JP3151258B2 - 機器の点検方法およびその操作装置 - Google Patents

機器の点検方法およびその操作装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気回路や管路等の系
統に組み込まれた機器の点検方法およびその操作装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の電気回路に組み込まれた
機器の点検方法を図4の電力系統図を参照して説明す
る。図4において、1は電力系統構成する電路と主要機
器の接続を単線結線図として表示すると共に、開閉機器
の開閉状態をマグネット板やタブレット11によって表
示する電力系統表示盤である。2は点検対象である遮断
器本体のシンボル、3,4,5,6は断路器本体のシン
ボル、7は接地断路器のシンボル、8は接地クランプの
シンボル、9は点検エリア表示枠、10は点検中である
ことを表す点検中表示札、11はタブレット、12は操
作ロック表示札である。
【0003】ここで、例えば遮断器シンボル2に対応す
る機器(遮断器本体)の保守点検を行なう場合、まずそ
の機器を開路させ、その状態を電力系統表示盤1上の
断器シンボル2に表わすようにる。例えば遮断器シン
ボル2は閉路中は「赤」、開路中は「青」といったよう
にシンボルの表裏で別の色を使い、シンボルを反転させ
その色換えによって開閉状態を示す。次に、保守員が電
路の分離計画を作成し、断路器本体の開路作業を実施す
る。即ち断路器本体の開路操作を実施することによっ
て、遮断器本体を電路から分離させ、その後各断路器シ
ンボル3,4,5,6の表裏面を手動で反転させること
によって色換えし状態表示している
【0004】次に、分離された電路に対して保守員の安
全確保の為に電路の接地を行なう。この時、その接地箇
所は保守マニアルや保守員の判断によって決められる。
接地断路器シンボル7に対応する断路器本体を手動操作
により開路し、電路の接地が完了した場合には、タブレ
ット11を手動にて反転あるいは現場のタブレットと交
換することによって電力系統表示盤1に接地状態を表示
する。なお、電路に接地断路器本体が設置されておらず
接地クランプ等の保守工具によって電路接地を行なった
場合にはその接地状態を接地クランプシンボル8によっ
て表示する。
【0005】また、電路接地に加え開閉機器の操作回路
ロックを行なった場合には、その機器のシンボルの近く
に操作ロック表示札12を取付け安全を確保すると共に
復旧忘れのないようにする。さらに、電路の中での点検
範囲を明確にする為に点検エリア表示枠9を取付ける。
【0006】以上の作業手順が完了したことを電力系統
表示盤1上の各シンボルによって判断し、点検条件が揃
うと点検中であることを表す点検中表示札10を取付
け、遮断器シンボル2に対応する遮断器本体の保守点検
を開始する。保守点検が完了すると接地断路器シンボル
に対応する接地断路器本体を開路し、接地クランプシ
ンボル8に対応する接地クランプ本体を撤去することに
よって電路接地を解除する。機器の状態は、タブレット
11の反転あるいは現場タブレットとの交換と、接地ク
ランプシンボル8の取外しによって個々の操作の都度表
示される。同様に、機器の操作ロックも解除し、操作ロ
ック表示札12を取外す。
【0007】次に、点検エリア表示枠9と点検中表示札
10を取外し、電力系統表示盤1上で接地表示や点検表
示が無い事を確認した後点検を完了する。電路の復旧は
保守員にゆだねられ断路器シンボル3,4,5,6に対
応する断路器本体がそれぞれ操作される。
【0008】上記の点検方法によれば、点検可能な状態
の為の操作手順や接地クランプなどの完全手動による接
地点が一定しておらず、保守員の判断により行なわれて
いる。また、電力系統表示盤1に示された表示の総合的
判断も保守員にゆだねられている為、誤確認による事故
発生の危険がある。
【0009】また、冷却油等の流体が流れる管路に組み
込まれた機器の点検においては、電路の接地に対応する
作業を除いて、前記電力系統の点検における電力系統表
示板が管路表示板に、遮断器シンボルが油冷却機などの
被点検機器に、また断路器本体、接地断路器本体、接地
クランプシンボルが冷却水バルブシンボル、送油ポンプ
シンボル、冷却油バルブシンボルなどの管路に組込まれ
た操作機器のシンボルにそれぞれ置換わる以外は電力系
統に組込まれた機器の点検方法と同様に行なわれてお
り、点検可能な状態への操作手順や点検許可、機器点検
後の復旧などの総合的な判断が保守員にゆだねられてい
