JP3151600B2 - ルアー - Google Patents

ルアー

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JP3151600B2
JP3151600B2 JP10511996A JP10511996A JP3151600B2 JP 3151600 B2 JP3151600 B2 JP 3151600B2 JP 10511996 A JP10511996 A JP 10511996A JP 10511996 A JP10511996 A JP 10511996A JP 3151600 B2 JP3151600 B2 JP 3151600B2
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源太郎 吉田
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日本擬餌鉤工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は魚釣りに使用する
人工的な擬似鈎、いわゆるルアーに関し、特に反射光を
効率的に放射して、魚の注意をより引きやすくした発色
性を有する、そしてラトル入りのルアーを提供しようと
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の発色性を有するルアーとしては、 内部に光源を内蔵して自ら発光するようにしたもの ルアー表面に反射材を貼り付けて光を反射させるよう
にしたもの ルアーの構成部材として多数の凹凸からなる乱反射層
を備えたもの 等が知られている。
【0003】しかしながら、上記の内部に光源を内蔵
して自ら発光するようにしたものにおいては、光源や電
源を内蔵する必要があり、重くなってルアーの動きが不
自然になったり、高価なものとなりやすいという欠点が
あった。
【0004】また、のルアー表面に反射材を貼り付け
て光を反射させるようにしたものにおいては、ルアーが
海底や川底等に接触して反射材を傷付けたり、剥離させ
てしまうことが多く、したがって反射材の耐久性が悪い
ために実用性に乏しいという欠点があった。
【0005】さらに、のルアーの構成部材として多数
の凹凸からなる乱反射層を備えたものにおいても、上記
と同様に、ルアーが海底や川底等に接触して乱反射層
を傷付けてしまい、反射材の耐久性が悪いために実用性
に乏しいという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そのため、特開昭55
−9799号公報記載の発明のように、ルアーの構成部
材として多数の凹凸からなる乱反射層を備えたものを使
用し、その背後に着色物体を配置したものも発明されて
いる。
【0007】しかしながら上記特開昭55−9799号
公報の従来例においても、背後に配置された着色物体が
光を吸収して発色性を損ない、きらきらと輝いて魚を誘
引するという作用効果を減らしてしまうという欠点があ
った。
【0008】そこで本発明者は先に特願平7−3150
73号において、ルアー本体の内面に乱反射層を備えた
ルアーを提案したが、その結果ルアー内部へラトルを収
納するためのラトルブースの形成ができなくなってしま
った。
【0009】この発明は従来例の上記欠点を解消したも
ので、ラトルブースがルアーの中空内面に一体的に形成
できない場合でも、ラトルブースをルアーの中空内部へ
保持できるようにしたルアーを提供しようとするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明のル
アーは、一対の透明ないし半透明の素材からなる半割り
のルアー部材を内部が中空となる間隔をもって貼り合わ
せてなるルアーにおいて、上記半割りのルアー部材で構
成する中空部分の内部に、ルアー部材とは別に作製した
ラトルブースを取り付け、このラトルブース内にラトル
を収納したことを特徴とするものである。
【0011】またこの発明のルアーは、一対の透明ない
し半透明の素材からなる半割りのルアー部材を内部が中
空となる間隔をもって貼り合わせてなり、上記半割りの
ルアー部材が内面に多数の凹凸を有する乱反射層を備え
るとともに、乱反射層の表面に反射膜が形成されている
ルアーにおいて、上記半割りのルアー部材で構成する中
空部分の内部に、ルアー部材とは別に作製したラトルブ
ースを取り付け、このラトルブース内にラトルを収納し
たことを特徴とするものである。
【0012】この発明のルアーは、上記半割りのルアー
部材で構成する中空部分の内部へのラトルブースを取り
付けが、落とし込み手段であることをも特徴としてい
る。
【0013】この発明のルアーは、上記半割りのルアー
部材で構成する中空部分の内部へのラトルブースを取り
付けが、はめ込み手段であることをも特徴としている。
【0014】さらにこの発明のルアーは、上記半割りの
ルアー部材で構成する中空部分の内部へのラトルブース
を取り付けが、接着ないし溶着手段であることをも特徴
としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面に基いて、この発明のル
アーの実施の形態につき、詳細に説明する。
【0016】図1において、1はこの発明を適用したル
アーである。このルアー1は、ルアー本体2と、その頭
部に取り付けた吊り環3と、尾部に取り付けた釣り針4
とで構成されている。5はルアー本体2の上部に形成し
た好ましくは透明ないし半透明の着色塗膜、6は魚眼で
ある。
【0017】図2は図1のA−A拡大断面図を示すもの
である。図においてルアー本体2は、一対の透明ないし
半透明の素材からなる半割りのルアー部材11,12を
内部が中空となる間隔をもって貼り合わせることによっ
て構成されている。上記透明ないし半透明の素材として
は、耐衝撃性、靭性に優れたアイオノマー樹脂等のプラ
スチック、または強化ガラスが好適に使用できる。
【0018】上記半割りのルアー部材11,12は、内
面に多数の凹凸13からなる乱反射層14が形成されて
いる。この凹凸13は、図3に示すように、多数の円錐
からなっている。この円錐は光の散乱が大きく、しかも
一定の反射面積を確保できるので、乱反射層14として
の十分な作用効果を得ることができる。もちろん、凹凸
13の形状は円錐に限られるものではなく、乱反射層1
4としての十分な作用効果があれば種々の形状が可能で
ある。
【0019】上記乱反射層14の表面には蒸着膜や、反
射塗料を塗布して形成した塗膜等からなる反射膜15が
形成されている。この反射膜15によれば、乱反射層1
4から入射した光を反射し、ルアー本体2の外部に向け
て銀鱗用の光を放射させることができる。なおこの反射
膜15によれば外部からの光の損失を防ぐことが可能
で、しかもルアー部材11,12の強度をより一層高め
ることができる。
【0020】一方、上記半割りのルアー部材11,12
の外面は凹凸のない平滑層16に形成されている。この
平滑層16は、ルアー本体2の水切り音をなくすことは
もちろん、ルアー本体2が海底や川底等に接触してその
表面を傷付けてしまい、乱反射層14の耐久性を低下さ
せないための機能を持つものである。
【0021】上記半割りのルアー部材11,12の平滑
層16の上部ないし下部には、上述のように透明ないし
半透明の着色塗膜5が形成される。この着色塗膜5は着
色シートのプレス圧着、ホットスタンプ、接着剤等によ
る貼付ないし印刷、塗装、真空成形による一体成形等に
より一体的に形成され、魚体の背部の黒っぽい色合いや
腹部の白っぽい色合いをかもしだすためのものである。
この着色塗膜5は透明ないし半透明であることが望まし
く、光が透過しないとこの発明のルアー1としての効果
を十分に得ることができない。
【0022】なお、この発明のルアー1の製造に際して
は、予め凹凸13を有する適宜形状に成形した半割りの
ルアー部材11,12の多数の凹凸13からなる乱反射
層14の表面に反射膜15を形成する。この反射膜15
は、反射シートのプレス圧着、ホットスタンプ、接着剤
等による貼付ないし印刷、塗装、真空成形による一体成
形等のみならず、蒸着膜、反射塗料を塗布して形成した
塗膜等からなるものであってもよい。そして半割りのル
アー部材11,12を突き合わせ、加熱による融着ない
し接着剤による接着等によって結合し、ルアー本体2を
作成する。
【0023】次いで着色塗膜5、魚眼6を貼付ないし塗
装、真空成形による一体成形等によってルアー本体2表
面に取り付け、頭部には吊り環3、尾部には釣り針4を
それぞれ取り付ければ製品としてのルアーが完成する。
【0024】図4に示すように、上記半割りのルアー部
材11,12には、その中空部分の内部に、ルアー部材
とは別に作製したラトルブース21が落とし込みによっ
て取り付けられる。そしてこのラトルブース21内には
鉛等の金属球からなるラトル24が移動可能に収納され
ている。このラトルブース21は、前端に円形の第1ブ
ース22を、その後ろにルアー本体2の長さ方向に対し
て斜めに形成した第2ブース23を取り付けたものであ
る。もちろん、ラトルブース21の形状やラトル22の
数は図示のものに限られるものではなく、ウエイトの調
整や音響の発生に十分な効果があれば種々の形状や数が
可能である。
【0025】この発明のルアーの他の実施例を示す図5
において、上記半割りのルアー部材11,12には、そ
の中空部分の内部に、ルアー部材とは別に作製したラト
ルブース21がはめ込みによって取り付けられる。24
はラトルである。すなわち、上記半割りのルアー部材1
1,12の適所には所定の幅の切り込み25が形成して
ある。そして別途作製したラトルブース21用の仕切り
片26の両端をこの切り込み25にはめ込んで取り付け
ることにより、ラトルブース21は確実に半割りのルア
ー部材11,12の中空部分の内部に保持される。
【0026】この発明のルアーの別の実施例を示す図6
において、上記半割りのルアー部材11,12には、そ
の中空部分の内部に、ルアー部材とは別に作製したラト
ルブース21が接着によって取り付けられる。24はラ
トルである。すなわち、上記ラトルブース21の背面に
はほぼ円形の接着部27が形成してある。そしてこの接
着部27を半割りのルアー部材11,12の内部に接着
することにより、ラトルブース21は確実に半割りのル
アー部材11,12の中空部分の内部に保持される。
【0027】
【発明の効果】この発明のルアーは以上のように構成し
たので、半割りのルアー部材を共用しつつ、ラトルブー
ス部分を変えるだけでウエイト調整をすることができ、
ルアー部材の成形後に自由にウエイト調整をすることが
できるようになった。
【0028】またこの発明のルアーによれば、構造が簡
単で製造コストを大幅に低減することができ、なおかつ
耐久性、光の反射効率の優れたルアーを提供することが
できる。
【0029】さらにルアーが海底や川底等に接触しても
乱反射層が傷付くことがないので耐久性に富み、しかも
きらきらと輝いて魚を誘引する作用に優れたルアーが提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のルアーの一実施例を示す側面図であ
る。
【図2】そのA−A拡大断面図である。
【図3】乱反射層の拡大斜視図である。
【図4】この発明のルアーの他の実施例を示す半割りの
ルアー部材の側面図である。
【図5】この発明のルアーのさらに他の実施例を示す半
割りのルアー部材の側面図である。
【図6】この発明のルアーの別の実施例を示す半割りの
ルアー部材の側面図である。
【符号の説明】
1 ルアー 2 ルアー本体 3 吊り環 4 釣り針 5 着色塗膜 6 魚眼 11,12 ルアー部材 13 凹凸 14 乱反射層 15 反射膜 16 平滑層 21 第1ブース 23 第2ブース 24 ラトル 25 切り込み 26 仕切り片 27 接着部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の透明ないし半透明の素材からなる
    半割りのルアー部材を内部が中空となる間隔をもって貼
    り合わせてなるルアーにおいて、上記半割りのルアー部
    材で構成する中空部分の内部に、ルアー部材とは別に作
    製したラトルブースを取り付け、このラトルブース内に
    ラトルを収納したことを特徴とするルアー。
  2. 【請求項2】 一対の透明ないし半透明の素材からなる
    半割りのルアー部材を内部が中空となる間隔をもって貼
    り合わせてなり、上記半割りのルアー部材が内面に多数
    の凹凸を有する乱反射層を備えるとともに、乱反射層の
    表面に反射膜が形成されている発色性を有するルアーに
    おいて、上記半割りのルアー部材で構成する中空部分の
    内部に、ルアー部材とは別に作製したラトルブースを取
    り付け、このラトルブース内にラトルを収納したことを
    特徴とするルアー。
  3. 【請求項3】 半割りのルアー部材で構成する中空部分
    の内部へのラトルブースを取り付けが、落とし込み手段
    である請求項1または2に記載のルアー。
  4. 【請求項4】 半割りのルアー部材で構成する中空部分
    の内部へのラトルブースを取り付けが、はめ込み手段で
    ある請求項1または2に記載のルアー。
  5. 【請求項5】 半割りのルアー部材で構成する中空部分
    の内部へのラトルブースを取り付けが、接着ないし溶着
    手段である請求項1または2に記載のルアー。
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