JP3152335B2 - 定速走行装置の設定速度表示器を備える車両表示器 - Google Patents

定速走行装置の設定速度表示器を備える車両表示器

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JP3152335B2 JP02519295A JP2519295A JP3152335B2 JP 3152335 B2 JP3152335 B2 JP 3152335B2 JP 02519295 A JP02519295 A JP 02519295A JP 2519295 A JP2519295 A JP 2519295A JP 3152335 B2 JP3152335 B2 JP 3152335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定速走行装置の設定速
度表示器に関し、詳しくは、スピードメータの目盛りに
定速走行時における設定車速を表示する設定速度表示器
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】高速道路等アクセル操作やブレーキ操
作を行うことなく長時間走行する、所謂、オートドライ
ブには、車両速度を一定に制御する定速走行装置(ク
ーズコントロール)が実装される車種がある。定速走行
の設定は、車両の走行速度が予め設定されている低速リ
ミットから高速リミットの範囲内にある場合に可能であ
り、定速走行をセットすると、定速走行セット時の車速
を記憶してその車速を維持するようにスロットル開度を
調整して車両を定速制御するものである。従来、このよ
うな定速走行装置を備える車両では、スピードメータに
加えて定速走行セット時の車速を表示する設定速度表示
器を備えている。
【0003】図10は、実開平4−102059号に開
示された定速走行を表示する設定速度表示器を示してい
る。同図において、1はコビネーションメータの一部を
示し、スピードメータ2が組み込まれている。スピード
メータ2の目盛り2aの外周の見返し板4には5Km刻
みで発光ダイオード(LED)等からなるインジケータ
5がドット状に配置されて設定速度表示器3を形成して
いる。
【0004】この設定速度表示器について説明すると、
先ず、定速走行が設定されると、その時点の車速がCP
U(中央制御装置)で演算されて車速データがメモリ
(RAM)に記憶される。メモリに記憶された車速デー
タを読み出して、設定速度表示器のインジケータを点灯
させて設定速度を表示する。また、この車速データに基
づいてスロット開度を制御して車速を設定速度に維持す
る。一方、スピードメータは実車速を表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記設定速度表示器で
は、図10に示すように、設定速度表示器3がスピード
メータ2とは別に見返し板4にLEDによるドット状の
インジケータ5が設けられている。しかし、従来の構成
では分解能を高める為に1Km/h刻みにインジケータ
5を設けるのは困難である。また、設定速度表示器は、
通常の運転時には不要な計器であり、設定速度表示器が
スピードメータの目盛りの周囲に存在するために、通常
の走行時はインジケータが目障りとなる欠点がある。ま
た、スピードメータの目盛りの周囲にドット状に設定速
度表示器が存在する為に、意匠としても美観に優れたも
のではなく、不快に感じる場合もあり意匠的にも改善の
余地があった。更に、設定速度表示器がスピードメータ
の目盛りの周囲に存在するために、運転時にスピードメ
ータの目盛りと設定速度表示器の設定速度を確認する為
には、視線を移動してスピードメータの目盛りで読まね
ばならない煩わしさがある。
【0006】本発明は、上述のような欠点に鑑みなされ
たものであり、定速走行装置による定速走行時のみ設定
速度表示するようにした設定速度表示器を備える車両表
示器を提供することを目的とする。また、本発明の他の
目的は、定速走行時の表示の分解能が向上する設定速度
表示器を備える車両表示器を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、定速走行装置の設定速度表示器を備
える車両表示器に於いて、前記定速走行装置によって設
定された設定速度の指示体像を、設定走行時に実走行速
度を表示するスピードメータの文字盤の目盛り位置に
影して表示することを特徴とするものである。
【0008】また、この第2の発明は、定速走行装置の
設定速度表示器を備える車両表示器に於いて、走行速
度を表示するスピードメータと、前記定速走行装置によ
って設定された設定速度の速度表示像を、設定走行時に