る為、誤確認によって事故発生の危険がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の電気回路あるいは管路に組み込まれた系統機器の点検
方法においては、機器を点検する際の電路または管路
離や電路接地は、保守員の判断によって操作される割合
が大きいばかりでなく断路器本体の操作手順も保守員に
よって決められているため、誤操作を行なう危険性が高
かった。
【0011】また電力系統表示盤に取付けた機器シンボ
ルは、操作確認と表示にのみ使用され点検実施可能や点
検完了の総合的な判断は、保守員によって行なわれてい
るため、電路分離や電路接地が不十分であっても保守員
の判断により点検を実施したり、電路接地解除や操作ロ
ック解除が不十分な場合でも点検完了とみなし電路復旧
操作を行なう等の誤確認によって事故を発生する危険が
有った。さらに、安全を確保する為には、保守員の専門
的な知識が必要であった。また管路の機器点検方法にお
いても電路の場合と同様に誤操作及び誤確認による事故
発生の問題があった。
【0012】本発明(請求項1乃至請求項3対応)は上
記事情に鑑みてなされたもので、その目的は系統を構成
する点検対象機器ごとに系統分離手順、系統分離解除手
順、操作ロック手順あるいは操作ロック解除手順に関す
る正しい操作パターン並に点検後の復旧パターンを保守
員に提供し、操作簡素化すると共に誤操作を防止し、安
全性を確保し電力設備の信頼性を向上させることのでき
る機器の点検方法およびその操作装置を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、系統を構成する機器の点検対
象機器ごとに、当該点検対象機器の系統からの分離、点
検、系統への復旧または復旧中止に至るまでの各手順を
パターン化してデータ処理装置に予め記憶させておき、
これらの各手順を予め定めた順序に従ってディスプレイ
装置の表示画面上に表示して保守員の操作を促し、前記
点検対象機器を点検するようにした機器の点検方法にお
いて、先ず、前記表示画面上で点検対象機器のシンボ
ルを選択し、次に、予め定めた点検エリア分離手順に
基づき、前記表示画面上に分離操作シンボルを用いて最
初の分離点を表示して操作員に分離点の開路操作を促
し、一つの分離点の開路操作完了に基づく指令が入力さ
れたら次の分離点を表示して分離操作を促し、この表示
および操作完了に基づく指令の入力が全ての分離点で完
了するまで継続して行い、 次に、前記表示画面上に点
検エリア表示シンボルおよびは点検中シンボルのうち少
なくともいづれか一方のシンボルおよび点検許可メッセ
ージを表示し、次に、点検対象機器の点検終了に基づ
く終了指令が入力されたことにより点検許可メッセージ
を消し、更にその次に、復旧中止の指令が入力された
場合は、点検エリア表示シンボルを消して点検を終了
し、一方点検開始時までの復旧を必要とするとの指令が
入力された場合は、前記分離点を分離操作シンボルによ
り表示して閉路操作を促し、一つの分離点の閉路操作後
次の分岐点を分離操作シンボルにより表示して閉路操作
を促し、全ての分離点の閉路操作が終了したら、前記点
検エリア表示シンボルまたは点検中シンボルを消し、点
検を終了とすることを特徴とする
【0014】本発明の請求項2は、系統を構成する機器
の点検のための操作を、前記系統を表示画面に表示して
行う点検操作装置において、前記系統を構成する点検対
象機器ごとに系統分離手順、系統分離解除手順、操作ロ
ック手順あるいは操作ロック解除手順を点検パターンと
して予め記憶する記憶手段と、機器点検要求により当該
機器に対する前記記憶手段の点検パターンの手順に従
い、操作対象機器を前記表示画面上にて識別指示表示す
る表示手段と、前記表示手段にて識別指示表示された機
器の操作により、当該操作の操作状態結果を前記系統へ
表示更新するとともに、前記点検パターンの手順に従
い、次の操作対象機器へ識別指示表示を更新させる表示
更新手段と、前記点検パターンの手順と前記操作対象機
器の操作状態結果によって、点検可能あるいは点検完了
を判断するとともに、当該判断結果を前記表示画面上
表示する判断結果表示手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0015】本発明の請求項3は、請求項2記載の機器
の点検操作装置において、前記記憶手段は、点検パター
ンの手順を、系統分離手順、操作ロック手順、操作ロッ
ク解除手順、系統分離解除手順の各ステージに区分して
記憶するものとし、前記操作対象機器の操作状態結果に
よって、各ステージごとに当該ステージの手順が完了し
たか否かを判定し、完了と判定したとき次のステージの
