、上記パフ(4)の一
面に上記あぶらとり紙(2)を着脱自在に接着させるた
めの接着手段(3)と、多数枚の上記あぶらとり紙
(2)を底部に納装し、最上部のあぶらとり紙(2)の
上面側に上記パフ(4)を納装する略コンパクト状のケ
ース本体(10)とを備えていることを特徴とするあぶ
ら分吸い取り用用具。 - 【請求項2】 上記接着手段(3)は両面テープ状のタ
ック(3)であることを特徴とする請求項1記載のあぶ
ら分吸い取り用用具。 - 【請求項3】 上記あぶらとり紙(2)の一面は顔のあ
ぶら分を吸収する吸収面(20)であり、パフ(4)側
の他面は吸収したあぶら分の浸入を阻止する樹脂面(2
1)であることを特徴とする請求項1または請求項2記
載のあぶら分吸い取り用用具。 - 【請求項4】 上記あぶらとり紙(2)はパフ(4)の
形状に合わせた円形であることを特徴とする請求項1〜
請求項3にいずれか記載のあぶら分吸い取り用用具。 - 【請求項5】 上記ケース本体(10)の上面に設けら
れている開閉自在なフタ(12)の裏面にはミラー(1
4)が配設されていることを特徴とする請求項2〜請求
項4にいずれか記載のあぶら分吸い取り用用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13760096A JP3155464B2 (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | あぶら分吸い取り用用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13760096A JP3155464B2 (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | あぶら分吸い取り用用具 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09294626A JPH09294626A (ja) | 1997-11-18 |
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Family
ID=15202494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13760096A Expired - Lifetime JP3155464B2 (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | あぶら分吸い取り用用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (2)
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KR200449660Y1 (ko) * | 2008-03-31 | 2010-07-28 | 지희선 | 화장용 기름종이 수납함 |
-
1996
- 1996-05-07 JP JP13760096A patent/JP3155464B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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