JP2017520394A - エアフィルタバッグ - Google Patents

エアフィルタバッグ Download PDF

Info

Publication number
JP2017520394A
JP2017520394A JP2016571005A JP2016571005A JP2017520394A JP 2017520394 A JP2017520394 A JP 2017520394A JP 2016571005 A JP2016571005 A JP 2016571005A JP 2016571005 A JP2016571005 A JP 2016571005A JP 2017520394 A JP2017520394 A JP 2017520394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air filter
air
filter bag
outer sleeve
gusset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016571005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6557263B2 (ja
Inventor
マリー モリソン パメラ
マリー モリソン パメラ
栄郎 福田
栄郎 福田
ポール グルエンバッハー ダナ
ポール グルエンバッハー ダナ
ガブリエル コムストック ブライアン
ガブリエル コムストック ブライアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2017520394A publication Critical patent/JP2017520394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6557263B2 publication Critical patent/JP6557263B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/02Particle separators, e.g. dust precipitators, having hollow filters made of flexible material
    • B01D46/023Pockets filters, i.e. multiple bag filters mounted on a common frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/02Particle separators, e.g. dust precipitators, having hollow filters made of flexible material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D39/08Filter cloth, i.e. woven, knitted or interlaced material
    • B01D39/083Filter cloth, i.e. woven, knitted or interlaced material of organic material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/0084Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours provided with safety means
    • B01D46/0086Filter condition indicators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2265/00Casings, housings or mounting for filters specially adapted for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D2265/02Non-permanent measures for connecting different parts of the filter
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2273/00Operation of filters specially adapted for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D2273/30Means for generating a circulation of a fluid in a filtration system, e.g. using a pump or a fan
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2275/00Filter media structures for filters specially adapted for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D2275/20Shape of filtering material
    • B01D2275/201Conical shape

