JP3030359U - ガス漏れ時自動封鎖式ガス漏れ防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス漏れ時自動封鎖式ガス漏れ防止装置。 【解決手段】 ガスこんろのバーナーヘッドに設けた熱
電エネルギー転換器により、ガス火の熱エネルギーを電
気エネルギーに転換し、本体底部のガス制御用のガス第
１通道孔の電磁弁を制御して開放状態を維持してガスを
正常に流通させ、ガス火が吹き消されたり液体のふきこ
ぼれにより消えた時には、熱電エネルギー転換器はガス
火の消滅による温度低下により電気エネルギーを発生せ
ず、上記電磁弁にガス第１通道孔を閉鎖させてガス供給
を中断させ、また、本体へのガス供給端には一つの圧差
自動封閉装置が設けられ、正常な状態下では、ガスは圧
差自動封閉装置の圧差制御部材に設けた貫通孔を通過
し、外接のガスコンロなどのガス管が破裂した時には、
圧差制御部材の下方のガス圧が増加して圧差制御部材に
設けた開閉部材を上昇させてガス通路を完全に封鎖す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のガス漏れ防止装置であり、特に、ガスこんろの火が吹き消され たりふきこぼれにより消えたりしたとき、及び、ガスこんろにガスを供給するガ ス管が破裂した時、本体内のガス通路が封鎖されてガスの供給を停止して外部へ のガスの漏洩を防ぎ、使用者の安全を保護する、ガス漏れ時自動封鎖式ガス漏れ 防止装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のガス爆発を防止する器具は、定時スイッチの機能の外に、ガス管破裂時 に一つのスチールボールでガス出口を塞ぎ、ガス爆発を防ぐ機能を有していた。 ただし、このような設計は往々にしてガスこんろの火が吹き消されたり、或いは 煮こぼれにより消えたりした時に自動閉鎖する機能は有しておらず、ガスが外に 漏れて厳重な災害を引き起こす場合があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、ガス管破裂時以外にも、ガスこんろの火が吹き消されたり、或いは 煮こぼれにより消えたりした時にガスの流路を自動閉鎖する、ガス漏れ時自動封 鎖式ガス漏れ防止装置を提供することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、本体、パッド、手動弁、電磁弁、圧差自動封閉装置、定時 スイッチ及び熱電エネルギー転換器を備えた一種のガス漏れ防止装置であって、 適当な大きさの一つの円形の本体１を備え、該本体１内部は中隔層１１１で二 つの空間１１に分けられ、該中隔層１１１の両側の適当な位置に、水平方向に一 つのガス第１通道１４と一つのガス第２通道１５が設けられ、その中、該ガス第 １通道１４の中間位置には下向きの垂直なガス第１通道孔１４１が設けられ、上 記本体１下端の上記ガス第１通道孔１４１との相対部分には一つの電磁弁Ａが螺 接され、該電磁弁Ａの電磁弁本体２の内孔には上端に塞体２１１を備えた伸縮棒 ２１が設けられ、該電磁弁Ａの伸縮棒２１は上記本体１に設けられたガス第１通 道孔１４１と相互に垂直とされ、ガス第１通道１４中間に設けられた該ガス第１ 通道孔１４１と相対する弁に組み合わされ、電磁弁Ａに電源が通じていない時、 該伸縮棒２１はばね２２の回復力によりガス第１通道孔１４１を塞ぐものとされ 、 上記本体１の上部にはパッド１３を介して定時器３が設置されてねじ３４で固 定されて内外が隔離した状態とされ、 