JP3149052B2 - フレキシブルディスクドライブ装置及び該装置用フレーム - Google Patents

フレキシブルディスクドライブ装置及び該装置用フレーム

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JP3149052B2
JP3149052B2 JP22058694A JP22058694A JP3149052B2 JP 3149052 B2 JP3149052 B2 JP 3149052B2 JP 22058694 A JP22058694 A JP 22058694A JP 22058694 A JP22058694 A JP 22058694A JP 3149052 B2 JP3149052 B2 JP 3149052B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にFDDと呼ばれ
ているフレキシブルディスクドライブ装置及びその装置
の主要部品であるフレームの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフレキシブルディスクドライブ装
置は、図11にその主要部の分解斜視図で示すように、
同装置のベースを構成するフレーム101に磁気ディス
ク(図示せず)を回転駆動するためのスピンドルモータ
3のロータ34の直径よりも大きいモータ取付用穴10
2を開け、スピンドルモータ3をフレーム101の下側
から取り付けるフレーム構造となっている。スピンドル
モータ3は、鉄ベースのプリント配線基板からなるモー
タベース111上に装着されており、さらにモータベー
ス111上にはスピンドルモータ3の駆動用IC11
2、ロータ34の回転位置検出のための磁極検出用ホー
ル素子(図示せず)が実装され、かつ、ロータ34の回
転速度検出用パターン(図示せず)が形成されている。
また、スピンドルモータ3にはいわゆるブラシレスモー
タが使用されている。このように、プリント配線基板の
モータベース111上に予めスピンドルモータ3を組み
立てておき、そのモータベース111をフレーム101
の下面に取り付ける構成となっている。なお図中、10
3はフレーム101の両側にネジ104で取り付けられ
る側壁板、4はキャリッジ機構部で、主として磁気ヘッ
ド41、42を有するキャリッジ43と、キャリッジ4
3を磁気ディスクの半径方向に移動させるステッピング
モータ44とから構成されている。5はこの装置の制御
のために設けられた本体基板である。
【0003】上記のフレーム101は大きなモータ取付
用穴102を開けているため、フレームの強度・剛性が
低下する欠点がある。
【0004】装置の薄型化を図るため、板金フレームの
プレス加工によるものとして、例えば特開平4−259
979号公報に示すものがある。同公報に記載された装
置は、シャーシの底板部に上下2段の絞り加工を施し、
下段の絞り加工部にモータベース(プリント配線基板)
を下側から取り付け、上段の絞り加工部でその基板上の
回路部品を覆う構成としたものである。しかし、この構
成でも、シャーシの底板部に上記と同様の大きなモータ
取付用穴が開いているため、シャーシの強度・剛性の低
下は免れないものである。更に装置の薄型化を図るに
は、フレームの薄肉化が考えられるが、そのようなフレ
ームは一般にダイカストで成形するか、板金フレームに
2次的に切削加工を施す方法で作られる。ダイカストの
場合は薄肉化に限界があり、所望の肉厚を得るためには
2次的な切削加工工程が必要となる。これら2次的加工
を伴うフレームはコスト高となる欠点がある。
【0005】ところで、フレキシブルディスクドライブ
装置におけるフレームの強度・剛性及び平面度は、フレ
ームの精度確保の上で極めて重要な因子である。すなわ
ち、フレームの強度・剛性の確保は、装置のシステム装
填時に発生する取付歪を如何に抑えるかという意味にお
いて重要である。取付歪が発生することでキャリッジ上
の磁気ヘッドの高さとスピンドルモータの媒体ハブ面の
高さの関係が崩れ、これが許容値を越えると、書き込み
・読み取りエラーを引き起こしてしまうことになるから
である。フレームの平面度についても上記のことがいえ
