JP3151146B2 - 管埋設工事用クレーン - Google Patents

管埋設工事用クレーン

Info

Publication number
JP3151146B2
JP3151146B2 JP01988996A JP1988996A JP3151146B2 JP 3151146 B2 JP3151146 B2 JP 3151146B2 JP 01988996 A JP01988996 A JP 01988996A JP 1988996 A JP1988996 A JP 1988996A JP 3151146 B2 JP3151146 B2 JP 3151146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
crane
pipe
burying
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01988996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09208185A (ja
Inventor
俊一 亀崎
健司 青柳
則雄 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OMIC CORPORATION
JFE Engineering Corp
Original Assignee
OMIC CORPORATION
JFE Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OMIC CORPORATION, JFE Engineering Corp filed Critical OMIC CORPORATION
Priority to JP01988996A priority Critical patent/JP3151146B2/ja
Publication of JPH09208185A publication Critical patent/JPH09208185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3151146B2 publication Critical patent/JP3151146B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、管埋設工事用ク
レーン、特に、ガス管や上下水道管等の管を開削工法に
よって地中に埋設する際に使用される管埋設工事用クレ
ーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス管や上下水道管等の管を地中
に埋設するための工法には、地上に掘った溝内に管を埋
設する開削工法と、地中に掘ったトンネル内に管を埋設
する非開削工法とがある。
【0003】開削工法は、土留めを行いながら、管を埋
設するための溝を掘り、このようにして掘った溝内に管
を吊り下ろして敷設し、そして、溝内の管を溶接によっ
て互いに接合して、順次、延長し、その後、溝を埋め戻
すことからなっており、管埋設工事には、一部の特殊な
埋設区間を除いて、この開削工法が主に採用されてい
る。
【0004】ガス管を上述した開削工法によって地中に
埋設する場合について説明する。先ず、クレーンを搭載
したトラックによって各種工事機材を現地に運搬し、各
種工事機材を現地においてクレーンによって荷下ろす。
次に、クレーンを搭載したトラックによってガス管を現
地まで運搬し、ガス管を現地においてクレーンによって
溝内に吊り下ろして敷設する。次に、溝内に敷設された
ガス管同士を溶接によって互いに接合する。次に、ダン
プトラックによって運搬した土砂を溝内に投入し、埋戻
し、均す。そして、溝内に投入された土砂を転圧装置に
よって締め固める。道路下にガス管を埋設する場合に
は、転圧した土砂の表面を舗装する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た開削工法は、次のような問題点を有していた。即ち、
ガス管や上下水道管等の管は、道路下に埋設することが
多い。この場合、作業スペースは、交通の妨げにならな
いように、極力狭くすることが望ましい。特に、都市部
における管埋設工事は、管埋設工事による通行車両の渋
滞を最小限に押さえるために、道路一車線の作業スペー
ス、即ち、約3.5m幅の作業スペース内で行うことが
