JP3152392B2 - 電動機付き二輪車の駆動装置 - Google Patents

電動機付き二輪車の駆動装置

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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機機付き二輪
車の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機付き二輪車として特開昭5
8−89483号が開示されている。この技術は、二輪
車において、人為操作するスプロケット後方に電動機を
配置し、電動機の出力でチエーン歯車を駆動し、チエー
ン、スプロケットで連結された後輪を駆動するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動機を含
む電動機ユニットを含むシステムとして考慮した場合、
マスの集中、外形のコンパクト化、低重心化に配慮する
必要がある上、二輪車にバッテリを搭載する場合には、
バッテリの限られた電気容量を有効に利用することが望
まれる。
【0004】本発明の目的とする処は、電動機ユニット
のマスの集中、電動機ユニットの外形のコンパクト化、
低重心化を図り、且つ電動機の起動時における後輪の負
荷を少なくし、消費電力を少なくしてバッテリの限られ
た電気容量を有効に利用することができる電動機付き二
輪車の駆動装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、前後輪間の略中心部に電動機ユニットを
備える電動機付き二輪車であって、前記電動機ユニット
は、電動機と電動機の回転を出力する出力軸を備え、前
記出力軸の軸端にスプロケットを設け、該スプロケット
と噛合するチエーンを介して後輪を駆動するように構成
し、前記電動機ユニットは、電動機の回転を制御する制
御回路を一体に設けるとともに、電動機と前記スプロケ
ットとの間に遠心クラッチを介設したことを特徴とす
る。
【0006】請求項1では、電動機の回転を制御する制
御回路を電動機ユニットに一体に設けて、マスの集中、
電動機ユニットの外形のコンパクト化、低重心化を図る
ことができる。又電動機から出力スプロケット間に遠心
クラッチを設けたので、電動機の起動時に後輪の負荷が
直接電動機にかかることがなく、遠心クラッチを介し
て、徐々に後輪の負荷が電動機にかかるので、電動機の
起動時における起動電流(ロック電流)が小さくてすむ
ので、消費電力が少なくてすみ、バッテリの限られた電
気容量を有効に使用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を
示す図で、図1は、電動機付き二輪車の全体側面図、図
2は、要部拡大側面図、図3は、要部拡大平面図であ
る。図1において、11は車体フレームであり、車体フ
レーム11に、ヘッドチューブ13に前端部を固着した
左右一対のメインフレーム12,12を、該ヘッドチュ
ーブ13から斜め後方に延設し、メインフレーム12,
12間に、図示しないクロスメンバを架設して構成され
る。
【0008】ヘッドチューブ13には、前輪14がフロ
ントフォーク15を介して操向ハンドル16により操向
可能に支持されている。尚、17はヘッドランプ、18
はメータボックス、19はウインドスクリーンである。
車体フレーム11には、上部にボックス20が載設さ
れ、該ボックス20の下方に、シートフレーム21が後
方に延設され、各メインフレーム12,12の後部に、
ピボット軸22が架設されている。
【0009】図示しないが、ボックス20内には、コン
トローラが配置されており、また工具等を収容する物入
れが画成されている。コントローラは、後述する電動モ
ータ及びバッテリ等に接続され、電動モータを制御す
る。シートフレーム21には、シート23が載置され、
ピボット軸22にはスイングアーム24の前端部が揺動
自在に支持されている。尚、この実施の形態におけるコ
ントローラは、電動モータを高い効率で運転させるよう
