JP3151185B2 - コネクタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電気コネクタに関
し、特に片面プリント基板の縁部に接続するための電気
コネクタに関する。

【０００２】

【従来の技術】プリント基板の縁部に係合することがで
きる、非常に種々様々な電気コネクタ・アッセンブリが
ある。これらの縁部コネクタの多くは、プリント基板の
縁部から突出している、舌状部分と係合する係合スロッ
トを含む。また、上記コネクタの多くは、コネクタ・ハ
ウジングをプリント基板に装着するための、ネジまたは
ボルトのような固定手段を含む。

【０００３】

【解決すべき課題】プリント基板の縁部または端部と係
合するための細長いスロットを持つこのような電気コネ
クタではほとんどの場合、複数のターミナルがスロット
に沿ってハウジング内に装着されていて、ターミナルの
複数のスプリング接点部分が、プリント基板の一方の側
面、または両方の側面上の接点パッドの方向にバイアス
を掛けられている。一般的に、これらタイプのコネクタ
は、コネクタが傾斜し、それにより、電気経路が途中で
中断したり、接点が曲がってしまうという欠点がある。
この問題を解決するために、多くのコネクタは、コネク
タ・スロット内の基板にしっかりと固定され、基板の平
面の対して垂直方向に移動できないようになっている。
多くの場合、上記固定には、プリント基板に設けられて
いる孔部を貫通するネジが使用される。このような孔部
貫通固定手段は、オーブン／赤外線リフロー・ハンダ付
けのような、ある種の製造およびアッセンブリ・プロセ
スには適していない。

【０００４】プリント基板にコネクタをしっかりと固定
した場合、無数といってよいほどの他の問題が起こって
くる。一例として、ターミナルのスプリング接点部分が
弾力を失い、その結果、プリント基板上のパッドとの有
効なバイアス係合が失われてしまうといった事態があ
る。さらに、プリント基板のコネクタをロックしている
固定手段の周囲の領域内に起こる応力亀裂により、いろ
いろな問題が起こってくる。このような応力亀裂の場合
には、その亀裂がプリント基板を横方向に走っている
と、回路が切断されてしまう恐れがある。

【０００５】縁部コネクタに関連する上記問題を回避す
るために、従来のヘッダ設計の場合には、通常表面装着
コネクタまたは直角コネクタを使用していた。表面装着
コネクタは、通常、プリント基板にコネクタを固定する
のに、「フック」を使用する。この設計の場合も、上記
の縁部コネクタと同様に、コネクタの傾斜によるいくつ
かの問題に大きく影響されるばかりでなく、ハンダ付用
のリード線を平らに配置しなければならないという問題
に関連するいくつかの問題によっても大きく影響を受け
る。このような問題があるので、コネクタの製造が難し
くなり、ハンダ付用のリード線をプリント基板のハンダ
付用のパッドに接続するための自動ハンダ付けプロセス
中に、十分なハンダ付けが行われないという問題が起こ
る。

【０００６】直角コネクタもまた、傾斜するという問題
ばかりでなく、コネクタを垂直に保持するのを助けるの
に使用されるハンダ付用のリード線が捻れるという欠点
も持っている。上記傾斜と捻れの問題を解決するため
に、これらのコネクタは、一般に、プリント基板にコネ
クタをしっかりと接続するために、ネジとプリント基板
上の孔部を通しての係合を使用している。それ故、直角
コネクタは、応力亀裂に関して上記の欠点を持つと同時
に、上記のような製造およびアッセンブリが難しいとい
う欠点も持っている。

【０００７】本発明は、上記の諸問題を解決して、表面
装着および直角プリント基板コネクタに代わる優れた設
計を提供する。

【０００８】

【目的】本発明の一つの目的は、プリント基板に装着す
るための改良型片面ストラドル装着コネクタを提供する
ことである。

【０００９】本発明の他の目的は、プリント基板に対し
て改善された係合力を持つ片面ストラドル装着プリント
基板縁部コネクタを提供することである。

【００１０】本発明のさらに他の目的は、コネクタの剛
性を低下させないで改善型Ｚ高さ制御を行うことができ
る、片面ストラドル装着プリント基板縁部コネクタを提
供することである。

【００１１】本発明のさらに他の目的は、良好な係合接
触を確実に行うために、プリント基板上にリード線をし
っかりと押えることにより、ハンダ接合が改善された片
面ストラドル装着プリント基板縁部コネクタを提供する
ことである。

【００１２】本発明のさらに他の目的は、ハンダ付プロ
セス中によく起きる薄いプリント基板の湾曲によって影
響されず、その湾曲を修正することができる片面ストラ
ドル装着プリント基板縁部コネクタを提供することであ
る。

【００１３】本発明のさらに他の目的は、コネクタ上
に、プリント基板の湾曲を修正する有効な手段である複
数のグリッパまたはアーム・アッセンブリを持つ片面ス
トラドル装着プリント基板縁部コネクタを提供すること
である。

