JP3194190B2 - オープンシールド機 - Google Patents
オープンシールド機Info
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- Japan
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- shield machine
- open shield
- open
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Description
工法に使用するオープンシールド機に関するものであ
る。
開削工法(オープン工法)とシールド工法の長所を生か
した合理性に富む工法である。
ド工法およびそれに使用するオープンシールド機を図3
〜図6について説明する。オープンシールド1機は、基
本的には左右の側壁板1a,1aとこれら側壁板1a,
1aと同程度の長さでその間を連結する底板1bとから
なる前面、後面及び上面を開口したシールド機である。
で隔壁4で仕切り、前部を主として掘削を行う掘削部
2、後部をコンクリート函体吊降ろして設置する函体設
置部3とし、コンクリート函体吊降ろし部3はその前側
に後方へ向けてシールドジャッキ5を左右によせて、ま
た上下複数段に配設した。
るオープンシールド工法は、発進坑6と到達坑13との間
で施工される。発進坑6内で前記オープンシールド1機
を組立て、発進坑6の前の地盤を地上に設置したバック
ホー等のシャベル系の掘削機7で掘削部2の前方または
内部を掘削し、該シールド機1のシールドジャッキ5を
伸長して発進坑6内の反力壁9に反力をとってシールド
機1を前進させ、地下構造物を形成する第1番目のコン
クリート函体8を上方から函体設置部3内に吊り降す。
なお、図示は省略するが、反力壁9とシールドジャッキ
5との間の間隔が大きい場合にはストラット10を配設す
る。
よる土留壁で構成し、オープンシールド機1を発進させ
るにはこの土留壁を一部鏡切りするが、必要に応じて薬
液注入等で発進坑6の前方部分に地盤改良11を施してお
くこともある。
又は上面から土砂を掘削しかつ排土してシールド機1を
前進させ、前記第1番目のコンクリート函体8の前に第
2番目のコンクリート函体8を函体設置部3内に吊り降
す。以下、同様の掘進及びコンクリート函体8のセット
工程を繰返して、順次コンクリート函体8を縦列に地中
に埋設し、後方のコンクリート函体8上にダンプで埋戻
し14を施し、オープンシールド機1が到達坑まで達した
ならばこれを分解・撤去して工事を完了する。
リート函体8を吊り降ろすにはトラッククレーン12等の
重機が必要となり、建物等が近接するような狭い場所で
はこのような重機が入るだけのスペース、または方向転
換するスペースが十分確保できないことも多い。
かなりの重量がある場合にはレールを敷設しその上を走
行する橋形又は門形のクレーンを用いることになるが、
これでは大がかりな設備を設けなければならない。
ーンの設置は、前記クレーン走行用のレールは下方にあ
るオープンシールド機1を間に挟むようにして地上の両
側にオープンシールド機1の掘進方向に向けて設置され
るが、地面上は必ずしも平坦ではなく傾斜の個所もかな
り多いので、そのまま設置したのでは該レールの長さ方
向で斜傾したり、また左右のレールの上下位置が異った
りしてクレーンがスムーズに走行できないおそれがあ
る。
り、オープンシールド機1の前進に伴ってこれを盛替え
ることによりクレーンも必要個所のみに設置するように
している。この移動の度毎にレールの設置場所を平面に
整地するのでは、余分な労力と時間を費すことになり、
工費の高騰を招く。
し、函体の吊り下ろしをスペースを取ることなく、簡単
かつ迅速にできるオープンシールド機を提供することに
ある。
するため、第1に、左右の側壁板とこれら側壁板と同程
度の長さでその間を連結する底板とからなる前面、後面
及び上面を開口したシールド機であり、前部を掘削部、
後部を函体設置部とし、函体設置部の前側に後方へ向け
てシールドジャッキを左右によせて、また上下複数段に
配設したオープンシールド機において、前記函体設置部
の上方に支柱と梁材からなる架構にチェーンブロック等
の巻上機を前後動および左右動自在に設けてなるコンク
リート函体吊降ろし用の門型クレーンを立設したこと、
第2に、門型クレーンは、梁材を後方に延設してオープ
ンシールド機の後方にコンクリート函体吊り上げ部を突
設すること、第3に、門型クレーンは、支柱をオープン
シールド機からジャッキを介在して傾斜修正可能に立上
げること、第4に、門型クレーンは、梁材を前方にも延
設してオープンシールド機の上方に吊り上げ部を突設す
ることを要旨とするものである。
シールド機は函体設置部の上方に門型クレーンを備える
ものであり、別途トラッククレーン等の重機を用いるこ
とやレールを敷設しその上を走行する橋形又は門形のク
レーンを用いることが不要で、そのために使用するスペ
ースも不要となる。
に加えて、コンクリート函体吊り上げを行う箇所をオー
プンシールド機の後方に特定できるものであり、既設の
コンクリート函体の上を台車等で運んできてそのまま吊
り上げ、オープンシールド機の函体設置部に吊り下ろす
ことができる。その結果、オープンシールド機のすぐ脇
に建物等が近接するような狭い箇所でも、コンクリート
函体吊り上げの機器の設置スペースを確保する必要はな
い。
チング、ローリングに対して修正しながら進行するが、
請求項3記載の本発明によれば、門型クレーンは、支柱
をオープンシールド機からジャッキを介在して傾斜修正
可能に立上げることで、オープンシールド機の傾き、水
路の勾配に対し、備え付けの傾斜計を見ながらクレーン
を水平にしてから使用することができ、安定した安全な
吊り下ろし作業となる。
方にも延設してオープンシールド機の上方に吊り上げ部
を突設することで、バケット等を吊り下げた巻上機をこ
の前方の吊り上げ部まで移動させ、掘削部に近付けてバ
ックホー等の掘削機で掘削した土砂をバケット等に受
け、そのまま後方に移動させ、ダンプ等に積み替えるこ
とができる。
の形態を詳細に説明する。図1は本発明のオープンシー
ルド機の1実施形態を示す縦断側面図、図2は同上背面
図で、図中1はオープンシールド機である。
来例で説明したのと同様であり、左右の側壁板1a,1
aとこれら側壁板1a,1aと同程度の長さでその間を
連結する底板1bとからなる前面、後面及び上面を開口
したシールド機である。
隔壁4で仕切り、前部を主として掘削を行う掘削部2、
後部をコンクリート函体吊降ろして設置する函体設置部
3とし、函体設置部3はその前側に後方へ向けてシール
ドジャッキ5を左右によせて、また上下複数段に配設し
た。
の前記函体設置部3の上方に支柱15と梁材16からなる架
構17にチェーンブロック等の巻上機18を前後動および左
右動自在に設けてなるコンクリート函体吊降ろし用の門
型クレーン19を立設した。
ては種々考えられるが、本実施形態では巻上機18が自走
車輪等で移動するレール部材20を架構17上にオープンシ
ールド機1の幅方向に掛け渡し、このレール部材20を架
構17上のオープンシールド機1の前後方向に設けた梁材
16をレールとして自走車輪等で移動できるようにする。
してオープンシールド機1の前方に吊り上げ部25を突設
し、また、後方にコンクリート函体吊り上げ部21を突設
するようにした。これら吊り上げ部25およびコンクリー
ト函体吊り上げ部21は巻上機18が前後方向に移動できる
部分である。図中24はコンクリート函体8の吊り治具で
ある。
ープンシールド機1からジャッキ22を介在して傾斜修正
可能に立上げるようにする。
又は上面から土砂を掘削しかつ排土してオープンシール
ド機1が前進するときは門型クレーン19もともに移動す
る。
は縦列の並ぶ既設のコンクリート函体8の上面を搬入路
として台車23等でコンクリート函体吊り上げ部21に下ま
で運び込み、そのまま巻上機18で吊り込んでオープンシ
ールド機1の後部の函体設置部3の上方まで移動させ、
該函体設置部3内に吊り降す。
プンシールド機1の前方に突設した吊り上げ部25まで巻
上機18を移動させ、この巻上機18にバケット等(図示せ
ず)を吊り下げて、掘削部2に近付けてバックホー等の
掘削機で掘削した土砂をバケット等に受け、そのまま後
方に移動させ、ダンプ等に積み替えることなどができ
る。
ピッチング、ローリングに対して修正しながら進行する
が、このようなコンクリート函体8の吊り降ろしを行う
時にオープンシールド機1が傾いている場合には門型ク
レーン19も傾いているが、4個のジャッキ22を適宜伸縮
して傾斜計を見ながら門型クレーン19が水平になるよう
にしてから作業を行う。
ルド機は、左右の側壁板とこれら側壁板と同程度の長さ
でその間を連結する底板とからなる前面、後面及び上面
を開口したシールド機であり、前部を掘削部、後部を函
体設置部とし、函体設置部の前側に後方へ向けてシール
ドジャッキを左右によせて、また上下複数段に配設した
オープンシールド機において、別途トラッククレーン等
の重機を用いることやレールを敷設しその上を走行する
橋形又は門形のクレーンを用いることが不要で、函体の
吊り下ろしをスペースを取ることなく、簡単かつ迅速に
できるものである。
す縦断側面図である。
す背面図である。
縦断側面図である。
縦断側面図である。
縦断側面図である。
縦断側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 左右の側壁板とこれら側壁板と同程度の
長さでその間を連結する底板とからなる前面、後面及び
上面を開口したシールド機であり、前部を掘削部、後部
を函体設置部とし、函体設置部の前側に後方へ向けてシ
ールドジャッキを左右によせて、また上下複数段に配設
したオープンシールド機において、前記函体設置部の上
方に支柱と梁材からなる架構にチェーンブロック等の巻
上機を前後動および左右動自在に設けてなるコンクリー
ト函体吊降ろし用の門型クレーンを立設したことを特徴
とするオープンシールド機。 - 【請求項2】 門型クレーンは、梁材を後方に延設して
オープンシールド機の後方にコンクリート函体吊り上げ
部を突設する請求項1記載のオープンシールド機。 - 【請求項3】 門型クレーンは、支柱をオープンシール
ド機からジャッキを介在して傾斜修正可能に立上げる請
求項1または請求項2に記載のオープンシールド機。 - 【請求項4】 門型クレーンは、梁材を前方にも延設し
てオープンシールド機の上方に吊り上げ部を突設する請
求項1ないし請求項3のいずれかに記載のオープンシー
ルド機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35243498A JP3194190B2 (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | オープンシールド機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35243498A JP3194190B2 (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | オープンシールド機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000179286A JP2000179286A (ja) | 2000-06-27 |
JP3194190B2 true JP3194190B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=18424060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35243498A Expired - Lifetime JP3194190B2 (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | オープンシールド機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3194190B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017071891A (ja) * | 2015-10-05 | 2017-04-13 | 植村 誠 | オープンシールド機 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5401400B2 (ja) * | 2010-05-27 | 2014-01-29 | 鹿島建設株式会社 | 掘削機の発進方法および掘削機の発進構造 |
JP6307146B1 (ja) * | 2016-12-27 | 2018-04-04 | 植村 誠 | オープンシールド機およびそれを用いた函体設置工法 |
JP2019206848A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 株式会社アクティオ | 函体吊込装置 |
CN112282803B (zh) * | 2020-10-09 | 2022-11-22 | 山东塔高矿业机械装备制造有限公司 | 用于综采工作面运输顺槽上的支护装置和方法及其应用 |
-
1998
- 1998-12-11 JP JP35243498A patent/JP3194190B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017071891A (ja) * | 2015-10-05 | 2017-04-13 | 植村 誠 | オープンシールド機 |
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