Abstract

約35cm〜約50cmの高さ、約10〜約40cmの公称直径、及び約65°〜約83°の第1のテーパ角度を有する、改善されたエアフィルタバッグが提供される。

Description

本発明は、入る空気流から粉じん及び微粒子を濾過して、濾過されたの空気流中の微粒子を低減するエアフィルタバッグに関する。
空気は、人間が吸入するか別の方法で接触すると有害な効果をもたらすにおい(例えばたばこの煙)、VOC、微生物(例えば、細菌、ウイルス、かび)、微粒子(例えば粉じん)などの多くの汚染物質を含む。微粒子単独では、人の免疫反応を引き起こすことのある角質、ペットのフケ、イエダニの糞、及びその他の微視的(5マイクロメートル未満の大きさ)微粒子を含む。
当技術分野で周知の、空気から微粒子を除去することを目的としたいくつかのエアフィルタ及びエアフィルタリングデバイスがある。多くの場合、かかるエアフィルタリングデバイスは、微粒子を濾過するために平面的なエアフィルタを使用する。米国特許第4,336,035号は、特定の大きさのフィルタバッグ(例えば、頂部半径、底部半径、バッグ長さ)での産業用途のためのテーパ状のフィルタバッグを開示している。また、米国特許第7,832,567号、欧州特許第0979669号、及び英国特許第817011号は、産業用途のためのテーパ状フィルタバッグを開示しているが、大きさ又はテーパ角度のいずれも特定していない。以前のエアフィルタリングバッグの欠点の1つは、エアフィルタバッグを通る空気流であり得る。
米国特許第4,336,035号 米国特許第7,832,567号 欧州特許第0979669号 英国特許第817011号
したがって、空気から微粒子をコスト効果的に除去し、かつ使い易さなどの消費者に優しい機能を含む、改良されたエアフィルタバッグ及び空気を濾過する方法が引き続き求められている。
本発明の一実施形態により、約35cm〜約50cmの高さ、約10〜約40cmの公称直径、及び約65°〜約83°の第1のテーパ角度を有する、エアフィルタバッグが提供される。
本発明の別の実施形態により、約35cm〜約50cmの高さ、約10〜約40cmの公称直径、第1のテーパ角度、約42°〜約48°のガセットテーパ角度及び約10.2cm未満の深さを有するガセットを備える、エアフィルタバッグが提供される。
本発明の更に別の実施形態により、約35cm〜約50cmの高さ、約10〜約40cmの公称直径、約78°〜約83°の第1のテーパ角度、約42〜約48°のガセットテーパ角度及び約10.2cm未満の深さを有するガセットの、エアフィルタが提供され、上記エアフィルタバッグは不織布から作製されており、不織布は、約1〜約3mmの厚さ、約20kg/m3〜約60kg/m3の密度、並びに総体積の少なくとも約15%が半径約50μm未満の気孔、総体積の少なくとも40%が半径約50μm〜約100μmの気孔、及び総体積の少なくとも10%が半径約200μm超の気孔の気孔容積分布を有する。
本明細書は、本発明を具体的に指摘しかつ明確に請求する請求項により結論とされるものであるが、本発明は、添付図面と併せて提供される以下の説明から更なる理解が得られると考えられる。
本発明によるエアフィルタリングデバイスの一実施形態を示す。 図1のエアフィルタリングデバイスの断面図を示す。 図1のエアフィルタリングデバイスの分解図を示す。 図2のデバイスの断面図を示し、デバイスの基部(すなわち外スリーブ、エアフィルタ及び関連部品を取り外したデバイス)のみを示す。 図4の基部の分解図である。 本発明によるエアフィルタバッグの一実施形態を示す。 本発明によるガセットを有するエアフィルタバッグの一実施形態を示し、取り付け部材を有する底部を除去するための切断線を示す。 本発明によるガセットを伴わないエアフィルタバッグの一実施形態を示し、取り付け部材を有する底部を除去するための切断線を示す。 図1及び図2の線LAに沿って切った外スリーブの切欠断面図を示す。 本発明による外スリーブの別の実施形態を示す。 本発明によるエアフィルタリングデバイスの静圧及び空気流量、並びにエアフィルタと外スリーブとの間に異なる空間隙間を有することに伴うデバイス内の圧力損失を示すグラフである。
図1〜3を参照すると、空気を濾過するためのデバイス10の例示的実施形態が示されている。デバイス10は、基部20と、基部に機能的に取り付けられたファン40と、基部に着脱可能に取り付けられたエアフィルタバッグ50と、実質的に空気不透過性の外スリーブ80と、を含み得る。デバイス10には、交換式又は充電式バッテリ、ACコンセント(AC直接駆動又は適切なAC−DC電源)、自動車DC電源、太陽電池等により電力を供給することができる。
大きさが約0.1マイクロメートル〜約30マイクロメートルの範囲となり得る微粒子又はその他の汚染物質を有する流入空気がデバイス10に入ると、流入空気はエアフィルタバッグ50を通じて濾過されるため、流出空気中の微粒子が減少する。
本発明のエアフィルタバッグ50は基部20から長手方向に延出し、かつ基部20の空気出口24と空気流連通している。エアフィルタバッグ50は、基部20にエアフィルタバッグ50を着脱可能に取り付ける少なくとも1つの取り付け部材52を含んでもよい。取り付け部材52には、クリップ、弾性バンド、把持材、フックアンドループファスナ等が挙げられる。また、取り付け部材52は、化学的(例えば除去可能な接着剤)、磁気的、又は静的密着要素を含んでもよい。1つの締結法は、ファン40に電気的に接続されて、エアフィルタ50が適切に係合するとファン40に電源を入れる機械的なスイッチに係合するタブを設けることである。
取り付け部材52の構築により、ギャザー又は非ギャザーの開口部を有するエアフィルタバッグ50がもたらされる。エアフィルタバッグ50がギャザー開口部を有するか、非ギャザー開口部を有するかを決定するために、取り付け部材52を有するエアフィルタ開口部54及び取り付け部材52を有さないエアフィルタ開口部54の周径を測定することができる。取り付け部材を有さないエアフィルタ開口部54の周径が、取り付け部材を有するエアフィルタ開口部の周径の約5%より大きい場合、エアフィルタバッグ50は、ギャザー開口部を有するとみなされる。取り付け部材を有さないエアフィルタ開口部の周径が、実質的に同じ(すなわち、取り付け部材を有するエアフィルタ開口部の周径との違いが約5%以下)である場合、エアフィルタバッグ50は、非ギャザー開口部を有するとみなされる。ギャザー開口部を作り出す方法の1つは、エアフィルタバッグ50の開口部54の周囲に張力をかけた弾性バンドを取り付け、その後、この弾性バンドの張力を解放することである。
エアフィルタバッグ50は、約0.1m2〜約1m2(約1.08ft2〜約10.76ft2)、又は約0.1m2〜約0.6m2(約1.08ft2〜約6.46ft2)、又は約0.15m2〜約0.5m2(約1.61ft2〜約5.38ft2)、又は約0.2m2〜約0.4m2(約2.15ft2〜約4.31ft2)の空気流表面積を有し得る。空気流表面積とは、本明細書で使用する場合、エアフィルタバッグ50を通る空気が流れる透過可能面積である。この空気流表面積は、エアフィルタバッグ50を折り目又はプリーツが全くない状態で単一面上に広げて置き、その後、総表面積を測定することにより測定される。測定されるエアフィルタバッグ50の空気流表面積は、エアフィルタの同部分を空気が流れるのを物理的又は化学的バリア(例えば、フィルタの縁部の構造又はコーティング)が妨げる領域を全く含まなくてもよい。広い空気流表面積はエアフィルタバッグ50を通る空気の面速度の低下を可能とし圧力損失が低下するため、広い空気流表面積を持つエアフィルタを用いることが望ましい場合がある。これにより、特定量の電力に対し、ファン40からの空気流量(すなわちCFM)を増加することが可能になる。空気流表面積が広いほどファン40が必要とする電力が低下するため、デバイスの静音化も可能になる。
本発明のエアフィルタバッグ50は、約1.83m/分〜約18.29m/分(6fpm〜約60fpm)、又は約7.62m/分〜約15.24m/分(25fpm〜約50fpm)、又は約7.62m/分〜約12.19m/分(25〜約40fpm)の平均面速度を有し得る。一実施形態において、エアフィルタの面速度は約10.97m/分(36fpm)である。エアフィルタの面速度は、空気がエアフィルタバッグ50の外面を出るときの空気の速度である。エアフィルタバッグの外面は、空気がエアフィルタバッグ50の内面から外面へと流れるように、エアフィルタバッグの内面の下流側にある。本発明と同様に、空気がファンからエアフィルタバッグに直接送られる(すなわち、ファンとエアフィルタへの入口点との間で空気が漏れない)構成では、エアフィルタの面速度は以下のように算出される。
Figure 2017520394
本発明のエアフィルタバッグ50は、単一の繊維層又は複数の層から形成してもよい。エアフィルタバッグ50は不織布を含んでもよい。本明細書で使用される、及びEDANA(European Disposables and Non−woven Association)により定義される「不織布」は、手段によってウェブへと形成され、かつ製織又は製編を除いた任意の手段によって互いに結合された任意の性質又は由来の繊維、連続フィラメント又は細断糸(chopped yarn)のシートを意味する。不織布は、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン及びポリプロピレン)、ポリエステル、ポリアミド、合成セルロース(例えば、RAYON(登録商標))及びこれらのブレンドなどの、合成繊維、又はフィラメント、又は天然繊維、又は消費者から回収された材料繊維からなるものであってもよい。綿又はそのブレンドなどの天然繊維もまた有用である。不織布がどのように形成され得るかについての非限定的な例としては、メルトブロー、カーディング処理スパンレース、カーディング処理樹脂接合、ニードルパンチ、ウェットレイド、エアレイド、スパンボンド及びこれらの組み合わせが挙げられる。不織布エアフィルタは約20〜約120gsmの坪量を有してよく、不織布又は濾材の坪量は修正EDANA 40.390(1996年2月)の方法に従う以下の方法により測定される。
1.好ましくはあらかじめ切り出された金属ダイ及びダイプレスを用いて、不織布又は濾材の少なくとも3つの片を特定の既知の寸法に切断する。各試験片は、通常、少なくとも0.01m2の面積を有する。
2.天秤を使用して、各試験片の質量(g)を測定する。以下の式を用いて、坪量(単位面積当たりの質量)(g/m2)(「gsm」)を計算する。
Figure 2017520394
3.全ての試験片について数値平均坪量を報告する。
4.限られた量の不織布又は濾材のみしか入手できない場合、坪量は、可能な限り最大の矩形である1つの片の坪量として測定及び報告してもよい。
本発明によるエアフィルタバッグ50は、本願と同一譲受人に譲渡された米国特許第6,305,046号、第6,484,346号、第6,561,354号、第6,645,604号、第6,651,290号、第6,777,064号、第6,790,794号、第6,797,357号、第6,936,330号、第D409,343号、第D423,742号、第D489,537号、第D498,930号、第D499,887号、第D501,609号、第D511,251号、及び/又は第D615,378号に従って作製することができる。繊維の疎水性又は親水性の程度は、除去される微粒子又は悪臭の種類、提供される添加剤の種類、生分解性、有用性及びこのような事項の組み合わせのいずれかの点におけるエアフィルタの所望の目的に応じて最適化してよい。
一実施形態において、エアフィルタバッグ50は、プレフィルタ層と、機能層と、支持層と、を含む、3層不織布である。この手法において、プレフィルタ層はエアフィルタバッグ50の上流側にあり、より大きな微粒子(例えば10マイクロメートル超)のふるいとして機能する。本明細書で使用する場合、「上流側」とは、エアフィルタリングデバイスを通る空気流を測定する際に、基準位置から時間的に早い空気流路90内の位置を意味する。プレフィルタ層は、水流交絡ポリエステル、ポリプロピレン(「PP」)又はそれらの混合物などの嵩高い構造からなる。機能層は、より小さな粒子(例えば約2.5マイクロメートル未満)を捕捉し、任意の悪臭処理剤を含む層として機能し得る。機能層は、メルトブロー又はスパンボンド不織布から作製することができる。支持層は、粒子を捕集するエアフィルタを視覚的に示すための高対比の結合/非結合領域を含み得る。支持層(supporting layer)は、エアフィルタバッグ50に要求される構造/剛性を提供する。支持層は、スクリム又は開口フィルム(aperture film)から作製することができる。
選択される不織布の種類及び製造方法は、空気濾過効率及び圧力損失、更には、デバイス10から約24〜約71リットル/秒(「L/s」)(50〜約150立方フィート/分(「CFM」))の空気を送るためにファン40から必要とされる圧力に大きな影響を及ぼす場合がある。濾過が好適でありかつ圧力損失が低い材料の1つは、水流交絡PET繊維の構造/支持を付与するための10〜20gsmスパンボンドPP層を有するポリエチレンテレフタレート(「PET」)繊維からなる60gsm水流交絡不織布である(本明細書中では集合的に「60gsm HET」と呼ばれる)。水流交絡プロセスにより、同じ坪量に対してより低い圧力損失を可能にする1mm〜3mmの厚さをこの構造において実現することができる。厚さは修正EDANA 30.5−90(1996年2月)の方法に従う以下の方法により測定する。
1.機器設定には以下を含むべきである。
a.脚部直径:40.54mm(1.596インチ)
b.脚部面積:12.90cm2(2インチ2
c.脚部重量:90.72グラム(0.2lbs)
d.脚部圧力:7.03グラム/cm2(0.1psi、0.69kPa)
e.滞留時間:10秒
2.少なくとも4つの位置、理想的には10の位置を測定する。全て単一層でありかつ折り目のないものとすべきである。折り目を除去するために材料を平らにしたりアイロンをかけたり引っ張ったりしないこと。試験片は押さえ(pressure foot)の面積よりも大きくする必要がある。
3.折り目のない試料を滞留時間の間、押さえの下に置き、厚さ(mm)を測定する。
4.全ての試験片について数値平均を報告する。
意味のある効率を提供しつつも低い圧力損失を有するためには、約60kg/m3未満のエアフィルタ密度が望まれ得るということが判明した。60gsmのHET材料によって、約20〜約60kg/m3の密度を提供することができる。これにより、本明細書中に記載されるデバイス10に良好なエアフィルタ効率及び低い圧力損失を提供する不織布となる。これは、繊維が厚さ全体に広がるためより多くの空気流経路が得られ、その結果、繊維間の接触が減少し、粒子を捕捉するために利用可能な繊維表面積が広くなるためである。所与の坪量に対する厚さを得るための他の手法としては、通気接着(air through bonding)、エアレイド、ニードルパンチ及びカーディング処理された樹脂接合材料が挙げられるが、これらに限定されない。エアフィルタバッグ50の密度は、以下の等式を用いて算出される。
Figure 2017520394
