JP3154227B2 - ガス遮断弁 - Google Patents
ガス遮断弁Info
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- JP3154227B2 JP3154227B2 JP24332796A JP24332796A JP3154227B2 JP 3154227 B2 JP3154227 B2 JP 3154227B2 JP 24332796 A JP24332796 A JP 24332796A JP 24332796 A JP24332796 A JP 24332796A JP 3154227 B2 JP3154227 B2 JP 3154227B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス供給路の途中
に介設され、振動が作用した際や所定角度以上傾斜した
際にガス供給路を閉鎖するガス遮断弁に関する。
に介設され、振動が作用した際や所定角度以上傾斜した
際にガス供給路を閉鎖するガス遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】特願平7−330426号として、バー
ナへガスを供給するガス供給路に設けられた開閉弁の、
上流又は下流に介設された本体内に、上下動自在の弁体
を設けると共に、該弁体の上流側に位置し該本体の傾斜
によって本体内を移動し弁体を上流側から押して摺動さ
せ弁体のシール面を本体に設けた弁座に押接させてガス
供給路を遮断する可動子を備えたガス遮断弁を先に提案
した。
ナへガスを供給するガス供給路に設けられた開閉弁の、
上流又は下流に介設された本体内に、上下動自在の弁体
を設けると共に、該弁体の上流側に位置し該本体の傾斜
によって本体内を移動し弁体を上流側から押して摺動さ
せ弁体のシール面を本体に設けた弁座に押接させてガス
供給路を遮断する可動子を備えたガス遮断弁を先に提案
した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
弁座の下方であって上流側に位置して弁体が自重で可動
子に載置されており、ガス流は弁体に対して閉弁方向に
作用する。ガス流速が速くなると可動子が弁体を押し上
げていないのに弁体がガス流により吹き上げられてガス
遮断弁が閉弁するという誤作動を生じるおそれがある。
ガス流速が速い場合を想定して弁体の重量等の設計する
と、LPガスのように少量のガスでよい場合や火力を弱
くしている場合のようにガス流速が遅い状態ではガス流
による閉弁方向の力が小さくなって閉弁しづらくなる。
そのため、ガス流速の広い範囲に対応させるには設定が
難しい。
弁座の下方であって上流側に位置して弁体が自重で可動
子に載置されており、ガス流は弁体に対して閉弁方向に
作用する。ガス流速が速くなると可動子が弁体を押し上
げていないのに弁体がガス流により吹き上げられてガス
遮断弁が閉弁するという誤作動を生じるおそれがある。
ガス流速が速い場合を想定して弁体の重量等の設計する
と、LPガスのように少量のガスでよい場合や火力を弱
くしている場合のようにガス流速が遅い状態ではガス流
による閉弁方向の力が小さくなって閉弁しづらくなる。
そのため、ガス流速の広い範囲に対応させるには設定が
難しい。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、閉
弁時にガス流速の影響を受けにくいガス遮断弁を提供す
ることを課題とする。
弁時にガス流速の影響を受けにくいガス遮断弁を提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、バーナへガスを供給するガス供給路に介設
された本体内に、ばねにより上方に付勢され、上昇端で
弁座に押接されガスの流れを遮断する上下動自在の弁体
を配設すると共に、該本体の上部に、底面が中央に向か
って下り傾斜し、内部に球状の可動子を格納する可動子
室を形成し、弁体の上面に可動子室の底面の中央部分に
突出する棒状突起を形成して可動子が可動子室の底面の
中央部分に位置する状態で可動子が棒状突起を介して弁
体を押し下げ、弁体を弁座から離間させるようにし、更
に、可動子の自重により弁体を押し下げる力と弁体の自
重との合計を、弁体が弁座に着座している状態で弁体を
弁座に押し付けるガス圧による力とばねによる上方への
付勢力との合力より小さく、上方への付勢力単独より大
きくし、弁体が弁座に着座した後、弁体の上流側と下流
側の圧力差の減少で弁体を弁座に押し付けるガス圧によ
る力とばねによる上方への付勢力との合力が可動子の自
重により弁体を押し下げる力と弁体の自重との合計より
も下回ったときに、可動子によって弁体が押し下げられ
るようにしたことを特徴とする。
に本発明は、バーナへガスを供給するガス供給路に介設
された本体内に、ばねにより上方に付勢され、上昇端で
弁座に押接されガスの流れを遮断する上下動自在の弁体
を配設すると共に、該本体の上部に、底面が中央に向か
