JP3149975B2 - 電子波干渉素子及び干渉電流変調方法 - Google Patents

電子波干渉素子及び干渉電流変調方法

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JP3149975B2 JP28710291A JP28710291A JP3149975B2 JP 3149975 B2 JP3149975 B2 JP 3149975B2 JP 28710291 A JP28710291 A JP 28710291A JP 28710291 A JP28710291 A JP 28710291A JP 3149975 B2 JP3149975 B2 JP 3149975B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子波を伝搬する連続
的に形成された平面を貫いて延びる空乏層を利用して、
低電圧で高速なスイッチングなどが可能となる構成を有
したり、高感度な光検出ができる等の機能を有する電子
波干渉素子、こうした電子波干渉素子で干渉電流を変調
する方法、更には、電子波を分岐及び/又は合流する素
子及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、情報化社会の進展に伴って、大容
量の情報を高速に入力し処理し伝送し、更に蓄積するな
どという機能が、演算プロセッサーや光を用いた通信シ
ステムやメモリーシステムなどに要求されている。これ
らの為の重要な要素デバイスとして、スイッチング素子
や光検出器などが挙げられる。
【0003】従来、この様なスイッチング素子である量
子波干渉トランジスタの基本構造は、両端で接合された
2つの電子波チャネルから成り、一方の端から入射した
電子はもう一端から出射する。2つのチャネルを進行す
る電子波間の位相差は外場(電場または磁場)によって
制御され、位相差は出射端において干渉の程度を変化さ
せ、その結果、干渉電流のコンダクタタンスを変化させ
る。これがトランジスタ動作を実現する。
【0004】図11は磁場Bによって干渉電流を制御す
る量子干渉素子の例である。このデバイスを動作させる
には、干渉を起こす2つのチャネル101と102間の
位相差が、2つのチャネル101と102が囲む面積を
貫く磁束に比例することを利用する。これはアハロノフ
−ボーム効果に依る。左端(ソース側アーム103)か
ら入射した電子波は位相が揃った状態にあるが、2つの
チャネル101と102を伝搬する電子波に分かれると
磁束に比例した位相差が生ずる。
【0005】磁場を2つのチャネル101,102間の
位相差がπの奇数倍だけ生じるように印加すると、右端
(ドレイン側アーム104)で干渉した電子波はエネル
ギー的に高い状態となってしまい反射される。これに対
し、磁場による位相差が2πの整数倍であればドレイン
側アーム104を通過することができ、入力電流と同じ
出力電流が得られる。従って、入射側(ドレイン)での
透過係数|T|2は、|T|2=cos2{e/(h/2
π)・A/2・B)・・・(1)と表わされる。ここ
で、eおよびhはそれぞれ電子の素電荷およびプランク
定数である。AおよびBはそれぞれ2つのチャネル10
1、102が囲む面積、および外部磁場の大きさであ
る。この(1)式よりコンダクタンスは図12のように
磁場Bの周期関数となり、磁場を変調して0から100
%の範囲で干渉電流を制御できることが分かる。
【0006】次に、電場によって干渉電流を制御する他
の従来例について説明する。Purdue大学のDat
taらは図13に示すような電界制御型量子干渉デバイ
スの構造を提案した(S.Datta他;Appl.P
hys.Lett.48(1986)487)。2つの
GaAs量子井戸層111、112がAlGaAs障壁
層113を介して積層されている。障壁層113は両端
において薄くなっているので、井戸層111,112間
にはかなりのトンネリングが存在する。しかし、中央部
においては障壁層113を厚くして、ほとんどトンネリ
ングはない構造となっている。この中央部にはゲート電
極114により電圧を印加することができ、2つのチャ
ネル111,112間にΔVなる電位差をつけることが
できる。その結果、2つのチャネル111,112を通
