JP3154192B2 - 磁気ヘッド外し治具 - Google Patents

磁気ヘッド外し治具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、8ミリビデオテープ
レコーダーの磁気ヘッド外し治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、8ミリビデオテープ
レコーダーの磁気ヘッド1は、回転ドラム(上ドラム,
ワーク)2の上に径方向に、例えば5個、ビス3により
固定される(図4では1個のヘッドのみ図示してい
る)。そして、磁気ヘッド1のチップ部1aが回転ドラ
ム2のリム2aの窓部2bから外方へ向かっている。
【0003】ところで、8ミリビデオテープレコーダー
のドラムの組立時、あるいは修理作業時に、磁気ヘッド
1が不良品あるいは壊れている場合には、磁気ヘッドを
外す作業を行わなければならない。
【0004】従来、この磁気ヘッド外し作業は、手で、
ドラム2上の磁気ヘッド1を保持および保護し、ドライ
バ等でビス3を緩めて、行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気ヘ
ッド1は極めて小さいので、手による保持に極めてタイ
ミング等を要し、十分に保持できない場合には、ドライ
バ等でビス3を緩めると、磁気ヘッド1がとも回りし
て、ヘッドの先端であるチップ部1aがリムの窓部2b
に当たり、チップ部1aを傷つけたり、あるいは、チッ
プ部1aがリム2aを乗り上げて、磁気ヘッド1が回転
し、回転ドラム2および磁気ヘッド1を傷つけたりする
という問題点があった。
【0006】また、手により磁気ヘッド1を保持してい
たので、作業が細かく、また磁気ヘッド1がとも回りし
ないように、注意して作業を行なわなければならず、作
業時間が長くなるという問題点があった。
【0007】そこで本発明の目的は、磁気ヘッド外し治
具を提供し、以て、磁気ヘッドや回転ドラムを傷つける
のを防止し、また短い時間で作業を行うことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気ヘッド外し治具は、回転ドラムに複数
の磁気ヘッドを固定しているビスに対応する貫通孔と、
回転ドラムに接触する面側に設けられた、磁気ヘッドに
対応した凹部とを有し、ビスと貫通孔および磁気ヘッド
と凹部とを対応して、回転ドラムに被覆して使用する。
【0009】
【作用】磁気ヘッド外し治具を回転ドラムに被覆して、
ビスを貫通孔を介して緩めると、磁気ヘッドが凹部内に
あるので、磁気ヘッドのとも回りが防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
基づいて詳細に説明する。
【0011】図2において、磁気ヘッド外し治具5は、
ジュラコン材を用いた円盤形状をしており、その外径
は、図4のリム部2aの内径と略等しくしてある。
【0012】次に、磁気ヘッド外し治具5の回転ドラム
2に接触する面側,即ち底面側に、回転ドラム2上の磁
気ヘッド1の位置に対応して、磁気ヘッド外し治具5の
径方向に、嵌合凹部5aが5個、形成してある。嵌合凹
部5aの幅は磁気ヘッド1の幅に略等しくしてあり、ビ
ス3を緩めたときに、磁気ヘッド1がとも回りしてチッ
プ部1aがリムの窓部2bに当たらないようにしてあ
る。嵌合凹部5aの高さは、磁気ヘッド外し治具5を回
転ドラムに被覆したときに、磁気ヘッド1上の部品1b
(図4参照)の最上端と当接しないが、磁気ヘッド1上
の部品1bの最上端に極めて近い位置となるように定め
てあり、これにより、ビス3を緩めたときに、磁気ヘッ
ド1が浮き上がって、チップ部1aがリム2aの上端よ
り高くならないようにしてある。
【0013】次に、磁気ヘッド外し治具5に、ビス3の
位置に対応して、5個の貫通孔5bが形成してある。貫
通孔5bはビス3および電気ドライバ6(図1(b)参
照)を通すことが可能な径にしてある。
【0014】なお、磁気ヘッド外し治具5に、回転ドラ
ム2上に取り付けてある磁気ヘッド1以外の部品(図1
(a),図4では省略)を逃がすための逃がし孔5cが
設けてある。
【0015】磁気ヘッド外し治具5をこのように構成し
てあり、磁気ヘッド外し作業を行う際には、ヘッド外し
対象ドラム2を作業台の上に置き、図1(a)(b)に
示すように、磁気ヘッド外し治具5を、嵌合凹部5aを
磁気ヘッド1に嵌合し、磁気ヘッド外し治具5の外周縁