重要である。
【0006】しかしながら、約3.5mの作業スペース
幅のうち、約1から1.5m幅を溝が占めるために、狭
い作業スペースしか残らず、この作業スペースを管埋設
工事用の重機が通ることは困難である。
【0007】従って、トラックからの管の吊り下ろし、
管の埋設場所までの運搬、溝内への管の吊り下ろしから
なる管埋設作業、および、ダンプトラックからの土砂の
受取り、運搬、投入からなる溝の埋戻し作業を、道路一
車線の作業スペース内で行うことは困難であった。
【0008】この発明の目的は、管埋設作業および埋戻
し作業が容易且つ確実に行える管埋設工事用クレーンを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
平行フレームと前記平行フレームの一端部間を連結する
連結フレームとからなるコ字形に形成された車台と、前
記車台を走行させるための走行手段と、前記平行フレー
ム上に設けられた少なくとも1つの旋回可能な荷役手段
と、前記平行フレーム間の前記車台に着脱自在に搭載可
能なバケットとからなることに特徴を有するものであ
る。
【0010】請求項2記載の発明は、前記連結フレーム
方向に向かって連続的に上方に向かって傾斜し、頂部に
軸受部を有する一対のスライダが前記平行フレームの内
面に相対して設けられ、前記軸受部に係合する一対のピ
ンが前記バケットの外面に設けられ、前記ピンの両側の
前記バケットの底は、前記バケットの端部に向かって連
続的に浅く形成されており、前記ピンが前記スライダ上
をスライドして前記軸受部に係合した後、前記バケット
の後端部を吊り上げて前記バケットを前記ピンを中心と
して傾動させ、かくして、前記バケット内の土砂を前記
バケットの先端部から溝内に投入することが可能なこと
に特徴を有するものである。
【0011】請求項3記載の発明は、前記バケットの底
は、開閉可能であることに特徴を有するものである。請
求項4記載の発明は、前記平行フレーム間の間隔は、調
整可能であることに特徴を有するものである。
【0012】請求項5記載の発明は、前記車台は、前記
走行手段に対して昇降可能であることに特徴を有するも
のである。請求項6記載の発明は、前記連結フレーム
は、前記平行フレームの前記一端部より他端部側に寄っ
ていることに特徴を有するものである。
【0013】請求項7記載の発明は、前記走行手段およ
び前記荷役手段は、無線によって操縦可能であることに
特徴を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、この発明の管埋設工事用ク
レーンの一実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は、バケット搭載後の、この発明の管
埋設工事用クレーンを示す斜視図、図2は、バケット搭
載前の、この発明の管埋設工事用クレーンを示す斜視
図、図3は、バケットを示す斜視図、図4は、間隔調整
可能な平行フレームを有する、この発明の管埋設工事用
クレーンを示す平面図、図5は、走行手段と車台とを一
体化した、この発明の管埋設工事用クレーンを示す側面
図、図6は、荷役手段として産業用ロボットを使用し
た、この発明の管埋設工事用クレーンを示す斜視図、図
7は、荷役手段として別の産業用ロボットを使用した、
この発明の管埋設工事用クレーンを示す斜視図、図8
は、昇降可能な車台を有する、この発明の管埋設工事用
クレーンを示す側面図、図9は、連結フレームが平行フ
レームの一端部より他端部側に寄っている、この発明の
管埋設工事用クレーンを示す平面図、図10は、この発
明の管埋設工事用クレーンによる管埋設工事方法を示す
平面図、図11(A)から(E)は、この発明の管埋設
工事用クレーンによる管埋設工事工程を示す平面図、図
12は、2つの荷役手段を有する、この発明の管埋設工
事用クレーンを示す斜視図、図13は、(A)から
(D)は、2つの荷役手段を有する、この発明の管埋設
工事用クレーンによる管埋設工事工程を示す平面図、図
14は、バケット搭載前の、この発明の管埋設工事用ク
レーンを示す側面図、図15は、バケットを車台に搭載
し、バケットを傾動する工程を示す図、図16は、この
発明の管埋設工事用クレーンによる埋戻し作業方法であ
り、ダンプトラックからバケットに土砂を入れる状態を
示す平面図、図17は、この発明の管埋設工事用クレー
ンによる埋戻し作業方法であり、埋戻し場所にバケット