る電子波の波数ベクトルk1,k2の間には、 k1−k2=eΔV/(h/2π)v・・・(2) なる差が生じ、(1)式と同様に透過係数は、 |T|2=cos2{eΔVτt/2(h/2π)}・・・(3) で与えられる。ここでτt=L/vは電子が中央部のチ
ャネル111、112(図13でx=0からx=Lで示
す部分)を通過するのに要する時間で、vは電子の速度
である。この様に電場によっても干渉電流を制御するこ
とができる。
【0007】しかし、上に述べた2種類の干渉デバイス
にはそれぞれ次に示すような問題点がある。
【0008】まず、磁場によって干渉電流を制御するも
のは、(1)式から分かるように位相差が磁場Bと面積
Aにのみ依存するので、非常に大きな変調振幅を得るこ
とができる反面、干渉波の高速変調が難しいという欠点
を持っている。なぜなら、磁場Bを変調するためには電
磁石を用いる必要があり、これに変調電流を流さなけれ
ばならないからである。高周波になるほど電磁石コイル
のインピーダンスが大きくなり過ぎ十分な電流を流せな
くなってしまう。数10MHzが上限周波数と考えら
れ、GHz以上の変調を必要とするシステムには使うこ
とができない。
【0009】次に、電場によって干渉電流を制御するも
のの問題点は、変調振幅を大きく取れないということで
ある。(3)式から分かるように、変調の度合いは電子
が中央部のチャネルを通過する時間に依存する。現在の
微細加工技術ではすべての電子の速度が揃ったような量
子細線構造を作るのは困難で、必ず電子速度はある分布
を持つことになる。その結果、干渉に寄与する電子の割
合が少なくなりコンダクタンスの変調の度合いも図14
に示すように不完全なものとなってしまう。
【0010】更に、上記2種類のデバイスに共通した問
題点として、作成上の困難性が上げられる。図11にお
いてチャネル101,102の幅は0.5μm以下、チ
ャネル長は非弾性散乱長(数μm)以下にしなければな
らない。また、図13のような構造を作るためには再成
長が必要となる。まず2つの井戸層111、112の間
にあるAlGaAs障壁層113まで分子ビームエピタ
キシー(MBE)法または有機金属気相成長(MOCV
D)法で成長した後、ウェハを大気中に取り出し障壁層
113に厚い部分と薄い部分を形成する為にエッチング
を行なう。この時、表面酸化や不純物の吸着が避けられ
ない。この上に成長させられたGaAs量子井戸111
は荒れたヘテロ界面を有し多くの不純物や欠陥を含む。
従って、この中を走行する電子は散乱され位相を乱され
るため、干渉電流のオン/オフ比、変調振幅また検出性
能は小さくなってしまう。
【0011】この様に、これらのデバイスを作成するた
めには高度な微細加工および成長技術を必要とし、歩止
まりが非常に低くなることが予想される。
【0012】次に、従来、この様な光通信システムや光
メモリシステムにおいて、半導体型光検出器としてpi
n型やアバランシェ型更には光導電型などが開発されて
いる。
【0013】この中で、光導電型光検出器は、図15に
示す様に、光(フォトンエネルギーをhνで示す)によ
って発生したキャリアが膜面に平行方向に流れる構造で
ある為、他のデバイスとの集積化に適していると言うメ
リットを持つ。図15において、121は半絶縁性Ga
As基板、122はノンドープGaAs層(膜厚2μ
m)、123はスペーサ層であるノンドープAl0.3
0.7As層(膜厚80Å)、124は電子供給層であ
るn型Al0.3Ga0.7As(膜厚600Å)、125は
層122と層123の間のヘテロ界面に形成された2次
元電子ガス、126はGe−Au電極である。
【0014】ここで、特に、断面を図16に示す様なソ
ース電極132とドレイン電極133との中間にゲート
電極131を付けたFET型光検出器は、ゲート電極1
31に負の電圧を印加してピンチオフ状態にしておくこ
とで暗電流を小さく出来るという特長を持っている。図
16において、135は空乏層、134は半絶縁性Ga
As基板、136はn型GaAs層(不純物濃度n〜1
17cm-3、層厚d〜0.3μm)である。この図16
に沿って、FET型光検出器の動作原理を説明する。
【0015】ピンチオフ状態のFETのゲート電極13
1とドレイン電極133の間に光(hνで示す)を照射
する。発生した光キャリアipはゲート電流ΔiGとなっ
てゲート抵抗RGを流れる。その結果、ゲート電圧はRG
・ΔiGだけ小さくなる為(絶対値で)、空乏層135
が縮みピンチオフ状態が破れ、開いたチャネルを通して
