JP3152340B2 - アナログスイッチ回路 - Google Patents

アナログスイッチ回路

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JP3152340B2
JP3152340B2 JP15644795A JP15644795A JP3152340B2 JP 3152340 B2 JP3152340 B2 JP 3152340B2 JP 15644795 A JP15644795 A JP 15644795A JP 15644795 A JP15644795 A JP 15644795A JP 3152340 B2 JP3152340 B2 JP 3152340B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K2217/00Indexing scheme related to electronic switching or gating, i.e. not by contact-making or -breaking covered by H03K17/00
    • H03K2217/0018Special modifications or use of the back gate voltage of a FET

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMOSトランジスタを用
いたアナログスイッチ回路に関し、特にそのウエル電位
設定回路に関する。本発明のアナログスイッチ回路は例
えばCMOSアナログスイッチ回路やそれを用いた回路
に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来のCMOSアナログスイッチ回路を
図12に示す。CMOSアナログスイッチを構成するQ
10、Q20はそれぞれトランスファゲートをなすMO
Sトランジスタであって、Q10はPチャンネルMOS
トランジスタ(PMOST)、Q20はNチャンネルM
OSトランジスタ(NMOST)である。INV1は入
力信号電圧を増幅する反転バッファであり、INV2は
INV1の出力を更に反転するインバータであり、周知
の回路構成である。
【0003】ここで、入力端子INに負サージ(負方向
のサージ電圧)が入力して、Q20のチャンネル直下の
P型半導体領域(通常はPウエル領域であるがP型基板
でもよい、以下、Pウエル領域と略称する)をベースと
し、Q20の入力側主電極をなすN型領域をエミッタと
し、Q20の出力側主電極をなすN型領域をコレクタと
するラテラルBPTからなる寄生トランジスタが導通す
ると、この負サージの影響がCMOSアナログスイッチ
の出力端子OUTに電位変化として現れてしまう。
【0004】図13は、従来のCMOSアナログスイッ
チ回路の他例であって、CMOSトランスファゲート
(アナログスイッチ)であるQ30、Q40を負荷素子
とし、ソース接地のNMOSトランジスタQ50をドラ
イバ素子とする変形MOSインバータを入力端子INと
接地電位Vssとの間に接続したものである。この変形
MOSインバータは、アナログスイッチの制御端子Gの
電位がHiとなってQ20がオンする状態において、Q
20のPウエル電位を入力端子INの電位に略追従させ
て入力信号電圧の変化によるQ20のチャンネルコンダ
クタンス変調効果を低減するなど、Q20のオン特性を
改善している。しかし、図13の回路でも図12の回路
と同じように負サージが入力端子INに侵入すると、上
記寄生トランジスタの作用により出力端子OUTに負サ
ージの影響が現れてしまう。
【0005】特公平6ー103733号公報は、上記問
題を解決するために、CMOSアナログスイッチを2段
縦続接続するとともに、初段アナログスイッチが集積さ
れる初段半導体領域と次段アナログスイッチが集積され
る次段半導体領域との間の境界部に沿って、一導電型の
基板表面に反対導電型の電荷吸収領域を形成している。
このようにすれば、サージ電圧が初段アナログスイッチ
の入力端に導入されることにより基板表面部に形成され
て初段アナログスイッチの入力端子に接続された反対導
電型の表面領域と基板との間のpn接合が順バイアスさ
れ、その結果としてこの反対導電型の表面領域から基板
へ少数キャリヤ電荷が注入されても、次段アナログスイ
ッチの出力端へのこの少数キャリヤ電荷の影響を排除す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たアナログスイッチ(トランスファゲート)を2段縦続
接続する場合には両アナログスイッチの接続点の寄生容
量成分が増大してしまうが、この寄生容量は初段アナロ
グスイッチのチャンネル抵抗と初段アナログスイッチに
接続される外部アンプの出力抵抗とを通じて放電される
ことになるので、これらの寄生容量及び抵抗のCR時定
数に依存してアナログスイッチ(トランスファスイッ
チ)の信号伝送の遅延及び波型歪(高域減衰)が生じて
しまう。
【0007】また、アナログスイッチを2段縦続接続す
るためにアナログスイッチ回路の全体としてのオン抵抗
値を単段のそれと等しくしようとすれば、初段、次段と
