JPH02217715A

JPH02217715A - ガスライター

Info

Publication number: JPH02217715A
Application number: JP3896289A
Authority: JP
Inventors: Tadamichi Hattori; 服部　忠道
Original assignee: NIPPON YUUROTETSUKU KK; Nippon Eurotec Co Ltd
Current assignee: NIPPON YUUROTETSUKU KK; Nippon Eurotec Co Ltd
Priority date: 1989-02-15
Filing date: 1989-02-15
Publication date: 1990-08-30
Also published as: JPH0549894B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、ガスライターのノズルの改良に関するもので
あり、更に詳しくは、ホタル火等に起因する災害の発生
を防止するため、消火が不完全な場合にノズル温度の異
常上昇に応じて、ノズルのガス導出穴を自動的に塞いで
、ガスの放出を停止するようにしたガスライターの自動
消火ノズルに関する。

［従来の技術］近年、ガスライターの普及により蓋のない使い捨てのガ
スライターやプラスチックガスライターが普及し、災害
事故の発生もしばしば生じている。この種の使い捨てガ
スライターは、ノズルのバルブを閉じることによっての
み消火しているため、バルブの閉塞が不完全であると火
が完全に消えず、いわゆるホタル火が残ることがあり、
事故につながる危険がある。このような事故は、ガスラ
イターを低価格にするため本体ケースをプラスチックで
形成したときに、特に引火しやすい。　また、シガレッ
トライターなどは、通常、数秒間の間隔を置いて断続使
用されるが、これをローソク代わりに数分間も連続して
燃焼させて使用すると、ライターは過熱され、上述の場
合同様に、異常燃焼事故を惹き起こす場合もある。　　
　従来のガスライターのガスタンク内に収容した液化燃
料ガスを気化放出するノズルは、第６図および第７図に
示すバーナバルブ構造になっていた。

第６図中、ｌは液化燃料ガス収容タンク、１ａはガスタ
ンクｌの壁面、２はガスタンク１内の液化燃料ガスを気
化放出するノズル、３はノズル２のバーナホルダー、３
ａはバーナホルダーの底部に開けた貫通口、４はバーナ
ホルダー底部の貫通口３ａ上に配したゴム弁、５は壁面
ｌａ内にバーナを挿入するねじ込み口、６はバーナホル
ダーねじ込み口５の内周面とバーナホルダー４の外表面
間に装着（）たＯ−リング、７はノズル２のネック部２
ｂに一端を係止し、点火動作に他端を押し下げると、点
８を支点として、ノズル２を上方に持ち上げるノズル開
放レバー、９及び１０はノズル２のガス放出穴りａ内に
入るゴミを防止するスポンジである。上述のノズル２は
、ノズル開放レバー７が、点８を支点として、点火動作
時に、図中時計回りに回動させると、ノズル２は、上方
へ持ち上げられ、バーナホルダ−３底部の貫通口３ａを
通してノズルのガス導出入２ａ内へ流入し、さらにガス
導入穴２Ｃを通して、ノズルのガス導出入２ａ内に入り
、ノズル２上方へ放出される。

また、点火動作を打ちきり、ノズル開放レバー７が、点
８を支点として、図上反時計方向に回動すると、ノズル
２はバーナホルダー３の下方に押し下げられ、先端のゴ
ム弁４が貫通口３ａを押圧するようにして塞ぐから、ノ
ズルのガス導出入２ａ内に流するガス流出は停止する。

また、第７図に示す構造のバーナバルブにおいて、１ａ
はガスタンク壁面、２は、ノズル、２ａはノズルのガス
導出穴、２Ｃはガス導入穴、３はバーナホルダー、３ａ
はバーナホルダー３の底部に形成した凹部、３ｂは凹部
３ｂの周囲に設けた突起、４はゴム弁、６はＯ−リング
、６ａはウレタンフオームを熱プレスによって圧縮した
フィルタ、１１は、フィルタ固定子、１２はノズルケー
ス、１３は吸上芯、１４は、スプリングである。第７図
の、バーナバルブは、ノズル２を、定範囲内で昇降自在
に、しかも、ノズルケース１２との間にＯ−リング９を
介して機密に挿入されており、図示していないレバーに
よって上方に弓き上げられ、スプリング１４によって、
下方に引き下げれれるように構成されている。ゴム弁５
は下端に取り付けられ、ノズル２の昇降に応じてガス導
出路を開閉する。

そして、ノズル２が図示されていないノズル開放レバー
によって、上方へ持ち上げられると、タンク内の、液化
燃料ガスはノズル２とバーナホルダー３により形成され
た空間に入り込み、ノズル２のガス導入穴２Ｃを通って
ガス導出入２ａ内に入り、その後頁に、上方へ噴出する
。