を運搬した状態を示す平面図、図18は、ウインチを設
けた、この発明の管埋設工事用クレーンであり、バケッ
ト搭載後の斜視図、図19は、ウインチを設けた、この
発明の管埋設工事用クレーンであり、バケット搭載前の
斜視図、図20は、回動アームを使用した他のバケット
搭載手段を示す側面図、図21は、底開き式のバケット
を有する、この発明の管埋設工事用クレーンを示す斜視
図、図22は、底開き式のバケットの断面図である。
【0016】図1から図3において、1は、平行フレー
ム2A、2Bと、平行フレーム2A、2Bの一端部間を
連結する連結フレーム3とからなる車台であり、コ字型
に形成されている。平行フレーム2A、2Bの内面に
は、連結フレーム3方向に向かって連続的に上方に向か
って傾斜し、頂部に軸受部11Aを有する一対のスライ
ダ11が相対して設けられている。スライダ11は、後
述するように、車台1を持ち上げる作用を有している。
車台1をコ字形に形成した理由は、次の通りである。
【0017】 車台1をコ字形に形成することによっ
て形成される車台1の開口部を通して真下に管を吊り下
ろすことができるので、後述する荷役手段のアームを大
きく張り出す必要がなくなる。従って、管の安定した吊
り下ろしが可能となる。更に、埋戻し用の土砂を積んだ
バケットの搭載および運搬が安定して行え、しかも、バ
ケットを溝の真上に位置させることができるので、バケ
ット内の土砂を溝の真上から溝内に確実に投入すること
ができる。
【0018】 後述するように、荷役手段を2台設け
た、この発明の管埋設工事用クレーンを1台使用して管
を溝内に吊り下ろす場合、管の他端部を車台1の連結フ
レーム3にあずけて管を搬送し、管吊り下ろし場所にお
いて平行フレーム2A、2Bに平行に管を吊り、車台1
の開口部から管を吊り下ろすことができるので、管の重
心を管埋設工事用クレーンの重心に近い位置において吊
り下ろし作業をすることができる。従って、管の安定し
た吊り下ろしが可能となる。
【0019】 後述するように、荷役手段を1台設け
た、この発明の管埋設工事用クレーンを2台使用して1
本の長尺管を溝内に吊り下ろす場合において、2台の管
埋設工事用クレーンを互いに向かい合わせるようにして
配置し、管を共吊りすることによって、1台の管埋設工
事用クレーンを使用した場合におけると同様に、管の安
定した吊り下ろしが可能となる。
【0020】 平行フレーム2A、2Bの少なくとも
一方に後述する荷役手段を設けることによって、道路一
車線内で管の吊り下げ、および、埋戻し作業をする場合
に、車線内の特に溝の延長方向の前後から作業が行え
る。
【0021】平行フレーム2A、2B間の間隔を、図4
に示すように、後述する走行手段と共に調整可能とすれ
ば、各工事現場の車線幅や溝幅にあわせて車体幅を自在
に調整することができる。この車体幅調整機構は、一方
の平行フレーム2Aと連結フレーム3との間に取り付け
られた油圧シリンダ4と、一方の平行フレーム2Aに固
定されたパイプ5と、パイプ5が挿入される、連結フレ
ーム3内に形成されたガイド6とから構成されている。
油圧シリンダ4を作動させることによって、パイプ5が
ガイド6を出入りし、これによって平行フレーム2A、
2B間の間隔は、自在に調整される。車体幅調整機構
は、リンク機構等であっても良い。
【0022】7は、車台1を走行させるための走行手段
であり、クローラー式(無限軌道)やタイヤ式のものが
使用される。図5に示すように、走行手段7の一部を平
行フレーム2A、2B内に入り込ませれば、車台1の高
さを低くすることができるので、管の荷役が行いやすく
なる。
【0023】8は、平行フレーム2A、2Bのうち一方
の平行フレーム2A上に設けられた伸縮および旋回可能
な荷役手段である。荷役手段8は、クレーン式のもの以
外に、図6および図7に示すように、産業用ロボット9
であっても良い。
【0024】図8に示すように、車台1と走行手段7と
の間に油圧ジャッキ等からなる昇降手段10を設け、昇
降手段10によって走行手段7を車台1に対して昇降可
能にしても良い。このように構成することによって、車
台1の高さを自在に調整することが可能となる。車台1
の高さを低くした場合には、荷役が行いやすくなり、一
方、車台1の高さを高くした場合には、例えば、走行手
段7間の道路上に、資材等が置かれている場合であって
も、この障害物を取り除くことなく走行することができ
る。
【0025】図9に示すように、連結フレーム3を平行
