JP3152590B2 - 形態変化玩具 - Google Patents
形態変化玩具Info
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Description
形態からロボット等の他の形態に相互に形態を変化する
形態変化玩具であって、特にスライド部材を操作するこ
とによって自動的に形態を変化させることのできる形態
変化玩具に関する。
変化させる形態変化玩具はよく知られているが、形態を
変化させるためには玩具を構成している構成部材を所定
の順番通りに回動したり、引いたりする操作が必要にな
り、幼児には取扱が難しく、形態変化玩具を楽しむこと
ができなかった。
であって、スライド部材をスライドする簡単な操作で一
つの形態と他の形態とに相互に自動的に形態を変化させ
ることができるとともに、スライド部材の単純な動作が
形態を変化させる複雑な動作に変換され意外性のある形
態変化玩具を提供することを目的とする。
に、本発明の形態変化玩具は一つの形態と他の形態とに
相互に形態を変化するとともに、以下の要件を備えたこ
とを特徴とする。 (イ)一つの形態における一部の前部と後部とを構成す
る前部材と後部材とを折り曲げ自在に連結するととも
に、上記前部材と後部材との下面を折畳可能な連結リン
クによって回動自在に連結したこと (ロ)上記後部材の下面に連結された上記連結リンクの
端部には、連結の回動軸を中心としてギヤが円弧状に形
成されていること (ハ)上記後部材には前後方向にスライド自在で、かつ
後部材の上部に突出した一部には操作体を取着したスラ
イド部材が設けられ、このスライド部材には上記ギヤに
噛合するラックが形成されていること (ニ)上記操作体を操作して上記スライド部材を前方に
スライドさせた時、ラックとギヤの噛み合いにより上記
リンク部材が折り畳まれ、前部材が折り曲げられて後部
材に重合し他の形態の一部に変化するように設けられて
いることなお、上記後部材には上記スライド部材を前方
に付勢する付勢部材を配置することが好ましい。
ライド自在にスライド部材が設けられ、該スライド部材
にはラックが形成されるとともに一部が後部材の上部に
露出し操作体が取着されているので、操作体を操作して
スライド部材を前方にスライドさせると、該スライド部
材に形成されたラックが前方にスライドする。該ラック
には連結リンクの端部に形成されたギヤが噛合している
ので、連結リンクは回動軸を中心に回動しながら折り畳
まれる。この連結リンクには前部材が回動自在に連結さ
れるとともに、該前部材は後部材に折り曲げ可能に連結
されているので、前部材は後部材に対して折り曲げら
れ、例えば他の形態がロボット形態であれば前部材と後
部材とで他の形態の一部であるロボット形態における胴
体部を構成する。
プリングで前方に付勢した場合には、スプリングの弾発
力でスライド部材が前方にスライドし、前部材が後部材
に対して瞬時に折り曲がる。
て説明する。
玩具が一つの形態が乗物形態で他の形態がロボット形態
の場合を示し、この形態変化玩具が乗物形態からロボッ
ト形態に変化する過程を示したもので、この形態変化玩
具は乗物形態ではジェット戦闘機を模して形成され、こ
のジェット戦闘機の一部の前部と後部とを構成する前部
材1と後部材2とが折り曲げ自在に連結されている。
機の機首を模して形成され、後部にはロボットの頭部5
が突出して形成されている。この頭部5は乗物形態にお
いては後部材2内に収容されるように設けられている。
上記前部材1は上記後部材2に軸6で折り曲げ自在に連
結されるとともに、下面には後述の連結リンク3の一方
の端部を軸支する軸支部7が形成されている。
が後方に突出して形成され、乗物形態において、後部材
2に形成された係合凹部9に係合し、係合時には乗物形
態を維持するように設けられている。この係合は前部材
1が下方に折り曲がることによって解除される。
ト戦闘機の胴体部及び主翼を模して形成され、中央の前
後方向に形成された開口部10には後述のスライド部材
11がスライド自在に遊嵌している。そして、下面略中
央には後述の連結リンク3を軸支する第1の軸支部12
が形成されているとともに、前端下側面には上記前部材
1を回動可能に軸支する第2の軸支部13が形成されて
いる。
れた開口部10に遊嵌し、開口部10に添って前後方向
にスライド可能に配置され、後部材2の上部に露出した
一部15にはジェット戦闘機の垂直尾翼を模して形成さ
れた操作体16が取着されている。上記スライド部材1
1の下面にはラック17が前後方向にわたって形成さ
れ、該ラック17には後述の連結リンク3の端部に形成
されたギヤ18が噛合している。
リンク3bとから構成され、第1のリンク3aと第2の
リンク3bとは軸20で折畳可能に連結されるととも
に、第1のリンク3aの端部3cは上記後部材2に形成
された第1の軸支部12に回動自在に軸支されるととも
に、第2のリンク3bの端部3dは上記前部材1に形成
された軸支部7に回動自在に軸支されている。