而して、吸上芯］３によって吸い上げられた燃料ガスは
フィルタ６ａを固定するフィルタ固定子１１を通して、
フィルタ６ａにより流量を規制されてノズル２側に入る
。　　　　　　　　　ノズルケース１２を、図示しない
ノズル開放レバーによりゆるめて、フィルタ固定子１１
とバーナホルダー３の底部の間隔を大きくし、フィルタ
６ａの圧縮率を小さくすると、燃料ガスの流量が多くな
り、炎長が長くなる。また、炎長を短くするときは図示
しないノズル開放レバーにより、ノズルケースＩ２を締
めつけ、フィルタ６ａを圧縮して燃料ガスの浸透を少な
くするようにしたものである。

［考案が解決しようとする課題］ところが、上述した第７図のバーナバルブ構造のガスラ
イターは、ノズルケース１ａを介して液化燃料ガス収容
タンクの壁面１ａにねじ込んで、０−リング６を押圧し
、タンクの壁面１ａとバーナホルダー３間の空間を閉塞
すると共に、スプリング１４の反発力で、ノズル２を介
してゴム弁４を押圧するものである。したがって、ノズ
ルケース１２による０−リング６の気密封止が十分に働
かず、ノズルケース１２とタンクの壁面ｌａ間空間を通
って、外部へ洩れ、ノズルの異常昇温時などに災害を起
こしやすい不都合があった。また、第６図の構造のバー
ナバルブ構造にすると、スポンジ９．１０に目詰まりを
生じやすい。

本考案は、このような従来のガスライターの欠点を除去
し、更に安全装置を附して、ノズルが異常過熱されたと
きは、自動的にノズルのガス導出穴を塞ぐようにし、ガ
ス流出を停止させることによって、災害の発生を未然に
防止するガスライターの自動消化ノズルを提供しようと
するものである。

［課題を解決するための手段］以上の課題を達成するため、本考案にかかるガスライタ
ーの自動消火ノズルの第一は、液化燃料ガスタンクの燃
料ガスを気化放出するノズルのガス導出穴内に、変態点
以上の温度において前記ノズルのガス導出穴内を塞ぎう
る形状を原形として記憶させた形状記憶特性部材を、常
温で当該ガス導出穴内にガス流通可能に変形してガス導
出穴内に挿入したことを特徴とするものである。

また、本考案によりガスライターの自動消火ノズルのも
う一つは、前記ノズルに金属製のものを用いたことを特
徴とするものである。

［作用］以」−のように、本考案のガスライターの自動消火ノズ
ルは５液化燃料ガスタンクの燃料ガスを気化放出するノ
ズルのガス導出穴内に、変態点以上の温度において、前
記ノズルのガス導出穴内を塞ぎうる形状に原形を記憶さ
せた形状記憶特性部材を、常温で当該ガス導出穴内に収
容可能に変形してガス導出穴内低挿入するから、ノズル
が異常過熱されると、形状記憶特性部材は原形を回復し
て、ガス導出穴内を塞ぐから、ガス導出穴内を流れるガ
ス流は、停止され、燃焼する火を消すことができる。

また、ノズルに金属製のものを使用すると、ホタル大等
があっても、プラスチック製のものと異なり過熱されて
も、−挙に燃え上がることはない、また、ノズル近傍に
おける不完全消火点による熱が、熱伝導のよい金属製ノ
ズルを通って、ガス導出穴内の形状記憶特性部材に伝え
られるから、形状記憶特性部材の原形への復帰が迅速に
行われ、短時間内に、ガス流が停止される。

［実施例］以下、図面に従って本考案の実施例について説明する。

第１図ないし第５図は本考案のガスライターの自動消火
ノズルの代表的な構造例を示す縦断面図であり、第１図
（ａ）はノズル２のガス導出穴２ａ内に高温でノズルの
ガス導出穴２ａの穴内を塞ぐような原形を与え、常温で
当該穴内に収容できるように変形した棒状芯１５を挿入
し、その外側に熱収縮樹脂製チューブ１６を遊貫させ、
棒状芯１５を、ノズル下部に設けた突部２ｄで支持した
ゴムプラグ１７で支持したもので、ノズル２には、さら
に棒状芯１５を配した下部近傍に、ガス導入穴２ｃを設
け、タンク内の液化燃料ガスを気化導出させる構造にな
っている。

したがって、ノズルが異常過熱されたときはｒ原形を回
復し熱収縮樹脂製チューブ１６は、長さ方向に収縮する
と共に、径方向に大きく収縮しようとする結果、棒状芯
１５とノズルのガス導出穴２８間のギャップは埋められ
、ガスの流れは、止められる。