る。また、フレームの平面度の悪化がスピンドルモータ
のシャフトの直角度を悪化させ、偏心やワウ・フラッタ
ーの悪化を引き起こす。さらに装置の小型化・薄型化と
いうことで設計上十分なクリアランスを確保できない部
分もあり、平面度の悪化は極力抑えなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明におけ
る課題は、第一に、フレキシブルディスクドライブ装置
において、フレームに開けられる穴をできるだけ小さく
して、フレームの強度・剛性を高めることにある。第二
に、スピンドルモータのモータベースを不要にし、フレ
ームの一方側より直接に、スピンドルモータの取り付け
を可能にすることである。第三に、フレームの平面度を
保ちつつ、スピンドルモータの取付部分を薄くして、装
置の薄型化を可能にすることである。第四に、プレス加
工工程中にフレームの部分薄肉化を行うことにより、切
削加工等の2次的加工を省略した安価なフレームを得る
ことであり、並びに安価なフレキシブルディスクドライ
ブ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフレキシブ
ルディスクドライブ装置は、板金プレス加工により作ら
れた、両側に側壁部を有するフレームと、前記フレーム
の底板部にプレスによるつぶし加工により薄肉に形成さ
れたモータ取付部と、前記薄肉のモータ取付部に一方側
より直接取り付けられた、磁気ディスクを回転駆動する
ためのスピンドルモータとを備えたことを特徴とするも
のである。
【0008】本発明の好ましい実施態様によれば、前記
フレームの底板部は段差部を有し、その低い部分に前記
モータ取付部を設ける。また、前記薄肉のモータ取付部
は前記スピンドルモータのステータ取付部である。ま
た、前記モータ取付部につぶし加工時の歪を逃がすため
の歪逃げ穴を複数設ける。
【0009】本発明に係るフレキシブルディスクドライ
ブ装置用フレームは、板金プレス加工により作られた、
両側に側壁部を有するフレームと、前記フレームの底板
部にプレスによるつぶし加工により薄肉に形成されたス
ピンドルモータ取付用の薄肉部と、前記薄肉部につぶし
加工時の歪を逃がすための複数の歪逃げ穴と、前記薄肉
部の中心部に設けられた、スピンドルモータの軸受取付
孔を有する軸受取付部とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0010】本発明に係るフレキシブルディスクドライ
ブ装置用フレームの好ましい実施態様によれば、以下の
ように構成される。前記歪逃げ穴を前記軸受取付孔に対
して放射状に配置する。前記歪逃げ穴をシーク方向軸に
対してほぼ対称に配置する。前記軸受取付部を支持する
梁を12本以上設ける。前記軸受取付部を支持する梁の
内周寸法と外周寸法の比を1対2とする。前記軸受取付
部を支持する梁の外周の外側にさらに第2の歪逃げ穴を
それぞれ配置する。前記第2の歪逃げ穴が前記梁の両側
の前記歪逃げ穴の外側へ延びており、前記フレームの板
厚をtとするとき、前記第2の歪逃げ穴の内周と前記歪
逃げ穴の外周との間隔寸法をtとし、かつ、前記第2の
歪逃げ穴の延長部における該第2の歪逃げ穴の端縁と前
記梁の外周端との延長寸法を1.5tとする。
【0011】
【作用】本発明のフレキシブルディスクドライブ装置
は、板金プレス加工によりフレームを作り、そのフレー
ムの底板部をさらに部分的に薄肉につぶし、その薄肉部
にスピンドルモータを直接取り付けるようにしているの
で、薄肉部にはスピンドルモータの軸受用の小さい取付
孔を開けるだけで良いから、フレームの強度・剛性及び
平面度が確保される。また、従来のようなモータベース
は不要になり、かつ、モータ取付部が薄肉になっている
ため、装置の薄型化が可能になる。さらに、フレームの
片側から直接スピンドルモータを取り付けるので、スピ
ンドルモータの組み立てが容易になる。
【0012】フレームの底板部に段差部を設け、その低
い部分に薄肉のモータ取付部を設けることにより、さら
に装置の薄型化が可能になる。
【0013】薄肉部はスピンドルモータのステータ取付
部のみとし、フレームの剛性を確保することができる。
