JP3154622U - 殺虫機能付き空気清浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蚊や蝿等を捕獲・殺虫する機能に加えて、空気清浄機能を兼ね備えた低コストでコンパクトな殺虫機能付き空気清浄装置を提供する。【解決手段】殺虫機能付き空気清浄装置は、蚊、蝿を誘引する光を照射する光源3と、光源3が配設され、光源3の光を反射するリフレクタ部材2と、リフレクタ部材2の後方に設けられ、メッシュ状の捕虫フィルタ12と活性炭フィルタが収容されたフィルタカートリッジ10と、フィルタカートリッジ10の後方に設けられ蚊、蝿を吸引する吸引ファン5と、を備える。【選択図】図3

Description

本考案は、蚊や蝿等を捕獲・殺虫する殺虫機能付き空気清浄装置に関する。
従来、蚊や蝿等を捕獲し殺虫する種々の装置が提案されている。
例えば、特許文献1では、誘虫光を照射する誘引光源と、誘引光源の下方に配置された捕虫液を溜めた捕虫液容器と、を備えた捕獲殺虫装置であって、誘引光源から照射された誘虫光により誘われた蚊や蝿等の虫が、乱気流生成用部材の上方から吹き込む風により発生した乱気流に巻き込まれ、飛行抑制機能を失い捕虫液に落下する捕獲殺虫装置が開示されている。
特開2006−115715号公報
しかしながら、前述したような従来技術に係る蚊や蝿を捕獲する装置において、空気清浄機能を兼ね備えた装置は実現されていない。
そこで、本考案は上述の技術的な課題に鑑み、蚊や蝿等を捕獲・殺虫する機能に加えて空気清浄機能を兼ね備えた、低コストでコンパクトな殺虫機能付き空気清浄装置を提供することを目的とする。
上述技術的な課題を解決するため、本考案の第1の態様に係る殺虫機能付き空気清浄装置は、蚊、蝿を誘引する光を照射する光源と、上記光源が配設され、該光源の光を反射するリフレクタ部材と、上記リフレクタ部材の後方に設けられ、メッシュ状の捕虫フィルタと活性炭フィルタが収容されたフィルタカートリッジと、上記フィルタカートリッジの後方に設けられ、上記蚊、蝿を吸引する吸引ファンと、を備えたことを特徴としている。
さらに、本考案の第2の態様に係る殺虫機能付き空気清浄装置は、前面部に第1の開口部が設けられた筐体と、蚊、蝿を誘引する光を照射する光源と、上記筐体に収容され、上記光源が配設され、該光源の光を反射するリフレクタ部材と、上記蚊、蝿を吸引する吸引ファンと、メッシュ状の捕虫フィルタと活性炭フィルタが収容されたフィルタカートリッジと、上記筐体に装着され、装着されたときに該筐体の背面部及び底面部を構成するものであって、上記吸引ファンが配設され、上記背面部には該吸引ファンで吸引し上記フィルタカートリッジにより清浄された空気を吐き出すための第2の開口部が設けられ、上記底面部には上記フィルタカートリッジを挿入し該フィルタカートリッジを上記吸引ファンの前面に位置付けするための第3の開口部が設けられた裏蓋部材と、を備えたことを特徴としている。
本考案によれば、蚊や蝿等を捕獲・殺虫する機能に加えて、空気清浄装機能を兼ね備えた、低コストでコンパクトな殺虫機能付き空気清浄装置を提供することが可能となる。
本考案の一実施形態に係る殺虫機能付き空気清浄装置の正面図である。 本考案の一実施形態に係る殺虫機能付き空気清浄装置の背面図である。 本考案の一実施形態に係る殺虫機能付き空気清浄装置の分解斜視図である。 フィルタカートリッジの詳細な構成を示す図である。
以下、本考案の殺虫機能付き空気清浄装置に係る好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本考案の殺虫機能付き空気清浄装置は、以下の記述に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
図1には本考案の一実施形態に係る殺虫機能付き空気清浄装置の正面図を示し、図2には当該殺虫機能付き空気清浄装置の背面図を示し、図3には当該殺虫機能付き空気清浄装置の分解斜視図を示し、図4にはフィルタカートリッジの詳細な構成を示し、各部の構成及び作用について詳述する。
これらの図に示されるように、筐体1にはリフレクタ部材2が収容され、該リフレクタ部材2には光源3が配設されている。このリフレクタ部材2、光源3を収容した状態で筐体1に裏蓋部材4が装着され、該裏蓋部材4は筐体1の一部となる。即ち、裏蓋部材4は底面部4a、背面部4bを有しており、筐体1の底面部、背面部を構成する。裏蓋部材4には、吸引ファン5と電源供給部6が配設されている。
