JP2018033449A - エアフィルタ、空気清浄器、捕虫器及び建築物の換気構造 - Google Patents

エアフィルタ、空気清浄器、捕虫器及び建築物の換気構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 送風ファンとの併用により羽虫や塵埃を効率的に捕獲することができ、またフィルタ基材の目詰まりも生じ難く、しかも、フィルタ基材を大型化する場合や高出力の送風ファンを使用する場合でもフィルタ基材の変形が起き難いエアフィルタ、及びそのエアフィルタを用いた空気清浄器、捕虫器及び建築物の換気構造を提供すること。【解決手段】 エアフィルタのフィルタ基材に、曲りくねった形状の剛直な連続線状体を接合一体化して成る三次元網目構造の立体網状板、若しくは金属材料やセラミック材料、硬質のプラスチック材料等から成る海綿体状の三次元網目構造を成す多孔質板を使用すると共に、板厚10mm以上に形成された前記フィルタ基材の内部に粘着剤を付着させてエアフィルタを構成した。【選択図】 図2

Description

本発明は、エアフィルタの改良、詳しくは、送風ファンとの併用により羽虫や塵埃を効率的に捕獲することができ、またフィルタ基材の目詰まりも生じ難く、しかも、フィルタ基材を大型化する場合や高出力の送風ファンを使用する場合でもフィルタ基材の変形が起き難いエアフィルタ、及びそのエアフィルタを用いた空気清浄器、捕虫器及び建築物の換気構造に関するものである。
周知のとおり、食品や医薬品、化粧品等の製造工場、また塗装工場などの施設では、施設内に侵入した羽虫が製品に付着・混入して不良品の原因となることがある。また、この不良品が誤って出荷された場合には、製品のイメージや会社の信用を損なうだけでなく製品回収や損失捕償等によって経営に深刻なダメージを与える虞れがあるため、羽虫対策は製造業者にとって重要な課題である。
そこで、従来においては、施設内に侵入した羽虫を捕獲する手段として、ネット状の基材に粘着剤を塗布した捕虫ネットが開発されているが(例えば、特許文献1〜3参照)、この種の捕虫ネットは、基材の厚みが非常に小さいため、羽虫が粘着剤に触れずに網目内を通過してしまったり、また羽虫が粘着剤に触れても接触面積が小さすぎて逃げられてしまったりする等、充分な捕虫効果が得られなかった。
また、上記従来の捕虫ネットでは、羽虫が粘着剤に触れずに網目内を通過する事態を防止するために網目の小さい基材を使用すると、塗布した粘着剤によって網目が潰れて通気性を確保できなくなる欠点があった。これは、捕虫ネットの奥側に送風ファンを配置して風によって羽虫を引き寄せたり、またネットの奥側に虫誘引剤を配置して羽虫をおびき寄せたりする際に非常に不都合であった。
また従来においては、塵埃や羽虫の捕集を行うエアフィルタの基材として、不織布から成る多孔シート材を使用する技術も広く知られているが(例えば、特許文献4参照)、この種のエアフィルタは、薄くて柔軟な基材を使用していたため、フィルタ基材を大型化した際や送風ファンに高出力のものを使用した際に、空気が通過する際の風圧でエアフィルタが大きく変形する問題があった。
そのため、上記一般的に使用されている柔軟な多孔シート材に粘着剤を塗布してエアフィルタを構成したとしても、風圧によるフィルタの変形で網目が拡がって羽虫が網目内を簡単に通過してしまう危険があった。また上記不織布(ウェブ)から成るフィルタ基材に関しては、空隙サイズがミクロンレベルに小さかったため、塵埃や羽虫が捕集されるとすぐに目詰まりを起こす欠点もあった。
他方また、従来においては、捕虫用フィルタの基材として、スポンジ等の柔軟な多孔質シートを使用する技術も公知となっているが、これらの技術に関しても、上記と同様の風圧による変形の問題があるだけでなく、粘着剤を付着させた比較的重量の大きい多孔質シートを上下に積み重ねて使用した場合、上側のシートの荷重で下側のシートが圧縮変形を起こして網目が潰れてしまう危険があった。
実開平03−71777号公報 特開2006−166719号公報 特開2007−6722号公報 特開2013−71058号公報 特開2009−112197号公報