って下り傾斜し、内部に球状の可動子を格納する可動子
室を形成し、弁体の上面に可動子室の底面の中央部分に
突出する棒状突起を形成して可動子が可動子室の底面の
中央部分に位置する状態で可動子が棒状突起を介して弁
体を押し下げ、弁体を弁座から離間させるようにし、更
に、可動子の自重により弁体を押し下げる力と弁体の自
重との合計を、弁体が弁座に着座している状態で弁体を
弁座に押し付けるガス圧による力とばねによる上方への
付勢力との合力より小さく、上方への付勢力単独より大
きくし、弁体が弁座に着座した後、弁体の上流側と下流
側の圧力差の減少で弁体を弁座に押し付けるガス圧によ
る力とばねによる上方への付勢力との合力が可動子の自
重により弁体を押し下げる力と弁体の自重との合計より
も下回ったときに、可動子によって弁体が押し下げられ
るようにしたことを特徴とする。
【0006】
【0007】本発明によれば、振動で可動子が可動子室
の底面中央部分からずれて弁体が弁座に一旦着座する
と、振動継続中に可動子が上記底面の中央部分を通過し
ても、弁体の上流側と下流側の圧力差が減少するまで弁
体が押し下げられず、ガス遮断弁は閉弁状態に保持され
る。
の底面中央部分からずれて弁体が弁座に一旦着座する
と、振動継続中に可動子が上記底面の中央部分を通過し
ても、弁体の上流側と下流側の圧力差が減少するまで弁
体が押し下げられず、ガス遮断弁は閉弁状態に保持され
る。
【0008】この場合、弁体が弁座に着座している状態
で弁体の上流側から下流側にガスを流す小径のガス抜き
穴を設けておけば、ガス供給路に介設する安全弁がガス
遮断弁の閉弁によるバーナの消火で閉弁した後、ガス抜
き穴を介してのガスの流れで弁体の上流側と下流側の圧
力差が減少する。かくて、安全弁の閉弁後にガス遮断弁
を開弁状態に自動復帰させることができる。
で弁体の上流側から下流側にガスを流す小径のガス抜き
穴を設けておけば、ガス供給路に介設する安全弁がガス
遮断弁の閉弁によるバーナの消火で閉弁した後、ガス抜
き穴を介してのガスの流れで弁体の上流側と下流側の圧
力差が減少する。かくて、安全弁の閉弁後にガス遮断弁
を開弁状態に自動復帰させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1はガステーブ
ルやガスストーブ等のガス器具に内蔵されているバーナ
であり、バーナ1へのガス供給路には、火力調節用のガ
スコック11と安全弁12とが直列に接続されている。
一方、バーナ1の近傍には点火プラグ21と熱電対22
とが配設されいる。点火プラグ21及び熱電対22は共
にコントローラ2に接続され、点火プラグ21はコント
ローラ2から高電圧が印加されバーナ1との間に火花放
電を生じさせることによりバーナ1へ点火を行うもので
ある。また、バーナ1が点火されると熱電対22が炎に
よって加熱され熱起電力をコントローラ2に出力する。
コントローラ2は熱電対22により点火状態を検知して
いる間は安全弁12の開弁状態を維持するが、バーナ1
が失火すると安全弁12を閉弁させる。ところで、本発
明では安全弁12の更に上流にガス遮断弁3を接続し
た。尚、4は図外のガス管を接続するプラグであり、ガ
ス遮断弁3に直接取り付けるようにした。
ルやガスストーブ等のガス器具に内蔵されているバーナ
であり、バーナ1へのガス供給路には、火力調節用のガ
スコック11と安全弁12とが直列に接続されている。
一方、バーナ1の近傍には点火プラグ21と熱電対22
とが配設されいる。点火プラグ21及び熱電対22は共
にコントローラ2に接続され、点火プラグ21はコント
ローラ2から高電圧が印加されバーナ1との間に火花放
電を生じさせることによりバーナ1へ点火を行うもので
ある。また、バーナ1が点火されると熱電対22が炎に
よって加熱され熱起電力をコントローラ2に出力する。
コントローラ2は熱電対22により点火状態を検知して
いる間は安全弁12の開弁状態を維持するが、バーナ1
が失火すると安全弁12を閉弁させる。ところで、本発
明では安全弁12の更に上流にガス遮断弁3を接続し
た。尚、4は図外のガス管を接続するプラグであり、ガ
ス遮断弁3に直接取り付けるようにした。
【0010】ガス遮断弁3には、図2に示す如く、弁筐
30内に弁体31が上下動自在に配設されている。該弁
体31はプラスチックやセラミックス等の軽量材料から
形成された弁基体31aと、該弁基体31aの上面に貼
着された可撓性材料からなるシール部材31bとから成
っている。弁基体31aの上面には棒状の突起31cが
突設されており、弁筐30に形成されたガイド筒30a
に突起31cを挿入することによって弁体31は上下方
向にガイドされる。一方、弁筐30には、流入ポートに
連なる下側のガス流入室32と、流出ポートに連なる上
側のガス流出室33と、ガス流入室32とガス流出室3
3とを連通する弁孔35aを開設した弁座35とを形成
した。ガス流入室32は蓋板34により密閉されてい
る。該蓋板34と上記弁体31との間にはコイル状のば
ね34aが縮設され、該ばね34aによって弁体31は
常時上方に付勢されている。
30内に弁体31が上下動自在に配設されている。該弁
体31はプラスチックやセラミックス等の軽量材料から
形成された弁基体31aと、該弁基体31aの上面に貼
着された可撓性材料からなるシール部材31bとから成
っている。弁基体31aの上面には棒状の突起31cが
突設されており、弁筐30に形成されたガイド筒30a
に突起31cを挿入することによって弁体31は上下方
向にガイドされる。一方、弁筐30には、流入ポートに
連なる下側のガス流入室32と、流出ポートに連なる上
側のガス流出室33と、ガス流入室32とガス流出室3
3とを連通する弁孔35aを開設した弁座35とを形成
した。ガス流入室32は蓋板34により密閉されてい
る。該蓋板34と上記弁体31との間にはコイル状のば
ね34aが縮設され、該ばね34aによって弁体31は
常時上方に付勢されている。
【0011】弁筐30にはガス流出室33の更に上方
に、スチールボールから成る可動子37を内蔵し蓋板3
6aにより密閉された可動子室36が形成されている。
該可動子室36の底面の中心部分には比較的小径の凹部
36bが形成されている。また、該凹部36bに向かっ
て下るように傾斜した斜面36cが形成されている。
に、スチールボールから成る可動子37を内蔵し蓋板3
6aにより密閉された可動子室36が形成されている。
該可動子室36の底面の中心部分には比較的小径の凹部
36bが形成されている。また、該凹部36bに向かっ
て下るように傾斜した斜面36cが形成されている。
【0012】
【0013】上記ガイド筒30aは可動子室36の凹部
36b内に開口しており、弁基体31aに突設した突起
31cの先端が弁体31の開閉に応じて凹部36b内を
上下に移動するようになっている。従って、図2に示す
ように可動子37が凹部36bに嵌まっている状態では
可動子37が突起31cの先端を開弁距離である所定距
離押し下げて弁体31のシール部材31bが弁座35か
ら離れ、ガスが弁孔35aを通ってガス流入室32から
ガス流出室33にガスが流れる。
36b内に開口しており、弁基体31aに突設した突起
31cの先端が弁体31の開閉に応じて凹部36b内を
上下に移動するようになっている。従って、図2に示す
ように可動子37が凹部36bに嵌まっている状態では
可動子37が突起31cの先端を開弁距離である所定距
離押し下げて弁体31のシール部材31bが弁座35か
ら離れ、ガスが弁孔35aを通ってガス流入室32から
ガス流出室33にガスが流れる。
【0014】上述の凹部36bは比較的小径(例えば、
可動子37の直径を18mmとした場合に、穴径4m
m)に形成しているので、ガス遮断弁3に振動が作用す
ると、図3に示す如く、可動子37は凹部36bから外
れて斜面36c上に移動する。可動子37が凹部36b
から外れると突起31cの先端が解放されるので弁体3
1はばね34aの付勢力により上昇しシール部材31b
の周囲に連続して形成した環状の突起の先端であるシー
ル面が弁座35に押接される。その結果、弁孔35aは
ばね34aの付勢力と弁体31の下面に作用するガス圧
により閉塞され、ガス流入室32からガス流出室33へ
のガス流は遮断される。このようにガス流が遮断される
とバーナ1が消火し、熱電対22からの熱起電力が低下
することによりコントローラ2は安全弁12を閉弁させ
る。その後、振動が作用しなくなると可動子37は斜面
36cを下って凹部36b内に再びはまり、弁体31を
押し下げて図2に示す開弁状態に復帰する。
可動子37の直径を18mmとした場合に、穴径4m
m)に形成しているので、ガス遮断弁3に振動が作用す
ると、図3に示す如く、可動子37は凹部36bから外
れて斜面36c上に移動する。可動子37が凹部36b
から外れると突起31cの先端が解放されるので弁体3
1はばね34aの付勢力により上昇しシール部材31b
の周囲に連続して形成した環状の突起の先端であるシー
ル面が弁座35に押接される。その結果、弁孔35aは
ばね34aの付勢力と弁体31の下面に作用するガス圧
により閉塞され、ガス流入室32からガス流出室33へ
のガス流は遮断される。このようにガス流が遮断される
とバーナ1が消火し、熱電対22からの熱起電力が低下
することによりコントローラ2は安全弁12を閉弁させ
る。その後、振動が作用しなくなると可動子37は斜面
36cを下って凹部36b内に再びはまり、弁体31を
押し下げて図2に示す開弁状態に復帰する。
【0015】ところで、特にガスストーブのようなガス
器具では人がぶつかったり持ち運ぶ際に振動が作用する
ため多少の振動が作用してもガスを遮断せず、より大き
な振動が作用した場合や転倒した際のみにガス供給を遮
断することが望まれる場合がある。上記図2及び図3に
示したものでは転倒した際にも十分にガスを遮断できる
が多少の振動が作用した際にもガスを遮断する。そこ
で、図4及び図5に示すように、可動子室36の凹部3