も2倍の面積を必要とし、結局、2段縦続型のアナログ
スイッチ回路は単段のそれと比べて4倍ものチップ面積
を要するという問題もあった。本発明は上記問題点に鑑
みなされたものであり、チップ面積の増大を抑止しつつ
MOSアナログスイッチのサージ遮断性を改善すること
を、その目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
一導電型の入力側半導体領域が信号入力端子に接続さ
れ、一導電型の出力側半導体領域が信号出力端子に接続
されるMOSトランジスタからなるトランスファゲート
と、出力端が前記MOSトランジスタのゲート電極直下
の反対導電型の半導体領域に接続されて前記反対導電型
の半導体領域の電位を設定する電位設定手段とを備える
アナログスイッチ回路において、前記電位設定手段は、
前記入力側半導体領域の電位が前記反対導電型の半導体
領域と前記入力側半導体領域との間のpn接合を順バイ
アスさせる方向へ所定のしきい値電位を超えて変化する
状態を検出するサージ電圧検出手段と、前記変化の発生
時に所定の電圧源と前記反対導電型の半導体領域との導
通を遮断して前記反対導電型の半導体領域を浮遊電位と
するウエル電位制御手段とを備えることを特徴とするア
ナログスイッチ回路である。
【0009】本発明の第2の構成は、一導電型の入力側
半導体領域が信号入力端子に接続され、一導電型の出力
側半導体領域が信号出力端子に接続されるMOSトラン
ジスタからなるトランスファゲートと、出力端が前記M
OSトランジスタのゲート電極直下の反対導電型の半導
体領域に接続されて前記反対導電型の半導体領域の電位
を設定する電位設定手段とを備えるアナログスイッチ回
路において、前記電位設定手段は、前記入力側半導体領
域の電位が前記反対導電型の半導体領域と前記入力側半
導体領域との間のpn接合を順バイアスさせる方向へ所
定のしきい値電位を超えて変化する状態を検出するサー
ジ電圧検出手段と、前記変化の発生時に前記反対導電型
の半導体領域の電位を前記入力側半導体領域の電位変化
と同方向へ変化させるウエル電位制御手段とを備えるこ
とを特徴とするアナログスイッチ回路である。
【0010】本発明の第3の構成は、一導電型の入力側
半導体領域が信号入力端子に接続され、一導電型の出力
側半導体領域が信号出力端子に接続されるMOSトラン
ジスタからなるトランスファゲートと、出力端が前記M
OSトランジスタのゲート電極直下の反対導電型の半導
体領域に接続されて前記反対導電型の半導体領域の電位
を設定する電位設定手段とを備えるアナログスイッチ回
路において、前記電位設定手段は、前記出力側半導体領
域の電位が前記反対導電型の半導体領域と前記出力側半
導体領域との間のpn接合を順バイアスさせる方向へ所
定のしきい値電位を超えて変化する状態を検出するサー
ジ電圧検出手段と、前記変化の発生時に所定の電圧源と
前記反対導電型の半導体領域との導通を遮断して前記反
対導電型の半導体領域を浮遊電位とするウエル電位制御
手段とを備えることを特徴とするアナログスイッチ回路
である。
【0011】本発明の第4の構成は、一導電型の入力側
半導体領域が信号入力端子に接続され、一導電型の出力
側半導体領域が信号出力端子に接続されるMOSトラン
ジスタからなるトランスファゲートと、出力端が前記M
OSトランジスタのゲート電極直下の反対導電型の半導
体領域に接続されて前記反対導電型の半導体領域の電位
を設定する電位設定手段とを備えるアナログスイッチ回
路において、前記電位設定手段は、前記入力側半導体領
域の電位が前記反対導電型の半導体領域と前記出力側半
導体領域との間のpn接合を順バイアスさせる方向へ所
定のしきい値電位を超えて変化する状態を検出するサー
ジ電圧検出手段と、前記変化の発生時に前記反対導電型
の半導体領域の電位を前記出力側半導体領域の電位変化
と同方向へ変化させるウエル電位制御手段とを備えるこ
とを特徴とするアナログスイッチ回路である。
【0012】本発明の第5の構成は、上記第1乃至第4
のいずれかの構成において更に、前記変化検出時に前記
トランスファゲートを遮断する遮断手段を備えることを
特徴としている。
【0013】
【作用及び発明の効果】本発明の第1の構成では、MO
Sトランジスタからなるトランスファゲートの入力側半
導体領域にそれを順バイアスさせる方向へサージ電圧が
入力したことを検出した場合に、サージ電圧入力時にゲ
ート電極直下の半導体領域(例えばPウエル領域)を浮
遊電位とする。このようにすれば、入力側半導体領域へ
大きなサージ電圧が入力したとしても入力側半導体領域
とゲート電極直下の半導体領域との間のpn接合が順バ
イアスするのが遅れ、かつ、過渡的に順バイアスしても
すぐにそれがオフし、その結果として、ラテラル寄生ト
ランジスタ効果により入力側半導体領域から出力側半導
体領域に到達する電荷量は従来の単段MOSアナログス
イッチ回路に比べて格段に削減することができる。
【0014】本発明の第2の構成では、MOSトランジ
スタからなるトランスファゲートの入力側半導体領域に
それを順バイアスさせる方向へサージ電圧が入力したこ
とを検出した場合に、ゲート電極直下の半導体領域の電