そこで本発明は、上記の如き問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、送風ファンとの併用により羽虫や塵埃を効率的に捕獲することができ、またフィルタ基材の目詰まりも生じ難く、しかも、フィルタ基材を大型化する場合や高出力の送風ファンを使用する場合、フィルタ基材を上下に積み重ねて使用する場合でもフィルタ基材の変形が起き難いエアフィルタ、及びそのエアフィルタを用いた空気清浄器、捕虫器及び建築物の換気構造を提供することにある。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、送風ファン3と併用して羽虫や塵埃を捕集するためのエアフィルタ2において、硬質の熱可塑性プラスチックまたは熱可塑性エラストマーから成り、かつ、曲りくねった形状の剛直な連続線状体(短繊維や長繊維、柔軟に変形する連続繊維や糸材を除く)同士の接触部分を接合一体化して形成された三次元網目構造の立体網状板をフィルタ基材に使用すると共に、板厚10mm以上(好ましくは20mm以上、更に好ましくは30mm以上)に形成された前記フィルタ基材の少なくとも内部に粘着剤を付着させてエアフィルタ2を構成し、記記送風ファン3の使用によって生じたフィルタ基材の網目内の乱流により、フィルタ基材を通過する空気中の羽虫や塵埃を前記粘着剤に接触させて捕集可能とした点に特徴がある(図1、図4参照)。
なお本明細書中においては、上記「立体網状板」を、短繊維や長繊維、連続繊維のウェブをシート状にした柔軟な不織布(布材)を含まない剛性の高い板材(三次元クッション構造体とも呼ばれる)の意味で使用する。
また上記エアフィルタ2に関しては、フィルタ基材に線状体の線径が0.1mm以上(より好ましくは1.0mm以上、更に好ましくは2.0mm以上)、板体の見かけ密度が0.01g/cm3以上(より好ましくは0.05g/cm3以上、更に好ましくは0.1g/cm3以上)の立体網状板を使用することにより、フィルタ基材の剛性を高めて風圧や複数のフィルタ基材の積層による変形を抑えることができる(図4参照)。
一方、本発明においては、上記エアフィルタ2のフィルタ基材として、金属材料、セラミック材料、硬質のプラスチック材料、硬質のエラストマー材料、無機系天然素材若しくはこれらを組み合わせた硬質の複合材料から成り、かつ、海綿体状の三次元網目構造を成す多孔質板(ウェブ状のものを除く)を使用すると共に、板厚10mm以上(好ましくは20mm以上、更に好ましくは30mm以上)に形成したこのフィルタ基材の少なくとも内部に粘着剤を付着させてエアフィルタ2を構成して、記記送風ファン3の使用によって生じたフィルタ基材の網目内の乱流により、フィルタ基材を通過する空気中の羽虫や塵埃を粘着剤に接触させて捕集することもできる(図5、図6参照)。
また上記エアフィルタ2のフィルタ基材の空隙率に関しては、80%以上(より好ましくは90%以上)のものを使用するのが好ましく、また上記フィルタ基材の各網目の大きさについては、1.0mm以上(より好ましくは1.0mm〜5.0mm)のものを使用するのが好ましい。これらの条件を満たすことにより、エアフィルタ2の圧力損失を軽減すると共に塵埃等による目詰まりを防止することができる(図4、図6参照)。
なお本明細書中においては、上記「網目の大きさ」を、フィルタ基材の各網目(表裏面及び内側に形成された孔)における板面方向の最大孔幅の意味で使用する。
他方また、本発明では、両端に開口部を有する筒状の器具筐体1の一方の端部に送風ファン3を設置すると共に、器具筐体1内側に、上記エアフィルタ2を配置して空気清浄器Cや捕虫器Aを構成することもできる(図1、図5参照)。
他方、本発明では、建築物の換気構造において、上記エアフィルタを換気ダクト内に設置することによって羽虫の侵入防止効果を高めることもできる(図示せず)。
本発明では、エアフィルタの基材として、三次元網目構造の立体網状板や多孔質板を使用すると共に、この基材内側に粘着剤を付着させて構成したことにより、基材に厚みを持たせることができるため、羽虫がフィルタを通過する際に粘着剤に触れ易くなるだけでなく、送風ファンの風圧で網目内に乱流を生じさせることができるため、網目内の乱流で羽虫をふらつかせて粘着剤に触れさせることが可能となる。
しかも、本発明では、上記立体網状板や多孔質板に、剛性に優れたものを使用しているため、フィルタ基材を大型化する場合や高出力の送風ファンを使用する場合でも、空気が通過する際の風圧でフィルタ基材が大きく変形して網目が拡がる心配もない。またフィルタ基材を上下に積み重ねて使用する場合でも、下側のフィルタ基材が大きく圧縮変形することはないため、網目が潰れる心配もない。
また本発明では、ミクロンレベルの空隙によって塵埃や羽虫を通過させないようにして捕集する従来のエアフィルタと異なり、塵埃や羽虫を空隙内の粘着剤で捕集する構造となっているため、塵埃や羽虫が捕集されてもエアフィルタがすぐに目詰まりを起こす心配もなく、長時間使用しても空気清浄効果や捕虫効果が大きく損なわれない。