本体１の一端にはねじ孔１２が設けられて上記圧差自動封閉装置４が接合され 、該圧差自動封閉装置４は、一組のＬ形連接管４１、４２を螺接し、その中、一 つのＬ形連接管４１内部のねじ孔部４１２１に、内部に小直径の内孔４３１と大 直径の内孔４３２を備えた圧差制御部材４３を嵌合し、その大直径の内孔４３２ の孔壁に複数の孔４３３を環状に配置し、圧差制御部材４３の内に一体成形によ り桿体４３５１と凸縁４３５２を設けた開閉部材４３５を設け、その凸縁４３５ ２上方の環状溝４３５３に一つのシールリング４３６を設け、圧差制御部材４３ の小直径の内孔４３１に、周囲に複数の切欠き４３７２を有し中央に軸孔４３７ １を有する支軸部材４３７を設けて開閉部材４３５の桿体４３５１を位置決めし 、圧差制御部材４３と縦向きに平行とし、開閉部材４３５を昇降可能とし、圧差 制御部材４３の底部に止めピン４３４を設けて、該止めピン４３４で開閉部材４ ３５を位置決めし、脱落を防止してあるものとされ、 バーナーヘッド７１の底部周囲にはねじ８１で一つのクランプヘッド８が固定 され、該クランプヘッド８の底部には一つの穿孔８２１が設けられ、該穿孔８２ １に一端に穿孔８３１を有する一つの支承ロッド８３が穿設されてねじ８２で固 定され、支承ロッド８３の穿孔８３１内にはねじ８３２で上向きに延伸し且つ適 当な長さを有する熱電エネルギー転換器６が設けられ、一つの箱体Ｅ内に熱電エ ネルギー転換器６が電流を供給し且つ吸着端６３を有するコイル６２が設けられ 、箱体Ｅ内の一側に延伸アーム６４２を設けたトリガスイッチ６４が設けられ、 該延伸アーム６４２の末端に一つの可磁性盤体６４３が設けられ、箱体Ｅと該可 磁性盤体６４３の相対位置に一つの押しボタン６４４が設けられてなり、 ガス火が吹き消されたり或いは煮こぼれにより消えた場合、熱電エネルギー転 換器６は温度の低下により電流をコイル６２に供給するのを停止し、そのためコ イル６２の吸着端６３の磁力は消失し、延伸アーム６４２は原状に回復し、並び に電気回路は中断され、そのために電磁弁Ａの伸縮棒２１はばね２２の回復力に よりガス第１通道孔１４１を塞ぎガスを中断し、安全を確保することを特徴とす る、ガス漏れ時自動封鎖式ガス漏れ防止装置としている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案は一種のガス漏れ防止装置であり、ガスこんろのバーナーヘッドに設け た熱電エネルギー転換器により、ガス火の熱エネルギーを電気エネルギーに転換 し、本考案の本体底部のガス制御用のガス第１通道孔の電磁弁を制御して開放状 態を維持してガスを正常に流通させ、ガス火が吹き消されたり液体のふきこぼれ により消えた時には、熱電エネルギー転換器はガス火の消滅による温度低下によ り電気エネルギーを発生せず、上記電磁弁にガス第１通道孔を閉鎖させてガス供 給を中断させ、また、本体へのガス供給端には一つの圧差自動封閉装置が設けら れ、それは二つのＬ形連接管を連接してその中の一つのＬ形連接管の入口に異な る直径の内孔を設け、その中、下段の大直径の内孔孔壁に複数の貫通孔を環状に 配置した圧差制御部材を設け、該圧差制御部材の内孔に底端に凸縁を有し上に延 伸されたロッド状の開閉部材を設け、該開閉部材の凸縁上方の環状溝に一つのシ ールリングを設けたもので、正常な状態下では、ガスは圧差制御部材に設けた貫 通孔を通過し、外接のガスコンロなどのガス管が破裂した時には、圧差制御部材 の下方のガス圧が増加して開閉部材を上昇させてガス通路を完全に封鎖し、ガス の外部への漏洩を防止し、こうしてガス漏れ時に自動閉鎖して事故の発生を防止 する。

