JP3152624B2 - ステータ構造 - Google Patents
ステータ構造Info
- Publication number
- JP3152624B2 JP3152624B2 JP13677496A JP13677496A JP3152624B2 JP 3152624 B2 JP3152624 B2 JP 3152624B2 JP 13677496 A JP13677496 A JP 13677496A JP 13677496 A JP13677496 A JP 13677496A JP 3152624 B2 JP3152624 B2 JP 3152624B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slot
- stator
- stator winding
- wall
- stator structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータ構造に関
し、特に、ステータ巻線の絶縁不良及び劣化を発生させ
ることなくスロット抑え体を装着するための新規な改良
に関する。
し、特に、ステータ巻線の絶縁不良及び劣化を発生させ
ることなくスロット抑え体を装着するための新規な改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のステータ
構造としては、一般に、図3で示す構成が採用されてい
る。すなわち、図3において符号1で示されるものは、
輪状に形成された積層状のステータであり、このステー
タ1の内側には複数の突極2が所定の間隔で設けられ、
この各突極2にはプラスチックよりなるプラスチックカ
バー3を介してステータ巻線4が巻回されている。さら
に、このプラスチックカバー3の段部3aとステータ巻
線4との間には板状のスロット抑え体5が圧入されて各
突極2間のスロット6を塞ぐように構成され、ステータ
巻線4の飛出しが防止されている。
構造としては、一般に、図3で示す構成が採用されてい
る。すなわち、図3において符号1で示されるものは、
輪状に形成された積層状のステータであり、このステー
タ1の内側には複数の突極2が所定の間隔で設けられ、
この各突極2にはプラスチックよりなるプラスチックカ
バー3を介してステータ巻線4が巻回されている。さら
に、このプラスチックカバー3の段部3aとステータ巻
線4との間には板状のスロット抑え体5が圧入されて各
突極2間のスロット6を塞ぐように構成され、ステータ
巻線4の飛出しが防止されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のステータ構造
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、スロット抑え体をプラスチ
ックカバーとステータ巻線との間に圧入して固定するた
め、ステータ巻線の被膜が損傷を受け、かつ、ステータ
巻線がステータの径方向において外側へ強く付勢を受け
るため、損傷による絶縁不良となることがあり、モータ
の信頼性が損なわれることになっていた。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、スロット抑え体をプラスチ
ックカバーとステータ巻線との間に圧入して固定するた
め、ステータ巻線の被膜が損傷を受け、かつ、ステータ
巻線がステータの径方向において外側へ強く付勢を受け
るため、損傷による絶縁不良となることがあり、モータ
の信頼性が損なわれることになっていた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ステータ巻線の絶縁不良及
び劣化を発生させることなくスロット抑え体を装着する
ようにしたステータ構造を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、ステータ巻線の絶縁不良及
び劣化を発生させることなくスロット抑え体を装着する
ようにしたステータ構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるステータ構
造は、輪状に形成され所定の角度間隔で設けられた突極
を有し、前記突極にプラスチックカバーを介してステー
タ巻線を巻回し、前記各突極間のスロットに設けられた
板状のスロット抑え体を有するステータ構造において、
前記各プラスチックカバーに形成され前記スロット側に
突出する壁を有し、前記壁は前記スロット抑え体よりも
径方向における内側方向に位置し、前記スロット抑え体
は前記壁に接している構成である。
造は、輪状に形成され所定の角度間隔で設けられた突極
を有し、前記突極にプラスチックカバーを介してステー
タ巻線を巻回し、前記各突極間のスロットに設けられた
板状のスロット抑え体を有するステータ構造において、
前記各プラスチックカバーに形成され前記スロット側に
突出する壁を有し、前記壁は前記スロット抑え体よりも
径方向における内側方向に位置し、前記スロット抑え体
は前記壁に接している構成である。
【0006】さらに詳細には、前記スロット抑え体は、
前記ステータ巻線に対し、前記ステータ巻線を径方向に
おいて外側方向に付勢する付勢力を有しないように前記
プラスチックカバーの側面に当接している構成である。
前記ステータ巻線に対し、前記ステータ巻線を径方向に
おいて外側方向に付勢する付勢力を有しないように前記
プラスチックカバーの側面に当接している構成である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるス
テータ構造の好適な実施の形態について説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用
いて説明する。図1において符号1で示されるものは、
輪状に形成された積層状のステータであり、このステー
タ1の内側には複数の突極2が所定の間隔で設けられ、
この各突極2にはプラスチックよりなるプラスチックカ
バー3を介してステータ巻線4が巻回されている。さら
に、このプラスチックカバー3のスロット6側に突出す
る壁3bのステータ1の径方向Bにおける外側には板状
のスロット抑え体5が設けられている。
テータ構造の好適な実施の形態について説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用
いて説明する。図1において符号1で示されるものは、
輪状に形成された積層状のステータであり、このステー
タ1の内側には複数の突極2が所定の間隔で設けられ、
この各突極2にはプラスチックよりなるプラスチックカ
バー3を介してステータ巻線4が巻回されている。さら
に、このプラスチックカバー3のスロット6側に突出す
る壁3bのステータ1の径方向Bにおける外側には板状
のスロット抑え体5が設けられている。
【0008】前記スロット抑え体5の幅W1は、前記プ
ラスチックカバー3の壁3bを含まないカバー幅W2と
ほぼ同一か若干大(W2<W1)となるように構成され、
このスロット抑え体5は各プラスチックカバー3,3の
各側面3c間に圧入・当接され、各側面3cによって挟