ドレイン電流ΔiDが流れる。従って、コンダクタンス
をgmとすると光照射によって変化するドレイン電流Δ
Dは次の様に与えられる。 ΔiD=(1+gm・RG)・ΔiG・・・(1) 即ち、光電流ΔiGと空乏層135の縮みによるドレイ
ン電流gm・RG・ΔiGとの和で与えられる。この様
に、FET型光検出器は内部に増幅作用を持って大きな
外部量子効果(入射光強度に対するドレイン電流の比)
がとれることが特徴である。
【0016】しかし、上記従来例には次の様な問題点が
ある。即ち、暗電流を小さくする為に動作点をピンチオ
フ状態に設定しなければならないことである。このピン
チオフが浅すぎると暗電流が大きくなりすぎて都合が悪
いし、深すぎると光を入れてもピンチオフが解けず光電
流が得られないという不都合がある。従って、S/Nが
最も高くなる様にゲート電圧を設定する必要があり、マ
ージンが非常に狭いことになる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明の第1
の目的は、上記の課題に鑑み、変調速度及び振幅が大き
く更に良好な性能の構造を容易に形成できる電子波干渉
素子を提供することにある。
【0018】本発明の第2の目的は、上記の課題に鑑
み、動作点が広く且つ上記FET型より更に大きな光電
流のとれる電子波干渉電流を用いた光検出器などの電子
波干渉素子を与えるものである。
【0019】本発明の第3の目的は、上記の課題に鑑
み、上記FET型より簡単に達成できる構成及び過程を
有する電子波分岐及び/又は合流素子及び方法を与える
ものである。
【0020】本発明の第4の目的は、上記の課題に鑑
み、上記の構成を有する電子波干渉素子を使って干渉電
流を変調する方法を与えるものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、第1に、FET構造を有する電子波干渉素子にお
いて、電子を注入する為のソース電極と、電子を取り出
す為のドレイン電極と、該ソース電極から該ドレイン電
極へと電子を伝搬させるチャネル手段と、該ソース電極
と該ドレイン電極との間の該チャネル手段の途中に設け
られ該チャネル手段の途中において空乏層を形成するこ
とによって該チャネル手段を複数のチャネルに分割する
ゲート電極と、該空乏層の大きさを変化させて前記複数
のチャネルで囲まれる面積を変化させるための光を照射
する手段とを有する
【0022】 上記目的を達成する本発明は、第2に、
電子波干渉素子において、電子を注入する為の注入手段
と、電子を引き出す為の引き出し手段と、電子を伝搬さ
せる連続的に形成された平面構造を有し、該注入手段か
ら該引き出し手段へと電子を伝搬させる為のチャネル手
段と、該注入手段と該引き出し手段との間の該チャネル
手段の途中における該連続的に形成された平面を貫いて
空乏層を延ばし、それにより該チャネル手段の途中に
いて該チャネル手段を複数のチャネルに分割する手段
、該空乏層の大きさを変化させて前記複数のチャネル
で囲まれる面積を変化させるための光を照射する手段と
を有する。
【0023】上記目的を達成する本発明において、更
に、前記チャネル手段の途中に磁界を印加するための手
段を有する。この電子波干渉素子において、チャネル手
段の途中に磁界を印加することにより、アハラノフ−ボ
ーム効果による変調をかけることができる。この場合、
磁界は変調する必要がないので、一定の磁界を用いるこ
とができる。
【0024】 上記目的を達成する本発明は、更に、電
子を注入する為のソース電極と、電子を取り出す為のド
レイン電極と、該ソース電極から該ドレイン電極へと電
子を伝播させるチャネル手段と、該ソース電極と該ドレ
イン電極との間の該チャネル手段の途中に設けられ該チ
ャネル手段の途中において空乏層を形成することによっ
て該チャネル手段を複数のチャネルに分割するゲート電
極とを有する電子波干渉素子での干渉電流を変調するた
めの方法であって、前記チャネル手段の途中に磁界を印
加する過程と、前記空乏層の大きさを変化させて前記複
数のチャネルで囲まれる面積を変化させるために変調光
を照射する過程とを有する
【0025】上記目的を達成する本発明は、更に、電子
を注入するための注入手段と、電子を引き出すための引
き出し手段と、電子を伝搬させる連続的に形成された平
面構造を有し、該注入手段から該引き出し手段へと電子
を伝搬させるためのチャネル手段と、該注入手段と該引
