JP3152591B2 - 形態変化玩具 - Google Patents

形態変化玩具

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JP3152591B2
JP3152591B2 JP17948495A JP17948495A JP3152591B2 JP 3152591 B2 JP3152591 B2 JP 3152591B2 JP 17948495 A JP17948495 A JP 17948495A JP 17948495 A JP17948495 A JP 17948495A JP 3152591 B2 JP3152591 B2 JP 3152591B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗物や動物等の一つの
形態からロボットなどの他の形態に相互に形態を変化す
る形態変化玩具であって、特に連結リンクを操作するこ
とによって乗物や動物等の一つの形態の玩具を自動的に
ロボットなどの他の形態に変化させることのできる形態
変化玩具に関する。
【0002】
【発明の背景】乗物や動物からロボットに相互に形態を
変化させる形態変化玩具はよく知られているが、形態を
変化させるためには玩具を構成している構成部材を所定
の順番通りに回動したり、引いたりする操作が必要にな
り、幼児には取扱が難しく、形態変化玩具を楽しむこと
ができなかった。
【0003】
【発明の目的】本発明は、前記背景の下に成立したもの
であって、連結リンクを回動する簡単な操作で一つの形
態と他の形態とに相互に自動的に形態を変化させること
ができるとともに、連結リンクの単純な操作が形態を変
化させる複雑な動作に変換される意外性とリアル感のあ
る形態変化玩具を提供することを目的とする。
【0004】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の形態変化玩具は一つの形態と他の形態とに
相互に形態を変化するとともに、以下の要件を備えたこ
とを特徴とする。 (イ) 一つの形態の一部の前部と後部とを構成する前部材
と後部材とを折り曲げ自在に軸着するとともに、上記前
部材と後部材との下面を折畳可能に連結された2個の連
結リンクによって回動自在に連結したこと (ロ) 上記後部材の下面に連結された一方の連結リンクは
端部が上記後部材の上部に突出し、前後方向に回動操作
可能に設けられていること (ハ) 上記一方の連結リンクの端部を前方に回動し上記連
結リンクを折り畳むと、上記前部材が折り曲げられて後
部材に重合し、他の形態の一部に変化するように設けら
れていること なお、上記後部材には上記一方の連結リンクを前方に付
勢する付勢部材を配置することが好ましい。
【0005】また、上記前部材の軸着部には同一軸上に
駆動ギヤを固定し、上記後部材の両側には他の形態にお
ける一つの部材を支持する支持部材を上下に回動可能に
設け、該支持部材の一端にはギヤを固定するとともに該
ギヤを上記駆動ギヤに噛合させ、前部材の折り曲げ時に
は上記支持部材が下方に回動して他の形態における一つ
の部材を露出するように設けてもよい。
【0006】
【発明の作用】前記構成によれば、折り曲げ自在に軸着
された前部材と後部材との下面は折畳可能に連結された
2個の連結リンクによって回動自在に連結されるととも
に、一方の連結リンクの端部は後部材の上部に突出して
いるので、この連結リンクを前方に回動すると、2個の
連結リンクは折り畳まれながら前部材を後部材に対して
折り曲げる。前部材の折り曲がり時には前部材が例えば
ロボット形態における胸部を構成し後部材が背中部を構
成する。
【0007】なお、上記一方の連結リンクを前方に付勢
する付勢部材、例えばスプリングを後部材に配置した場
合は、2個の連結リンクはスプリングの弾発力によって
自動的に折り畳まれ、連結リンクが連結した前部材は後
部材に対して瞬時に折り曲がる。
【0008】また、前部材の軸着部に駆動ギヤを固定
し、該駆動ギヤに噛合するギヤを支持部材に固定した場