良好に濾過するが圧力損失がより高い別の不織布は、34gsm PPメルトブロー不織布に結合され、別の17gsm PPスパンボンド不織布に結合された、10gsm PPスパンボンド不織布を含む59gsmスパンボンド/メルトブロー/スパンボンド(「SMS」)積層体である(本明細書では集合的に「59 SMS」と呼ばれる)。両材料は似たような坪量を有するが、大きく異なる厚さ及び密度、ゆえに圧力損失を有する。60gsm HET材料は約1mm〜約3mmの厚さを有し、59 SMS構造は約1mm未満の厚さを有するため、60kg/m3を超える密度となる。60gsm HET材料は単回通過効率(single pass efficiency)がより低いが、圧力損失も2〜3倍低いため、空気流量の増加、騒音の低下、又は所与のファンに必要な電力の低減を可能にする。60gsm HET材料又は約60kg/m3未満の密度を有する任意の材料も、メルトブロー材料又はSMS材料などのより高密度のフィルタに比べて空気流を制限し始めるまでにより多くの塵/微粒子を保持することができるという利点を有し、これもまた、エアフィルタバッグ50の寿命全体におけるファンの空気流量に影響を及ぼす可能性がある。
不織布の気孔容積分布は不織布の気孔率を特徴付ける。好ましい気孔容積分布を持つ不織布は、総体積の少なくとも約15%が半径約50μm未満の気孔、総体積の少なくとも約40%が半径約50μm〜約100μmの気孔、及び総体積の少なくとも約10%が半径約200μm超の気孔であるということを見出し、気孔容積分布は、以下に示す累積気孔容積試験法による測定値を用いて算出される。
累積気孔容積試験法
試験前に温度23℃±2.0℃及び相対湿度45%±10%で最低12時間調整した試料に対して、以下の試験法を実施する。全ての試験は同一環境条件下及びそのように調整した室内で実施する。損傷した製品はどれも廃棄する。皺、破れ、穴などのような欠陥を有する試料は、試験しないこと。全ての計器は、製造業者の仕様書に従って較正する。本明細書に記載されたように調整された試料は、本発明の目的上、乾燥試料(例えば「乾燥繊維状シート」)であるとみなされる。任意の所与の被試験材料に対して少なくとも4つの試料を測定し、これら4つの複製の結果を平均して最終的な報告値を得る。4つの複製試料はそれぞれ55mm×55mmの寸法を有する。
気孔容積測定はTRI/Autoporosimeter(Princeton,N.J.,U.S.A.に所在のTextile Research Institute(TRI)/Princeton Inc.)で行う。TRI/Autoporosimeterは、多孔質材料の気孔容積分布(例えば、有効気孔半径1〜1000μmの範囲内の異なる大きさの気孔容積)を測定するための自動コンピュータ制御機器である。Automated Instrument Software Releases 2000.1若しくは2003.1/2005.1、又はData Treatment Software Release 2000.1(TRI Princeton Inc.から入手可能)などのコンピュータプログラム及び表計算プログラムを使用して、測定データを取り込み、分析を行う。TRI/Autoporosimeterについての更なる情報、その動作及びデータ処理については、参照により本明細書に組み込まれる論文The Journal of Colloid and Interface Science(1994),volume 162,pages 163〜170に掲載された、B.Miller and I.Tyomkinによる、「Liquid Porosimetry:New Methodology and Applications」に記載されている。
本出願で使用する場合、多孔度測定は、周囲の空気圧が変化するときに多孔質材料に入る又はそこから出る液体の増分を記録することを伴う。試験チャンバ内の試料は、精密制御された空気圧の変化に曝露される。空気圧が増加又は減少するにつれて、異なるサイズの孔群が液体を排出又は吸収する。気孔径分布又は気孔容積分布は、対応する圧力にて機器により測定した各気孔径群の取り込み容積(volume of uptake)の分布として、更に特定することができる。各群の気孔容積は、対応する気圧で機器により測定したこの液体の量に等しい。総累積流体取り込み量は、吸収した流体の総累積容積として測定される。気孔の有効半径は以下の関係による圧力差に関係する。
圧力差=[(2)γ cos Θ]/有効半径
式中、γ=液体表面張力、及びΘ=接触角である。
この方法では、上記等式を用いて、定数及び機器制御圧に基づき有効気孔半径を算定する。
自動化機器は、液体を吸収するために圧力を減少させる(気孔径を増大させる)、又は液体を排出するために圧力を増加する(気孔径を減少させる)のいずれかにより、試験チャンバの空気圧を使用者指定の増分で変えることにより動作する。各圧力増分において吸収又は排出される液体体積は、直前の圧力設定と最新の設定との間における全気孔の群の累積容積である。TRI/Autoporosimeterは、試験片の総気孔容積への気孔容積の寄与を報告し、所与の圧力及び有効半径における容積及び重量も報告する。これらのデータから、圧力−容積曲線を直接生成することができ、曲線はまた、一般に、多孔質媒体を説明する又は特徴付けるために使用される。
TRI/Autoporosimeterのこの用途では、この液体は、99.8重量%の蒸留水中のオクチルフェノキシポリエトキシエタノール(Union Carbide Chemical and Plastics Co.(Danbury,CT.)からのTriton X−100)の0.2重量%溶液(溶液の比重は約1.0)である。機器計算定数は以下の通りである:ρ(密度)=1g/cm3、γ(表面張力)=31ダイン/cm、cosΘ=1。1.2マイクロメートルのMillipore Mixed Cellulose Esters Membrane(Millipore Corporation(Bedford,MA)、カタログ番号RAWP09025)を試験チャンバの多孔質プレート上で使用する。重量約32gのプレキシガラスプレート(機器と共に供給された)は、試料がMillipore Filter上に確実に平らに置かれるように、試料上に配置される。試料に追加の重量はかけない。
試験チャンバ内の任意の表面及び/又は縁部効果について考察するために、ブランク条件(プレキシガラスプレートとMillipore Filterとの間に試料はない)を実施する。このブランク試験の実施で測定される気孔容積はいずれも、試験試料の該当気孔群から引かれる。試験試料として、重量約32gの4cm×4cmプレキシガラスプレート(機器とともに供給された)が、測定中、Milliporeフィルタ上に試料が確実に平らに置かれるように試料上に配置される。試料に追加の重量はかけない。
この用途の気孔径(圧力)(μmを単位とする有効気孔半径)の順序は、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、120、140、160、180、200、220、240、260、280、300、350、400、450、500、550、600、650、700、750、800である。
これらの圧力値は前進1曲線及び後退1曲線(Advancing 1 and Receding 1 curves)を生成するために用いられる。この順序は乾燥した状態の試料から開始され、圧力が減少するにつれて試料を飽和させ(すなわち前進1曲線)、その後続いて圧力が再び増加するにつれて流体を排出する(すなわち後退1曲線)。
TRI/Autoporosimeterは各圧力レベルにおける液体の累積重量(mg)を測定し、試料のそれぞれの累積気孔容積を報告する。これらのデータ及び元の乾燥試料の重量から、任意の測定圧力レベルにおける累積気孔容積/試料重量の比率を算出し、mm3/mgで報告することができる。この試験法の場合、累積気孔容積は後退1曲線において特定され、mm3/mgで報告され、TRI機器から得られる。
同様の坪量における高厚さ及び低密度により、フィルタ材料が良好な空気流を有する一方で、なお、粒子を静電気的に引きつける及び/又は機械的に濾過するための広い繊維表面積も有することが可能になる。この静電による利点は、毛髪、皮膚及び綿などの正に帯電した粒子を引きつけるのを助けるために、帯電列において負に帯電した(negatively changed)PP繊維又はその他の材料/コーティングを利用することによって更に高めることができる。任意に、エアフィルタ材料は、ファンがフィルタ材料を通して空気を吹き込むときに材料が小微粒子を引きつけるための電荷を維持するのを助けるよう、製造現場でのコロナ処理により静電気的に帯電させることができる。改良された粒子捕捉を提供し得る別の手法は、粒子を含む空気がファン40によりエアフィルタ50を通るときに粒子がフィルタ材料に引きつけられるように空気中の粒子上に電荷を作り出すのを助けるため、デバイスを電離することである。
本発明のエアフィルタバッグ50は、少なくとも約30g/m2、あるいは少なくとも約50g/m2、あるいは少なくとも約70g/m2の総坪量を有し得る。本エアフィルタバッグ50の総坪量は、通常、約200g/m2以下、あるいは約150g/m2以下、あるいは約100g/m2以下である。総坪量は上述の坪量の等式を用いて測定することができる。
エアフィルタバッグ50は空気からの微粒子除去を向上させるため、空気を浄化するため、抗菌力を提供するなどのために、空気処理剤を含んでもよい。空気浄化剤は、抗菌剤、抗ウイルス剤、又は抗アレルゲン剤;イオン性及び非イオン性界面活性剤;湿潤剤;過酸化物;米国特許公開第2012/0183488号及び同第2012/0183489号に記述されているものを含む、イオン性及び非イオン性ポリマー;金属塩;金属及び金属酸化物触媒(例えばZPT、Cu、Ag、Zn、ZnO);pH緩衝剤;酵素を含む生物剤、その天然成分及び抽出物;着色剤;並びに米国特許公開第2011/0150814号、米国特許第8,357,359号、米国特許公開第2013/0085204号で説明されるものを含む、香料を含んでよい。空気処理剤には、ビタミン、薬草系成分又はその他の鼻、咽頭及び/又は肺用の治療用又は医療用活性剤を含み得ることも考えられる。
いくつかの実施形態では、エアフィルタバッグ50は、臭気の除去及び/又は小分子(VOC等)の捕捉を助けるための導体材料及び/又はカーボン粒子を含む。エアフィルタバッグ50は高気孔率を有してもよく、実質的に平らな表面、及びエアフィルタの約50%超、又は約50%、又は約30%、又は約25%、又は約20%、又は約10%であり得る連続気泡又は孔を有する。エアフィルタバッグ50内の空隙容積は、発泡体、海綿体及びフィルタに見られるもののような、材料内に形成される蛇行状チャネルからなり得る。表面積はエアフィルタの容積内の蛇行状空隙の形態であってよい。表面積と寸法面積(dimensional area)との比は約2を超えてもよいし、あるいは約4を超えてもよい。
エアフィルタバッグ50は添加剤を含んでもよい。添加剤の種類及び濃度は、エアフィルタがフィルタの静電特性を維持し、再放出の量を最小にする一方で、微粒子材料を効果的に除去及び保持する能力を有するように選択される。したがって、カチオン性添加剤は静電特性を減少させる傾向があり得るため、添加剤は非カチオン性とされ得る。一実施形態においては、エアフィルタバッグ50に高分子添加剤を含浸させる。好適な高分子添加剤としては、感圧性接着剤、粘着性ポリマー及びそれらの混合物からなる群より選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。好適な感圧性接着剤は、粘着付与樹脂(例えば、Mirapol(商標)ポリマー)、可塑剤及び/又はその他の任意の成分と組み合わせて任意に使用される接着性ポリマーを含む。好適な粘着性ポリマーとしては、ポリイソブチレンポリマー、N−デシルメタクリレートポリマー及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。高分子添加剤の接着特性は効果的な微粒子除去性能を提供することができる。高分子添加剤の接着特性はテクスチャ分析器を用いて測定することができる。好適なテクスチャ分析器はStable Micro Systems,Ltd.(Godalming,Surrey UK)から商品名TA.XT2 Texture Analyserで市販されている。
本発明のエアフィルタバッグ50は、圧力損失が12.5Pa(0.1cm(0.05’’)水量ゲージ)未満増加する、又はフィルタ上の更なる塵により増加する圧力損失が10Pa未満、若しくは5Pa未満、若しくは3.5Pa未満、若しくは2Pa未満である一方で、エアフィルタ面速度6〜12メートル/分(20〜40フィート/分)にて塵約1グラム超又は塵約3〜約6グラムの塵捕捉能力を有してもよい。エアフィルタバッグ50の寿命終了は30日、60日、90日以上であってよい。塵捕捉能力及び塵を付加したことによる圧力損失の変化は、修正ASHRAE 52.1−1992の方法により測定される。
1.この方法により定められるように、少なくとも2つ、好ましくは6つ以上のフィルタ試料を測定する。
2.少なくとも36cm×36cm(14インチ×14インチ)の、プリーツ、しわ、折り目などのない平らなフィルタシートの測定を実施する。次に、フィルタシートの直径3dm(1ft)の円に粒子を吹き込む。
3.材料が向きによって異なる特性を有する場合、デバイス内で第1粒子が見える第1材料の同じ側に粒子が当たるように、試験装置内で材料を配向する。材料が領域全体で不均質な場合、代表的な材料をサンプリングする。
4.デバイスで用いられるエアフィルタ表面積及びデバイスの空気流量に基づき、デバイスのエアフィルタ面速度に厳密に一致するように選択したエアフィルタ面速度を用い、ISO Fine A2塵を使用し(ISO 12103−1に規定)、塵を6グラムまで0.5gの増分で装填し、試験を実施する。0.5g追加するごとに抵抗を測定する。
本発明のエアフィルタバッグ50は、以下に記載の修正単回通過ASHRAE Standard 52.2の方法により定義されるように、E2粒子では約20%〜70%、E3粒子では約50〜90%の単回通過濾過効率を有する。フィルタの単回通過濾過特性は、ASHRAE Standard 52.2−2012(「Method of Testing General Ventilation Air−Cleaning Devices for Removal Efficiency by Particle Size」)に記載されているものと同様の手法で試験することにより特定してもよい。試験には、ウェブを平らなシート(例えばプリーツ、折り目又はたたみ目のない)として構成し、この平らなシートを試験ダクトに取り付け、平らなシートを、乾燥させて電荷を中和した塩化カリウム粒子に曝露することを伴う。試験面速度は、デバイスで用いられるフィルタ表面積及びデバイスの空気流量に基づき、デバイスの面速度に厳密に一致するように選択すべきである。光学式パーティクルカウンタを用いて、一連の12の粒径範囲について試験フィルタの上流側及び下流側の粒子の濃度を測定してもよい。等式:
Figure 2017520394
を使用して、各粒径範囲における捕捉効率を決定してもよい。試験時の粒径範囲それぞれにおける最低効率を決定し、複合最低効率曲線(composite minimum efficiency curve)を決定する。複合最低効率曲線から0.3〜1.0μmの4つの効率値を平均してE1最低複合効率(MCE)を得ることができ、1.0〜3.0μmの4つの効率値を平均してE2 MCEを得ることができ、3.0〜10.0μmの4つの効率値を平均してE3 MCEを得ることができる。比較として、HEPAフィルタは、一般に、E2粒子及びE3粒子の両方に対し99%を超える単回通過効率を有する。
図6Aは、ガセットが底部にあり、バッグが起立して倒れないようにするための基部として機能する典型的なパウチに対して、ガセット66が遠位端60(すなわち頂部)にあること以外はテーパ状の側部を有する典型的な起立式パウチに非常に類似するガセット66を備えた、1つの可能なエアフィルタバッグ150構造及びシールパターンを示す。