に制御するが、その制御については、本出願人が先に出
願した特願平1−181496号等に詳細に記載されて
いるので、説明は省略する。
【0010】スイングアーム24は、前端部がピボット
軸22に回動自在に取り付けられ、後端部に後輪(駆動
輪)25を支持する。図1中では、図示しないが、スイ
ングアーム24は平面視略「はしご状」をなし、後輪2
5を両持ち支持し(図5、図6の実施の形態に示したの
で参照)、後輪25は、巻掛け伝動装置(図5、図6の
実施の形態に示した76と同様の構造なので参照)で、
後述するパワーユニットと動力伝達可能に連結されてい
る。尚、巻掛け伝動装置76は、後述する実施の形態を
示す図5、図6のように、後輪25のハブ等にドリブン
スプロケット74が固着され、該ドリブンスプロケット
74とパワーユニットのドライブスプロケットとの間に
チエーン(無端伝達部材)75を捲き回し動力を伝達す
るものである。尚図1において、26はクッションユニ
ット、27はプログレシブリンク機構、28はピリオン
ステップである。
【0011】車体フレーム11には、下部にパワーユニ
ット29が懸架されて配設され、パワーユニット29
は、電動モータである電動機と、変速機とを一体化した
構造である。パワーユニット29の下方には、バッテリ
30がバッテリフレーム80によって搭載されており、
これ等パワーユニット29と、バッテリ30の前方及び
下方を覆うカバー部材31が吊設されている。カバー部
材31は、側面視略L字状をなし、前上端部がメインフ
レーム12に、後下端部がバッテリフレーム80に支持
されている。またカバー部材31の前面には、パワーユ
ニット29に臨んで多数の導風孔81…(…は多数を表
す。以下同じ)が形成され、これ等導風孔81…を経て
走行風がパワーユニット29に当たる。
【0012】バッテリフレーム80は、略「かご状」を
なし、パワーユニット29の下部に懸架されている。該
バッテリフレーム80上には、並列或いは直列に接続さ
れた複数のバッテリ30…載置され、これ等バッテリ3
0…が、コントローラとパワーユニット29の電動モー
タとに接続されている。パワーユニット29は、図1に
示すようにハウジング33が前後部をメインフレーム1
1に吊り下げられて取り付けられている。図3に示すよ
うに、ハウジング33の前右側に形成された凹部33a
内に電動モータ34が、ハウジング33の前左側の凹部
33b内に、ベルト式の無段変速機35が、ハウジング
33の後左側に形成された凹部33c内に減速歯車機構
36が組み付けられ、これ等電動モータ34、無段変速
機35及び減速歯車機構36が一体的に構成され、電動
機ユニットを構成する。
【0013】図1に明らかなように、パワーユニット2
9は、電動モータ34の回転軸(後述する図3の37)
と減速歯車機構36の出力軸(後述する図3の68)と
を結ぶ直線が、側面視でメインフレーム12と略平行に
延在、即ち、上記直線が後下がりになるように取り付け
られている。電動モータ34は、図3に示すように、凹
部33aの底部を貫通して凹部33b内に突出した回転
軸37にロータを構成する永久磁石38が、凹部33a
の開口を閉止するステータ部材39にステータを構成す
るコイル40が固設され、回転軸37が、凹部33a底
部とステータ部材39に対して回転自在に支持されてい
る。
【0014】回転軸37には、また凹部33b内で左端
に後述するドライブプーリが、凹部33a底部に近接し
てファン44が、右端に複数の磁極を有する回転検出用
のマグネット41が固設されている。ファン44は、凹
部33a内に形成された通孔45に対向して位置し、回
転軸37と一体に回転して凹部33aから凹部33bに
向けて送風する。マグネット41は、ステータ部材39
に設けられたMR素子等の磁気感応素子42と対向して
設けられた回転センサ43を構成し、この回転センサ4
3は、回転軸37の回転を検出して検出信号をコントロ
ーラに出力する。
【0015】ステータ部材39には、凹部33a側の内
面に、前述したコイル40を保持する円筒部39aが、
外面にヒートシンク39bが形成され、またヒートシン
