JP3151762B2 - 魚釣用リール - Google Patents
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- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
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- A01K89/015—Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
- A01K89/0192—Frame details
- A01K89/01921—Frame disassembly features
- A01K89/01923—Rotated joints
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Animal Husbandry (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は釣糸回収のため回転
可能のスプールを具備する方式になる魚釣用リールに関
し、さらに詳しくは、釣糸収納スプールの組み立ておよ
び取り外し作業を助成する脱着自在方式のサイドカバー
アッセンブリーを有する魚釣用リールに関する。
可能のスプールを具備する方式になる魚釣用リールに関
し、さらに詳しくは、釣糸収納スプールの組み立ておよ
び取り外し作業を助成する脱着自在方式のサイドカバー
アッセンブリーを有する魚釣用リールに関する。
【０００２】
【従来の技術】今日多種多様のベイトキャスト（投餌）
タイプの魚釣用リールが市販されている。このタイプの
魚釣用リールを代表するのは釣糸を当該リール上に回収
するために回転可能のスプールである。魚釣用リールが
釣糸回収モードにある時点において駆動歯車列を介して
クランクハンドルが当該リールを回転させる。起動部材
を操作することにより使用者はこの駆動歯車列を解離し
て当該リールを投擲モードに設定する。投擲モードにお
いて当該スプールは回転自在である。正常の投擲行動に
おいて釣糸を強く放出することにより餌自体の重量のた
め釣糸が繰り出され、その結果初期の時点において当該
スプールはかなりの高速で回転する。練達の釣り人は自
己の親指を使って回転するスプールを調整してスプール
領域内の釣糸が縺れないように制御することができる。
しかしながら、このような練達の釣り人といえども、釣
糸繰り出し速度がスプール回転速度と一致しない場合に
は必然的に釣糸が縺れたりスプール上の釣糸塊が鳥の巣
状態になるような事態に遭遇することになる。
タイプの魚釣用リールが市販されている。このタイプの
魚釣用リールを代表するのは釣糸を当該リール上に回収
するために回転可能のスプールである。魚釣用リールが
釣糸回収モードにある時点において駆動歯車列を介して
クランクハンドルが当該リールを回転させる。起動部材
を操作することにより使用者はこの駆動歯車列を解離し
て当該リールを投擲モードに設定する。投擲モードにお
いて当該スプールは回転自在である。正常の投擲行動に
おいて釣糸を強く放出することにより餌自体の重量のた
め釣糸が繰り出され、その結果初期の時点において当該
スプールはかなりの高速で回転する。練達の釣り人は自
己の親指を使って回転するスプールを調整してスプール
領域内の釣糸が縺れないように制御することができる。
しかしながら、このような練達の釣り人といえども、釣
糸繰り出し速度がスプール回転速度と一致しない場合に
は必然的に釣糸が縺れたりスプール上の釣糸塊が鳥の巣
状態になるような事態に遭遇することになる。
【０００３】このような状況でもリール使用者自身で容
易に解決できる場合もあるが、深刻な事態に進行した場
合、縺れた釣糸に直接触れられるようにスプールをリー
ル残余機構から完全に分離するのが使用者にとって最も
便利である。
易に解決できる場合もあるが、深刻な事態に進行した場
合、縺れた釣糸に直接触れられるようにスプールをリー
ル残余機構から完全に分離するのが使用者にとって最も
便利である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ベイトキャストタイプ
の魚釣用リールの共通形態において、クランクハンドル
の反対側に配設されているサイドカバーアッセンブリー
は、同サイドカバーアッセンブリーを横方向に貫通しリ
ール作動機構および同サイドカバーアッセンブリーを保
持するフレームの内部に固定される一連の長身ボルトを
抜き取ることによりリール機構から取り外すことができ
る。これら複数のボルトを緩めた後に最終的に再度締め
なおす不便のほかに使用者が取り外したボルトを紛失す
る惧れもある。特に釣りボート上において分解作業を行
なっている場合に取り外したボルトを紛失しやすい。
の魚釣用リールの共通形態において、クランクハンドル
の反対側に配設されているサイドカバーアッセンブリー
は、同サイドカバーアッセンブリーを横方向に貫通しリ
ール作動機構および同サイドカバーアッセンブリーを保
持するフレームの内部に固定される一連の長身ボルトを
抜き取ることによりリール機構から取り外すことができ
る。これら複数のボルトを緩めた後に最終的に再度締め
なおす不便のほかに使用者が取り外したボルトを紛失す
る惧れもある。特に釣りボート上において分解作業を行
なっている場合に取り外したボルトを紛失しやすい。
【０００５】製造過程においても同様の不便を克服しな
ければならない。即ち、前述の機構構造の場合、組み立
て当事者は最初に前記スプールをリールフレームに挿入
し、その後、封鎖用サイドカバーアッセンブリーを整合
し、アンカーボルトを挿入し、これらアンカーボルトを
締め付ける工程を行なわなければならない。
ければならない。即ち、前述の機構構造の場合、組み立
て当事者は最初に前記スプールをリールフレームに挿入
し、その後、封鎖用サイドカバーアッセンブリーを整合
し、アンカーボルトを挿入し、これらアンカーボルトを
締め付ける工程を行なわなければならない。
【０００６】本発明は、上記の従来技術の問題点を克服
し、スプール取り外し作業および組み立て作業を容易に
行うことができる魚釣用リールを提供することを課題と
する。
し、スプール取り外し作業および組み立て作業を容易に
行うことができる魚釣用リールを提供することを課題と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の一形態におい
て、内部に釣糸収納空間を形成するフレーム、釣糸を自
己の周囲に巻き取り得るスプール、サイドカバーアッセ
ンブリー、および第一の協働手段を有する魚釣用リール
であって、前記スプールは、第一軸心回りに回転自在に
前記フレームに保持される作動位置と前記フレームから
分離される分離位置との間で第一軸心方向に移動可能で
あり、前記第一の協働手段は、前記サイドカバーアッセ
ンブリーを第一位置と第二位置との間で第二軸心回りに
回動可能に前記フレームに取り付け、かつ前記第一の協
働手段は、前記フレームおよび前記サイドカバーアッセ
ンブリーの何れか一方に設けられて第一表面を有するア
ーム、および、前記フレームおよび前記サイドカバーア
ッセンブリーの他方の上にある第二表面を含み、前記第
一および第二表面は相互に対向し、前記サイドカバーア
ッセンブリーが前記第一位置にあるときに前記サイドカ
バーアッセンブリーおよびフレームが相互に離れる運動
を制限し、さらに前記サイドカバーアッセンブリーが前
記第二位置から前記第一位置に向けて移動することに付
随して前記サイドカバーアッセンブリーと前記フレーム
を相互に引き寄せるカム作用を発生させるように前記第
一および第二表面が形成され、前記サイドカバーアッセ
ンブリーは、前記第一位置において前記スプールを作動