エアフィルタバッグ150はエアフィルタ50の2つ以上の縁部64を折って熱融着を施すことによって形成してもよく、空気で膨らませたときにバッグ又はチューブ様形状を形成する。エアフィルタ50は、基部20から長手方向に延在し、かつ外スリーブ80の形状をたどるが、外スリーブには接触しないように、漏斗様形状を形成する手法で密封してもよい。遠位端60の幅を低減し、外スリーブ80とエアフィルタバッグ150の外面62との間の良好な空気流を可能にするため、テーパ状のシール及び/又はガセット66を遠位端60に形成してもよい。
エアフィルタバッグ150は約2cm〜約10cmの側部ガセット及び/又は頂部ガセットを含んでもよく、ファン40により膨らんだときに特有の形状を維持するのを助け、かつエアフィルタバッグ150と外スリーブ60との間に空気流のための良好な空間隙間を維持するのを助けるための、密封前に形成される起立式パウチに類似する。エアフィルタバッグにガセットを追加することにより、エアフィルタバッグを膨らませた際にエアフィルタバッグ150の遠位端60の平面的/平らな外観を提供することができる。これによりエアフィルタバッグ150が消費者に明確な使用/寿命終了信号を提供することができるので、このことは重要であり得る。また、ガセット66は(図7Bで示されるコイル186などの)補助導線の使用を伴わずに、毎回予測可能かつ均一な膨張性を確実にする助けとなり得る。
一実施形態において、ガセット66は、以下のプロセスを用いて構築することができる。
水平生成プロセス
45度回転棒で、フィルタウェブを水平から垂直にする。次に、肩部を形成することにより、垂直平面ウェブをc形状にし、その後、m形状にする。肩部の形成の最後に、ガセットをm形状のひだに折り目を付けるための1組のニップロールがある。次に、フィルタを頂部から熱融着して、バッグの2層低部区画及び4層ガセットの片側を融着し、続いてウェブの下側から更なる熱融着工程を行って、バッグの2層低部区画及び4層ガセットの反対側も融着する。4層ガセットの両側からの接着により、ガセットの中心層が接着することを妨げることができる。ガセットの中心層のより強固な分離のためには、分離プレートを通すことにより、形成された任意の小量の融着を層間剥離することができる。中心層の接着を妨げる、より強固な技術は、熱融着中にガセットの中心に金属プレートを置くこと、又はシリコーンコーティングされた紙、テフロンコーティングされた紙、若しくはその他のフィルムのウェブをガセットの中心に通すことであり、これにより4層構造のうちの中心の2層は融着を妨げられる。最後に、回転ダイ及びアンビルナイフを用いて、バッグの残りの部分とともにガセットを切断する。
エアフィルタバッグ150は、約0.3m2の表面積を得るために、膨らませたときに、約10cm〜約40cm、又は約10cm〜約15cm、又は約20cmの公称直径、約35cm〜約50cm、又は約40cmの直立高さを有し得る。熱融着した縁部64及びガセット66は、いくつかの実施形態において約0.4N/cm(40g/cm)超の剥離力に耐えて層間剥離及び/又は密封されていない領域を空気流が通過することを防止する気密シールを形成する。
ここで図6B及び6Cを参照すると、エアフィルタバッグ50は、y方向の高さ(h)、共にx方向の第1の幅(wo)及び第2の幅(wt)、並びにガセット66を有する。(特定の角度を有する)エアフィルタバッグ50のテーパ状の側部はエアフィルタバッグを通る空気流(CFM)を向上させることが判明した。更に、ガセット66及びガセットの寿命終了信号が使用されるとき、第1のテーパ角度(fwo)は(膨らませたときに)エアフィルタバッグ50の遠位端60で十分な表面積を提供して寿命終了信号を支持するように、70°を超えるべきである。
31L/s(65CFM)を超える空気流を維持するために、エアフィルタバッグ50は、フィルタバッグ50の開口部54に近くで第1のテーパ角度(fwo)を有し、これは約65〜約83°、又は約78°〜約83°であり得る。変動する第1のテーパ角度を有するエアフィルタバッグ50の体積空気流量は、DIN EN ISO 5801:2011−11で説明する方法を用いて測定することができる。表1は、様々な第1のテーパ角度及びガセットテーパ角度での空気流を示す。
Figure 2017520394
エアフィルタバッグ50の遠位端60上で寿命終了信号が使用されるいくつかの実施形態では、第1のテーパ角度(fwo)は、寿命終了信号に適切に対応するために78°を超え、微粒子を濾過するための十分な空気流を可能にするために83°未満である。
第1のテーパ角度を測定するための方法
1.図6B及び6Cを参照して、エアフィルタバッグの底部2.5センチメートル(1インチ)を切断する。底部2.5センチメートル(1インチ)を切断しても取り付け部材を除去するには不十分である場合、取り付け部材(複数可)の除去を達成するために必要とされる最小量を切断する。
2.材料を伸張させることなく、(デバイス内で膨らませていない)平らなエアフィルタバッグについて全ての測定を行う。エアフィルタバッグを物理的に変形又は破断させることなく、エアフィルタバッグがその最も広い寸法であるように、それが完全に広げられていることを確実にする。
3.測定されるエアフィルタバッグが頂部ガセット(エアフィルタバッグの遠位端60のガセット)を有する場合は、方法Aの工程1に進む。
4.測定されるエアフィルタバッグが側部ガセットを有するか、又はガセットを有さない場合は、方法Bの工程1に進む。
方法A
1.エアフィルタバッグ全体の高さ(h)を測定する。
2.ガセットの深さ(d)を測定する。
3.ガセットの深さ(d)がフィルタ全体の高さ(h)の1/2以上である場合は、第1のテーパ角度を計算する代わりに、方法Bに進む。ガセットの深さ(d)がフィルタ全体の高さ(h)の1/2未満である場合は、方法Aの工程4に進む。
4.フィルタ全体の高さ(h)からガセットの深さ(d)を引いて、第1のテーパ角度計算のための高さ(f)を得る。
5.第1の幅(すなわち、フィルタの開口部の幅)(wo)を測定する。
6.ガセットの幅(すなわち、第1の幅に最も近い幅)(g)を測定する。
7.開口部の幅(wo)からガセットの幅(g)を引き、2で割って、第1のテーパ角度の基部(b)を得る。
8.第1のテーパ角度はtan-1(f/b)(°)である。
方法B
1.エアフィルタバッグ全体の高さを測定して、第1のテーパ角度の高さ(h’)を得る。
2.フィルタの開口部の幅(wo’)を測定する。
3.第2の幅(すなわち、フィルタの遠位端)(wt’)を測定する。
4.第1の幅(wo’)から第2の幅(wt’)を引き、2で割って、第1のテーパ角度の基部(b’)を得る。
5.フィルタの第1のテーパ角度はtan-1(h/b’)(°)である。
ガセットテーパ角度を測定するための方法
1.図6Bを参照して、エアフィルタバッグの底部2.5センチメートル(1インチ)を切断する。底部2.5センチメートル(1インチ)を切断しても取り付け部材(複数可)を除去するには不十分である場合、取り付け部材(複数可)の除去を達成するために必要とされる最小量を切断する。
2.材料を伸張させることなく、(デバイス内で膨らませていない)平らなエアフィルタバッグについて全ての測定を行う。エアフィルタバッグを物理的に変形又は破断させることなく、エアフィルタバッグがその最も広い寸法であるように、それが完全に広げられていることを確実にする。
3.ガセットの深さ(d)を測定する。
4.ガセットの幅(g)を測定する。
5.第2の幅(wt)を測定する。
6.ガセットの幅(g)から第2の幅(wt)を引き、2で割って、ガセットテーパ角度のガセット基部(b’’)を得る。
7.ガセットテーパ角度はtan-1(d/b’’)(°)である。
エアフィルタバッグ50の寿命終了(すなわちエアフィルタ交換の必要性)を示すため及び/又はデバイス10に出入りする空気の品質を監視するために、化学的又は物理的な種類のセンサ(図示せず)を使用してもよい。寿命終了検知センサを提供する手法の1つは、エアフィルタバッグ50に加えられる白又は透明テープによるものである。テープは、エアフィルタ50の始動時の色と同じ色であってよく、新品のときには見えないが、エアフィルタに微粒子が蓄積し、汚れるにつれて、元のフィルタの色と経時変化した/汚れたフィルタとの対比を消費者が視覚的に見ることができる。寿命終了検知エアフィルタを提供するための別の手法は、エアフィルタバッグ50の熱融着部を通る空気流がないように、エアフィルタバッグ50の繊維を固有のパターンで熱融着することである。この熱融着部は任意の所望の形状とすることができ、かつ必要に応じて元の始動時の色に合うようにインクで着色することができる。寿命終了を知らせる別の手法は、消費者にフィルタの交換を知らせるためのLED又は類似のライト若しくは音をオンにするタイマをデバイスに始動させるように連動するフィルタタブを提供することである。別の独特な手法は、ある所望の設定時間(1週間、1か月等)の後に使用者が再確認することを可能にする又は使用者に知らせる「スヌーズ」ボタンを提供することである。
エアフィルタバッグ50は、図1〜5で示されるエアフィルタデバイス10で使用することができる。デバイス10は、卓上又は約22m3〜約75m3の空間を有する部屋などの生活空間内で使用できるような大きさにしてもよい。デバイス10は、狭い空間に適するように、長手方向の軸線LAに沿ったその直立高さよりも小さな設置面積を有してもよい。例えば、デバイスはその直立位置にあるとき、幅約20cm〜約30cm、深さ約20cm〜約30cm、及び長手方向の軸線LAに沿った高さ約45cm〜約75cmであり得る。折りたたみ可能な部品が用いられる場合は、保管中、デバイス10の高さを低減してもよい。
デバイス10は、空気流、エアフィルタ特性及びデバイス構成(例えば、ハウジング、グリルカバー、エアフィルタ及び外スリーブ構成)により特徴付けることができる。このような特徴によってデバイス10内の圧力損失が生じる。一実施形態においては、デバイス10は約15Pa〜約25Pa、又は約8Pa〜約20Paの総圧力損失を生じる場合がある。他の実施形態では、圧力損失がより高くなる又は低くなる場合があり、デバイス10と同じ空気流を発生させるために、ファン40に対して要求される空気流がより多くなる又はより少なくなる。
図4〜5を参照すると、エアフィルタバッグ50を伴う使用に好適なデバイス10は、任意の既知の材料で構成された、電動式ファン40を安定させるための基部20を含んでもよい。基部20は、ファンハウジング30と、ファンハウジングを支持し、かつ空気入口が基部の下面に配置される場合にファンハウジングを支持面から上昇させて空気入口22への空気の流れを促進する脚32と、を含んでもよい。基部20は脚32と合わせて、高さ約5cm〜約10cm及び直径約20cm〜約30cmとして、部品重量を低減してもよい。基部20は、基部の第1の側23に空気入口22、基部の第2の側25に空気出口24を有する。いくつかの実施形態では、基部20は、空気入口22及び空気出口24に対応するグリルカバー26a、26bと、任意に、大きな粒子(例えば毛髪)を濾過してファンを清潔に保つ助けとなるためのファンプレフィルタ42及びファンカバー44と、を含んでもよい。
基部20は、エアフィルタ50の取り付けを可能にする第1の段差36と、外スリーブ80の取り付け用の第2の段差38と、を備えた、テーパ状の覆い34を有してもよい。第2の段差38は基部20の覆い34の下方にあり、第1の段差36を周方向に取り囲んでもよい。覆い34は頂部の直径が約16cm〜約25cmであり、下方に向かうにつれて約20cm〜約30cmへと拡張してもよい。
ファン40は、一定体積の流入空気を基部の空気入口22へと引き込んで空気出口24から出し、この一定体積の空気を、外スリーブ80により画定される空気流路90及び同じく空気流路90内にあるエアフィルタ50内へと押し込むのを補助するように、基部20に機能的に取り付けられている。ファン40は、基部20内の、基部20の第1の側23と第2の側25との間に取り付けてもよい。いくつかの実施形態では、ファン40は、一定体積の空気が(エアフィルタ内を通って押し込まれるのに対して)エアフィルタを通って引き込まれ、ファン40を通過する前にこの空気をエアフィルタが清浄にするように、エアフィルタ50の下流側に配置することができる。本明細書で使用する場合、「下流側」は、エアフィルタリングデバイスを通る空気流を測定する場合、基準位置から時間的に遅い空気流路内の位置を意味する。
ファン40はファンブレード及びモータを含んでもよい。回転するファンブレードは、空気を空気流路90へと押しやるときの高い圧力損失を回避するために、及び望ましくない量の破片(例えば塵/毛髪)を引き込むことを最小限にするためにも、デバイス10が載置される面から少なくとも約5cmの高さにあってもよい。ファン40は、約25ワット未満、又は約15ワット未満、又は約8ワット未満、又は約6ワット未満の電力をファンに供給する電源で作動又は電力の供給をすることができる。
ファン40は、所望の空気流量を提供するために所定の速度に設定してもよく、あるいは使用者が選択した速度を有する制御部により設定してもよい。ファン40はエアフィルタ50又は外スリーブ80なしで作動させた場合、約33〜約71L/s(70〜約150CFM)、又は約40〜約61L/s(85〜約130CFM)、又は約47〜約57L/s(100〜約120CFM)の空気を供給することができる。
一実施形態においては、基部20内に軸流ファンが取り付けられている。軸流ファンが使用される場合、所望の軸流ファンブレード(インペラとも呼ばれる)の直径はブレードの最外点の先端から先端までとすることができ、この軸流ファンブレードは約10cm〜約25cm、又は約15cm〜約25cm、又は約17cm〜約20cmの直径を有してよく、AC又はDCモータ、ファンハウジング30と組み合わされ、エアフィルタ50又は外スリーブ80なしで約33〜約71L/s(70〜約150CFM)、又は約40〜約61L/s(85〜約130CFM)、又は約47〜約57L/s(100〜約120CFM)の空気を送り出すファン速度を有する。好適な軸流ファンとしては、Conrad Electronicsから入手可能なSilverstone S1803212HN、Allied Electronicsから入手可能なOrion OD180APL−12LTB及びRS Components Intlから入手可能なEBM Pabst 6212 NMが挙げられる。軸流ファンは空気濾過デバイスにおいて一般に用いられる遠心ファンに比べて大幅に静音とすることができる。
再び図1〜3を参照すると、デバイス10は、基部20から長手方向に延在する外スリーブ80を含む。外スリーブ80は、空気が入る第1の開端部82と、空気が出る第2の開端部84と、第1の開端部82と第2の開端部84との間の空気流路90と、を含む。外スリーブ80は、第1の開端部82において基部20に着脱可能に取り付けられており、ゆえに、空気出口24と空気流連通している。外スリーブ80は、その長手方向の軸線LAの周りにおいてエアフィルタ50を取り囲む。このようにして、空気流路90内における空気流の方向がエアフィルタ50及び外スリーブ80の長手方向の軸線LAとほぼ整列する。図1〜3に示す外スリーブ80はデバイス及びエアフィルタの長手方向の軸線と整列しているが、外スリーブの第2の開端部84は長手方向の軸線LAからわずかに曲線を描いて遠ざかってもよく、第2の開口部(second open)は長手方向の軸線から約15〜約30度角度をなすことも考えられる。
外スリーブ80は、第1の開端部82及び第2の開端部84において、約7cm〜25cm、又は約7cm〜約23cm、又は約7cm〜約17cm、又は約7cm〜約15cmの直径を有してよい。第2の開端部84は第1の開端部82より小さくてもよく、第1の開端部では、外スリーブ80は第2の端部でテーパ状になっている。外スリーブ80は長尺状、つまり、その深さ及び幅に比べて長手方向の軸線LAに沿う方がより長くてもよい。エアフィルタを通る空気流の捕捉を補助するために、外スリーブ80は長手方向の軸線LAに沿ってエアフィルタ50よりも長くてもよい。一実施形態においては、外スリーブ80は長手方向の軸線LAに沿って約50cmの長さを有してもよい。外スリーブ80は、エアフィルタ50を出る空気流を捕捉し、この空気を、部屋全体での循環を促進する速度で下流側に誘導するために、エアフィルタ50よりも約1cm〜約8cm長くてもよい。