き出し手段との間の該チャネル手段の途中において該連
続的に形成された平面を貫いて空乏層を延ばし、それに
より該チャネル手段の途中において該チャネル手段を複
数のチャネルに分割する手段とを有する電子波干渉素子
での干渉電流を変調するための方法であって、前記チャ
ネル手段の途中に磁界を印加する過程と、前記空乏層の
大きさを変化させて前記複数のチャネルで囲まれる面積
を変化させるために変調光を照射する過程とを有する。
また、FET構造を有する電子波干渉素子において、電子
を注入する為のソース電極と、電子を取り出す為のドレ
イン電極と、該ソース電極から該ドレイン電極へと電子
を伝播させるチャネル手段と、該ソース電極と該ドレイ
ン電極との間の該チャネル手段の途中に設けられ該チャ
ネル手段の途中における空乏層を延ばすことによって該
チャネル手段を二重連結のチャネルに分割する電極であ
って、電子の伝搬方向に垂直な方向の幅が該チャネル手
段よりも狭いゲート電極と、該チャネル手段の途中に一
定の磁場を印加する手段と、該空乏層の大きさを変化さ
せて前記複数のチャネルで囲まれる面積を変化させるた
めの光を照射する手段とを有する電子波干渉素子であ
る。
【0026】
【実施例】図1および図2は参考例を説明するものであ
る。図1はデバイスを上から見たもので、ソース電極2
とドレイン電極3を結ぶように細長い電子波チャネル部
1が存在する。電極部2、3はAu/Geで形成され、
電極部2、3とチャネル部1以外は水素イオンが注入さ
れ高抵抗領域4となっており、電子波はチャネル部1内
にのみ閉じ込められて走行する。ここでイオン注入の代
わりにウエットエッチングやRIE(反応性イオンエッ
チング)によってチャネル1を形成することも当然なが
ら可能である。チャネル部1の中央には途中のみ電子波
を2分するようにゲート電極5を付け、逆バイアスを印
加する。外部磁場Bを図の方向に印加すると2分された
チャネル1a、1bを走行する電子波間に位相差が生じ
ドレイン電極3側で干渉が起きる。
【0027】図2はデバイスのA−A′断面図(a)、
および2つのチャネル1a、1bとその間の部分のエネ
ルギーバンド(b)を示したものである。2つのチャネ
ル1a、1bの間の部分の伝導帯の最下端レベルはフェ
ルミレベルEfより相当上にあり、電子波はここを伝搬
できない。
【0028】図2(a)において、半絶縁性GaAs基
板(不図示)上にφ−GaAs11を2μm成膜した
後、スペーサー層であるφ−AlGaAs12を50
Å、電子供給層であるn−AlGaAs13を500
Å、順次、成膜し、Alのゲート電極5を付ける。電子
供給層13のSiドープ量Ndを1017から1018cm
-3とすると、電子がイオン化されて掃き出されφ−Ga
As膜11とφ−AlGaAs膜12との界面(スペー
サ層12の伝導帯のエネルギレベルが急激に落ち込んだ
ところ)に1011cm-2程度の密度の2次元電子ガス1
4として存在する。ゲート電極5に負のバイアス電圧V
を印加したとき、その下に空乏層15が延びる。伸びの
深さdは、 d=(2εsV/eNd1/2・・・(5) で与えられる。ここでεsは誘電率である。V=5V、
d=1018cm-3とするとd=850Åとなり、ヘテ
ロ界面以下にまで空乏層15が延びていることが分かる
(電子供給層13とスペ−サ層12を合わせた厚さは5
50Å)。この時のエネルギーバンドは図2(b)に示
すようになり、チャネル1が電子の走行方向に直交する
方向にチャネル1a、1bに2分され量子干渉デバイス
の構造となっていることが分かる。
【0029】この構造に静磁場Bを図示方向に印加した
状態でゲート電圧をΔVだけ変化させる。そのときの空
乏層15の幅の変化量Δdは次のように与えられる: Δd=d(ΔV/2V)・・・(6) 図2から分かるように、ゲート電圧を変化させると空乏
層15幅が変化し、(1)式における面積Aが変化する
ことになる。面積の変化量をΔAとすると透過係数|T
2は |T|2=cos2{e/(h/2π)・A/2・B(1+ΔA/A)} ・・・(7) となる。ここで、(7)式から面積の変化は磁界が(1
+ΔA/A)倍されたことと等価であることが分かる。
したがって、ゲート電圧の変調によって磁界変調型量子
干渉デバイスと同様に大きな変調振幅を得ることができ
る。
【0030】ここで、ゲート電極5に電圧Vを印加した
とき空乏層15が2次元電子ガス14の存在する面を切
る断面を図3のように簡単化して、A=L×1の矩形と