【００１４】本発明のさらに他の目的は、コネクタ上
に、プリント基板に対するコネクタの傾斜を起こさせな
いしっかりした掴みグリッパ・アーム・アッセンブリを
持つ片面ストラドル装着プリント基板縁部コネクタを提
供することである。

【００１５】本発明のさらに他の目的は、許容誤差を大
きくとることができることにより、製造プロセスをより
簡単により容易にするハンダ付用のリード線を一つの平
面内に配置するのがさらに容易になった片面ストラドル
装着プリント基板縁部コネクタを提供することである。

【００１６】本発明のさらに他の目的は、グリッパ・ア
ーム・アッセンブリに対して、Ｉ型ビームとＣ型溝構造
を使用して、プラスチック剛性を改善したプラスチック
片面ストラドル装着プリント基板縁部コネクタを提供す
ることである。

【００１７】本発明さらに他の目的は、射出成形プロセ
ス中にコネクタの薄い部分へのプラスチック材の流入を
改善するプラスチック片面ストラドル装着プリント基板
縁部コネクタを提供することである。

【００１８】

【課題を解決するための手段】本発明の一つの形態の場
合には、片面プリント基板の縁部に装着するためのコネ
クタは、頂壁部、底壁部、対向側壁部、およびヘッダ・
アッセンブリを形成している後壁部を持つ絶縁ハウジン
グを含む。後壁部は、そこを貫通し、内部に位置する電
気接点を持つ少なくとも一つの開口部を含む。上記電気
接点は、ヘッダ・アッセンブリ内に位置する接触ピン部
分と、ハウジングの後壁部からヘッダ・アッセンブリと
は反対の方向に延びるハンダリード線を含む。コネクタ
は、さらに、絶縁ハウジングに沿って間隔を置いて設置
されていて、コネクタのヘッダ部分の後壁部から垂直に
延びる複数のグリッパ・アーム・アッセンブリを含む。
各グリッパ・アーム・アッセンブリは、その間に、プリ
ント基板の縁部を収容するための、収容空間を形成して
いる上部グリッパ・アームと、下部グリッパ・アームを
含む。グリッパ・アーム・アッセンブリは、コネクタ
に、プリント基板をしっかりと機械的に固定し、その結
果、挿入された場合、ハンダ付用のリード線は、プリン
ト基板のハンダ付用のパッドに電気的に係合状態で接続
する。

【００１９】グリッパ・アーム・アッセンブリは、単に
上下一対のグリッパ・アームを持つ形状のものであって
もよいし、Ｉ型ビーム状またはＣ型溝の形のものであっ
てもよい。Ｉ型ビームの形に形成されたグリッパ・アー
ム・アッセンブリの場合には、このアッセンブリは、上
部グリッパ・アームおよび下部グリッパ・アームと、そ
の間に位置していて、ほぼＩ型の断面を形成するため
に、上部グリッパ・アームおよび下部グリッパ・アーム
に接続している垂直方向に延びる部材を含む。プリント
基板をＩ型ビーム状のグリッパ・アーム・アッセンブリ
内に挿入するために、プリント基板は、Ｉ型ビームの垂
直方向に伸びる部材と係合するためのスロットをその内
部に含む。

【００２０】Ｃ型溝の形に形成されているグリッパ・ア
ーム・アッセンブリは、Ｃ型の断面を持つグリッパ・ア
ーム・アッセンブリを形成するために、上部グリッパ・
アームおよび下部グリッパ・アームの外面と接続してい
る垂直方向に伸びる部材を含む。プリント基板の縁部沿
いの、Ｃ型溝の形をしたグリッパ・アーム・アッセンブ
リの位置に従って、プリント基板は、Ｃ型溝の垂直方向
に延びる部材と係合するためのスロットをその内部に含
む。

【００２１】コネクタは、ヘッダおよびグリッパ・アー
ム・アッセンブリを含むように一体に成形することが好
ましい。接点は、本発明のコネクタを形成するために、
ヘッダ・アッセンブリの後壁部内の開口部中に押し込ん
で取り付けることができる。本発明のグリッパ・アーム
・アッセンブリは、プリント基板と極めてしっかりと機
械的に接続し、貫通孔およびネジのような固定手段を何
も使用しなくても、コネクタを傾斜しないようにするこ
とができる。本発明のコネクタは、また、片面プリント
基板の縁部に簡単に取り付けることができ、容易に製造
することができる構造を提供する。

【００２２】本発明の片面ストラドル装着プリント基板
コネクタの好適な実施例、および他の実施例、目的、特
徴および利点は、添付の図面を参照しながら、本発明の
図示の実施例についての下記の詳細な説明を読めば明ら
かになるだろう。

【００２３】

【実施例】図１は、プリント基板２０の縁部に接続して
いる本発明の片面ストラドル装着コネクタ１０の頂部斜
視図である。コネクタ１０は、プリント基板２０の頂面
上に位置するハンダ付用のパッド１４と電気的に係合状
態で接続している複数の接点、またはハンダ付用のリー
ド線１２を含む。図１には、また、プリント基板の縁部
にコネクタ１０を固定するための丈夫な固定手段であ
る、複数のコネクタ・グリッパ・アーム・アッセンブリ
１６も示している。