【0014】歪逃げ穴により、つぶし加工時の歪を逃が
すことができるので、薄肉部(モータ取付部)の平面度
・寸法精度の確保が容易である。
【0015】本発明のフレキシブルディスクドライブ装
置用フレームは、板金プレス加工により作られるため、
フレームに必要な精度(平面度、寸法精度)を確保で
き、安価なフレームとすることができる。
【0016】歪逃げ穴を半径方向に放射状に配置するこ
とにより、歪逃げ穴による剛性の低下を最小限に抑え、
平面度を確保しつつ、容易なプレス加工が実現できる。
【0017】歪逃げ穴をシーク方向軸にほぼ対称に配置
することにより、フレーム全体の剛性が安定する。
【0018】梁の数を12本以上にすることにより、さ
らに剛性の確保が容易となる。
【0019】梁の内周寸法と外周寸法の比を1対2とす
ることにより、さらにフレームの精度及び剛性を確保し
つつ、容易なプレス加工が可能となる。
【0020】梁の外周の外側にさらに第2の歪逃げ穴を
設けることにより、フレームの精度及び剛性を確保しつ
つ、容易なプレス加工が可能となる。
【0021】第2の歪逃げ穴の内周と歪逃げ穴の外周と
の間隔寸法をtとし、かつ、第2の歪逃げ穴の延長部に
おける該第2の歪逃げ穴の端縁と梁の外周端との延長寸
法を1.5tとすることにより(但し、tはフレームの
板厚)、さらにフレームの精度及び剛性を確保すること
ができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。以下の図においては、図11で説明した従来例と
同一または相当部分には同一符号を用いる。
【0023】実施例1.図1は本発明の実施例1に係る
フレキシブルディスクドライブ装置の要部の分解斜視
図、図2はスピンドルモータの取付状態を示す部分断面
図である。これらの図において、1はアルミ板などを用
いた板金プレス加工により作られたフレームであり、底
板部11とその両側の側壁部12とからなる断面がほぼ
凹状をなしている。13はスピンドルモータ3の軸受3
8を取り付けるための軸受取付孔である。
【0024】スピンドルモータ3は、DCブラシレスモ
ータであり、図1、図2に示すように、内周部をロー
タ、外周部をステータとするタイプと、図11に示すよ
うに、内周部をステータ、外周部をロータとする一般に
「アウターロータ型」と称されるタイプがあり、いずれ
にも使用することができる。前者のタイプについて説明
すると、スピンドルモータ3は、シャフト31、シャフ
ト31に圧入されるハブ32とハブ32の外周に固着さ
れ、多極着磁されたリング状の磁石33からなるロータ
34、ロータ34の周りに配され、磁性材からなる積層
状のステータヨーク35に駆動コイル36を巻回してな
るステータ37、シャフト31を支持する軸受38、及
びステータ37を覆うカバー39から主として構成され
ている。なお図1において、4はキャリッジ機構部、5
は本体基板である。
【0025】フレーム1の底板部11は段差部14とな
っており、スピンドルモータ3はその低い部分の上に取
り付けられる。そして、図1に示すように、ほぼ円形状
に形成された部分が、一連のプレス加工工程の中でプレ
スのつぶし加工工程を設けることにより薄肉に形成され
たモータ取付部15である。実際には、図2において、
ステータ37の円環状の設置部分のみが薄肉部17とな
っている。つぶし加工時にこの薄肉部17の平面度を確
保するために、図1に示すように複数の歪逃げ穴18を
つぶし加工前に予めプレスで打ち抜いておく。図1では
分かり易くするために斜線部で歪逃げ穴18をあらわし
ている。また、19は円形の軸受取付部16を支持する
ための半径方向の梁である。この歪逃げ穴18の形状及
び配置等についてはさらに後述する。
【0026】スピンドルモータ3の取り付けは、図2に
示すように、まず軸受38を軸受取付部16上に垂直に
固着する。軸受38は円筒部材381の外周にスラスト
ベアリング382を取り付け、さらにその円筒部材38
1の外周に段付小径部383を設けた構成となってい
る。したがって、段付小径部383を軸受取付孔13に
挿入後、その端部384をかしめることにより、軸受3
8を軸受取付部16上に垂直に固着することができる。