外スリーブ80は、空気に対して実質的に不透過性の任意の適切な材料で作製してもよい。実質的に不透過性とは、本明細書で使用する場合、デバイスの使用時(すなわちファンが動作しているとき)に、第2の開端部84にて外スリーブを出る空気の体積が第1の開端部82にて外スリーブに入る空気の少なくとも約60%であることを意味する。いくつかの実施形態では、外スリーブ80は、外スリーブに入る空気の体積が外スリーブを出る空気の体積に等しい程度の空気不透過性である。加えて、いくつかの実施形態では、外スリーブ80は、室内装飾材料又は屋外用家具又は傘に使用される織布、不織布、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル製品等のような、保管及び/又は輸送を容易にするためにほぼ平らな構成に又はその直立構成の約30%未満に折りたたむことが可能な可撓性材料で作製してもよい。
空気減衰をもたらすために、外スリーブが幾分低水準の透過性を有することにいくらかの利点があることが分かっている。外スリーブ80では、ファン、フィルタ、デバイスシステムからの音の減衰を助けるために外スリーブに10〜40%の空気を通過させる。
加えて又はあるいは、外スリーブ80は、音の減衰を補助し、かつ幾分振動吸収性であるフェルト、屋外家具用布地、室内装飾材料用布地、不織布及びその他の非剛性材料などの、柔らかい及び可撓性又は折りたたみ可能な布地様材料から作製してもよい。これは、ハウジング及び空気を誘導する及び/又はフィルタ周囲を密封するための手段として剛性の射出成形プラスチックを用いるほとんどの空気洗浄システムとは大きく異なる。
ここで図7a及び図7bを参照すると、外スリーブ80は、外スリーブ80を直立構成に保持するためのフレーム86(保管のための折りたたみを補助するためのヒンジ式フレーム又は使用者により組み立てられるフレームを含む)を含んでもよい。ヒンジ式フレーム86及び外スリーブ80の可撓性材料は、保管用のコンパクトな設計を可能にするために、任意に、折りたたんでもよいし平らに押しつぶしてもよいし巻いてもよい。他の実施形態においては、外スリーブ80にはフレームがない(すなわち、長手方向に延在するフレームを有さない)。このような実施形態では、外スリーブ80は、一体式コイル186(図7Bに図示)を含む可撓性材料で作製してもよい。あるいは、外スリーブ80にはフレームがなくてもよく、外スリーブ80が使用者により又はパッケージ内で折りたたまれた構成に押しつぶされていない場合は、外スリーブが直立位置へと自動的に展開する(すなわち折りたたまれない)ことを可能にする可撓性のあるばね様材料から作製してもよい。少なくとも実質的に空気不透過性、可撓性及びばね様の好適な材料としては、シリコン、弾性布地、不織布が挙げられる。この材料は厚さ0.25mm〜約5mmであってよい。外スリーブ80の折りたたみ性(collapsibility)により、デバイス10を26cm×26cm×15cm〜26cm×41cm×15cmの外パッケージで梱包することが可能になる。
加えて、センサが空気品質を測定してもよい。空気品質センサは、デバイス10をオンにするため又はファン速度を増加するために用いることができる。空気品質センサは、空気入口22の近傍に配置することができる。空気入口22の空気品質センサと第2の開端部84との併用により、消費者にデバイスの性能を明確に知らせることができ、かつその有効性を示すことができる。
センサは、また、デバイスの向きを特定するために用いてもよく、デバイス10が例えば直立でない場合にはその動作を停止する。センサは、また、デバイス10全体の空気流を評価して、空気入口22又は空気出口24が遮断されている又はファン40の不具合がある場合にデバイス10の動作を停止するために用いてもよい。
デバイス10は、ファンプレフィルタカバー44に収容された再利用可能な又は使い捨てのファンプレフィルタ42を含んでもよい。ファンプレフィルタ42は、大きな粒子又は他の材料がファンブレード又はモータに蓄積しないようにするために、網状発泡体、ふるい又は多様なその他の機械的手段で構成することができる。ファンプレフィルタ42を用いる場合は、ファンブレードを清浄に維持するために、ファン40の上流側に設置する。
性能
濾過がより広い空間で行われるように室内の良好な空気循環を提供するためには、エアフィルタリングデバイス10で使用される場合、エアフィルタバッグ50を出る空気の流出速度も重要である。中程度の大きさの部屋(約7〜13m2(80〜140ft2)、天井高0.2〜0.3デカメートル(8〜9ft))では、1〜10マイクロメートルサイズの空中浮遊粒子を室内の空気流によりデバイスへと移動させるには、約0.4メートル毎秒(「m/s」)を超える流出速度が求められる。より広い部屋(約14〜20.9m2(150〜225ft2)、天井高0.2〜0.3デカメートル(8〜9ft))では、約0.6m/s以上の流出速度が求められる。これらの速度による目的は、部屋の大部分において、1〜10マイクロメートルの空中浮遊粒子を、それらをフィルタで除去することができるデバイスへと移動させる0.003m/s超の室内空気流速度を実現することである。
約0.003m/s〜約0.25m/sの室内空気流量は、空中浮遊粒子をデバイスへと移動させつつ良好な快適性も提供し、室内にいる者にとってあまり望ましくない可能性のある通風のような空気の動きを提供しない良好な流量であると考えられる。これは、デバイス10を出る空気流が約24〜約71L/s(50〜約150CFM)であり、出口オリフィス又は第2の開端部84を出る空気の流出速度が約0.5m/s〜約3.0m/s、又は約0.6m/s〜約2.6m/s、又は約0.7m/s〜約2.0m/sとされ得る場合に実現することができる。ファン40の構成及びファンの毎分回転数(RPM)は空気のCFMを左右するが、デバイス10のCFMに影響を及ぼすその他の変動要因としては、エアフィルタ表面積、濾材の圧力損失、ファンプレフィルタ、フィルタと外スリーブとの間の空間隙間、外スリーブの透過性、及びファンの上流側及び下流側の空気流路が挙げられる。これにより、完全なデバイス10の空気流量が約24〜約71L/s(50〜約150CFM)、又は約28〜約47L/s(60〜約100CFM)、又は約33〜約42L/s(70〜約90CFM)となる。外スリーブ80が完全に空気不透過性であり、かつ基部20に気密接続する場合、外スリーブ80の第2の開端部84を出る空気の流出速度は以下の等式を用いて算出できる。
Figure 2017520394
表2は、上記計算を用いた流出速度を示す。
Figure 2017520394
外スリーブ80及び外スリーブと基部20との接続部が完全に不透過性である場合は、ファンに入る体積空気流が出口オリフィスを通過して出る体積流に等しい質量バランスを用いることができる。流出速度の算出に用いられる出口オリフィスは、空気がデバイスを出るときの、デバイスの最終領域の面積とすべきである(したがって、頂部リングハンドル内のハンドル及び/又はその他の障害物は面積計算に用いるべきではない)。
外スリーブ80が部分的に空気透過性である場合、外スリーブの第2の開端部84を出る空気の流出速度は、以下の等式を用いて算出することができる。
外スリーブの第2の開端部を通って出る空気流(CFM)÷出口オリフィスの面積(ft2
エアフィルタバッグ50全体の圧力損失を最小限にし、効率的な空気流を維持するために、外スリーブ80をエアフィルタバッグ50の半径方向外側に配置して、空間隙間100を形成する。空間隙間100は、38〜57L/s(80〜120CFM)の空気に対し、約8Pa未満、又は約6Pa未満、又は約4Pa未満、又は約2Pa未満の圧力損失をもたらす。エアフィルタバッグ50及び外スリーブ80は任意の所望の形状をとることができる(例えば、円筒形外スリーブ又は立方形外スリーブ等によって周方向に囲まれた円筒状エアフィルタバッグ)。いくつかの実施形態では、エアフィルタ50の空気流表面領域から外スリーブ80までの空間隙間100は、約3mm〜約5mm、又は少なくとも3mm、又は約12mm〜約30mm、又は約20mm超であってもよい。空気流表面領域は、取り付け部材52の近位に配置された下部領域と、取り付け部材から遠位に位置する上部領域と、を含んでもよい。ファン40が約38〜約47L/s(約80〜約100CFM)を提供する場合、好適な最小空間隙間は下部領域では少なくとも約3mmであり得、遠位上部領域の最低空間隙間は少なくとも約15mmであり得る。空間隙間100により、より多くの空気流がエアフィルタバッグ50を通る。隙間が小さすぎる場合、エアフィルタを通る空気流は最小となり得、デバイス10からのCFMが低減する原因となる。
デバイス10(デバイスは、ハウジング、外スリーブ、基部、グリル、ファン、ファンプレフィルタ及び空気流を制限する可能性のある任意のその他の構成要素を含み得る)で使用される場合、エアフィルタバッグ50の圧力損失は約5〜約25Paである。HEPAフィルタ又はHEPA様フィルタを備えたデバイスでは、通常、33L/s(70CFM)を超える流量において25Paを大幅に超える圧力損失が生じる。この高い圧力損失により、HEPAフィルタ又はHEPA様フィルタで33L/s(70CFM)超を供給するための消費電力が高くなり、通常、25ワット超となる。したがって、本発明では、約24〜約71L/s(50〜約150CFM)を供給しつつも、このデバイスからの圧力損失が約5〜約25Pa未満であり、また、本明細書中に記載される音響パワー測定に従いデバイス全体の騒音を約50dB(A)未満になるように維持し、また、25ワット未満の低い消費電力で動作するファン40を選択してよい。
エアフィルタリングデバイス10で使用される場合、エアフィルタバッグ50は、実質的に約0.3マイクロメートル〜約10マイクロメートルの大きさの微粒子の30%超、又は約40%〜約70%を20〜40分間で濾過することができ、デバイスの全体的な圧力損失は約75Pa未満、又は約25Pa未満、又は約20Pa未満、又は約10Pa未満、又は約9Pa未満であり、空気流出速度は約0.1〜約4.0m/s、又は約0.5m/s〜約3m/s、又は約0.8m/s〜約3m/s、又は約0.8m/s〜約2.6m/s、又は約0.6m/s〜約2.6m/s、又は約0.8m/s〜約1.8m/s、又は約0.7m/s〜約2.0m/sであり、空気流量は約33L/s(70CFM)超、又は約33L/s〜約71L/s(70CFM〜約150CFM)である。1マイクロメートルを超える微粒子について、本発明のデバイス10は20分間で微粒子の50%超を濾過することができ、デバイス内の圧力損失は約25Pa未満、又は約15Pa未満、又は約10Pa未満であり、流出速度は約0.5m/s〜約3m/sであり、空気流量は33L/s(70CFM)超、又は約70FM〜約71L/s(150CFM)である。エアフィルタリングデバイスの濾過効率は、ANSI/AHAM−1−2006に記載されている方法を用いることにより特定することができる。
空間隙間を変化させる効果
4つのエアフィルタリングデバイスを構築する:(1)23cm×23cm×66cmの外スリーブデバイスで、空気流表面積の約30%が外スリーブと接触しているエアフィルタバッグを有するもの;(2)25×25×66cmの外スリーブデバイス及び(3)30×30×66cmの外スリーブデバイスで、両方とも外スリーブに接触していないエアフィルタバッグを有するもの(後者は前者よりも、エアフィルタバッグと外スリーブの内壁との間に大きな空間隙間を有する);(4)外スリーブを伴わないデバイス。空間隙間が広いほど圧力損失は低下する。圧力損失に関しては外スリーブがないことが有利であるが、外スリーブがなければ、デバイスが室内の空気を濾過するのに必要な流出速度を提供するのに十分な空気を捕捉する性能が低下する。
組み立てた4つのデバイスを、38〜57L/s(80〜120CFM)の空気を4〜8Paで供給する同じファン、つまり4つのNoctua 12Vファンを用いて動作させた。空気流及び圧力は、ファンを備えたデバイスをDIN EN ISO 5801:2011−11に記載の方法を用いて試験することにより算出できる。試験では、ファンの空気入口側、又はデバイス(ファン、エアフィルタ、外スリーブのアセンブリ)の入口側、又はシステム(ファン、フィルタ、スリーブのアセンブリ)の入口側を試験装置に取り付け、試験装置から自由空間へと外側に向かって空気を吹き込む。
図8は、ファンが供給する空気の量(すなわちCFM)と、様々な空気量において発生した圧力と、の間の関係を示す。CFMはx軸に沿って示す。圧力(システムの空気流に対する抵抗を克服するために必要な「押し込み(push)」を示すために使用される用語)はy軸に沿って示す。通常、所与のファンパワー(fan power)では背圧が増加するにつれて流量は減少する。この曲線は特定の流量に対する一連の圧力点をプロットすることにより作成される。
図8は、また、本発明の4つのファンデバイスの特徴及び様々な空気流抵抗を示す。これらの様々な空気流抵抗はエアフィルタ周囲の種々の空間隙間により発生する。最大流量は、フィルタ周囲の外スリーブなどの任意の追加部品なしで得られる。フィルタの外側には自由空気のみがあり、外スリーブなしで定められる空気流の方向はない。外スリーブは空気流を定められた方向に案内し、空気流抵抗を増大させ、それにより、デバイス内部の圧力損失が増加する。外スリーブとフィルタとの間の空間隙間が小さくなるほど空気速度は増加するが、空気流は減少する。濾過性能の点において要求を満たすことができる空気流を得るために、これらパラメータ(空気速度、流量、圧力損失)を最適化する必要がある。図9に見られるように、最小の外スリーブ(23cm×23cm×66cm)では、エアフィルタの外面と外スリーブの内表面との間の隙間領域のほとんどにおいて空間隙間がほぼないため、空気流が抑制される。
本明細書全体を通じて、単数で言及される構成成分は、単数又は複数両方のそのような構成成分について言及されると理解されるべきである。
本明細書全体を通じて記載されるあらゆる数値範囲には、こうしたより広い数値範囲内に入るより狭いあらゆる数値範囲が、こうしたより狭い数値範囲が全て本明細書に明確に記載されているかのように、包含される。更に、本明細書に開示されている寸法及び値は、記載された厳密な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
任意の相互参照又は関連特許若しくは関連出願などの、本明細書に引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、参照により全体が本明細書中に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような発明を教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合は、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され説明されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々なその他の変更及び修正を行うことができる点は、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にある全てのそのような変更及び修正は、添付の特許請求の範囲において網羅するものとする。