位置に維持し、前記第二位置において前記スプールが前
記作動位置から前記分離位置に移動することを許容し、
前記第一の協働手段はさらに前記フレームと前記サイド
カバーアッセンブリーの何れか一方にラッチアッセンブ
リーを備え、当該ラッチアッセンブリーはラッチ作動モ
ードおよびラッチ非作動モードを選択的に変更設定で
き、前記ラッチアッセンブリーは、ラッチ作動モードに
あるときには前記サイドカバーアッセンブリーの前記第
一位置から前記第二位置への回動を防止し、ラッチ非作
動モードにあるときには前記サイドカバーアッセンブリ
ーの前記第一および第二位置間の回動を許容し、前記第
一の協働手段は、前記サイドカバーアッセンブリーが前
記第二位 置から前記第一位置に移動することに付随して
前記ラッチアッセンブリーをラッチ作動モードに移行さ
せるために前記ラッチアッセンブリーと前記フレームお
よび前記サイドカバーアッセンブリーの他方との間で協
働する第二の協働手段を含む。
て、内部に釣糸収納空間を形成するフレーム、釣糸を自
己の周囲に巻き取り得るスプール、サイドカバーアッセ
ンブリー、および第一の協働手段を有する魚釣用リール
であって、前記スプールは、第一軸心回りに回転自在に
前記フレームに保持される作動位置と前記フレームから
分離される分離位置との間で第一軸心方向に移動可能で
あり、前記第一の協働手段は、前記サイドカバーアッセ
ンブリーを第一位置と第二位置との間で第二軸心回りに
回動可能に前記フレームに取り付け、かつ前記第一の協
働手段は、前記フレームおよび前記サイドカバーアッセ
ンブリーの何れか一方に設けられて第一表面を有するア
ーム、および、前記フレームおよび前記サイドカバーア
ッセンブリーの他方の上にある第二表面を含み、前記第
一および第二表面は相互に対向し、前記サイドカバーア
ッセンブリーが前記第一位置にあるときに前記サイドカ
バーアッセンブリーおよびフレームが相互に離れる運動
を制限し、さらに前記サイドカバーアッセンブリーが前
記第二位置から前記第一位置に向けて移動することに付
随して前記サイドカバーアッセンブリーと前記フレーム
を相互に引き寄せるカム作用を発生させるように前記第
一および第二表面が形成され、前記サイドカバーアッセ
ンブリーは、前記第一位置において前記スプールを作動
位置に維持し、前記第二位置において前記スプールが前
記作動位置から前記分離位置に移動することを許容し、
前記第一の協働手段はさらに前記フレームと前記サイド
カバーアッセンブリーの何れか一方にラッチアッセンブ
リーを備え、当該ラッチアッセンブリーはラッチ作動モ
ードおよびラッチ非作動モードを選択的に変更設定で
き、前記ラッチアッセンブリーは、ラッチ作動モードに
あるときには前記サイドカバーアッセンブリーの前記第
一位置から前記第二位置への回動を防止し、ラッチ非作
動モードにあるときには前記サイドカバーアッセンブリ
ーの前記第一および第二位置間の回動を許容し、前記第
一の協働手段は、前記サイドカバーアッセンブリーが前
記第二位 置から前記第一位置に移動することに付随して
前記ラッチアッセンブリーをラッチ作動モードに移行さ
せるために前記ラッチアッセンブリーと前記フレームお
よび前記サイドカバーアッセンブリーの他方との間で協
働する第二の協働手段を含む。
【０００８】本発明の一形態において、前記第二軸心は
実質的に前記第一軸心と一致する。
実質的に前記第一軸心と一致する。
【０００９】前記アームはＬ字型に形成してもよい。
【００１０】本発明の一形態において、前記第一の協働
手段は前記フレーム上の第三表面と前記サイドカバーア
ッセンブリー上の第四表面とを含み、当該第三および第
四表面は前記アームと前記第一軸心との距離よりもさら
に前記第一軸心から離れた位置にあり、前記サイドカバ
ーアッセンブリーが前記第二位置から前記第一位置に移
動することにより前記第三および第四表面は相互に当接
し、前記第二位置から移動する前記サイドカバーアッセ
ンブリーの運動が前記第一位置を越えることを防止す
る。
手段は前記フレーム上の第三表面と前記サイドカバーア
ッセンブリー上の第四表面とを含み、当該第三および第
四表面は前記アームと前記第一軸心との距離よりもさら
に前記第一軸心から離れた位置にあり、前記サイドカバ
ーアッセンブリーが前記第二位置から前記第一位置に移
動することにより前記第三および第四表面は相互に当接
し、前記第二位置から移動する前記サイドカバーアッセ
ンブリーの運動が前記第一位置を越えることを防止す
る。
【００１１】本発明の一形態において、前記第三表面は
前記フレームに設けられた留め部材により形成され、前
記第四表面は前記サイドカバーアッセンブリーに設けら
れたタブにより形成される。
前記フレームに設けられた留め部材により形成され、前
記第四表面は前記サイドカバーアッセンブリーに設けら
れたタブにより形成される。
【００１２】本発明の一形態において、前記タブは第二
軸心と交差する第五表面を有し、前記留め部材は前記第
五表面と対向する第六表面を有し、前記サイドカバーア
ッセンブリーが前記第一位置にあるときに前記フレーム
と前記サイドカバーアッセンブリーが相互に離れる運動
を制限する。
軸心と交差する第五表面を有し、前記留め部材は前記第
五表面と対向する第六表面を有し、前記サイドカバーア
ッセンブリーが前記第一位置にあるときに前記フレーム
と前記サイドカバーアッセンブリーが相互に離れる運動
を制限する。
【００１３】本発明の一形態において、前記ラッチアッ
センブリーはロック部材を含備し、当該ロック部材は突
出位置と引っ込み位置の間を移動することが可能であ
り、前記ロック部材が突出位置にあるとき前記ラッチア
ッセンブリーはラッチ作動モードにあり、また前記ロッ
ク部材が引っ込み位置にあるとき前記ラッチアッセンブ
リーはラッチ非作動モードにある。
センブリーはロック部材を含備し、当該ロック部材は突
出位置と引っ込み位置の間を移動することが可能であ
り、前記ロック部材が突出位置にあるとき前記ラッチア
ッセンブリーはラッチ作動モードにあり、また前記ロッ
ク部材が引っ込み位置にあるとき前記ラッチアッセンブ
リーはラッチ非作動モードにある。
【００１４】本発明の一形態において、前記ラッチアッ
センブリーは通常状態において前記ロック部材を前記突
出位置に向かわせるよう付勢するスプリングエレメント
を含み、かつ、前記ロック部材が前記突出位置にあると
きに前記ロック部材と係合する表面が前記フレームおよ
び前記サイドカバーアッセンブリーの他方の上に配設さ
れ、前記サイドカバーアッセンブリーは前記第二位置か
ら前記第一位置に移動する際に前記ロック部材を引っ込
み位置に向かわせ、かつ前記サイドカバーアッセンブリ
ーが前記第一位置に到達したときに前記ロック部材が前
記突出位置に到達する。
センブリーは通常状態において前記ロック部材を前記突
出位置に向かわせるよう付勢するスプリングエレメント
を含み、かつ、前記ロック部材が前記突出位置にあると
きに前記ロック部材と係合する表面が前記フレームおよ
び前記サイドカバーアッセンブリーの他方の上に配設さ
れ、前記サイドカバーアッセンブリーは前記第二位置か
ら前記第一位置に移動する際に前記ロック部材を引っ込
み位置に向かわせ、かつ前記サイドカバーアッセンブリ
ーが前記第一位置に到達したときに前記ロック部材が前
記突出位置に到達する。
【００１５】本発明の一形態において、前記ラッチアッ
センブリーには、前記ロック部材を手動で前記突出位置
から前記引っ込み位置に位置変更するために使用者自身
が操作可能な起動部材が配設されている。
センブリーには、前記ロック部材を手動で前記突出位置
から前記引っ込み位置に位置変更するために使用者自身
が操作可能な起動部材が配設されている。
【００１６】本発明の一形態において、前記魚釣用リー
ルは前部および後部、頂上部および底部、および外面を