ついで、ロータ34にシャフト31を圧入し固定する。
さらに、固着された円筒部材381にシャフト31を挿
入し、ロータ34をスラストベアリング382により支
持する。そしてステータ37を薄肉部151上に固定
し、最後に、カバー39でステータ37を覆う。このよ
うにしてスピンドルモータ3を直接フレーム1上に取り
付けることができる。
【0027】本実施例では、板金プレス加工により作ら
れたフレーム1の段差部14及び一連のプレス加工工程
の中でプレスのつぶし加工により薄肉に形成された薄肉
部17のために、安価なフレームと装置の薄型化を実現
している。また、モータ取付部15には軸受38の取付
用の小さい穴13を開けるだけでよいから、フレーム1
の強度・剛性が確保される。モータ取付部15に設けら
れた歪逃げ穴18は、つぶし加工時におけるその部分の
肉厚(つぶし加工時の歪)を逃がすために設けられたも
のであり、この歪逃げ穴18によってフレームの剛性を
確保しつつ、薄肉部17の平面度を確保することがで
き、容易なプレス加工が可能になっている。また、フレ
ーム1の片側からスピンドルモータ3を取り付けること
ができるので、スピンドルモータ3の取り付けが極めて
容易である。
【0028】実施例2.図3は本発明の実施例2による
フレームの断面図である。本実施例は、フレーム1の底
板部11の上面のみをつぶし加工で部分的につぶしてモ
ータ取付部15を薄肉部17に形成し、底板部11の下
面をフラットにしたものである。本実施例では、実施例
1に比べて押しつぶしの面積が大きいため、歪逃げ穴1
8の形状、個数及び配置が薄肉部17の平面度に密接に
関係する。以下、実施例1及び実施例2に示したフレー
ム1の断面形状に適用される歪逃げ穴18の形状、個数
及び配置について説明する。
【0029】実施例3.図4は本発明の実施例3による
モータ取付部の平面図である。本実施例は、方形状の歪
逃げ穴18を円周方向に等間隔に配置したものである。
プレスによりモータ取付部15を押しつぶしたとき、こ
の部分の肉厚が歪逃げ穴18を縮小する方向に圧縮され
るため、薄肉部17の平面度を確保することができる。
しかし、半径方向の歪に比べて円周方向の歪が大きいた
め、フレームの精度をより高く確保するためには、円周
方向の歪をより大きく逃がすよう歪逃げ穴18の形状、
個数及び配置を決定することが必要である。
【0030】実施例4.本実施例は、図5に示すよう
に、歪逃げ穴18を任意の大きさ、形状で扇形状に形成
し、半径方向に放射状に配置したものである。軸受取付
部16を支持する梁19も扇形状に形成される。これら
の扇形状の歪逃げ穴18によって、押しつぶし時の円周
方向の歪を大きく逃がすことができるため、フレームの
精度が確保される。
【0031】実施例5.本実施例は、図6に示すよう
に、扇形状の歪逃げ穴18をフレーム1の長手方向軸
(シーク方向軸)に対しほぼ対称に配置したものであ
る。これによって、左右のバランスが確保され、フレー
ム全体の剛性が安定する。
【0032】実施例6.本実施例は、図7に示すよう
に、扇形状の歪逃げ穴18をシーク方向軸に対しほぼ対
称に配置するとともに、梁19を12本以上としたもの
である。梁19の数を12本以上とすることにより、個
々の歪逃げ穴18の面積を小さくできるので、フレーム
全体の剛性の確保がさらに容易となる。
【0033】実施例7.本実施例は、図8に示すよう
に、梁19の内周寸法Aと外周寸法Bの比を、A:B=
1:2にしたものである。梁19の内周部に比べて外周
部での歪(伸び)が大きいので、このような寸法関係と
することで梁19に反りやシワ等を生じることなくフレ
ームの精度が確保された。
【0034】実施例8.本実施例は、図9に示すよう
に、梁19の外周の外側にさらに第2の歪逃げ穴20を
設けたものである。第2の歪逃げ穴20は、各梁19に
対して同心円上に配置され、ほぼ矩形状をなし、長さは
梁19の外周寸法とほぼ同じである。第2の歪逃げ穴2
0によって、梁19の押しつぶし時の半径方向の歪をも
逃がすことができるので、フレームの精度、剛性を確保
しつつ、容易なプレス加工が実現できた。
【0035】実施例9.本実施例は、図10に示すよう
