JP3149201B2 - 多連型耕耘装置における条間調節装置 - Google Patents

多連型耕耘装置における条間調節装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、畑作管理用のトラク
タ−等に連結されて中耕、培土作業を行う多連型耕耘装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】管理用トラクタ−の機体後部に複数個の
耕耘装置を連結して中耕培土作業を行う機械が存在す
る。このような従来型の装置は、作物の条間にあわせて
各耕耘装置の横方向の位置を調節する機構が設けられて
はいるが、耕耘装置は、左右横方向に架設された横枠に
ボルト締めされているだけの構成に過ぎない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来装置にお
いて条間調節を行う場合、作業者はトラクタ−から一旦
降りて作業機の方へ廻り込み、各耕耘装置を固定してい
るボルト、ナット等の締着手段を緩めて耕耘装置を手で
横移動させなければならず、このような方法は手間が掛
かるだけでなく、労力を要する等の欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記した問
題点に鑑みて提案するものであって、トラクターに乗っ
たまま各耕耘装置の横移動調節ができ、しかもその取り
扱いが容易な調整機構を提供せんとするものである。こ
のため、この発明は次のような技術的手段を講じた。即
ち、トラクター1の機体後部に昇降自在に備えたヒッチ
10に取り付けた、入力軸24を軸架している伝動ケー
ス22から左右横方向に駆動軸28を突出軸架し、この
駆動軸28及び駆動軸28と並行に架設された横枠37
に亘って取り付けた複数個の耕耘ユニット21…が横
方向に移動できるように構成し、該駆動軸28上方に設
けた前記伝動ケース22側の固定部材51と、各耕耘ユ
ニット21側支持部材58との間に、操作ハンドル50
を有する伸縮調整具41を夫々の操作ハンドル50を伝
動ケース22近傍に位置させると共にヒッチ10よりも
高位置突出状に介装したものである。
【0005】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説
明する。まず、構成から説明すると、1は乗用管理用の
トラクタ−で機体の前後部に夫々前輪2、2と後輪3、
3とを備え、エンジンの回転動力をミッションケ−ス4
内の変速装置で適宜減速し、その減速された回転動力を
前輪2、2、及び後輪3、3に伝達すべく構成してい
る。トラクタ−1の機体後部には作業機を吊り上げるた
めの油圧昇降機構5が設けられ、油圧シリンダ−7内に
作動圧油が供給されると連結ア−ム9、9が上動すべく
構成される。
【0006】連結ア−ム9、9の後端には作業機をワン
タッチで連結するためのヒッチ10が設けられており、
作業機側ヒッチ12に設けられた水平方向の上部ピン1
4を前記連結ア−ム9、9側ヒッチ10の凹部10aで
受け、連結ア−ム9、9を上昇させる過程で係止フック
15が作業機側ヒッチ12の下部ピン16をロックさせ
るものであるが、ここではその連結ロック機構の詳細な
説明は省略する。
【0007】20は左右対称な耕耘ユニット21を有す
る多連型の耕耘装置(実施例では2連)であって、中央
の伝動ケ−ス22には、前方へ向けて入力軸24が回転
自在に突出軸架されている。この入力軸24はトラクタ
−1側のPTO軸26から回転動力を得て駆動されるも
のであり、伝動ケ−ス22内のベベルギヤ機構(図示省
略)を介して水平横向きに動力を取り出し、この回転を
伝動ケ−ス22の左右に突設された断面六角の駆動軸2
8に伝えている。
【0008】耕耘ユニット21はチェンケ−ス30と、
チェンケ−ス30下部に軸架された耕耘軸31と、耕耘
軸31に植設された複数個の逆転耕耘爪32…と、耕耘
部を覆うカバ−33と、チェンケ−ス30下部に固着さ
れた残耕処理爪34等からなり、チェンケ−ス30の上
部を貫通する駆動軸28の動力をチェンケ−ス30内の
チェン、スプロケット機構を介して耕耘軸31に伝える
ように構成している。
【0009】また、カバ−33は上部カバ−33aとサ
イドカバ−33b、33bとゴム垂れ33cとからな
り、上部カバ−33a及びサイドカバ−33b、33b
共、前後軸廻りに回動調節でき土の放てき方向の変更が
できるように構成されている。また、伝動ケ−ス22に
は、平面視コ字型の枠部材35が取り付けられ、このコ
字型枠部材35後部には、角型鋼管37が水平横向きの
姿勢で固着されている。
【0010】この角型鋼管37は耕耘ユニット21を横
移動させる際の案内ガイドになるものであり、同時に駆
動軸28の両端をも支える機能を有する。即ち、角型鋼
管37の両端部から斜め下前方へ延設されたプレ−ト4
0、40にて駆動軸28は支えられているものである。
図5は左右の耕耘ユニット21、21を横方向に移動さ
せるための伸縮調整具41を示すものであり、以下、こ
の調整具41を説明する。
【0011】42は2組のベベルギヤ43、44を略直
交する形で軸支しているベベルギヤケ−スで、上部ベベ
ルギヤ43には縦軸47が取り付けられ、その軸端には
中間部が屈曲した操作ハンドル50が取り付けられてい
る。この操作ハンドル50はトラクタ−1に乗った作業
者が後向き姿勢で手を伸ばせば届くような長さに設定さ
れている。ベベルギヤケ−ス42はその突部42aが伝
動ケ−ス22上部のステ−51にピン49にて着脱自在
に連結されている。
【0012】横向きのベベルギヤ44には中実の丸棒5
2が固着され、中間部に形成した大径部53には円筒状
でプラスチックで形成されたカバ−54が取り付けられ