前記スピードメータの文字盤の目盛り位置に投影して重
畳することで表示する表示手段とを備えることを特徴と
するものである。
【0009】また、第3の発明は、定速走行装置の設定
速度表示器を備える車両表示器に於いて、ケース内に収
納したハーフミラーと、前記ハーフミラーの背後に配置
した目盛盤と指針を有するスピードメータと、前記ハー
フミラーの上方に配置した設定速度表示板とを備え、前
記ハーフミラーから透過して表示される前記スピードメ
ータの目盛盤の目盛り表示位置に、前記設定速度表示板
から放射される設定速度表示光を前記ハーフミラーで反
射させて重畳することを特徴とするものである。
【0010】また、第4の発明は、定速走行装置の設定
速度表示器を備える車両表示器に於いて、ケース内に収
納したハーフミラーと、前記ハーフミラーの背後に配置
した定速走行時の設定速度を表示する表示光を放射する
設定速度表示板と、前記ハーフミラーの上方に配置した
目盛盤と指針を有するスピードメータとを備え、前記ハ
ーフミラーで反射した前記スピードメータの目盛盤の目
盛り表示位置に、前記設定速度表示板から放射される設
定速度表示を重畳することを特徴とするものである。ま
た、第5の発明は、前記設定速度表示板の表示が発光ダ
イオードによることを特徴とする前記第3又は第4の定
速走行装置の設定速度表示器を備える車両表示器であ
る。
【0011】また、第6の発明は、定速走行装置の設定
速度表示器を備える車両表示器に於いて、前記定速走行
装置による定速走行時の設定速度を指示する第1の指針
と、スピードメータの目盛りを指示する第2の指針と、
定速走行時に前記スピードメータの目盛りに前記第1の
指針を投影して設定速度を表示する表示手段と、を備え
ることを特徴とするものである。また、第7の発明は、
定速走行装置の設定速度表示器を備える車両表示器に於
いて、ケース内に収納したハーフミラーと、前記ハーフ
ミラーの背後に設けられた目盛盤と第1の指針を有する
スピードメータと、前記ハーフミラーの上方に設けられ
た前記定速走行装置による定速走行時の設定速度を指示
する第2の指針と、前記ハーフミラーを透過する前記ス
ピードメータの目盛盤の目盛り表示光に、定速走行時に
前記第2の指針の表示光を前記ハーフミラーで反射させ
て重畳する表示手段と、を備えることを特徴とするもの
である。
【0012】また、第8の発明は、定速走行装置の設定
速度表示器を備える車両表示器に於いて、ケース内に収
納したハーフミラーと、前記ハーフミラーの上方に設け
られたスピードメータの目盛りを指示する第1の指針
と、前記ハーフミラーの背後に設けられた前記定速走行
装置による定速走行時の設定速度を指示する第2の指針
と、前記ハーフミラーを透過する前記第2の指針の表示
光に前記定速走行装置によって定速走行時の設定速度を
表示する前記第1の指針の表示光を前記ハーフミラーで
反射させて重畳する表示手段と、を備えることを特徴と
するものである。また、第9の発明は、第7または第8
の発明に於いて、第1と第2の指針及びスピードメータ
の文字盤の目盛りが光透過型であることを特徴する定速
走行装置の設定速度表示器を備える車両表示器である。
【0013】
【作用】本発明は、定速走行装置の設定速度表示器を備
える車両表示器であって、スピードメータの目盛りの位
置に設定速度表示するか、またはスピードメータの目盛
りを指針で指示して設定速度表示するようにしたもので
あり、スピードメータの指示と設定速度表示が同一文字
盤内に指示されるので、実車速と設定車速の確認におけ
る視線の移動を少なくすることができる。また、本発明
は、スピードメータによる表示に定速走行装置で設定し
た設定速度表示を重ね合わせて表示するものであり、定
速走行設定時のみ設定速度表示させることができる車両
用表示器である。また、本発明は、ハーフミラーを用い
て光の制御によって表示を行うものであり、光透過型の
指針と目盛りを備えるスピードメータと、設定速度を指
示する光透過型の指針または発光ダイオードを組み込ん
だ設定速度表示器の発光によって、定速走行装置によっ
て設定された設定速度表示を、スピードメータの文字盤
の目盛りに重畳させて表示し、必要な情報のみを運転者
に提供するようにした車両表示器である。
【0014】
【実施例】本発明に係る定速走行装置の設定速度表示器
を備える車両表示器の実施例について図面を参照して説
明する。図1(a)は、本発明の一実施例を示す断面図
である。同図に於いて、10はケース、11はスピード
メータ、12は指針、13aは指針12を発光させるた
めの照明、14は文字盤、13bは文字盤14の目盛り
14aを発光させるための照明、15は定速走行装置に
