JP3154904U - 敷布団 - Google Patents

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Abstract

【課題】就寝等の際に体の下に敷く敷布団について、睡眠の全時間にわたり充分な通気性を維持し、体の荷重が掛かった部分でも通気性を確保し、カバー体の肌接触感を良好にする。【解決手段】体に接する上面に凹凸部13が設けられた布団本体1と、布団本体1の全体を袋状に覆うカバー体2とからなる。カバー体2は、表面層21,中間層22,裏面層23の3層構造に形成されている。カバー体2の表面層21,裏面層23は、繊維が編組されたものとされている。カバー体2の中間層22は、表面層21,裏面層23の編目を連結する連結糸からなる。【選択図】図1

Description

本考案は、就寝等の際に体の下に敷く敷布団に係る技術分野に属する。
一般に、快適な睡眠環境は、室温を26℃に相対湿度を50〜60%に設定することであると考えられている。そして、この睡眠環境については、相対湿度が高くなると、睡眠が顕著に浅くなる(レム睡眠,徐波睡眠が減少して覚醒が増加する)ことが指摘されている。
前述の睡眠環境は、普及している空調機の運転制御によって簡単に実現することができる。然しながら、空調機によって画一的に睡眠環境を調整しても、全ての人が快適な睡眠を得ることができるわけではない。この原因は、個人の新陳代謝(特に発汗)等の相違によるものとされている。即ち、発汗量の多い人では、汗が寝具類に付着,滞溜する等して体の周囲の湿度が上昇してしまうためである。このため、寝具類への汗の付着,滞溜を防止する技術の開発が要望されている。
従来、寝具類への汗の付着,滞溜を防止する技術としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1には、体に接する上面に凹凸部が設けられた布団本体と、布団本体の全体を袋状に覆うカバー体とからなる敷布団が記載されている。
特許文献1に係る敷布団は、寝具類の中でも就寝等の際に常に体に接触する敷布団について汗の付着,滞溜を防止するもので、布団本体の凹部と袋状にされテンションが掛かって伸展されたカバー体との間隙を通気路として構成して、カバー体(さらには、布団本体)に吸込まれた汗を通気路を流通する通気によって放散させ体の周囲の湿度が上昇するのを防止するものである。
特開平7−8358号公報
特許文献1に係る敷布団では、カバー体として吸湿性の良好な布地が採用されるが、汗を吸込んだカバー体が時間の経緯とともに通気路側に凹むように変形し通気路の容積を減少させてしまうため、睡眠の全時間にわたり充分な通気性を維持することができないという問題点がある。また、カバー体自体の通気性が乏しいため、体の荷重が掛かった部分では布団本体の凹凸部が圧縮されて通気路が消失してしまうこともあって全く通気性が確保されなくなるという問題点がある。また、カバー体にクッション性がないため、カバー体の体に接触する感触である肌接触感が不良であるという問題点がある。
本考案は、このような問題点を考慮してなされたもので、睡眠の全時間にわたり充分な通気性を維持することができ、体の荷重が掛かった部分でも通気性が確保されるとともに、カバー体の肌接触感が良好な敷布団を提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本考案に係る敷布団は、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1では、体に接する上面に凹凸部が設けられた布団本体と、布団本体の全体を袋状に覆うカバー体とからなる敷布団において、カバー体の少なくとも上面は表面層,中間層,裏面層の3層構造に形成され、カバー体の表面層,裏面層は繊維が編組されたものとされ、カバー体の中間層は表面層,裏面層の編目を連結する連結糸からなることを特徴とする。
この手段では、カバー体が伸展した状態を維持する保形性と3次元方向の通気性,通水性(透湿性)と厚さ方向に弾性をもったクッション性とを有する表面層,中間層,裏面層の3相構造を備えることで、汗を吸込んだカバー体が時間の経緯とともに通気路側に凹むように変形し通気路の容積を減少させるのを防止し、カバー体自体に通気性,クッション性が確保される。