フレーム2A、2Bの一端部より他端部側に寄せること
によって、管埋設工事用クレーンの操舵時の回転モーメ
ントを減少させることが可能となるので、管埋設工事用
クレーンの部材の必要強度が軽減でき、しかも、その設
計が容易に行える。
【0026】走行および荷役のための動力源は、荷役手
段8の旋回に支障をきたさない場所であれば車台1上の
どの位置でも良いが、管埋設工事用クレーン全体のバラ
ンスを考えると、一方の平行フレーム2A上に荷役手段
8を設置した場合には、他方の平行フレーム2B上に設
置することが好ましい。走行手段7および荷役手段8の
操縦は、無線によって行えるように構成しても良い。
【0027】12は、埋戻し用土砂を入れるためのバケ
ットであり、先端部は、バケット12の傾動によって土
砂が排出されるように開口し、後端部には、荷役手段8
によって吊り上げられるフック13が設けられている。
バケット12は、土砂以外に、管埋設工事に使用する各
種資材の運搬にも使用することができる。バケット12
の外面には、上述したスライダ11の軸受部11Aに係
合する一対のピン14が設けられている。ピン14の両
側のバケット12の底は、バケット12の端部に向かっ
て連続的に浅く形成されている。
【0028】次に、この発明の管埋設工事用クレーンに
よる管の埋設方法、および、埋戻し方法を図面を参照し
ながら説明する。先ず、管の埋設方法を図10および図
11(A)から(E)を参照しながら説明する。
【0029】先ず、図11(A)に示すように、管15
が積まれたトラック16の後部に、この発明の管埋設工
事用クレーン(X)、(Y)を2台、車台1の開口部側
を互いに向き合わせて停止させる。トラック16および
クレーン(X)、(Y)は、クレーン(X)、(Y)の
車幅中央部直下に溝17がくるように、即ち、道路一車
線上に一列に停止させる。
【0030】次に、図11(B)に示すように、トラッ
ク16から離れた側の一方のクレーン(X)の荷役手段
8Xによって管15の一端部を吊り上げ、同図(C)に
示すように、管15をトラック16から引き出す。管1
5をスムースに移動させるために、必要によりトラック
16から管15を押すような移動補助手段を使用しても
良い。次に、同図(D)に示すように、トラック16に
近い側の他方のクレーン(Y)によって管15の他端部
を吊り上げ、同図(E)に示すように、クレーン
(X)、(Y)によって管15を完全に吊り上げる。こ
の状態において、管15の吊上げが安定しない場合に
は、クレーン(X)、(Y)の連結フレーム3X、3Y
に管受け具(図示せず)を取り付けて、一旦、連結フレ
ーム3X、3Yに管15を固定しても良い。
【0031】次に、図10に示すように、管15を吊り
上げた状態でクレーン(X)、(Y)を走行させて、管
15を管接続位置まで運搬する。次に、管15を溝17
内に吊り下ろし、既に溝17内に敷設されている既設管
と溶接によって接合する。そして、後述するようにし
て、溝17を埋め戻す。このようにして、管15の埋設
工事が行われる。なお、溝掘り作業は、溝の掘削方向上
流側において掘削機18等によって順次行われる。
【0032】以上は、各クレーンに1台の荷役手段8を
搭載した場合であるが、図12に示すように、1台のク
レーンに2台の荷役手段8A、8Bを搭載した管埋設工
事用クレーン(X)によって、管15の埋設工事を行う
場合について、図面を参照しながら説明する。この場
合、荷役手段8Aは、平行フレーム2Aに、荷役手段8
Bは、平行フレーム2Bにそれぞれ搭載されている。
【0033】先ず、図13(A)に示すように、管15
が積まれたトラック11の後部に、クレーン(X)を、
車台1の連結フレーム3をトラック16側に向けて停止
させる。次に、図13(B)に示すように、荷役手段8
A、8Bによって管15を吊り上げて、トラック16か
ら引き出す。
【0034】次に、図13(C)に示すように、管15
の他端を連結フレーム3にあずけた状態でクレーン
(X)を走行させて、管15を管接続位置まで運搬す
る。次に、管15を溝内に吊り下ろし、既に溝内に敷設
されている既設管と溶接によって接合する。そして、溝
を埋め戻す。このようにして、管15の埋設工事が行わ
れる。
【0035】次に、溝の埋戻し方法を図14、図15、
図16および図17を参照しながら説明する。先ず、図
14および図16に示すように、道路上に空のバケット
12を、その先端部をクレーン(X)側に向けて置く。
次いで、土砂をトラック16からバケット12に入れた
後、バケット12に向けて図15(A)に示すように、
クレーン(X)を前進させて、バケット12をクレーン
(X)の平行フレーム2A、2B間に入り込ませる。更
に、クレーン(X)を前進させると、図15(B)、
(C)に示すように、バケット12のピン14がスライ
ダ11上をスライドすることによって、バケット12は
徐々に傾動する。ピン14が軸受部11Aに係合したと
ころでクレーン(X)を停止させる。
【0036】次に、図15(D)に示すように、荷役手
段8をバケット12のフック13に引っ掛け、図15
(E)に示すように、バケット12の後端部を吊り上げ
る。この状態で、図17に示すように、所定の埋戻し場
所までバケット12を運搬する。そして、図15(F)
に示すように、荷役手段8によってバケット12の後端
部を更に吊り上げて、バケット12を傾動させる。これ
によりバケット12内の土砂が溝内に投入されて、溝が
埋め戻される。
【0037】図18および図19に示すように、バケッ
ト12のピン14をバケット12の後端部側に設け、荷
役手段8または別に設けたウインチ19によって、バケ
ット12の先端部を吊り下ろし、これによりバケット1
2を傾動させて、土砂の排出を行っても良い。
【0038】車台1の高さを高く設定すれば、別のバケ
ット等の障害物がある場合において、バケット12を車
台1のレベルまで荷役手段8等によって吊り上げること
によって、障害物を乗り越えてクレーンを走行させるこ
とができる。
【0039】バケット12を車台1に搭載する手段とし
ては、上述したスライダ11による以外に、図20に示
すように、車台1の平行フレーム2Aにストッパ20お
よびシリンダ21によって回動可能なアーム22を設
け、アーム22によってピン20を引っ掛けた後、シリ
ンダ21によってバケット12を持ち上げる等の方法が
ある。
【0040】図21および図22に、他のバケット23
を示す。このバケット23は、枠24と、枠24の内側
に、ヒンジ25によって開閉自在に取り付けられた一対
の箱状底板26とからなっている。一対の底板26は、
その外方端をワイヤ27を介して吊り上げることによっ
て開く。ヒンジ25の取付け位置は、一対の底板26の
中央部側に寄っているので、一対の底板26は、バケッ
ト23内に土砂を入れない状態において、底板26の自
重によって閉じる一方、土砂の重量によって開くことは
ない。
【0041】バケット23の車台1への搭載は、荷役手
段8および図20に示すようなアーム22、および、図
21に示すように、車台1に設けた4つのウインチ29
によって行うことができるが、図20に示す方法、およ
び、ウインチ29によって行う場合には、荷役手段8を
別の作業に使用することができる利点がある。荷役手段
8およびウインチ29による場合には、バケット23の
外面に4つのピン28を取り付け、このピン28が平行
フレーム2Aのストッパ30に当たるまで、バケット2
3を吊り上げることによってバケット23の位置決めが
確実に行える。この底開き式バケット23によれば、埋
戻し場所まで運搬後、荷役手段8等によってワイヤ27
を引っ張ることによって、底板26が開き、バケット2
3内の土砂の排出が行われる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、走行自在な車台をコ字形に形成し、車台に伸縮およ
び旋回可能な荷役手段を設け、車台の開口部内にバケッ
トを着脱自在に搭載することによって、道路一車線の作
業スペース内で管埋設作業および埋戻し作業が容易且つ
確実に行えるといった有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バケット搭載後の、この発明の管埋設工事用ク
レーンを示す斜視図である。
【図2】バケット搭載前の、この発明の管埋設工事用ク
レーンを示す斜視図である。
【図3】バケットを示す斜視図である。
【図4】間隔調整可能な平行フレームを有する、この発
明の管埋設工事用クレーンを示す平面図である。
【図5】走行手段と車台とを一体化した、この発明の管
埋設工事用クレーンを示す側面図である。
【図6】荷役手段として産業用ロボットを使用した、こ
の発明の管埋設工事用クレーンを示す斜視図である。
【図7】荷役手段として別の産業用ロボットを使用し
た、この発明の管埋設工事用クレーンを示す斜視図であ