が形成され、この嵌合突部21にはロボット形態におけ
る脚部22の膝部22aに形成された嵌合凹部23が嵌
合し、乗物形態においてジェットエンジンを構成するよ
うに設けられている。
第1の軸支部12に軸支された連結軸19を中心にギヤ
18が円弧状に形成され、このギヤ18は上記スライド
部材11に形成されたラック17に噛合し、ラック17
が前方にスライドすることによって第1のリンク3aは
連結軸19を中心に後方に回動し、第2のリンク3bを
後方にけん引して、第2のリンク3bに連結した前部材
1を第2の軸支部13に軸支された軸6を中心に後部材
2に対して折り曲げるとともに、第2のリンク3bに設
けられたジェットエンジンを模して形成された脚部22
を後部材2の後端2aから後方に突出するように設けら
れている。
動態様を図3(a)〜図3(c)で説明する。
ンク3の動作を説明するために脚部22の表示を省略し
て説明する。
にスライドさせると、スライド部材11が前方にスライ
ドする。このスライド部材11に形成されたラック17
にはギヤ18が噛合しているので、このギヤ18は連結
軸19を中心に回転し、第1のリンク3aが矢印a方向
に回動する。
bが折畳可能に軸20で連結されているので、第2のリ
ンク3bは第1のリンク3aにけん引されて後部材2の
下方を後方(矢印b方向)に移動する。
1に形成された軸支部7に回動自在に軸支されているの
で、前部材1は第2のリンク3bの移動に伴って軸6を
中心に下方に折り曲げられる(図3(b)及び図1
(c)参照)。
階では前部材1は図3(c)に示すように後部材2の下
側面を覆うように約180度回動し、ロボット形態にお
ける胸部を構成するとともに後部材2が背中部を構成
し、前部材1と後部材2とで他の形態の一部であるロボ
ット形態における胴体部を構成する。そして、前部材1
に形成されたロボットの頭部5が後部材2から露出し
て、ロボット形態における頭部5を構成する(図1
(d)参照)。
ク3bにはジェットエンジンを模して形成された脚部2
2が設けられているので、この脚部22は第2のリンク
3bの移動に伴って後方に移動し、連結リンク3が折り
たたまれた状態では後部材2の後端2aより後方に突出
する。したがってロボット形態において脚部22により
形態変化玩具を図4(b)に示すように立たせることが
できる(図1(d)参照)。
後方にスライドしてスライド部材11を後方にスライド
させることにより、前部材1を折り曲げ状態から元の状
態に復帰させ、ロボット形態から乗物形態に変化させる
ことは上述の説明で明らかである。
ドさせることにより自動的に一つの形態から他の形態に
簡単に形態を変化させることができ、構成部材を順番に
組み替える操作を必要としないので、幼児にも形態変化
を楽しむことができるとともに、スライド部材11の単
純な動作が連結リンク3を介して構成部材を複雑な動作
に変換させることができるのでスライド部材11の単純
な動きからは想像のできない意外性のある形態変化玩具
を提供することができる。
の後端と後部材2の後端2aとの間に付勢部材(スプリ
ング)25を配置し、このスプリング25で上記スライ
ド部材11を前方に付勢するように設けてもよい。この
ことにより前部材1を折り曲げて係合突部8と後部材2
に形成された係合凹部9との係合を解除するとスプリン
グ25に付勢されてスライド部材11が前方に自動的に
移動し、操作体16を操作してスライド部材11をスラ
イドさせなくても自動的に形態を変化させることができ
る。
ムやリーフスプリング等で上記スライド部材11を前方
に付勢するように設けてもよい。
ロボット形態とで相互に形態を変化する形態変化玩具に
ついて説明する。
玩具が動物形態からロボット形態に変化する過程を示し
たもので、この形態変化玩具は動物形態では蝙蝠を模し
て形成され、この蝙蝠の一部の前部と後部とを構成する
前部材1と後部材2とが折り曲げ自在に連結されてい
る。
模して形成され、後部にはロボットの頭部5が突出して
形成されている。この頭部5は動物形態においては後部
材2内に収容されるように設けられている。上記前部材
1は上記後部材2に軸6で折り曲げ自在に連結されると
ともに、下面には後述の連結リンク3の一方の端部を軸
支する軸支部7が形成されている。
羽根を広げた状態を模して形成され、中央の前後方向に
形成された開口部10(図5(a)参照)には後述のス
ライド部材11がスライド自在に遊嵌している。そし
て、下面略中央には後述の連結リンク3を軸支する第1
の軸支部12が形成されているとともに、前端下側面に
は上記前部材1が軸6で回動可能に軸支されている。
軸25が下方に突出して形成され、この軸25には腕部
材26を支持する支持部材27に形成された歯車28が
遊嵌し(図8(a)参照)、この歯車28は後述のスラ
イド部材11の開口部29に形成されたラック30に噛
合している。なお、上記支持部材27には嵌合突部31
が形成され、この嵌合突部31には腕部材26に形成さ
れた嵌合凹部32が嵌合している。