上記エアフィルタを、送風ファンを備えた空気清浄器や捕虫器に取り付ければ、優れた空気清浄機能や捕虫機能を発揮させることが可能となる。また上記エアフィルタを、送風ファンを備えた建築物の換気ダクト内に設置すれば、屋外からの羽虫や塵埃の侵入を効果的に防止することも可能となる。
したがって、本発明により、厚みのあるフィルタ基材と粘着剤に加え、空気の流れを巧みに利用して塵埃や羽虫を効果的に捕獲できるエアフィルタを提供できるだけでなく、そのエアフィルタを利用した空気清浄器、捕虫器並びに建築物の換気構造も提供できることから、本発明の実用的利用価値は頗る高い。
本発明の実施例1における空気清浄器を表わす全体斜視図である。 本発明の実施例1における空気清浄器の構造を表わす断面図である。 本発明の実施例1における空気清浄器の使用方法を表わす器具筐体を上側からみた説明図である。 本発明の実施例1におけるエアフィルタのフィルタ基材を表わす拡大斜視図である。 本発明の実施例2における捕虫器を表わす概略図である。 本発明の実施例2におけるエアフィルタのフィルタ基材を表わす拡大斜視図である。 本発明の実施例3におけるエアフィルタを表わす断面説明図である。 本発明の実施例4における器具筐体に対するエアフィルタの取付け構造を表わす断面図である。
『実施例1』
本発明の実施例1について、図1〜図4に基いて以下に説明する。同図において、符号Cで指示するものは、空気清浄器であり、符号1で指示するものは、空気清浄器の器具筐体である。また符号2で指示するものは、エアフィルタであり、符号3で指示するものは、送風ファンである。
「空気清浄器の構成及び使用方法」
[1]基本構成について
この実施例1では、図1及び図2に示すように、上下に開口部を有する角筒型の器具筐体1を使用して、この内側に、フィルタ基材の内側に粘着剤を付着させたエアフィルタ2・2…を積層状態で配置すると共に、器具筐体1の底部に、筐体上側から下側に空気が流れるように風を送る送風ファン3・3を設置して空気清浄器Cを構成している。
[2]使用方法について
〔2-1〕エアフィルタの取り付け
次に上記空気清浄器Cの使用方法について説明する。まず使用前の準備として、エアフィルタ2の装着作業を行う。具体的には、図3(a)に示すように、器具筐体1の送風ファン3の上方(送風ファン3よりも筐体内側の位置)に取り付けられた底網部材11上に、図3(b)に示すように、複数のエアフィルタ2・2…を重ねた状態で載置する。
〔2-2〕蓋網部材の取り付け
その後、図3(c)に示すように、上記器具筐体1内に配置されたエアフィルタ2・2…の上方に、蓋網部材12として金網12aを配置し、更に本実施例では、図3(d)に示すように、前記金網12a上に粘着剤を付着させていない立体網状板12bを載置して、空気清浄器Cにおけるエアフィルタ2・2…の装着を完了する。
〔2-3〕設置と送風ファンの稼働
そして、上記空気清浄器Cを、塵埃や羽虫を除去したい場所(例えば、粉塵等が発生し易い工場内など)に設置して、送風ファン3・3を作動させる。これにより、器具筐体の上側から筐体内側を通って下側に抜ける空気の流れが生じるため、その途中に配置されたエアフィルタ2・2…の内部で羽虫や塵埃を粘着剤に接触させて捕集することができる。
〔2-4〕エアフィルタの交換
また上記エアフィルタ2・2…による塵埃の捕集は、部屋内の空気を継続的に通過させることによって部屋内の空気から徐々に塵埃を除去するように行われるが、長時間の使用でエアフィルタ2・2…の粘着効果が低下した場合には、塵埃が付着したエアフィルタ2・2…を器具筐体1から取り出し、新しいエアフィルタ2・2…に交換する。
[3]器具筐体について
〔3-1〕器具筐体の本体部の形状
次に上記空気清浄器Cの各構成要素について説明する。まず器具筐体1の本体部の形状に関しては、図1及び図2に示すように、本実施例では上下に開口部を有する角筒型の形状を採用しているが、円筒型や屈曲筒型、対向面以外の位置に開口部が設けられたボックス型の形状等を採用することもできる。
但し上記器具筐体1の本体部の形状として、本実施例のように断面矩形型の角筒型を採用すれば、複数の送風ファン3・3を並べて使用することが容易になるだけでなく、エアフィルタ2を器具筐体1の断面形状に合わせて切断加工する際、円形に加工するよりも無駄な切れ端が生じ難くなるため、エアフィルタ2の歩留りも向上できる。
〔3-2〕器具筐体の本体部の向き
また本実施例では、上記器具筐体1の本体部を、開口部が上下に配置されるように縦向きに使用しているが、開口部が左右に配置されるように本体部を横向きに使用することもできる。但しその場合には、器具筐体1の内側に配置される底網部材11や蓋網部材12、エアフィルタ2・2…を器具筐体1の本体部に固定して取り付ける必要がある。