る。
【図8】昇降可能な車台を有する、この発明の管埋設工
事用クレーンを示す側面図である。
【図9】連結フレームが平行フレームの一端部より他端
部側に寄っている、この発明の管埋設工事用クレーンを
示す平面図である。
【図10】この発明の管埋設工事用クレーンによる管埋
設工事方法を示す平面図である。
【図11】この発明の管埋設工事用クレーンによる管埋
設工事工程を示す平面図である。
【図12】2つの荷役手段を有する、この発明の管埋設
工事用クレーンを示す斜視図である。
【図13】2つの荷役手段を有する、この発明の管埋設
工事用クレーンによる管埋設工事工程を示す平面図であ
る。
【図14】バケット搭載前の、この発明の管埋設工事用
クレーンを示す側面図である。
【図15】バケットを車台に搭載し、バケットを傾動す
る工程を示す図である。
【図16】この発明の管埋設工事用クレーンによる埋戻
し作業方法であり、ダンプトラックからバケットに土砂
を入れる状態を示す平面図である。
【図17】この発明の管埋設工事用クレーンによる埋戻
し作業方法であり、埋戻し場所にバケットを運搬した状
態を示す平面図である。
【図18】ウインチを設けた、この発明の管埋設工事用
クレーンであり、バケット搭載後の斜視図である。
【図19】ウインチを設けた、この発明の管埋設工事用
クレーンであり、バケット搭載前の斜視図である。
【図20】回動アームを使用した他のバケット搭載手段
を示す側面図である。
【図21】底開き式のバケットを有する、この発明の管
埋設工事用クレーンを示す斜視図である。
【図22】底開き式のバケットの断面図である。
【符号の説明】
1:車台 2A、2B:平行フレーム 3:連結フレーム 4:油圧シリンダ 5:パイプ 6:ガイド 7:走行手段 8:荷役手段 9:ロボット 10:昇降手段 11:スライダ 11A:軸受部 12:バケット 13:フック 14:ピン 15:管 16:トラック 17:溝 18:掘削機 19:ウインチ 20:ストッパ 21:シリンダ 22:アーム 23:他のバケット 24:枠 25:ヒンジ 26:底板 27:ワイヤ 28:ピン 29:ウインチ 30:ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大坪 則雄 東京都八王子市南陽台3−17−4 (56)参考文献 特開 平6−271283(JP,A) 特開 平7−41288(JP,A) 特開 昭53−51855(JP,A) 特開 平8−128069(JP,A) 特開 平5−43188(JP,A) 実開 平6−24142(JP,U) 実開 昭56−124033(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/04 B66C 23/36 - 23/44

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行フレームと前記平行フレームの一端
    部間を連結する連結フレームとからなるコ字形に形成さ
    れた車台と、前記車台を走行させるための走行手段と、
    前記平行フレーム上に設けられた少なくとも1つの旋回
    可能な荷役手段と、前記平行フレーム間の前記車台に着
    脱自在に搭載可能なバケットとからなることを特徴とす
    る管埋設工事用クレーン。
  2. 【請求項2】 前記連結フレーム方向に向かって連続的
    に上方に向かって傾斜し、頂部に軸受部を有する一対の
    スライダが前記平行フレームの内面に相対して設けら
    れ、前記軸受部に係合する一対のピンが前記バケットの
    外面に設けられ、前記ピンの両側の前記バケットの底
    は、前記バケットの端部に向かって連続的に浅く形成さ
    れており、前記ピンが前記スライダ上をスライドして前
    記軸受部に係合した後、前記バケットの後端部を吊り上
    げて前記バケットを前記ピンを中心として傾動させ、か
    くして、前記バケット内の土砂を前記バケットの先端部
    から、管が埋設された溝内に投入することができること
    を特徴とする、請求項1記載の管埋設工事用クレーン。
  3. 【請求項3】 前記バケットの底は、開閉可能であるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の管埋設工事用クレー
    ン。
  4. 【請求項4】 前記平行フレーム間の間隔は、調整可能