位を入力側半導体領域の電位変化と同方向へ変化させ
る。このようにすれば、入力側半導体領域へ大きなサー
ジ電圧が入力したとしても入力側半導体領域とゲート電
極直下の半導体領域との間のpn接合が順バイアスする
ことをほぼ完全に阻止することができ、その結果とし
て、ラテラル寄生トランジスタ効果により入力側半導体
領域から出力側半導体領域に到達する電荷量は従来の単
段MOSアナログスイッチ回路に比べて極端に削減する
ことができる。
【0015】本発明の第3の構成では、MOSトランジ
スタからなるトランスファゲートの出力側半導体領域に
それを順バイアスさせる方向へサージ電圧が入力したこ
とを検出した場合に、サージ電圧入力時にゲート電極直
下の半導体領域(例えばPウエル領域)を浮遊電位とす
る。このようにすれば、出力側半導体領域へ大きなサー
ジ電圧が入力したとしても出力側半導体領域とゲート電
極直下の半導体領域との間のpn接合が順バイアスする
のが遅れ、かつ、過渡的に順バイアスしてもすぐにそれ
がオフし、その結果として、ラテラル寄生トランジスタ
効果により出力側半導体領域から入力側半導体領域に到
達する電荷量は従来の単段MOSアナログスイッチ回路
に比べて格段に削減することができる。
【0016】なお、トランスファゲートの入力側半導体
領域に接続される入力端子INは、他のMOSトランジ
スタのゲート電極などに接続されている場合も多い。こ
のような場合において、上記ラテラル寄生トランジスタ
効果により出力側半導体領域から入力側半導体領域に到
達するサージ電荷量を低減できることは、SN比及び動
作信頼性の確保の点で重要である。また、出力側半導体
領域と反対導電型の半導体領域との間のpn接合が順バ
イアスされて反対導電型の半導体領域に少数キャリヤが
注入されると、この少数キャリヤのライフタイムが長い
ために出力側半導体領域に印加される負サージが消失し
たあとも、この反対導電型の半導体領域中の少数キャリ
ヤが迷走して自己又は近隣のトランジスタの電位変動を
誘発するので、本実施例によればこのような影響も軽減
することができる。
【0017】本発明の第4の構成では、MOSトランジ
スタからなるトランスファゲートの出力側半導体領域に
それを順バイアスさせる方向へサージ電圧が入力したこ
とを検出した場合に、ゲート電極直下の半導体領域の電
位を出力側半導体領域の電位変化と同方向へ変化させ
る。このようにすれば、出力側半導体領域へ大きなサー
ジ電圧が入力したとしても出力側半導体領域とゲート電
極直下の半導体領域との間のpn接合が順バイアスする
ことをほぼ完全に阻止することができ、その結果とし
て、ラテラル寄生トランジスタ効果により出力側半導体
領域から入力側半導体領域に到達する電荷量を従来の単
段MOSアナログスイッチ回路に比べて極端に削減する
ことができ、上記構成3の作用効果を一層増大すること
ができる。
【0018】本発明の第5の構成では、上記第1乃至第
4のいずれかの構成において更に、前記変化検出時にト
ランスファゲートを遮断する遮断手段を備えるので、負
サージが入力端子又は出力端子に入力した場合にトラン
スファゲートを遮断でき、入力端子から出力端子への又
はその逆方向へのチャンネルを通じての負サージの伝達
をも防止することができる。
【0019】
【実施例】
(実施例1)実施例1を図1を参照して説明する。この
アナログスイッチ回路は、CMOSアナログスイッチ
(CMOSトランスファゲート)1と、電位設定回路
(電位設定手段)2とからなる。
【0020】CMOSアナログスイッチ1は、互いに並
列接続されたPMOSトランジスタQ10及びNMOS
トランジスタQ20からなる。INはその入力端子であ
り、トランジスタ10のP型入力側半導体領域101及
びトランジスタ20のN型入力側半導体領域201に接
続されている。OUTはその出力端子であり、トランジ
スタ10のP型出力側半導体領域102及びトランジス
タ20のN型出力側半導体領域202に接続されてい
る。INV1は入力信号電圧を増幅する反転バッファで
あり、INV2はINV1の出力を更に反転するインバ
ータであり、周知の回路構成である。
【0021】このCMOSアナログスイッチ1の基本動
作は以下の通りである。制御入力端子Gへ印加される制
御信号電圧がHiとなれば、両トランジスタ10、20
がオンする。このため、入力端子INの電位が出力端子
OUTの電位よりHiであれば、トランジスタ10の入
力側半導体領域101及びトランジスタ20の出力側半
導体領域202がソースとなってキャリヤの移動が生
じ、入力端子INの電位が出力端子OUTの電位よりL
oであれば、トランジスタ10の出力側半導体領域10
2及びトランジスタ20の入力側半導体領域201がソ
ースとなってキャリヤの移動が生じ、これにより出力端
子OUTの電位は入力端子INの電位に一致することに
なる。周知のように、入力端子INの電位がHiであれ
ば、トランジスタ20のしきい値電圧の存在及びそのオ
ン抵抗の増大のため電流はトランジスタ10を通じて流
れ、逆に入力端子INの電位がLoであれば、トランジ
スタ10のしきい値電圧の存在及びそのオン抵抗の増大
のため電流はトランジスタ20を通じて流れることにな
