JP3153351U - 台車 - Google Patents

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俊弥 米森
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Abstract

【課題】牽引台車を複数台連結して牽引しながら直線走行および曲線走行(旋回走行)する際に、特に曲線走行する際に各牽引台車ができるだけ小さな内輪差でもって走行することができる台車を提供する。【解決手段】台車Dは、台4の一端4a側の左右両端部に設けたキャスタ車輪2,2と、一端4a側に取り付けられて台4を手押しできるように構成されたハンドル1と、台4の他端4b側の左右両端部に設けた固定車輪3,3と、台4の他端4b側に取り付けられた、台4を牽引するための牽引バー5と、台4の一端4a側に設けられ、複数台連結時には隣接する台車の牽引バー5に連結される連結部7とを備え、さらに、固定車輪3,3から牽引バー5の連結位置6までの寸法(A)と固定車輪3,3から連結部7までの寸法(B)の比率(A/B)を、(3/7)≦(A/B)≦(5/5)に設定してある。【選択図】図1

Description

この考案は、例えば工場構内のラインに設置してある部品棚等に、荷物(部品、ワーク等)を運搬する台車に関するものである。
この種の台車として、手押し台車と、複数台連結された状態で牽引車に牽引される牽引台車とに切り換えて使用されるものがあり、牽引台車としては、それら複数台を牽引バー(例えば連結棒)で連結し、牽引車で牽引して工場構内のラインに設置してある部品棚等に、荷物(部品、ワーク等)を運搬する台車として使用される一方、手押し台車として機能させるため、作業者が押して手押し台車を動かすための手押し部としてのハンドルを備えており、さらに、台車を自由な方向に移動できる自在車輪としてのキャスタ車輪と台車に直進性を持たせるため直進方向にのみ移動できる固定車輪が取り付けられている。
ところで、作業者が、荷物を載せた手押し台車を押して動かす際、ハンドルの反対側(手押し台車の前側)にキャスタ車輪を取り付けると、作業者が意図する方向に手押し台車を動かすことができず、また、直進走行時は、キャスタ車輪が振れてしまい、上手く走行させることができない。
そこで、キャスタ車輪の取り付け位置を、ハンドル側に取り付けることで、手押し台車は作業者が意図する方向に自由に動かすことができ、直進走行も安定する。
図10(A)は、ハンドル1の側に左右一対のキャスタ車輪2,2を取り付け、ハンドル1の反対側に左右一対の固定車輪3,3を取り付けてなる台車D’を示しており、具体的には、ハンドル1は、荷物を搭載する台4の一端4a側に取り付けられており、キャスタ車輪2,2は、台4の一端4a側におけるハンドル1の側から見て左右両端部に設けられており、固定車輪3,3は、台4の他端4b側におけるハンドル1の側から見て左右両端部に設けられている。
さらに、図10(A)において、5は、台4の前記一端4a側に取り付けられ、台4を牽引するための平面視山型形状の牽引バーであり、台4の一端4a側に左右一対の基端部a,aが固定される。
7は、台4の前記他端4b側に設けられ、複数台連結時には前記牽引バー5に連結される連結部(例えば係合孔)で、牽引台車同士の連結は例えばピンと前記係合孔7との係合による。
しかし、牽引バー5がハンドル側に設置されており、牽引バー5は連結部7に比べて長尺な形状で台4の前記一端4aから前方に突出しているため、図10(A)に示すように、前記台車D’は、固定車輪3,3から、牽引バー5の遊端部b側にある連結位置(一点鎖線で示す位置)6までの寸法Aが、固定車輪3,3から連結部7までの寸法Bより非常に長い関係(A>B)の台車になっており、前記台車D’を牽引台車として使用するとき、図10(B)に示すように、牽引車(図示せず)に牽引されて直線走行するときは問題ないが、牽引車に牽引されて曲線走行(旋回走行)する際に、牽引台車は固定車輪3,3を中心に曲線走行するため、牽引台車は牽引車の軌跡と違う軌跡で曲線走行することになる。
そのため、図10(C)に示すように、牽引車(図示せず)で牽引台車D’を複数台連結した状態で曲線走行する際、当該牽引台車D’が、その前を走行する牽引台車D’より内側を走行する軌道を描いて曲線走行する事態が最後尾の牽引台車に至るまで連続的に続くことになる。
例えば、図9は、図10(A)で示した牽引台車D’を4台連結し、これを牽引車Eで牽引したときの曲線走行(この例では時計回りの曲線走行)時における軌跡線図を示しており、矢印で示すK1 ’,K2 ’, K3 ’およびK4 ’は、それぞれ牽引台車D’1 ,D’2 , D’3 およびD’4 の軌跡線であり、牽引台車D’1 ,D’2 , D’3 およびD’4 がそれぞれ固定車輪3,3,を中心に曲線走行しているが、この図から、前の例えば牽引台車D’3 の走行ルート(軌跡)よりかなり内側の走行ルート(軌跡)を後の牽引台車D’4 が走行していることが分かる。これは、各牽引台車D’1 ,D’2 , D’3 ,D’4 の前輪がキャスタ車輪であり、後輪が固定車輪であるため、曲がる際は必ず前輪と後輪との間で内輪差を生ずるが、前記寸法Aが前記寸法Bより非常に大きいため各牽引台車D’1 ,D’2 , D’3 ,D’4 は大きな内輪差でもって走行することになり、結果として、先頭の1台目の牽引台車D’1 と最後尾の4台目の牽引台車D’4 の軌道(軌跡)の差Δが大きくなりすぎる。このことは、3台連結した図10(C)からも分かる。なお、図9において、数値の単位はmmである。
これを回避するには、牽引車Eは曲線走行に入る前に、曲がる方向とは反対側に大きく振ってから(大回りしてから)曲線走行(旋回走行)に移らねばならず、その結果、曲線走行するスペースが広くなってしまうという問題がある。また、曲線走行時には、超低速走行をする必要があるという問題があり、その結果、スムーズに曲線走行することができなくなる。
特許第3806421号公報 特開2006−76514号公報
上記問題を解決するために、従来、例えば下記特許文献1,2に示すような台車が提案されている。
しかし、上記特許文献に記載されているいずれの台車も、手押しのときに上手く走行させながら、牽引時には小回りで旋回できるようにするため、牽引バーをほぼ水平な状態と立てた状態に切り換え可能にするとともに、牽引バーの動きに連動して、できるだけ内輪差を小さくするよう前後の車輪を操舵する操舵手段を設けており、この操舵手段が非常に複雑な構造のため、高コストでメンテナンスが大変である、という課題がある。
この考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、荷物を搭載する台へのキャスタ車輪と固定車輪の取り付け位置およびハンドルの取り付け位置を従来のまま変更することなく、また、台の大きさ、特に搬送方向に沿った長さを従来のまま変更することなく、低コストでメンテナンスを容易に行えることかできるとともに、牽引台車を複数台連結して牽引しながら直線走行および曲線走行(旋回走行)する際に、特に曲線走行する際に各牽引台車ができるだけ小さな内輪差でもって走行することができる台車を提供することである。
そこで、本考案者らは、前述した牽引バー5の連結位置6から固定車輪3,3までの寸法Aを連結部7から固定車輪3,3までの寸法Bと例えば等しい長さに設定することができるならば、それぞれの牽引台車D’1 ,D’2 , D’3 ,D’4 ができるだけ小さな内輪差でもって走行することができるという観点から研究したが、連結部7から固定車輪3,3までの寸法Bよりも牽引バー5の連結位置6から固定車輪3,3までの寸法Aの方が極めて長くなっているという図10(A)に示した従来の台車D’の牽引バー5と連結部7の取り付け構造からは寸法Aと寸法Bを等しい長さにすることは実現不可能であることを見出し、鋭意研究の結果、図10(A)で示した従来の牽引台車D’において、牽引バー5と連結部7の取り付け位置を取り替えるという特異な構成により、荷物を搭載する台4へのキャスタ車輪2,2と固定車輪3,3の取り付け位置およびハンドル1の取り付け位置を従来のまま変更することなく、また、台4の大きさ、特に搬送方向に沿った長さを従来のまま変更することなく寸法Aと寸法Bを等しいか、またはそれに近い長さにすることができるということを見出した。
かくして、この考案の台車は、
手押し台車と、複数台連結された状態で牽引車に牽引される牽引台車とに切り換えて使用される台車であって、
荷物を搭載する台と、
この台の一端側の左右両端部に設けたキャスタ車輪と、
前記一端側に取り付けられて台を手押しできるように構成されたハンドルと、
前記台の他端側の左右両端部に設けた固定車輪と、
前記台の前記他端側に取り付けられた、前記台を牽引するための牽引バーと、
前記台の前記一端側に設けられ、複数台連結時には隣接する台車の前記牽引バーに連結される連結部とを備え、
さらに、前記固定車輪から前記牽引バーの連結位置までの寸法(A)と前記固定車輪から前記連結部までの寸法(B)の比率(A/B)を、
(3/7)≦(A/B)≦(5/5)
に設定してあることを特徴とする台車を提供する(請求項1)。
この考案において、前記比率(A/B)を、
(3/7)(下限値)≦(A/B)≦(5/5)(上限値)に設定したのは、以下の理由による。
前記比率(A/B)が、下限値の(3/7)よりも小さくなると、曲線走行する際に、後続する台車が内側に寄って走行するという不都合が生じるからであり、
前記比率(A/B)が、上限値の(5/5)よりも大きくなると、直進時における走行安定性が減少し、蛇行走行を起こしてしまう恐れがあるからである。
なお、前記比率(A/B)を、ほぼ1(A≒B)に設定するのが好ましい。
この考案において、前記牽引バーは、前記台の上面に垂直な軸まわりで台側に折り畳み可能に構成されているのが好ましく(請求項2)、また、前記牽引バーは、前記台に対して引き出し・収納可能に構成されているのが好ましく(請求項3)、また、前記牽引バーは、前記台に対して着脱自在に装着されているのが好ましい(請求項4)。
請求項1の考案では、牽引バーと連結部の取り付け位置をそれぞれ反対側に変更という特異な構成を採用して長尺な牽引バーを搬送方向後方の固定車輪側に設け、固定車輪から前記牽引バーの連結位置までの寸法(A)と前記固定車輪から前記連結部までの寸法(B)の比率(A/B)を、
(3/7)≦(A/B)≦(5/5)
に設定してあることから、複数台連結した牽引台車が牽引車に順次引かれて曲線走行に差し掛かっても、各牽引台車ができるだけ小さな内輪差でもって走行することができ、前の牽引台車が後の牽引台車に追従することができる。そしてその結果全ての牽引台車がほぼ同一軌跡またはそれに近い軌跡を描いて曲線走行することができる。すなわち、先頭の牽引台車と最後尾の牽引台車の軌道(軌跡)の差を小さくすることができる。
そのため、牽引車は曲線走行に入る前に、従来のように曲がる反対側に大きく振る必要はなくなり、曲線走行するため大回りする広い走行スペースは必要がなくなるとともに、曲線走行時には、超低速走行をする必要もなくなり、スムーズに曲線走行することができるようになり、その結果、荷物(部品、ワーク等)運搬のための作業性を向上することができる。
また、荷物を搭載する台へのキャスタ車輪と固定車輪の取り付け位置とハンドルの取り付け位置と台の大きさは従来のまま変更することなく、特に台の大きさを小さくすることなく現状の大きさの台を使用することができ、新たに台を設計する必要がない点で有利である。
また、上記特許文献1,2に記載の台車では、荷物を搭載する台にキャスタ車輪と固定車輪とを連動連結させるため高コストでメンテナンスが大変である複雑な構成の操舵手段を設けていたが、この考案では、キャスタ車輪と固定車輪とを連動連結させない構成、すなわち、台の一端側の左右両端部にキャスタ車輪を設け、台の他端側の左右両端部に固定車輪を設けるという簡易で安価な構成を採用しているだけであることから、作業者が、荷物を載せた手押し台車を押して動かす際、手押し台車は作業者が思う方向に自由に動かすことができ、直進走行も安定させることができるとともに、低コストでメンテナンスを容易に行うことかできる。
また、手押し台車として使用する際、例えば上記特許文献1では、牽引バーを立てた状態でこれを手押しすることから、荷物を手押し台車に積み込む作業を行ったり、積み降ろす作業を行う際、立てた状態の牽引バーが邪魔になったり、また、これら作業中に牽引バーが倒れてきて作業者に当たり、怪我をする危険性があるが、請求項2の考案では、牽引バーを、荷物を搭載する台の上面に垂直な軸まわりで台側に折り畳み可能に構成しているので、予め牽引バーを台側に折り畳むことにより、荷物を手押し台車に積み込む作業を行ったり、積み降ろす作業を行うことができて牽引バーが作業の邪魔になることは全くなくスムーズに荷物の積み込み・積み降ろし作業を行えるとともに、作業中に牽引バーが倒れてくるというおそれもなくなるという利点がある。
また、請求項3の考案では、牽引バーを、台に対して引き出し・収納可能に構成しているので、予め牽引バーを台側に収納することにより、荷物を手押し台車に積み込む作業を行ったり、積み降ろす作業を行うことができて牽引バーが作業の邪魔になることは全くなくスムーズに荷物の積み込み・積み降ろし作業を行えるとともに、作業中に牽引バーが倒れてくるというおそれもなくなるという利点がある。
また、請求項4の考案では、牽引バーを、台に対して着脱自在に装着しているので、予め牽引バーを台から取り外すことにより、荷物を手押し台車に積み込む作業を行ったり、積み降ろす作業を行うことができて牽引バーが作業の邪魔になることは全くなくスムーズに荷物の積み込み・積み降ろし作業を行えるとともに、作業中に牽引バーが倒れてくるというおそれもなくなるという利点がある。
(A)は、この考案の第1の実施形態を示す構成説明図である。(B)は、上記実施形態において牽引車で牽引台車を複数台連結した状態で直線走行する走行状態を示す構成説明図である。(C)は、上記実施形態において牽引車で牽引台車を複数台連結した状態で曲線走行(旋回走行)する走行状態を示す構成説明図である。 上記実施形態において牽引台車を4台連結し、これを牽引車で牽引したときの曲線走行(時計回りの曲線走行)時における軌跡線を示す図である。 この考案の第2の実施形態を示す平面図である。 上記第2の実施形態を示す側面図である。 上記第2の実施形態を示す正面図である。 (A)は、この考案の第3の実施形態における牽引バーの使用状態を示す底面図である。(B)は、上記第3の実施形態における牽引バーの使用状態を示す側面図である。 (A)は、この考案の第3の実施形態における牽引バーの格納状態を示す平面図である。(B)は、上記第3の実施形態における牽引バーの格納状態を示す側面図である。 この考案の第4の実施形態における牽引バーの使用状態を示す斜視図である。 従来例において牽引台車を4台連結し、これを牽引車で牽引したときの曲線走行(時計回りの曲線走行)時における軌跡線を示す図である。 (A)は、従来例を示す構成説明図である。(B)は、従来例において牽引車で牽引台車を複数台連結した状態で直線走行する走行状態を示す構成説明図である。(C)は、従来例において牽引車で牽引台車を複数台連結した状態で曲線走行(旋回走行)する走行状態を示す構成説明図である。
図1(A)〜図1(C)、図2は、図10(A)で示した構成の牽引バー5および連結部7を用い、両者の取り付け位置を入れ換えてなるこの考案の第1の実施形態を示し、図1(A)〜図1(C)、図2において、図9,10に示した符号と同一のものは同一または相当物である。
すなわち、図10(A)で示した従来の台車D’と図1(A)に示すこの実施形態の台車Dの相違点は、上述したことから明らかなように、牽引バー5と連結部7の取り付け位置をそれぞれ反対側に変更した点であり、キャスタ車輪2,2と固定車輪3,3,の台4への取り付け位置とハンドル1の取り付け位置と台4の大きさは従来通り変更することなくそのまま維持されており、
前記台車Dは、
手押し台車と、複数台連結された状態で牽引車Eに牽引される牽引台車D1 ,D2 , D3 ,D4 とに切り換えて使用される台車であって、
荷物を搭載する台4と、
この台4の一端4a側の左右両端部に設けたキャスタ車輪2,2と、
前記一端4a側に取り付けられて台4を手押しできるように構成されたハンドル1と、 前記台4の他端4b側の左右両端部に設けた固定車輪3,3と、
前記台4の前記他端4b側に取り付けられた、前記台4を牽引するための牽引バー5と、
前記台4の前記一端4a側に設けられ、複数台連結時には隣接する台車の前記牽引バー5に連結される連結部7とを備え、
さらに、固定車輪3,3から牽引バー5の連結位置6までの寸法(A)と固定車輪3,3から連結部7までの寸法(B)の比率(A/B)を、
(3/7)≦(A/B)≦(5/5)
に設定してなるものである。
例えば図2は、牽引台車D1 ,D2 , D3 , D4 を4台連結し、これを牽引車Eで牽引したときの曲線走行(この例では時計回りの曲線走行)時における軌跡線図を示しており、矢印で示すK1 ,K2 , K3 およびK4 は、牽引台車D1 ,D2 , D3 およびD4 の軌跡線であり、牽引台車D1 ,D2 , D3 ,D4 がそれぞれ固定車輪3,3,を中心に曲線走行しているが、この図から、複数台連結した牽引台車D1 ,D2 , D3 ,D4 が牽引車Eに順次引かれて曲線走行に差し掛かっても、全ての牽引台車D1 ,D2 , D3 ,D4 がほぼ同一軌跡に近い軌跡を描いて曲線走行していることが分かる。これは、比率(A/B)を、
(3/7)≦(A/B)≦(5/5)
に設定しているからであって、4台連結した牽引台車D1 ,D2 , D3 ,D4 が牽引車Eに順次引かれて曲線走行に差し掛かっても、各牽引台車D1 ,D2 , D3 ,D4 ができるだけ小さな内輪差でもって走行することができ、前の牽引台車D1 が後の牽引台車D2 に追従することができ、そしてその結果、先頭の牽引台車D1 と最後尾の牽引台車D4 の軌道(軌跡)の差Δを小さくすることができる。なお、図2において、数値の単位はmmである。
図3〜図5は、台の上面に垂直な軸まわりで台側に折り畳み可能に構成されている牽引バーを有するこの考案の第2の実施形態を示し、図3〜図5において、図1,2,9,10に示した符号と同一のものは同一または相当物である。
すなわち、この実施形態の台車Dは、
荷物を搭載する台4と、
この台4の一端4a側の左右両端部に設けたキャスタ車輪2,2と、
前記一端4a側に取り付けられて台4を手押しできるように構成されたハンドル1と、 前記台4の他端4b側の左右両端部に設けた固定車輪3,3と、
前記台4の前記他端4b側に取り付けられた、前記台4を牽引するための牽引バー5と、
前記台4の前記一端4a側に設けられ、複数台連結時には隣接する台車の前記牽引バー5に連結される連結部(例えば同一形状の係合孔7aを上下に備えてなる側面視横U字状の連結部)7とを備え、
さらに、固定車輪3,3から牽引バー5の連結位置6までの寸法(A)と固定車輪3,3から連結部(上下一対の前記係合孔7a,7aの中心を通る中心線N)7までの寸法(B)の比率(A/B)を、
(3/7)≦(A/B)≦(5/5)
に設定してなるものである。
さらに、前記牽引バー5は、台4の上面Fに垂直な軸Gまわりで台側に折り畳み可能に構成されており、具体的には、台4は平面視矩形で所定の厚みRを有する板体よりなり、台4の両矢印Yで示す短手方向に沿った中央位置に牽引バー5の枢支軸部10が設けられている。この枢支軸部10は側面視横U字状であり、上下には、枢支軸として枢支軸部10と牽引バー5にピン結合される枢支ピン(図示せず)が挿入される枢支ピン挿通孔10a,10aが設けられている。なお、図3に示すように、枢支ピン挿通孔10a,10aは、枢支軸部10の平面視において、枢支軸部10の中央部ではなく中央部から変位した位置に設けられている。
一方、前記牽引バー5は、棒状体で構成されており、その先端部(遊端部)には、矢印M(図4参照)で示す方向に牽引車によって牽引(搬送)される先頭の牽引台車D1 (牽引バー5だけ二点鎖線で示している)と2両目の牽引台車D2 の連結にあたり、牽引台車D2 の連結部7の係合孔7a,7aに整合可能な連結用の係合孔5aが設けられている。P’は、係合孔7a,7aと連結用の係合孔5aに挿通される連結ピンである。また、牽引バー5の基端部には、図3に実線で示したように、X方向に沿った使用状態(水平状態)の牽引バー5を、台4の他端4b面に当接するまで枢支軸部10に対して軸Gまわりに90°回動させて図3に二点鎖線で示したように、折り畳み状態とするため枢支ピン挿通孔10a,10aに整合可能な枢支ピン挿通孔5bが設けられている。
また、使用状態と折り畳み状態の牽引バー5が回動するのを防止してそれらの位置に固定するためのストッパ手段が設けられている。この手段は、上下の前記枢支ピン挿通孔10a,10aの対角線上に設けた上下一対の嵌合孔10b,10bと、これら嵌合孔10b,10bに嵌合可能な嵌合ピンP’’よりなる。
図6、図7は、台に対して引き出し・収納可能に構成されている牽引バーを有するこの考案の第3の実施形態を示し、図6、図7において、図1〜5,9,10に示した符号と同一のものは同一または相当物である。
この実施形態では、平面視梯子状の引き棒としての牽引バー5を使用時には引き出し、不使用時には台側へ格納する構成を採用している。
図6(A)および図7(A)は、それぞれ牽引バー5の使用時および格納時を示す底面図であり、図6、図7において、台4の下面Uの側における中央に、Y方向に沿って所定の幅Sを有するとともに、X方向に沿って形成された牽引バー案内部20が設けられている。
また、前記牽引バー5は、X方向に沿って牽引バー案内部20に挿入可能なように前記幅Sよりも僅かに小さな寸法S’と固定ピンPが嵌合可能な大きさの嵌合孔22aとを有し、基端部21,21を跨ぐようY方向に取り付けられた細長い筒体22を備えている。 また、前記牽引バー5は、遊端部(先端部)23中央にY方向に沿って取り付けられた寸法S’’(<S)で、前記固定ピンPが嵌合可能な大きさの嵌合孔24aを有する筒体24を備えている。
さらに、台4の他端4b側には、固定ピンPと筒体22とで牽引バー5を使用状態とする一方、固定ピンPと筒体24とで牽引バー5を格納状態としうる左右一対の中空体25,25が、案内部20の入口20aを挟む形で、牽引バー5の使用時において基端部21,21に干渉しない間隔J(≦S)を有しながらY方向に沿って取り付けられている。
26は、牽引バー5の使用時において、牽引バー5が基端部21,21から落下するのを防止するための当たり部である。この当たり部26は、上面26aに牽引バー5の基端部21,21を載置するよう構成されている。
なお、筒体24に連結する連結部(図示せず)の形状は、適宜設定することができる。
而して、牽引バー5の使用時には、図7に示す牽引バー5の格納状態から牽引バー5を案内部20から引き出した後、固定ピンPを一方の中空体25の孔25aから筒体22の嵌合孔22aを介して他方の中空体25の孔25aへ嵌合挿通することにより、当たり部26の上面26aに牽引バー5の基端部21,21が載置された状態となり、牽引バー5は落下することなく水平状態を保つことができる一方、牽引バー5の格納時には、図6に示す牽引バー5の使用状態から固定ピンPを取り外し、続いて、牽引バー5を基端部21,21側から案内部20に挿入し、最後に、固定ピンPを一方の中空体25の孔25aから筒体24の嵌合孔24aを介して他方の中空体25の孔25aへ嵌合挿通することにより、牽引バー5は台4側に格納されうる。
図8は、台に対して着脱自在に装着されている構成の牽引バーを有するこの考案の第4の実施形態を示し、図8において、図1〜7,9,10に示した符号と同一のものは同一または相当物である。
この実施形態では、複数連結される牽引台車D(Mは牽引方向)において、前の台車Dの台4の他端4b側に取り付けられ、前記台4を牽引するための牽引バー5を外形が例えばX方向に細長の直方体形状の中空板体とし、この牽引バー5の長手方向(X方向)における上下両端部に例えば逆U字状の固定ピンPが挿通可能な複数の孔(図示せず)を設けるとともに、台4の他端4bに横U字状の牽引バー固定部材33を設け、この固定部材33の上下に前記固定ピンPが挿通可能な複数の孔30を設ける一方、後の台車Dの台4の一端4a側に設けられた横U字状の連結部7の上下に連結ピンP’’’が挿通可能な複数の孔31を設けてある。この連結ピンP’’’は牽引バー5の上下両端部に設けた前記複数の孔(図示せず)にも挿通可能である。
この実施形態では、牽引バー固定部材33と連結部7は同一形状をなしている。
而して、牽引車に牽引される場合には、上下の複数の孔30と牽引バー5の一方の前記複数の孔(図示せず)を介して固定ピンPで固定部材33と牽引バー5を接続するとともに、上下の複数の孔31と牽引バー5の他方の前記複数の孔(図示せず)を介して連結ピンP’’’で連結部7と牽引バー5を接続する。また、両方のピンP,P’’’を解除して牽引バー5をそれぞれの牽引台車Dから取り外すことにより、これらを手押し台車として使用することができる。
なお、固定ピンPと連結ピンP’’’を入れ替えることで、牽引台車Dの向きを変更することができる。
1 ハンドル
2,2 キャスタ車輪
3,3 固定車輪
4 台
4a 一端
4b 他端
5 牽引バー
6 連結位置
7 連結部

Claims (4)

  1. 手押し台車と、複数台連結された状態で牽引車に牽引される牽引台車とに切り換えて使用される台車であって、
    荷物を搭載する台と、
    この台の一端側の左右両端部に設けたキャスタ車輪と、
    前記一端側に取り付けられて台を手押しできるように構成されたハンドルと、
    前記台の他端側の左右両端部に設けた固定車輪と、
    前記台の前記他端側に取り付けられた、前記台を牽引するための牽引バーと、
    前記台の前記一端側に設けられ、複数台連結時には隣接する台車の前記牽引バーに連結される連結部とを備え、
    さらに、前記固定車輪から前記牽引バーの連結位置までの寸法(A)と前記固定車輪から前記連結部までの寸法(B)の比率(A/B)を、
    (3/7)≦(A/B)≦(5/5)
    に設定してあることを特徴とする台車。
  2. 前記牽引バーは、前記台の上面に垂直な軸まわりで台側に折り畳み可能に構成されている請求項1に記載の台車。
  3. 前記牽引バーは、前記台に対して引き出し・収納可能に構成されている請求項1に記載の台車。
  4. 前記牽引バーは、前記台に対して着脱自在に装着されている請求項1に記載の台車。
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