よって設定された設定速度を表示する設定速度表示板、
16は表示板15を発光させるための照明、17はハー
フミラー、18はカバーガラスである。スピードメータ
11はハーフミラー17の後方に配置されており、その
文字盤14と指針12の意匠が図2(a)に示されてい
る。文字盤14が遮光性樹脂などで形成され、指針12
及び目盛り14aの背後には照明1a,1bが設け
られている。イグニッションスイッチをオンとすると照
明1a,1bが点灯し、光透過性の樹脂からなる指
針12及び目盛り14aは光が透過して光り、その表示
意匠がハーフミラー17を透過して表示される。
【0015】一方、ハーフミラー17の上方には、定速
走行装置によって設定された車速を表示する設定速度表
示板15が設けられている。定速走行装置で車速が設定
されると、車速設定速度表示板15の照明手段16によ
って設定速度が表示され、その表示光がハーフミラー1
7で反射され、スピードメータ11の文字盤14の目盛
り部分に重畳される。照明手段16の一例とし、設定速
度表示板15の他の実施例が図2(b),(c)に示さ
れている。図2(b)は設定速度表示板15の表示意匠
を示し、光を発光する目盛り15aが設けられている。
この表示意匠はハーフミラー17で反射してスピードメ
ータ11の目盛り14aに重畳されて運転者の視点に入
射される。設定速度表示板15の表示意匠の目盛り15
pは設定速度が140Kmを指示した状態を示してい
る。表示意匠は左右反転した意匠となっている。
【0016】設定速度表示板15の目盛り15aは定速
走行装置によって設定された車速を表示するための目盛
りであり、図2(a)に示したスピードメータの目盛り
14aに対応する位置に重畳されるように配置されてい
る。目盛り15aは一例としプリント基板に発光ダイオ
ードの矩形状のチップを配列して形成する。また、目盛
り15aに用いられる発光ダイオードは、スピードメー
タの目盛り14aとは異なった表示色とし、目盛り15
aに用いられる発光ダイオードは赤色や緑色を発光する
発光ダイオードを用いるとよい。図2(c)に示すよう
に、発光ダイオードからなるチップを隙間なく配列して
目盛り15aを形成してもよい。設定速度表示の目盛り
15aは、低速リミット40Kmから高速リミット(1
00Km〜140km)の範囲に、例えば、1Km刻み
で形成する。なお、0Km〜140kmの範囲を指示で
きるように目盛り15aを配列してもよい。このように
チップ状の発光ダイオードを配列することで、1Km刻
みで目盛り15aを形成することができるので、設定速
度の指示の分解能を高めることができる。
【0017】この実施例では、通常の運転時、スピード
メータ11の指針12及び文字板14の目盛り14aか
ら透過する光はハーフミラー17を透過して運転者はそ
の透過光を車両情報として視認する。定速走行装置で設
定速度を設定すると、設定速度表示板15の表示意匠は
照明が点灯して或いは発光し、設定速度表示光がハーフ
ミラー17で反射されてスピードメータ11の表示に重
畳させる。運転者は、この重畳された表示意匠を車両情
報として視認する。無論、照明手段16としては、公知
の方法であるゾーン表示方式による表示であってもよい
が、その場合でも、スピードメータ11の目盛り14a
に対応する位置にゾーン表示を重畳するように指示す
る。例えば、5Km刻みにゾーン表示できるようにラン
プを配列したり、発光ダイオードによれば1Km刻みに
ゾーン表示させるように配列することも可能である。
【0018】図1(b)は、本発明の他の実施例を示し
ている。同図の実施例では、ハーフミラー17の後方に
設定速度表示板15が設けられ、ハーフミラー17の上
方にスピードメータ11が設けられている。図1(a)
の実施例と配置が異なっている。なお、スピードメータ
11の文字盤14はハーフミラー17で反射させるため
に左右反転した意匠とする。この実施例では、通常の運
転時、スピードメータ11の指針12及び文字板14の
目盛り14aから透過する光はハーフミラー17で反射
させて運転者にその反射光を車両情報として視認する。
設定速度表示板15の表示意匠は定速走行装置で設定速
度を設定した場合に照明を点灯させて、設定速度表示光
をハーフミラー17を透過させてスピードメータ11の
表示に重畳させる。運転者は、この重畳された表示意匠
を車両情報として視認する。
【0019】次に、図3及び図5に基づいて、本発明の
実施例の動作について説明する。図3は、本発明に係る
定速走行装置の設定速度表示器を備える車両表示器を制
御するためのブロック図を示す。図3に於いて、19は
車速を一定に保つための燃料の供給量を制御するスロッ
トルバルブアクチュエータ、20は図示しない記憶装置