裏蓋部材4の底面部4aには開口部4cが設けられており、当該開口部4cよりフィルタカートリッジ10が挿入される。挿入時には、フィルタカートリッジ10は、吸引ファン5の前面に位置する。更に、裏蓋部材4の背面部4bには、吸引ファン5で吸引し、捕虫フィルタ12、活性炭フィルタ13が装着されたフィルタカートリッジ10により清浄された空気を吐き出すための開口部4dが設けられている。また、裏蓋部材4の背面には更に装置のオン/オフを切り替えるためのスイッチ7や電源アダプタ9が接続されるジャック8が設けられている。
筺体1は、例えば、プラスチック成型により作られており、前面に複数の開口部1aが設けられている。この開口部1aを介して光源3の光が装置の前面に照射されることになる。また、この開口部1aを、光源3の光に誘引され吸引ファン5の吸引力により吸引された蚊や蝿等の虫が通過することになる。
裏蓋部材4は、例えば、プラスチック成型により作られており、前述したように吸引ファン5や電源供給部6、スイッチ7、ジャック8等が配設され、筐体1に装着された際には該筐体1の一部をなす。より具体的には、筐体1は前面部、上面部、左右側面部のみを有しており、裏蓋部材4が装着された際には、裏蓋部材4の底面部4a、背面部4bが該筐体1の底面部、背面部となる。
蚊や蝿等を誘引する光を照射する光源3としては、例えば、ブラックライト蛍光管が採用される。ここで、ブラックライトとは、僅かに眼で見える長波長の紫外線を放射することを特徴とするライトである。可視光を吸収し紫外線を効率良く透過する特質を持っているのが、ブラックライト蛍光管である。
リフレクタ部材2は、光源3を収容し、当該光源3の光を効率良く前方に向けて反射するためのものである。リフレクタ部材2は、例えば、プラスチック成型により作られており、その表面には反射の作用を高めるための反射材の塗装がなされている。
フィルタカートリッジ10には、図4に示されるように、メッシュ状の捕虫フィルタ12とウレタンに活性炭を付着させた活性炭フィルタ13が収容され、これらはフィルタ押さえ部材11によりフィルタカートリッジ10に固定されるようになっている。メッシュ状の捕虫フィルタ12は吸引ファン5の吸引力により集められた蚊や蝿を捕虫し殺虫するものである。活性炭フィルタ13は、空気中の臭いをとる機能を備えている。尚、空気中の微粒子を集塵、濾過する不織布のフィルタを、活性炭フィルタの前方又は後方に更に設けてもよいことは勿論である。
吸引ファン5は、光源3の発する紫外線に誘引されて集まった蚊や蝿等を吸引するためのものである。吸引ファン5によって強制的に空気を吸い込んで、フィルタカートリッジ10の捕虫フィルタ12で蚊や蝿等を捕獲しつつ、活性炭フィルタ13で臭いをとり、きれいになった空気を裏蓋部材4の背面部4bの開口部4dから吹き出す。吸引ファン5としては、空気の押し出しに向くプロペラファンではなく、吸い込みに適するシロッコファン等が採用される。尚、クロスフローファンを採用してもよい。
電源供給部6は、ジャック8に接続された電源アダプタ9を介して電源電圧を受け、吸引ファン5及び光源3に定電圧を安定的に供給するためのものである。スイッチ7は、本装置の動作のオン/オフを切り替えるためのものである。
このような構成において、スイッチ7がオンされると、電源供給部6より吸引ファン5及び光源3に電源供給がなされる。これにより、吸引ファン5が回転し、吸引力をもたらし、光源3より光が装置前方に向けて照射される。このとき、光源3であるブラックライトの紫外線は、リフレクタ部材2により効率的に前方に向けて反射される。
この紫外線により蚊や蝿が装置近傍に集まり、吸引ファン5の吸引力により装置内部へと吸引される。そして、フィルタカートリッジ10の捕虫フィルタ12により蚊や蝿が捕獲され、殺虫される。更に、吸引された空気は活性炭フィルタ13を通過するので、そのときに臭い等がとられ、空気清浄される。こうして空気清浄された空気は、吸引ファン5の後方、裏蓋部材4の背面部4bに設けられた開口部4dを介して装置の外部に放出されることになる。