【０００６】

【実施例】

図１〜図７に示されるように、本考案は適当な大きさの一つの円形の本体１を 備え、該本体１内部は中隔層１１１で二つの空間１１に分けられ、該中隔層１１ １の両側の適当な位置に、水平方向に一つのガス第１通道１４と一つのガス第２ 通道１５が設けられている。その中、該ガス第１通道１４の中間位置には下向き の垂直なガス第１通道孔１４１が設けられている。上記本体１下端と上記ガス第 １通道孔１４１の相対部分には一つの電磁弁Ａが螺接されている。該電磁弁Ａの 組付けは、先にその電磁弁本体２と上記本体１とを螺接して一体とし、電磁弁本 体２の外側にコイル２３と外カバー２４を嵌めてナット２５で締めつけるものと される。電磁弁本体２の内孔には一つのばね２２と一つの伸縮棒２１が設けられ 、該伸縮棒２１の上端には一つの塞体２１１が設けられている。該電磁弁Ａが通 電していない時、該伸縮棒２１はばね２２の回復力を受けてガス第１通道孔１４ １に突き当たっている。（図８参照）。本体１の上部は一つのパッド１３を介し て定時器３と組み合わされ、さらにねじ３４で固定されて内外が隔離状態とされ ている。中隔層１１１に設けられたガス第２通道１５内には貫通孔１５２を有す る玉１５１が設けられ、該玉１５１の底部には切欠き１５３が設けられ、一つの 凸縁５３、シールリング５１及び旋回つまみ５２を有する旋回ロッド５（図１０ 、図１２参照）が下から上に本体１内に挿入されて、その凸縁５３が玉１５１の 切欠き１５３に組み合わされている。無電源の状況では、旋回ロッド５の旋回つ まみ５２操作により玉１５１を回転させ、その貫通孔１５２とガス第２通道１５ を一直線を呈するようにし、ガスを通じさせる（図１０、図１１、図１２参照） 。また、本体１の一端にはねじ孔１２が設けられて一つの圧差自動封閉装置４が 螺接されている。該圧差自動封閉装置４は、一組のＬ形連接管４１、４２を螺接 し、その中、一つのＬ形連接管４１内部のねじ孔部４１２１に、内部に小直径の 内孔４３１と大直径の内孔４３２を備えた圧差制御部材４３を嵌合し、その大直 径の内孔４３２の孔壁に複数の孔４３３が環状に配置し、圧差制御部材４３の内 に一体成形により桿体４３５１と凸縁４３５２を設けた開閉部材４３５を設け、 その凸縁４３５２上方の環状溝４３５３に一つのシールリング４３６を設け、圧 差制御部材４３の小直径の内孔４３１に周囲に複数の切欠き４３７２を有し中央 に軸孔４３７１を有する支軸部材４３７を設け、開閉部材４３５の桿体４３５１ を位置決めし、圧差制御部材４３と縦に平行とし、これにより、開閉部材４３５ を昇降可能としたものである。ガス管Ｄが破裂してガスが外に漏れる時、もとの ガスがガス入口Ｃより進入して圧差制御部材４３の孔４３３を経て本体１の空間 内に進入し、この時、ガス管Ｄの破裂によりガス入口Ｃ部分の圧力は増大するた め、開閉部材４３５が上向きに押し上げられて小直径の内孔４３１が塞がれてガ スを中断し、安全を確保する（図９参照）。圧差制御部材４３の底部には一つの 止めピン４３４が設けられ、該ピン４３４で開閉部材４３５を位置決めし、脱落 を防止している。Ｌ形連接管４１の上部のねじ孔部には一つの押圧座４１１が設 けられ、その内にばね４１２の回復力を受ける押圧キャップ４１３と押し棒４１ １３とが設けられている。開閉部材４３５が上昇してガス流路を中断する時、該 押圧キャップ４１３が押圧され、押し棒４１１３により開閉部材４３５は下に押 されて原状に回復する。ガスこんろのバーナーヘッド７１の底部周囲にはねじ８ １で一つのクランプヘッド８が固定され、該クランプヘッド８の底部には一つの 穿孔８２１が設けられ、該穿孔８２１に一端に別の穿孔８３１を有する一つの支 承ロッド８３が穿設されてねじ８２で固定されている。穿孔８３１内にはねじ８ ３２で上向きに延伸し且つ適当な長さを有する熱電エネルギー転換器６が設けら れている。また、一つの箱体Ｅ内に吸着端６３を有し、熱電エネルギー転換器６ により電流を供給されるコイル６２が設けられ、箱体Ｅ内の一側には延伸アーム ６４２を設けたトリガスイッチ６４が設けられ、該延伸アーム６４２の末端には 一つの可磁性盤体６４３が設けられ、箱体Ｅと該可磁性盤体６４３の相対位置に は一つの押しボタン６４４が設けられている（コンロに点火したい時には、まず 該押しボタン６４４を押してトリガスイッチ６４の延伸アーム６４２を押して移 動させることで押しボタン６４１を押し、回路を通じさせ、同時に可磁性盤体６ ４３とコイル６２の吸着端６３を接触させる。電源導通後には電磁弁Ａの伸縮棒 ２１が磁力を受けて内縮し、ガスにガス第１通道孔１４１を通過させてバーナー ヘッド７１に至らせ、ガス流量調節弁を回転調整した後、ガスに点火し、燃焼さ せる。この時、バーナーヘッド７１中央の熱電エネルギー転換器６はガス火の熱 により電流を発生し、該電流は導線６１を経てコイル６２に伝わり、吸着端６３ に磁力を発生さぜ、延伸アーム６４２末端の可磁性盤体６４３を吸着させて、延 伸アーム６４２にトリガスイッチ６４の押しボタン６４１に対する押圧を持続さ せ、これにより電源に通路を保持させ電磁弁Ａの伸縮棒２１に内縮状態を保持さ せてガスを正常に流通させる。ガス火が風に吹かれて或いは調理中の液体のふき こぼれなどで消えた時には、熱電エネルギー転換器６は温度の低下により電流を 供給するのを停止し、そのためコイル６２の吸着端６３の磁力は消失し、延伸ア ーム６４２は原状に回復し、並びに電気回路は中断され、そのために電磁弁Ａの 伸縮棒２１はばね２２の回復力によりガス第１通道孔１４１を塞ぎガスを中断し 、安全を確保する（図８参照）。