(ROMやRAM)を有し、予め格納されたプログラム
に従って動作するCPU(中央制御装置)である。この
CPU20の入力ポートには、エンジンの始動・停止を
制御するためのスイッチであるイグニッションSW2
1、車両のエンジンの回転数によって車速に応じたパル
スを発生するスピードセンサ22、定速走行のオン・オ
フを行うための定速走行設定SW23、定速走行の設定
速度を変更するたその設定速度変更SW、ブレーキ操作
が行われたことを判断するブレーキSW25、及び一時
的に定速走行が解除され、再度定速走行に入るためのレ
ジュームSWが接続されている。
【0020】CPU20の出力ポートには、エンジンの
スロットルバルブを駆動するスロットルバルブアクチュ
エータ19と設定速度表示器15が接続されている。
【0021】以上の構成を参照して定速走行装置により
制御される車両表示器について図4と図5のフローチャ
ートに基づいて説明する。イグニッションSW21をオ
ンとするエンジンが始動し、CPU20に電源が投入さ
れる。車両の走行速度が低速リミットと高速リミット内
に存在するものとし、ステップS1で定速走行フラグが
オン状態であるか否かを判断する。定速走行状態が設定
されていないと判断した場合(NO)は、ステップS2
に進む。ステップS2において定速走行設定SW23が
設定されると、ステップS3に進む。ステップS3で
は、定速走行装置の定速走行設定SW23がオンとなっ
た際に、その時の車両速度をCPU20で演算してその
車速データを記憶装置(RAM)に記憶する。続いて、
ステップS4において定速走行フラグをオンとしてステ
ップS5に進み、記憶装置に記憶された車速データを読
み出して図2(b)に示した設定速度表示板15の発光
ダイオードからなる所定の目盛り15aを点灯させる。
無論、ステップS1において、定速走行フラグがオン状
態である場合(YES)は、ステップS6以下のステッ
プに進む。
【0022】所定の車速で車両が走行しており、ステッ
プS6において、キャンセルSW27がオンであるか否
かが判断され、オン(YES)であればステップS7に
進み、オフ(NO)であればステップS9に進む。ステ
ップS7では設定速度に対応した発光ダイオードによる
目盛り15aを消灯して、ステップS8に進み、定速走
行フラグをオフとする。ステップS9ではレジュームS
W26がオンである否かが判定される。すなわち、再び
定速走行を行う指令があったか否かを判断する。ステッ
プS9において、YESであれば、ステップS10に進
み、NOであればステップS12に進む。
【0023】ステップS10では定速走行フラグをオン
としてステップS11に進み、その時の車速を上記と同
様な方法で設定速度に対応した発光ダイオードによる目
盛り15aを点灯する。ステップS12では、定速走行
フラグをオフとし、ステップS13に進む。ステップS
13では定速走行変更SW24がオンしたか否かが判断
され、YESの場合はステップS14に進む。ステップ
S14では車両速度が上昇か下降かを判断して速度が上
昇する場合はステップS15において速度メモリをイク
リメントメントする。また、車速が下降している場合は
ステップS16に進み、速度メモリをデイクリメントす
る。ステップS17ではその記憶装置に設定した車両速
度データによって所定の車両速度のデータに応じて発光
ダイオードからなる目盛りを点灯させる。
【0024】尚、このフローチャートにはブレーキ操作
についての説明は省略したが、ブレーキ操作がなされた
場合にはその減速が一定値以上であれば、キャンセルS
Wと同様な制御がなされる。そして、車両速度がリミッ
タ限界を越えているか否かが判断される。リミッタ限界
内であればステップS1から再び制御動作がなされる。
【0025】図5のフローチャートは、設定速度表示板
15の発光ダイオードからなる目盛りの点灯を設定速度
のみでなく設定速度まで目盛りまでを点灯する、所謂、
設定速度表示器がゾーン表示する場合の制御フローであ
り、他の制御ステップは上記と同様であるのでその説明
は省略する。
【0026】図6は、定速走行装置の設定速度表示器を
備える車両表示器における設定速度表示板の発光ダイオ
ード等の発光素子の点灯制御について説明する。イグニ
ッションSW21がオンとなると、ステップS1に示す
ようにスピードメータの実車速表示用及び文字盤用の照
明が点灯される。続いて、ステップS2に進み、 図4
及び図5に示したステップS5,S11,S17からの
発光素子の点灯命令信号によって設定速度表示板の発光
ダイオード等が点灯して、ステップS4に示すように、
実車速と定速走行を表示する。無論、発光ダイオードの