手順を許可する判定手段を設けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】電気回路などの系統を構成する点検対象機器ご
とに系統分離手順、系統分離解除手順、操作ロック手順
あるいは操作ロック解除手順を点検パターンとして予め
データ処理装置に記憶させておき、データ処理装置に接
続した表示画面に単線接続図と開閉機器の開閉状態を表
示させる。
【0017】表示画面上で点検する機器を指定し、電路
分離、電路接地及び操作ロックの手順を表示画面上に表
示させる。保守員は表示された操作手順に従って機器の
操作を行なう。機器の状態が自動的にデータ処理装置に
組込まれるものは、表示画面上の機器シンボルの表示状
態が自動的に変わり、接地クランプの如く完全に手動で
操作される機器の状態は保守員が操作後表示画面上にそ
の状態をインプットする。
【0018】操作手順に従った操作が完了したかどうか
表示画面上の機器シンボルによりデータ処理装置が判
断し点検が可能であれば点検を許可する。機器点検が完
了すると点検完了信号をデータ処理装置に入力し、操作
ロック解除、接地ロック解除及び電路復旧操作手順を
示画面上に表示させる。保守員は表示された復旧手順に
従った復旧操作を行なう。
【0019】機器の操作状態はデータ処理装置への自動
入力、手動入力共に表示画面上に表示される。表示画面
上の機器シンボルの表示装置によりデータ処理装置が復
旧したかどうかを判断し、完全復旧状態で点検を完了さ
せる。また、管路に組み込まれた機器の点検も上記電気
回路に組み込まれた機器の点検と同様に実施することが
できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例(請求項1乃至請求項3対
応)の電力系統図であり、図2は図1の点検開始から点
検完了までの操作手順を示したブロック図である。
【0021】図1において21はディスプレイ装置の表
示画面、22は遮断器シンボル、23,24,25,2
6は断路器シンボル、27は接地断路器シンボル、28
は接地クランプシンボル、29は点検エリア表示シンボ
ル、30は点検中シンボル、31は操作ロック中シンボ
ル、32は分離操作シンボル、33は接地操作シンボ
ル、34は点検許可メッセージである。
【0022】次に、本実施例の動作を図1および図2に
ついて説明する。表示画面21の内容はデータ処理装置
(図示せず)に予め記憶されたプログラムと入力される
データによって決められ、データ処理装置に接続される
ディスプレイ装置(図示せず)に表示される。
【0023】表示画面21上に単線接続図を表示し、電
路と主要機器の接続を表示すると共に開閉機器の開閉状
態を表示する。開閉機器の状態の内、自動的にデータ処
理装置に取込まれるものはそのデータによって随時表示
画面21上の機器シンボル状態を変化させ、データ処理
装置に取込まれないものはディスプレイ装置に手動で入
力し、表示画面21上の機器シンボル状態を変えること
ができる。
【0024】以下、図2のフローチャートを参照して説
明する。例えば、遮断器シンボル22に対応する遮断器
本体の保守点検を実施する場合、まず表示画面21上に
て遮断器シンボル22に対応する遮断器本体の点検開始
を指定する(ステップ101)。この点検開始指令を受
けたデータ処理装置は、予め記憶している遮断器シンボ
ル22の遮断器本体の点検パターンを呼び出し(ステッ
プ102)、表示画面上に点検エリアの分離手順を分離
操作シンボル32によって表示する(ステップ10
3)。
【0025】分離点である断路器シンボル23,24,
25,26が分離手順に従って分離操作シンボル32に
よって示される。保守員は、示された断路器シンボルに
該当する機器を示された順序で開路操作する(ステップ
104)。その機器状態をデータ処理装置に取込み、
示画面21上の断路器シンボル表示を開路表示とする。
一つの断路器本体の開操作と表示が完了するまで分離操
作シンボル32は次の断路器シンボルを示さない。断路
器シンボル23,24,25,26の全てが開路操作に
よって開路表示となれば、データ処理装置により点検エ
リアの分離が完了したものと判断し(ステップ10
5)、点検エリアの接地操作に移る(ステップ10
6)。点検エリアの接地箇所は接地操作シンボル33に
より表示される。
【0026】保守員は示された接地機器シンボルに該当
する機器の接地操作を行なう。接地断路器シンボル27
を接地操作シンボル33が指示した場合には保守員は接
地断路器シンボル27の接地断路器本体を閉路させなけ
ればならない。接地断路器本体が閉路状態となり、その
データがデータ処理装置に入力されていれば接地断路器
シンボル27は自動的に閉路表示となり、接地操作シン
ボル33は次の接地ステップである接地クランプシンボ
ル28を示す。保守員は示された位置に接地クランプを
設置しなければならない。接地クランプは完全に手動で
取付けられるため、その状態はデータ処理装置に自動入
力されない。よって保守員は接地クランプ設置後、デー
タ処理装置にその状態を入力し接地クランプシンボル2
8を接地表示する(ステップ107)。
【0027】接地断路器シンボル27と接地クランプシ
ンボル28の両方が接地表示になると、データ処理装置
は点検エリアの接地は完了したと判断し機器の操作ロッ
ク指示に移る(ステップ108)。点検中に操作ロック
が必要な機器のシンボルがフラッシングなどの手法を使
って保守員に示され、保守員は操作ロックを行ないその
状態をデータ処理装置に入力する。操作ロック状態入力
によって操作ロック中シンボル31が表示される(ステ
ップ109)。
【0028】機器点検前の操作が完了した事を表示画面
21のシンボル状態によってデータ処理装置が判断し、
点検エリア表示シンボル29と点検中シンボル30を表
示した後点検許可メッセージ34を表示する(ステップ
110)。
【0029】点検許可メッセージには点検する遮断器シ
ンボル22に対応する遮断器本体を収納している盤(図
示せず)のキー番号が表示される。保守員はキー番号に
該当するキーを選択し盤の錠を開く(ステップ111)
ことによって収納された遮断器本体の点検を開始する。
【0030】遮断器本体の点検が完了すると、保守員
は、盤を施錠しキーを返却すると共にディスプレイ装置
に遮断器シンボル22に対応する遮断器本体の点検終了
を入力する(ステップ112)。この点検終了入力を受
けたデータ処理装置は、点検許可メッセージ34の表示
を消した後、接地解除手順を接地操作シンボル33によ
って示す(ステップ113)。保守員は示された接地断
路器本体の開路操作及び接地クランプの撤去を実施し、
接地断路器シンボル27と接地クランプシンボル28を
非接地表示とする。両方のシンボルが非接地状態になれ
ば接地解除と判断し(ステップ114)、機器の操作ロ
ック解除指示を操作ロックを施した機器である断路器シ
ンボル23と24のフラッシングにより行ない、保守員
が操作ロック箇所を復旧した後、操作ロック中シンボル
31をロック解除の状態に表示変更する(ステップ11
5)。
【0031】操作ロック解除が完了すると、点検エリア
分離前の状態にもどす為に断路器シンボル23,24,
25,26に対応する断路器本体の操作手順を分離操作
シンボル32によって示し、保守員が断路器本体の閉路
操作を行ない点検開始時の状態にもどされる(ステップ
116)。点検開始時まで復旧した事を表示画面21上
の機器シンボルによって判断し完全に復旧していれば点
検エリア表示シンボル29と点検中シンボル30がデー
タ処理装置により消され(ステップ117)、点検の全
ステップを完了する(ステップ118)。
【0032】点検開始時までの復旧を必要としない場合
には、接地解除と操作ロック解除を完了した時点で復旧
中止をデータ処理装置に入力すれば、点検エリア表示シ
ンボル29と点検中シンボル30が消され、点検の全ス
テップを完了することができる。
【0033】上述したように、本実施例によれば、機器
点検時の電路分離、電路接地及び操作ロックそれぞれの
操作手順を表示画面に表示することにより保守員が操作
手順を検討することなく円滑に操作を行なうことができ
る。
【0034】また、操作結果を表示画面のシンボル表示
により自動的に判断して次の操作ステップに移ることに
より誤操作を防止し確実な操作を行なうことができる。
電路接地については、接地器具を用いて手動で接地しな
ければならない箇所であっても接地指示にもれを生じる
ことが無く安全性を確保できる。さらに、機器点検後の
復旧作業においても、復旧手順がステップごとに表示さ
れる為誤操作や復旧忘れに伴うシステムダウンなどを防
止でき確実で安全な復旧ができる。
【0035】なお、上記実施例では電力系統に組込まれ
た機器の点検を行なう方法で説明したが、制御システム
に組込まれた機器又は部品の点検手順が決められるもの
であれば適用可能であり、本実施例と同等の効果を有す
る。
【0036】なお、上述の説明では、機器点検前の操作
が完了したことを、表示画面上で点検エリア表示シンボ
ル29、点検中シンボル30を表示させるようにしてい
るが、場合によってはいずれか一方のみを表示するよう
にしても良い
【0037】図3は本発明に係わる他の実施例(請求項
1乃至請求項3対応)の冷却管路図である。図3におい
て、41は表示画面、42は冷却水管シンボル、43は
冷却水バルブシンボル、44は油冷却機シンボル、45
は送油ポンプシンボル、46は冷却油管シンボル、47
は冷却油バルブシンボル、48は変圧器シンボル、29
は点検エリア表示シンボル、30は点検中シンボル、3
2は分離操作シンボル、34は点検許可メッセージであ
る。
【0038】次に、本実施例の動作について説明する。
表示画面41のシンボルによって油冷却の変圧器におけ
る油管系統と水管系統が表わされており、4台の油冷却
機の内1台は変圧器の運転停止の状態にかかわらず点検
可能なシステムとなっている。
【0039】表示画面41の最上部に表示されている油
冷却機シンボル44に相当する機器の点検が必要になっ
た場合には、まず、表示画面41上で該当する油冷却機
シンボル44の点検開始を指定する。
【0040】この点検開始指令を受けたデータ処理装置
は、予め記憶している該当機器の点検パターンを呼び出
し、点検エリアの分離手順を分離操作シンボル32によ
って表示する。分離操作シンボル32により、送油ポン
プシンボル45を示し、保守員に送油ポンプの起動又は
停止を指示する。点検を行なう油冷却機の送油ポンプは
停止操作されその状態が送油ポンプシンボル45に表示
される。次に冷却油管シンボル46上に配置された冷却
油バルブシンボル47の開閉指示を分離操作シンボル3
2によって行ない保守員は変圧器の運転を妨げない様計
画されたこの操作手順に従って冷却油バルブの開閉路操
作を促す。実施後は操作した冷却油バルブに対応する冷
却油バルブシンボル47の状態変化を手動でデータ処理
装置に入力する。指定した油冷却機シンボル44が冷却
油バルブシンボル47によって変圧器シンボル48から
完全に分離した状態となれば、冷却水管シンボル42上
の冷却水バルブシンボル43を分離操作シンボル32が
示し、保守員に冷却水バルブシンボル43の開閉指示を
行なう。保守員は示された冷却水バルブの操作を実施
し、その開閉状態をデータ処理装置に入力する。データ
処理装置は油冷却機をシステムから完全に分離した状態
であることを表示画面41上の各シンボルの状態で判断
し点検エリア表示シンボル29、点検中シンボル30を
表示すると共に点検許可メッセージ34を表示し保守員
に点検許可を与える。この点検許可メッセージ34を電
気的な信号に変換し、機器のキーロックを自動的に解除
することも可能である。
【0041】油冷却機の点検が完了すればデータ処理装
置に点検完了を入力し油冷却機をシステムに復旧させる
為の操作手順を分離操作シンボル32で示す。保守員は
示された順序通りに操作を実行しその状態変化を冷却水
バルブシンボル43、冷却油バルブシンボル47、送油
ポンプシンボル45に表示させる。データ処理装置は、
表示画面41上のこれらのシンボルの状態からシステム
の復旧状態を判断し、完全に復旧すれば点検エリア表示
シンボル29、点検中シンボル30を消去し点検が完了
したことを表示する。
【0042】上述したように、本実施例によると、冷却
管路に含まれる機器の点検に関しても点検機器を指定す
ることにより予め決められた冷却管路からの機器の分離
手順や復旧手順を表示画面の機器シンボルと操作シンボ
ルを使い保守員に理解し易い方法で表示することから誤
操作を無くし、安全で円滑な機器点検ができる。また点
検許可や完全復旧の総合的な判断をデータ処理装置で行
なう為、人的判断ミスによるシステムダウンなどの故障
を防止でき設備の信頼性が高まる。
【0043】なお、本実施例においては、データ処理装
置の総合的な判断である点検許可、点検完了を表示画面
上でのメッセージ表示とし、点検機器が収納されている
盤や部屋の錠を保守員が開閉しているが、この錠機構に
電磁ロックの如く電気信号により開閉する機構を設け、
点検許可と点検完了をデータ処置装置で判断した時にそ
の信号を電気信号に変換しこの錠機構に伝達する事によ
り点検機器のロックとロック解除を自動で実行できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
乃至請求項3対応)によれば、電気回路や管路の制御シ
ステム内に組込まれた機器の点検を行なう場合に、シス
テムからの点検機器の分離操作、保守員の安全確保の為
の操作を迅速かつ正確に実行でき、点検可能、点検完了
の判断が自動的に行なえるため、誤操作を防止し、機器
点検作業の為の安全性を確保すると共に確実なシステム
復旧により電力設備の信頼性を向上させることができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電力系統図。
【図2】図1の操作手順を示すブロック図。
【図3】本発明の他の実施例の冷却管路図。