に、第2の歪逃げ穴20を梁19の両側の第1の歪逃げ
穴18の外側まで延ばし、かつ、第2の歪逃げ穴20の
内周と第1の歪逃げ穴19の外周との間隔寸法をtと
し、第2の歪逃げ穴20の延長部における端縁21と梁
19の外周端22との延長寸法を1.5t(但し、tは
フレームの板厚)としたものである。これによって、フ
レームの精度及び剛性をさらに確保することができた。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフレキシ
ブルディスクドライブ装置は、板金プレス加工によりフ
レームを作り、そのフレームの底板部をさらに部分的に
薄肉につぶし、その薄肉部にスピンドルモータを直接取
り付けるようにしているので、薄肉部にはスピンドルモ
ータの軸受用の小さい取付孔を開けるだけで良いから、
フレームの強度・剛性及び平面度が確保されるという効
果がある。また、従来のようなモータベースは不要にな
り、かつ、モータ取付部が薄肉になっているため、装置
の薄型化が可能になる。さらに、フレームの片側から直
接スピンドルモータを取り付けるので、スピンドルモー
タの組み立てが容易になるという効果がある。
【0037】フレームの底板部に段差部を設け、その低
い部分に薄肉のモータ取付部を設けているので、さらに
装置の薄型化が可能になる効果がある。
【0038】薄肉部はスピンドルモータのステータ取付
部のみとすることができ、つぶし加工が容易になる効果
がある。
【0039】歪逃げ穴により、つぶし加工時の歪を逃が
すことができるので、薄肉部(モータ取付部)の平面度
・寸法精度がさらに確保される効果がある。
【0040】本発明のフレキシブルディスクドライブ装
置用フレームは、板金プレス加工により作られるため、
フレームの精度(平面度、寸法精度)を確保しつつ、安
価なフレームを提供できる効果がある。
【0041】歪逃げ穴による剛性の低下を最小限に抑え
るために、歪逃げ穴を半径方向に放射状に配置すること
により、平面度及び剛性を確保しつつ、容易なプレス加
工が実現できる効果がある。
【0042】歪逃げ穴をシーク方向軸にほぼ対称に配置
することにより、バランスが良くなり、フレーム全体の
剛性が安定する効果がある。
【0043】梁の数を12本以上にすることにより、個
々の歪逃げ穴の面積を小さくできるので、さらに剛性が
確保される効果がある。
【0044】梁の内周寸法と外周寸法の比を1対2とす
ることにより、さらにフレームの精度が確保される効果
がある。
【0045】梁の外周の外側にさらに第2の歪逃げ穴を
設けることにより、第2の歪逃げ穴によって梁の半径方
向の歪をも逃がすことができるので、フレームの精度及
び剛性を確保しつつ、容易なプレス加工が可能となる効
果がある。
【0046】第2の歪逃げ穴の内周と歪逃げ穴の外周と
の間隔寸法をtとし、かつ、第2の歪逃げ穴の延長部に
おける該第2の歪逃げ穴の端縁と梁の外周端との延長寸
法を1.5tとすることにより(但し、tはフレームの
板厚)、さらにフレームの精度及び剛性を確保すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1によるフレキシブルディス
クドライブ装置の要部の分解斜視図である。
【図2】 スピンドルモータの取付状態を示す部分断面
図である。
【図3】 本発明の実施例2によるフレームの断面図で
ある。
【図4】 本発明の実施例3によるモータ取付部の平面
図である。
【図5】 本発明の実施例4によるモータ取付部の平面
図である。
【図6】 本発明の実施例5によるモータ取付部の平面
図である。
【図7】 本発明の実施例6によるモータ取付部の平面
図である。
【図8】 本発明の実施例7による梁の寸法関係を示す
説明図である。
【図9】 本発明の実施例8による第2の歪み逃げ穴を
示す説明図である。
【図10】 本発明の実施例9による第2の歪み逃げ穴
の寸法関係を示す説明図である。
【図11】 従来のフレキシブルディスクドライブ装置
の要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム、3 スピンドルモータ、11 底板部、
12 側壁部、13軸受取付孔、14 段差部、15