する。ゲート電圧をΔVだけ変化させたときの面積Aの
変化分は ΔA=(L+2Δd)(l+2Δd)−Ll≒2(L+l)Δd となる。
【0031】ここで、ゲート電圧を5V印加したときA
=1×0.5μm2とすると、静磁場B0を5.032k
G加えると、(7)式から透過係数は図4のように零と
なる。これが1となるゲート電圧の変化分ΔVを(6)
および(7)式から求めるとΔV/V=2%となる。即
ち、100mVで100%の変調が可能となる。
【0032】 上記参考例では、平坦な層構造にゲート
電圧を印加するのみで複数の電子波チャネルを形成でき
るので作製が容易である。また、ゲート電圧を変化させ
て複数の電子波チャネルを横切る磁束量を変化できるの
で、100%の変調で高速度のスイッチングが可能とな
る。構造は従来からのMES−FETと同じであるの
で、この点からも更に作製が容易となる。
【0033】本発明は上記参考例を更に改良したものに
係る。図5、6及び7は本発明の第実施例を示す。第
実施例は、電子波干渉電流が光で変化させられる光検
出器として構成されている。基本的動作原理は参考例
同じである。
【0034】構造としては、平面図である図5に示す様
に、FETと同じソース21、ゲート22、ドレイン2
3の3電極構成である。普通のFETと異なるところ
は、ゲート電極22下の空乏層24(図5のA−A′断
面図である図6参照)がチャネル25をon/offす
るのではなく、単連結のチャネル25を2重連結のチャ
ネル26a、26b(図5のA−A′方向に直角な方向
の断面に関するエネルギーバンド図である図7参照)に
するところである。即ち、図5のゲート電極22に負の
電圧を印加すると、図6の様にその下に空乏層24が延
び単連結のチャネル25の中に電子の存在しない領域
(穴)ができて2重連結のチャネル構造となる。
【0035】 2重連結構造の電子波チャネル26a、
26bに外部磁場Bを印加すると、チャネル26a、2
6bを通る電子波間の磁場の大きさBと2つのチャネル
が囲む面積Aに依存して2つの電子波間に位相差が生じ
る。コンダクタンス即ち透逼係数の変化は、参考例と同
じであり(1)式に依存する。
【0036】上記の構造に、図6、図7に示す様に、バ
ンドギャップEc−Evよりエネルギーの大きな光(光子
エネルギー:hν)を照射する。発生した光キャリアの
うち正孔がゲート電極22の方に引き付けられ光電流Δ
Gとなる。光電流はゲート22から流れ出しゲート抵
抗RGによって電圧降下ΔVを引き起こす。その結果、
空乏層24が点線の様に縮み(1)式の面積Aが小さく
なり、透過係数即ちドレイン電流が変化する。これは、
光によってドレイン電流が変化させられることを表わし
ており、光検出器になっていることが分かる。光によっ
て、ドレイン電流をスイッチングないし変調することを
利用してもよい。
【0037】図5において、円形のチャネル部25が、
水素イオン注入等の手段により回りに高抵抗領域28を
形成することで、ソース電極21とドレイン電極23の
間に形成されている。ここで、イオン注入の代わりにウ
エットエッチングやRIE(反応性イオンエッチング)
によってチャネル25を形成することも当然可能であ
る。ゲート電極22はチャネル部25の中央部に形成さ
れ、電子波を途中においてのみ2つの電子波に分割す
る。
【0038】ソース電極21とドレイン電極23との距
離は、電子波の位相を乱す様な散乱(非弾性散乱)が無
い程度に設定されなければならない。本実施例の様に、
低温でGaAs層31とAlGaAs層32の間のヘテ
ロ界面(スペーサ層32の伝導帯のエネルギレベルが急
激に落ち込んだところ)における2次元電子ガス30を
使う場合は10μm程度まで長くとることができる。
【0039】図6において、半絶縁性GaAs基板(図
示されていない)上にφ−GaAs31を2μm成膜し
た後、スペーサ層であるφ−AlGaAs32を厚さ5
0Å、電子供給層であるn−AlGaAs33を厚さ5
00Å、順次、成膜し、その上にショットキー接合した
ITO(インジウムと錫の酸化物)の透明ゲート電極2
2を付ける。電子供給層33のSiドープ量Ndを10
17〜1018cm-3とすると電子がイオン化されて掃き出
され、これは、前述した様に、φ−GaAs膜31とφ
−AlGaAs膜32との界面に1011cm-2程度の密
度の2次元電子ガス30として存在する。次に、ソース
21及びドレイン電極23は、Au/Ge膜を形成した
後、400°C程度で熱処理することによってn+拡散
領域36、37をその下に作る。
【0040】 本実施例の作用を説明する。ゲート電極
22に負のバイアス電圧Vを印加したとき、その下に空
乏層24が延びる。伸びの深さdは参考例で述べた
(5)式により与えられる。バイアス電圧V=5V、S
iドープ量Nd=1018cm-3とすると空乏層24の深
さd=850Åとなり、ヘテロ界面以下にまで空乏層2
4が延びていることが分かる(電子供給層33とスペー
サ層32を合わせた厚さは550Åであるから)。この
時のエネルギーバンドは図7に示すようになり、チャネ
ル26a、26bが電子の走行方向に直交する方向(紙
面垂直方向)に関して2分され量子干渉デバイスの構造
となっていることが分かる。
【0041】この構造にGaAs膜31のエネルギーギ
ャップよりも大きなエネルギーhνを持つ波長の光(例
えば、波長0.8μm)を照射すると、前記した様にゲ
ート抵抗RGにゲート電流ΔiGが流れΔV=RG・ΔiG
なる電圧降下が起きる。その時の空乏層24の深さない
し半径の変化量Δdは(6)式で与えられる。
【0042】従って、光の当っていない時、空乏層24
が電子波チャネル25に開ける「穴」の面積Aを図7の
様にA=πr2とすると、光の当った時に空乏層24が
Δdだけ縮むことによって生じる2つのチャネル26
a、26bの囲む面積変化率ΔA/Aは ΔA/A=2Δd/r・・・(5) と与えられる。このとき透過係数|T|2は、 |T|2=cos2{e/(h/2π)・A/2・B(1−ΔA/A)} ・・・(9) となる。
【0043】ここで、(9)式から面積Aの変化は、磁
界Bが(1−ΔA/A)倍されたことと等価であること
が分かる。従って、光が当っていない時の外部磁場を、
丁度、干渉電流がゼロとなる値B0に設定しておき、光
が当った時に空乏層24幅が縮小して、等価磁場B
0(1−ΔA/A)が、干渉電流の最大となる値になる
様に設定すれば、大きな出力を得ることができる。
【0044】例えば、図7において、空乏層24が2次
元電子ガス30の存在する面を切る半径を0.5μm
(A=0.785μm2)とし、外部磁場B0を5280
Gとすると、(1)式より透過係数|T|2はゼロとな
る。この組み合わせを暗状態での動作点とすると、光を
照射した時に透過係数が1となる面積変化率ΔA/Aは
0.5%となる。
【0045】(6)式及び(8)式からゲート電圧V=
5V、空乏層24の深さないし半径d=850Å、ΔA
/A=0.5%とするとゲート電圧の変化はΔV=14
7mVとなる。ゲート抵抗RGを50Ω、内部量子効率
(入射光強度に対するゲート電流の比)を0.5A/W
と見積もると入射光強度は5.9mWとなる。即ち、こ
の強度の光を入れると干渉電流を100%変調できるこ
とが分かる。もちろん、光強度が異なる時は、また別の
磁場B0とゲート電圧Vの組み合わせを動作点に設定す
れば最適化される。
【0046】 上記した様に、実施例の光検出器は、
外部磁場とゲート電圧のいろいろな組み合わせにより動
作点を設定することができる。即ち、光が当っていない
時に(1)式で与えられる透過率がゼロとなり、且つ検
出しようとしている光強度に対応して干渉電流が最大と
なる様に動作点を設定することができる。また、光電流
そのものを検出するのではなく電子波干渉電流を検出す
るので、大きな出力を得ることができる。実施例は本
質的に参考例と同じ利点を有する。
【0047】上記実施例ではGaAsなどの材料を用い
たが、III−V族の他の材料やII−VI族の材料
(CdTeなど)も同様に用いられる。
【0048】上記量子干渉素子は高速電流変調器として
用いられる。図9は、図5の実施例を光ゲートトランジ
スタに適用した例を示すブロック図である。図9におい
て、符号58はこのようなデバイスである。このデバイ
ス58の電極間には、電源59によって電圧が印加され
ている。このデバイス58には半導体レーザなどのレー
ザ光源61よりゲート光LGが照射される。この光LG
レーザ駆動回路60からレーザ光源61に供給する電流
iで変調することによって、デバイス58のドレイン電
流iDが変調される。ゲート光LGをパルス幅1ps以下
のパルス光とすると、ドレイン電流iDをこの速度で変
調することができ、高速な電流変調器を実現することが
できる。図9では、磁石50により静磁場Bがデバイス
58に印加されている。
【0049】図10は、本発明の図5の実施例の半導体
装置を光通信システムの光検出器として用いた例を説明
するブロック図である。図10において、符号66は光
信号を伝送する光ファイバーである。この光ファイバー
66には、光ノード671,672,・・・,67nを夫
々介して、複数のターミナル681,682,・・・,6
nが接続されている。夫々のターミナルには、キーボ
ード、表示素子などを有する端末装置691,692,・
・・,69nが接続されている。各ターミナルは、変調
回路63及びレーザ光源62から成る光信号送信機を有
している。また、各ターミナルは、光検出器80及び復
調回路81から成る光信号受信機を有している。これら
送信機及び受信機は、端末装置691からの指令に基づ
いて制御回路64によって制御される。
【0050】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の光検出器な
どとして用いられる電子波干渉デバイスによれば、単一
チャネルを有しそれに隣接してゲート電極を有するFE
T型になっており、ゲート電極に電圧を印加することに
よってゲート電極下に空乏層を延ばしてチャネルを2つ
のチャネルに分離し、且つ光照射によって2つのチャネ
ルが囲む面積を変化させることにより電子波干渉電流を
制御するものなので、応答性が速く出力が大きいという
特長を持つ。また、構造的には従来のMES−FETと
同じである構造とし得るから、他の光デバイスや電子デ
バイスとの集積化に適しており、作製も容易である。よ
って、光通信や光メモリなどの情報処理の為の有用なデ
バイスになることが期待される。
【0051】また、以上説明した様に、本発明によれ
ば、電圧によって複数の電子波チャネルを形成するので
作製容易となり、また、この際、電圧を変化させて複数
の電子波チャネルを横切る磁束量を変化させるようにす
れば非常に高速なスイッチングと同時に100%の変調
が可能となる。作製容易であることは、構造的に従来の
MES−FETと同じである構造とし得るからでもあ
る。よって、将来の情報処理の為の有用なデバイスとし
て期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例を上から見た図である。
【図2】(a)、(b)は夫々図1のA−A′断面図お
よびそのエネルギバンド図である。
【図3】ゲート電極に印加する電圧を変化させたときに
空乏層が2次元電子ガスの存在する面を切る断面の変化
の様子を示す図である。
【図4】参考例の透過係数とゲート電圧の関係を示す
図。
【図5】本発明の第1実施例を上から見た概略図であ
る。
【図6】図5のA―A′断面図である。
【図7】図5の実施例のエネルギバンド図である。
【図8】第1実施例の電子波干渉デバイスの透過係数の
磁場依存性を示す図である。
【図9】本発明の量子干渉素子が光ゲートトランジスタ
として使用される例を示すブロック図である。
【図10】本発明の量子干渉素子が光検出器として使用
される光通信システムの例を示すブロック図である。
【図11】第1の従来例を示す図である。
【図12】第1の従来例のコンダクタンスと磁場の関係
を示す図である。
【図13】第2の従来例を示す図である。
【図14】第2の従来例の透過係数とチャネル間の電位
差の関係を示す図である。
【図15】光導電型光検出器の従来例を示す図である。
【図16】FET型光検出器の従来例の動作原理を説明
する図である。
【符号の説明】
1、25・・・・・電子波チャネル部 1a、1b、26a、26b・・・・・複数のチャネル 2、21・・・・・ソース電極 3、23・・・・・ドレイン電極 3a、3b・・・・・複数のチャネル 4、28・・・・・高抵抗領域 5、22・・・・・ゲー卜電極 11、31・・・・・ノンドープGaAs 12、32・・・・・スペーサ層 13、33・・・・・電子供給層 14、30・・・・・2次元電子ガス 15・・・・・空乏層 36、37・・・・・n+拡散領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/778 H04B 9/00 Y 29/812 H04B 10/04 10/06 10/14 10/26 10/28 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/337 H01L 21/338 H01L 27/095 H01L 29/778 H01L 29/80 - 29/812

