JPH08205458A - 回転電機用固定子 - Google Patents

回転電機用固定子

Info

Publication number
JPH08205458A
JPH08205458A JP1050695A JP1050695A JPH08205458A JP H08205458 A JPH08205458 A JP H08205458A JP 1050695 A JP1050695 A JP 1050695A JP 1050695 A JP1050695 A JP 1050695A JP H08205458 A JPH08205458 A JP H08205458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
stator core
locking
cover
electric machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1050695A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Narutomi
賢 成富
Masakazu Ashikawa
雅一 芦川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusan Denki Co Ltd filed Critical Kokusan Denki Co Ltd
Priority to JP1050695A priority Critical patent/JPH08205458A/ja
Publication of JPH08205458A publication Critical patent/JPH08205458A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付けネジを省略して固定子鉄心を固定子カ
バーに係止できる回転電機用固定子を提供する。 【構成】 複数枚の鋼板を積層して一体化した積層鋼板
からなる環状の固定子鉄心3と、固定子鉄心3の積層方
向の一端に配置された固定子カバー6とを有する。固定
子鉄心3と固定子カバー6とは、双方に設けた突起をも
つ弾性係止部21aと凹部よりなる係止部22aの係合
により係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電機等の回転電機の
固定子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発電機等の内転形の回転電機において
は、図10〜図13に示すように、環状の固定子1と、
該固定子1内に同心配置されて回転する回転子2とを有
する構造になっている。
【0003】固定子1は、内周に磁極部3aを有する固
定子鉄心3を有する。該固定子鉄心3は、渦電流を制限
するため薄い絶縁薄膜により覆われている複数枚の鋼板
4が積層されて一体化された積層鋼板により形成されて
いる。該固定子鉄心3の各磁極部3aには固定子巻線5
がそれぞれ巻装されている。該固定子鉄心3の積層方向
の一端には固定子カバー6が被せられ、該固定子鉄心3
の孔7に通された取付けネジ8を螺合することにより、
該固定子鉄心3に固定子カバー6が固定されている。
【0004】回転子2は、固定子カバー6に軸受9を介
して回転自在に支持された回転軸10を有し、該回転軸
10の外周には回転子鉄心11が取付けられている。該
回転子鉄心11も固定子鉄心3と同様に構成されてい
る。該回転子鉄心11には回転子巻線12が巻装されて
いる。回転軸10は、その軸心を貫通する取付けネジ1
3により内燃機関14側の回転軸15に連結されてい
る。
【0005】固定子鉄心3を構成している各鋼板4の一
体化は、古くはリベットにより行われていたが、最近は
図12(A)に示すように各鋼板4に平行に切れ目16
を入れ、これら切れ目16間の細長鋼板部17を図12
(B)(C)に示すように下側にV字状に打ち出してV
形突起17aを形成すると共に切れ目16間にV形突起
17aの打ち出しによりV形凹部18を形成し、このよ
うな鋼板4のV形突起17aを図13に示すように下側
の鋼板4のV形凹部18に嵌めることにより一体化部2
0を形成して行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の回転電機では、一体化部20の切り口部分で
隣接する鋼板4が電気的に接続された状態になり、この
ため隣接する一体化部20間で固定子鉄心3に電気的な
閉回路が形成され、磁束の変化に伴ってこの閉回路に渦
電流が流れて損失が発生するのは避けられないが、その
上にこの構造の回転電機では各取付けネジ18による取
付け部間でも固定子鉄心3に電気的な閉回路が形成さ
れ、渦電流損が増大し、効率の低下を招く問題点があっ
た。
【0007】更に、取付けネジ18の使用により、部品
点数が増え、組み立て工数が増え、作業性が悪く、コス
トアップを招く問題点があった。
【0008】本発明の目的は、取付けネジを省略して固
定子鉄心を固定子カバーに係止できる回転電機用固定子
を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、固定子鉄心と固定子
カバーとの係止を簡単にできる回転電機用固定子を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚の鋼板
が積層されて一体化された積層鋼板からなる環状の固定
子鉄心と、前記固定子鉄心の積層方向の一端に配置され
た固定子カバーとを備えた回転電機用固定子を改良の対
象としている。
【0011】本発明に係る回転電機用固定子において
は、前記固定子鉄心と前記固定子カバーとは双方に設け
られた係止部により係止されていることを特徴とする。
【0012】この場合、前記各係止部による係止は、前
記固定子カバーに設けられた突起をもつ弾性係止部を前
記固定子鉄心の外周に設けられた凹部よりなる係止部に
嵌め込むことにより行うことができる。
【0013】また、前記各係止部による係止は、前記固
定子鉄心の外周に設けられたL型溝よりなる係止部と前
記固定子カバーに設けられて前記L型溝よりなる係止部
に抜止めされた突起をもつ係止部とにより行うこともで
きる。
【0014】
【作用】このように固定子鉄心と固定子カバーとを、双
方に設けられた係止部により係止すると、取付けネジを
省略して固定子鉄心と固定子カバーとの係止を行うこと
ができる。
【0015】このため従来問題になった、各取付けネジ
による取付け部間で固定子鉄心に電気的な閉回路が形成
され、渦電流損が増大し、効率の低下を招く問題点と、
取付けネジの使用により、部品点数が増え、組み立て工
数が増え、作業性が悪く、コストアップを招く等の問題
点を回避することができる。
【0016】この場合、各係止部による係止を、固定子
カバーに設けた突起をもつ弾性係止部を固定子鉄心の外
周に設けた凹部よりなる係止部に嵌め込むことにより行
うと、固定子カバーの弾性係止部の弾性を利用して簡単
に該弾性係止部を凹部よりなる係止部に嵌め込むことが
できる。
【0017】また、各係止部による係止を、固定子鉄心
の外周に設けられたL型溝よりなる係止部と固定子カバ
ーに設けられて該L型溝よりなる係止部に抜止めした突
起をもつ係止部とにより行うと、突起をもつ係止部の該
突起をL型溝よりなる係止部に嵌めて軸線方向に入れて
固定子カバーと固定子鉄心とを相対的に回転することに
より、簡単に行うことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る回転電機用固定子の実施
例を図を参照して詳細に説明する。なお、前述した図1
0〜図13図と対応する部分には、同一符号を付けて示
している。
【0019】図1〜図4は、第1実施例の本発明に係る
回転電機用固定子1をもつ内転形の回転電機の例を示し
たものである。
【0020】本実施例の回転電機においては、固定子カ
バー6の開口端に内向きのフック状の突起をもつ弾性係
止部21aが周方向に180 °位置を異にして突設され、
これら弾性係止部21aに対応させて固定子鉄心3の外
周には凹部よりなる係止部22aが設けられ、該突起を
もつ弾性係止部21aをその弾性を利用して凹部よりな
る係止部22aに嵌め込むことにより、固定子鉄心3と
固定子カバー6との係止が行われている。
【0021】固定子カバー6には、従来と同様に、その
外周の3箇所に等間隔でネジ通し孔23が設けられ、こ
のネジ通し孔23に通された図示しない連結ネジを内燃
機関14側の図示しないネジ孔に螺合することにより、
該固定子カバー6が内燃機関14に固定されるようにな
っている。
【0022】このように固定子鉄心3と固定子カバー6
とを、双方に設けられた係止部21a,22aにより係
止すると、取付けネジを省略して固定子鉄心3と固定子
カバー6との係止を行うことができる。
【0023】このため従来問題になった、各取付けネジ
による取付け部間で固定子鉄心3に電気的な閉回路が形
成され、渦電流損が増大し、効率の低下を招く問題点
と、取付けネジの使用により、部品点数が増え、組み立
て工数が増え、作業性が悪く、コストアップを招く等の
問題点を回避することができる。
【0024】この実施例では、突起をもつ弾性係止部2
1aの弾性を利用するので、固定子カバー6の材質が弾
性の大きい、例えば樹脂等の場合に有効である。
【0025】図5〜図9は、第2実施例の本発明に係る
回転電機用固定子1をもつ内転形の回転電機の例を示し
たものである。
【0026】本実施例の回転電機においては、固定子カ
バー6の開口端に内向きの突起をもつ係止部21bが周
方向に180 °位置を異にして突設され、これら係止部2
1bに対応させて固定子鉄心3の外周にはL型溝よりな
る係止部22bが設けられ、該突起をもつ係止部21b
の該突起をL型溝よりなる係止部22bに嵌めて軸線方
向に押し込んで固定子カバー6と固定子鉄心3とを相対
的に回転することにより、該L型溝よりなる係止部22
bに突起をもつ係止部21bが抜止め係止されている。
【0027】この実施例では、固定子カバー6の材質が
弾性の小さい場合に有効である。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る回転電機用固定子では、固
定子鉄心と固定子カバーとを、双方に設けられた係止部
により係止するので、取付けネジを省略して固定子鉄心
と固定子カバーとの係止を行うことができる。
【0029】このため本発明によれば、従来問題になっ
た、各取付けネジによる取付け部間で固定子鉄心に電気
的な閉回路が形成され、渦電流損が増大し、効率の低下
を招く問題点と、取付けネジの使用により、部品点数が
増え、組み立て工数が増え、作業性が悪く、コストアッ
プを招く等の問題点を回避することができる。
【0030】特に、請求項2に記載の発明のように、各
係止部による係止を、固定子カバーに設けた突起をもつ
弾性係止部を固定子鉄心の外周に設けた凹部よりなる係
止部に嵌め込むことにより行うと、固定子カバーの弾性
係止部の弾性を利用して簡単に該弾性係止部を凹部より
なる係止部に嵌め込むことができる。
【0031】また、請求項2に記載の発明のように、各
係止部による係止を、固定子鉄心の外周に設けられたL
型溝よりなる係止部と固定子カバーに設けられて該L型
溝よりなる係止部に抜止めした突起をもつ係止部とによ
り行うと、突起をもつ係止部の該突起をL型溝よりなる
係止部に嵌めて軸線方向に入れて固定子カバーと固定子
鉄心とを相対的に回転することにより、簡単に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の本発明に係る回転電機用固定子を
もつ内転形の回転電機の縦断面図である。
【図2】第1実施例で用いている固定子カバーの正面図
である。
【図3】第1実施例で用いている固定子鉄心の平面図で
ある。
【図4】第1実施例で用いている固定子鉄心の側面図で
ある。
【図5】本発明に係る回転電機用固定子の第2実施例で
用いている固定子カバーの側面図である。
【図6】第2実施例で用いている固定子カバーの平面図
である。
【図7】第2実施例で用いている固定子カバーの突起よ
りなる係止部の斜視図である。
【図8】第2実施例で用いている固定子鉄心の平面図で
ある。
【図9】第2実施例で用いている固定子鉄心の側面図で
ある。
【図10】従来の回転電機用固定子をもつ内転形の回転
電機の縦断面図である。
【図11】従来の回転電機用固定子で用いている固定子
鉄心の平面図である。
【図12】(A)は固定子鉄心の一体化部の形成工程で
鋼板に平行に切れ目を入れた工程の平面図、(B)は切
れ目間の細長鋼板部を下側にV字状に打ち出した状態を
示す平面図、(C)は(B)のX−X線断面図である。
【図13】固定子鉄心の一体化部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定子 2 回転子 3 固定子鉄心 3a 磁極部 4 鋼板 5 固定子巻線 6 固定子カバー 7 孔 8 取付けネジ 9 軸受 10 回転軸 11 回転子鉄心 12 回転子巻線 13 取付けネジ 14 内燃機関 15 回転軸 16 切れ目 17 細長鋼板部 17a V形突起 18 V形突起 20 一体化部 21a,21b 係止部 22a,22b 係止部 23 ネジ通し孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の鋼板が積層されて一体化された
    積層鋼板からなる環状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心
    の積層方向の一端に配置された固定子カバーとを備えた
    回転電機用固定子において、 前記固定子鉄心と前記固定子カバーとは双方に設けられ
    た係止部により係止されていることを特徴とする回転電
    機用固定子。
  2. 【請求項2】 前記各係止部による係止は、前記固定子
    カバーに設けられた突起をもつ弾性係止部が前記固定子
    鉄心の外周に設けられた凹部よりなる係止部に嵌め込ま
    れて行われていることを特徴とする請求項1に記載の回
    転電機用固定子。
  3. 【請求項3】 前記各係止部による係止は、前記固定子
    鉄心の外周に設けられたL型溝よりなる係止部と前記固
    定子カバーに設けられて前記L型溝よりなる係止部に抜
    止めされた突起をもつ係止部とにより行われていること
    を特徴とする請求項1に記載の回転電機用固定子。
JP1050695A 1995-01-26 1995-01-26 回転電機用固定子 Withdrawn JPH08205458A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1050695A JPH08205458A (ja) 1995-01-26 1995-01-26 回転電機用固定子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1050695A JPH08205458A (ja) 1995-01-26 1995-01-26 回転電機用固定子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08205458A true JPH08205458A (ja) 1996-08-09

Family

ID=11752104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1050695A Withdrawn JPH08205458A (ja) 1995-01-26 1995-01-26 回転電機用固定子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08205458A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006274972A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Sanden Corp スクロール型流体機械
JP2012244736A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Nidec Servo Corp 回転電機
CN103546013A (zh) * 2010-06-11 2014-01-29 日本电产伺服有限公司 旋转电机

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006274972A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Sanden Corp スクロール型流体機械
JP4644509B2 (ja) * 2005-03-30 2011-03-02 サンデン株式会社 スクロール型流体機械
CN103546013A (zh) * 2010-06-11 2014-01-29 日本电产伺服有限公司 旋转电机
CN103560642A (zh) * 2010-06-11 2014-02-05 日本电产伺服有限公司 旋转电机
JP2012244736A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Nidec Servo Corp 回転電機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9472984B2 (en) Rotor for rotating electric machine
US6992417B1 (en) Bobbin for armature of rotary electrical machine
JPS59194652A (ja) 永久磁石同期電動機の回転子
JPH04344137A (ja) 電動機の固定子及び固定子の製造方法
JP2000295805A (ja) 永久磁石回転電機
JP2005045881A (ja) 回転電機
JPH08205458A (ja) 回転電機用固定子
TWI727223B (zh) 軸向間隙型旋轉電機
JPH03124245A (ja) 内転型電動機固定子の製造方法
JP3571562B2 (ja) インナーロータ型ステータ
JP2007089282A (ja) 外転形永久磁石モータ及びそれを使用した洗濯機
JPH10145991A (ja) モータの固定子およびモータフレーム
JPH0638412A (ja) 永久磁石形ブラシレス回転電機
JP2004104928A (ja) 電動機
JP3520740B2 (ja) 磁石発電機用電機子
JPH0622482A (ja) 車両用回転電機の回転子
JPH03284144A (ja) 電動機固定子の製造方法
KR200206559Y1 (ko) 모터용 코일 이탈방지 구조
JP3671928B2 (ja) 回転電機のアウターロータ構造
JP2010093879A (ja) 回転電機
KR100826203B1 (ko) 엑셜 갭형 모터
JPH1075544A (ja) 回転電機用電機子
KR20000065845A (ko) 전동기용 고정자 철심의 코일보빈
JP2005333752A (ja) モータのコアユニット及びコイルユニット
JPH0210779Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020402