また、請求項2では、請求項1の敷布団において、カバー体は3層構造が上面と側面とに形成されていることを特徴とする。
この手段では、カバー体の繊細な編組構造からな3層構造の部分が上面と側面とに限定される。
また、請求項3では、請求項1の敷布団において、カバー体は3層構造が上面と側面の布団本体の凹凸部の幅に相当する部分とに形成されていることを特徴とする。
この手段では、カバー体の繊細な編組構造からな3層構造の部分が上面と側面の一部とに限定される。
本考案に係る敷布団は、カバー体が伸展した状態を維持する保形性と3次元方向の通気性,通水性(透湿性)と厚さ方向に弾性をもったクッション性とを有する表面層,中間層,裏面層の3相構造を備えることで、汗を吸込んだカバー体が時間の経緯とともに通気路側に凹むように変形し通気路の容積を減少させるのを防止し、カバー体自体に通気性,クッション性が確保されるため、睡眠の全時間にわたり充分な通気性を維持することができ、体の荷重が掛かった部分でも通気性が確保されるとともに、カバー体の肌接触感が良好になる効果がある。
さらに、請求項2として、カバー体の繊細な編組構造からな3層構造の部分が上面と側面とに限定されるため、布団本体との間の通気性を損なうことなくカバーを安価に製造することができる効果がある。
さらに、請求項3として、カバー体の繊細な編組構造からな3層構造の部分が上面と側面の一部とに限定されるため、布団本体との間の通気性を損なうことなくカバーをより安価に製造することができる効果がある。
本考案に係る敷布団を実施するための形態の第1例の要部の断面図(一部拡大を含む)である。 図1の全体の斜視図(一部切除)である。 図1の要部の荷重による変形を示すもので、(A)は荷重が掛かっていない状態を示し、(B),(C)は順に荷重が大きくなる状態を示している。 本考案に係る敷布団を実施するための形態の第2例の要部の断面図である。 本考案に係る敷布団を実施するための形態の第3例の要部の断面図である。 本考案に係る敷布団を実施するための形態の第4例の要部の断面図である。
以下、本考案に係る敷布団を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本考案に係る敷布団を実施するための形態の第1例を示すものである。
第1例では、床面に敷かれたり寝台に載せられたりする通常の敷布団として構成されるものを示してある。
第1例は、布団本体1,カバー体2,ファスナ3で構成されている。
布団本体1は、ウレタンフォーム等の発泡性樹脂材で方形のマットに形成され、側面11,下面12が平坦面とされ、体に接する上面に波形の凹部13a,凸部13bが連続する凹凸部13が設けられている。なお、凹凸部13については、成形加工,切断加工等の手段によって形成することができる。
カバー体2は、布団本体1の全体を覆う袋状に形成され、表面層21,中間層22,裏面層23の3層構造になっている。表面層21,裏面層23は、ポリアミド,ポリエステル等の繊維がダブルラッセル機等でハニカムメッシュ等に編組されたものである。中間層22は、表面層21,裏面層23の編目を筋違構造,クロス構造,トラス構造等で連結するポリアミドモノフィラメント糸等の連結糸からなる。
このカバー体2は、厚さが2〜20mm程度のシート状に形成され、伸展した状態を維持する保形性と、3次元方向(厚さ方向Yと厚さ方向Yに直交する方向Xと)の通気性,通水性(透湿性)と、厚さ方向に弾性をもったクッション性とを有している。なお、厚さ方向Yに直交する方向Xの通気性,通水性については、主に中間層22によって実現される。また、クッション性については、中間層22が弾性変形することによって実現されものであるが、中間層22における厚さ方向Yに直交する方向Xへの通気性,通水性を消失させるものではない。また、このクッション性については、主に連結糸からなる中間層22で実現されるため、かなり繊細な特性をもつことになる。
ファスナ3は、カバー体2の側面に取付けられ、カバー体2を布団本体1から取外して洗濯できるようにするものである。