れた開口部10に遊嵌し、開口部10に添って前後方向
にスライド可能に配置され、後部材2の上部に露出した
一部15には蝙蝠の尾を模して形成された操作体16が
回動自在に軸着され、この操作体16に形成された係止
部16aが後部材2の後端2aに係合し、係合時にはス
ライド部材11の前方への移動を阻止し、動物形態を維
持するように設けられている。上記スライド部材11の
下面にはラック17が前後方向にわたって形成され、該
ラック17には後述の連結リンク3の端部に形成された
ギヤ18が噛合している。
(a)に示すように二股に別れ、それぞれ開口部29が
形成され、この開口部29の内側面の一方にはラック3
0が形成されている。このラック30には支持部材27
の歯車28が噛合し、スライド部材11の移動に伴って
支持部材27を回動し、腕部材26を左右に開くように
設けられている(図8(b)参照)。
リンク3bとから構成され、第1のリンク3aと第2の
リンク3bとは軸20で折畳可能に連結されるととも
に、第1のリンク3aの端部3cは上記後部材2に形成
された第1の軸支部12に回動自在に軸着されるととも
に、第2のリンク3bの端部3dは上記前部材1に形成
された軸支部7に回動自在に軸着されている。
が形成され、この嵌合突部21にはロボット形態におけ
る脚部22に形成された嵌合凹部23が嵌合し、動物形
態において後足を構成するように設けられている。
第1の軸支部12に軸支された連結軸19を中心にギヤ
18が円弧状に形成され、このギヤ18は上記スライド
部材11に形成されたラック17に噛合し、ラック17
が前方にスライドすることによって第1のリンク3aは
連結軸19を中心に後方に回動し、第2のリンク3bを
後方にけん引して、第2のリンク3bに連結した前部材
1を軸6を中心に後部材2に対して折り曲げるととも
に、第2のリンク3bに設けられた後足を模して形成さ
れた脚部22を後部材2の後端2aから後方に突出する
ように設けられている。
動態様を図7(a)〜図7(d)で説明する。
に回動し、後部材2との係合を解除した後前方にスライ
ドさせると、スライド部材11が連動して前方にスライ
ドする。このスライド部材11に形成されたラック17
には第1のリンク3aのギヤ18が噛合しているので、
このギヤ18は連結軸19を中心に回転し、第1のリン
ク3aが矢印a方向に回動する。
bが軸20で折畳可能に連結されているので、第2のリ
ンク3bは第1のリンク3aにけん引されて後部材2の
下方を後方(矢印b方向)に移動する。
1の軸支部7に回動自在に軸支されているので、前部材
1は第2のリンク3bの移動に伴って軸6を中心に下方
に折り曲げられる(図7(b)及び図5(b)参照)。
階では前部材1は図7(c)に示すように後部材2の下
側面を覆うように約180度回動し、ロボット形態にお
ける胸部を構成するとともに後部材2が背中部を構成す
る。そして、前部材1に形成されたロボットの頭部5が
後部材2から露出して、ロボット形態における頭を構成
する(図5(c)及び図5(d)参照)。
を支持する支持部材27の歯車28がスライド部材11
の開口部29に形成されたラック30に噛合しているの
で、支持部材27はスライド部材11の移動に連動し
て、軸25を中心に回動し、腕部材26を左右に広げる
ことができる。
脚部22の先端の足22aを回動することにより図7
(d)に示すように立たせることができる。
ドさせることにより自動的に一つの形態である動物形態
から他の形態であるロボット形態に簡単に形態を変化さ
せることができ、構成部材を順番に組み替える操作を必
要としないので、幼児にも形態変化を楽しむことができ
るとともに、スライド部材11の単純な動作が連結リン
ク3を介して構成部材を複雑な動作に変換させることが
できるのでスライド部材11の単純な動きからは想像の
できない意外性のある形態変化玩具を提供することがで
きる。
るものではなく昆虫や木などの植物であってもよいし、
一方他の形態がロボットに限定されるものではなく乗物
形態にしても構わない。このことにより動物形態から乗
物形態、昆虫形態から乗物形態、植物形態からロボット
形態等さまざまな形態の変化を楽しむことができる。
の形態でスライド部材を前方にスライドさせることによ
りリンク部材が折り畳まれ、前部材が回動させられて後
部材に重合自動的にロボット等の他の形態に変化させる
ことができるとともに、ロボット等の他の形態でスライ
ド部材を後方にスライドさせることにより自動的に乗物
や動物等の一つの形態に戻すことができ、構成部品を組
み替える複雑な操作を必要とせず、簡単な操作で適宜の
形態からロボット形態に相互に形態を変化させることが
でき、幼児でも形態の変化を楽しむことができる。
ンクを介して複雑な動作に変換させることができるの
で、スライド部材の単純な動きからは想像のできない意
外性のある形態変化玩具を提供することができる。
要とせずワンタッチで瞬間的に形態を変化させることが
できる。
玩具の乗物形態からロボット形態に変化する過程を示す