【００２４】コネクタ１０は片面のみが使用されてい
る。すなわち、ハンダ付用のリード線１２はプリント基
板の片面だけに配置されている。多くの従来技術の装置
は、プリント基板の両面にハンダ付用のパッドを含み、
各ハンダ付用のパッドと電気的に接触するための頂部接
点および底部接点を含むコネクタを含んでいた。このよ
うなタイプの両面プリント基板は、二重リフロー、両面
ハンダ用ペースト塗布に関連する問題のような製造上の
難しさを含めて、多くの問題を抱えていた。本発明は、
ハンダ付用のパッドを設置するのに、プリント基板の片
面しか使用しないので、製造速度が速くなり、上記の問
題を解決することができる。プリント基板を形成する場
合に、プリント回路を容易に製造することができ、基板
の頂部表面に容易にペーストを塗布することができる。

【００２５】図２は図１の拡大詳細図である。この図に
明らかに示すように、コネクタの接点またはハンダ付用
のリード線１２は、プリント基板をコネクタのグリッパ
・アーム・アッセンブリにより形成された収容空間内に
挿入した場合、プリント基板２０のハンダ付用のパッド
１４に、摩擦により電気的に接続するスプリング固定型
接点である。ハンダ付用のリード線１２は、挿入された
プリント基板に押し付けられるよう形をしていて、その
ためハンダ付用のリード線のハンダ終端部１８は、プリ
ント基板のハンダ付用のパッドに電気的に接続してい
る。ハンダ付用のリード線１２は、その延長方向に沿っ
て少なくとも一つ屈曲部を持ち、ハンダ終端部１８は、
プリント基板の表面に掻き傷をつくらないようにプリン
ト基板２０の縁部を受けるために、上に向かって湾曲し
ている。

【００２６】図３および図４は、片面ストラドル装着コ
ネクタのヘッダ・アッセンブリの一実施例である。より
詳細に説明すると、図３は、雄の接続電力ピン２２およ
び信号ピン２４の配置を示す、コネクタの背面図であ
る。コネクタ・ハウジング２６は、ガラスを充てんした
ＰＰＳまたはＰＰＡのような電気的絶縁材からなる。コ
ネクタは、係合相手の雌の電力プラグと接続するための
複数の雄の電力ピン２２を含む。さらに、コネクタは、
用途によって、任意の数の信号ピン２４を含む。図４
は、複数のグリッパ・アーム・アッセンブリ、電力ピン
に接続しているスプリング固定接点２８、コネクタの複
数の信号ピンに接続している接点１２を示す、コネクタ
・ハウジングの平面図である。この特定の実施例の場合
には、コネクタは、三つのグリッパ・アーム・アッセン
ブリを含む。すなわち、コネクタの各端部に一つずつ１
６ａと１６ｃ、コネクタの中央部分の近くに第三のグリ
ッパ・アーム・アッセンブリ１６ｂが位置している。コ
ネクタ・ハウジングは、また、コネクタ内に位置してい
る第一の信号ピンの位置を表示するための、ハウジング
内に成形することができるインジケータ３０を含む。

【００２７】図５は、プリント基板３２の縁部と接続す
る前の、本発明のコネクタ１０の断面図である。実際に
は、コネクタは、機械的および電気的に係合接続するた
めに、一つの平面上を、プリント基板の縁部の方向に移
動する。コネクタは、例えば１．４５ミリのような任意
の厚さのプリント基板を収容できるように製造される。
従って、プリント基板は、コネクタをプリント基板の縁
部にしっかりと保持するために、上部グリッパ・アーム
３４および下部グリッパ・アーム３６の間に摩擦により
固定される。下部グリッパ・アーム３６は、その縁部上
でコネクタをしっかりと支持するために、プリント基板
の縁部に対して垂直方向に十分の距離だけ延びる。例え
ば、下部グリッパ・アーム・アッセンブリは、コネクタ
の後壁部３８から少なくとも４ミリ延びていることが好
ましい。複数のグリッパ・アーム・アッセンブリは、都
合のよい任意の幅を持つことができ、通常、２−５ミリ
の幅を持つ。コネクタは、複数のグリッパ・アーム・ア
ッセンブリによりその長さ方向に沿って支持されている
ので、コネクタの傾斜を防止することができる。

【００２８】プリント基板にコネクタをしっかりと固定
するために、複数のグリッパ・アーム・アッセンブリが
このように配置されているために、本発明は従来の設計
と比較して多くの利点を持つ。例えば、このようなグリ
ッパ・アーム・アッセンブリの新規な配置により、プリ
ント基板に対するコネクタの傾斜の重大な問題を解決す
ることができる。さらに、コネクタの複数の接点または
複数のハンダ付用のリード線は、コネクタを傾斜させな
いでプリント基板のハンダ付用のパッドとの電気的な接
触を改善するために、しっかりした予加重干渉を考慮し
て設計することができる。さらに、このグリッパ・アー
ム・アッセンブリの配置は、プリント基板の湾曲を修正
するための有効な手段としての働きをする。これについ
ては後で詳細に説明する。