有し、前記起動部材は、前記魚釣用リール前部外面の下
方に向いた部分に露出している。
ルは前部および後部、頂上部および底部、および外面を
有し、前記起動部材は、前記魚釣用リール前部外面の下
方に向いた部分に露出している。
【００１７】本発明の他の一形態において、内部に釣糸
収納空間を形成するフレーム、釣糸を自己の周囲に巻き
取り得るスプール、サイドカバーアッセンブリー、およ
び第一の協働手段を有する魚釣用リールであって、前記
スプールは、第一軸心回りに回転自在に前記フレームに
保持される作動位置と前記フレームから分離される分離
位置との間で第一軸心方向に移動可能であり、前記第一
の協働手段は、前記サイドカバーアッセンブリーを第一
位置と第二位置との間で相対運動可能に前記フレームに
取り付け、前記サイドカバーアッセンブリーは、前記第
一位置において前記スプールを作動位置に維持し、前記
第二位置において前記スプールが前記作動位置から前記
分離位置に移動することを許容し、かつ前記第一の協働
手段は対向して協働する第一および第二の表面を含み、
当該両表面はそれぞれ前記フレームおよび前記サイドカ
バーアッセンブリーの上にあって、前記サイドカバーア
ッセンブリーが前記第二位置から前記第一位置に移動す
ることに付随して両表面は前記フレームおよび前記サイ
ドカバーアッセンブリーを相互に引き寄せ、さらに前記
第一の協働手段は、前記サイドカバーアッセンブリーが
前記第二位置から前記第一位置に移動したことに付随し
て前記サイドカバーアッセンブリーを前記第一位置に維
持するための手段を具備し、前記第一の協働手段は前記
フレームおよび前記サイドカバーアッセンブリーの何れ
か一方に配設されたラッチアッセンブリーを含み、当該
ラッチアッセンブリーはラッチ作動モードおよびラッチ
非作動モードに対応する二つの異なった位置の間におい
て位置変更可能なロック部材を含み、さらに前記ラッチ
アッセンブリーは通常状態において前記ロック部材を前
記二つの位置の何れか一方に向けて付勢するスプリング
エレメントを含み、さらに前記第一の協働手段は、前記
サイドカバーアッセンブリーが前記第二位置から前記第
一位置に移動することに付随して前記ラッチアッセンブ
リーをラッチ作動モードに移行させるために前記ラッチ
アッセンブリーと前記フレームおよび前記サイドカバー
アッセンブリーの他方との間で協働する第二の協働手段
を含み、前記第二の協働手段は前記フレームおよび前記
サイドカバーアッセンブリーの他方の上に表面を有し、
当該表面は、前記ロック部材が前記二つの位置の前記何
れか一方にあるときに前記ロック部材と係合し、かつ前
記サイドカバーアッセンブリーが前記第二位置から前記
第一位置に移動するときに前記ロック部材を前記二つの
位置の他方に向けて移動させ、前記サイドカバーアッセ
ンブリーが前記第一位置に到達した時点において前記ロ
ック部材が前記二つの位置の前記何れか一方に位置変更
され前記フレームおよび前記サイドカバーアッセンブリ
ーの他方に当接することにより前記サイドカバーアッセ
ンブリーの前記第一位置から前記第二位置への移動を防
止する。
収納空間を形成するフレーム、釣糸を自己の周囲に巻き
取り得るスプール、サイドカバーアッセンブリー、およ
び第一の協働手段を有する魚釣用リールであって、前記
スプールは、第一軸心回りに回転自在に前記フレームに
保持される作動位置と前記フレームから分離される分離
位置との間で第一軸心方向に移動可能であり、前記第一
の協働手段は、前記サイドカバーアッセンブリーを第一
位置と第二位置との間で相対運動可能に前記フレームに
取り付け、前記サイドカバーアッセンブリーは、前記第
一位置において前記スプールを作動位置に維持し、前記
第二位置において前記スプールが前記作動位置から前記
分離位置に移動することを許容し、かつ前記第一の協働
手段は対向して協働する第一および第二の表面を含み、
当該両表面はそれぞれ前記フレームおよび前記サイドカ
バーアッセンブリーの上にあって、前記サイドカバーア
ッセンブリーが前記第二位置から前記第一位置に移動す
ることに付随して両表面は前記フレームおよび前記サイ
ドカバーアッセンブリーを相互に引き寄せ、さらに前記
第一の協働手段は、前記サイドカバーアッセンブリーが
前記第二位置から前記第一位置に移動したことに付随し
て前記サイドカバーアッセンブリーを前記第一位置に維
持するための手段を具備し、前記第一の協働手段は前記
フレームおよび前記サイドカバーアッセンブリーの何れ
か一方に配設されたラッチアッセンブリーを含み、当該
ラッチアッセンブリーはラッチ作動モードおよびラッチ
非作動モードに対応する二つの異なった位置の間におい
て位置変更可能なロック部材を含み、さらに前記ラッチ
アッセンブリーは通常状態において前記ロック部材を前
記二つの位置の何れか一方に向けて付勢するスプリング
エレメントを含み、さらに前記第一の協働手段は、前記
サイドカバーアッセンブリーが前記第二位置から前記第
一位置に移動することに付随して前記ラッチアッセンブ
リーをラッチ作動モードに移行させるために前記ラッチ
アッセンブリーと前記フレームおよび前記サイドカバー
アッセンブリーの他方との間で協働する第二の協働手段
を含み、前記第二の協働手段は前記フレームおよび前記
サイドカバーアッセンブリーの他方の上に表面を有し、
当該表面は、前記ロック部材が前記二つの位置の前記何
れか一方にあるときに前記ロック部材と係合し、かつ前
記サイドカバーアッセンブリーが前記第二位置から前記
第一位置に移動するときに前記ロック部材を前記二つの
位置の他方に向けて移動させ、前記サイドカバーアッセ
ンブリーが前記第一位置に到達した時点において前記ロ
ック部材が前記二つの位置の前記何れか一方に位置変更
され前記フレームおよび前記サイドカバーアッセンブリ
ーの他方に当接することにより前記サイドカバーアッセ
ンブリーの前記第一位置から前記第二位置への移動を防
止する。
【００１８】本発明の一形態において、前記魚釣用リー
ルは外面を有し、前記サイドカバーアッセンブリーが前
記第一位置にあるときに手動により前記二つの位置の何
れか一方の位置から他方の位置に前記ロック部材を移動
させるために使用者が操作可能な起動部材が前記外面に
露出し、これにより前記サイドカバーアッセンブリーの
前記第一位置から前記第二位置への移動を許容する。
ルは外面を有し、前記サイドカバーアッセンブリーが前
記第一位置にあるときに手動により前記二つの位置の何
れか一方の位置から他方の位置に前記ロック部材を移動
させるために使用者が操作可能な起動部材が前記外面に
露出し、これにより前記サイドカバーアッセンブリーの
前記第一位置から前記第二位置への移動を許容する。
【００１９】前記サイドカバーアッセンブリーは前記第
一および第二位置間において第二軸心回りで回動可能と
してもよい。
一および第二位置間において第二軸心回りで回動可能と
してもよい。
【００２０】本発明の一形態において、さらに前記第一
の協働手段はそれぞれ前記フレームおよび前記サイドカ
バーアッセンブリー上にあって協働する第三および第四
表面を含み、前記サイドカバーアッセンブリーが前記第
二位置から前記第一位置に移動する際に前記サイドカバ
ーアッセンブリーが前記第二位置から前記第一位置を越
えて移動することを防止するため前記第三および第四表
面が当接し、かつ前記第三および第四表面が前記第一お
よび第二表面と前記第一軸心との距離よりもさらに前記
第一軸心から離れた位置にある。
の協働手段はそれぞれ前記フレームおよび前記サイドカ
バーアッセンブリー上にあって協働する第三および第四
表面を含み、前記サイドカバーアッセンブリーが前記第
二位置から前記第一位置に移動する際に前記サイドカバ
ーアッセンブリーが前記第二位置から前記第一位置を越
えて移動することを防止するため前記第三および第四表
