JP3153615B2 - ブレーカユニットの取付構造 - Google Patents

ブレーカユニットの取付構造

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JP3153615B2
JP3153615B2 JP06772492A JP6772492A JP3153615B2 JP 3153615 B2 JP3153615 B2 JP 3153615B2 JP 06772492 A JP06772492 A JP 06772492A JP 6772492 A JP6772492 A JP 6772492A JP 3153615 B2 JP3153615 B2 JP 3153615B2
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JP
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floor
breaker unit
plate
floor slab
mounting plate
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雄二 平井
武 堀川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床スラブより浮かせた
状態で床板が敷設される二重床において、床スラブと床
板との間の空間にブレーカユニットを設置するブレーカ
ユニットの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、床の構成として床スラブ上に支持
脚を介して床スラブより浮かせた状態で床板を敷設する
ようになった二重床が提供されており、この二重床の床
スラブと床板との間の空間に電線を配線することで電線
を外観上見えないように設置することが行われている。
そして、電線はブレーカユニットに接続されるようにな
っているものであるが、ブレーカユニットはアンカーボ
ルト等によって床スラブ面に直接固定されるようになっ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、床スラブへの固定を行うための部材
及び専用の工具が別途に必要であり、また、ブレーカユ
ニットの固定は床スラブに対して行われるために位置換
えを簡易に行うことができないという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、専用の工具等を用いることなく取付けを行う
ことができ、また、位置換えも簡易に行うことができて
施工性の良いブレーカユニットの取付構造を提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、床スラブ1の上方に所定間隔を隔てて
矩形状の床板2を配設し、この床板2の四隅を床板2と
床スラブ1との間に立設される支持柱3にて支持して二
重床を構成し、床スラブ1と床板2との間に形成される
空間a内にブレーカユニット本体4を配設し、床板2の
四隅を支持する支持柱3のうち、対角線上で隣合う支持
柱3間に取付板5を架設し、この取付板5の上面に上記
ブレーカユニット本体4を取着したものである。
【0006】また、支持柱3間に架設される取付板5の
両端部に先端側が開口する嵌め込み溝6を形成し、各嵌
め込み溝6を対角線上で隣合う支持柱3にそれぞれ係合
し、少なくとも一方の嵌め込み溝6を取付板5の長手方
向に沿う長孔状に形成し、各嵌め込み溝6の奥端間の寸
法イを対角線上で隣合う支持柱3間の寸法ロよりも短い
ものとするようにしてもよい。
【0007】
【作用】しかして、両端に設けられた嵌め込み溝6を対
角線上で隣合う支持柱3にそれぞれ嵌め込んで隣合う支
持柱3間に取付板5を架設し、この取付板5にブレーカ
ユニット本体4を取付けることで床スラブ1と床板2と
の間の空間aにブレーカユニット本体4を配置すること
ができるものであり、床スラブ1に対して固定を行うこ
となくブレーカユニット本体4を床スラブ1と床板2と
の間の空間a内に設置することができる。そして、少な
くとも一方の嵌め込み溝6を取付板5の長手方向に沿う
長孔状に形成し、各嵌め込み溝6の奥端間の寸法イを対
角線上で隣合う支持柱3間の寸法ロよりも短いものとす
るようにしてあると、隣合う支持柱3がそれぞれ所定位
置に設置された状態であっても嵌め込み溝6をそれぞれ
各支持柱3に係合することができるものであり、二重床
を構築した後であっても、後付けにて取付板5を対角線
上で隣合う支持柱3間に架設することができ、ブレーカ
ユニット本体4の取付けを二重床の施工後に行うことが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。ブレーカユニットAは、図3に示されるよう
に二重床と称される床構造を用いた床部に設置されてい
る。上記二重床は、支持柱3を介して床スラブ1より浮
かせるようにして床板2が設置される構造であり、床ス
ラブ1と床板2との間に形成される空間a内に電線7が
収納配置されるようになっている。床スラブ1と床板2
との間の空間a内に配置される電線7は床スラブ1と床
板2との間の空間a内に設置されたブレーカユニット本
体4に接続されるようになっている。矩形状に形成され
た床板2は、四隅を支持柱3にて支持されて床スラブ1
より浮いた状態で設置されており、床板2の四隅を支持
する支持柱3のうち、対角線上で隣合う支持柱3間には
取付板5が架設されている。取付板5の上面には面状フ
ァスナーのような取付部材8が設けられており、この取
付部材8によって取付板5の上面にブレーカユニット本
体4が着脱自在に取付けられている。
【0009】取付板5は図4に示されるように細巾の板
材5aによって形成されており、両端より突設された突
片5aには側方に向けて開口する嵌め込み溝6が設けら
れており、この嵌め込み溝6を各支持柱3に係合するこ
とで図1、図2に示されるように対角線上で隣合う支持
柱3間に架設されている。両嵌め込み溝6のうち、少な
くとも一方の嵌め込み溝6は取付板5の長手方向に沿う
長孔状に形成されており、各嵌め込み溝6の奥端間の寸
法イは対角線上で隣合う支持柱3間の寸法ロよりも短い
ものとされている。
【0010】ブレーカユニット本体4は図5、図6に示
されるように収納箱体4a内に複数のブレーカ9を収納
配置して構成されており、側端面には電線接続部10が
設けられている。11は固定ネジ12にて固定された開
閉自在な蓋板であり、13は入力コネクターである。し
かして、ブレーカユニット本体4は対角線上で隣合う支
持柱3間に架設された取付板5に対して取付けが行われ
るようになっており、このように対角線上で隣合う支持
柱3間に架設される取付板5に対して取付けられるよう
になっているためにブレーカユニット本体4の取付位置
は必ず一枚分の床板2の下方の空間a内に配置されるこ
ととなり、床板2を一枚取り外せばブレーカユニット本
体4の操作を行うことができるものであり、また、取付
板5に対して取付けを行うことで床スラブ1に対して固
定を行うことなくブレーカユニット本体4を床スラブ1
と床板2との間の空間a内に設置することができるよう
になっている。また、少なくとも一方の嵌め込み溝6を
取付板5の長手方向に沿う長孔状に形成し、各嵌め込み
溝6の奥端間の寸法イを対角線上で隣合う支持柱3間の
寸法ロよりも短いものとするようにしてあるために、隣
合う支持柱3がそれぞれ所定位置に設置された状態であ
っても嵌め込み溝6をそれぞれ各支持柱3に係合するこ
とができるものであり、二重床を構築した後であって
も、後付けにて取付板5を対角線上で隣合う支持柱3間
に架設することができ、取付板5を介して行われるブレ
ーカユニット本体4の取付けを二重床の施工後に手間取
ることなく簡単に行うことができるようになっている。
また、取付板5の取付けは嵌め込み溝6を支持柱3に係
合することで行うことがてきるようになっており、専用
の工具等を用いることなく支持柱3への嵌め込み溝6の
係合のみで手間取ることなく容易に行うことができるよ
うになっている。
【0011】図示された実施例にあっては、長孔状に形
成された嵌め込み溝6は一か所だけである場合を示して
いるが、このもののみに限定されるものではなく、両嵌
め込み溝6がそれぞれ長孔状に形成されていてもよいも
のである。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のように、床スラブの上方
に所定間隔を隔てて矩形状の床板を配設し、この床板の
四隅を床板と床スラブとの間に立設される支持柱にて支
持して二重床を構成し、床スラブと床板との間に形成さ
れる空間内にブレーカユニット本体を配設し、床板の四
隅を支持する支持柱のうち、対角線上で隣合う支持柱間
に取付板を架設し、この取付板の上面に上記ブレーカユ
ニット本体を取着してあるので、支持柱間に架設された
取付板に対してブレーカユニット本体の取付けを行うこ
とができ、床スラブに対して固定を行うことなく床スラ
ブと床板との間の空間内にブレーカユニット本体を設置
することができるものであり、専用の工具等を用いるこ
となく取付けを行うことができるものである。
【0013】また、支持柱間に架設される取付板の両端
部に先端側が開口する嵌め込み溝を形成し、各嵌め込み
溝を対角線上で隣合う支持柱にそれぞれ係合し、少なく
とも一方の嵌め込み溝を取付板の長手方向に沿う長孔状
に形成し、各嵌め込み溝の奥端間の寸法を対角線上で隣
合う支持柱間の寸法よりも短いものとするようにしてあ
ると、隣合う支持柱がそれぞれ所定位置に設置された状
態であっても嵌め込み溝をそれぞれ各支持柱に係合する
ことができるものであり、二重床を構築した後であって
も、後付けにて取付板を対角線上で隣合う支持柱間に架
設することができ、ブレーカユニット本体の取付位置を
任意の位置に設定しながら取付けを二重床の施工後に行
うことができるもものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の床板を外した状態の斜視図である。
【図4】同上の取付板を示すものであり、(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【図5】同上のブレーカユニットを示すものであり、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【図6】同上の蓋板を外した状態のブレーカユニット本
体の平面図である。
【符号の説明】
1 床スラブ 2 床板 3 支持柱 4 ブレーカユニット本体 5 取付板 6 嵌め込み溝 a 空間 イ 寸法 ロ 寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−133505(JP,A) 特開 平1−133512(JP,A) 特開 昭60−98043(JP,A) 実開 平4−93408(JP,U) 特公 平4−10286(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 73/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床スラブの上方に所定間隔を隔てて矩形
    状の床板を配設し、この床板の四隅を床板と床スラブと
    の間に立設される支持柱にて支持して二重床を構成し、
    床スラブと床板との間に形成される空間内にブレーカユ
    ニット本体を配設し、床板の四隅を支持する支持柱のう
    ち、対角線上で隣合う支持柱間に取付板を架設し、この
    取付板の上面に上記ブレーカユニット本体を取着して成
    ることを特徴とするブレーカユニットの取付構造。
  2. 【請求項2】 支持柱間に架設される取付板の両端部に
    先端側が開口する嵌め込み溝を形成し、各嵌め込み溝を
    対角線上で隣合う支持柱にそれぞれ係合し、少なくとも
    一方の嵌め込み溝を取付板の長手方向に沿う長孔状に形
    成し、各嵌め込み溝の奥端間の寸法を対角線上で隣合う
    支持柱間の寸法よりも短いものとして成ることを特徴と
    する請求項1記載のブレーカユニットの取付構造。
JP06772492A 1992-03-26 1992-03-26 ブレーカユニットの取付構造 Expired - Lifetime JP3153615B2 (ja)

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