JP2515401Y2 - 内燃式ガスライター - Google Patents

内燃式ガスライター

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JP2515401Y2
JP2515401Y2 JP5846590U JP5846590U JP2515401Y2 JP 2515401 Y2 JP2515401 Y2 JP 2515401Y2 JP 5846590 U JP5846590 U JP 5846590U JP 5846590 U JP5846590 U JP 5846590U JP 2515401 Y2 JP2515401 Y2 JP 2515401Y2
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忠道 服部
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忠道 服部
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は内燃式ガスライターの燃焼部と自動消火ノズ
ル間の、効果的な熱伝導手段に係るものである。
[考案の概要] 我々は本考案に先立ち、ガスライターにて時に発生す
る災害を防止するために ガスライターの自動消火ノズル 自動消火ノズルにおける熱伝導装置 についての出願を行なってきた。今回の提案はこの内燃
式ライターへの具体実施例を、さらに追加提案するもの
である。
[従来の技術と考案が解決しようとるす課題] 内燃式ガスライターは風に強いライターとしてここ数
年で普及し,かなりの数量生産販売されるにいたつてい
る。炎を火口の外に形成するこれ迄の普通ライターに比
し、ライター火口内部に設けられた燃焼室にて、その前
に空気と混合させた燃料ガスを燃焼させるので大量に使
用されるにつれトラブルも時に発生する。原因はやや長
い燃焼の過熱による、あるいは炎を外に形成しないため
に使用者が高音の火口上に身体の一部を近ずけた事によ
る火傷等であり、何等かの安全策が求められている。我
々はライター(内燃式もふくめて)の実用時に発生する
災害を防止すべく、前記の自動消火ノズルに関する出願
を行なってきた。そして詳細な説明もその中で述べた通
りである。今回の提案に於ては内燃式ライターに関する
部分を、更に補追提案するものである。前提案において
我々は、自動消火ノズルの実現商品化にあたってはその
作動に至るまでの時間(秒数)が大切な要素になること
を述べた。特に内燃式のライターにては炎を外に出さ
ず、ライターの内に燃焼室を作りその中で燃焼させるの
で、この回りはある程度の厚みと量を持った(従って当
然熱容量も大きい)耐熱性材質の部品となる。そのため
まず自動消火装置が作動に至るまでの時間を適切に設計
し作ったとしても、復帰に至る時間を意図した範囲に納
めるのは、放熱を配慮してもかなり難しくなる。これを
解決するには、自動消火装置が作動した後その部分を高
温になりしかもある程度の熱容量をもっている燃焼室側
からの影響をさけて、自動消火ノズル側を如何に効果的
に放熱、温度低下させるかになる。我々のこの提案にお
ける課題は以上述べたことから明らかな様に、内燃式ラ
イターにて火口回りの過熱トラブル防止には充分に配慮
しつつ、自動消火装置の作動と復帰が共に意図した時間
(秒数)範囲内に納めうる手段を、提供する事にある。
ここで内燃式ガスライターの構造につき一例として第
3図と第4図にて説明しておく。第3図において、2は
ライターの外ケースで、3はその中に組み込まれる燃料
タンクである。タンク3にはバルブ筒4が組み付けられ
ており、その上部にはガス放出バルブが下部には燃料注
入バルブが設けられている。又タンク3の後上部には圧
電装置9が組み込まれる凹部が設けられている。5はガ
スバルブ開放レバー、6は燃料タンクよりガスを導出す
る弁桿ノズル、そして7は頂部に小口径のガス噴出口を
有する第2ノズル筒である。8はそれに続く燃焼部であ
り、8aは空気混合室、8bは点火燃焼室、8cはその上に設
けた触媒或は金属の金網設置部分である。ライターの作
動としては動きの方向を矢印にて図中に示してあるが、
スライドキヤップ1を点線部分へと動かすと作動レバー
1′の先端は回動して、レバー5を図中下に動かしレバ
ーの他端は弁桿ノズル6を持ち上げ、ノズル先よりガス
が導出され第2ノズル筒7に入る。そして7の頂部にあ
る小口径の噴出口よりガスは勢いよく噴出する。次に混
合室8aにて側面にある空気取入れ口より空気を取り入れ
混合しつつ上に連なる燃焼室8bに流れ込む。次いで操作
レバー1′にあるコロは圧電装置9を動作と共に押し下
げているので、所定の動きの後装置を働かせ高圧電気が
発生する。リード線10の先端(燃焼室内に突き出してい
る)と燃焼室壁との間に火花放電が発生し、流入してい
たガスに点火し燃焼が始まる。上の8cにある綱などは燃
焼中は赤熱して使用者に燃焼していることを視認させ
る。触媒が使用されていれば、赤熱後何らかの理由(例
えば上からの強い風等)で燃焼が途切れても直ちに再点
火される。第4図は弁桿ノズル6から燃焼室部分にいた