部をリム2aの内面に嵌合する状態で、回転ドラム2上
に被覆する。
【0016】そして、図1(b)に示すように、一方の
手の親指,人差指等で、治具5およびドラム2を軽く保
持し、他方の手で、ビット6aの先端が磁化された電気
ドライバ6を持って、そのビット6aを貫通孔5bに通
し、ビット6aをビス3に嵌合して駆動し、ビス3を緩
めた後、電気ドライバ6を引き上げる。
【0017】すると、ビット6aの先端は磁化されてい
るので、ビス3はビット6aとともに、引き上げられ
る。
【0018】この際、磁気ヘッド1は嵌合凹部5a内に
あるので、とも回りせず、またチップ部1aがリム2a
の上端より上に浮き上がる等がなく、磁気ヘッド1およ
び回転ドラム2が傷つくのが防止される。
【0019】このようにして、全てのビス3を緩めて、
治具5から引き出す。
【0020】この後、磁気ヘッド外し治具5を回転ドラ
ム2から外すと、磁気ヘッド1が回転ドラム2から外れ
ており、ヘッド外し作業が完了する。
【0021】一方の手の親指,人差指等で、治具5およ
びドラム2を保持して、作業を行うことができるので、
即ち、ドラム2およびドラム2と略等しい径の治具5
を、手で保持して作業を行うことができるので、ヘッド
1自体を保持するような細かい作業がなくなり、また磁
気ヘッド1がとも回りしないように、注意して作業を行
う必要がなくなり、磁気ヘッド外しの作業が容易とな
り、その作業時間が極めて短くなる。
【0022】上記実施例では磁気ヘッド外し治具5の外
周縁部を回転ドラム2のリム2aの内面に嵌合したが、
図3に示すように、ドラム2の外周面2dを覆うよう
に、磁気ヘッド外し治具25を構成して、ドラムの外周
面2dと、これに対向する磁気ヘッド外し治具25の内
周面25dとの嵌合により、治具25をドラム2に対し
て位置決めするようにしてもよい。なお、この場合には
磁気ヘッド外し治具25はドラムの外周面2dの外傷防
止カバーをも兼ねることができる。なお、図3では、ド
ラム2上の磁気ヘッド1,磁気ヘッド外し治具25の嵌
合凹部等を省略してある。その他、磁気ヘッド外し治具
のドラム2に対する位置決めは、ドラム2の中央部に設
けてある孔部2f(図4参照)に嵌合する、磁気ヘッド
外し治具の嵌合部を設け、孔部2fとこの嵌合部との嵌
合により、位置決めを行なってもよい。
【0023】また、上記実施例では磁気ヘッド外し治具
5にジュラコン材を用いたが、磁気ヘッド外し治具の材
質を透明な材質、例えばアクリル材,塩化ビニール材等
にして、磁気ヘッド外し治具を回転ドラム2に被覆した
後、磁気ヘッド1を磁気ヘッド外し治具の外側から見え
るようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッド外し治具を用いるこ
とにより、磁気ヘッドおよび回転ドラムを傷つけること
が防止され、また磁気ヘッド外しの作業が容易になり、
その作業時間を極めて短くすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)は回転ドラムに本発明の一実施例の
磁気ヘッド外し治具を被覆する状態を示す斜視図、同図
(b)は回転ドラムに磁気ヘッド外し治具を被覆して、
ビスを緩める状態を示す斜視図である。
【図2】同図(a)は図1の磁気ヘッド外し治具の底面
図,同図(b)は同図(a)のA−A線断面図,同図
(c)は図1の磁気ヘッド外し治具の上面図,同図
(d)は図1の磁気ヘッド外し治具の底面側から見た斜
視図である。
【図3】本発明の他の実施例の磁気ヘッド外し治具の断
面図である。
【図4】磁気ヘッドの回転ドラムへの固定を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 回転ドラム 3 ビス 5,25 磁気ヘッド外し治具 5a 嵌合凹部 5b 貫通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムに複数の磁気ヘッドを固定し
    ているビスに対応する貫通孔と、 上記回転ドラムに接触する面側に設けられた、上記磁気
    ヘッドに対応した凹部とを有し、 上記ビスと上記貫通孔および上記磁気ヘッドと上記凹部
    とを対応して、上記回転ドラムに被覆して使用すること
    を特徴とする磁気ヘッド外し治具。
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