合は、前部材が折り曲がる時に駆動ギヤで支持部材を回
動する。この支持部材には他の形態における一つの部
材、例えばロボット形態における腕部が支持されている
ので、前部材の折り曲げに連動してロボットの腕部が露
出する。
【0009】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施態様につい
て説明する。
【0010】図1(a)から(c)は本発明の形態変化
玩具が一つの形態が乗物形態で他の形態がロボット形態
の場合を示し、乗物形態からロボット形態に変化する過
程を示したもので、この形態変化玩具は乗物形態ではレ
ーシングカーを模して形成され、このレーシングカーの
一部の前部と後部とを構成する前部材1と後部材2とが
折り曲げ自在に軸着されるとともに、上記前部材1と後
部材2とには折畳可能に連結された第1の連結リンク3
と第2の連結リンク4とが回動自在に連結されている。
【0011】図2に示すように前部材1はレーシングカ
ーのフロントを模して形成され、両側面には前輪5が取
着されるとともに、この前部材1は上記後部材2に軸6
で折り曲げ自在に軸着されるとともに、下面には連結リ
ンク3の一方の端部3aを軸7で回動自在に軸支する軸
支部8が形成されるとともに、後部には乗物形態時に頭
部9を収容する収容凹部10が形成されている。
【0012】後部材2は、レーシングカーのボディを模
して形成され、上記前部材1が軸6で折り曲げ自在に軸
着されるとともに、上部には軸11で回動自在に軸支さ
れた第2の連結リンク4が回動するための開口部25が
前後にわたって形成されている。
【0013】また、前端部の両側にはロボット形態時の
腕部12がサイドスポイラーを模して取着されるととも
に(図1(a)参照)、該腕部12を左右に広げる腕駆
動片13が上下動可能に配置され、この腕駆動片13の
上端は後部材2の上部から突出し、後述の第2の連結リ
ンク4が回動した時に当接するように設けられている。
【0014】なお、上記腕部12には図3(a)に示す
ように、レバー14が取着され後部材2に軸15で回動
自在に軸支されている。このレバー14は腕駆動片13
が第2の連結リンク4によって押し下げられると図3
(b)に示すように軸15を中心に左右に回動し、ロボ
ットに形態を変化した時にはサイドスポイラー(腕部1
2)がレーシングカーのボディ(後部材2)から離れて
腕部を構成するように設けられている(図1(c)参
照)。
【0015】さらに、上記後部材2の前端部にはロボッ
トの頭部9が固定され、この頭部9は乗物形態時には上
記前部材1の収容凹部10に収容されている。
【0016】第1の連結リンク3は略L字状に形成され
一端は上述の前部材1に軸7で回動自在に連結され、他
端は第2の連結リンク4に連結軸15で折畳可能に連結
されている。この第1連結リンク3の両側面には嵌合突
部19が形成され、この嵌合突部19には脚部20に形
成された嵌合凹部21が嵌合し、乗物形態時に後車輪2
2を支持する足回りを構成するように設けられている。
【0017】第2の連結リンク4は棒状に形成され略中
央部が軸11で後部材2に回動自在に軸支されるととも
に、一端は上記第1の連結リンク3に連結軸15で連結
され、他端は後部材2の開口部25から上方に突出し、
エアスポイラを模して形成された操作体23が取着され
ている。この操作体23を前方に移動すると第2の連結
リンク4は軸11を中心に開口部25に添って前後方向
に回動操作可能に設けられている。
【0018】なお、第2の連結リンク4には回動時に腕
駆動片13に当接する突部26が形成されるとともに、
乗物形態時には後部材2の開口部25の一端25aに係
止し、第2の連結リンク4の回動を阻止して乗物形態を
維持するフック24が形成されている。
【0019】上述のように構成された形態変化玩具の作
動態様を図4(a)〜図4(d)で説明する。
【0020】なお、図4(a)〜図4(d)では連結リ
ンク3、4の動作を説明するために腕部12の表示を省
略する。
【0021】図4(a)に示すように形態変化玩具は乗