斜視図
の過程を示す説明図
を示す説明図
形態変化玩具が動物形態からロボット形態に変化する過
程を示す斜視図
面図
玩具の形態変化の過程を示す説明図
面図
Claims (2)
- 【請求項1】 一つの形態と他の形態とに相互に形態を
変化するとともに、以下の要件を備えたことを特徴とす
る形態変化玩具。 (イ)一つの形態における一部の前部と後部とを構成す
る前部材と後部材とを折り曲げ自在に連結するととも
に、上記前部材と後部材との下面を折畳可能な連結リン
クによって回動自在に連結したこと (ロ)上記後部材の下面に連結された上記連結リンクの
端部には、連結の回動軸を中心としてギヤが円弧状に形
成されていること (ハ)上記後部材には前後方向にスライド自在で、かつ
後部材の上部に突出した一部には操作体を取着したスラ
イド部材が設けられ、このスライド部材には上記ギヤに
噛合するラックが形成されていること (ニ)上記操作体を操作して上記スライド部材を前方に
スライドさせた時、ラックとギヤの噛み合いにより上記
リンク部材が折り畳まれ、前部材が折り曲げられて後部
材に重合し他の形態の一部に変化するように設けられて
いること - 【請求項2】 前記後部材には前記スライド部材を前方
に付勢する付勢部材を配置したことを特徴とする請求項
1に記載の形態変化玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17948395A JP3152590B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-06-22 | 形態変化玩具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-129483 | 1995-04-28 | ||
JP12948395 | 1995-04-28 | ||
JP17948395A JP3152590B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-06-22 | 形態変化玩具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0910442A JPH0910442A (ja) | 1997-01-14 |
JP3152590B2 true JP3152590B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=26464856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17948395A Expired - Fee Related JP3152590B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-06-22 | 形態変化玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3152590B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3863501B2 (ja) | 2003-05-19 | 2006-12-27 | 株式会社コナミデジタルエンタテインメント | 形態変形玩具 |
JP3863502B2 (ja) * | 2003-05-19 | 2006-12-27 | 株式会社コナミデジタルエンタテインメント | 形態変形玩具 |
JP2009189520A (ja) | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Tomy Co Ltd | 形態変化玩具 |
JP2009189521A (ja) | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Tomy Co Ltd | 形態変化玩具 |
JP4598839B2 (ja) | 2008-03-17 | 2010-12-15 | 株式会社タカラトミー | 形態変化玩具 |
JP2011120756A (ja) | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Tomy Co Ltd | 形態変化玩具 |
EP2394721A1 (en) | 2010-06-09 | 2011-12-14 | Tomy Company, Ltd. | Toy device |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP17948395A patent/JP3152590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0910442A (ja) | 1997-01-14 |
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