【００２９】図６Ａは、本発明の十分な予加重を加えた
ハンダ付用のリード線である。より詳細に説明すると、
ハンダ付用のリード線１２は、グリッパ・アーム・アッ
センブリ収容用の空間４２により形成されたプリント基
板設置平面４０の下に設定されている丸い接点面を持つ
ハンダ終端部１８を含む。上記収容空間４２は、下部グ
リッパ・アームの上面４５と、上部グリッパ・アームの
下面４６により形成される（図５）。従って、ハンダ付
用のリード線１２は、良好な電気的接触が行われるよう
に、プリント基板のハンダ付用のパッド上に十分な予加
重で押し付けられる。さらに、図６Ａに示すように、ハ
ンダ終端部の同一平面内への配置は、プリント基板との
良好な電気的接触を犠牲にしないで容易に行うことがで
きる。図６Ａを見れば分かるように、プリント基板設置
平面は点線４０で示してある。接点終端部は、その解放
された位置において、接点終端部がプリント基板の設置
平面より下に位置している限り、プリント基板と良好な
電気的接触を維持する。しかし、ハンダ終端部１８が、
プリント基板の設置位置の上に形成されている場合に
は、すなわち、プリント基板のハンダ付用のパッド上へ
の、ハンダ付用のリード線１２の予加重が存在しなくな
った場合には、ハンダ終端部１８が、プリント基板から
ハンダ付用のパッドの厚み以上持ち上がらない限り、良
好なハンダ接合を行うことができる（図６Ｂ）。通常、
ハンダ付用のパッドは、図６Ｂの矢印Ａ−Ａで示すよう
に、０．１５ミリの厚さを持つ。従って、ハンダ終端部
が、（図６Ｂの矢印Ｂ−Ｂで示すように）プリント基板
の設置平面からハンダ付用のパッドの厚さ以下の距離だ
け上に形成された場合には、良好なハンダ接合を形成す
ることができる。同一平面からの許容誤差を、設置平面
４０と点線４１で示す下限により示す。それ故、接触終
端部の同一平面に対する許容誤差が大きくても大丈夫な
ので、コネクタの製造方法およびプロセスが簡単にな
る。また、図６Ａに、複数の雄の接点ピンおよびハンダ
付用のリード線が、そこを貫通してコネクタに装着され
ているコネクタ開口部４３を示す。

【００３０】図７は、湾曲したプリント基板４４と一緒
に示されている本発明の片面ストラドル装着コネクタの
正面図である。通常、プリント基板は収縮または他の製
造後の条件により湾曲する傾向がある。このように湾曲
すると、任意の形の縁部コネクタを使用して、コネクタ
の全長にわたって良好な電気的接触を得ることは不可能
でないにしても、非常に困難になる。複数のグリッパ・
アーム・アッセンブリを含む本発明は、プリント基板の
湾曲を効果的に修正し、良好な電気的接触を確実に行う
ことができる。図７に示すように、片面ストラドル装着
コネクタは、後でもっと詳細に説明するＩ型ビーム状の
三つのグリッパ・アーム・アッセンブリ１６ａ、１６
ｂ、１６ｃを含んでいて、湾曲したプリント基板４４の
縁部に接続すると、まっすぐになり、プリント基板をし
っかりと保持しようとする。薄いプリント基板の場合に
は湾曲は重要な問題となるが、この問題は本発明の片面
コネクタ上の複数のグリッパ・アーム・アッセンブリの
配置により修正することができる。湾曲したプリント基
板を本発明のコネクタ内に設置すると、プリント基板の
湾曲は修正され、接続面はほぼ平らになる。

【００３１】図８は、グリッパ・アーム・アッセンブリ
収容空間内に設置された、プリント基板の片面にペース
トが塗布されているグリッパ・アーム・アッセンブリを
示す片面ストラドル装着コネクタの端面図である。グリ
ッパ・アーム・アッセンブリは、プリント基板のＺ高さ
（センターライン・オフセット）を決定する上面を持
つ、下部アーム３６を含む。より詳細に説明すると、下
部グリッパ・アーム３６の位置／厚さに従って、プリン
ト基板のＺ高さが決定される。上部グリッパ・アーム３
４、および下部グリッパ・アーム３６のこの特定の形状
により、きわめて優れたＺ高さ制御を行うことができ
る。

【００３２】コネクタ・ハウジング２６は、一体に形成
されたコネクタ・ヘッダ２７（図３および図４）および
グリッパ・アーム・アッセンブリ１６ａ、１６ｂ、１６
ｃを持つ、一体に形成された装置であることが好まし
い。コネクタ・ヘッダは、頂部壁部、底部壁部、対向側
壁部および後壁部３８を含む。一方の端部に雄のコネク
タ・ピンを、対向端部にハンダ付用のリード線を備えた
複数のコネクタ接点は、ハウジング内に成形された接点
収容空間４３内に押し込むことができる長方形の遷移部
分４９（図６）を含むことができる。複数の接点は、プ
リント基板を収容する側の上の片面ハンダ付用のリード
線と、コネクタのヘッダ・アッセンブリ内の係合相手の
雌のコネクタと接続するための複数の雄のコネクタ・ピ
ンとを含む。複数のグリッパ・アーム・アッセンブリ１
６ａ、１６ｂ、１６ｃは、上部グリッパ・アーム３４と
下部グリッパ・アーム３６との間に、収容用の空間４２
を含み、上記収容用の空間４２は、特定の厚さのプリン
ト基板を収容するために、特定の寸法を持っている。