る拡大図である。この例では燃料タンク3よりガスを取
り出す第1のノズル6があり、さらに第2のノズル筒
(71、72、73、75、等で構成される)を設け、混合室8
a、燃焼室8b,へと続いている。(この構造では自動消火
装置はこの第2ノズル筒に組み込まれることとなる。) [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案においては、ライタ
ーが本来有している作動の動きを利用して自動消火装置
側[2]をそれが働き消火した後に高温の燃焼室部分側
[1]より熱的に切り離してその放熱、温度低下を確
実、かつ敏速になるようにするものであり、先に出願し
た特願平1−38962号の自動消火ノズルの中繰り返し作
動可能なものと組み合わせて商品化に大きく益するもの
である。以下さらに説明する。普通ガスライターでは燃
料タンクよりガスを導出するためのバルブは、約1〜2m
mのストロークを有しており弁桿(ノズル)とそれを動
かすレバー等にはかなりの動きがある。この動きを活用
し使用時高温になる 燃焼室側 ・・・・[1] 内部ガス通路に自動消火手段を備えたノズル側 ・・・・[2] の双方をライター使用時には密圧着させ、熱的に連結し
てやり、使用後(消火後)には切り離してやれば目的を
達成できる。内燃式ライターでは、燃焼室の内壁は数百
度以上の高温にさらされ、一方自動消火装置はライター
の実用から考えて50〜70℃の間で作動温度を選定するこ
ととなるから、[1][2]間では大きな温度傾斜を持
つ事となる。従ってこれが熱的に一体になっていた場合
には、自動消火した後にも[1]から[2]への熱移動
は継続して[2]の温度はさらに上がってしまい復帰を
遅らせる事となる。本提案では点火動作をやめた時には
[1]と[2]を切り離してしまうので、[2]の温度
上昇は継続せず、作動温度から速やかに低下し復元する
ので、目的を果たし課題は解決される。
[作用] 以上説明したように本考案によれば、ガスライターが
本来持っている点火動作に伴う動きを利用して、内燃式
ライターの燃焼室側[1]と自動消火ノズル側[2]の
間で熱の伝導という点では、 連結 ・・・・スゥイッチON 切り離し・・・・スゥイッチOFF を行なうこととなるのでトラブル防止のために、燃焼室
側の熱容量を大きくしたとしても自動消火装置の作動と
復元は、共に容易に意図した範囲内の時間(秒数)にお
さめて実現可能となるのである。
[実施例] 次ぎに図面と参照しつつ実施例を説明する。
第1図は従来例を本提案に従い設計変更した例である。
ライターの機能については前述したところと同じであり
省略する。第1図では、弁桿ノズルより第2ノズル筒、
燃焼室に至る部分の拡大図を提示する。ガス開放レバー
5により弁桿ノズル6が持ち上げられると、ガスはノズ
ルより流出し、形状記憶合金コイル76、の係止プラグ7
4、の中央孔を通り第2ノズル筒本体71、の内部に流入
する。ガスは更に頂部に組み込まれている薄板75、の中
央にある小口径ガス噴出口より勢いよく空気混合室8a、
にむかって噴出する。このとき混合室壁81、にある空気
取り入れ口82、より空気(酸素)が取り入れられガスと
混合しつつガス流ガイドコーン83、を介して燃焼室8bへ
と流入してゆく。72、73、は第2ノズル筒本体71に上下
より圧入されるキヤップでありそれぞれ前記75、74、並
びにゴムOリング78、79、も固持し全体として第2ノズ
ル筒を構成している。燃焼室に空気と混合後のガスが流
れ込んだ所で圧電装置が働きリード線10先端部と燃焼室
8bの壁との間で火花放電が発生すると、点火され燃焼が
始まる。84は燃焼室8bと、混合室8aの境として設けた金
網である。この図で混合室を形ずくっている壁81は、燃
焼室壁と圧入一体になっているので、熱の移動は容易で
あり速い。混合室壁81の下部内面はテーパー面にしてあ
る。一方、第2ノズル筒の上キヤップ73、の外側は上記
81、の内面と密着するよう同一テーパーに作られてい
る。ライターの点火動作が始まると、ガス開放レバー
5、により弁桿ノズル6、は持ち上げられ第2ノズル筒
7、は上昇しテーパー面は密圧着する。コイルスプリン
グ61、は上昇の動きの中でのストローク差などを吸収し
つつ、雄雌テーパー面の密圧着を確実にし熱伝導を効果
的にさせる。燃焼部の熱が第2ノズル筒本体71、に伝わ
り温度が上昇し内部の形状記憶合金コイル76、が変態点
温度に達すると、コイルは急速に原形を回復せんと伸長
し、弁ゴム77、は71の上部ガス流通孔に圧接しガス流を
停止させるので消火する。従ってライターのそれ以上の
過熱は防止される。消火に伴い使用者がライター作動を
戻すと、81と73のテーパー面密圧着は開放され、第2ノ
ズル筒は燃焼部側とは熱的に切り離されて、独立して放
熱、温度低下が果たされヒステリシスを経て復元温度に
なると合金コイル76、は元の長さに戻り、再びガス流路
は開放される。これにより自動消火と復元(再点火可
能)とは、効果的に行なわれ商品として適した秒数にて
実働させ得るのである。
第2図、第2図A、第2図B、として、別の実施例を