Claims (13)

  1. 35cm〜50cmの高さ、
    10cm〜40cmの公称直径、及び
    65°〜83°の第1のテーパ角度を有する、エアフィルタバッグ。
  2. ガセットを更に備える、請求項1に記載のエアフィルタバッグ。
  3. 前記ガセットが、42°〜48°のガセットテーパ角度及び10.2cm未満の深さを有する、請求項2に記載のエアフィルタバッグ。
  4. 35cm〜50cmの高さ、
    10〜40cmの公称直径、
    第1のテーパ角度、
    42°〜48°のガセットテーパ角度及び10.2cm未満の深さを有するガセット、
    を備える、エアフィルタバッグ。
  5. 密度が、20kg/m3〜60kg/m3である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のエアフィルタバッグ。
  6. 前記エアフィルタバッグが不織布を有し、前記不織布が、1〜3mmの厚さ、20kg/m3〜60kg/m3の密度、並びに総体積の少なくとも15%が半径50μm未満の気孔、総体積の少なくとも40%が半径50μm〜100μmの気孔、及び総体積の少なくとも10%が半径200μm超の気孔の気孔容積分布を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のエアフィルタバッグ。
  7. 前記エアフィルタバッグが、20〜120gsmの総凝集体坪量を有する不織布から作製されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のエアフィルタバッグ。
  8. 前記エアフィルタバッグが、1mm〜3mmの厚さを有する水流交絡不織布から作製されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載のエアフィルタバッグ。
  9. 前記第1のテーパ角度が78°〜83°である、請求項1〜8のいずれか一項に記載のエアフィルタバッグ。
  10. 前記エアフィルタバッグが、0.1m2〜1m2の空気流表面積を有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のエアフィルタバッグ。
  11. 前記エアフィルタバッグがエアフィルタリングデバイスで使用される場合、前記エアフィルタバッグを出る空気の面速度が2〜18m/分(6〜60fpm)である、請求項1〜10のいずれか一項に記載のエアフィルタバッグ。
  12. 寿命終了検知センサを更に備える、請求項1〜11のいずれか一項に記載のエアフィルタバッグ。
  13. 35cm〜50cmの高さ、
    10〜40cmの公称直径、
    78°〜83°の第1のテーパ角度、
    42〜48°のガセットテーパ角度及び10.2cm未満の深さを有するガセット、
    を備える、エアフィルタバッグであって、
    前記エアフィルタバッグが不織布から作製されており、前記不織布が、1〜3mmの厚さ、20kg/m〜60kg/m3の密度、並びに総体積の少なくとも15%が半径50μm未満の気孔、総体積の少なくとも40%が半径50μm〜100μmの気孔、及び総体積の少なくとも10%が半径200μm超の気孔の気孔容積分布を有する、エアフィルタバッグ。
JP2016571005A 2014-06-10 2015-06-01 エアフィルタリングデバイス Active JP6557263B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201462010015P 2014-06-10 2014-06-10
US62/010,015 2014-06-10
PCT/US2015/033486 WO2015191318A1 (en) 2014-06-10 2015-06-01 Air filter bag