以上説明したように、本考案の一実施形態に係る殺虫機能付き空気清浄装置は、蚊、蝿を誘引する光を照射する光源3と、上記光源3が配設され、該光源3の光を反射するリフレクタ部材2と、上記リフレクタ部材2の後方に設けられ、メッシュ状の捕虫フィルタ12と活性炭フィルタ13が収容されたフィルタカートリッジ10と、上記フィルタカートリッジ10の後方に設けられ、上記蚊、蝿を吸引する吸引ファン5と、を備えたことを特徴とする。
さらに、本実施形態に係る殺虫機能付き空気清浄装置は、前面部に第1の開口部としての開口部1aが設けられた筐体1と、蚊、蝿を誘引する光を照射する光源3と、上記筐体1に収容され、上記光源3が配設され、該光源3の光を反射するリフレクタ部材2と、上記蚊、蝿を吸引する吸引ファン5と、メッシュ状の捕虫フィルタ12と活性炭フィルタ13が収容されたフィルタカートリッジ10と、上記筐体1に装着され、装着されたときに該筐体1の背面部及び底面部を構成するものであって、上記吸引ファン5が配設され、上記背面部4bには該吸引ファン5で吸引し上記フィルタカートリッジ10により清浄された空気を吐き出すための第2の開口部としての開口部4dが設けられ、上記底面部4aには上記フィルタカートリッジ10を挿入し該フィルタカートリッジ10を上記吸引ファン5の前面に位置付けするための第3の開口部としての開口部4cが設けられた裏蓋部材4と、を備えたことを特徴とする。
ここで、上記光源は、ブラックライト蛍光管であってよい。
さらに、上記フィルタカートリッジ10では、上記捕虫フィルタ12と活性炭フィルタ13がフィルタ押さえ部材11により固定されており、該フィルタカートリッジ10は上記裏蓋部材4に対して着脱自在に構成されている。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案はこれに限定されず、その主旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。例えば、上記実施形態では、光源としてブラックライト蛍光管を用いたが、これに限定されず、蛍光灯やアーク燈等を用いてもよいことは勿論である。
1 筐体
2 リフレクタ部材
3 光源
4 裏蓋部材
5 吸引ファン
6 電源供給部
7 スイッチ
8 ジャック
9 電源アダプタ
10 フィルタカートリッジ
11 フィルタ押さえ部材
12 捕虫フィルタ
13 活性炭フィルタ

Claims (5)

  1. 蚊、蝿を誘引する光を照射する光源と、
    上記光源が配設され、該光源の光を反射するリフレクタ部材と、
    上記リフレクタ部材の後方に設けられ、メッシュ状の捕虫フィルタと活性炭フィルタが収容されたフィルタカートリッジと、
    上記フィルタカートリッジの後方に設けられ、上記蚊、蝿を吸引する吸引ファンと、
    を備えたことを特徴とする殺虫機能付き空気清浄装置。
  2. 上記光源は、ブラックライト蛍光管であることを特徴とする請求項1に記載の殺虫機能付き空気清浄装置。
  3. 前面部に第1の開口部が設けられた筐体と、
    蚊、蝿を誘引する光を照射する光源と、
    上記筐体に収容され、上記光源が配設され、該光源の光を反射するリフレクタ部材と、
    上記蚊、蝿を吸引する吸引ファンと、
    メッシュ状の捕虫フィルタと活性炭フィルタが収容されたフィルタカートリッジと、
    上記筐体に装着され、装着されたときに該筐体の背面部及び底面部を構成するものであって、上記吸引ファンが配設され、上記背面部には該吸引ファンで吸引し上記フィルタカートリッジにより清浄された空気を吐き出すための第2の開口部が設けられ、上記底面部には上記フィルタカートリッジを挿入し該フィルタカートリッジを上記吸引ファンの前面に位置付けするための第3の開口部が設けられた裏蓋部材と、
    を備えたことを特徴とする殺虫機能付き空気清浄装置。
  4. 上記光源は、ブラックライト蛍光管であることを特徴とする請求項3に記載の殺虫機能付き空気清浄装置。
  5. 上記フィルタカートリッジでは、上記捕虫フィルタと活性炭フィルタがフィルタ押さえ部材により固定されており、該フィルタカートリッジは、上記裏蓋部材に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の殺虫機能付き空気清浄装置。
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