ク39bフィンと略同一位置に冷却風通気用の通孔39
cが形成されている。ヒートシンク39bには、電動モ
ータ34の駆動回路を構成するFET等の複数のスイッ
チング素子46…が固着され、これ等スイッチング素子
46…がコイル40と前述したコントローラに接続され
ている。これ等スイッチグ素子46…は、コントローラ
から入力するPWM信号に応じたデューティファクタの
パルス電流をコイル40に通電する。
【0016】なお、47は、ステータ部材39の外面に
取り付けられたヒートシンク39bを覆うカバーであ
り、このカバー47には、冷却風取入れ用の孔47aが
形成されている。詳細な説明は割愛するが、この孔47
aからは、前述したファン44の回転で冷却風が取り込
まれ、この冷却風が通孔39c、45等を経て流れ、電
動モータ34と無段変速機35とを冷却する。
【0017】無段変速機35は、ドライブプーリ48と
ドリブンプーリ49との間にベルト50を掛装してな
り、ドライブプーリ48が電動モータ34の回転軸37
に、ドリブンプーリ49が減速歯車機構36の入力軸5
1に設けられている。ドライブプーリ48は、回転軸3
7に固設された固定フェース52と、回転軸37に軸方
向移動自在に支持された可動フェース53とを有する。
可動フェース53は、ウエイト54を有するガバナ機構
55により駆動され、軸方向に移動する。このドライブ
プーリ48は、回転軸37の回転速度に応じて遠心ウエ
イト54が径方向に移動し、可動フェース53を軸方向
に移動させてベルト50の巻掛け径が変化する。
【0018】ドリブンプーリ49は、入力軸51の外周
に回転自在に嵌装されたスリーブ56に設けられ、第1
遠心クラッチ57と、第2遠心クラッチ58とを並列に
介して、入力軸51と連結している。ドリブンプーリ4
9は、スリーブ56の右端に固設された固定フェース5
9と、スリーブ56に軸方向移動自在に支持された可動
フェース60と、該可動フェース60を固定フェース5
9側に付勢する図示しないスプリングとで構成する。ド
ライブプーリ58の巻掛け径の変化に応じ、可動フェー
ス60が軸方向に移動してベルト巻掛け径が変化する。
【0019】第1遠心クラッチ57は、クラッチアウタ
62が入力軸51の左端に固設され、クラッチインナ6
3が第2の遠心クラッチ58のクアッチアウタ64に設
けられ、この第2遠心クラッチ58のクラッチアウタ6
4がスリーブ56の左端に結合されている。ドライブプ
ーリ48とベルト50で巻掛け連結されたドリブンプー
リ49は回転し、ドリブンプーリ49の回転数が所定回
転数とに達すると、スリーブ56に固設されたクラッチ
アウタ64に設けたクラッチインナ63が拡開し、遠心
クラッチ58と57とは結合する。この結果、クラッチ
アウタ62にドリブンプーリ49に入力したドライブプ
ーリ48の駆動力は伝達され、クラッチアウタ62を介
して入力軸51に駆動力は伝達される。クラッチアウタ
62にはクラッチインナ65を備え、これが拡開してク
ラッチアウタ64とクラッチアウタ62とを結合する。
【0020】このように、遠心クラッチとして、ドライ
ブプーリ48とベルト50で巻掛け連結されたドリブン
プーリ49とによる入力軸51への動力伝達を、所定回
転数以下ではこの間の動力伝達を切断し、所定回転数以
上となったらこの間を結合する。このように、電動モー
タ34と出力軸68との間に、遠心クラッチを設けたの
で、電動モータ34の起動時において、出力軸68に繋
がる後輪25の負荷が直接電動モータ34にかからず、
遠心クラッチを介して徐々に後輪の負荷がかかってゆく
ので、電動モータの起動時における起動電流(ロック電
流)が小さくてすみ、消費電流が少なくてすみ、バッテ
リの限られた電気容量を有効に使用することができる。
【0021】減速機構36は、入力軸51が凹部33c
の開口を閉止する蓋部材66を貫通し、この蓋部材66
と凹部33c底部とで回転自在に支持され、また、これ
等凹部33c底部と蓋部材66とに、中間軸67と出力
軸68とが支持されている。入力軸51には、ギヤ69
が、中間軸67には大小のギヤ70,71が、出力軸6