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017520394A true JP2017520394A (ja) 2017-07-27
JP6557263B2 JP6557263B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=53785695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016571005A Active JP6557263B2 (ja) 2014-06-10 2015-06-01 エアフィルタリングデバイス

Country Status (9)

Country Link
US (1) US9962642B2 (ja)
EP (1) EP3154659B1 (ja)
JP (1) JP6557263B2 (ja)
KR (1) KR101950082B1 (ja)
CN (2) CN106687192A (ja)
AU (1) AU2015275039A1 (ja)
CA (1) CA2950144C (ja)
MX (1) MX2016016370A (ja)
WO (1) WO2015191318A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7425778B2 (ja) 2021-11-15 2024-01-31 浩義 井上 エアフィルタ

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6190043B2 (ja) 2013-05-09 2017-08-30 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 折りたたみ式エアフィルタリングデバイス
AU2014262584B2 (en) * 2013-05-09 2017-03-30 The Procter & Gamble Company Air filtering device
WO2014182986A1 (en) 2013-05-09 2014-11-13 The Procter & Gamble Company Methods of filtering air
WO2014182987A2 (en) 2013-05-09 2014-11-13 The Procter & Gamble Company Air filtering device
USD762292S1 (en) * 2014-06-06 2016-07-26 The Procter & Gamble Company Filter bag
CN107469488A (zh) * 2017-10-12 2017-12-15 长兴华锐机械设备有限公司 一种滤芯回收装置
CN108371852B (zh) * 2018-03-27 2020-07-07 鑫蓝环保科技(昆山)有限公司 滤袋式纳米除臭除尘器
CN109248786B (zh) * 2018-09-19 2020-04-14 苏州科技大学 一种大气悬浮颗粒收集装置
US11744363B2 (en) * 2020-09-18 2023-09-05 Special-T, Llc Furniture with air filter support
CN115041302B (zh) * 2022-06-23 2023-01-13 中国建筑设计研究院有限公司 一种适用城市快速路隔离带吸附空气颗粒物的装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002013054A (ja) * 2000-06-26 2002-01-18 Idemitsu Petrochem Co Ltd 不織布及びそれを用いたフィルター
JP2003299923A (ja) * 2003-02-28 2003-10-21 Yamagata Gravure Co Ltd フィルター及びその製造方法
EP1614456A1 (en) * 2004-07-07 2006-01-11 CNH Belgium N.V. Method and apparatus for filtering air passages in an alternator.
JP2006289282A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Yuuhou:Kk 錐体フィルター
US20090294108A1 (en) * 2005-04-05 2009-12-03 Gavin Paul Lee Device for Filtering Airflow Into an Electrical Appliance
WO2014026175A1 (en) * 2012-08-10 2014-02-13 Donaldson Company, Inc. Recirculation filter for an electronic enclosure