る。
【0022】電位設定回路2は、サージ電圧検出手段2
1、22と、サージ電圧検出手段21、22の出力に基
づいてNMOSトランジスタQ20のPウエル領域20
3の電位状態を制御するウエル電位制御手段23とから
なる。この実施例では、サージ電圧検出手段21、22
はコンパレータで構成されている。コンパレータ21は
入力端子INの電圧である入力電圧Viと所定のしきい
値電圧Vref1とを比較し、入力電圧Viに負サージ
電圧が重畳してそれがVref1を下回る場合にLoを
出力する。同様に、コンパレータ22は出力端子OUT
の電圧である出力電圧Voと所定のしきい値電圧Vre
f2とを比較し、出力電圧Voに負サージ電圧が重畳し
てそれがVref2を下回る場合にLoを出力する。
【0023】好適例として、コンパレータ21は、半導
体領域201と203との間のpn接合が実質的にオン
する電位(好適には順方向電圧0.6V)を超えて更に
入力電圧Viがこのpn接合をオンする方向(負方向)
へ変化する場合にLoを出力する。したがって、しきい
値電圧Vref1は、通常時のPウエル領域203の電
位をVpとすれば、Vpー0.6VよりもHiに設定さ
れる。同様に、コンパレータ22は、半導体領域202
と203との間のpn接合が実質的にオンする電位(好
適には順方向電圧0.6V)を超えて更に入力電圧Vi
がこのpn接合をオンする方向(負方向)へ変化する場
合にLoを出力する。したがって、しきい値電圧Vre
f2は、通常時のPウエル領域203の電位をVpとす
れば、Vpー0.6VよりもHiに設定される。
【0024】ウエル電位制御手段23は、機能ブロック
回路で表示しているが、その論理機能は以下の通りであ
り、このような論理機能は周知の論理回路で構成でき
る。一例において、ウエル電位制御手段23は、サージ
電圧検出手段をなすコンパレータ21(又は22)がL
oを出力する場合に、低位(接地)電源電圧Vssを有
する低位電源端3とPウエル領域(反対導電型の半導体
領域)203との導通を遮断して前記反対導電型の半導
体領域を浮遊電位とする。このようにすれば以下の作用
効果を奏する。すなわち、入力端子IN又は出力端子O
UTへの負サージの入力により半導体領域201(又は
202)の電位が低下しても、Pウエル領域203が浮
遊電位化されるので、Pウエル領域203の電位もPウ
エル領域203に関係する各種容量の比率に応じた割合
で低下し、その分だけ、Pウエル領域203と半導体領
域201(又は202)との間のpn接合が順バイアス
するのが遅れ、Pウエル領域203への電子及びPウエ
ル領域203からのホールの放出は減る。また、Pウエ
ル領域203内での再結合及び上記ホール放出によりP
ウエル領域203の電位が低下して、一定時間後、上記
pn接合の順バイアスは抑止され、これらの結果として
上記ラテラル寄生トランジスタ効果により半導体領域2
02に出入するサージ電流が抑止される。
【0025】他例において、ウエル電位制御手段23
は、サージ電圧検出手段をなすコンパレータ21(又は
22)がLoを出力する場合に、ゲート電極直下の半導
体領域すなわちPウエル領域203の電位を半導体領域
201(又は202)の電位変化と同方向へ変化させ
る。このようにすれば、半導体領域201(又は20
2)に大きな負サージが入力したとしても半導体領域2
01(又は202)とPウエル領域203との間のpn
接合が順バイアスすることをほぼ完全に阻止することが
でき、その結果として、ラテラル寄生トランジスタ効果
により半導体領域202に出入するサージ電流が抑止さ
れる。 (実施例2)上記したサージ電圧検出手段21、22及
びウエル電位制御手段23のより具体的な構成例を図2
を参照して説明する。
【0026】サージ電圧検出手段21は定電流源211
とnpnトランジスタ212とバイアス電圧源213と
からなり、サージ電圧検出手段22は定電流源221と
npnトランジスタ222とバイアス電圧源213とか
らなる。なお、バイアス電源213としては、例えば一
対の抵抗素子の直列回路からなる抵抗分圧回路の出力電
圧を用いることができる他、ツェナーダイオードなどの
採用なども可能である。
【0027】npnトランジスタ212はベース接地ト
ランジスタであって、定電流源211はその負荷素子を
構成している。したがって定電流源211は通常の抵抗
であってもよい。ここで、バイアス電圧源213はnp
nトランジスタ212のベース電位を低位電源電圧Vs
sより所定のバイアス電圧だけ正シフトしている。np
nトランジスタ212のエミッタは入力端子INに接続
され、そのコレクタはNMOST231のゲートに接続
されている。定電流源221とnpnトランジスタ22
2とバイアス電圧源223とは、定電流源211とnp
nトランジスタ212とバイアス電圧源213と同一構
成、同一機能であるので説明を省略する。ただし、np
nトランジスタ222のコレクタはNMOST232の
ゲートに接続されている。NMOST231、233は
互いに直列に接続されて、ウエル電位制御手段23を構
成する。バイアス電圧源223の電圧はVrefーVb
eとする。しきい値電圧Vref=Vref1=Vre
f2であり、Vbeはnpnトランジスタ212、22
2の順方向ベース・エミッタ間電圧(オン電圧)であっ
て本実施例では0.65Vとされている。
【0028】以下、この回路の具体的な動作を説明す
る。入力端子INに負サージが入力しない通常時には、
入力電圧Viはしきい値電圧VrefよりHiにされて
おり、npnトランジスタ212がオフし、定電流源2
11からの充電により高位電源電圧VccがNMOST
231のゲートに印加され、NMOST231はオンす
る。同様に、出力端子OUTに負サージが入力しない通
常時には、出力電圧Voはしきい値電圧VrefよりH
iにされており、npnトランジスタ222がオフし、
定電流源221からの充電により高位電源電圧Vccが
NMOST232のゲートに印加され、NMOST23
2はオンする。これにより、Pウエル領域203には低
位電源電圧Vssが印加される。なお、定電流源21
1、221は通常の負荷素子でよく、BiCMOS集積
回路構成を採用する本実施例では、ゲートにVssが印
加されるPMOSTもしくはpnpバイポーラトランジ
スタとすることが好ましい。
【0029】次に、入力電圧Viに負サージが重畳する
場合を考える。入力電圧Viに負サージが重畳して入力
電圧Viがしきい値電圧VrefよりLoとなると、n
pnトランジスタ212がオンし、NMOST231が
オフし、Pウエル領域203は低位電源端3から遮断さ
れる。Pウエル領域203が浮遊電位となると、前述し
た動作及びそれによる作用効果により、Pウエル領域2
03をベースとするラテラル寄生トランジスタ効果を抑
止でき、出力電圧Voへの負サージの重畳を低減するこ
とができる。
【0030】一方、出力電圧Voに負サージが重畳して
出力電圧Voがしきい値電圧VrefよりLoとなる
と、npnトランジスタ222がオンし、NMOST2
32がオフし、Pウエル領域203は低位電源端3から
遮断される。Pウエル領域203が浮遊電位となると、
前述した動作及びそれによる作用効果により、Pウエル
領域203をベースとするラテラル寄生トランジスタ効
果を抑止でき、出力端子OUTへのサージ電流の流入
(電子の流出)を防止することができ、前述した作用効
果を奏することができる。
【0031】なお、上記実施例において、回路21及び
NMOST231だけで回路2を構成し、回路22及び
NMOST232を省略することも可能である。 (実施例3)他の実施例を図3を参照して説明する。こ
の実施例は、図1の回路において、NMOST232の
一端をPMOSトランジスタ40及びNMOSトランジ
スタ30を通じて入力端子INに接続し、NMOST2
31の一端をNMOSトランジスタ50を通じて低位電
源端3に接続したものである。すなわち、図13に示す
MOSアナログスイッチ回路において電位設定回路2を
付加したものである。
【0032】以下、この実施例の動作を説明する。負サ
ージが入力端子IN及び出力端子OUTに入力されない
場合には、図2の場合と同じく、NMOST231、2
32がオンする。また、前述したように、制御入力端子
Gに選択信号が入力されない場合(制御入力端子Gの電
位がLoの場合)には、トランジスタQ50がオンし、
トランジスタQ30、Q40がオフし、Pウエル領域2
03の電位は低位電源電圧Vssに設定される。一方、
制御入力端子Gに選択信号が入力された場合(制御入力
端子Gの電位がHiの場合)には、トランジスタQ50
がオフし、トランジスタQ30、Q40がオンする。ト
ランジスタQ30、Q40のチャンネルコンダクタンス
はCMOSアナログスイッチ(トランスファゲート)を
構成するので入力電圧Viの変動に関わらずLoに維持
される。したがって、このアナログスイッチ1がオンす
る場合、Pウエル領域203とその入力側半導体領域2
01とは同電位となり、これにより入力電圧Viの変動
によるNMOSトランジスタQ20のチャンネルコンダ
クタンス変調効果を低減するなどQ20のオン特性が改
善される。
【0033】次に、負サージが入力する場合について説
明する。まず、制御入力端子Gに選択信号が入力されな
い場合(制御入力端子Gの電位がLoの場合)には上述
したようにトランジスタQ50はオン、トランジスタQ
30、Q40はオフ、Pウエル領域203は低位電源端
3に導通している。この状態で入力端子IN又は出力端
子OUTに負サージが入力すれば、上述したようにNM
OST231又は232がオフし、MOSトランジスタ
Q20のPウエル領域203が入力電圧Vi又は出力電
圧Voに追従して、上述の実施例よりラテラル寄生バイ
ポーラトランジスタの電流を一層低減することができ
る。 (実施例4)他の実施例を図4を参照して説明する。
【0034】この実施例は、図3の回路において、定電
流源211とnpnトランジスタ212との間にpnp
トランジスタ214を介設し、定電流源221とnpn
トランジスタ222との間にpnpトランジスタ224
を介設したものである。詳しく説明すれば、pnpトラ
ンジスタ214のエミッタは定電流源211の出力端に
接続され、そのベースはnpnトランジスタ212のコ
レクタに接続され、そのコレクタは接地される。このよ
うにすれば、定電流源211の出力定電流をpnpトラ
ンジスタ214の電流増幅率の逆数倍とすることがで
き、これによりnpnトランジスタ212のエミッタ電
流を低減できる。同様に、npnトランジスタ222の
エミッタ電流を低減できる。すなわち、これらnpnト
ランジスタ212、222を小電流域すなわちそのエミ
ッタ・ベース間の順バイアス電圧Vbeが小さい部位で
運転することができ、その分、入力電圧Viに重畳する
負サージが小さくても検出することができる。
【0035】更に、npnトランジスタ212の負荷素
子が給電する負荷電流が小さいので、入力電圧Viに負
サージが入力して素早くnpnトランジスタ212はオ
ンし、かつ、npnトランジスタ212のコレクタ電位
すなわちNMOST231のゲート電位は素早くLoに
遷移してNMOST231がターンオフする。すなわ
ち、入力端子INへの負サージの到来により素早くPウ
エル領域203を入力電圧Viに追従させることができ
る。同様に、出力端子OUTへの負サージの到来により
素早くPウエル領域203を入力電圧Viに追従させる
ことができる。 (実施例5)他の実施例を図5を参照して説明する。
【0036】この実施例は、図4の回路におけるベ−ス
接地形式のnpnトランジスタ212、222、バイア
ス電圧源213、223をゲート接地形式のNMOST
215、225及びバイアス電圧源216、226に置
換したものである。詳しく説明すれば、入力端子INと
NMOST231のゲート電極とをNMOST215の
両主電極に接続し、そのゲート電極を低位電源端3に接
続し、そのPウエル領域217をバイアス電圧源216
を通じて低位電源端3に接続したものである。
【0037】本実施例では、サージ電圧検出手段を構成
するnpnトランジスタ212をNMOST215に変
更し、このNMOST215に必然的に形成されるnp
nラテラル寄生トランジスタ構造を新規に検出手段とし
たものである。本構成を採用することにより、トランジ
スタQ20のnpnラテラル寄生トランジスタのベース
・エミッタ順方向電圧Vbeと、トランジスタQ215
のnpnラテラル寄生トランジスタのベース・エミッタ
順方向電圧Vbe’とを決定する製造プロセスを全く同
一とすることができ、これにより量産時における上記両
トランジスタQ20、Q215の間の特性のばらつきを
解消することが可能となる。
【0038】すなわち、負サージ入力時に互いにソース
電極が共通接続された形式となるトランジスタタ215
とQ20とに着目する場合、トランジスタ215のnp
nラテラル寄生トランジスタのベース・エミッタ順方向
電圧Vbe’と、トランジスタQ20のnpnラテラル
寄生トランジスタのベース・エミッタ順方向電圧Vbe
との差電圧Vdifは以下のようになる。
【0039】
【数1】 なお、Is1はトランジスタ215の逆方向飽和電流、I
s2はトランジスタQ20の逆方向飽和電流であり、単位
面積当たりの逆方向飽和電流値をIsoとすれば、Is1
s2はIsoにその面積(ベース・エミッタ接合面積)を
掛けた値となる。ただし、この単位面積当たりの逆方向
飽和電流値Isoは製造プロセスによって大幅に変動する
ことが知られている。
【0040】しかし、本実施例では、差電圧Vdifは
s1とIs2との比の関数値となり、当然、この比はIso
を含まないので、トランジスタタ215、Q20の間の
ベース・エミッタ順方向電圧の差電圧Vdifは製造プ
ロセスにより変化しないことがわかる。結局、サージ検
出手段をトランジスタQ20と同一構造のNMOSTと
することにより、プロセス変動要因を排除して高精度の
負サージ抑圧制御を実現することができる。
【0041】NMOST225及びバイアス電圧源22
6は上記NMOST225及びバイアス電圧源226と
同じ動作を行うので、説明は省略する。この実施例では
更に、NMOST217とNMOSトランジスタQ20
とを同一チップに同一プロセスで集積するので、そのし
きい値電圧などの特性を揃えることができ、特性変動を
低減することができる。
【0042】変形例1を図6に示す。この変形例では、
NMOST215、225のゲート電極にバイアス電圧
源218、228より所定の正バイアス電圧Vbを付与
し、そのPウエル領域217、227を低位電源端3に
接続したものである。このようにすれば、NMOST2
15、225は入力電圧Vi又は出力電圧VoがVbー
Vtより負となる時にオンし、NMOST231のゲー
ト電位をLoとし、そのチャンネルをオフするか高抵抗
とする。また、サージ電圧検出手段21、22のしきい
値電圧Vref1、Vref2を正バイアス電圧Vbの
調節により変化させることができる。
【0043】変形例2を図7に示す。この変形例では、
NMOST215、225のPウエル領域217、22
7を入力端子IN、出力端子OUTに接続したものであ
る。このようにすれば、NMOST215、225のソ
ース領域とPウエル領域203との間の空乏層が一定と
なり、その変動の影響を排除することができる。また、
変形例1と同様にサージ電圧検出手段21、22のしき
い値電圧Vref1、Vref2を正バイアス電圧Vb