【０００７】

【考案の効果】

本考案のガス漏れ時自動封鎖式ガス漏れ防止装置は、本体、パッド、手動弁、 電磁弁、圧差自動封閉装置、定時スイッチ及び熱電エネルギー転換器を少なくと も備えてなり、ガス火の熱エネルギーを熱電エネルギー転換器で電気エネルギー に転換してそれを本体のガス第１通道孔の開閉制御を行う電磁弁に提供して開放 状態とし、ガス火が事故で消えた時には、熱電エネルギー転換器が温度低下によ り電流を発生して電磁弁に供給しないことから電磁弁の伸縮棒にガス第１通道の 通道孔を閉鎖させてガス流路を中断し、本体へのガス流入端に上記圧差自動封閉 装置が設けられ、該圧差自動封閉装置が、本体とは別の一端に連接されたガス管 が破裂した時、発生する圧力差を利用してガス通路を封じ、ガスを停止して外部 の漏出させず、意外な事故の発生を防止し、安全を確保することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の分解斜視図である。

【図３】本考案の熱電エネルギー転換器とトリガスイッ
チの全体構造表示図である。

【図４】本考案の熱電エネルギー転換器とバーナーヘッ
ドの組合せ表示図である。

【図５】本考案の先に押しボタン６４４を押してトリガ
スイッチ６４を導通させ、可磁性盤体６４３とコイル６
２の吸着端６３を接触させる動作表示図である。

【図６】本考案の簡略化した制御回路図である。

【図７】本考案の正常使用時の断面図である。

【図８】本考案の、熱電エネルギー転換器からの電源中
断時に、電磁弁Ａの伸縮棒２１かガス第１通道孔１４１
を封鎖する状態を示す断面視による動作表示図である。

【図９】本考案の、ガス管破裂時に、圧差により圧差制
御部材４３内の開閉部材４３５が上昇してガス通路を中
断する状態を示す断面視による動作表示図である。

【図１０】本考案の手動弁部の開放状態における一部断
面表示した斜視図である。

【図１１】本考案の手動弁部の閉鎖状態における一部断
面表示した斜視図である。

【図１２】本考案の手動弁部の玉１５１と旋回ロッド５
との連結部分の側面図である。

【符号の説明】

１・・・本体 １１・・・空間 １１１・・・中隔層
１２・・・ねじ孔 ４１２、４１２１・・・ねじ孔部 １３・・・パッド
１４・・・ガス第１通道 １４１・・・ガス第１通道孔 １５・・・ガス第２通道
１５１・・・玉 １５２・・・貫通孔 １５３・・・切欠き ２・・・電
磁弁本体 ２１・・・伸縮棒 ２１１・・・塞体 ２２・・・ばね
２３・・・コイル ２４、３３・・・外カバー ２５・・・ナット ３・・
・計時器 ３１、５２・・・旋回つまみ ３２・・・めもり盤 ３
４・・・ねじ ４・・・圧差自動封閉装置 ４１、４２・・・Ｌ形連接
管 ４１１・・・押圧座 ４１１１・・・内孔 ４１１２・
・・ばね ４１１３・・・押し棒 ４１３・・・押圧キャップ ４
３・・・圧差制御部材 ４３１・・・小直径の内孔 ４３２・・・大直径の内孔
４３３・・・孔 ４３４・・・止めピン ４３５・・・開閉部材 ４３５
１・・・桿体 ４３５２・・・凸縁 ４３５３・・・環状溝 ４３６、
５１・・・シールリング ４３７・・・支軸部材 ４３７１・・・軸孔 ４３７２
・・・切欠き ５・・・旋回ロッド ５３・・・凸縁 ６・・・熱電エ
ネルギー転換器 ６１、６１１・・・導線 ６２・・・コイル ６３・・
・吸着端 ６４・・・トリガスイッチ ６４１、６４２・・・押し
ボタン ６４２・・・延伸アーム ６４３・・・可磁性盤体 ７
・・・ガスこんろ ７１・・・バーナーヘッド ８・・・クランプヘッド ８２１、８３１・・・穿孔 ８１、８２、８３２・・・
ねじ ８３・・・支承ロッド Ａ・・・電磁弁 Ｂ・・・定時