モータ取付部、16 軸受取付部、17 薄肉部、18
歪逃げ穴、19 梁、20 第2の歪逃げ穴、31
シャフト、34 ロータ、37 ステータ、38 軸
受。
フロントページの続き (72)発明者 大久保 幸一 郡山市栄町2番25号 三菱電機エンジニ アリング株式会社 鎌倉事業所郡山支所 内 (72)発明者 伊藤 宏 郡山市栄町2番25号 三菱電機エンジニ アリング株式会社 鎌倉事業所郡山支所 内 (56)参考文献 特開 平6−150528(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 33/12 G11B 25/04 101

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板金プレス加工により作られた、両側に
    側壁部を有するフレームと、 前記フレームの底板部にプレスによるつぶし加工により
    薄肉に形成されたモータ取付部と、 前記薄肉のモータ取付部に一方側より直接取り付けられ
    た、磁気ディスクを回転駆動するためのスピンドルモー
    タとを備えたフレキシブルディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームの底板部は段差部を有し、
    その低い部分に前記モータ取付部を設けたことを特徴と
    する請求項1記載のフレキシブルディスクドライブ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記薄肉のモータ取付部は前記スピンド
    ルモータのステータ取付部であることを特徴とする請求
    項1または2記載のフレキシブルディスクドライブ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記モータ取付部につぶし加工時の歪を
    逃がすための歪逃げ穴を複数設けたことを特徴とする請
    求項1または2記載のフレキシブルディスクドライブ装
    置。
  5. 【請求項5】 板金プレス加工により作られた、両側に
    側壁部を有するフレームと、 前記フレームの底板部にプレスによるつぶし加工により
    薄肉に形成されたスピンドルモータ取付用の薄肉部と、 前記薄肉部につぶし加工時の歪を逃がすための複数の歪
    逃げ穴と、 前記薄肉部の中心部に設けられた、スピンドルモータの
    軸受取付孔を有する軸受取付部とを備えたフレキシブル
    ディスクドライブ装置用フレーム。
  6. 【請求項6】 前記歪逃げ穴を前記軸受取付孔に対して
    放射状に配置したことを特徴とする請求項5記載のフレ
    キシブルディスクドライブ装置用フレーム。
  7. 【請求項7】 前記歪逃げ穴をシーク方向軸に対してほ
    ぼ対称に配置したことを特徴とする請求項5記載のフレ
    キシブルディスクドライブ装置用フレーム。
  8. 【請求項8】 前記軸受取付部を支持する梁を12本以
    上設けたことを特徴とする請求項5記載のフレキシブル
    ディスクドライブ装置用フレーム。
  9. 【請求項9】 前記軸受取付部を支持する梁の内周寸法
    と外周寸法の比を1対2としたことを特徴とする請求項
    5記載のフレキシブルディスクドライブ装置用フレー
    ム。
  10. 【請求項10】 前記軸受取付部を支持する梁の外周の
    外側にさらに第2の歪逃げ穴を配置したことを特徴とす
    る請求項5記載のフレキシブルディスクドライブ装置用
    フレーム。
  11. 【請求項11】 前記第2の歪逃げ穴が前記梁の両側の
    前記歪逃げ穴の外側へ延びており、前記フレームの板厚
    をtとするとき、前記第2の歪逃げ穴の内周と前記歪逃
    げ穴の外周との間隔寸法をtとし、かつ、前記第2の歪
    逃げ穴の延長部における該第2の歪逃げ穴の端縁と前記
    梁の外周端との延長寸法を1.5tとしたことを特徴と
    する請求項10記載のフレキシブルディスクドライブ装
    置用フレーム。
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