面が当接し、かつ前記第三および第四表面が前記第一お
よび第二表面と前記第一軸心との距離よりもさらに前記
第一軸心から離れた位置にある。
【００２１】さらに本発明の一形態において、サイドカ
バーアッセンブリーには、磁気ブレーキリングを伴うベ
アリングアッセンブリーが固定されている。
バーアッセンブリーには、磁気ブレーキリングを伴うベ
アリングアッセンブリーが固定されている。
【００２２】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態であるベイ
トキャスト（投餌）タイプの魚釣用リールを参照番号１
０をもって図面に示す。当該魚釣用リール１０はリール
作動機構１３を保持するフレーム１２を具備する。フレ
ーム１２は軸心方向（本実施形態では横方向）に間隔を
もって配設されたフレーム部品１４、１６を含み、両部
品間に釣糸収納空間１８が形成される。スプール２０
は、フレーム部品１４、１６によって支持される軸心方
向の両端部を有して釣糸収納空間１８を跨ぎ、軸心方向
に延伸する軸心２２回りを回転する。スプール２０は中
心軸２４を有し、その一端部２６はフレーム部品１６上
のベアリングアッセンブリー２８内で回転できるように
ジャーナル加工され、これに対向する一端部３０はフレ
ーム部品１４上の脱着自在のサイドカバーアッセンブリ
ー３４上のベアリングアッセンブリー３２内において回
転できるようにジャーナル加工されている。スプール２
０の回転はクランクハンドル３６を介して付与される。
当該クランクハンドル３６からのトルクは駆動歯車列３
８を介して端部２６上のギア４０に伝導される。
トキャスト（投餌）タイプの魚釣用リールを参照番号１
０をもって図面に示す。当該魚釣用リール１０はリール
作動機構１３を保持するフレーム１２を具備する。フレ
ーム１２は軸心方向（本実施形態では横方向）に間隔を
もって配設されたフレーム部品１４、１６を含み、両部
品間に釣糸収納空間１８が形成される。スプール２０
は、フレーム部品１４、１６によって支持される軸心方
向の両端部を有して釣糸収納空間１８を跨ぎ、軸心方向
に延伸する軸心２２回りを回転する。スプール２０は中
心軸２４を有し、その一端部２６はフレーム部品１６上
のベアリングアッセンブリー２８内で回転できるように
ジャーナル加工され、これに対向する一端部３０はフレ
ーム部品１４上の脱着自在のサイドカバーアッセンブリ
ー３４上のベアリングアッセンブリー３２内において回
転できるようにジャーナル加工されている。スプール２
０の回転はクランクハンドル３６を介して付与される。
当該クランクハンドル３６からのトルクは駆動歯車列３
８を介して端部２６上のギア４０に伝導される。
【００２３】さらにクランクハンドル３６は駆動歯車列
３８を介して魚釣用リール１０の前面に配設されたレベ
ルワインド（水平巻上げ）誘導機構４２を操作する。当
該レベルワインド誘導機構４２はガイドエレメント４４
を含み、当該ガイドエレメント４４を介して前記スプー
ル２０から釣糸が延伸する。ガイドエレメント４４は軸
心方向に往復移動してスプール２０が回転する際にスプ
ール２０上に釣糸を均等に分布する。
３８を介して魚釣用リール１０の前面に配設されたレベ
ルワインド（水平巻上げ）誘導機構４２を操作する。当
該レベルワインド誘導機構４２はガイドエレメント４４
を含み、当該ガイドエレメント４４を介して前記スプー
ル２０から釣糸が延伸する。ガイドエレメント４４は軸
心方向に往復移動してスプール２０が回転する際にスプ
ール２０上に釣糸を均等に分布する。
【００２４】駆動歯車列３８および水平巻き上げ誘導機
構４２を備えた全体的な魚釣用リール１０の基本的作動
機構は公知である。典型的な作動機構がアメリカ合衆国
特許4,807,827 において詳細に記載されている。
構４２を備えた全体的な魚釣用リール１０の基本的作動
機構は公知である。典型的な作動機構がアメリカ合衆国
特許4,807,827 において詳細に記載されている。
【００２５】本発明はスプール中心軸の前記端部３０を
支持する前記サイドカバーアッセンブリー３４と前記フ
レーム１２との間の連結部に関するものである。本発明
によれば、サイドカバーアッセンブリー３４の位置は、
図１および図２、さらに図７乃至図９に示される第一位
置（組立て位置）と図１１に示される第二位置（分離位
置）との間においてフレーム１２に対し相対的に変更設
定される。第二位置（分離位置）においてサイドカバー
アッセンブリー３４はフレーム１２から分離可能であ
る。サイドカバーアッセンブリー３４がフレーム１２か
ら分離しているとき、スプール２０をフレーム部品１４
の開口部４８を通じて軸心方向に移動して取り出すこと
ができる。また、スプール２０をフレーム１２内に戻す
とき、又は魚釣用リール１０の製造においてスプール２
０をフレーム１２内に組み付けるとき、スプール２０は
フレーム部品１４の開口部４８を通じて軸心方向に移動
されて図２に示す作動位置をとることができ、この作動
位置においてスプール中心軸の端部２６上のギヤ４０は
駆動歯車列３８と係合する。サイドカバーアッセンブリ
ー３４が第一位置に所在するときサイドカバーアッセン
ブリー３４はスプール２０を作動位置において封鎖す
る。
支持する前記サイドカバーアッセンブリー３４と前記フ
レーム１２との間の連結部に関するものである。本発明
によれば、サイドカバーアッセンブリー３４の位置は、
図１および図２、さらに図７乃至図９に示される第一位
置（組立て位置）と図１１に示される第二位置（分離位
置）との間においてフレーム１２に対し相対的に変更設
定される。第二位置（分離位置）においてサイドカバー
アッセンブリー３４はフレーム１２から分離可能であ
る。サイドカバーアッセンブリー３４がフレーム１２か
ら分離しているとき、スプール２０をフレーム部品１４
の開口部４８を通じて軸心方向に移動して取り出すこと
ができる。また、スプール２０をフレーム１２内に戻す
とき、又は魚釣用リール１０の製造においてスプール２
０をフレーム１２内に組み付けるとき、スプール２０は
フレーム部品１４の開口部４８を通じて軸心方向に移動
されて図２に示す作動位置をとることができ、この作動
位置においてスプール中心軸の端部２６上のギヤ４０は
駆動歯車列３８と係合する。サイドカバーアッセンブリ
ー３４が第一位置に所在するときサイドカバーアッセン
ブリー３４はスプール２０を作動位置において封鎖す
る。
【００２６】サイドカバーアッセンブリー３４は、磁気
ブレーキリング５６を伴うベアリングアッセンブリー３
２を収容する収容部５４を形成するカップ形状壁部５２
と、環状取り付け部品５８とを有する。当該取り付け部
品５８はベアリングアッセンブリー３２を適正に整合さ
れた作動位置に保持する態様で複数のネジ６０を介して
壁部５２に固定される。一方、ブレーキリング５６は複
数のネジ６１を介してベアリングアッセンブリー３２に
固定される。ベアリングアッセンブリー３２およびブレ
ーキリング５６の基本機能は公知であるので詳細な説明
は不要である。参考までに、典型的なブレーキリングが
アメリカ合衆国特許4,830,308 に記述されている。
ブレーキリング５６を伴うベアリングアッセンブリー３
２を収容する収容部５４を形成するカップ形状壁部５２
と、環状取り付け部品５８とを有する。当該取り付け部
品５８はベアリングアッセンブリー３２を適正に整合さ
れた作動位置に保持する態様で複数のネジ６０を介して
壁部５２に固定される。一方、ブレーキリング５６は複
数のネジ６１を介してベアリングアッセンブリー３２に
固定される。ベアリングアッセンブリー３２およびブレ
ーキリング５６の基本機能は公知であるので詳細な説明
は不要である。参考までに、典型的なブレーキリングが
アメリカ合衆国特許4,830,308 に記述されている。
【００２７】取り付け部品５８は直径方向に突出する一
対のタブ６４、６６を有する一個の環状体６２を備え
る。複数のネジ６０の各々はタブ６４と６６を介して壁
部５２に挿入される。
対のタブ６４、６６を有する一個の環状体６２を備え
る。複数のネジ６０の各々はタブ６４と６６を介して壁
部５２に挿入される。
【００２８】取り付け部品５８は直径方向に対向する一
対のＬ型アーム６８、７０を有し、両アームは同一の構
造および機能を有する。アーム７０を例として説明する
と、取り付け部品５８のフランジ７４から横方向に短い
レッグ７２が突出する。取り付け部品５８の環状体６２
の周方向に数度の角度をもって長いレッグ７６が前記短
いレッグ７２から延設されている。当該長レッグ７６の
自由端７８は傾斜表面８０を有し、この傾斜表面８０は
平坦な側方の表面８２と接続する。
対のＬ型アーム６８、７０を有し、両アームは同一の構
造および機能を有する。アーム７０を例として説明する
と、取り付け部品５８のフランジ７４から横方向に短い
レッグ７２が突出する。取り付け部品５８の環状体６２
の周方向に数度の角度をもって長いレッグ７６が前記短
いレッグ７２から延設されている。当該長レッグ７６の
自由端７８は傾斜表面８０を有し、この傾斜表面８０は
平坦な側方の表面８２と接続する。
【００２９】フレーム部品１４の肉厚部９０上に形成さ
れたリム８８には、その直径方向に対向する位置に一対
のスロット８４、８６が設けられている。各スロット８
４、８６内部に前記アーム６８、７０がそれぞれ挿入さ
れるように設計されている。サイドカバーアッセンブリ
ー３４が図１１に示される第二位置にあるときにこれら
アーム６８、７０がスロット８４、８６内部に導入され
るように両アーム６８、７０はサイドカバーアッセンブ
リー３４上に位置する。フレーム１２に相対してサイド
カバーアッセンブリー３４を前記軸心２２回りで図３に
おける反時計回りに回転させることによりサイドカバー
アッセンブリー３４は第一位置に移動する。この回転の
初期において、前記長レッグ７６の傾斜表面８０は前記
スロット８６を形成する前記リム８８のエッジ９２に当
接する。反時計回り回転力が継続的にサイドカバーアッ
センブリー３４に付与されるのに伴い、前記アーム６
８、７０が前記リム８８内において輻射状の切欠き９４
と横方向に一致するまで前記表面８０は前記エッジ９２
と協働してサイドカバーアッセンブリー３４およびフレ
ーム１２にカム作用を付与して横方向に互いに接近させ
る。サイドカバーアッセンブリー３４が第一位置に到達
するまで継続的に回転することにより前記リム８８は前
記長レッグ７６の表面８２と前記フランジ７４間におい
て強固に保持される。同様の方法により前記アーム６８
は前記リム８８と協働する。以上により、サイドカバー
アッセンブリー３４およびフレーム１２は横方向に相互
離反しないように強固に保持される。前記アーム６８、
７０の表面８０、８２は請求項における第一表面に相当
し、前記エッジ９２および前記リム８８の内側表面は請
求項における第二表面に相当する。
れたリム８８には、その直径方向に対向する位置に一対
のスロット８４、８６が設けられている。各スロット８
４、８６内部に前記アーム６８、７０がそれぞれ挿入さ
れるように設計されている。サイドカバーアッセンブリ
ー３４が図１１に示される第二位置にあるときにこれら
アーム６８、７０がスロット８４、８６内部に導入され
るように両アーム６８、７０はサイドカバーアッセンブ
リー３４上に位置する。フレーム１２に相対してサイド
カバーアッセンブリー３４を前記軸心２２回りで図３に
おける反時計回りに回転させることによりサイドカバー
アッセンブリー３４は第一位置に移動する。この回転の
初期において、前記長レッグ７６の傾斜表面８０は前記
スロット８６を形成する前記リム８８のエッジ９２に当
接する。反時計回り回転力が継続的にサイドカバーアッ
センブリー３４に付与されるのに伴い、前記アーム６
８、７０が前記リム８８内において輻射状の切欠き９４
と横方向に一致するまで前記表面８０は前記エッジ９２
と協働してサイドカバーアッセンブリー３４およびフレ
ーム１２にカム作用を付与して横方向に互いに接近させ
る。サイドカバーアッセンブリー３４が第一位置に到達
するまで継続的に回転することにより前記リム８８は前
記長レッグ７６の表面８２と前記フランジ７４間におい
て強固に保持される。同様の方法により前記アーム６８
は前記リム８８と協働する。以上により、サイドカバー
アッセンブリー３４およびフレーム１２は横方向に相互
離反しないように強固に保持される。前記アーム６８、
７０の表面８０、８２は請求項における第一表面に相当
し、前記エッジ９２および前記リム８８の内側表面は請
求項における第二表面に相当する。
【００３０】前記壁部５２のコーナー９５はこれと対応
するフレーム１２のコーナー９６と合致する形状を有
し、これによりサイドカバーアッセンブリー３４が第一
位置に保持される時点において前記壁部５２とフレーム
１２の表面は円滑に接続される。サイドカバーアッセン
ブリー３４が厳密に第一位置に保持されるよう図３に示
すサイドカバーアッセンブリー３４の反時計回り回転運
動を制限するためフレーム１２に支柱９８（留め部材）
が配設される。当該支柱９８は円筒体１００を具備し、
その湾曲した円周表面１０２はサイドカバーアッセンブ
リー３４が第一位置に保持される時点において前記タブ
６６上に設けられ当該表面１０２と形状が一致する湾曲
表面１０４と当接する。サイドカバーアッセンブリー３
４とフレーム１２間で所望の整合を維持する機能以外に
前記支柱９８は結果的に前記アーム６８、７０が前記リ
ム８８により切断されるポイントまでサイドカバーアッ
センブリー３４が回転を行なうことを防止する機能を有
する。前記円周表面１０２は請求項における第三表面に
相当し、前記湾曲表面１０４は請求項における第四表面
に相当する。
するフレーム１２のコーナー９６と合致する形状を有
し、これによりサイドカバーアッセンブリー３４が第一
位置に保持される時点において前記壁部５２とフレーム
１２の表面は円滑に接続される。サイドカバーアッセン
ブリー３４が厳密に第一位置に保持されるよう図３に示
すサイドカバーアッセンブリー３４の反時計回り回転運
動を制限するためフレーム１２に支柱９８（留め部材）
が配設される。当該支柱９８は円筒体１００を具備し、
その湾曲した円周表面１０２はサイドカバーアッセンブ
リー３４が第一位置に保持される時点において前記タブ
６６上に設けられ当該表面１０２と形状が一致する湾曲
表面１０４と当接する。サイドカバーアッセンブリー３
４とフレーム１２間で所望の整合を維持する機能以外に
前記支柱９８は結果的に前記アーム６８、７０が前記リ
ム８８により切断されるポイントまでサイドカバーアッ
センブリー３４が回転を行なうことを防止する機能を有
する。前記円周表面１０２は請求項における第三表面に
相当し、前記湾曲表面１０４は請求項における第四表面
に相当する。
【００３１】支柱９８は拡大ヘッド１０６を有し、この
拡大ヘッド１０６はタブ６６が支柱９８に当接した際に
タブ６６の横方向外向き表面１１０に対向する内向きの
環状表面１０８を形成する。これにより、支柱９８はサ
イドカバーアッセンブリー３４が第一位置に保持されて
いる時点においてサイドカバーアッセンブリー３４とフ
レーム１２が横方向に相互離反する運動を防止する追加
的手段として作用する。前記外向き表面１１０は請求項
における第五表面に相当し、前記内向きの環状表面１０
８は請求項における第六表面に相当する。
拡大ヘッド１０６はタブ６６が支柱９８に当接した際に
タブ６６の横方向外向き表面１１０に対向する内向きの
環状表面１０８を形成する。これにより、支柱９８はサ
イドカバーアッセンブリー３４が第一位置に保持されて
いる時点においてサイドカバーアッセンブリー３４とフ
レーム１２が横方向に相互離反する運動を防止する追加
的手段として作用する。前記外向き表面１１０は請求項
における第五表面に相当し、前記内向きの環状表面１０
８は請求項における第六表面に相当する。
【００３２】図１１の透視図に見られるように、不注意
によりサイドカバーアッセンブリー３４を時計回りに回
転させた結果としてフレーム１２からサイドカバーアッ
センブリー３４が分離することを防止するために図３お
よび図８乃至図１０に示す一基のラッチアッセンブリー
１２０が配設される。当該ラッチアッセンブリー１２０
は半径方向に片寄った部分１２６と１２８によりなるボ
デイ１２４を有する一本の棒状のロック部材１２２を含
む。ラッチアッセンブリー１２０がラッチ作動状態にあ
る図８に示す突出位置とラッチアッセンブリー１２０が
非ラッチ状態にある図９に示す引っ込み位置との間にお
いて、フレーム１２上に形成される収容部１３０内部で
ロック部材１２２が誘動される。フレーム１２上の一方
の肩部１３４と当接可能の肩部１３２を有することによ
り、ロック部材１２２は図８に示す突出位置を越える運
動をしないように制限される。ロック部材１２２は肩部
１３２と逆向きのもう一つの肩部１３６を有し、当該肩
部１３６はフレーム１２上の他の肩部１３８と当接し、
これによりロック部材１２２の引っ込み方向への運動を
制限する。
によりサイドカバーアッセンブリー３４を時計回りに回
転させた結果としてフレーム１２からサイドカバーアッ
センブリー３４が分離することを防止するために図３お
よび図８乃至図１０に示す一基のラッチアッセンブリー
１２０が配設される。当該ラッチアッセンブリー１２０
は半径方向に片寄った部分１２６と１２８によりなるボ
デイ１２４を有する一本の棒状のロック部材１２２を含
む。ラッチアッセンブリー１２０がラッチ作動状態にあ
る図８に示す突出位置とラッチアッセンブリー１２０が
非ラッチ状態にある図９に示す引っ込み位置との間にお
いて、フレーム１２上に形成される収容部１３０内部で
ロック部材１２２が誘動される。フレーム１２上の一方
の肩部１３４と当接可能の肩部１３２を有することによ
り、ロック部材１２２は図８に示す突出位置を越える運
動をしないように制限される。ロック部材１２２は肩部
１３２と逆向きのもう一つの肩部１３６を有し、当該肩
部１３６はフレーム１２上の他の肩部１３８と当接し、
これによりロック部材１２２の引っ込み方向への運動を
制限する。
【００３３】前記収納部１３０を限界する壁部表面１４
２と前記ロック部材１２２の横方向内向き一端１４４と
の間においてコイルスプリング１４０が圧縮される。当
該スプリング１４０はロック部材１２２の自由末端１４
４上に形成された小直径柱状部１４６を包囲する。この
配置により、通常状態においてロック部材１２２は自己
の突出位置に向かうよう付勢されている。
２と前記ロック部材１２２の横方向内向き一端１４４と
の間においてコイルスプリング１４０が圧縮される。当
該スプリング１４０はロック部材１２２の自由末端１４
４上に形成された小直径柱状部１４６を包囲する。この
配置により、通常状態においてロック部材１２２は自己
の突出位置に向かうよう付勢されている。
【００３４】ロック部材末端１４４の反対側の末端１４
８はカム表面１５０を有する。ロック部材１２２が突出
位置にありロック部材肩部１３２がフレーム肩部１３４
と当接しているとき、カム表面１５０はサイドカバーア
ッセンブリー３４が第３図に示す位置から第一位置に向
けて反時計回りに回転を行なう際のサイドカバーアッセ
ンブリー３４のコーナー９５におけるエッジ表面１５２
の経路内に位置する。この回転が開始すると、エッジ表
面１５２はロック部材１２２が引っ込み位置に向かうよ
う漸進的にロック部材１２２にカム作用を及ぼす。これ
によりエッジ表面１５２は、ついにはロック部材１２２
の自由末端１４８を乗り越える。サイドカバーアッセン
ブリー３４が第一位置に到達した時点においてロック部
材１２２はサイドカバーアッセンブリー３４上の収容部
１５４と係合する。コイルスプリング１４０の作用によ
りロック部材１２２はこの収容部１５４内部に突出する
ことが可能になる。その結果、ロック部材１２２は図３
の透視図に見られるようにサイドカバーアッセンブリー
３４が第一位置から第二位置に戻るべく時計方向に回転
することを阻止する。サイドカバーアッセンブリー３４
が一方向への回転は前記協働表面１０２、１０４により
禁止され、反対方向への回転もロック部材１２２および
収容部１５４の表面１５６により阻止される。
８はカム表面１５０を有する。ロック部材１２２が突出
位置にありロック部材肩部１３２がフレーム肩部１３４
と当接しているとき、カム表面１５０はサイドカバーア
ッセンブリー３４が第３図に示す位置から第一位置に向
けて反時計回りに回転を行なう際のサイドカバーアッセ
ンブリー３４のコーナー９５におけるエッジ表面１５２
の経路内に位置する。この回転が開始すると、エッジ表
面１５２はロック部材１２２が引っ込み位置に向かうよ
う漸進的にロック部材１２２にカム作用を及ぼす。これ
によりエッジ表面１５２は、ついにはロック部材１２２
の自由末端１４８を乗り越える。サイドカバーアッセン
ブリー３４が第一位置に到達した時点においてロック部
材１２２はサイドカバーアッセンブリー３４上の収容部
１５４と係合する。コイルスプリング１４０の作用によ
りロック部材１２２はこの収容部１５４内部に突出する
ことが可能になる。その結果、ロック部材１２２は図３
の透視図に見られるようにサイドカバーアッセンブリー
３４が第一位置から第二位置に戻るべく時計方向に回転
することを阻止する。サイドカバーアッセンブリー３４
が一方向への回転は前記協働表面１０２、１０４により
禁止され、反対方向への回転もロック部材１２２および
収容部１５４の表面１５６により阻止される。
【００３５】サイドカバーアッセンブリー３４を解放す
るためにはロック部材１２２を引っ込ませねばならな
い。その解放作業はロック部材１２２上に配設された起
動部材１５８を介して手動操作により達成される。当該
起動部材１５８は、スロット１６０内で案内されて移動
可能であり、ロック部材１２２を図９に示す位置、即
ち、サイドカバーアッセンブリー３４の経路の外まで引
っ込ませることができ、これにより、サイドカバーアッ
センブリー３４は第二位置に向けて回転することがで
き、その結果スプール２０の取り外しが可能になる。
るためにはロック部材１２２を引っ込ませねばならな
い。その解放作業はロック部材１２２上に配設された起
動部材１５８を介して手動操作により達成される。当該
起動部材１５８は、スロット１６０内で案内されて移動
可能であり、ロック部材１２２を図９に示す位置、即
ち、サイドカバーアッセンブリー３４の経路の外まで引
っ込ませることができ、これにより、サイドカバーアッ
センブリー３４は第二位置に向けて回転することがで
き、その結果スプール２０の取り外しが可能になる。
【００３６】起動部材１５８は滑行運動を助成させるロ
ーレット切り表面１６４を有する拡大ヘッド１６２を具
備する。当該ヘッド１６２は魚釣用リール１０の外面に
露出し、好ましくは当該リール１０の前方部の外面１６
６の下側部分１６８に配設される。
ーレット切り表面１６４を有する拡大ヘッド１６２を具
備する。当該ヘッド１６２は魚釣用リール１０の外面に
露出し、好ましくは当該リール１０の前方部の外面１６
６の下側部分１６８に配設される。
【００３７】前述の構成に基き、またサイドカバーアッ
センブリー３４をフレーム１２から分離した状態におい
て、使用者または製造業者はスプール２０を組み付け、
サイドカバーアッセンブリー３４をフレーム１２に整合
し、横方向にフレーム１２に向けてサイドカバーアッセ
ンブリー３４を進行させることができ、簡単な回転運動
を付与することにより、サイドカバーアッセンブリー３
４をフレーム１２上の第一位置に到達させ、そこにおい
て保持されるようにすることができる。サイドカバーア
ッセンブリー３４を分離することはロック部材１２２の
位置を変更することにより簡単に実行できる。その手順
は、組み立て手順と逆になる。
センブリー３４をフレーム１２から分離した状態におい
て、使用者または製造業者はスプール２０を組み付け、
サイドカバーアッセンブリー３４をフレーム１２に整合
し、横方向にフレーム１２に向けてサイドカバーアッセ
ンブリー３４を進行させることができ、簡単な回転運動
を付与することにより、サイドカバーアッセンブリー３
４をフレーム１２上の第一位置に到達させ、そこにおい
て保持されるようにすることができる。サイドカバーア
ッセンブリー３４を分離することはロック部材１２２の
位置を変更することにより簡単に実行できる。その手順
は、組み立て手順と逆になる。
【００３８】以上詳述した本発明の特定実施例は本発明
に包括される広範囲のコンセプトを例証する意図に基き
開示されたものであることに留意されたい。
に包括される広範囲のコンセプトを例証する意図に基き
開示されたものであることに留意されたい。
【００３９】
【発明の効果】上記の如く、本発明の魚釣用リールによ
れば、スプールの取り外し作業および組み立て作業を容
易に行うことができ、部品を紛失するおそれも少ない。
れば、スプールの取り外し作業および組み立て作業を容
易に行うことができ、部品を紛失するおそれも少ない。
【図１】本発明による脱着自在のサイドカバーアッセン
ブリーを具備する投餌タイプ魚釣用リールの正面透視図
である。
ブリーを具備する投餌タイプ魚釣用リールの正面透視図
である。
【図２】図１に示す破線２−２に沿う魚釣用リールの拡
大断面図である。
大断面図である。
【図３】サイドカバーアッセンブリーを除去した状態の
図１および図２に示す魚釣用リールの拡大側面図であ
る。
図１および図２に示す魚釣用リールの拡大側面図であ
る。
【図４】サイドカバーアッセンブリーの拡大側面図であ
る。
る。
【図５】サイドカバーアッセンブリーを魚釣用リールに
搭載するために使用するサイドカバーアッセンブリーの
一部品の拡大部分底面図である。
搭載するために使用するサイドカバーアッセンブリーの
一部品の拡大部分底面図である。
【図６】図５に示したサイドカバーアッセンブリーの部
品と協働する魚釣用リールのフレームの一部分の図３の
破線６−６に沿う拡大断面図である。
品と協働する魚釣用リールのフレームの一部分の図３の
破線６−６に沿う拡大断面図である。
【図７】図１に示した魚釣用リールの正面部の拡大部分
底部図であり、サイドカバーアッセンブリーを魚釣用リ
ールに支持するラッチアッセンブリーを示す図である。
底部図であり、サイドカバーアッセンブリーを魚釣用リ
ールに支持するラッチアッセンブリーを示す図である。
【図８】ラッチアッセンブリーがラッチ作動モードにあ
るときの状態を示す図７の破線８−８に沿うラッチアッ
センブリーの拡大部分断面図である。
るときの状態を示す図７の破線８−８に沿うラッチアッ
センブリーの拡大部分断面図である。
【図９】ラッチアッセンブリーがラッチ非作動モードに
あるときの状態を示す図８と同様の拡大部分断面図であ
る。
あるときの状態を示す図８と同様の拡大部分断面図であ
る。
【図１０】図５に示したサイドカバーアッセンブリーの
部品とリールフレームとの間の他の一つの接続部の拡大
部分断面図であり、この接続部は、サイドカバーアッセ
ンブリーとリールフレームとの間の運動を制限するため
のものである。
部品とリールフレームとの間の他の一つの接続部の拡大
部分断面図であり、この接続部は、サイドカバーアッセ
ンブリーとリールフレームとの間の運動を制限するため
のものである。
【図１１】サイドカバーを魚釣用リール上に保持するた
めに位置変更したときの魚釣用リールの拡大側面図であ
る。
めに位置変更したときの魚釣用リールの拡大側面図であ
る。
【符号の説明】 １０ 魚釣用リール １２ フレーム １４，１６ フレーム部品 １８ 釣糸収納空間 ２０ スプール ２２ 軸心 ３４ サイドカバーアッセンブリー ６６ タブ ６８，７０ アーム ８０，８２，１０２，１０４，１０８，１５２，１５６
表面 ８４、８６ スロット ８８ リム ９８ 支柱 １２０ ラッチアッセンブリー １２２ ロック部材 １４０ スプリングエレメント １５８ 起動部材
表面 ８４、８６ スロット ８８ リム ９８ 支柱 １２０ ラッチアッセンブリー １２２ ロック部材 １４０ スプリングエレメント １５８ 起動部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−52196（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−51071（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−76464（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−81172（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−38267（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−100980（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01K 89/00 - 89/16
Claims (15)
- 【請求項１】 内部に釣糸収納空間を形成するフレー
ム、釣糸を自己の周囲に巻き取り得るスプール、サイド
カバーアッセンブリー、および第一の協働手段を有する
魚釣用リールであって、 前記スプールは、第一軸心回りに回転自在に前記フレー
ムに保持される作動位置と前記フレームから分離される
分離位置との間で第一軸心方向に移動可能であり、 前記第一の協働手段は、前記サイドカバーアッセンブリ
ーを第一位置と第二位置との間で第二軸心回りに回動可
能に前記フレームに取り付け、 かつ前記第一の協働手段は、前記フレームおよび前記サ
イドカバーアッセンブリーの何れか一方に設けられて第
一表面を有するアーム、および、前記フレームおよび前
記サイドカバーアッセンブリーの他方の上にある第二表
面を含み、前記第一および第二表面は相互に対向し、前
記サイドカバーアッセンブリーが前記第一位置にあると
きに前記サイドカバーアッセンブリーおよびフレームが
相互に離れる運動を制限し、 さらに前記サイドカバーアッセンブリーが前記第二位置
から前記第一位置に向けて移動することに付随して前記
サイドカバーアッセンブリーと前記フレームを相互に引
き寄せるカム作用を発生させるように前記第一および第
二表面が形成され、 前記サイドカバーアッセンブリーは、前記第一位置にお
いて前記スプールを作動位置に維持し、前記第二位置に
おいて前記スプールが前記作動位置から前記分離位置に
移動することを許容し、 前記第一の協働手段はさらに前記フレームと前記サイド
カバーアッセンブリーの何れか一方にラッチアッセンブ
リーを備え、当該ラッチアッセンブリーはラッチ作動モ
ードおよびラッチ非作動モードを選択的に変更設定で
き、前記ラッチアッセンブリーは、ラッチ作動モードに
あるときには前記サイドカバーアッセンブリーの前記第
一位置から前記第二位置への回動を防止し、ラッチ非作
動モードに あるときには前記サイドカバーアッセンブリ
ーの前記第一および第二位置間の回動を許容し、 前記第一の協働手段は、前記サイドカバーアッセンブリ
ーが前記第二位置から前記第一位置に移動することに付
随して前記ラッチアッセンブリーをラッチ作動モードに
移行させるために前記ラッチアッセンブリーと前記フレ
ームおよび前記サイドカバーアッセンブリーの他方との
間で協働する第二の協働手段を含む ことを特徴とする魚
釣用リール。 - 【請求項２】 前記第一軸心と前記第二軸心が実質的に
一致することを特徴とする請求項１に記載の魚釣用リー
ル。 - 【請求項３】 前記アームはＬ字状であることを特徴と
する請求項２に記載の魚釣用リール。 - 【請求項４】 前記第一の協働手段は前記フレーム上の
第三表面と前記サイドカバーアッセンブリー上の第四表
面とを含み、当該第三および第四表面は前記アームと前
記第一軸心との距離よりもさらに前記第一軸心から離れ
た位置にあり、前記サイドカバーアッセンブリーが前記
第二位置から前記第一位置に移動することにより前記第
三および第四表面は相互に当接し、前記第二位置から移
動する前記サイドカバーアッセンブリーの運動が前記第
一位置を越えることを防止することを特徴とする請求項
３に記載の魚釣用リール。 - 【請求項５】 前記第三表面は前記フレームに設けられ
た留め部材により形成され、前記第四表面は前記サイド
カバーアッセンブリーに設けられたタブにより形成され
ることを特徴とする請求項４に記載の魚釣用リール。 - 【請求項６】 前記タブは第二軸心と交差する第五表面
を有し、前記留め部材は前記第五表面と対向する第六表
面を有し、前記サイドカバーアッセンブリーが前記第一
位置にあるときに前記フレームと前記サイドカバーアッ
センブリーが相互に離れる運動を制限することを特徴と
する請求項５に記載の魚釣用リール。 - 【請求項７】 前記ラッチアッセンブリーはロック部材
を含備し、当該ロック部材は突出位置と引っ込み位置の
間を移動することが可能であり、前記ロック部材が突出
位置にあるとき前記ラッチアッセンブリーはラッチ作動
モードにあり、また前記ロック部材が引っ込み位置にあ
るとき前記ラッチアッセンブリーはラッチ非作動モード
にあることを特徴とする請求項１に記載の魚釣用リー
ル。 - 【請求項８】 前記ラッチアッセンブリーは通常状態に
おいて前記ロック部材を前記突出位置に向かわせるよう
付勢するスプリングエレメントを含み、かつ、前記ロッ
ク部材が前記突出位置にあるときに前記ロック部材と係
合する表面が前記フレームおよび前記サイドカバーアッ
センブリーの他方の上に配設され、前記サイドカバーア
ッセンブリーは前記第二位置から前記第一位置に移動す
る際に前記ロック部材を引っ込み位置に向かわせ、かつ
前記サイドカバーアッセンブリーが前記第一位置に到達
したときに前記ロック部材が前記突出位置に到達するこ
とを特徴とする請求項７に記載の魚釣用リール。 - 【請求項９】 前記ラッチアッセンブリーには、前記ロ
ック部材を手動で前記突出位置から前記引っ込み位置に
位置変更するために使用者自身が操作可能な起動部材が
配設されていることを特徴とする請求項８に記載の魚釣
用リール。 - 【請求項１０】 前記魚釣用リールは前部および後部、
頂上部および底部、および外面を有し、前記起動部材
は、前記魚釣用リール前部外面の下方に向いた部分に露
出していることを特徴とする請求項９に記載の魚釣用リ
ール。 - 【請求項１１】 内部に釣糸収納空間を形成するフレー
ム、釣糸を自己の周囲に巻き取り得るスプール、サイド
カバーアッセンブリー、および第一の協働手段を有する
魚釣用リールであって、 前記スプールは、第一軸心回りに回転自在に前記フレー
ムに保持される作動位置と前記フレームから分離される
分離位置との間で第一軸心方向に移動可能であり、 前記第一の協働手段は、前記サイドカバーアッセンブリ
ーを第一位置と第二位置との間で相対運動可能に前記フ
レームに取り付け、 前記サイドカバーアッセンブリーは、前記第一位置にお
いて前記スプールを作動位置に維持し、前記第二位置に
おいて前記スプールが前記作動位置から前記分離位置に
移動することを許容し、 かつ前記第一の協働手段は対向して協働する第一および
第二の表面を含み、当該両表面はそれぞれ前記フレーム
および前記サイドカバーアッセンブリーの上にあって、
前記サイドカバーアッセンブリーが前記第二位置から前
記第一位置に移動することに付随して両表面は前記フレ
ームおよび前記サイドカバーアッセンブリーを相互に引
き寄せ、 さらに前記第一の協働手段は、前記サイドカバーアッセ
ンブリーが前記第二位置から前記第一位置に移動したこ
とに付随して前記サイドカバーアッセンブリーを前記第
一位置に維持するための手段を具備し、 前記第一の協働手段は前記フレームおよび前記サイドカ
バーアッセンブリーの何れか一方に配設されたラッチア
ッセンブリーを含み、当該ラッチアッセンブリーはラッ
チ作動モードおよびラッチ非作動モードに対応する二つ
の異なった位置の間において位置変更可能なロック部材
を含み、さらに前記ラッチアッセンブリーは通常状態に
おいて前記ロック部材を前記二つの位置の何れか一方に
向けて付勢するスプリングエレメントを含み、さらに前
記第一の協働手段は、前記サイドカバーアッセンブリー
が前記第二位置から前記第一位置に移動することに付随
して前記ラッチアッセンブリーをラッチ作動モードに移
行させるために前記ラッチアッセンブリーと前記フレー
ムおよび前記サイドカバーアッセンブリーの他方との間
で協働する第二の協働手段を含み、前記第二の協働手段
は前記フレームおよび前記サイドカバーアッセンブリー
の他方の上に表面を有し、当該表面は、前記ロック部材
が前記二つの位置の前記何れか一方にあるときに前記ロ
ック部材と係合し、かつ前記サイドカバーアッセンブリ
ーが前記第二位置から前記第一位置に移動するときに前
記ロック部材を前記二つの位置の他方に向けて移動さ
せ、前記サイドカバーアッセンブリーが前記第一位置に
到達した時点において前記ロック部材が前記二つの位置
の前記何れか一方に位置変更され前記フレームおよび前
記サイドカバーアッセンブリーの他方に当接することに
より前記サイドカバーアッセンブリーの前記第一位置か
ら前記第二位置への移動を防止 することを特徴とする魚
釣用リール。 - 【請求項１２】 前記魚釣用リールは外面を有し、前記
サイドカバーアッセンブリーが前記第一位置にあるとき
に手動により前記二つの位置の何れか一方の位置から他
方の位置に前記ロック部材を移動させるために使用者が
操作可能な起動部材が前記外面に露出し、これにより前
記サイドカバーアッセンブリーの前記第一位置から前記
第二位置への移動を許容することを特徴とする請求項１
１に記載の魚釣用リール。 - 【請求項１３】 前記サイドカバーアッセンブリーは前
記第一および第二位置間において第二軸心回りで回動が
可能であることを特徴とする請求項１２に記載の魚釣用
リール。 - 【請求項１４】 前記第一の協働手段はそれぞれ前記フ
レームおよび前記サイドカバーアッセンブリー上にあっ
て協働する第三および第四表面を含み、前記サイドカバ
ーアッセンブリーが前記第二位置から前記第一位置に移
動する際に前記サイドカバーアッセンブリーが前記第二
位置から前記第一位置を越えて移動することを防止する
ため前記第三および第四表面が当接し、かつ前記第三お
よび第四表面が前記第一および第二表面と前記第一軸心
との距離よりもさらに前記第一軸心から離れた位置にあ
ることを特徴とする請求項１３に記載の魚釣用リール。 - 【請求項１５】 サイドカバーアッセンブリーには、磁
気ブレーキリングを伴うベアリングアッセンブリーが固
定されていることを特徴とする請求項１乃至１４に記載
の魚釣用リール。
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- 1997-04-25 CN CN97109739A patent/CN1170500A/zh active Pending
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