【００３３】図８の実施例の場合には、下部グリッパ・
アーム３６は、ほぼ長方形の形をしていて、長方形の断
面を持つ。上部グリッパ・アーム３４もほぼ長方形の形
をしているが、ヘッダからプリント基板収容空間開口部
に向かって先細りになっていて、その全長にわたってほ
ぼ長方形の断面を持つ。

【００３４】下部グリッパ・アーム３６は、その頂面上
に、プリント基板の下面と係合するために、その頂面か
ら上に向かって延びる少なくとも一つの突起またはクラ
ッシュ・リブ４８を含むことができる。上記の少なくと
も一つの突起またはクラッシュ・リブ４８は、プリント
基板の縁部上へコネクタをしっかり機械的に固定するの
を助ける。本発明の一実施例の場合には、一つのクラッ
シュ・リブを下部グリッパ・アームの上面の中央に設置
することができる。別な方法としては、図７および図９
−図１１に示すように、一組のクラッシュ・リブ４８
を、プリント基板の下面と係合した際に湾曲するよう
に、下部グリッパ・アームの対向する側面上に設けるこ
とができる。

【００３５】本発明の複数のグリッパ・アーム・アッセ
ンブリにより、良好な機械的、電気的接続が行われる
と、ハンダ終端部をプリント基板のハンダ付用のパッド
に溶着させることができる。この溶着は、オーブン／赤
外線リフロー・ハンダ付けにより行うことができ、それ
によりすばやく信頼性の高い電気的接続を行うことがで
きる。

【００３６】図９−図１１は、本発明のグリッパ・アー
ム・アッセンブリを形成するための他の実施例である。
より詳細に説明すると、図９は、グリッパ・アーム・ア
ッセンブリ１６と、その内部のグリッパ・アーム・アッ
センブリがＩ型ビーム構造をしているコネクタ・ハウジ
ング・ヘッダである。より詳細に説明すると、グリッパ
・アーム・アッセンブリ１６は、その間にプリント基板
収容空間４２を形成している下部グリッパ・アーム３６
と上部グリッパ・アーム３４、およびプリント基板収容
空間内の中央に位置している強化リブ５０を含む。上記
強化リブ５０は、上部グリッパ・アームの下面および下
部グリッパ・アームの上面に一体に形成されている。Ｉ
型ビーム構造体により、グリッパ・アーム・アッセンブ
リの強度が増大する。

【００３７】Ｉ型ビーム構造体により、グリッパ・アー
ム・アッセンブリの薄いプラスチック部分も、破壊しな
いでより大きな負荷に耐えることができる。Ｉ型ビーム
構造体により、グリッパ・アーム・アッセンブリの強度
が増大するので、より広い範囲のＺ高さを使用すること
ができる。何故なら、コネクタの負荷負担能力を犠牲に
しないで、下部グリッパ・アームをもっと薄くすること
ができるからである。しかし、Ｉ型ビームを使用する場
合には、図９に示すように、グリッパ・アーム・アッセ
ンブリ の強化リブを収容するために、プリント基板内
にスロット５２を設ける必要がある。プリント基板内の
スロット５２、およびグリッパ・アーム・アッセンブリ
のＩ型ビーム構造は、プリント基板をコネクタに整合す
る手段として作用する。従って、プリント基板のハンダ
付用のパッドは、プリント基板上のすべてのハンダ付用
のパッドに良好な電気的接続を確実に行うために、コネ
クタのハンダ付用のリード線と非常に正確に整合する。

【００３８】Ｉ型ビーム構造のさらにもう一つの利点
は、コネクタの製造方法が容易になることである。より
詳細に説明すると、コネクタは、射出成形によりプラス
チックを一体に形成したものであることが好ましい。し
かし、コネクタの薄い部分に、例えばグリッパ・アーム
・アッセンブリに、プラスチックが流れにくいために、
射出成形プロセスの際に種々の問題が生じる。Ｉ型ビー
ム構造により、グリッパ・アーム・アッセンブリの薄い
部分に対するプラスチックの流れが改善され、その結
果、プラスチックの射出成形プロセス全体が改善され
る。

【００３９】また、図９は、下部グリッパ・アーム３６
の上面に形成されているクラッシュ・リブ４８を示す。
クラッシュ・リブ４８は、対向する側部の縁部上の下部
グリッパ・アームの上面より高く延びるピークを持つほ
ぼ三角形の突起である。すでに説明したように、クラッ
シュ・リブ４８は、コネクタがプリント基板の縁部に確
実にしっかりと機械的に固定するように、若干曲がるこ
とができる。クラッシュ・リブ４８は、図９のコネクタ
およびグリッパ・アーム・アッセンブリの部分的断面図
である図１０および図１１にハッキリと示してある。