消灯命令信号によって、スピードメータによる実車速表
示のみとなる。
【0027】次に、本発明の他の実施例について図7乃
至図9に基づいて説明する。図7はケース10に収納さ
れたハーフミラー17の後方に設定速度表示指針30が
設けられ、ハーフミラー17の上方に実車速を表示する
スピードメータ11が備えられている。スピードメータ
11の表示意匠はハーフミラー17によって左右反転す
るので反転した表示意匠とする。通常の走行状態では、
ハーフミラー17の上方に位置するスピードメータ11
の表示意匠がハーフミラー17で反射し、その反射光を
走行速度を示す車両情報として表示される。定速走行装
置によって車両速度が設定されると、設定速度表示指針
30の照明32が点灯してその指針30が発光してハー
フミラー17を透過してスピードメータ11の指針12
と目盛り14aと重畳され、図9に示したように表示意
匠となる。
【0028】図8は、ケース10に収納されたハーフミ
ラー17の後方に実車速を表示するスピードメータ11
が設けられ、ハーフミラー17の上方に設定速度表示指
針30が備えられている。通常の走行状態では、ハーフ
ミラー17の後方に位置するスピードメータ11の表示
意匠がハーフミラー17を透過して車両情報が表示さ
れ、定速走行装置によって車両速度が設定されると、設
定速度表示指針30の照明32が点灯してその指針30
が発光してハーフミラー17で反射してスピードメータ
11の指針12と目盛り14aと重畳され、図9に示し
たように表示意匠となる。
【0029】無論、図2に示すように、設定速度表示は
発光ダイオードでもよく、他の発光手段、例えば、蛍光
表示管によってもよいことは明らかである。更に、設定
速度表示は光フアイバーを用いてその切断面を目盛り部
分として発光させてもよい。
【0030】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、定速走
行装置の設定速度表示器を備える車両表示器であって、
スピードメータの目盛りの位置に設定速度表示するか、
又はスピードメータの目盛りを指針で指示して設定速度
表示するようにしたものであり、スピードメータの指示
と設定速度表示が同一文字盤内に表示されるので、実車
速と設定車速の確認における視線の移動を少なくするこ
とができるので、運転時の安全性が高められる利点があ
る。また、スピードメータによる表示に定速走行装置で
設定した設定速度表示を重ね合わせるものであり、定速
走行設定時のみ設定速度表示させることができるので、
表示意匠の複雑差が解消され、極めて美観に優れ、運転
感覚にも良好な結果を得られる利点がある。また、定速
走行から復帰(リジュームボタン操作)した時に何Km
/hに復帰するかの認識が容易であり、安全性が高い車
両表示器を提供できる。また、ハーフミラーを用いスピ
ードメータと設定速度表示器を照明によって設定速度表
示器をスピードメータの文字盤に重畳するようにして、
必要な情報のみを運転者に提供するようにした車両表示
器であるので、表示意匠の複雑差が解消され、極めて美
観に優れ、運転感覚にも良好な結果を得られる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例を示す断面図、
(b)は本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図2】(a)はスピードメータの表示意匠を示す平面
図、(b),(c)は設定速度表示板の拡大図である。
【図3】本実施例の定速走行装置の回路構成図である。
【図4】本実施例の定速制御装置の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図5】本実施例の定速制御装置の動作を説明するため
の他のフローチャートである。
【図6】本実施例の車両表示器の表示制御を説明するた
めのフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施例を説明するための断面図で
ある。
【図8】本発明の他の実施例を説明するための断面図で
ある。
【図9】図7及び図8の本実施例の表示意匠を示す図で
ある。
【図10】従来の設定速度表示器の表示意匠を示す平面
図である。
【符号の説明】
10 ケース 11 スピードメータ 12 指針 13a,13b 照明 14 文字盤 14a 目盛り 15 設定速度表示板 16 照明手段 17 ハーフミラー 18 カバーガラス 30 設定速度表示指針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 1/07 - 1/10 B60K 31/00 G01D 7/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定速走行装置の設定速度表示器を備える