8にはギヤ72が固設されており、ギヤ69と70と
が、ギヤ71とギヤ72とが噛合している。
【0022】出力軸68は、ハウジング33を貫通して
右側に突出し、突出端にドライブスプロケット73が固
設されている。ドライブスプロケット73は、前述した
ように、チエーンが後輪25のドリブンスプロケットの
間に掛け装され、後輪25と動力伝達可能に連結してい
る。この減速歯車機構36は、無段変速機構35を介し
て伝達される電動モータ34の出力動力を減速して巻掛
け電動装置70、即ち、後輪25に伝達する。
【0023】次にこの実施に形態の作用を説明する。こ
の電動機付き二輪車の駆動装置は、アクセルグリップの
操作量等に応じたデューティファクタのパルス電流を電
動モータ34に通電し、この電動モータ34が出力する
動力を無段変速機35で変速し、遠心クラッチ57,5
8を介して入力軸51に伝え、減速歯車機構36および
巻掛け電動装置76を介して後輪25に伝達する。ここ
で、無段変速機35は、電動モータ34の回転軸37の
回転速度に応じて変速して電動モータ34を最大効率状
態で運転させる。従って、省電力化が図れる。なお、電
動モータ34を最大効率で運転させるための構成及びそ
の制御はについては、本出願人が先に提案した特願平1
−181496号および実願平2−51139号に記載
されているため、説明を簡略している。
【0024】一方、この駆動装置は、電動モータ34、
無段変速機35および減速歯車機構36をパワーユニッ
ト29と一体に組み付け、このパワーユニット29を電
動モータ34の回転軸37と減速歯車機構36の出力軸
68とを結ぶ直線が、メインフレーム12に対して側面
視略平行に位置するようにして車体フレーム11の下部
に搭載する。従って、大型化したパワーユニット29
も、メインフレーム12の下方のデッドスペースを有効
に利用して、また大きな空間を占めることなく配置で
き、レイアウトも容易である。特に、駆動装置は、パワ
ーユニット29が電動モータ34を車体フレーム11の
前部に位置させて搭載したので、走行時に電動モータ3
4に走行風を当てさせて電動モータ34を効果的に冷却
することができる。
【0025】また、この電動機付き二輪車においては、
重量が大きいパワーユニット29を車体フレーム11の
前部下部に、同様の大重量物であるバッテリ30をパワ
ーユニット29の下方に配置した。従って、マスの集
中、低重心化が図れ、高い走行安定性が得られる。
【0026】図4および図5は、本発明に係る電動機付
き二輪車の駆動装置の他の実施の形態を示す図で、図4
は二輪車の側面図、図5は要部の横断平面図である。な
お、この実施の形態および後述する他の実施の形態の説
明では、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符
号を付して説明を省略する。
【0027】図5に示すように、この実施の形態では、
電動モータ34と無段変速機35とからパワーユニット
29が構成される。このパワーユニット29は、ハウジ
ング33の後部にピボット軸22が回転自在に貫通し
て、ハウジング33の後部が、ピボット軸22に支持さ
れ、出力軸68がピボット軸22の外周に回転自在に嵌
合した該ピボット軸22と同軸の筒状部材からなる。
【0028】出力軸68は、右端がハウジング33の右
側に突出し、この出力軸68には、ハウジング33内に
無段変速機35のドリブンプーリ49がスリーブ56を
介して設けられ、ハウジング33外に突出した右端に、
ドライブスプロケット73が固設されている。前述した
実施の形態と同様に、ドリブンプーリ49は、第1遠心
クラッチ57と、第2遠心クラッチ58とを介して出力
軸68と連結されている。
【0029】この実施の形態においても、パワーユニッ
ト29は、電動モータ34を前方に位置させて、電動モ
ータ34の回転軸37と出力軸68とを結ぶ直線が側面
視略水平、即ち、メインフレーム12と略平行になるよ
うに搭載され、また、パワーユニット29とバッテリ3
0とを車体フレーム11の下方に配置する。従って、パ
ワーユニット29のレイアウトが容易であり、また電動
モータ34を効果的に冷却することができ、さらにマス
の集中、低重心化も図れる。
【0030】そして、この実施の形態では、ピボット軸
22と同軸の出力軸68に、ドライブスプロケット73
を固設し、このドライブスプロケット73と後輪25の
ドリブンスプロケット74との間にチエーン75を掛け
装する。従って、後輪25にバウンド、リバウンドを生
じた場合でも、ドライブスプロケット73とドリブンス
プロケット74との間の距離が変らず、チエーン75の
張力が変動することが防止できる。
【0031】図6は、本発明のさらに他の実施の形態を
示す図5と同様の横断平面図である。この実施の形態
は、ピボット軸22を2つの軸22a,22bで構成
し、これ等の軸22a,22bの間に、パワーユニット
29の出力軸68を配置する。ピボット軸22は、軸2
2a,22bを同軸状に配置し、これ等の軸22a,2
2bでスイングアーム24の左右の前部をメインフレー
ム12に支持する。パワーユニット29は、出力軸68
が、ピボット軸22の各軸22a,22b間で、各軸2
2a,22bと同軸にハウジング33に支持され、出力
軸68のハウジング33から突出した右端部にドライブ
スプロケット73が固設されている。
【0032】この実施の形態においても、上述した実施
の形態と同様に、レイアウトが容易であり、電動モータ
34の冷却を走行風で効果的に行うことができ、また、
車体のマスの集中、低重心化も図れ、さらに、後輪25
のバウンド、リバウンド時のチエーン75の張力の変動
も防止することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、前後輪間の略中心部に電動機ユニッ
トを備える電動機付き二輪車であって、電動機ユニット
は、電動機と電動機の回転を出力する出力軸を備え、出
力軸の軸端にスプロケットを設け、該スプロケットと噛
合するチエーンを介して後輪を駆動するように構成し、
電動機ユニットは、電動機の回転を制御する制御回路を
一体に設けるとともに、電動機とスプロケットとの間に
遠心クラッチを介設した。
【0034】請求項1では、電動機の回転を制御する制
御回路を電動機ユニットに一体に設けることで、マスの
集中、電動機ユニットの外形のコンパクト化、低重心化
を図ることができる。又電動機から出力スプロケット間
に遠心クラッチを設けたので、電動機の起動時に、後輪
の負荷が直接電動機にかかることがなく、遠心クラッチ
を介して、徐々に後輪の負荷が電動機にかかるので、電
動機の起動時における起動電流(ロック電流)が小さく
てすむこととなり、消費電力が少なくてすみ、バッテリ
の限られた電気容量を有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本は詰めに係る電動機付き二輪車の全体側面図
【図2】要部拡大側面図
【図3】要部拡大平面図
【図4】本発明に係る電動機付き二輪車の駆動装置の他
の実施の形態を示す側面図
【図5】図4の要部の横断平面図
【図6】本発明のさらに他の実施の形態を示す図5と同
様の横断平面図
【符号の説明】
1…二輪車、 14…前輪、 25…後輪、 29…電
動機ユニット、 34…電動機、 57,58…遠心ク
ラッチ、 68…出力軸、 73…スプロケット、 7
4…チエーン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後輪間の略中心部に電動機ユニットを
    備える電動機付き二輪車であって、 前記電動機ユニットは、電動機と電動機の回転を出力す
    る出力軸を備え、 前記出力軸の軸端にスプロケットを設け、該スプロケッ
    トと噛合するチエーンを介して後輪を駆動するように構
    成し、 前記電動機ユニットは、電動機の回転を制御する制御回
    路を一体に設けるとともに、電動機と前記スプロケット
    との間に遠心クラッチを介設した、 ことを特徴とする電動機付き二輪車の駆動装置。
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