【００４０】図１０は、上記Ｉ型ビーム構造を持つコネ
クタ・ハウジング、およびグリッパ・アーム・アッセン
ブリの部分縦断面図である。図１０は、また、複数のコ
ネクタ接点を収容することができる、ハウジング内に成
形された開口部４３を示す。すでに説明したように、複
数のコネクタ接点はハウジング開口部４３内に押し込む
ことができ、そのため、雄の接続ピンの端部をコネクタ
のヘッダ部分内の接続に使用することができ、ハンダ付
用のリード線１２は、対向する方向に延びていて、プリ
ント基板の頂面上のハンダ付用のパッドと摩擦により係
合する。

【００４１】図１１は、コネクタ・ハウジング２７、強
化リブ５０および下部グリッパ・アーム３６の部分断面
図である。強化リブ５０は、コネクタ・ハウジングおよ
び下部グリッパ・アームと一体に成形されている。強化
リブ５０は、コネクタをプリント基板と整合させるため
に、プリント基板上に形成されたスロット５２内に取り
付けることができる大きさに作られている。

【００４２】図１２は、さらに他の実施例のグリッパ・
アーム・アッセンブリの斜視図である。図１２は、収容
空間が上部アーム部分３４および下部アーム部分３６お
よび上部および下部アーム部分を接続している後部５４
との間に形成されている、Ｃ型溝グリッパ・アーム・ア
ッセンブリ構造の部分縦断面図である。ここでもまた、
Ｃ型溝構造により、グリッパ・アーム・アッセンブリの
薄いプラスチック部分が強化されている。また、Ｃ型溝
構造により、コネクタのＺ高さの設計オプションがさら
に自由になる。

【００４３】上記コネクタ設計と共に、異なるグリッパ
・アーム・アッセンブリ設計を使用することもできるこ
とを当業者に理解してもらいたい。例えば、コネクタ
は、コネクタの端部にＣ型溝構造のグリッパ・アーム・
アッセンブリを、コネクタの全長にわたって少なくとも
一つのＩ型ビームグリッパ・アーム・アッセンブリを含
むことができる。別な方法としては、コネクタは、すべ
てをＩ型ビーム設計のグリッパ・アーム・アッセンブリ
とすることもできるし、またはコネクタ・ハウジングか
ら延びる上部および下部グリッパ・アームだけを含む標
準グリッパ・アーム・アッセンブリ（図５）を使用する
こともできる。

【００４４】図１３は、プリント基板の縁部に取り付け
るための、本発明の片面ストラドル装着コネクタに接続
するための簡略化した自動挿入機械である。自動挿入機
械は、複数のコネクタ１０を積み上げるためのマガジン
・ホールダと、コネクタ１０をプリント基板２０の縁部
に押し付けるための挿入装置６２を含む。挿入装置は、
シリンダの往復ロッド６８に接続している挿入ブロック
６６を持つ空気圧シリンダ６４を含む。シリンダが作動
すると、挿入ブロック６８は、プリント基板２０の縁部
に接触するために、矢印Ａの方向に押し込まれるコネク
タのヘッダ部分と接触する。コネクタ・スプリング固定
ハンダ付用のリード線は、コネクタがプリント基板の縁
部上に完全挿入されると、摩擦によりプリント基板上の
ハンダ付用のパッドに電気的に接続する。ハンダ付けプ
ロセスは、ハンダ付用のリード線をハンダ付用のパッド
に永久的に溶着する。従って、本発明は、簡単なアッセ
ンブリ・プロセスを使用して、片面プリント基板に対し
てしっかりと機械的に固定を行い、信頼性の高い電気接
続を行う。このアッセンブリ・プロセスは、良好な機械
的および電気的接触を行うために、ネジ山付きのネジの
ような他の接続装置を全く必要としない。複数のグリッ
パ・アーム・アッセンブリは、良好な機械的接続を確実
の行うために、プリント基板の縁部にしっかりと係合す
る。

【００４５】本発明の片面ストラドル装着プリント基板
コネクタは、コネクタの傾斜を含む表面装着コネクタお
よび直角コネクタの種々の欠点を克服し、プリント基板
に対してしっかりとした機械的および電気的接続を行
う。さらに、プリント基板の縁部に対するコネクタのア
ッセンブリ・プロセスが簡単になる。プリント基板のハ
ンダ付用のパッドへの良好な電気的接続を劣化すること
なく、接点のハンダ終端部の同一平面上の配列について
の許容誤差の制限が緩和されるので、コネクタの製造が
簡単になる。本発明のコネクタは、また、上記の複数の
グリッパ・アーム・アッセンブリを使用して、プリント
基板の湾曲を効果的に修正する。