ている。大径部53より外側寄りの外周部には雄ねじ5
2aが刻設され、この外側にあって雄ねじ52a部を覆
うように挿通されたパイプ56の内端寄り部位には、雌
ねじ56aが刻設されている。パイプ56の外端部は側
面視U字状のステ−58に枢着され、ステ−58はチェ
ンケ−ス30と一体的に移動する背面視逆U字状枠60
上面に固着されている。なお、図中符号62はチェンケ
−ス30と一体の軸受ボス、64は軸受ボス62外端部
に固着されたフランジで、ボルト65により前記枠60
の内面に固着されている。
【0013】また、フランジ64は後方へ延設されて後
述するスライド案内部材70に固着される。即ち、スラ
イド案内部材70は、図2に示す通り横側方から見てク
ランク状に屈曲する前板71と、その後方にあって平ら
な後板72と、両者を連結するボルト75、76とで構
成され、上側のボルト75、75にはロ−ラ78、78
が回転自在な状態で挿通されている。そして、この案内
部材70が形成する空間部に、前記角型鋼管37が挿通
され、耕耘ユニット21を横移動させるときには、前記
ロ−ラ78、78が角型鋼管37の上面を転動するよう
に構成している。
【0014】80はスライド案内部材70の後板72か
ら後方へ延設された支持フレ−ムで前後中間部位にはス
プリング81、82を巻き回したロッド84が上下方向
に挿通され、ロッド84の下部は、チェンケ−ス30と
一体で後方へ突設された支持機枠87上面の金具88に
ピン89にて連結されている。90はゲ−ジ輪、91は
ゲ−ジ輪90の支柱部を挿通保持する円筒部である。
【0015】上記した多連型耕耘装置を用いて中耕作業
を行う場合、作業者は、畝の条間にあわせて左右の耕耘
ユニット21、21の間隔を調整するが、その際、作業
者は作業部を吊り上げた状態(降下させた状態でもよ
い)で、座席から手を伸ばして操作ハンドル50を回動
させる。そして、条間調節を終えた後、耕耘ユニット2
1、21の耕耘部に動力を伝えて回転部を駆動させなが
ら機体を前進させて中耕作業を行う。
【0016】一般に畝成形作業時の条間は略一定に形成
されるが、この畦成形作業後に行われる播種作業では播
種位置が横にずれることがあり、こうして育った作物の
左右の間隔は同じ畦の中でも変わることがある。本願の
場合には、こうした問題が生じても片方の耕耘ユニット
21だけを作業中に移動させて作物を避けながら中耕が
できるので、植えられている作物を傷付けることがな
い。
【0017】なお、この実施例では、伸縮調整具41と
してねじ式調整機構を用いたが、油圧調整式あるいは電
動式であってもよい。この実施例のようにねじ式調整機
構にすると、簡潔な構成でありながら、耕耘作業時に耕
耘ユニット21を横移動させるような外力が作用して
も、耕耘ユニット21は移動しないから特別なロック手
段は不要となり、従来装置に比べると廉価でその取り扱
いが容易になる。
【0018】
【発明の作用効果】以上説明したように、この発明は、
トラクター1の機体後部に昇降自在に備えたヒッチ10
に取り付けた、入力軸24を軸架している伝動ケース2
2から左右横方向に駆動軸28を突出軸架し、この駆動
軸28及び駆動軸28と並行に架設された横枠37上
亘って取り付けた複数個の耕耘ユニット21…が横方向
に移動できるように構成し、該駆動軸28上方に設けた
前記伝動ケース22側の固定部材51と、各耕耘ユニッ
ト21側支持部材58との間に、操作ハンドル50を有
する伸縮調整具41の夫々の操作ハンドル50を、伝動
ケース22近傍に位置させると共にヒッチ10よりも高
位置突出状に介装したものであるから、作業者が座席に
座ったまま伝動ケース22上方高位置の各操作ハンドル
50を掴んで耕耘ユニット21のスライド調整ができる
ほか、その調整も作業者が作業姿勢を上下や左右に大き
く変えずに行えるから簡単迅速に行えると共に作業効率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】管理用トラクタ−の全体側面図である。
【図2】管理用トラクタ−に多連型耕耘装置を装着した
状態の側面図である。
【図3】管理用トラクタ−に多連型耕耘装置を装着した
状態の平面図である。
【図4】一部の構成の図示を省略した耕耘装置の背面図
である。
【図5】伸縮機構の背面断面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ− 2 前輪 3 後輪 9 連結ア−ム 20 多連型耕耘装置 21 耕耘ユニット 22 伝動ケ−ス 24 入力軸 30 チェンケ−ス 37 角型鋼管 41 伸縮調整機構 50 操作ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 33/00 - 33/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクター1の機体後部に昇降自在に備え
    たヒッチ10に取り付けた、入力軸24を軸架している
    伝動ケース22から左右横方向に駆動軸28を突出軸架
    し、この駆動軸28及び駆動軸28と並行に架設された
    横枠37上に亘って取り付けた複数個の耕耘ユニット2
    1…が横方向に移動できるように構成し、該駆動軸28
    上方に設けた前記伝動ケース22側の固定部材51と、
    各耕耘ユニット21側支持部材58との間に、操作ハン
    ドル50を有する伸縮調整具41を夫々の操作ハンドル
    50を伝動ケース22近傍に位置させると共にヒッチ1
    0よりも高位置突出状に介装したことを特徴とする多連
    型耕耘装置における条間調節装置。
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