〔3-3〕器具筐体の本体部の脚部
また本実施例では、図1及び図2に示すように、上記器具筐体1の本体部の底部四隅に脚部を設けて本体部を床面から浮かせているため、送風ファン3・3から下側に送られた空気を脚部によって設けられた隙間から外側に排出することができる。なおこの脚部は、器具筐体1の本体部を横向きにして使用する場合には不要となる。
〔3-4〕器具筐体の本体部の材料
また本実施例では、上記器具筐体1の本体部を金属材料(ステンレス製)から形成しているが、本体部の材料については、開口部以外の部分から空気が漏れない非通気性の材料であればよく、例えば、ABS樹脂等の軽量なプラスチック材料を器具筐体1の本体部の材料として使用することもできる。
〔3-5〕器具筐体の底網部材
また本実施例では、図2及び図3(a)に示すように、上記器具筐体1の内側において、送風ファン3・3の上方に底網部材11として金網を配置している。具体的には、器具筐体1内側における送風ファン3上方の位置に、L型金具M・M…を固定して突出部分を形成し、これらの突出部分に底網部材11の周縁部を載置している。
これにより上記器具筐体1の内側に配置された底網部材11によって、器具筐体1内の通気性を確保しつつエアフィルタ2・2…の抜け落ちを防止することができる。なおこの底網部材11に関しては、孔の空いた他の板材で代用することもでき、例えば、パンチングメタルや格子型のフレーム等を代わりに使用することもできる。
〔3-6〕器具筐体の蓋網部材
また本実施例では、図2及び図3(c)に示すように、上記器具筐体1の内側において、エアフィルタ2・2…の上方に蓋網部材12として金網12aを配置している。具体的には、器具筐体1内側におけるエアフィルタ2上方の位置に、L型金具M・M…を固定して突出部分を形成し、これらの突出部分に金網12aの周縁部を載置している。
これにより上記器具筐体1の内側に配置された蓋網部材12によって、器具筐体1内の通気性を確保しつつエアフィルタ2・2…の粘着剤が使用者の衣服や肌等に触れる事態を防止できる。なおこの蓋網部材12に関しても、孔の空いた他の板材で代用することができ、例えば、パンチングメタルや格子型のフレーム等を代わりに使用することもできる。
また本実施例では、上記蓋網部材12に金網12aだけでなく、粘着剤を付着させていない立体網状板12bを使用して、これを金網12a上に載置して構成している。これにより器具筐体1内に配置されたエアフィルタ2を、立体網状板12bによって隠蔽することができるため、エアフィルタ2に塵埃等が付着した場合でも空気清浄器Cの外観が損なわれない。
[4]エアフィルタについて
〔4-1〕フィルタ基材の構造
また上記エアフィルタ2に関しては、本実施例では、図4に示すように、曲りくねった形状の剛直な連続線状体から成る三次元網目構造の立体網状板(東洋紡社製「ブレスエアー(登録商標)」)をフィルタ基材に使用している。またこの立体網状板は、熱可塑性エラストマーから成る連続線状体(ランダムループ)同士の接触部分を融着により接合一体化して板状に形成されている。またフィルタ基材には、三次元網目構造の板体であれば、海綿体状の構造から成る硬質の多孔質板(詳しくは後述する)を使用することもできる。
〔4-2〕立体網状板の線状体の線径、板体の見かけ密度および板厚
また上記フィルタ基材として使用する立体網状板に関しては、本実施例では線状体の線径が0.1mm以上、板体の見かけ密度が0.01g/cm3以上、板厚が10mm以上のものを使用している。なお線状体の線径が0.1mmよりも小さいと線状体が細くなるため、羽虫等に対する一本当たりの接触面積が小さくなって捕集効果が低下するだけでなく、線状体が変形し易くなる。また板体の見かけ密度が0.01g/cm3より小さいものや板厚が10mmより小さいものは、板体としての剛性が低いため、風圧で板体が撓んだりフィルタを積み重ねたときに下側のフィルタが潰れ易くなる。
また上記立体網状板に関しては、塵埃や羽虫の捕集効果並びに風圧や荷重に対する変形抑制効果を高めるために、線状体の線径が1.0mm以上(更に好ましくは2.0mm以上)、板体の見かけ密度が0.05g/cm3以上(更に好ましくは0.1g/cm3以上)、板厚が20mm以上(更に好ましくは30mm以上)のものを使用するのがより好ましい。
〔4-3〕立体網状板の線状体の断面形状
また本実施例では、上記立体網状板に、断面が中実形状の線状体から成るものを使用しているが、断面が中空形状の線状体から成るものを使用することもでき、その場合には同じ重量で板体を形成したときに、線状体の断面が中実形状のものよりも断面が中空形状のものの方が板体をより硬く形成することができる。
〔4-4〕立体網状板の圧縮硬さ
また上記立体網状板の圧縮硬さに関しては、本実施例では25%圧縮硬さが15kgのものを使用しているが、板材としての所定の剛性を有するものであれば1kg以上(より好ましくは10kg)のものを使用することができる。なお「圧縮硬さ」の数値は、立体網状板を30cm×30cmの大きさに切断し、これをJIS6400-2 6.4 D法に基づきφ200mm圧縮板で75%まで圧縮して得た応力−歪み曲線の25%圧縮時の荷重で測定した。
〔4-5〕立体網状板の材料
また上記立体網状板の材料としては、本実施例では、ポリエステル系熱可塑性エラストマーを使用しているが、押出し成形により剛直な連続線状体を形成できるものであれば、他の硬質な熱可塑性エラストマーを使用することもできる。また熱可塑性エラストマーだけでなく硬質の熱可塑性プラスチック(例えば、ポリエステルやポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、アクリル、ポリ塩化ビニル等)を使用することもできる。
〔4-6〕フィルタ基材の空隙率と網目の大きさ
また上記フィルタ基材に関しては、本実施例では、本実施例では空隙率95%のものを使用して空気が通過する際の圧力損失が大きくならないようにしているが、空隙率80%以上(より好ましくは90%以上)のものであれば問題なく使用できる。またフィルタ基材の網目の大きさに関しても、本実施例では、簡単に目詰まりを起こさないように各網目の大きさが平均3.0mm前後のものを使用しているが、平均1.0mm以上(より好ましくは1.0mm〜5.0mm)のものであれば問題なく使用できる。
〔4-7〕粘着剤の種類
また上記フィルタ基材に付着させる粘着剤に関しては、本実施例では、シリコーン系粘着剤(信越シリコーン社製「KP-3701」)を使用しているが、ウレタン系粘着剤やアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等を代わりに使用することもできる。またフィルタ基材の粘着剤を付着させる部位についても、本実施例では、フィルタ基材の表面と裏面にも粘着剤を付着させているが、フィルタ基材の内側部位にのみ粘着剤を付着させることもできる。
〔4-8〕粘着剤の付着方法
また上記フィルタ基材に粘着剤を付着させる方法としては、本実施例では希釈剤により粘度を下げて流動性を高めた粘着剤液中にフィルタ基材を浸漬し、フィルタ基材の表面、裏面及び内側部位に粘着剤を付着させた後、粘着剤中の希釈剤を揮発させる方法を採用しているが、粘着剤液をフィルタ基材の表面にブラシやスプレー等で塗布して、フィルタ基材の内側に含浸させる方法を採用することもできる。
〔4-9〕エアフィルタの積層
また本実施例では、上記エアフィルタ2を器具筐体1内で積層して使用しているが、エアフィルタ2・2…全体の厚みを大きくする程、空気の通過距離が長くなるため、塵埃や羽虫の捕集効果を向上させることができる。したがって、空気清浄器Cに使用する場合には、全体厚みが100mm以上(好ましくは300mm以上)となるように複数のエアフィルタ2・2…を重ねて使用するのが好ましい。
[5]送風ファンについて
〔5-1〕送風ファンの種類
また上記送風ファン3に関しては、本実施例では、図3(a)に示すように、羽根形状がプロペラ型の軸流ファンを採用しているが、器具筐体1の形状に応じて、羽根形状がシロッコ型やターボ型の遠心ファン、または羽根形状がプロペラ型の斜流ファン、または羽根形状がクロスフロー型の横流ファンを採用することもできる。また電源に関しても、本実施例では長時間使用できるように外部電源を利用しているが、バッテリーを内蔵して内部電源で作動させることもできる。
〔5-2〕送風ファンの数と取付け方法
また本実施例では、器具筐体1の本体部に対し二つの開口部を有する底板を設けて、この底板上に二個の送風ファン3・3を開口部の位置に合わせて取り付けているが、筒状の器具筐体1の一方の端部に送風ファン3を取り付ける方法については、特にこの方法に限定されず、また送風ファン3を逆向き(空気が下側から上側に流れる方向)に取り付けることもできる。また使用する送風ファン3の数についても、エアフィルタ2の大きさに合わせて1個とすることも3個以上とすることもできる。
[6]虫誘引剤について
また本実施例では使用していないが、エアフィルタ2による捕虫効果を高めるために、化学的作用によって羽虫を誘引する虫誘引剤(詳しくは後述する)や、光学的作用によって羽虫を誘引する虫誘引剤(蛍光塗料など)をエアフィルタ2に塗布することもできる。また虫誘引剤を入れた容器や塗布物を器具筐体1の内外に付設することもできる。
『実施例2』
「捕虫器の構成及び使用方法」
[1]基本構成について
次に本発明の実施例2について、図5及び図6に基いて以下に説明する。図中、符号4で指示するものは、誘虫灯であり、符号5で指示するものは、虫誘引剤である。まず本実施例では、図5に示すように、筒状の器具筐体1の一方の開口部に、エアフィルタ2(三次元網目構造の多孔質板から成るフィルタ基材に粘着剤を付着させたもの)を装着すると共に、もう一方の開口部に、器具筐体1の内側から外側に風を送る送風ファン3を装着して捕虫器Aを構成している。また捕虫器Aには、光学的作用により虫を誘引する誘虫灯4、及び化学的作用により虫を誘引する虫誘引剤5を付設している。
[2]使用方法について
次に上記捕虫器Aの使用方法について説明する。まず上記捕虫器Aを、羽虫を排除したい場所(例えば、衛生条件の厳しい工場内など)に設置する。なお設置方法としては、本実施例では、器具筐体1に付設された紐状の引掛け具13をフック等の吊支具に吊り下げて設置する方法を採用しているが、器具筐体1に支持脚や平坦な底面部を設ける場合には台などに載置する方法も採用できる。そして、器具筐体1を設置した後は、送風ファン3を作動させ、誘虫灯4を点灯させた状態で放置する。
これにより、上記誘虫灯4及び虫誘引剤5によって捕虫器A周辺におびき寄せた羽虫や塵埃を、送風ファン3が起こす風でエアフィルタ2に引き寄せ、更に引き寄せた羽虫等を、エアフィルタ2を通過する途中で粘着剤に接触させてフィルタ内に捕獲することができる。またこの際、エアフィルタ2の網目内に生じる乱流で羽虫をふらつかせて、羽虫が粘着剤に接触する確率を高めることも可能となる。
[3]器具筐体について
次に上記捕虫器Aの各構成要素について説明する。まず器具筐体1の本体部の形状に関しては、図1に示すように、本実施例では円筒型の形状を採用しているが、エアフィルタ2を装着する開口部と、送風ファン3を装着する開口部を有する形状であれば、角筒型や屈曲筒型、対向面以外の位置に開口部が設けられたボックス型の形状等を採用することもできる。なお器具筐体1の本体部は、送風ファン3によってエアフィルタ2側の開口部から器具筐体1内に効率的に空気を導入できるように、孔や隙間のない非通気性の形状とするのが好ましい。
また上記器具筐体1の本体部の材質に関しては、実施例1と同様、本実施例では金属材料を採用しているが、非通気性の材料であれば、プラスチック材料などを使用することもできる。但し、本実施例のように誘虫灯4を器具筐体1の内側に配置する場合や、加熱により臭い成分を気化させる虫捕虫剤5を器具筐体1の内側に配置する場合には、耐熱性に優れた材料を使用するのが好ましい。
[4]エアフィルタについて
〔4-1〕フィルタ基材の構造と材質
また上記エアフィルタ2に関しては、本実施例では、図6に示すように金属材料から成る多孔質板(住友電気工業社製「セルメット(登録商標)」)をフィルタ基材として使用しているが、硬質な三次元網目構造(海綿体構造)の板体であれば、セラミック材料や硬質のプラスチック材料、硬質のエラストマー材料、無機系天然素材(例えば、軽石等)、これらを組み合わせた硬質の複合材料(例えば、プラスチック材料から成る芯材の表面に金属層を形成したもの等)から成るものを使用することもできる。
また上記エアフィルタ2のフィルタ基材の材質に関しては、耐熱性を重視する場合(例えば、本実施例のように器具筐体1内に誘虫灯4を配置する場合など)や、耐久性を重視する場合(例えば、フィルタ基材を洗浄して繰り返し使用する場合など)には、金属材料または表面が金属層の複合材料を採用するのが好ましい。一方、コストを重視する場合(例えば、フィルタ基材を使い捨てる場合など)や、軽量性を重視する場合(例えば、捕虫器Aを大型化する場合など)には、プラスチック材料(発泡樹脂等)を採用するのが好ましい。
また上記エアフィルタ2のフィルタ基材には、フィルタ内を羽虫が移動する距離を確保するために板厚10mm以上のものを使用する必要がある。また移動距離を延ばして羽虫が接着剤に触れる機会を増やすために、板厚20mm以上(更に好ましくは30mm以上)のフィルタ基材を使用することもできる。
〔4-2〕フィルタ基材の網目の大きさ