    車両表示器に於いて、 前記定速走行装置によって設定された設定速度の指示体
    を、設定走行時に実走行速度を表示するスピードメー
    タの文字盤の目盛り位置に投影して表示することを特徴
    とする定速走行装置の設定速度表示器を備える車両表示
    器。
  2. 【請求項2】 定速走行装置の設定速度表示器を備える
    車両表示器に於いて、 走行速度を表示するスピードメータと、 前記定速走行装置によって設定された設定速度の速度表
    示像を、設定走行時に前記スピードメータの文字盤の目
    盛り位置に投影して重畳することで表示する表示手段
    と、 を備えることを特徴とする定速走行装置の設定速度表示
    器を備える車両表示器。
  3. 【請求項3】 定速走行装置の設定速度表示器を備える
    車両表示器に於いて、 ケース内に収納したハーフミラーと、 前記ハーフミラーの背後に配置した目盛盤と指針を有す
    るスピードメータと、 前記ハーフミラーの上方に配置した設定速度表示板とを
    備え、 前記ハーフミラーから透過して表示される前記スピード
    メータの目盛盤の目盛り表示位置に、前記設定速度表示
    板から放射される設定速度表示光を前記ハーフミラーで
    反射させて重畳することを特徴とする定速走行装置の設
    定速度表示器を備える車両表示器。
  4. 【請求項4】 定速走行装置の設定速度表示器を備える
    車両表示器に於いて、 ケース内に収納したハーフミラーと、 前記ハーフミラーの背後に配置した定速走行時の設定速
    度を表示する表示光を放射する設定速度表示板と、 前記ハーフミラーの上方に配置した目盛盤と指針を有す
    るスピードメータとを備え、 前記ハーフミラーで反射した前記スピードメータの目盛
    盤の目盛り表示位置に、前記設定速度表示板から放射さ
    れる設定速度表示を重畳することを特徴とする定速走行
    装置の設定速度表示器を備える車両表示器。
  5. 【請求項5】 前記設定速度表示板の表示が発光ダイオ
    ードによることを特徴とする請求項3又は4に記載の定
    速走行装置の設定速度表示器を備える車両表示器。
  6. 【請求項6】 定速走行装置の設定速度表示器を備える
    車両表示器に於いて、 前記定速走行装置による定速走行時の設定速度を指示す
    る第1の指針と、 スピードメータの目盛りを指示する第2の指針と、 定速走行時に前記スピードメータの目盛りに前記第1の
    指針を投影して設定速度を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする定速走行装置の設定速度表示
    器を備える車両表示器。
  7. 【請求項7】 定速走行装置の設定速度表示器を備える
    車両表示器に於いて、 ケース内に収納したハーフミラーと、 前記ハーフミラーの背後に設けられた目盛盤と第1の指
    針を有するスピードメータと、 前記ハーフミラーの上方に設けられた前記定速走行装置
    による定速走行時の設定速度を指示する第2の指針と、 前記ハーフミラーを透過する前記スピードメータの目盛
    盤の目盛り表示光に、定速走行時に前記第2の指針の表
    示光を前記ハーフミラーで反射させて重畳する表示手段
    と、 を備えることを特徴とする定速走行装置の設定速度表示
    器を備える車両表示器。
  8. 【請求項8】 定速走行装置の設定速度表示器を備える
    車両表示器に於いて、 ケース内に収納したハーフミラーと、 前記ハーフミラーの上方に設けられたスピードメータの
    目盛りを指示する第1の指針と、 前記ハーフミラーの背後に設けられた前記定速走行装置
    による定速走行時の設定速度を指示する第2の指針と、 前記ハーフミラーを透過する前記第2の指針の表示光に
    前記定速走行装置によって定速走行時の設定速度を表示
    する前記第1の指針の表示光を前記ハーフミラーで反射
    させて重畳する表示手段と、 を備えることを特徴とする定速走行装置の設定速度表示
    器を備える車両表示器。
  9. 【請求項9】 前記第1と第2の指針及び前記スピード
    メータの文字盤の目盛りが光透過型であることを特徴す
    る請求項7または8に記載の定速走行装置の設定速度表
    示器を備える車両表示器。
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