第1例によると、特許文献1に係る敷布団と同様に、布団本体1の凹凸部13の凹部13aと袋状にされテンションが掛かって伸展されたカバー体2との間隙が通気路Rとして構成され、カバー体2(さらには、布団本体1)に吸込まれた汗が通気路Rを流通する通気Aによって放散される。この結果、体の周囲の湿度が上昇するのが防止され、レム睡眠,徐波睡眠が増加して覚醒が減少する深い睡眠である快適な睡眠が提供されることになる。
特に、第1例のカバー体2が3層構造によって伸展した状態を維持する保形性を有しているため、カバー体2が汗を吸込んでも通気路R側に凹むように変形することがない。従って、使用中にカバー体2の変形で通気路Rの容積を減少させてしまうことがなく、睡眠の全時間にわたり充分な通気性を維持することができる。
さらに、第1例のカバー体2が3層構造によって3次元方向の通気性,通水性を有しているため、体の荷重が掛かった部分で布団本体1の凹凸部13が圧縮されて通気路Rが消失してしまうことがあっても、カバー体2に厚さ方向Yに直交する方向Xへの通気性,通水性が確保される。この結果、体の荷重が掛かった部分でも通気性が確保されることになる(図3(C)参照)。
さらに、第1例のカバー体2が3層構造によって繊細なクッション性を有しているため、指先等の小さな荷重に対しても弾性変形してクッション性を発揮する。この結果、カバー体2の体に接触する感触である肌接触感が良好になる(図3(B)参照)。
図4は、本考案に係る敷布団を実施するための形態の第2例を示すものである。
第2例は、カバー体2の3層構造の部分2aを上面と側面とに限定して、下面を綿等の通常の布地の部分2bとしてある。
第2例によると、繊細な編組構造で製造コストが高くなるカバー体2の3層構造の部分2aを削減して、カバー体2の製造コストを安価にすることができる。また、通気路Rがカバー体2の3層構造の部分2aに対面しているため、前述の通気性が損なわれることはない。
図5は、本考案に係る敷布団を実施するための形態の第3例を示すものである。
第3例は、カバー体2の3層構造の部分2aを上面と側面の一部とに限定して、下面と側面の他の一部とを綿等の通常の布地の部分2bとしてある。カバー体2の側面において3層構造の部分2aとされる範囲は、布団本体1の凹凸部13の幅(深さ)に相当している。
第3例によると、繊細な編組構造で製造コストが高くなるカバー体2の3層構造の部分2aをさらに削減して、カバー体2の製造コストをより安価にすることができる。また、通気路Rがカバー体2の3層構造の部分2aに対面しているため、前述の通気性が損なわれることはない。
図6は、本考案に係る敷布団を実施するための形態の第4例を示すものである。
第4例は、布団本体1の厚さを薄くしてある。なお、カバー体2も布団本体1に対応して小形の袋状に形成されている。
第4例によると、通常の敷布団Mの上に敷く補助敷布団として使用することが可能になる。この使用方によると、既存の敷布団Mの上に敷くだけで、快適な睡眠が得られることになる。
以上、図示した各例の外に、カバー材2を2枚重ねた2重構造(合計6層構造)とすることも可能である。
さらに、カバー材2の3層構造の表面層21,裏面層23の編組形状,編組メッシュを体の接触部位によって変化させたものとすることも可能である。
本考案に係る敷布団は、就寝以外に使用される広範な敷物類に適用することが可能である。

布団本体
13 凹凸部
13a 凹部
13b 凸部
2 カバー体
21 表面層
22 中間層
23 裏面層
R 通気路
A 通気

Claims (3)

  1. 体に接する上面に凹凸部が設けられた布団本体と、布団本体の全体を袋状に覆うカバー体とからなる敷布団において、カバー体の少なくとも上面は表面層,中間層,裏面層の3層構造に形成され、カバー体の表面層,裏面層は繊維が編組されたものとされ、カバー体の中間層は表面層,裏面層の編目を連結する連結糸からなることを特徴とする敷布団。
  2. 請求項1の敷布団において、カバー体は3層構造が上面と側面とに形成されていることを特徴とする敷布団。
  3. 請求項1の敷布団において、カバー体は3層構造が上面と側面の布団本体の凹凸部の幅に相当する部分とに形成されていることを特徴とする敷布団。
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