示す。説明の便を考え組み合わせ前の斜視図、その他と
し符号は他の図と共通にしてある。
燃焼室8b、と混合室8a、は熱的にも一体に組み付けられ
て居り8aの外側下部に突起83が設けてある。一方これに
組み合わさる第2ノズル筒7には伝熱弾性板を組み付
け、その下部はノズル筒の本体71に銀蝋またはハンダで
付け、熱伝導を良くしておく。この伝熱弾性板は内径を
混合室8aの外径よりやや小さくしてあり、図中矢印の方
向に組み合わせたとき外側から抱き全面接触するするこ
ととなる。突起83は、この伝熱弾性板の切れ目において
折り曲げて外側に立てた二枚の耳の間に位置することと
なる。此の両者の位置関係は (イ)ライターが点火(第2ノズル筒7が上昇)したと
き ・・・・突起83は耳の間から外れる。
(ロ)ライターが消火(第2ノズル7は下降、復元)し
たとき・・・突起83は耳の間に入り間隔を開かせる。
の様にしておく。これにより(イ)の場合は伝熱弾性板
は混合室壁81に外側より密着し、燃焼部の熱を効率良く
ノズル側に伝える。(ロ)の場合は耳の間隔は開かれて
第2図A、に点線で示す様になるので、密着は解かれ熱
伝導は悪くなる。これにより点火時と、消火時の差を大
きくする事が出来、目的を達する事となる。説明のため
に第2図B、として伝熱弾性板の展開図を示しておく。
以上本考案の実施例として二つ挙げたが要は、請求項
1にて述べた如くライターが本来有している点火動作に
よる動きを利用して、内燃式ガスライターの燃焼部側と
自動消火ノズルを設置したノズル側間の熱伝導を良好
に、また逆に不良にと、切り替える事が出来ればよいわ
けで、個々の商品設計に応じてさらに多くの実施例が採
用され得る事は勿論である。
[考案の効果] 本考案はこれまで述べてきた様に構成されるので、下
記の効果をもたらす。
内燃式で且つ自動消火装置を備えたノズルを組み合わ
せたガスライターにおいて、自動消火装置を意図した最
適の秒数範囲内にて作動・復元を果たし、安全性の高い
商品を作り得る事。
自動消火装置の採用により、通常の使用を越える連続
燃焼は避けられるので、燃焼室周りの耐熱保護の簡素化
が可能になる。その結果ライターの重量軽減を果たし、
ひいてはコスト低下も可能となる事。である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の主要部分拡大側断面図。 第2図、第2図A、第2図B、は別の実施例を説明する
分解斜視図、動きを示す図、部品展開図。 第3図は内燃式ガスライターの代表例、側断面図。 第4図はその弁桿ノズル、第2ノズル筒、空気混合室、
燃焼室、拡大側断面図。 である。 図面上の主な符号は下記の通り。 1……スライドキヤップ 1′……作動レバー 2……ライター外ケース 3……燃料タンク 4……バルブ筒 5……ガスバルブ開放レバー 6……弁桿ノズル 7……第2ノズル筒 (部品71、〜79、組み合わせて構成) 8……燃焼部 (8a、8b、8c、の三部分にて構成) 9……圧電装置 10……リード線

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ガスを放出するノズルのガス導出穴内
    に、変態点以上の温度においてガス導出穴内を塞ぎうる
    形状を原形として記憶させた形状記憶部材を、常温にお
    いてはガス導出穴内にガス流通可能な形にして設置し
    た、自動消火ノズルを有する内燃式ガスライターにおい
    て、ライターの点火動作に伴う動きを利用して、点火時
    には燃焼部の熱を効果的に自動消火ノズル側に密着伝導
    させ、動作終了(消火)時には積極的に密着を離し、燃
    焼部側と自動消火ノズル側の熱伝導を停止または削減す
    る手段をとつたことを特徴とする内燃式ガスライター。
  2. 【請求項2】燃焼部側より自動消火ノズル側への熱伝導
    が、雌雄のテーパー面の密着によりなされる事を特徴と
    する請求項1記載の内燃式ガスライター。
JP5846590U 1990-06-04 1990-06-04 内燃式ガスライター Expired - Lifetime JP2515401Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013137166A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Noriyuki Sakamoto 使い捨てガスライター

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013137166A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Noriyuki Sakamoto 使い捨てガスライター

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JPH0417248U (ja) 1992-02-13

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