また上記エアフィルタ2のフィルタ基材の網目に関しては、本実施例では、網目の大きさが1.0mm〜3.0mmのフィルタ基材を使用しているが、より小さな羽虫を捕獲対象とする場合には、網目サイズが1.0mm以下のフィルタ基材を使用することもでき、またより大きい羽虫を捕獲対象とする場合には、網目サイズが3.0mm以上のフィルタ基材を使用することもできる。
なお上記のように羽虫の捕獲には、送風ファン3による風圧とエアフィルタ2の網目の大きさが重要な要素となるが、硬質の多孔質板をフィルタ基材に使用する場合、強力な送風ファン3を使用して風圧を高めた場合でも、その風圧でフィルタ基材の網目が開いて羽虫が通過してしまうような心配がないため、捕虫効果は損なわれない。
〔4-3〕粘着剤の種類
また上記エアフィルタ2で使用する粘着剤に関しては、本実施例では、シリコーン系粘着剤(信越シリコーン社製「KP-3701」)を使用しているが、実施例1と同様、所定の粘着力を有するものであれば、ウレタン系粘着剤やアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等を使用することもできる。またフィルタ基材の粘着剤を付着させる部位についても、本実施例では、羽虫の捕獲効果が高まるように基材1の表裏の表面にも粘着剤を付着させているが、エアフィルタ2の取り扱いを容易化するために、フィルタ基材の内側部位にのみ粘着剤を付着させることもできる。
〔4-4〕粘着剤の付着方法
また上記エアフィルタ2のフィルタ基材に粘着剤を付着させる方法としては、本実施例では希釈剤により粘度を下げて流動性を高めた粘着剤液中にフィルタ基材を浸漬し、フィルタ基材の表裏表面と内側部位に粘着剤を付着させた後、粘着剤中の希釈剤を揮発させる方法を採用しているが、流動性の高い粘着剤液をフィルタ基材の表面にブラシやスプレー等で塗布して、フィルタ基材の内側に含浸させる方法を採用することもできる。
[5]送風ファンについて
また上記送風ファン3に関しては、本実施例では、図5に示すように、羽根形状がプロペラ型の軸流ファンを採用しているが、器具筐体1の形状に応じて、羽根形状がシロッコ型やターボ型の遠心ファン、または羽根形状がプロペラ型の斜流ファン、または羽根形状がクロスフロー型の横流ファンを採用することもできる。また電源に関しても、本実施例では長時間使用できるように外部電源を利用しているが、バッテリーを内蔵して内部電源で作動させることもできる。
[6]誘虫灯について
また上記誘虫灯4に関しては、本実施例では、器具筐体1の内側に配置し易いコンパクトな電球型のものを配置しているが、器具筐体1の形態に応じて直管型のものを使用することもできる。また誘虫灯4の種類に関しては、虫が好む紫外線付近の光を発するランプであれば、蛍光ランプや水銀ランプ、メタルハイドランプ等から選択して使用することができる。また電源方式に関しては、送風ファン3と同様、長時間使用できるように外部電源式とするのが好ましいが、バッテリー等を使用することもできる。
[7]虫誘引剤について
また上記虫誘引剤5に関しては、本実施例では、酢の臭いがするもの(大日本除虫菊社製「コバエがポットン(登録商標)」)を使用しているが、捕獲対象となる羽虫に応じて果物や野菜、酢、醸造物、またはこれらを混合したものを使用することもできる。また虫誘引剤5には、本実施例のように臭い成分が自然気化するものだけでなく、ヒーター等による加熱によって臭い成分を気化させるものを使用することもできる。
[8]誘虫灯と虫誘引剤の配置について
また上記誘虫灯4の配置に関しては、本実施例では、図1に示すように誘虫灯4を器具筐体1内に配置しているが、器具筐体1の外側に配置することもできる。また虫誘引剤5についても同様に、本実施例では、器具筐体1に付設された吊下げ具12(棒先端に皿部材が吊り下げられたもの)によって筐体外に配置しているが、器具筐体1内に配置することもできる。また吊下げ具12以外の手段(例えば、器具筐体1に外側に突出した載置台を付設する等)によって、誘虫灯4と虫誘引剤5を筐体外に配置することもできる。
『実施例3』
「多層構造のエアフィルタ」
次に本発明の実施例3について、図7に基いて以下に説明する。この実施例3では、網目の大きさが異なる複数のフィルタ基材B・Bを積層一体化してエアフィルタ2を構成している。これにより、網目が大きいフィルタ基材Bで比較的サイズの大きい羽虫を、また網目が小さいフィルタ基材Bで比較的サイズの小さい羽虫を捕獲し易くなるため、サイズが異なる羽虫の捕虫効果を高めることができる。なおその他の条件は、実施例2と同様である。