    であることを特徴とする、請求項1から3のうちの何れ
    か1つに記載された管埋設工事用クレーン。
  5. 【請求項5】 前記車台は、前記走行手段に対して昇降
    可能であることを特徴とする、請求項1から4のうちの
    何れか1つに記載された管埋設工事用クレーン。
  6. 【請求項6】 前記連結フレームは、前記平行フレーム
    の前記一端部より他端部側に寄っていることを特徴とす
    る、請求項1から5のうちの何れか1つに記載された管
    埋設工事用クレーン。
  7. 【請求項7】 前記走行手段および前記荷役手段は、無
    線によって操縦可能であることを特徴とする、請求項1
    から6のうちの何れか1つに記載された管埋設工事用ク
    レーン。
JP01988996A 1996-02-06 1996-02-06 管埋設工事用クレーン Expired - Fee Related JP3151146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01988996A JP3151146B2 (ja) 1996-02-06 1996-02-06 管埋設工事用クレーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01988996A JP3151146B2 (ja) 1996-02-06 1996-02-06 管埋設工事用クレーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09208185A JPH09208185A (ja) 1997-08-12
JP3151146B2 true JP3151146B2 (ja) 2001-04-03

Family

ID=12011769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01988996A Expired - Fee Related JP3151146B2 (ja) 1996-02-06 1996-02-06 管埋設工事用クレーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3151146B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09208185A (ja) 1997-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5009548A (en) Apparatus for and a method of facilitating the excavating and refilling of a trench
US4343389A (en) Mobile conveyor
JP3151146B2 (ja) 管埋設工事用クレーン
JP3179690B2 (ja) 管埋設工事用クレーン
JP2539151B2 (ja) トンネル内の底床部掘削方法
JP4080226B2 (ja) 移動式桟橋
JP3194190B2 (ja) オープンシールド機
JP3421235B2 (ja) 管敷設方法及び装置
JP2590751Y2 (ja) 溝埋戻し機械
GB2524996A (en) Support assembly
JP2640648B2 (ja) 暗きょ排水管を埋設する溝に土砂を充填する装置
JP2000008405A (ja) 地面掘削埋め戻し装置
JP2001040697A (ja) 掘削溝用敷き均し装置
JPH08199623A (ja) パイプラインの敷設方法及び装置
JP3576721B2 (ja) アースドリル機
JPS62268432A (ja) クレ−ン付き掘削機
JP2586916Y2 (ja) 埋め戻し装置
JPS637427A (ja) クレ−ン付き掘削機
JPS5853340Y2 (ja) 縦形溝掘機
JPH076216B2 (ja) 掘削運搬車両
JPH0355649Y2 (ja)
JP2966775B2 (ja) 掘削作業装置
JP2582633Y2 (ja) トンネル空間での重量物搬送装置
JPH0813542A (ja) 掘削土砂搬送装置
JPH06306889A (ja) 溝掘り用掘削機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees