JP3151312U - 走行玩具 - Google Patents

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眞知子 鈴木
眞知子 鈴木
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Abstract

【課題】搭載する物体に応じて走行状態を変化させることが可能なプルバック式のゼンマイを用いる走行玩具を提供する。【解決手段】複数の載置物と走行本体10と、からなる走行玩具100において、複数の載置物には、内部に1個又は2個の磁石が組み込まれており、走行本体10には、複数の載置物が搭載される搭載面内部に磁石により吸着される第1吸着部、第2吸着部及び第3吸着部と、第1吸着部の吸着によりプルバック式ゼンマイのゼンマイ係止爪を解除し直線走行を可能にする駆動機構と、第2吸着部の吸着により走行本体10を曲線走行させる曲線走行機構と、第3吸着部の吸着により走行本体10を上下に振動させながら直線走行させる上下振動機構と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、物体を載せることにより走行を可能にする走行玩具に関する。
従来、走行玩具としてプルバック式のゼンマイを用いる走行玩具が提案されている。これらの走行玩具は、後輪の車軸に連結された歯車等を介してプルバック式のゼンマイを巻き上げるために、後輪を進行方向とは逆方向に回転させるように幾度か引くことによりプルバック式のゼンマイを巻き上げて回転動力を蓄積させ、走行玩具を地面に置くことにより回転動力が解放されて走行する。
また、下記に示す特許文献1には、ゼンマイを巻き上げた状態を保持できるように係止機構を設け、物体を載せることによりその係止機構を解除させ、ゼンマイを解放させて走行させる走行玩具が開示されている。
実公昭41−6427号公報
しかしながら特許文献1に示す走行玩具では、物体を載せることにより係止機構を解除させ、走行を開始させるだけに過ぎず、面白さに欠けるといった課題があった。
本考案は、上述したような従来技術の問題点を鑑みてなされたものであり、プルバック式のゼンマイを用いる走行玩具において、搭載可能な異なる物体を複数用意し、搭載する物体に応じて走行玩具の走行状態を変化させることが可能であって、玩具への興味を継続させることが可能な走行玩具を提供することを目的とする。
本考案における走行玩具は、複数の載置物と、該複数の載置物を個々に搭載可能であり、プルバック式ゼンマイの係止手段を備えた駆動機構を有する走行本体と、からなる走行玩具において、前記複数の載置物には、内部に1個又は2個の磁石が組み込まれており、前記走行本体には、前記複数の載置物が搭載される搭載面内部に、前記磁石により吸着される第1、第2及び第3吸着部と、前記第1吸着部の吸着によりプルバック式ゼンマイの係止手段を解除し走行を可能にする前記駆動機構と、前記第2吸着部の吸着により前記走行本体を右又は左曲に走行させる曲線走行機構と、前記第3吸着部の吸着により前記走行本体を上下に振動させながら直線走行させる上下振動機構と、を備えることを特徴とする。
また、前記複数の載置物において、該複数の載置物に組み込まれた1個又は2個の前記磁石の内、1個の磁石は、共通な同一の位置に組み込まれている。
更に、前記複数の載置物において、該複数の載置物に組み込まれた2個の前記磁石の内、1個の磁石は、異なる位置に組み込まれている。
また、前記曲線走行機構は、専用の補助車輪を有しており、前記第2吸着部の吸着により前記走行本体の底面から突出し、該走行本体の走行方向を右又は左曲に走行させる。
更に、前記上下振動機構は、専用の偏芯車輪を有しており、前記第3吸着部の吸着により前記走行本体の底面から突出し、該走行本体を上下に振動させながら走行させる。
また、走行玩具は、前記偏芯車輪が回転することにより、前記走行本体の前方を上下に振動しながら走行する。
本考案によれば、プルバック式のゼンマイを用いる走行玩具において、搭載可能な異なる物体を複数用意し、搭載する物体に応じて走行玩具の走行状態を変化させることが可能であって、玩具への興味を継続させることが可能な走行玩具を提供することができる。
本考案に係る走行玩具の斜視図である。 本考案に係る走行本体の内部構造の説明図である。 本考案に係る走行本体の底面図である。 本考案に係る走行本体に搭載される人形の底面図である。 本考案に係る走行本体に曲線走行人形を搭載させる際の説明図である。 本考案に係る走行玩具が右曲走行する場合の説明図である。 本考案に係る走行本体に振動走行人形を搭載させる際の説明図である。 本考案に係る走行玩具が走行本体前方を上下振動しながら走行する場合の説明図である。
本考案における走行玩具100は、複数の載置物と、その複数の載置物を個々に搭載可能であり、プルバック式ゼンマイ21により駆動させる走行本体10とからなる。この走行玩具100において、複数の載置物には、内部に1個又は2個の磁石が組み込まれており、走行本体10には、複数の載置物が搭載される搭載面内部に、磁石により吸着される第1吸着部22、第2吸着部31及び第3吸着部41と、第1吸着部22の吸着によりプルバック式ゼンマイ21のゼンマイ係止爪23を解除し直線走行を可能にする駆動機構20と、第2吸着部31の吸着により走行本体10を曲線走行させる曲線走行機構30と、第3吸着部41の吸着により走行本体10を上下に振動させながら直線走行させる上下振動機構40と、を備える。
以下、本考案の実施形態について図を用いて説明する。尚、本考案において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は、走行玩具の進行方向を前方方向として見た方向に従うこととする。図1は、本考案に係る走行玩具100の斜視図である。
図1に示すように走行玩具100は、走行本体10と複数の載置物としての直線走行人形70、曲線走行人形80及び振動走行人形90とからなる。走行本体10は、四輪走行自動車の形状を模し駆動輪12とする車輪を有する走行本体10に内蔵した後述のプルバック式ゼンマイ21の回転動力を駆動輪12に伝達することにより自走する走行本体10である。この走行本体10は、下部にある方形箱状の車台13に覆設される車カバー11と、車台13の前側に取り付けられた前輪12Fと、車台13の後側に取り付けられた後輪12Rとを備え、後輪12Rを駆動輪12として構成されるものである。
また、走行本体10には、直線走行人形70、曲線走行人形80及び振動走行人形90の何れか1体が搭載可能なように車カバー11の上側中央部に人形が搭載可能な窪みを形成して載置部14を形成している。載置部14には、各人形が前方を向いた状態でのみ走行本体10へ搭載可能なように前方の窪み部分を拡張した位置決め凹部14aを有する。そして、直線走行人形70、曲線走行人形80及び振動走行人形90の各人形の腹部には、走行本体10の載置部14の位置決め凹部14aに適合するために拡張された位置合せ凸部74、84、94を備える。
また、後に詳細に説明する直線走行人形70、曲線走行人形80及び振動走行人形90の底面内部に内設された磁石により、走行本体10の各機構が作動する。
本考案の走行玩具100は、搭載した人形が直線走行人形70であれば直線走行し、搭載した人形が曲線走行人形80であれば例えば右曲走行し、搭載した人形が振動走行人形90であれば走行本体10の前部を上下に振動しながら直線走行する。
続いて走行本体10の内部構造について説明する。図2は、本考案に係る走行本体10の内部構造の説明図である。
図2に示すように車台13の前側には、前輪12Fが前輪軸15を介して左右に設置されている。前輪12Fは、プルバック式ゼンマイ21には連結されていないために自由輪として回転する働きを有する。前輪軸15は、車台13に回転可能なように軸支されている。
車台13の後側には、後輪12Rが後輪軸16に対して右後輪と左後輪とが一体として取り付けられている。後輪軸16は、車台13に回転可能なように軸支されている。後輪軸16とプルバック式ゼンマイ21とが歯車列を介して連結されていることにより、後輪12Rは、駆動輪12の働きを有する。走行本体10には、プルバック式ゼンマイ21を係止させるための駆動機構20が車台13の後部に配設されている。駆動機構20は、ゼンマイ係止爪23、第1吸着部22及び円柱ガイド24からなる。
ゼンマイ係止爪23は、硬質樹脂製で逆U字の形状をなしており、車台13の中央部においては爪部分が下向きでプルバック式ゼンマイ21の歯車を係止する向きに形成されており、車台13の後部においては円柱ガイド24の円柱内部に上下に挿脱可能なように挿入されており、上部には第1吸着部22が付設されている。
第1吸着部22は、鉄製で円盤状の形状をなしており、ゼンマイ係止爪23の上部に付設され、図1に示した走行本体10の載置部14に直線走行人形70、曲線走行人形80及び振動走行人形90の何れか1体が搭載されると、人形内部の磁石により吸着され上方に移動する。
円柱ガイド24は、硬質樹脂製で円柱棒状の形状をなして車台13の後部に配設されており、ゼンマイ係止爪23の後端部分が挿脱可能なように挿入された部材である。また、円柱ガイド24の前側上部には、ゼンマイ係止爪23が上下の動作を行う際に、ゼンマイ係止爪23が左右に回転して位置ずれが生じることを防止するための溝を有する。
このように、ゼンマイ係止爪23が上下の動作を行う際に左右に回転して位置ずれが生じることを防止されていることにより、ゼンマイ係止爪23の爪がプルバック式ゼンマイ21の歯車を確実に係止することができ、回転動力の解放を防止できる。
プルバック式ゼンマイ21は、図示しないゼンマイバネと複数の歯車により構成されて後輪軸16に連結されており、後輪12Rを後退する向きに地面を擦って回転させることにより回転動力が蓄積される。プルバック式ゼンマイ21に蓄積された回転動力は、ゼンマイ係止爪23からなる係止手段により保持される。
係止手段は、プルバック式ゼンマイ21に蓄積された回転動力の解放を防ぐゼンマイ係止爪23により形成される。係止手段は、図1に示した走行本体10の載置部14に直線走行人形70、曲線走行人形80及び振動走行人形90の何れかの人形が搭載されていなければ、ゼンマイ係止爪23の自重により、その先端爪部分がプルバック式ゼンマイ21の歯車の歯部に喰い込みゼンマイ係止爪23の爪部分とプルバック式ゼンマイ21の歯車とが噛合することによりプルバック式ゼンマイ21に蓄積された回転動力の解放を防ぐ。
一方、走行本体10の載置部14に直線走行人形70、曲線走行人形80及び振動走行人形90の何れか1体が搭載されていれば、係止手段は、ゼンマイ係止爪23上の第1吸着部22が人形の磁石に吸着されるように上方に移動し、走行本体10の載置部14の内部において車カバー11の内側に当接されるように持ち上げられ、ゼンマイ係止爪23の爪部分とプルバック式ゼンマイ21の歯車との噛合が外れることにより、プルバック式ゼンマイ21に蓄積された回転動力を解放させる。
次に、走行本体10の内部構造における曲線走行機構について説明する。走行本体10の底部を形成する車台13の右側中央部には、曲線走行機構30が設置される。曲線走行機構30は、第2吸着部31、アーム32、アーム支持棒34、アーム軸支持部材35、車輪円柱ガイド36、車輪支持棒37及び後述する曲線走行車輪38からなる。
第2吸着部31は、鉄製で円盤状の形状をなしており、アーム32の一端上部に付設され、上述した走行本体10の載置部14に曲線走行人形80が搭載されると、人形内部の磁石により吸着され上方に移動する。
車輪支持棒37は、走行本体10の前後方向の略中央位置において左右一方の側方に寄った位置に設けられ、下端に設けた曲線走行車輪38としての補助車輪を車台13から下方に突出させることができるように支持している。
アーム32は、硬質樹脂製で板状の形状をなしており、車台13後部側の一端上部には第2吸着部31が付設される。また、アーム32は、アーム軸33により中央部を軸支されており揺動動作を行う。アーム32の他端の下方には車輪支持棒37が配置され、第2吸着部31が人形の磁石に吸着されて上昇すると、アーム32は、車輪支持棒37を下方に押し出すように作動する。
なお、車台13の後部においては、硬質樹脂製で板状の形状をしたアーム支持棒34がアーム32の下方に配置されており、人形を外した状態では、アーム32は、車台13後側端部の下方でアーム支持棒34の上端に当接するように作動する。
車輪円柱ガイド36は、硬質樹脂製で円柱煙突状の形状をなしており、車台13の右側中央部に車輪支持棒37を挿脱可能なように配設されている。車輪円柱ガイド36の前側中間部には、車輪支持棒37が上下の動作の際に左右に回転して位置ずれが生じることを防止するための溝を有する。
車輪支持棒37は、硬質樹脂製で円柱棒状の形状をなしており、車台13の右側中央部において車輪円柱ガイド36の内部に挿脱可能に挿入されており、下部においては曲線走行車輪38が回転可能なように取り付けられている。また、車輪支持棒37の前面中間部には、上下の動作の際に外接する車輪円柱ガイド36の溝を摺動するポストを設けている。
車輪支持棒37がアーム32の揺動動作により下向きに押し出されることにより、曲線走行機構30は、走行方向を右曲にする向きに取り付けられている曲線走行車輪38を走行面に押し出して、右側の前輪12F及び後輪12Rを浮かせ走行本体10を右曲に走行させる。
即ち、曲線走行機構30は、走行本体10の載置部14に曲線走行人形80が搭載されると、人形内部の磁石により、鉄製の第2吸着部31が吸着されて上方に移動し、アーム32の揺動動作により車輪支持棒37を下方に作動させることにより、曲線走行車輪38を走行面に押し出して右曲走行をさせる。
次に、走行本体10の内部構造における上下振動機構について説明する。走行本体10の底部を形成する車台13の左側中央部には、上下振動機構40が設置されている。上下振動機構40は、第3吸着部41、上下振動用アーム42、上下振動用アーム軸支持部材44、上下振動用アーム支持棒45、偏芯車輪箱46、偏芯車輪支持部材47及び偏芯車輪49からなる。偏芯車輪箱46は、車台13の中央にて前輪軸15の僅かに後方位置に配置されている。
第3吸着部41は、鉄製で円盤状の形状をなしており、上下振動用アーム42の一端上部に付設され、走行本体10の載置部14に振動走行人形90が搭載されると、人形内部の磁石により吸着され上方に移動する。
偏芯車輪支持部材47は、走行本体10の前後略中央位置に設けられ、下端に設けた偏芯車輪49を車台13から下方に突出させることができるように支持している。
上下振動用アーム42は、硬質樹脂製で板状の形状をなしており、車台13後部側の一端上部には第3吸着部41が付設されている。また、上下振動用アーム42は、上下振動用アーム軸43により中央部を軸支されており揺動動作を行う。上下振動用アーム42の他端の下方には、偏芯車輪支持部材47が配置され、第3吸着部41が人形の磁石に吸着されて上方に移動すると、上下振動用アーム42は、偏芯車輪支持部材47を押し出すように作動する。
なお、車台13の後部においては、硬質樹脂製で板状の形状をした上下振動用アーム支持棒45が上下振動用アーム42の下方に配置されており、人形を外した状態では、上下振動用アーム42は、車台13後側端部の下方で硬質樹脂製の板状の形状をした上下振動用アーム支持棒45の上端に当接するように作動する。
上下振動用アーム軸支持部材44は、硬質樹脂製で板状の形状をなしており、上下振動用アーム軸43を軸止するように車台13左側中央部に配設される。
偏芯車輪箱46は、硬質樹脂製で箱状の形状をなしており、車台13中央部に配設され、偏芯車輪支持部材47が挿脱可能なように配設された部材である。また、偏芯車輪箱46は、偏芯車輪支持部材47が回転するのを防止し、更に偏芯車輪支持部材47が地面に脱落するのを防止する部材である。
偏芯車輪49は、硬質樹脂製の車輪であり、上下振動走行のために軸穴が偏芯されており、後述する偏芯車輪軸48により支持されている。
即ち、上下振動機構40は、走行本体10の載置部14に振動走行人形90が搭載されることにより第3吸着部41が吸着されて上方に移動し、上下振動用アーム42の揺動動作により偏芯車輪支持部材47を下方に作動させることにより、偏芯車輪49を走行面に押し出し、走行本体10に設けた左右の前輪12Fを浮かせるようにして走行本体10を上下振動走行させる。
次に、走行本体10の底面について説明する。図3は、本考案に係る走行本体10の底面図である。図3に示すように、車台13の右側中央部に位置する曲線走行車輪38は、上述の曲線走行機構30により押し出されることにより、走行本体10を右曲に走行させる。また、車台13の中央部に位置する偏芯車輪49が、上述の上下振動機構40により押し出されることにより走行本体10を上下に振動させながら走行させる。
次に、走行本体10の載置部14に搭載される人形について説明する。図4は、本考案に係る走行本体10に搭載される人形の底面図である。
図4に示すように直線走行人形70、曲線走行人形80及び振動走行人形90の底面には、夫々磁石が内設されている。直線走行人形70には、走行本体10の後部に位置する第1吸着部22を吸着させるための第1磁石71のみが内設されている。
曲線走行人形80には、走行本体10の後部に位置する第1吸着部22を吸着させるための第1磁石81及び走行本体10の右側中央部に位置する第2吸着部31を吸着させるための第2磁石82の計2個の磁石が内設されている。
振動走行人形90には、走行本体10の後部に位置する第1吸着部22を吸着させるための第1磁石91及び走行本体10の左側中央部に位置する第3吸着部41を吸着させるための第3磁石92の計2個の磁石が内設されている。
また、上述の第1磁石71、81、91は、各人形において共通な同一の位置に組み込まれている。しかし、上述の第2磁石82と第3磁石92とは、曲線走行人形80と振動走行人形90とにおいて異なる位置に組み込まれている。
次に、本考案に係る走行玩具が右曲走行する場合の動作について説明する。図5は、本考案に係る走行本体10に曲線走行人形80を搭載させる際の説明図であり、図6は、本考案に係る走行玩具100が右曲走行する場合の説明図である。
予め走行本体10に曲線走行人形80を搭載しない状態で走行本体10を後向きに地面を擦るようにして引くことにより、プルバック式ゼンマイ21の回転動力を蓄積させる。次に、走行本体10を地面に置き、図5に示すように、走行本体10の載置部14に曲線走行人形80の顔が進行方向になるよう曲線走行人形80を搭載する。
図6(a)に示すように曲線走行人形80が走行本体10の載置部14に搭載されると、走行本体10の載置部14に内設された第1吸着部22が曲線走行人形80に内設された第1磁石81により吸着され上方に移動し、ゼンマイ係止爪23の爪部分とプルバック式ゼンマイ21の歯車と噛合が外れることにより、プルバック式ゼンマイ21の回転動力は解放され、走行本体10は、走行可能な状態となる。
また、走行本体10の載置部14に内設された第2吸着部31が曲線走行人形80に内設された第2磁石82により吸着され上方に移動し、上述の曲線走行機構30におけるアーム32の揺動動作により車輪支持棒37を下方に作動させることにより、補助車輪としての曲線走行車輪38が走行面に押し出されて、図6(b)に示すように、右側前輪12F及び右側後輪12Rを浮かせ、左側前輪12Fと左側後輪12R及び右側方向へ僅かに曲がらせた補助車輪としての曲線走行車輪38とにより走行本体10を支えて右曲走行させる。
次に、本考案に係る走行玩具100が走行本体10前面を上下振動させる動作について説明する。図7は、本考案に係る走行玩具100の振動走行人形90を搭載させる際の説明図であり、図8は、本考案に係る走行玩具100が走行本体10前方を上下に振動しながら走行する場合の説明図である。
予め走行本体10に振動走行人形90を搭載しない状態で走行本体10を後向きに地面を擦るようにして引くことにより、プルバック式ゼンマイ21の回転動力を蓄積させる。次に、走行本体10を地面に置き、図7に示すように、走行本体10の載置部14に振動走行人形90の顔が進行方向になるように振動走行人形90を搭載する。
図8(a)に示すように振動走行人形90が走行本体10の載置部14に搭載されると、走行本体10の載置部14に内設された第1吸着部22が振動走行人形90に内設された第1磁石91により吸着され上方に移動し、ゼンマイ係止爪23の爪部分とプルバック式ゼンマイ21の歯車との噛合が外れることにより、プルバック式ゼンマイ21の回転動力は解放され、走行本体10は、走行可能な状態となる。
また、走行本体10の載置部14に内設された第3吸着部41が振動走行人形90に内設された第3磁石92により吸着され上方に移動し、上下振動機構40における上下振動用アーム42の揺動動作により偏芯車輪支持部材47を下方に作動させることにより、偏芯車輪49を走行面に押し出して左右の前輪12Fを浮かせるようにし、左右の後輪12Rと偏芯車輪49とにより走行本体10を支えて、上下振動走行となる。
上述のとおり偏芯車輪49の軸穴が偏芯していることにより、図8(a)で示すように、偏芯車輪49の偏芯車輪軸48から地面までの距離が短い場合には、走行本体10の左右の前輪12Fを僅かに持ち上げるに過ぎないが、偏芯車輪49が偏芯回転して、図8(b)で示すように、偏芯車輪49の偏芯車輪軸48から地面までの距離が長くなると、走行本体10の左右の前輪12Fを大きく持ち上げることになる。走行本体10は、これらを繰り返すことにより直線走行において走行本体10の前方を上下に振動させる。
このように本考案によれば、プルバック式のゼンマイ21を用いる走行玩具100において、搭載可能な異なる物体を複数用意し、搭載する物体に応じて走行玩具の走行状態を変化させることが可能であって、玩具への興味を継続させることが可能な走行玩具を提供することができる。
なお、本考案の走行玩具では、右曲走行を行う例を用いて説明してきたが、例えば、左曲走行を行うような構成にしても構わない。また、上下振動走行を行う例を用いて説明してきたが、例えば、前輪を浮かせた状態で走行させるウイリー走行を行う構成にしても構わない。
更に、図面に示した走行本体10は乗用車の形状を模し、載置物は人形の形をしているが、走行本体を例えば貨物自動車の形状とし、載置物の形状を適宜の荷物形状にするなど、走行玩具100の形状形態は自由に変更することができる。このように本考案は、以上の実施例に限定されるものでなく、考案の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
10走行本体 11車カバー
12駆動輪 12F前輪
12R後輪 13車台
14載置部 14a位置決め凹部
15前輪軸 16後輪軸
20駆動機構 21プルバック式ゼンマイ
22第1吸着部 23ゼンマイ係止爪
24円柱ガイド 30曲線走行機構
31第2吸着部 32アーム
33アーム軸 34アーム支持棒
35アーム軸支持部材 36車輪円柱ガイド
37車輪支持棒 38曲線走行車輪
40上下振動機構 41第3吸着部
42上下振動用アーム 43上下振動用アーム軸
44上下振動用アーム支持部材 45上下振動用アーム支持棒
46偏芯車輪箱 47偏芯車輪支持部材
48偏芯車輪軸 49偏芯車輪
70直線走行人形 71、81、91第1磁石
74、84、94位置合せ凸部 80曲線走行人形
82第2磁石 90振動走行人形
92第3磁石 100走行玩具

Claims (6)

  1. 複数の載置物と、該複数の載置物を個々に搭載可能であり、プルバック式ゼンマイの係止手段を備えた駆動機構を有する走行本体と、からなる走行玩具において、
    前記複数の載置物には、内部に1個又は2個の磁石が組み込まれており、
    前記走行本体には、
    前記複数の載置物が搭載される搭載面内部に、前記磁石により吸着される第1、第2及び第3吸着部と、
    前記第1吸着部の吸着によりプルバック式ゼンマイの係止手段を解除し走行を可能にする前記駆動機構と、
    前記第2吸着部の吸着により前記走行本体を右又は左曲に走行させる曲線走行機構と、
    前記第3吸着部の吸着により前記走行本体を上下に振動させながら直線走行させる上下振動機構と、
    を備えることを特徴とする走行玩具。
  2. 前記複数の載置物において、該複数の載置物に組み込まれた1個又は2個の前記磁石の内、1個の磁石は、共通な同一の位置に組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の走行玩具。
  3. 前記複数の載置物において、該複数の載置物に組み込まれた2個の前記磁石の内、1個の磁石は、異なる位置に組み込まれていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の走行玩具。
  4. 前記曲線走行機構は、専用の補助車輪を有しており、前記第2吸着部の吸着により前記走行本体の底面から突出し、該走行本体の走行方向を右又は左曲に走行させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の走行玩具。
  5. 前記上下振動機構は、専用の偏芯車輪を有しており、前記第3吸着部の吸着により前記走行本体の底面から突出し、該走行本体を上下に振動させながら走行させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の走行玩具。
  6. 前記偏芯車輪が回転することにより、前記走行本体の前方を上下に振動しながら走行することを特徴とする請求項5に記載の走行玩具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200001886U (ko) * 2019-02-18 2020-08-26 (주)아이비젼 주행가능한 로봇 변신 자동차 완구

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