Family Cites Families (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB817011A (en) 1956-03-10 1959-07-22 Nat Res Dev Improvements in bag-type filter units
US2010898A (en) * 1932-06-03 1935-08-13 Ruemelin Richard Dust arrester bag
US2272394A (en) 1938-07-05 1942-02-10 Arthur J Reynolds Suction cleaner
US3217468A (en) 1961-09-27 1965-11-16 American Air Filter Co Fabric tube type dust collector and method of operating the same
US3457707A (en) 1965-03-30 1969-07-29 Studley Paper Co Vacuum cleaner filter bag
US3864106A (en) 1973-07-18 1975-02-04 Bunker Ramo Concentrator system for particulates suspended in air
US4119414A (en) 1976-12-15 1978-10-10 National Union Electric Corporation Filter bag construction for a vacuum cleaner and method of operation
US4164400A (en) 1976-12-21 1979-08-14 Scott/Chatham Company Filters
US4336035A (en) 1979-03-12 1982-06-22 Wheelabrator-Frye Inc. Dust collector and filter bags therefor
DE3107758A1 (de) 1980-03-04 1982-01-28 National Research Development Corp., London Auswaschvorrichtung
US4934396A (en) 1988-12-08 1990-06-19 Vitta Trust, C/O Michael F. Vitta, Trustee Disposable/portable decontamination unit
SE465810B (sv) 1989-03-03 1991-11-04 Nederman Philip & Co Ab Anordning foer avskiljning av partiklar ut stroemmande medium
US5165395A (en) 1992-02-14 1992-11-24 Ricci Mark R Ultra-violet germicidal mask system
US5456836A (en) * 1992-09-25 1995-10-10 Albany International Corp. High-efficiency, self-supporting filter element made from fibers
US6777064B1 (en) 1997-05-23 2004-08-17 The Procter & Gamble Company Cleaning sheets, implements, and articles useful for removing allergens from surfaces and methods of promoting the sale thereof
AU7584898A (en) 1997-05-23 1998-12-11 Procter & Gamble Company, The Structures useful as cleaning sheets
US6305046B1 (en) 1998-06-02 2001-10-23 The Procter & Gamble Company Cleaning implements having structures for retaining a sheet
USD409343S (en) 1998-06-02 1999-05-04 The Procter & Gamble Company Dusting mop
USD423742S (en) 1998-09-29 2000-04-25 The Procter & Gamble Company Dusting mop
CH692787A5 (de) * 1998-08-11 2002-10-31 Rieter Ag Maschf Filtervorrichtung.
US6174340B1 (en) 1999-03-22 2001-01-16 Joseph Hodge Room air cleaner with removable filter panels
JP3548050B2 (ja) 1999-06-21 2004-07-28 三洋電機株式会社 加熱調理装置
JP2002143621A (ja) 2000-11-13 2002-05-21 Duskin Co Ltd 空気清浄機
AU2002243583B2 (en) * 2001-01-17 2006-10-05 Polymer Group Inc. Hydroentangled filter media and method
DE10140510B4 (de) * 2001-08-17 2004-02-05 Carl Freudenberg Kg Verfahren und Vorrichtung zur Standzeitüberwachung eines Filters
US6949188B2 (en) * 2002-07-15 2005-09-27 Geyer's Manufacturing & Design, Inc. Filter assembly having improved sealing features
US6786947B2 (en) 2002-12-16 2004-09-07 Robin A. Mountford Washable cloth vacuum cleaner filter bag having a resealable opening for emptying vacuumed debris
US7832567B2 (en) 2002-12-18 2010-11-16 3M Innovative Properties Company Drop-in filter for spray gun reservoir
ES2873898T3 (es) * 2002-12-20 2021-11-04 Procter & Gamble Banda fibrosa con mechones
FR2848873B1 (fr) 2002-12-20 2005-08-19 Elysees Balzac Financiere Epurateur d'air a recyclage permanent
USD511251S1 (en) 2003-02-19 2005-11-08 The Procter & Gamble Company Cleaning sheet
USD489537S1 (en) 2003-02-19 2004-05-11 The Procter & Gamble Company Cleaning sheet
USD498930S1 (en) 2003-02-19 2004-11-30 The Procter & Gamble Company Cleaning sheet
US6837922B2 (en) 2003-03-21 2005-01-04 Barney F. Gorin Air filter sensor apparatus kit and method
US20050229562A1 (en) 2004-04-16 2005-10-20 Dallas Andrew J Chemical filtration unit incorporating air transportation device
US7837958B2 (en) 2004-11-23 2010-11-23 S.C. Johnson & Son, Inc. Device and methods of providing air purification in combination with superficial floor cleaning
US20060130446A1 (en) 2004-12-20 2006-06-22 Practical Technologies, Inc. Multi-function light and air filtration unit
US7887623B2 (en) 2005-04-18 2011-02-15 Sintokogio Ltd. Apparatus for collecting smoke and dust with a deodorizing function and a deodorizing and filtering unit
US7556663B2 (en) * 2006-02-01 2009-07-07 Advanced Flow Engineering, Inc. Dual pleated air filter
US7594960B2 (en) * 2006-05-26 2009-09-29 3M Innovative Properties Company Method and apparatus for monitoring the condition of a flexible filter
US7981177B2 (en) * 2007-04-18 2011-07-19 Transweb, Llc Filtration media having a slit-film layer
US8343250B2 (en) * 2007-05-02 2013-01-01 E I Du Pont De Nemours And Company Bag house filters and media
US20100187108A1 (en) 2007-06-20 2010-07-29 Toru Matsumoto Gas-component measurement device
US20090038480A1 (en) 2007-08-10 2009-02-12 Hamilton Beach Brands, Inc. Air purifier for removing particles or contaminants from air
US8157896B2 (en) 2007-12-04 2012-04-17 Demo Air Net, Llc Air filtration system and method
WO2010021712A1 (en) 2008-08-20 2010-02-25 S. C. Johnson & Son, Inc. Dust prevention and removal device
US8021996B2 (en) * 2008-12-23 2011-09-20 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Nonwoven web and filter media containing partially split multicomponent fibers
US8182564B2 (en) 2009-03-12 2012-05-22 Zhao Hui Filters (US), Inc. Multi-layer particle collector assembly
US8501644B2 (en) 2009-06-02 2013-08-06 Christine W. Cole Activated protective fabric
US8083828B2 (en) 2009-06-19 2011-12-27 Hollingsworth & Vose Company Fiber web having a high stiffness
SG168440A1 (en) 2009-07-29 2011-02-28 Newform Techart Pte Ltd Air filter
US9399078B2 (en) 2009-12-17 2016-07-26 The Procter & Gamble Company Unscented and low scented malodor control compositions and methods thereof
US8357359B2 (en) 2009-12-17 2013-01-22 The Procter & Gamble Company Malodor control composition having an acid catalyst and methods thereof
US20110150814A1 (en) 2009-12-17 2011-06-23 Ricky Ah-Man Woo Malodor control composition having a mixture of volatile aldehydes and methods thereof
JP2011161429A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Shinwa Corp 袋型エアフィルタ
US8679218B2 (en) 2010-04-27 2014-03-25 Hollingsworth & Vose Company Filter media with a multi-layer structure
CN201899944U (zh) * 2010-09-27 2011-07-20 中冶东方工程技术有限公司 一种用于袋式除尘设备的除尘袋
US20120183489A1 (en) 2011-01-14 2012-07-19 Ricky Ah-Man Woo Compositions comprising metallated malodor control polymers
US9248209B2 (en) 2011-01-14 2016-02-02 The Procter & Gamble Company Compositions comprising hydrophobically modified malodor control polymers
JP5748541B2 (ja) * 2011-04-19 2015-07-15 株式会社テクノM 成形フィルタ
CN202962153U (zh) * 2012-12-29 2013-06-05 营口创世纪滤材有限公司 一种具有双层结构的除尘布袋
WO2014182987A2 (en) 2013-05-09 2014-11-13 The Procter & Gamble Company Air filtering device
AU2014262584B2 (en) 2013-05-09 2017-03-30 The Procter & Gamble Company Air filtering device
WO2014182986A1 (en) 2013-05-09 2014-11-13 The Procter & Gamble Company Methods of filtering air
JP6190043B2 (ja) 2013-05-09 2017-08-30 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 折りたたみ式エアフィルタリングデバイス
US10300420B2 (en) * 2014-12-19 2019-05-28 The Procter & Gamble Company Method of filtering particulates from the air using a composite filter substrate comprising a mixture of fibers

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002013054A (ja) * 2000-06-26 2002-01-18 Idemitsu Petrochem Co Ltd 不織布及びそれを用いたフィルター
JP2003299923A (ja) * 2003-02-28 2003-10-21 Yamagata Gravure Co Ltd フィルター及びその製造方法
EP1614456A1 (en) * 2004-07-07 2006-01-11 CNH Belgium N.V. Method and apparatus for filtering air passages in an alternator.
US20090294108A1 (en) * 2005-04-05 2009-12-03 Gavin Paul Lee Device for Filtering Airflow Into an Electrical Appliance
JP2006289282A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Yuuhou:Kk 錐体フィルター
WO2014026175A1 (en) * 2012-08-10 2014-02-13 Donaldson Company, Inc. Recirculation filter for an electronic enclosure
JP2015531141A (ja) * 2012-08-10 2015-10-29 ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド 電子機器筐体用の再循環フィルター

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7425778B2 (ja) 2021-11-15 2024-01-31 浩義 井上 エアフィルタ
JP7425778B6 (ja) 2021-11-15 2024-03-11 浩義 井上 エアフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
US20150352480A1 (en) 2015-12-10
CA2950144C (en) 2019-06-18
CA2950144A1 (en) 2015-12-17
KR20170002608A (ko) 2017-01-06
US9962642B2 (en) 2018-05-08
CN106687192A (zh) 2017-05-17
WO2015191318A1 (en) 2015-12-17
AU2015275039A1 (en) 2016-12-08
JP6557263B2 (ja) 2019-08-07
EP3154659B1 (en) 2024-04-03
EP3154659A1 (en) 2017-04-19
KR101950082B1 (ko) 2019-02-19
CN115722004A (zh) 2023-03-03
MX2016016370A (es) 2017-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6595566B2 (ja) エアフィルタリングデバイス
JP6673891B2 (ja) エアフィルタリングデバイス
JP6557263B2 (ja) エアフィルタリングデバイス
JP6756865B2 (ja) 空気を濾過するための方法
JP6190043B2 (ja) 折りたたみ式エアフィルタリングデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171226

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180323

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6557263

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250