【図4】従来の電力系統図。
【符号の説明】1…電力系統表示盤 、2…遮断器シンボル、3,4,
5,6…断路器シンボル、7…接地断路器シンボル、8
…接地クランプシンボル、9…点検エリア表示枠、10
…点検中表示札、11…タブレット、12…操作ロック
表示札、21…表示画面、22…遮断器シンボル、2
3,24,25,26…断路器シンボル、27…接地断
路器シンボル、28…接地クランプシンボル、29…点
検エリア表示シンボル、30…点検中シンボル、31…
操作ロック中シンボル、32…分離操作シンボル、33
…接地操作シンボル、34…点検許可メッセージ、41
…表示画面、42…冷却水管シンボル、43…冷却水バ
ルブシンボル、44…油冷却機シンボル、45…送油ポ
ンプシンボル、46…冷却油管シンボル、47…冷却油
バルブシンボル、48…変圧器シンボル。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統を構成する機器の点検対象機器ごと
    に、当該点検対象機器の系統からの分離、点検、系統へ
    の復旧または復旧中止に至るまでの各手順をパターン化
    してデータ処理装置に予め記憶させておき、これらの各
    手順を予め定めた順序に従ってディスプレイ装置の表示
    画面上に表示して保守員の操作を促し、前記点検対象機
    器を点検するようにした機器の点検方法において、 先ず、前記表示画面上で点検対象機器のシンボルを選
    択し、 次に、予め定めた点検エリア分離手順に基づき、前記
    表示画面上に分離操作シンボルを用いて最初の分離点を
    表示して操作員に分離点の開路操作を促し、一つの分離
    点の開路操作完了に基づく指令が入力されたら次の分離
    点を表示して分離操作を促し、この表示および操作完了
    に基づく指令の入力が全ての分離点で完了するまで継続
    して行い、 次に、前記表示画面上に点検エリア表示シンボルおよ
    びは点検中シンボルのうち少なくともいづれか一方のシ
    ンボルおよび点検許可メッセージを表示し、 次に、点検対象機器の点検終了に基づく終了指令が入
    力されたことにより点検許可メッセージを消し、 更にその次に、復旧中止の指令が入力された場合は、
    点検エリア表示シンボルを消して点検を終了し、一方点
    検開始時までの復旧を必要とするとの指令が入力された
    場合は、前記分離点を分離操作シンボルにより表示して
    閉路操作を促し、一つの分離点の閉路操作後次の分岐点
    を分離操作シンボルにより表示して閉路操作を促し、全
    ての分離点の閉路操作が終了したら、前記点検エリア表
    示シンボルまたは点検中シンボルを消し、点検を終了と
    することを特徴とする機器の点検方法。
  2. 【請求項2】 系統を構成する機器の点検のための操作
    を、前記系統をディスプレイ装置の表示画面に表示して
    行う点検操作装置において、前記系統を構成する点検対
    象機器ごとに系統分離手順、系統分離解除手順、操作ロ
    ック手順あるいは操作ロック解除手順を点検パターンと
    して予め記憶する記憶手段と、機器点検要求により当該
    機器に対する前記記憶手段の点検パターンの手順に従
    い、操作対象機器を前記表示画面上にて識別指示表示す
    る表示手段と、前記表示手段にて識別指示表示された機
    器の操作により、当該操作の操作状態結果を前記系統へ
    表示更新するとともに、前記点検パターンの手順に従
    い、次の操作対象機器へ識別指示表示を更新させる表示
    更新手段と、前記点検パターンの手順と前記操作対象機
    器の操作状態結果によって、点検可能あるいは点検完了
    を判断するとともに、当該判断結果を前記表示画面上に
    表示する判断結果表示手段とを備えたことを特徴とする
    機器の点検操作装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、点検パターンの手順
    を、系統分離手順、操作ロック手順、操作ロック解除手
    順、系統分離解除手順の各ステージに区分して記憶する
    ものとし、前記操作対象機器の操作状態結果によって、
    各ステージごとに当該ステージの手順が完了したか否か
    を判定し、完了と判定したとき次のステージの手順を許
    可する判定手段を設けたことを特徴とする請求項2記載
    の機器の点検操作装置。
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