また上記のように複数のフィルタ基材からエアフィルタ2を構成する場合には、一部のフィルタ基材Bにのみ粘着剤を付着させることもでき、例えば、三枚のフィルタ基材B・B…から成るエアフィルタ2において、真ん中のフィルタ基材にのみ粘着剤を付着させることによってエアフィルタ2の取扱いを容易化することもできる。またフィルタ基材Bを積層順序に関しても、徐々に網目が小さくなるようにフィルタ基材Bを積層していくことによって、大きさの異なる羽虫を段階的に捕獲することができる。
『実施例4』
「器具筐体に対するエアフィルタの取付け構造」
次に本発明の実施例4について、図8に基いて以下に説明する。この実施例4では、器具筐体1の開口部に断面L型の環状枠を取り付け、その環状枠の内側に、網目の大きさが異なる複数のエアフィルタ2・2を重ねて装着している。これにより、接着剤等でフィルタ基材同士を一体化しなくてもエアフィルタ2・2を積層させた状態で、横向きで使用する器具筐体1に対して装着を行うことが可能となる。
また上記の取付け構造を採用することにより、フィルタ基材の材料が異なる複数のエアフィルタ2・2を積層することも容易となる。なお本実施例では、網目の小さいフィルタ基材に金属製の多孔質板を、網目の大きいフィルタ基材に弾性網状板を使用している。また断面L型の環状枠の代わりに複数のL型金具を使用してエアフィルタ2・2を器具筐体1に装着することもできる。なおその他の条件は、実施例2と同様である。
『実施例5』
「建築物の換気構造」
次に本発明の実施例5について以下に説明する。この実施例5では、送風ファンにより屋外と屋内の換気を行う建築物の換気構造において、換気ダクト内にエアフィルタ2を設置している(図示せず)。これにより衛生条件の厳しい工場等において、屋外の羽虫や塵埃が換気ダクトを通って屋内に侵入するリスクを軽減することができる。なおエアフィルタの条件については、実施例1や実施例2と同様である。
1 器具筐体
11 底網部材
12 蓋網部材
12a 金網
12b 立体網状板
13 引掛け具
14 吊下げ具
2 エアフィルタ
3 送風ファン
4 誘虫灯
5 虫誘引剤
A 捕虫器
M L型金具
B フィルタ基材

Claims (7)

  1. 送風ファン(3)と併用して羽虫や塵埃を捕集するためのエアフィルタであって、
    硬質の熱可塑性プラスチックまたは熱可塑性エラストマーから成り、かつ、曲りくねった形状の剛直な連続線状体同士の接触部分を接合一体化して形成された三次元網目構造の立体網状板が、フィルタ基材として使用されると共に、板厚10mm以上に形成された前記フィルタ基材の少なくとも内部に粘着剤を付着させて構成されており、
    記記送風ファン(3)の使用によって生じたフィルタ基材の網目内の乱流により、フィルタ基材を通過する空気中の羽虫や塵埃が前記粘着剤に接触して捕集されることを特徴とするエアフィルタ。
  2. フィルタ基材に、線状体の線径が0.1mm以上、板体の見かけ密度が0.01g/cm3以上の立体網状板が使用されていることを特徴とする請求項1記載のエアフィルタ。
  3. 送風ファン(3)と併用して羽虫や塵埃を捕集するためのエアフィルタであって、
    金属材料、セラミック材料、硬質のプラスチック材料、硬質のエラストマー材料、無機系天然素材、若しくはこれらを組み合わせた硬質の複合材料から成り、かつ、海綿体状の三次元網目構造を成す多孔質板(ウェブ状のものを除く)が、フィルタ基材として使用されると共に、板厚10mm以上に形成された前記フィルタ基材の少なくとも内部に粘着剤を付着させて構成されており、
    記記送風ファン(3)の使用によって生じたフィルタ基材の網目内の乱流により、フィルタ基材を通過する空気中の羽虫や塵埃が前記粘着剤に接触して捕集されることを特徴とするエアフィルタ。
  4. フィルタ基材の空隙率が80%以上であり、かつ、フィルタ基材の各網目の大きさが平均1.0mm以上であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のエアフィルタ。
  5. 両端に開口部を有する筒状の器具筐体(1)の一方の端部に送風ファン(3)が設置されると共に、器具筐体(1)内側に、請求項1または3に記載のエアフィルタ(2)が配置されていることを特徴とする空気清浄器。
  6. 両端に開口部を有する筒状の器具筐体(1)の一方の端部に送風ファン(3)が設置されると共に、器具筐体(1)内側に、請求項1または3に記載のエアフィルタ(2)が配置されていることを特徴とする捕虫器。
  7. 請求項1または3に記載のエアフィルタが送風ファンを備えた換気ダクト内に設置されていることを特徴とする建築物の換気構造。
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