物形態時にはレーシングカーを構成し、車輪5、22で
走行可能に構成されている。
【0022】操作部23を上方に引き上げて第2の連結
リンク4に形成されたフック24の係止を解除した後、
図4(b)に示すように操作部23を前方に移動させる
と第2の連結リンク4が軸11を中心に前方(矢印a方
向)に回動する。第2の連結リンク4が回動すると第1
の連結リンク3は連結軸15で後方(矢印b方向)にけ
ん引され、第1の連結リンク3が連結された前部材1が
軸6を中心に後部材2に対して下方に折り曲げられると
ともに、第1の連結リンク3に設けられた脚部20の先
端20aは後部材2の後方に移動する。操作部23を更
に前方に移動すると図4(c)に示すように、第1の連
結リンク3と第2の連結リンク4とが折り畳まれて前部
材1が後部材2に重なるように大きく折れ曲がるととも
に、ロボットの頭部9が露出する。
【0023】図4(d)に示すように脚部20の後端2
0aを下側にして立たせると前部材1はロボット形態に
おいて胸部を構成し後部材2は背中部を構成する。
【0024】上述のように、フック24を解除して第2
の連結リンク4を前方に回動させることによって自動的
に乗物形態からロボット形態に簡単に形態を変化させる
ことができ、構成部材を順番に組み替える複雑な操作を
必要としないので幼児にも形態変化を楽しむことができ
るとともに、連結リンクの回動が構成部材の複雑な作動
に変換するので連結リンクの単純な操作からは想像ので
きない意外性のある形態変化玩具を提供することができ
る。
【0025】なお、操作部23を後方に操作し、第2の
連結リンク4を逆方向に回動させることによりロボット
形態から乗物形態に容易に変化させることができる。
【0026】また、図2に示すように軸11に付勢部材
(コイルスプリング)27を取着し、該コイルスプリン
グ27の一端を第2の連結リンク4に、他端を後部材2
にそれぞれ適宜方法で固定し、このコイルスプリング2
7で上記第2の連結リンク4を前方回転するように付勢
させてもよい。このことにより操作部23を持って形態
変化玩具を反動をつけて振り、フック24の係止を解除
すると、第2の連結リンク4がコイルスプリング27に
付勢されて回動し、片手で瞬間的かつ自動的に形態を変
化させることができる。
【0027】次に、図5(a)から(c)は他の実施例
の形態変化玩具が乗物形態からロボット形態に変化する
過程を示したもので、この形態変化玩具は乗物形態では
トラックを模して形成され、このトラックの一部の前部
と後部とを構成する前部材1と後部材2とが折り曲げ自
在に軸着されるとともに、上記前部材1と後部材2とに
は折畳可能に連結された第1の連結リンク3と第2の連
結リンク4とが回動自在に連結されている。
【0028】図6に示すように前部材1はトラックの運
転席を模して形成され、両側面には前輪5が取着される
とともに、この前部材1は上記後部材2に軸6で折り曲
げ自在に軸着されるとともに、連結リンク3の一方の端
部3aを軸7で回動自在に軸支している。
【0029】そして、上記前部材1には軸6の軸着部に
同一軸上に駆動ギヤ30が固定され、この駆動ギヤ30
はクラウン歯車で構成されて上記前部材1の両側面に固
定され、この駆動ギヤ30には後述の支持部材31に形
成された平歯車32が噛合している。
【0030】後部材2は、トラックの台車を模して形成
され、第2の連結リンク4が軸11で回動自在に軸支さ
れているとともに、上記前部材1が軸6で折り曲げ自在
に軸着されている。この後部材2の両側面には荷台の側
壁を模して形成された支持部材31が軸32で回動可能
に設けられるとともに、この支持部材31の内側面には
他の形態における一つの部材、例えばロボットの腕部3
3が支持され、前端部には平歯車32が固定されてい
る。この平歯車32は上記駆動ギヤに30に噛合し、前
部材1が折り曲げられた時に回転させられ、支持部材3
1を下方に回動し、内側面に支持した腕部33を露出す
るように設けられている。なお、この腕部33は支持部
材31に軸34で回動自在に連結されている。