スイッチ切断器 Ｃ・・・ガス入口 Ｄ・・・ガス管 Ｅ・・・箱体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体、パッド、手動弁、電磁弁、圧差自
   動封閉装置、定時スイッチ及び熱電エネルギー転換器を
   備えた一種のガス漏れ防止装置であって、 適当な大きさの一つの円形の本体１を備え、該本体１内
   部は中隔層１１１で二つの空間１１に分けられ、該中隔
   層１１１の両側の適当な位置に、水平方向に一つのガス
   第１通道１４と一つのガス第２通道１５が設けられ、そ
   の中、該ガス第１通道１４の中間位置には下向きの垂直
   なガス第１通道孔１４１が設けられ、上記本体１下端の
   上記ガス第１通道孔１４１との相対部分には一つの電磁
   弁Ａが螺接され、該電磁弁Ａの電磁弁本体２の内孔には
   上端に塞体２１１を備えた伸縮棒２１が設けられ、該電
   磁弁Ａの伸縮棒２１は上記本体１に設けられたガス第１
   通道孔１４１と相互に垂直とされ、ガス第１通道１４中
   間に設けられた該ガス第１通道孔１４１と相対する弁に
   組み合わされ、電磁弁Ａに電源が通じていない時、該伸
   縮棒２１はばね２２の回復力によりガス第１通道孔１４
   １を塞ぐものとされ、 上記本体１の上部にはパッド１３を介して定時器３が設
   置されてねじ３４で固定されて内外が隔離した状態とさ
   れ、 本体１の一端にはねじ孔１２が設けられて上記圧差自動
   封閉装置４が接合され、該圧差自動封閉装置４は、一組
   のＬ形連接管４１、４２を螺接し、その中、一つのＬ形
   連接管４１内部のねじ孔部４１２１に、内部に小直径の
   内孔４３１と大直径の内孔４３２を備えた圧差制御部材
   ４３を嵌合し、その大直径の内孔４３２の孔壁に複数の
   孔４３３を環状に配置し、圧差制御部材４３の内に一体
   成形により桿体４３５１と凸縁４３５２を設けた開閉部
   材４３５を設け、その凸縁４３５２上方の環状溝４３５
   ３に一つのシールリング４３６を設け、圧差制御部材４
   ３の小直径の内孔４３１に、周囲に複数の切欠き４３７
   ２を有し中央に軸孔４３７１を有する支軸部材４３７を
   設けて開閉部材４３５の桿体４３５１を位置決めし、圧
   差制御部材４３と縦向きに平行とし、開閉部材４３５を
   昇降可能とし、圧差制御部材４３の底部に止めピン４３
   ４を設けて、該止めピン４３４で開閉部材４３５を位置
   決めし、脱落を防止してあるものとされ、 バーナーヘッド７１の底部周囲にはねじ８１で一つのク
   ランプヘッド８が固定され、該クランプヘッド８の底部
   には一つの穿孔８２１が設けられ、該穿孔８２１に一端
   に穿孔８３１を有する一つの支承ロッド８３が穿設され
   てねじ８２で固定され、支承ロッド８３の穿孔８３１内
   にはねじ８３２で上向きに延伸し且つ適当な長さを有す
   る熱電エネルギー転換器６が設けられ、一つの箱体Ｅ内
   に熱電エネルギー転換器６が電流を供給し且つ吸着端６
   ３を有するコイル６２が設けられ、箱体Ｅ内の一側に延
   伸アーム６４２を設けたトリガスイッチ６４が設けら
   れ、該延伸アーム６４２の末端に一つの可磁性盤体６４
   ３が設けられ、箱体Ｅと該可磁性盤体６４３の相対位置
   に一つの押しボタン６４４が設けられてなり、 ガス火が吹き消されたり或いは煮こぼれにより消えた場
   合、熱電エネルギー転換器６は温度の低下により電流を
   コイル６２に供給するのを停止し、そのためコイル６２
   の吸着端６３の磁力は消失し、延伸アーム６４２は原状
   に回復し、並びに電気回路は中断され、そのために電磁
   弁Ａの伸縮棒２１はばね２２の回復力によりガス第１通
   道孔１４１を塞ぎガスを中断し、安全を確保することを
   特徴とする、ガス漏れ時自動封鎖式ガス漏れ防止装置。