【００４６】図４、図６および図７に特にハッキリと示
すように、本発明は、ハウジング２６から延びるハンダ
終端部１８の同一平面内の配列にバラツキがあっても、
それにより悪影響を受けないように、コネクタ１０にプ
リント基板４０を固定する。本発明は、また、ある程度
のプリント基板の湾曲を補正することができ、プリント
基板の上記の湾曲を確実に修正し、それによりハンダ終
端部１８と、コネクタの全長にわたるプリント基板の一
方の面上のパッドとの間に、良好な電気的係合を行う。
すでに説明したように、上記の良好な電気的係合は、ハ
ウジング２６から延びる複数のグリッパ・アーム１６に
より行われる。特に信号ピン２４の場合には、ハンダ終
端部１８の同一平面上からの配列のズレも、プリント基
板の湾曲も、ハウジング２６の一方の端部にあるグリッ
パ・アーム１６ｃ、およびハウジング２６の中央部分に
そって設置されている第三のグリッパ・アーム１６ｂに
より修正される。複数のグリッパ・アームの上記の配列
および位置づけは、必要とする目的に適していて、また
プリント基板の湾曲も、複数のハンダ終端部の同一平面
からのズレも、信号ピン２４の複数の接点１２と特に関
連の深い中間グリッパ・アームの追加により、さらに改
善することができる。

【００４７】図１４−図１７について説明すると、片面
ストラドル装着コネクタ１０は、さらに、図１６および
図１７に特にハッキリと示すように、ハウジング２６の
底面２６ａに沿って支持されていて、その前縁部２６ｂ
よりさらに前方を延びる中間突起１７を含むことができ
る。追加のグリッパ・アームとしての働きをする突起１
７は、グリッパ・アーム１６ｃおよびグリッパ・アーム
１６ｂのほぼ中間に位置している。この領域の間に、コ
ネクタ２６は、そこから延びる複数のハンダ終端部１８
を持つ、少なくとも一列のぎっしりと配列された信号接
点を支持している。上記のグリッパ・アーム１６ａ、１
６ｂおよび１６ｃの配列により、複数のハンダ終端部１
８は、ある程度同一平面からズレを生じ、ある程度のプ
リント基板の湾曲を生じても、中間突起の位置づけおよ
び設置場所により、ハンダ終端部のそれ以上の同一平面
からのズレ、およびプリント基板のそれ以上の湾曲は補
正される。

【００４８】特に複数の信号接点のハンダ終端部１８に
沿った、複数のハンダ終端部の同一平面からのズレ、お
よびプリント基板の湾曲により、複数のハンダ終端部１
８のいくつかとプリント基板上のトレースとの間にハン
ダ付が行われていない接続部分を生じる恐れがある。最
終ユーザがコネクタを接続する場合にはプリント基板の
厚さのバラツキにより、比較的薄い基板が使用されるこ
とが多いが、この場合に特にこのような問題が生じる。
このような薄い基板を使用すると、上記問題が起こり易
くなる。これら基板をユーザの住居に保管した場合に
は、長い時間の間に湾曲が起こり易くなる。さらにハン
ダ付プロセス中に、正しいハンダ付けを行うために必要
な高温にプリント基板が曝されると、湾曲または変形を
起こし易い。コネクタそれ自身が問題を起こす場合もあ
る。ある場合には、プラスチック・コネクタ・ハウジン
グの湾曲および変形が、コネクタを形成する際に発生す
る恐れがある組み込み成形応力により起こる場合もある
し、ハンダ付けプロセス中の高温により起こる場合もあ
る。

【００４９】中間突起１７を追加すると、上記問題をさ
らに改善することができ、ハンダ付け用のパッド１８と
プリント基板２０上の複数のトレースとの間により正確
でより信頼性の高い接続を行うことができる。このこと
は、グリッパ・アーム１６ｂと終端部グリッパ・アーム
１６ｃとの間の領域において特に重要である。上記領域
は図４、図６および図７の実施例の場合には支持されて
いない。

【００５０】すでに説明したように、突起１７は、コネ
クタ・ハウジング２６と一体に形成することができる。
複数のグリッパ・アーム１６ｂおよび１６ｃに沿った突
起１７は、基板２０の縁部を収容するためのハンダ終端
部１８と共に、基板収容空間を形成する。上記基板収容
空間は、複数のハンダ終端部が、プリント基板２０の縁
部に対してバイアスされ、それにより複数の接点の列全
体に沿って、ハンダ終端部の同一平面からズレを補正す
るように、その間で確実にスプリング係合が行われるよ
うになっている。さらに、突起１７の上面１７ａは、基
板２０を正しい位置に維持するのを助けるために、基板
２０との係合を行うため、そこから延びる中央のクラッ
シュ・リブ１７ｂを含むことができる。クラッシュ・リ
ブ１７ｂは、基板を基板収容空間内に位置させ、整合さ
せるために使用することもできる。

【００５１】添付の図面を参照しながら、本発明のいく
つかの例示としての実施例を説明してきたが、本発明
は、これらの正確な実施例に限定されるものではなく、
当業者により、本発明の範囲または精神から逸脱しない
で、他の種々の変更および修正を行うことができること
を理解されたい。