6bを比較的大径(例えば、可動子37の直径を18m
mとした場合に、穴径9mm)に形成した。このように
構成すると、ガス遮断弁3に多少の振動が作用しても可
動子37が凹部36bから外れないが、図5に示すよう
に例えば震度5以上の大きな振動が作用した場合や所定
角度(例えば50度)以上傾斜した場合には可動子37
が凹部36bから外れてガスを遮断することができる。
このようにガス器具の種類に応じて凹部36bの直径を
設定すればよい。
器具では人がぶつかったり持ち運ぶ際に振動が作用する
ため多少の振動が作用してもガスを遮断せず、より大き
な振動が作用した場合や転倒した際のみにガス供給を遮
断することが望まれる場合がある。上記図2及び図3に
示したものでは転倒した際にも十分にガスを遮断できる
が多少の振動が作用した際にもガスを遮断する。そこ
で、図4及び図5に示すように、可動子室36の凹部3
6bを比較的大径(例えば、可動子37の直径を18m
mとした場合に、穴径9mm)に形成した。このように
構成すると、ガス遮断弁3に多少の振動が作用しても可
動子37が凹部36bから外れないが、図5に示すよう
に例えば震度5以上の大きな振動が作用した場合や所定
角度(例えば50度)以上傾斜した場合には可動子37
が凹部36bから外れてガスを遮断することができる。
このようにガス器具の種類に応じて凹部36bの直径を
設定すればよい。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】ここで、本実施形態では、可動子37の自
重により弁体31を押し下げる力と弁体31の自重との
合計が、弁体31が弁座に着座している状態で弁体31
を弁座35に押し付けるガス圧による力とばね34aに
よる上方への付勢力との合力より小さいが、ばね34a
の付勢力単独より大きくなるように設定している。この
ように設定すると弁体31にガス圧が作用している間は
可動子37が突起31cを押し下げようとしても弁体3
1は閉弁状態のまま下がらない。また、本実施形態で
は、弁基体31aに小径のガス抜き穴31dを設けた。
弁体31が開弁してバーナ1が消火しコントローラ2が
熱電対22の熱起電力の低下を検出することにより、安
全弁12が閉弁した後該ガス抜き穴31dを通ってガス
が弁体31の下流側へと流れ、弁体31の上流側の圧力
と下流側の圧力とが同じになることにより、ガス圧が弁
体31を押し上げる力がなくなり、可動子37によって
弁体31が押し下げられ開弁される。かくて、安全弁1
2が閉弁した後にガス遮断弁3を開弁状態に自動復帰さ
せることができる。
重により弁体31を押し下げる力と弁体31の自重との
合計が、弁体31が弁座に着座している状態で弁体31
を弁座35に押し付けるガス圧による力とばね34aに
よる上方への付勢力との合力より小さいが、ばね34a
の付勢力単独より大きくなるように設定している。この
ように設定すると弁体31にガス圧が作用している間は
可動子37が突起31cを押し下げようとしても弁体3
1は閉弁状態のまま下がらない。また、本実施形態で
は、弁基体31aに小径のガス抜き穴31dを設けた。
弁体31が開弁してバーナ1が消火しコントローラ2が
熱電対22の熱起電力の低下を検出することにより、安
全弁12が閉弁した後該ガス抜き穴31dを通ってガス
が弁体31の下流側へと流れ、弁体31の上流側の圧力
と下流側の圧力とが同じになることにより、ガス圧が弁
体31を押し上げる力がなくなり、可動子37によって
弁体31が押し下げられ開弁される。かくて、安全弁1
2が閉弁した後にガス遮断弁3を開弁状態に自動復帰さ
せることができる。
【0020】上記実施の形態において、斜面36cが形
成されていれば凹部36bは必ずしも設ける必要はな
い。また、上記熱電対22の代わりにフレームロッドを
用いてもよい。更に、斜面36cは曲面になるように形
成してもよい。また、本発明は、安全弁12と熱電対2
2とを直接電気的に接続し熱電対22の熱起電力が低下
することによって安全弁12を閉弁させるタイプのもの
に適用することができる。尚、上記図1に示したもので
は安全弁12をガス遮断弁3の下流側に配設したが、ガ
ス遮断弁3の上流側に配設してもよい。
成されていれば凹部36bは必ずしも設ける必要はな
い。また、上記熱電対22の代わりにフレームロッドを
用いてもよい。更に、斜面36cは曲面になるように形
成してもよい。また、本発明は、安全弁12と熱電対2
2とを直接電気的に接続し熱電対22の熱起電力が低下
することによって安全弁12を閉弁させるタイプのもの
に適用することができる。尚、上記図1に示したもので
は安全弁12をガス遮断弁3の下流側に配設したが、ガ
ス遮断弁3の上流側に配設してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のガス遮断弁によれば、可動子により弁体を押さえてい
るのでガス流が速くても誤作動するおそれがなく、また
ガス流が遅い場合でもばねによる付勢力により弁体を上
方に押し上げることにより作動を確実に行わせることが
できる。
のガス遮断弁によれば、可動子により弁体を押さえてい
るのでガス流が速くても誤作動するおそれがなく、また
ガス流が遅い場合でもばねによる付勢力により弁体を上
方に押し上げることにより作動を確実に行わせることが
できる。
【図1】本発明のガス遮断弁の適用状態を示す図
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す断面図
【図3】振動が加えられた状態を示す断面図
【図4】第2の実施の形態を示す断面図
【図5】所定角度以上傾斜した状態を示す断面図
1 バーナ 2 コントローラ 3 ガス遮断弁 31 弁体31d ガス抜き穴 34a ばね 35 弁座 36 可動子室 37 可動子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−96916(JP,A) 特開 昭55−155975(JP,A) 実開 昭55−34573(JP,U) 実開 昭59−34062(JP,U) 実開 昭56−155167(JP,U) 実開 昭59−100156(JP,U) 特公 平3−8428(JP,B2) 特公 平2−56546(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 17/36
Claims (2)
- 【請求項1】 バーナへガスを供給するガス供給路に
介設された本体内に、ばねにより上方に付勢され、上昇
端で弁座に押接されガスの流れを遮断する上下動自在の
弁体を配設すると共に、該本体の上部に、底面が中央に
向かって下り傾斜し、内部に球状の可動子を格納する可
動子室を形成し、弁体の上面に可動子室の底面の中央部
分に突出する棒状突起を形成して可動子が可動子室の底
面の中央部分に位置する状態で可動子が棒状突起を介し
て弁体を押し下げ、弁体を弁座から離間させるように
し、更に、可動子の自重により弁体を押し下げる力と弁
体の自重との合計を、弁体が弁座に着座している状態で
弁体を弁座に押し付けるガス圧による力とばねによる上
方への付勢力との合力より小さく、上方への付勢力単独
より大きくし、弁体が弁座に着座した後、弁体の上流側
と下流側の圧力差の減少で弁体を弁座に押し付けるガス
圧による力とばねによる上方への付勢力との合力が可動
子の自重により弁体を押し下げる力と弁体の自重との合
計よりも下回ったときに、可動子によって弁体が押し下
げられるようにしたことを特徴とするガス遮断弁。 - 【請求項2】 弁体が弁座に着座している状態で弁体の
上流側から下流側にガスを流す小径のガス抜き穴を設け
たことを特徴とする請求項1記載のガス遮断弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24332796A JP3154227B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | ガス遮断弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24332796A JP3154227B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | ガス遮断弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1089510A JPH1089510A (ja) | 1998-04-10 |
JP3154227B2 true JP3154227B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=17102184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24332796A Expired - Fee Related JP3154227B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | ガス遮断弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3154227B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5038697B2 (ja) * | 2006-12-05 | 2012-10-03 | 東光東芝メーターシステムズ株式会社 | ガス供給制御システム |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP24332796A patent/JP3154227B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1089510A (ja) | 1998-04-10 |
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