また、第２図に示すように高温では大径の熱収縮性樹脂
製のブロック１８を、第２図（ａ）のように引き延ばし
、その外側に０−リング１９をはめたものを、常温で変
形してノズル２のガス導出穴２ａ内に入れ、ノズル下部
において第１図同様ガス導出大側へ突出させた突部２ｄ
により、ゴムプラグ１７を支持しておけば、ノズルの異
常過熱による昇温時には、熱収縮調性樹脂は、長さ方向
が縮小し、径方向が拡大する結果、ブロック１８の外側
にはめたＯ−リング１９が拡げられ、ガス導出穴２ａの
壁面と０−リング１９間のギャップは塞がれ、穴内な流
れるガス流通は停止する。

また、第３図（ａ）に示すように、上述した第１図及び
第２図と同様に、ノズル２内に、形状記憶樹脂製のブロ
ック材２０を、高温時において（ｂ）に示すように長さ
方向が短く径方向太い形状の原形成形し、これを常温で
第３図（ａ）のように長さ方向に引き延ばした形に変形
したものを挿入しておいてもよい。

この構造のノズルでは、ノズルが異常過熱されて昇温す
ると、ブロック材２０の変形は高温時の形状が回復して
、第３図（ｂ）のように径方向に拡がり、長さ方向が収
縮する結果、ガス導出入２ａ内のガス流通は停止される
そして、ガスの燃焼はなくなる。

また、形状記憶樹脂２１を、高温時（変態点温度以上の
温度）において、第４図（ｂ）のように長さ方向に長く
、ガス導出入２ａ内を塞げような寸法の原形を、常温に
おいて第４図（ａ）のようにして、ノズルのガス導出入
２ａ内に挿入しうるように変形して収容しておくと、ノ
ズルの異常過熱時には、第４図（ｂ）のごとく、高温時
の原形が回復し、長手方向に伸長するのでノズルのガス
導出穴２ａを塞ぎ、穴内のガス流通は停止できる。

また、Ｔｉ、−Ｎｉなとの形状記憶合金製のバネ２２を
、高温時（変態点温度異常の温度）にノズルのガス導出
穴２ａと同じ長さのものを選択し、さらにバネ２２の頭
部にプラグ２３を配置したものを常温で圧縮して、ガス
導出入２ａ内に挿入しておいてもよい。

この構成のガスライターのノズルによると、ノズルが異
常過熱されて昇温したときは、バネ２２は、高温状態で
の原形状が回復して、伸長状態になり（第５図（ｂ）’
）、ノズルのガス導出穴２ａは、バネ頭部のプラグ２３
で塞がれる結果、ガス流通は止められ、燃焼を阻げるこ
とかできる。

［考案の結果］以上の説明から明らかなごとく、本考案によれば、従来
のガスライターのノズル構造と異なり、形状記憶特性を
有する部材は合金に限らず熱収縮性樹脂あるいは、熱膨
張性樹脂等は、過熱時に一旦与えた原形が、常温におい
て変形しても、過熱時に高温時の原形に戻る性質のある
広義の形状記憶特性を有する部材を使用でき、高温時に
おいて、ノズルのガス導出穴内を塞ぐ形状に変形したも
のを、常温で変形させてガス導出穴内に挿入するだけで
、ノズルの異常過熱と共に、ノズル内ガス導出穴を塞ぐ
ことができるので、ノズル先端の炎が消火でき、ガスラ
イターの異常燃焼事故を未然に防ぐことができる。

さらに、ノズルに金属製のものを使用することにより、
ノズルのガス導出穴内の形状記憶特性部材に伝達する熱
伝達速度が早くできるので、ノズルが異常過熱されたと
きに迅速にガス流を停止してガスライターに生じた炎を
自動的に消火することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂ）ないし第５図（ａ）（ｂ）は本考案
のガスライターの自動消火ノズルの代表的実施例の構成
を示す要部断面図であり、（ａ）は正常使用時、（ｂ）
は異常過熱に伴うノズル内ガス導出穴の閉塞状態を示す
要部断面図である。第６図および第７図は従来のガスライターのノズルの構
成を示す要部断面図である。２・・・ノズル、２ａ・・・ガス導出穴、２ｂ・・・ノ
ズルのネック部、２ｃ・・・ガス導入穴、２ｄ・・・突部、１５・・・棒
状芯、１６・・・熱収縮性樹脂チ　ユーズ、１８．２０
．２１、・・・熱収縮性ブロック、１９・・・０−リン
グ、２２・・・Ｔｉ−Ｎｉ形状記憶合金製バネ、２３・
・・プラグ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）液化燃料ガスタンクの燃料ガスを気化放出するノ
ズルのガス導出穴内に、変態点以上の温度において前記
ノズルのガス導出穴内を塞ぎうる形状を原形として記憶
させた形状記憶特性部材を、常温で当該ガス導出穴内に
ガス流通可能に変形してガス導出穴内に挿入したことを
特徴とするガスライターの自動消火ノズル。
（２）請求項第（１）において、ノズルに金属製のもの
を用いたことを特徴とするガスライターの自動消火ノズ
ル。