【図面の簡単な説明】

【図１】プリント基板の縁部に接続している本発明の片
面ストラドル装着コネクタの頂部の斜視図である。

【図２】図１のコネクタおよびプリント基板の拡大詳細
図である。

【図３】本発明のコネクタ・ヘッダ・アッセンブリの背
面図である。

【図４】本発明のコネクタの平面図である。

【図５】プリント基板の縁部上のコネクタ挿入方向を示
す本発明のコネクタの断面図である。

【図６Ａ】プリント基板の設置平面、およびコネクタの
ハンダ付用のリード線の、同一平面からのズレの許容誤
差を示す本発明のコネクタの正面図である。

【図６Ｂ】プリント基板のハンダ付け用のパッドを持つ
係合電気接続部の本発明のコネクタ・ハンダ終端部の拡
大詳細斜視図である。

【図７】本発明のコネクタの正面図と、コネクタのグリ
ッパ・アーム・アッセンブリによるプリント基板の湾曲
の修正を示す。

【図８】プリント回路が接続している状態のコネクタお
よびグリッパ・アーム・アッセンブリの端面図である。

【図９】Ｉ型ビームの形に形成された、コネクタ・グリ
ッパ・アーム・アッセンブリ、およびプリント基板の係
合部分の斜視図である。

【図１０】図９のＩ型ビームの形に形成されたグリッパ
・アーム・アッセンブリの縦断面図である。

【図１１】図９のＩ型ビームの形に形成されたグリッパ
・アーム・アッセンブリ、およびプリント基板の係合部
分の断面図である。

【図１２】Ｃ型溝の形に形成されたコネクタ・グリッパ
・アーム・アッセンブリの縦断面図である。

【図１３】片面プリント基板の縁部にコネクタを接続す
るための簡略化した自動挿入機械の斜視図である。

【図１４】本発明のコネクタ・アッセンブリの他の実施
例での部分前部斜視図である。

【図１５】図１４のコネクタの背部立面図である。

【図１６】プリント基板を支持する図１４のコネクタ底
部斜視図である。

【図１７】図１４のコネクタの底部斜視図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペン−セン トウ シンガポール，150096 シンガポール, ヘンダーソン ロード，ブロック 96 ナンバー06−22，1622045ジェー (72)発明者 ジェイ キアト−ハップ ン シンガポール，680282 シンガポール, チョア チュ カン アヴェニュー ３，ブロック 282 ナンバー06−434 (72)発明者 ナイ ホック ルイー シンガポール，128038 シンガポール, ナンバー03−12，ウェスト コースト クレッセント，56，162211アイ (56)参考文献 実開 平６−73882（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−87859（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−6680（ＪＰ，Ｕ)

Claims (6)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 片面上にハンダ付用のパッドを持つプリ
   ント基板の縁部に装着するためのコネクタであって、 頂壁部と、対向底壁部とその間に間隔を持つ端壁部とを
   持つ、細長い絶縁ハウジングと、 その延長に沿って、ハウジングより支持されている、少
   なくとも一列の複数の電気接点であって、プリント基板
   の一面上の、ハンダ付け用のパッドと弾性をもって電気
   的に係合するために、ハウジングから延びるスプリング
   支持のハンダ終端部を持つ複数の電気接点と、 ハウジングと共に形成され、複数の接点の前記列の各端
   部に隣接して、接点のハンダ終端部と向き合ってハウジ
   ングから延びる一組のグリッパ・アーム・アッセンブリ
   であって、接点のハンダ終端部と共に、プリント基板を
   弾性をもって収容するための基板収容空間を形成してい
   る一組のグリッパ・アーム・アッセンブリと、 ハウジングと一体に形成され、一組のグリッパ・アーム
   ・アッセンブリの中間の位置において、接点のハンダ終
   端部と向き合ってハウジングから延びる中間突起であっ
   て、ハンダ終端部と共にさらに前記基板収容空間を形成
   している中間突起とを備え、 プリント基板をコネクタに挿入する際に、接点のハンダ
   終端部とプリント基板のハンダ付用パッドとが直ちにス
   プリング係合することを特徴とするコネクタ。
2. 【請求項２】 請求項１記載のコネクタにおいて、中間
   突起が、一組のグリッパ・アーム・アッセンブリの間の
   ほぼ中央に位置しているコネクタ。
3. 【請求項３】 請求項２記載のコネクタにおいて、中間
   突起が、プリント基板と係合するための第一の面を持つ
   コネクタ。
4. 【請求項４】 請求項３記載のコネクタにおいて、中間
   突起の第一の面が、上に向かって突き出ているクラッシ
   ュ・リブを含むコネクタ。
5. 【請求項５】 請求項２記載のコネクタにおいて、一組
   のグリッパ・アーム・アッセンブリの一方が、ハウジン
   グの一方の端壁部に隣接して位置しているコネクタ。
6. 【請求項６】 請求項５記載のコネクタにおいて、一組
   のグリッパ・アーム・アッセンブリの他方が、ハウジン
   グの他の端壁部の内側に位置しているコネクタ。