【0031】上記後部材2の前端下部には略L字状の支
持片35が形成され、この支持片35にはロボットの頭
部9が固定されている。この頭部9は乗物形態時には後
述の第1の連結リンク3の先端3a間の空間に収容され
ている。
【0032】第1の連結リンク3は平面視略Y字状に形
成され二股に別れた先端3aはそれぞれ上述の前部材1
に軸7で回動自在に連結され、他端は第2の連結リンク
4に連結軸15で折畳可能に連結されるとともに、二股
に分岐した空間は乗物形態時において頭部9を収容する
ように設けられている。この第1連結リンク3の両側面
には嵌合突部19が形成され、この嵌合突部19には脚
部20に形成された嵌合凹部21が嵌合し、乗物形態時
には後車輪22を支持する足回りを構成するように設け
られている。
【0033】第2の連結リンク4はクレーンを模して棒
状に形成され略中央部を軸11で後部材2に回動自在に
軸支するとともに、一端は上記第1の連結リンクに連結
軸15で連結され、他端は後部材2の上方に突出し、ク
レーンのフックを模した操作部23が形成されている。
この操作部23を前方に移動すると第2の連結リンク4
は軸11を中心に前後方向に回動操作可能に設けられて
いる。
【0034】なお、第2の連結リンク4にはフック24
が形成され、乗物形態時にはフック24が後部材2の荷
台の後壁に形成された係止部36に係止し、第2の連結
リンク4の回動を阻止して乗物形態を維持するように設
けられている。
【0035】上述のように構成された形態変化玩具の作
動態様を図7(a)〜(d)で説明する。
【0036】図7(a)に示すように形態変化玩具は乗
物形態時にはトラックを構成し、車輪5、22で走行可
能に設けられている。
【0037】操作部23を上方に引き上げて第2の連結
リンク4に形成されたフック24の係止を解除した後、
図7(b)に示すように第2の連結リンク4を前方(矢
印a方向)に回動させる。第2の連結リンク4が回動す
ると第1の連結リンク3は連結軸15で後方(矢印b方
向)にけん引され、第1の連結リンク3が連結された前
部材1が軸6を中心に後部材2に対して下方に折り曲げ
られるとともに、第1の連結リンク3に設けられた脚部
20の後端20aを後部材2の後端2aから後方に移動
させる。この時前部材1に固定された駆動ギヤ30が前
部材1の折り曲げとともに回転し、この駆動ギヤ30に
噛合した平歯車32が回転するとともに支持部材31が
後部材2の側部を中心に下方に回動する(図8(b)参
照)。
【0038】第2の連結リンク4を更に前方に回動する
と図7(c)に示すように、第1の連結リンク3と第2
の連結リンク4とが折り畳まれて前部材1が後部材2に
重なるように大きく折れ曲がり、平歯車32がさらに回
転させられて支持部材31が約180度回動し(図8
(c)参照)、この支持部材31の裏側面に支持されて
いる腕部33が後部材2の側面に露出するとともにロボ
ットの頭部9が露出する。
【0039】そして、図7(d)に示すように脚部20
の後端20aを下側にして立たせると前部材1はロボッ
ト形態において胸部を構成し後部材2は背中部を構成す
るとともに、支持部材31に支持されている腕部33が
胸部の両側に露出させることができる。
【0040】上述のように、連結リンクを回動するだけ
で前部材1が後部材2に重なるように折り曲げられ、ロ
ボット形態における胸部と背中部を構成するとともに、
前部材1の折れ曲がりに連動して支持部材31が回動
し、支持部材31の裏側面に収容されていた腕部33を
側面に露出することができ、連結リンクの回動が構成部
材を動かす複雑な動作に変換され、簡単な操作で複雑な
形態変化をさせることができる。
【0041】次に、一つの形態が動物形態と他の形態が
ロボット形態とで相互に形態を変化する形態変化玩具に
ついて説明する。
【0042】図9(a)から(d)は動物形態からロボ
ット形態に変化する過程を示したもので、この形態変化
玩具は動物形態では恐竜プテラノドンを模して形成さ
れ、この恐竜の一部の前部と後部とを構成する前部材1
と後部材2とが折り曲げ自在に軸着されるとともに、上