持された状態で保持されている。従って、このスロット
抑え体5は、前記径方向Bの内側方向Baが前記各壁3
bに接触することによって位置決めされ、かつ、各側面
3cによりスロット6内に位置決め・保持されているた
め、このスロット抑え体5は前記径方向Bの外側方向B
bすなわちステータ巻線4側への付勢力は有することが
ない。そのため、ステータ巻線4は従来のようにスロッ
ト抑え体5によって付勢を受け、絶縁損傷及び不良等を
発生することもなく、スロット6を塞いでステータ巻線
4の内側方向Baへの飛出し等を確実に防止することが
できる。
ラスチックカバー3の壁3bを含まないカバー幅W2と
ほぼ同一か若干大(W2<W1)となるように構成され、
このスロット抑え体5は各プラスチックカバー3,3の
各側面3c間に圧入・当接され、各側面3cによって挟
持された状態で保持されている。従って、このスロット
抑え体5は、前記径方向Bの内側方向Baが前記各壁3
bに接触することによって位置決めされ、かつ、各側面
3cによりスロット6内に位置決め・保持されているた
め、このスロット抑え体5は前記径方向Bの外側方向B
bすなわちステータ巻線4側への付勢力は有することが
ない。そのため、ステータ巻線4は従来のようにスロッ
ト抑え体5によって付勢を受け、絶縁損傷及び不良等を
発生することもなく、スロット6を塞いでステータ巻線
4の内側方向Baへの飛出し等を確実に防止することが
できる。
【0009】
【発明の効果】本発明によるステータ構造は、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、各スロットに設けたスロット抑え体
は、各プラスチックカバーの側面間に当接・保持されて
いるため、ステータ巻線側への付勢を発生することがな
く、ステータ巻線の絶縁損傷及び不良の発生を確実に防
止することができる。
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、各スロットに設けたスロット抑え体
は、各プラスチックカバーの側面間に当接・保持されて
いるため、ステータ巻線側への付勢を発生することがな
く、ステータ巻線の絶縁損傷及び不良の発生を確実に防
止することができる。
【図1】本発明によるステータ構造を示す要部の平面図
である。
である。
【図2】図1の要部を示す拡大図である。
【図3】従来のステータ構造を示す要部の平面図であ
る。
る。
2 突極 3 プラスチックカバー 3b 壁 3c 側面 4 ステータ巻線 5 スロット抑え体 6 スロット B 径方向 Ba 内側方向 Bb 外側方向
Claims (2)
- 【請求項1】 輪状に形成され所定の角度間隔で設けら
れた突極(2)を有し、前記突極(2)にプラスチックカバー
(3)を介してステータ巻線(4)を巻回し、前記各突極(2)
間のスロット(6)に設けられた板状のスロット抑え体(5)
を有するステータ構造において、前記各プラスチックカ
バー(3)に形成され前記スロット(6)側に突出する壁(3b)
を有し、前記壁(3b)は前記スロット抑え体(5)よりも径
方向(B)における内側方向(Ba)に位置し、前記スロット
抑え体(5)は前記壁(3b)に接していることを特徴とする
ステータ構造。 - 【請求項2】 前記スロット抑え体(5)は、前記ステー
タ巻線(4)に対し、前記ステータ巻線(4)を径方向(B)に
おいて外側方向(Bb)に付勢する付勢力を有しないように
前記プラスチックカバー(3)の側面(3c)に当接している
ことを特徴とする請求項1記載のステータ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13677496A JP3152624B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | ステータ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13677496A JP3152624B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | ステータ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09322514A JPH09322514A (ja) | 1997-12-12 |
JP3152624B2 true JP3152624B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=15183210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13677496A Expired - Fee Related JP3152624B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | ステータ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3152624B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7823142B2 (en) | 1998-04-28 | 2010-10-26 | Panasonic Corporation | Processor for executing instructions in units that are unrelated to the units in which instructions are read, and a compiler, an optimization apparatus, an assembler, a linker, a debugger and a disassembler for such processor |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP13677496A patent/JP3152624B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7823142B2 (en) | 1998-04-28 | 2010-10-26 | Panasonic Corporation | Processor for executing instructions in units that are unrelated to the units in which instructions are read, and a compiler, an optimization apparatus, an assembler, a linker, a debugger and a disassembler for such processor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09322514A (ja) | 1997-12-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |