JP3149596B2 - 車両用シート構造 - Google Patents
車両用シート構造Info
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- JP3149596B2 JP3149596B2 JP01459193A JP1459193A JP3149596B2 JP 3149596 B2 JP3149596 B2 JP 3149596B2 JP 01459193 A JP01459193 A JP 01459193A JP 1459193 A JP1459193 A JP 1459193A JP 3149596 B2 JP3149596 B2 JP 3149596B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シート構造に関
する。詳しくは、シートクッションの上下調整可能な車
両用シート構造に関する。
する。詳しくは、シートクッションの上下調整可能な車
両用シート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(b)は、一般的シートの側面図で
あり、図示しない上下調整機構によりシートクッション
13を上下に調整可能な車両用シートを示す。矢印FR
は車両前方、矢印UPは車両上方を示し、2点鎖線は、
シートクッション13の最上位置を示す。このようなシ
ートでは、シートクッション13を最下位置に位置決め
した際にシートクッション13とシートバック12の下
端部との間に隙間Gが生じ、シートの後方が見通せてし
まい、見栄えが悪いという問題があった。この問題を解
決した技術が実開平1−114435号公報に開示され
ている。図5(a)にこの従来技術におけるシートの側
面図を示す。図示しない上下調整装置によって、シート
クッション11がシートバック10に対して上下に移動
するシート構造である。2点鎖線はシートクッション1
3の最上位置を示す。シートクッション11の後端部1
1aの上面には凸部11bが設けてあり、この凸部11
bの高さHは、シートクッション11を上下調整装置に
より最下位置にした時にできるシートバック10の下端
部10aとシートクッション11との隙間Eよりも高く
設定してある。こうすることによって、シートの前方か
ら隙間Eを見たときにシートの後方が凸部11bにより
遮られ、シート前方からの見栄えがよくなる。
あり、図示しない上下調整機構によりシートクッション
13を上下に調整可能な車両用シートを示す。矢印FR
は車両前方、矢印UPは車両上方を示し、2点鎖線は、
シートクッション13の最上位置を示す。このようなシ
ートでは、シートクッション13を最下位置に位置決め
した際にシートクッション13とシートバック12の下
端部との間に隙間Gが生じ、シートの後方が見通せてし
まい、見栄えが悪いという問題があった。この問題を解
決した技術が実開平1−114435号公報に開示され
ている。図5(a)にこの従来技術におけるシートの側
面図を示す。図示しない上下調整装置によって、シート
クッション11がシートバック10に対して上下に移動
するシート構造である。2点鎖線はシートクッション1
3の最上位置を示す。シートクッション11の後端部1
1aの上面には凸部11bが設けてあり、この凸部11
bの高さHは、シートクッション11を上下調整装置に
より最下位置にした時にできるシートバック10の下端
部10aとシートクッション11との隙間Eよりも高く
設定してある。こうすることによって、シートの前方か
ら隙間Eを見たときにシートの後方が凸部11bにより
遮られ、シート前方からの見栄えがよくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
ではシートクッション11を上下調整装置により最下位
置にした時にできるシートバック10の下端部10aと
シートクッション11との隙間Eを埋めてはいない。図
4は、一般的事務椅子に人が着座した状態を表す側面図
であり、このような一般的な事務椅子においては、背も
たれ4と座面5の間に隙間Dが存在する。通常の着座状
態においては何ら支障はないが、車両用シートの場合、
アクセル、ブレーキ、クラッチ等の操作による脚部から
の外力F1に対する腰部30のサポートする力F2を得
ることができない。よって、乗員3は姿勢を維持するた
めに背中や腰に力を入れ、力F2を出そうとするため、
長時間の運転では背中や腰の疲れまたは痛みに発展して
しまうといった問題点があった。この問題点が、図5
(a)における上記従来技術の隙間Eにより生じてしま
う。そこで、本発明の課題は、シートバックの前面下端
部をシートクッションの上面位置以下で相対変位させる
ことにより、シートバックの下端部とシートクッション
との間の隙間の発生を防止させ、着座者の腰部後方にシ
ートバックを必ず存在させることで、腰部のサポート性
を向上させることにある。
ではシートクッション11を上下調整装置により最下位
置にした時にできるシートバック10の下端部10aと
シートクッション11との隙間Eを埋めてはいない。図
4は、一般的事務椅子に人が着座した状態を表す側面図
であり、このような一般的な事務椅子においては、背も
たれ4と座面5の間に隙間Dが存在する。通常の着座状
態においては何ら支障はないが、車両用シートの場合、
アクセル、ブレーキ、クラッチ等の操作による脚部から
の外力F1に対する腰部30のサポートする力F2を得
ることができない。よって、乗員3は姿勢を維持するた
めに背中や腰に力を入れ、力F2を出そうとするため、
長時間の運転では背中や腰の疲れまたは痛みに発展して
しまうといった問題点があった。この問題点が、図5
(a)における上記従来技術の隙間Eにより生じてしま
う。そこで、本発明の課題は、シートバックの前面下端
部をシートクッションの上面位置以下で相対変位させる
ことにより、シートバックの下端部とシートクッション
との間の隙間の発生を防止させ、着座者の腰部後方にシ
ートバックを必ず存在させることで、腰部のサポート性
を向上させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明における車両用シート構造は、シートバック
とシートクッションとから成り前記シートクッションの
上下調整機構により前記シートバックに対する前記シー
トクッションの上下位置を調整可能とする車両用シート
において、前記シートクッションの上下移動量以上の深
さを有し前記シートバックの下端部を収容する収容部を
前記シートクッションの後端部に設けるとともに、前記
シートクッションの上下移動範囲を該シートクッション
の着座面後端部が常時前記シートバック前方に位置する
範囲とし、この範囲内で前記収容部の後側縦壁部と前記
シートバックの前下角部とが当接することを特徴とす
る。
に、本発明における車両用シート構造は、シートバック
とシートクッションとから成り前記シートクッションの
上下調整機構により前記シートバックに対する前記シー
トクッションの上下位置を調整可能とする車両用シート
において、前記シートクッションの上下移動量以上の深
さを有し前記シートバックの下端部を収容する収容部を
前記シートクッションの後端部に設けるとともに、前記
シートクッションの上下移動範囲を該シートクッション
の着座面後端部が常時前記シートバック前方に位置する
範囲とし、この範囲内で前記収容部の後側縦壁部と前記
シートバックの前下角部とが当接することを特徴とす
る。
【0005】
【作用】上述の手段によれば、シートクッションの上下
調整機構によりシートクッションを上下させても、常に
シートバックの前面がシートクッションの着座面後端部
の水平位置後方に位置し、シートクッションの後端部に
設けた収容部の後側縦壁部とシートバックの前下角部と
が当接して、シートバックの下端部とシートクッション
との間の隙間の発生を防止する。そして、シートクッシ
ョンを上方に移動させると、シートクッションの収容部
にシートバトックの下端部が収容されていくが、シート
クッションの収容部の深さはシートクッションの上下移
動量よりも大きいので、シートクッションの上下移動が
妨げられることがない。
調整機構によりシートクッションを上下させても、常に
シートバックの前面がシートクッションの着座面後端部
の水平位置後方に位置し、シートクッションの後端部に
設けた収容部の後側縦壁部とシートバックの前下角部と
が当接して、シートバックの下端部とシートクッション
との間の隙間の発生を防止する。そして、シートクッシ
ョンを上方に移動させると、シートクッションの収容部
にシートバトックの下端部が収容されていくが、シート
クッションの収容部の深さはシートクッションの上下移
動量よりも大きいので、シートクッションの上下移動が
妨げられることがない。
【0006】
【実施例】次に、本発明の第1実施例について説明す
る。図1は、本発明の第1実施例におけるシートの部分
断面を含む後方斜視図を示したものであり、シートバッ
ク1の一部をカットして収容部6の様子を分かりやすく
してある。なお、矢印FRは車両前方、矢印UPは車両
上方をそれぞれ示している。シートバック1に対してシ
ートクッション2が、図示しない上下調整機構により鉛
直方向上下に移動可能なシートであり、シートクッショ
ン2の後端部に底部2aと縦壁部2cとからなる収容部
6が形成されている。なお、図中1aはシートバック1
の下端部、1bはシートバック1の前面、1cはシート
バック1の下端部1aと前面1bとの交点である角部、
2bはシートクッション2の着座面後端部をそれぞれ示
している。図2は、本発明の第1実施例におけるシート
に乗員3が着座した状態を表す側面図であり、シートク
ッション2を図示しない上下調整機構により最下位置に
したところを示している。また、破線20はシートクッ
ション2の最上位置を示している。縦壁部2cと底部2
aとからなる収容部6は、シートバック1の下端部1a
の鉛直下方に設けられており、収容部6の縦壁部2cは
シートバック1の角部1cと摺接する位置に設けられて
いる。つまり、実際にはシートバック1は移動しない
が、シートクッション2からシートバック1を見るとシ
ートバック1が見掛け上シートクッション2に対して移
動しているように見え、この時のシートバック1のシー
トクッション2に対する移動を見掛けの移動とすると、
シートバック1の角部1cが描く見掛けの軌道に沿って
縦壁部2cが設けられている。また、収容部6の縦壁部
2cの高さBは、図示しない上下調整機構によるシート
クッション2の移動量A以上としてあり、シートクッシ
ョン2を最上位置にした時に収容部6の底部2aがシー
トバック1の下端部1aと当接するように構成されてい
る。
る。図1は、本発明の第1実施例におけるシートの部分
断面を含む後方斜視図を示したものであり、シートバッ
ク1の一部をカットして収容部6の様子を分かりやすく
してある。なお、矢印FRは車両前方、矢印UPは車両
上方をそれぞれ示している。シートバック1に対してシ
ートクッション2が、図示しない上下調整機構により鉛
直方向上下に移動可能なシートであり、シートクッショ
ン2の後端部に底部2aと縦壁部2cとからなる収容部
6が形成されている。なお、図中1aはシートバック1
の下端部、1bはシートバック1の前面、1cはシート
バック1の下端部1aと前面1bとの交点である角部、
2bはシートクッション2の着座面後端部をそれぞれ示
している。図2は、本発明の第1実施例におけるシート
に乗員3が着座した状態を表す側面図であり、シートク
ッション2を図示しない上下調整機構により最下位置に
したところを示している。また、破線20はシートクッ
ション2の最上位置を示している。縦壁部2cと底部2
aとからなる収容部6は、シートバック1の下端部1a
の鉛直下方に設けられており、収容部6の縦壁部2cは
シートバック1の角部1cと摺接する位置に設けられて
いる。つまり、実際にはシートバック1は移動しない
が、シートクッション2からシートバック1を見るとシ
ートバック1が見掛け上シートクッション2に対して移
動しているように見え、この時のシートバック1のシー
トクッション2に対する移動を見掛けの移動とすると、
シートバック1の角部1cが描く見掛けの軌道に沿って
縦壁部2cが設けられている。また、収容部6の縦壁部
2cの高さBは、図示しない上下調整機構によるシート
クッション2の移動量A以上としてあり、シートクッシ
ョン2を最上位置にした時に収容部6の底部2aがシー
トバック1の下端部1aと当接するように構成されてい
る。
【0007】次に、本発明の第1実施例における作用に
ついて説明する。図2に示すように、図示しない上下調
整装置によってシートクッション2を最下位置にしたと
き、収容部6の縦壁部2cとシートバック1の角部1c
とが当接している。この位置から図示しない上下調整機
構により、破線20で示すシートクッション2の最上位
置へとシートクッション2をシートバック1に対して移
動させると、シートクッション2は収容部6の縦壁部2
cとシートバック1の角部1cとを摺接させながら移動
する。そして、シートクッション2が破線20で示すシ
ートクッションの最上位置に移動すると、収容部6の底
部2aがシートバック1の下端部1aと当接する。この
とき、収容部6の縦壁部2cはシートバック1の角部1
cと当接している。
ついて説明する。図2に示すように、図示しない上下調
整装置によってシートクッション2を最下位置にしたと
き、収容部6の縦壁部2cとシートバック1の角部1c
とが当接している。この位置から図示しない上下調整機
構により、破線20で示すシートクッション2の最上位
置へとシートクッション2をシートバック1に対して移
動させると、シートクッション2は収容部6の縦壁部2
cとシートバック1の角部1cとを摺接させながら移動
する。そして、シートクッション2が破線20で示すシ
ートクッションの最上位置に移動すると、収容部6の底
部2aがシートバック1の下端部1aと当接する。この
とき、収容部6の縦壁部2cはシートバック1の角部1
cと当接している。
【0008】このように、常にシートクッション2の着
座面後端部2bの水平位置以下にシートバック1の下端
部1aが位置し、シートクッション2の着座面後端部2
bにシートバック1の前面が位置するので、常に隙間の
発生を防止することができる。よって、乗員3の腰部3
0のサポート性を向上させることができ、長時間の着座
により発生する背中や腰の疲れを低減することができ
る。また、シートバック1とシートクッション2との間
に隙間が生じないので、シートの前方からの見栄えを向
上させることができる。さらに、シートクッション2に
設けられた収容部6の縦壁部2cとシートバック1の角
部1cとが、シートクッション2の位置に関わらず当接
しているので、シートクッション2の着座面後端部2b
とシートバック1の前面1bとの間に隙間が生じないの
で見栄えが向上する。
座面後端部2bの水平位置以下にシートバック1の下端
部1aが位置し、シートクッション2の着座面後端部2
bにシートバック1の前面が位置するので、常に隙間の
発生を防止することができる。よって、乗員3の腰部3
0のサポート性を向上させることができ、長時間の着座
により発生する背中や腰の疲れを低減することができ
る。また、シートバック1とシートクッション2との間
に隙間が生じないので、シートの前方からの見栄えを向
上させることができる。さらに、シートクッション2に
設けられた収容部6の縦壁部2cとシートバック1の角
部1cとが、シートクッション2の位置に関わらず当接
しているので、シートクッション2の着座面後端部2b
とシートバック1の前面1bとの間に隙間が生じないの
で見栄えが向上する。
【0009】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図3は、本発明の第2実施例におけるシートに乗員
3が着座した状態を表す側面図であり、シートクッショ
ン2の後端部付近に収容部6をシートクッション2の後
端部を残して設けていること以外は本発明の第1実施例
と同様の構成である。よって、図3の符号も第1実施例
と同じ符号を用いている。この収容部6は底部2aと縦
壁部2cと後壁部2dとからなっており、その形状はシ
ートクッション2を破線20のように最上位置にしたと
きに、シートバック1の下端部1aと嵌合するような形
状としている。
る。図3は、本発明の第2実施例におけるシートに乗員
3が着座した状態を表す側面図であり、シートクッショ
ン2の後端部付近に収容部6をシートクッション2の後
端部を残して設けていること以外は本発明の第1実施例
と同様の構成である。よって、図3の符号も第1実施例
と同じ符号を用いている。この収容部6は底部2aと縦
壁部2cと後壁部2dとからなっており、その形状はシ
ートクッション2を破線20のように最上位置にしたと
きに、シートバック1の下端部1aと嵌合するような形
状としている。
【0010】次に、本発明の第2実施例における作用に
ついて説明する。図3は、シートクッション2を図示し
ない上下調整装置により最下位置にした状態を示してい
る。また、破線20はシートクッション2を上下調整機
構により最上位置にした状態を示している。まず、シー
トクッション2を最下位置にすると、シートクッション
2の収容部6の縦壁部2cがシートバック1の角部1c
に当接している。後壁部2dとシートバック1の下端部
1aの後方とは当接していてもよいし、当接していなく
ても構わない。シートクッション2を最上位置へと移動
させていくと、シートクッション2は収容部6の縦壁部
2cとシートバック1の角部1cとを摺接しながら移動
する。そして、シートクッション2が最上位置に位置す
ると、シートバック1の下端部1aと収容部6の底部2
aとが当接し、収容部6の後壁部2dとシートバック1
の下端部1aの後端部1dとが当接する。つまり、シー
トバック1の下端部1aと収容部6とが嵌合する。
ついて説明する。図3は、シートクッション2を図示し
ない上下調整装置により最下位置にした状態を示してい
る。また、破線20はシートクッション2を上下調整機
構により最上位置にした状態を示している。まず、シー
トクッション2を最下位置にすると、シートクッション
2の収容部6の縦壁部2cがシートバック1の角部1c
に当接している。後壁部2dとシートバック1の下端部
1aの後方とは当接していてもよいし、当接していなく
ても構わない。シートクッション2を最上位置へと移動
させていくと、シートクッション2は収容部6の縦壁部
2cとシートバック1の角部1cとを摺接しながら移動
する。そして、シートクッション2が最上位置に位置す
ると、シートバック1の下端部1aと収容部6の底部2
aとが当接し、収容部6の後壁部2dとシートバック1
の下端部1aの後端部1dとが当接する。つまり、シー
トバック1の下端部1aと収容部6とが嵌合する。
【0011】このように、常にシートクッション2の着
座面後端部2bの水平位置以下にシートバック1の下端
部1aが位置し、シートクッション2の着座面後端部2
bにシートバック1の前面が位置するので、隙間の発生
を防止することができる。よって、乗員3の腰部30の
サポート性を向上させることができ、長時間の着座によ
り発生する背中や腰の疲れを低減することができる。ま
た、シートバック1とシートクッション2との間に隙間
が生じないので、シートの前方および後方からの見栄え
を向上させることができる。さらに、シートクッション
2に設けられた収容部6の縦壁部2cとシートバック1
の角部1cとが、シートクッション2の位置に関わらず
当接しているので、シートクッション2の着座面後端部
2bとシートバック1の前面1bとの間に隙間が生じな
いので見栄えが向上する。
座面後端部2bの水平位置以下にシートバック1の下端
部1aが位置し、シートクッション2の着座面後端部2
bにシートバック1の前面が位置するので、隙間の発生
を防止することができる。よって、乗員3の腰部30の
サポート性を向上させることができ、長時間の着座によ
り発生する背中や腰の疲れを低減することができる。ま
た、シートバック1とシートクッション2との間に隙間
が生じないので、シートの前方および後方からの見栄え
を向上させることができる。さらに、シートクッション
2に設けられた収容部6の縦壁部2cとシートバック1
の角部1cとが、シートクッション2の位置に関わらず
当接しているので、シートクッション2の着座面後端部
2bとシートバック1の前面1bとの間に隙間が生じな
いので見栄えが向上する。
【0012】
【0013】
【発明の効果】本発明における事両用シート構造は、シ
ートクッションを上下に移動させても常にシートバック
の前面がシートクッションの着座面後端部の水平位置後
方に位置し、シートクッションの後端部に設けた収容部
の後側縦壁部とシートバックの前下角部とが当接して、
シートバックの下端部とシートクッションとの間の隙間
の発生が防止されることにより、着座者の腰部後方にシ
ートバックが必ず存在することになり、着座者の腰部の
サポート性を向上することができ、長時間の着座により
発生する背中や腰の疲れを低減することができる。
ートクッションを上下に移動させても常にシートバック
の前面がシートクッションの着座面後端部の水平位置後
方に位置し、シートクッションの後端部に設けた収容部
の後側縦壁部とシートバックの前下角部とが当接して、
シートバックの下端部とシートクッションとの間の隙間
の発生が防止されることにより、着座者の腰部後方にシ
ートバックが必ず存在することになり、着座者の腰部の
サポート性を向上することができ、長時間の着座により
発生する背中や腰の疲れを低減することができる。
【図1】本発明の第1実施例におけるシートの部分断面
を含む後方斜視図。
を含む後方斜視図。
【図2】本発明の第1実施例におけるシートに乗員が着
座した状態を表す側面図。
座した状態を表す側面図。
【図3】本発明の第2実施例におけるシートに乗員が着
座した状態を表す側面図。
座した状態を表す側面図。
【図4】一般的事務椅子に人が着座した状態を表す側面
図。
図。
【図5】(a)従来技術におけるシートの側面図。 (b)一般的シートの側面図。
1、10、12 ・・・ シートバック 1a ・・・ 下端部 1b ・・・ 前面 1c ・・・ 角部 2、11、13 ・・・ シートクッション 2a ・・・ 底部 2b ・・・ 着座面後端部 2c ・・・ 縦壁部 6 ・・・ 収容部 30 ・・・ 腰部
Claims (1)
- 【請求項1】 シートバックとシートクッションとから
成り前記シートクッションの上下調整機構により前記シ
ートバックに対する前記シートクッションの上下位置を
調整可能とする車両用シートにおいて、 前記シートクッションの上下移動量以上の深さを有し前
記シートバックの下端部を収容する収容部を前記シート
クッションの後端部に設けるとともに、前記シートクッ
ションの上下移動範囲を該シートクッションの着座面後
端部が常時前記シートバック前方に位置する範囲とし、
この範囲内で前記収容部の後側縦壁部と前記シートバッ
クの前下角部とが当接することを特徴とする車両用シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01459193A JP3149596B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 車両用シート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01459193A JP3149596B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 車両用シート構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06227298A JPH06227298A (ja) | 1994-08-16 |
JP3149596B2 true JP3149596B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=11865421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01459193A Expired - Fee Related JP3149596B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 車両用シート構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149596B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6192221B2 (ja) * | 2013-11-18 | 2017-09-06 | 株式会社タチエス | シート |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP01459193A patent/JP3149596B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06227298A (ja) | 1994-08-16 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080119 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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