記前部材1と後部材2とには折畳可能に連結された第1
の連結リンク3と第2の連結リンク4とが回動自在に連
結されている。
【0043】図10に示すように前部材1は恐竜の尻部
を模して形成され、この前部材1は上記後部材2に軸6
で折り曲げ自在に軸着されるとともに、下面には連結リ
ンク3の一方の端部3aを軸7で回動自在に軸支する軸
支部8が形成されている。
【0044】後部材2は、恐竜の胴体部を模して形成さ
れ、上記前部材1が軸6で折り曲げ自在に軸着されると
ともに、上部には軸11で回動自在に軸支された第2の
連結リンク4が回動するための開口部25が前後にわた
って形成されている(図9(a)参照)。
【0045】また、両側部にはロボット形態時の腕部1
2が恐竜の足を模して配置され、この腕部12の端部1
2aに形成された嵌合凹部26は上記後部材2に形成さ
れた嵌合突部27に遊嵌し、後部材2に対して回動自在
に設けられている。
【0046】さらに、上記後部材2の前端部にはロボッ
トの頭部9が固定され、この頭部9は動物形態時には後
述の第1の連結リンク3に形成された収容凹部10に収
容されている。
【0047】第1の連結リンク3は略三日月状に形成さ
れ一端は上述の前部材1に軸7で回動自在に連結され、
他端は第2の連結リンク4に連結軸15で折畳可能に連
結されている。この第1連結リンク3の両側面には嵌合
突部19が形成され、この嵌合突部19にはロボット形
態における脚部20に形成された嵌合凹部21が嵌合
し、動物形態時に胸部を構成するように設けられてい
る。
【0048】第2の連結リンク4は棒状に形成され略中
央部が軸11で後部材2に回動自在に軸支されるととも
に、一端は上記第1の連結リンク3に連結軸15で連結
され、他端は後部材2の開口部25から上方に突出し、
プテラノドンの頭を模して形成された操作体23が軸2
8で回動自在に軸着されている。
【0049】上述のように構成された形態変化玩具の作
動態様を図11(a)〜図11(d)で説明する。
【0050】なお、図11(a)〜図11(c)では連
結リンク3、4の動作を説明するために腕部12の表示
を省略する。
【0051】図11(a)に示すように形態変化玩具は
動物形態時には恐竜を構成し、図9(a)に示すように
腕部12で歩行姿勢を保つように構成されている。
【0052】操作部23を上方に引き上げて、図11
(b)に示すように操作部23を前方に移動させると第
2の連結リンク4が軸11を中心に前方(矢印a方向)
に回動する。第2の連結リンク4が回動すると第1の連
結リンク3は連結軸15で後方(矢印b方向)にけん引
され、第1の連結リンク3が連結された前部材1が軸6
を中心に後部材2に対して下方に折り曲げられるととも
に、第1の連結リンク3に設けられた脚部20の先端2
0aは後部材2の後方に移動する。操作部23を更に前
方に移動すると図11(c)に示すように、第1の連結
リンク3と第2の連結リンク4とが折り畳まれて前部材
1が後部材2に重なるように大きく折れ曲がるととも
に、ロボットの頭部9が露出する。
【0053】図11(d)に示すように脚部20の足2
0aを回動して立たせると前部材1はロボット形態にお
いて胸部を構成し後部材2は背中部を構成し、他の形態
の一部であるロボットの胴体部を構成する。
【0054】上述のように、第2の連結リンク4を前方
に回動させることによって自動的に一つの形態である動
物形態から他の形態であるロボット形態に簡単に形態を
変化させることができ、構成部材を順番に組み替える複
雑な操作を必要としないので幼児にも形態変化を楽しむ
ことができるとともに、連結リンクの回動が構成部材の
複雑な作動に変換するので連結リンクの単純な操作から
は想像のできない意外性のある形態変化玩具を提供する
ことができる。
【0055】
【効果】請求項1の発明によれば、乗物や動物等の一つ
の形態において折畳可能に連結された2個の連結リンク
の一方の連結リンクの端部を前方に回動させて連結リン
クを折畳むことにより自動的にロボット等の他の形態に
変化させることができるとともに、他の形態で一方の連