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】FET構造を有する電子波干渉素子におい
    て、電子を注入する為のソース電極と、電子を取り出す
    為のドレイン電極と、該ソース電極から該ドレイン電極
    へと電子を伝播させるチャネル手段と、該ソース電極と
    該ドレイン電極との間の該チャネル手段の途中に設けら
    れ該チャネル手段の途中において空乏層を形成すること
    によって該チャネル手段を複数のチャネルに分割するゲ
    ート電極と、該空乏層の大きさを変化させて前記複数の
    チャネルで囲まれる面積を変化させるための光を照射す
    る手段と、前記チャネル手段の途中に磁界を印加するた
    めの手段とを有することを特徴とする電子波干渉素子。
  2. 【請求項2】以下のものを有することを特徴とする電子
    波干渉素子: 電子を注入するための注入手段; 電子を引き出すための引き出し手段; 電子を伝搬させる連続的に形成された平面構造を有し、
    該注入手段から該引き出し手段へと電子を伝搬させるた
    めのチャネル手段; 該注入手段と該引き出し手段との間の該チャネル手段の
    途中において該連続的に形成された平面を貫いて空乏層
    を延ばし、それにより該チャネル手段の途中において該
    チャネル手段を複数のチャネルに分割する手段; 該空乏層の大きさを変化させて前記複数のチャネルで囲
    まれる面積を変化させるための光を照射する手段;及び
    前記チャネル手段の途中に磁界を印加するための手段。
  3. 【請求項3】電子を注入する為のソース電極と、電子を
    取り出す為のドレイン電極と、該ソース電極から該ドレ
    イン電極へと電子を伝播させるチャネル手段と、該ソー
    ス電極と該ドレイン電極との間の該チャネル手段の途中
    に設けられ該チャネル手段の途中において空乏層を形成
    することによって該チャネル手段を複数のチャネルに分
    割するゲート電極とを有する電子波干渉素子での干渉電
    流を変調するための方法であって、以下の過程を有する
    ことを特徴とする干渉電流変調方法: 前記チャネル手段の途中に磁界を印加する過程;及び前
    記空乏層の大きさを変化させて前記複数のチャネルで囲
    まれる面積を変化させるために変調光を照射する過程。
  4. 【請求項4】電子を注入するための注入手段と、電子を
    引き出すための引き出し手段と、電子を伝搬させる連続
    的に形成された平面構造を有し、該注入手段から該引き
    出し手段へと電子を伝搬させるためのチャネル手段と、
    該注入手段と該引き出し手段との間の該チャネル手段の
    途中において該連続的に形成された平面を貫いて空乏層
    を延ばし、それにより該チャネル手段の途中において該
    チャネル手段を複数のチャネルに分割する手段とを有す
    る電子波干渉素子での干渉電流を変調するための方法で
    あって、以下の過程を有することを特徴とする干渉電流
    変調方法: 前記チャネル手段の途中に磁界を印加する過程;及び前
    記空乏層の大きさを変化させて前記複数のチャネルで囲
    まれる面積を変化させるために変調光を照射する過程。
  5. 【請求項5】FET構造を有する電子波干渉素子におい
    て、電子を注入する為のソース電極と、電子を取り出す
    為のドレイン電極と、該ソース電極から該ドレイン電極
    へと電子を伝播させるチャネル手段と、該ソース電極と
    該ドレイン電極との間の該チャネル手段の途中に設けら
    れ該チャネル手段の途中における空乏層を延ばすことに
    よって該チャネル手段を二重連結のチャネルに分割する
    電極であって、電子の伝搬方向に垂直な方向の幅が該チ
    ャネル手段よりも狭いゲート電極と、該チャネル手段の
    途中に一定の磁場を印加する手段と、該空乏層の大きさ
    を変化させて前記複数のチャネルで囲まれる面積を変化
    させるための光を照射する手段とを有することを特徴と
    する電子波干渉素子。
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