の調節により変化させることができる。 (実施例6)他の実施例を図8を参照して説明する。
【0044】この実施例は、図3の回路において、サー
ジ電圧検出手段21、22を図1と同様にコンパレータ
とした他、コンパレータ21a、22aと、アンド回路
5を追加したものである。更に説明すれば、コンパレー
タ21aは入力電圧Viと所定のしきい値電圧Vref
3との比較結果をナンド回路5に出力し、コンパレータ
22aは入力電圧Viと所定のしきい値電圧Vref4
との比較結果をナンド回路5に出力する。しきい値電圧
Vref3はしきい値電圧Vref4と等しく設定する
ことができる。
【0045】この回路の動作を説明する。ナンド回路5
は、全ての入力がHiの場合にのみNMOSトランジス
タQ20、PMOSトランジスタQ10をオンする。し
たがって、この実施例では、負サージの重畳により入力
電圧Vi又は出力電圧Voがしきい値電圧Vref3よ
り低くなると、制御入力端子Gの電位がHiであっても
NMOSトランジスタQ20、PMOSトランジスタQ
10をオフし、これにより出力端子OUT側又は入力端
子IN側への負サージの伝達を阻止することができる。
なお、コンパレータ21a、22aを省略してコンパレ
ータ21、22の出力をナンド回路5に入力することも
可能である。
【0046】図9は、図8のコンパレータ21を他の実
施例と同様に定電流源211、npnトランジスタ21
2及びバイアス電圧源213に置換し、図8のコンパレ
ータ22を他の実施例と同様に定電流源221、npn
トランジスタ222及びバイアス電圧源223に置換
し、それらと同様に、図8のコンパレータ21aを定電
流源211a、npnトランジスタ212a及びバイア
ス電圧源213aに置換し、図8のコンパレータ22a
を定電流源221a、npnトランジスタ222a及び
バイアス電圧源223aに置換したものであるが、その
動作説明は省略する。
【0047】図10は、図9において、定電流源211
a、npnトランジスタ212a及びバイアス電圧源2
13a、並びに、定電流源221a、npnトランジス
タ222a及びバイアス電圧源223aを省略して、n
pnトランジスタ212、222のコレクタ電圧をナン
ド回路5に入力したものであり、その動作説明は省略す
る。
【0048】同様に、図8におけるコンパレータ21、
22、21a、図4、図5、図6、図7に示すサージ電
圧検出手段21、22に置換することも当然可能であ
る。を (実施例7)他の実施例を図11を参照して説明する。
この実施例は、図1の回路において、サージ電圧検出手
段21、22の他の具体回路を記載し、サージ電圧検出
手段23を省略したものである。
【0049】詳しく説明すると、トランジスタ61、6
2、63はPMOSトランジスタであり、そのゲートに
は低位電源電圧Vssが印加されて、これらは全て負荷
素子(略定電流源)となっている。同様に、トランジス
タ64、65はNMOSトランジスタであり、そのゲー
トには高位電源電圧Vccが印加されて、これらは全て
負荷素子(略定電流源)となっている。
【0050】66、67はnpnトランジスタであり、
トランジスタ61、62、66、67、65はいわゆる
差動増幅回路を構成している。この動作を説明すると、
トランジスタ63、64からなる分圧回路の出力電圧は
いわゆるしきい値電圧Vref1としてトランジスタ6
6のベースに印加され、その結果、入力電圧Viがしき
い値電圧Vref1より負となれば、トランジスタ67
がオフ、トランジスタ66がオンして、NMOST23
1はオフして、Pウエル領域203は浮遊電位となる。
【0051】なお、トランジスタ61〜63のゲート電
極直下のN型半導体領域(基板)の電位はVccとさ
れ、トランジスタ64、65のP型半導体領域(Pウエ
ル領域)の電位はVssとされている。また、トランジ
スタ66、67をNMOSTに置換することは当然可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMOSアナログスイッチ回路の実施例
1を示す回路図である。
【図2】本発明のMOSアナログスイッチ回路の実施例
2を示す回路図である。
【図3】本発明のMOSアナログスイッチ回路の実施例
3を示す回路図である。
【図4】本発明のMOSアナログスイッチ回路の実施例
4を示す回路図である。
【図5】本発明のMOSアナログスイッチ回路の実施例
5を示す回路図である。
【図6】本発明のMOSアナログスイッチ回路の実施例
5の変形例1を示す回路図である。
【図7】本発明のMOSアナログスイッチ回路の実施例
5の変形例2を示す回路図である。
【図8】本発明のMOSアナログスイッチ回路の実施例
6を示す回路図である。
【図9】本発明のMOSアナログスイッチ回路の実施例
6の変形例を示す回路図である。
【図10】本発明のMOSアナログスイッチ回路の実施
例6の変形例を示す回路図である。
【図11】本発明のMOSアナログスイッチ回路の実施
例7を示す回路図である。
【図12】従来のMOSアナログスイッチ回路を示す回
路図である。
【図13】従来のMOSアナログスイッチ回路を示す回
路図である。
【符号の説明】
201は一導電型の入力側半導体領域、202は一導電
型の出力側半導体領域、Q20はNMOSトランジスタ
(アナログスイッチ、トランスファゲート)、INは入
力端子、。OUTは出力端子、21、22はサージ電圧
検出手段、203はPウエル領域(ゲート電極直下の反
対導電型の半導体領域)、2は電位設定回路(電位設定
手段)、23はウエル電位制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−140808(JP,A) 特開 平5−327436(JP,A) 特開 平3−48520(JP,A) 特開 平2−280521(JP,A) 特開 平8−23269(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/00 - 17/70

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型の入力側半導体領域が信号入力端
    子に接続され、一導電型の出力側半導体領域が信号出力
    端子に接続されるMOSトランジスタからなるトランス
    ファゲートと、出力端が前記MOSトランジスタのゲー
    ト電極直下の反対導電型の半導体領域に接続されて前記
    反対導電型の半導体領域の電位を設定する電位設定手段
    とを備えるアナログスイッチ回路において、 前記電位設定手段は、前記入力側半導体領域の電位が前
    記反対導電型の半導体領域と前記入力側半導体領域との
    間のpn接合を順バイアスさせる方向へ所定のしきい値
    電位を超えて変化する状態を検出するサージ電圧検出手
    段と、前記変化の発生時に所定の電圧源と前記反対導電
    型の半導体領域との導通を遮断して前記反対導電型の半
    導体領域を浮遊電位とするウエル電位制御手段とを備え
    ることを特徴とするアナログスイッチ回路。
  2. 【請求項2】一導電型の入力側半導体領域が信号入力端
    子に接続され、一導電型の出力側半導体領域が信号出力
    端子に接続されるMOSトランジスタからなるトランス
    ファゲートと、出力端が前記MOSトランジスタのゲー
    ト電極直下の反対導電型の半導体領域に接続されて前記
    反対導電型の半導体領域の電位を設定する電位設定手段
    とを備えるアナログスイッチ回路において、 前記電位設定手段は、前記入力側半導体領域の電位が前
    記反対導電型の半導体領域と前記入力側半導体領域との
    間のpn接合を順バイアスさせる方向へ所定のしきい値
    電位を超えて変化する状態を検出するサージ電圧検出手
    段と、前記変化の発生時に前記反対導電型の半導体領域
    の電位を前記入力側半導体領域の電位変化と同方向へ変
    化させるウエル電位制御手段とを備えることを特徴とす
    るアナログスイッチ回路。
  3. 【請求項3】一導電型の入力側半導体領域が信号入力端
    子に接続され、一導電型の出力側半導体領域が信号出力
    端子に接続されるMOSトランジスタからなるトランス
    ファゲートと、出力端が前記MOSトランジスタのゲー
    ト電極直下の反対導電型の半導体領域に接続されて前記
    反対導電型の半導体領域の電位を設定する電位設定手段
    とを備えるアナログスイッチ回路において、 前記電位設定手段は、前記出力側半導体領域の電位が前
    記反対導電型の半導体領域と前記出力側半導体領域との
    間のpn接合を順バイアスさせる方向へ所定のしきい値
    電位を超えて変化する状態を検出するサージ電圧検出手
    段と、前記変化の発生時に所定の電圧源と前記反対導電
    型の半導体領域との導通を遮断して前記反対導電型の半
    導体領域を浮遊電位とするウエル電位制御手段とを備え
    ることを特徴とするアナログスイッチ回路。
  4. 【請求項4】一導電型の入力側半導体領域が信号入力端
    子に接続され、一導電型の出力側半導体領域が信号出力
    端子に接続されるMOSトランジスタからなるトランス
    ファゲートと、出力端が前記MOSトランジスタのゲー
    ト電極直下の反対導電型の半導体領域に接続されて前記
    反対導電型の半導体領域の電位を設定する電位設定手段
    とを備えるアナログスイッチ回路において、 前記電位設定手段は、前記入力側半導体領域の電位が前
    記反対導電型の半導体領域と前記出力側半導体領域との
    間のpn接合を順バイアスさせる方向へ所定のしきい値
    電位を超えて変化する状態を検出するサージ電圧検出手
    段と、前記変化の発生時に前記反対導電型の半導体領域
    の電位を前記出力側半導体領域の電位変化と同方向へ変
    化させるウエル電位制御手段とを備えることを特徴とす
    るアナログスイッチ回路。
  5. 【請求項5】前記変化検出時に前記トランスファゲート
    を遮断する遮断手段を備える請求項1乃至4のいずれか
    記載のアナログスイッチ回路。
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