結リンクの端部を後方に回動させることにより自動的に
一つの形態に戻すことができ、構成部品を組み替える複
雑な操作を必要とせず、連結リンクの端部を前後に回動
させるだけの簡単な操作で形態を一つの形態から他の形
態に相互に変化させることができ、幼児でも形態の変化
を楽しむことができる。
【0056】また、連結リンクの単純な作動が構成部品
の複雑な作動に変換させることができるので連結リンク
の単純な動きからは想像のできない意外性のある形態変
化玩具を提供することができる。
【0057】請求項2の発明によれば、連結リンクを付
勢部材、例えばスプリングで付勢したので複雑な操作を
必要とせず片手で、かつワンタッチで瞬間的に形態を変
化させることができる。
【0058】請求項3の発明によれば、前部材の軸着部
に固定した駆動ギヤに、支持部材に固定したギヤを噛合
したので、前部材が折り曲がる時に駆動ギヤで支持部材
を回動し、支持部材に支持された他の形態における一つ
の部材、例えばロボット形態における腕部を露出するこ
とができるので、連結リンクの操作による前部材の折り
曲げに連動して腕部を露出することができ、単純な操作
で複雑、かつリアル感のある形態変化玩具を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)は本発明の形態変化玩具の
乗物形態からロボット形態に変化する過程を示す斜視図
【図2】上記形態変化玩具の構成を示す要部断面図
【図3】(a)(b)は腕部の作動状態を説明する正面
図及び底面図
【図4】(a)(b)(c)(d)は形態変化の過程を
示す説明図
【図5】(a)(b)(c)は形態変化玩具の他の実施
例における形態の変化の過程を示す斜視図
【図6】他の例の形態変化玩具の構成を示す側面図
【図7】(a)(b)(c)(d)は他の例の形態変化
玩具の形態変化の過程を示す説明図
【図8】(a)(b)(c)は支持部の作動状態を説明
する要部正面図
【図9】(a)(b)(c)(d)は動物形態からロボ
ット形態に変化する過程を示す斜視図
【図10】上記形態変化玩具の構成を示す側面図
【図11】(a)(b)(c)(d)は形態変化の過程
を示す説明図
【符号の説明】
1 前部材 2 後部材 3 連結リンク 4 連結リンク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの形態と他の形態とに相互に形態を
    変化するとともに、以下の要件を備えたことを特徴とす
    る形態変化玩具。 (イ) 一つの形態の一部の前部と後部とを構成する前部材
    と後部材とを折り曲げ自在に軸着するとともに、上記前
    部材と後部材との下面を折畳可能に連結された2個の連
    結リンクによって回動自在に連結したこと (ロ) 上記後部材の下面に連結された一方の連結リンクは
    端部が上記後部材の上部に突出し、前後方向に回動操作
    可能に設けられていること (ハ) 上記一方の連結リンクの端部を前方に回動し上記連
    結リンクを折り畳み、前部材を折り曲げた時には前部材
    が後部材に重合し他の形態の一部になるように設けられ
    ていること
  2. 【請求項2】 前記後部材には前記一方の連結リンクを
    前方に付勢する付勢部材を配置したことを特徴とする請
    求項1に記載の形態変化玩具。
  3. 【請求項3】 前記前部材の軸着部には同一軸上に駆動
    ギヤを固定し、前記後部材の両側には他の形態における
    一つの部材を支持する支持部材を上下に回動可能に設
    け、該支持部材の一端にはギヤを固定するとともに該ギ
    ヤを上記駆動ギヤに噛合させ、前部材の折り曲げ時には
    上記支持部材が下方に回動して他の形態における一つの
    部材を露出するように設けたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の形態変化玩具。
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