JP3148915B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP3148915B2 JP23933494A JP23933494A JP3148915B2 JP 3148915 B2 JP3148915 B2 JP 3148915B2 JP 23933494 A JP23933494 A JP 23933494A JP 23933494 A JP23933494 A JP 23933494A JP 3148915 B2 JP3148915 B2 JP 3148915B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内に収容された液
体を加熱、保温する電気湯沸かし器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気湯沸かし器には、手軽に水を
加熱し保温できる家庭用品としての要望のみならず、都
市部においてはおいしい水に作り替える機能も所持した
ものが求められている。このおいしい水に作り替える機
能としては、特開平4−261616号公報に示すよう
に水の沸騰状態を検知した後一定時間沸騰を維持させ、
その沸騰維持期間中に水中の塩素成分等を除去するもの
がある。
【0003】また、加熱し保温する水を出湯するシステ
ムとして、本体蓋部に備わるエアーポンプの駆動により
高まる容器内の空気圧を利用した方式とは別に、電動ポ
ンプを用いて容器内の水を容器外に強制排出する方式が
あり、その快適性が認められて一般家庭に普及してい
る。
【0004】以下に従来構成の電気湯沸かし器について
図9を用いて説明する。図9は従来構成の電気湯沸かし
器のブロック図である。図9において、1は本体、2は
水を収納する容器、3は蓋部で容器2の開口部に配置さ
れている。4は水を加熱する熱源たる加熱手段、5は加
熱手段4の通電を制御する通電制御手段、6は容器2内
の水の温度を間接的に検知する温度センサで、加熱手段
4および温度センサ6は容器2の底部に配置されてい
る。7は温度センサ6からの入力信号により容器2内の
水の沸騰状態を検知して沸騰状態であることを示す沸騰
信号を出力する沸騰検知手段、8は容器2内の水を容器
2外に吐出する出湯手段、9は容器2より吐出される水
を本体1外まで誘導する出湯管、10は出湯スイッチ、
11は出湯手段8の駆動を制御する出湯制御手段、12
は沸騰制御手段で容器2内の水の温度状態に基づき通電
制御手段5を介して加熱手段4の通電状態を制御する。
【0005】以上のように構成された従来構成の電気湯
沸かし器について図10および図11を用いてその動作
を説明する。図10は従来例における出湯制御手段11
の動作を示すフローチャートである。出湯手段8は電動
ポンプ等で構成されており電動ポンプを駆動させること
で容器2内の水を出湯管9を介して本体1外に放出す
る。出湯スイッチ10は上下あるいは回転操作等の出湯
動作の有無に関する信号を出湯制御手段11に出力し、
出湯制御手段11は図10に示すようにステップ51で
出湯スイッチ10をオンすると出湯スイッチ10からの
入力信号に基づき機器を使用する者の出湯意志を検知し
てステップ52で出湯手段8を駆動し容器2内の水を本
体1外に放出する。なお、出湯スイッチ10をオフする
とステップ53で出湯手段の駆動を停止する。
【0006】また、図11は従来例における沸騰制御手
段12の動作を示すフローチャートである。通電制御手
段5はリレー等で構成されており、リレーをオンするこ
とにより加熱手段4への通電を行っている。そして、通
電制御手段5をオンにして加熱手段4へ通電し容器2内
の水を加熱すると、温度センサ6が水の温度に応じた信
号を沸騰検知手段7に出力する。沸騰検知手段7は容器
2内の水が沸騰状態になるにつれて温度センサ6からの
入力信号に基づく温度データの上昇勾配が小さくなるこ
とより水の沸騰状態を検知し、水が沸騰状態であること
を示す沸騰信号を沸騰制御手段12に出力する。そし
て、沸騰制御手段12は図11に示すように、ステップ
61は加熱手段オン、ステップ62は沸騰信号入力、ス
テップ63は2分計測用カウンタ初期化、ステップ64
は加熱手段オン、ステップ65は2分経過、ステップ6
6は所定時間待機、ステップ67は2分計測用カウンタ
インクリメント、ステップ68は加熱手段オフである。
前記ステップ中の要点について説明すると、ステップ6
2で沸騰検知手段7から前記沸騰信号の入力を検知する
と2分計測用カウンタのカウント動作を開始し、ステッ
プ65で2分カウント終了を検知するまでステップ64
で加熱手段4の通電を継続するように通電制御手段5を
制御し、沸騰状態を維持して塩素成分等の揮発性不純物
の除去を行っている。なお、加熱手段4の通電継続方法
としては、図11に示すような一定時間中ずっと加熱手
段4をオンする平易なものや、加熱手段4を所定周期で
オンオフして通電継続中に大気中に放出される蒸気量を
抑えたもの等が存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来構
成では、容器2内の水の沸騰状態を継続中に出湯スイッ
チ10を操作して出湯動作を行うと、熱湯が出湯管9を
介して本体1外に放出される際に勢いよく噴出されて、
出湯管9の吐出口の下にカップ等を手を添えて配置する
場合は手に熱湯がかかって火傷を被る等の危険がある。
また、沸騰状態を継続中に容器2内の熱湯を全部出湯し
て容器2内を空の状態にしても、沸騰制御手段12は沸
騰検知後2分間は加熱手段4の通電を継続するので、加
熱手段4の発する熱が容器2の底部にのみ集中して異常
なまでの高温状態を引き起こし、容器2の底部が破損す
るという課題があった。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、沸騰状態維持中に出湯操作を行うときには加熱延長
を終了して機器を使用する者の安全を確保するとともに
機器の破損を防止することを第1の目的とする。
【0009】また、第1の目的に加えて、不意の出湯に
よる火傷等の事故を未然に防止してより安全性の高いも
のにすることを第2の目的とする。
【0010】さらに、第2の目的に加えて、不意の操作
によって加熱延長が終了するのを防止してより使い勝手
の良いものとすることを第3の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の電気湯沸かし器は、液体を収納する容
器と、前記容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記加
熱手段の通電制御を行う通電制御手段と、温度センサを
介して前記容器内の液体の沸騰状態を検知し沸騰状態を
示す沸騰信号を出力する沸騰検知手段と、前記容器内の
液体を前記容器外へ吐出する出湯手段と、前記出湯手段
の駆動操作を行う出湯スイッチと、前記出湯スイッチの
出力信号に基づき前記出湯手段を駆動制御する出湯制御
手段と、前記沸騰信号を入力後所定時間は前記加熱手段
の通電を延長し、かつ前記出湯スイッチの出力信号に基
づいて前記加熱手段の通電延長を終了するように前記通
電制御手段を制御する沸騰制御手段を備えたものを第1
の課題解決手段としている。
【0012】また、第2の目的を達成するために、出湯
手段の駆動許可を示す出湯許可信号を出力する出湯ロッ
ク解除入力手段を設けて、出湯制御手段が前記出湯ロッ
ク解除入力手段より前記出湯許可信号を入力後に出湯ス
イッチの出力信号に基づき出湯手段を駆動制御し、かつ
前記出湯ロック解除入力手段の出力信号に基づいて沸騰
制御手段が通電制御手段を制御し加熱手段の通電延長を
終了する構成としたものを第2の課題解決手段としてい
る。
【0013】さらに、第3の目的を達成するために、出
湯制御手段から沸騰制御手段へ出湯手段の駆動状態に関
する信号を出力し、かつ前記沸騰制御手段が前記出湯制
御手段からの入力信号に基づいて通電制御手段を制御
し、加熱手段の通電延長を終了する構成としたものを第
3の課題解決手段としている。
【0014】
【作用】本発明は上記第1の課題解決手段において、沸
騰制御手段が沸騰検知手段より容器内の液体の沸騰状態
を示す沸騰信号を入力後所定時間は加熱手段の通電を延
長し、かつ出湯スイッチの出力信号に基づいて加熱手段
の通電延長を終了するので、容器内の液体の沸騰状態を
維持させて液体中の揮発性不純物を除去するとともに、
沸騰状態維持中に機器を使用する者が出湯スイッチを操
作して容器内の液体を容器外に放出するときは、直ちに
加熱延長を終了して液体のスムーズな放出を可能にする
ことで出湯時の安全性を確保し、かつ液体を全部放出し
た場合において加熱手段により容器底部が破損するのを
防ぐことができる。
【0015】また、第2の課題解決手段において、出湯
手段の駆動許可を示す出湯許可信号を出力する出湯ロッ
ク解除入力手段を設けて、沸騰制御手段が出湯ロック解
除入力手段の出力信号に基づいて加熱手段の通電延長を
終了するので、沸騰状態維持中に機器を使用する者が出
湯ロック解除入力手段を操作して出湯する準備を行うと
直ちに加熱延長を終了して出湯時の安全性を確保すると
ともに、容器底部が破損するのを未然に防ぐことができ
る。また、出湯制御手段が出湯ロック解除入力手段より
出湯許可信号を入力後に出湯スイッチの出力信号に基づ
き出湯手段を駆動制御するので、出湯ロック解除入力手
段の操作がなく出湯を許可していない状態では出湯スイ
ッチをオンにしても出湯手段は駆動しない。すなわち、
誤って出湯スイッチを押さえる等の不意の操作を行って
も容器内の液体が容器外に放出されず、火傷等の事故を
未然に防止してより安全性の高いものにすることができ
る。
【0016】さらに、第3の課題解決手段において、出
湯制御手段が出湯手段の駆動状態に関する信号を沸騰制
御手段に出力し、沸騰制御手段が出湯制御手段からの入
力信号に基づいて加熱手段の通電延長を終了するので、
沸騰状態維持中に機器を使用する者が出湯ロック解除入
力手段を操作して出湯する準備を行っても、出湯スイッ
チをオンにして出湯手段を駆動するまでは加熱延長を継
続する。すなわち、誤って出湯ロック解除入力手段を押
さえる等の不意の操作を行って加熱延長を終了させてし
まうのを防いで使い勝手の良いものにすることができる
とともに、出湯ロック解除入力手段を操作した後に出湯
スイッチをオンにするといった通常の出湯操作を行った
場合は、直ちに加熱延長を終了して出湯時の安全性を確
保し容器底部の破損を未然に防ぐことができる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
1および図2を参照しながら説明する。図1は本発明の
第1の実施例における電気湯沸かし器のブロック図を示
したものである。なお、本実施例において、図9に示す
従来例と同じ機能を有するものは同一の符号を付し説明
を省略する。本実施例の特徴的構成は、沸騰制御手段1
3が沸騰検知手段7から容器2内の水の沸騰状態を示す
沸騰信号を入力して、加熱手段4の通電延長を行ってい
る最中に出湯スイッチ10のオン信号を入力すると、通
電制御手段5を制御して加熱手段4の通電延長を直ちに
終了させることである。
【0018】以上のように構成された電気湯沸かし器に
ついて、図2を用いてその動作を説明する。図2は本発
明の第1の実施例における沸騰制御手段13の動作を示
すフローチャートである。なお、図2において図10、
図11に示す従来例と同一項目のステップはステップ番
号を変更しているが、同一内容であるので説明を省略す
る。以下、本実施例の電気湯沸かし器の要点について説
明する。沸騰制御手段13が2分間の沸騰状態維持中に
機器を使用する者が熱湯を本体1外に排出するために出
湯スイッチ10を操作すると、出湯制御手段11は図1
0で既に示したように出湯スイッチ10よりオン信号を
入力して出湯手段8を駆動し容器2内の水を出湯管9を
介して本体1外へ放出する。この際、沸騰制御手段13
は図2に示すようにステップ5でまだ2分経過していな
いにもかかわらず、ステップ9で出湯スイッチ10より
オン信号を入力してステップ8へ分岐し、ステップ8で
直ちに加熱手段4の通電を終了する。
【0019】以上のような構成により、沸騰検知後に加
熱延長して液体中の揮発性不純物を除去している最中に
出湯スイッチ10を操作して容器2内の液体を容器2外
に放出すると、直ちに加熱延長を終了し液体のスムーズ
な放出を可能にして出湯時の安全性を確保するととも
に、液体を全部放出したときに加熱により容器2底部が
破損するのを防ぐことができる。
【0020】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図3〜図5を参照しながら説明する。図3は
本発明の第2の実施例における電気湯沸かし器のブロッ
ク図を示したものである。前記第1の実施例と異なる点
は、出湯手段8の駆動許可を示す出湯許可信号を出力す
る出湯ロック解除入力手段14を新たに設けて、出湯制
御手段15が出湯ロック解除入力手段14より前記出湯
許可信号を入力した後に出湯スイッチ10の出力信号に
基づき出湯手段8を駆動制御し、沸騰制御手段16が出
湯ロック解除入力手段14の出力信号に基づいて通電制
御手段5を制御し、加熱手段4の通電延長を終了する構
成としたことである。
【0021】前記第1の実施例において、誤って出湯ス
イッチ10を押さえる等の不意の操作を行うと、機器を
使用する者に出湯する意志がないにもかかわらず容器2
内の熱湯が出湯管9を介して本体1外に放出され、出湯
管9の吐出口の下にある身体の一部に熱湯がかかって火
傷等の事故を引き起こす恐れがあるという課題がある。
【0022】本発明はこのような課題を改善するもので
あり、以上のように構成された電気湯沸かし器につい
て、図4および図5を用いてその動作の要点を説明す
る。図4は本発明の第2の実施例における出湯制御手段
15の動作を示すフローチャートである。出湯ロック解
除入力手段14はレバースイッチやタクトスイッチ等で
構成されており、スイッチのオンオフに対応して「H」
信号あるいは「L」信号を出力する。そして、出湯制御
手段15は図4に示すようにステップ14で出湯ロック
解除入力手段14より入力する信号に基づき出湯許可あ
るいは出湯禁止状態を選択する。この選択方法として
は、出湯ロック解除入力手段14の出力信号が「H」信
号ならば出湯許可、「L」信号ならば出湯禁止といった
レベル判定や、出湯ロック解除入力手段14の出力信号
が「L」信号から「H」信号に変化すると出湯禁止から
出湯許可、あるいは出湯許可から出湯禁止に状態変更す
るエッジ判定等がある。また、出湯ロック解除入力手段
14からの「H」信号および「L」信号の確定は雑音等
の影響を防ぐために複数回入力の連続一致で行う等の措
置が施されている。
【0023】そして、ステップ15ではステップ14で
選択された状態が出湯許可状態ならばステップ11へ分
岐し、ステップ11で出湯スイッチ10からオン信号を
入力すればステップ12で出湯手段8を駆動し容器2内
の水を本体1外に放出する。しかし、ステップ15で出
湯禁止状態ならばステップ13へ分岐し、ステップ13
で出湯スイッチ10のオンオフにかかわらず出湯手段8
を停止する。したがって、出湯ロック解除入力手段14
の操作がなく出湯を許可していない状態では出湯スイッ
チ10をオンにしても出湯手段8は駆動しないようにな
っている。
【0024】また、図5は本発明の第2の実施例におけ
る沸騰制御手段16の動作を示すフローチャートであ
る。図5に示すように沸騰制御手段16が2分間の沸騰
状態維持中に機器を使用する者が出湯ロック解除入力手
段14を操作して熱湯を本体1外に排出する準備を行う
と、沸騰制御手段16はステップ25でまだ2分経過し
ていないにもかかわらずステップ29で出湯ロック解除
入力手段14よりオン信号を入力してステップ28へ分
岐し、ステップ28で直ちに加熱手段4の通電を終了す
る。
【0025】以上のような構成により、沸騰状態維持中
に機器を使用する者が出湯ロック解除入力手段を操作し
て出湯する準備を行うと、直ちに加熱延長を終了して出
湯時の安全性を確保し、かつ容器2底部が破損するのを
未然に防ぐとともに、誤って出湯スイッチ10を押さえ
る等の不意の操作を行っても容器2内の液体が容器2外
に放出されず、火傷等の事故を未然に防止してより安全
性の高いものにすることができる。
【0026】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について、図6〜図8を参照しながら説明する。図6は
本発明の第3の実施例における電気湯沸かし器のブロッ
ク図を示したものである。前記第2の実施例と異なる点
は、出湯制御手段17が出湯手段8のオンオフ状態に関
する信号を沸騰制御手段18に出力し、沸騰制御手段1
8が出湯制御手段17からの入力信号に基づいて通電制
御手段5を制御し加熱手段4の通電延長を終了する構成
としたことである。
【0027】前記第2の実施例において、沸騰状態維持
中に誤って出湯ロック解除入力手段14を押さえる等の
不意の操作を行うと、機器を使用する者に加熱を終了し
て出湯する意志がないにもかかわらず加熱延長を終了し
てしまうという課題がある。
【0028】本発明はこのような課題を改善するもので
あり、以上のように構成された電気湯沸かし器につい
て、図7および図8を用いてその動作の要点を説明す
る。図7は本発明の第3の実施例における出湯制御手段
17の動作を示すフローチャートである。図7に示すよ
うに、機器を使用する者が出湯ロック解除入力手段14
を操作後に出湯スイッチ10を操作して容器2内の水を
本体1外に排出しようとすると、ステップ35およびス
テップ31で出湯手段8の駆動を検知し、ステップ32
で出湯手段8を駆動するとともにステップ36で出湯手
段8が駆動していることを示す出湯オン信号を出力す
る。また、上記以外の場合は、ステップ35あるいはス
テップ31で出湯手段8の停止を検知し、ステップ33
で出湯手段8を停止するとともにステップ37で出湯手
段8が停止していることを示す出湯オフ信号を出力す
る。
【0029】また、図8は本発明の第3の実施例におけ
る沸騰制御手段18の動作を示すフローチャートであ
る。図8に示すように、沸騰制御手段18はステップ4
9で前記出湯オフ信号を出湯制御手段17より入力する
間はステップ46およびステップ47で沸騰状態維持用
の2分カウント動作を継続する。しかし、沸騰制御手段
18がステップ49で前記出湯オン信号を出湯制御手段
17より入力すると、容器2内の水が容器2外に放出さ
れていると判断してステップ48へ分岐し、ステップ4
8で直ちに加熱手段4の通電を終了する。
【0030】以上のような構成により、沸騰状態維持中
に機器を使用する者が出湯ロック解除入力手段14を操
作して出湯する準備を行っても出湯スイッチ10をオン
にして出湯手段8を駆動するまでは加熱延長を継続し、
誤って出湯ロック解除入力手段14を押さえる等の不意
の操作を行って加熱延長を終了させてしまうのを防いで
使い勝手の良いものにすることができるとともに、出湯
ロック解除入力手段14を操作した後に出湯スイッチ1
0をオンにするといった通常の出湯操作を行った場合
は、直ちに加熱延長を終了して出湯時の安全性を確保し
容器2底部の破損を未然に防ぐことができる。
【0031】なお、従来例および実施例1から3におい
て、沸騰検知手段、出湯制御手段および沸騰制御手段の
一部あるいは全部の構成手段をマイクロコンピュータに
て行うことができることは明らかである。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の電気湯沸かし器は
第1の効果として、液体を収納する容器と、前記容器内
の液体を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の通電制御
を行う通電制御手段と、温度センサを介して前記容器内
の液体の沸騰状態を検知し沸騰状態を示す沸騰信号を出
力する沸騰検知手段と、前記容器内の液体を前記容器外
へ吐出する出湯手段と、前記出湯手段の駆動操作を行う
出湯スイッチと、前記出湯スイッチの出力信号に基づき
前記出湯手段を駆動制御する出湯制御手段と、前記沸騰
信号を入力後所定時間は前記加熱手段の通電を延長し、
かつ前記出湯スイッチの出力信号に基づいて前記加熱手
段の通電延長を終了するように前記通電制御手段を制御
する沸騰制御手段を備えて、加熱延長して液体中の揮発
性不純物を除去している最中に出湯スイッチを操作し容
器内の液体を容器外に放出する場合は、直ちに加熱延長
を終了し液体のスムーズな放出を可能にして出湯時の安
全性を確保するとともに、液体を全部放出したときに加
熱により容器底部が破損するのを防ぐことができる。
【0033】また第2の効果として、前記出湯手段の駆
動許可を示す出湯許可信号を出力する出湯ロック解除入
力手段を設けて、出湯制御手段が前記出湯ロック解除入
力手段より前記出湯許可信号を入力後に前記出湯スイッ
チの出力信号に基づき前記出湯手段を駆動制御し、かつ
前記出湯ロック解除入力手段の出力信号に基づいて沸騰
制御手段が前記通電制御手段を制御し前記加熱手段の通
電延長を終了する構成により、沸騰状態維持中に機器を
使用する者が出湯ロック解除入力手段を操作して出湯す
る準備を行うと、直ちに加熱延長を終了して出湯時の安
全性を確保し、かつ容器底部が破損するのを未然に防ぐ
とともに、誤って出湯スイッチを押さえる等の不意の操
作を行っても容器内の液体が容器外に放出されず、火傷
等の事故を未然に防止してより安全性の高いものにする
ことができる。
【0034】さらに第3の効果として、出湯制御手段か
ら沸騰制御手段へ前記出湯手段の駆動状態に関する信号
を出力し、かつ前記沸騰制御手段が前記出湯制御手段か
らの入力信号に基づいて前記通電制御手段を制御し前記
加熱手段の通電延長を終了する構成により、誤って出湯
ロック解除入力手段を押さえる等の不意の操作を行って
加熱延長を終了させてしまうのを防いで使い勝手の良い
ものにすることができるとともに、出湯ロック解除入力
手段を操作した後に出湯スイッチをオンにするといった
通常の出湯操作を行った場合は、直ちに加熱延長を終了
して出湯時の安全性を確保し容器底部の破損を未然に防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電気湯沸かし器
のブロック図
【図2】同、沸騰制御手段の動作を示すフローチャート
【図3】本発明の第2の実施例における電気湯沸かし器
のブロック図
【図4】同、出湯制御手段の動作を示すフローチャート
【図5】同、沸騰制御手段の動作を示すフローチャート
【図6】本発明の第3の実施例における電気湯沸かし器
のブロック図
【図7】同、出湯制御手段の動作を示すフローチャート
【図8】同、沸騰制御手段の動作を示すフローチャート
【図9】従来例における電気湯沸かし器のブロック図
【図10】同、出湯制御手段の動作を示すフローチャー
【図11】同、沸騰制御手段の動作を示すフローチャー
【符号の説明】
2 容器 4 加熱手段 5 通電制御手段 6 温度センサ 7 沸騰検知手段 8 出湯手段 10 出湯スイッチ 11,15,17 出湯制御手段 13,16,18 沸騰制御手段 14 出湯ロック解除入力手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収納する容器と、前記容器内の液
    体を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の通電制御を行
    う通電制御手段と、温度センサを介して前記容器内の液
    体の沸騰状態を検知し沸騰状態を示す沸騰信号を出力す
    る沸騰検知手段と、前記容器内の液体を前記容器外へ吐
    出する出湯手段と、前記出湯手段の駆動操作を行う出湯
    スイッチと、前記出湯スイッチの出力信号に基づき前記
    出湯手段を駆動制御する出湯制御手段と、前記沸騰信号
    を入力後所定時間は前記加熱手段の通電を延長し、かつ
    前記出湯スイッチの出力信号に基づいて前記加熱手段の
    通電延長を終了するように前記通電制御手段を制御する
    沸騰制御手段を備えた電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 出湯手段の駆動許可を示す出湯許可信号
    を出力する出湯ロック解除入力手段を設けて、出湯制御
    手段が前記出湯ロック解除入力手段より前記出湯許可信
    号を入力後に出湯スイッチの出力信号に基づき出湯手段
    を駆動制御し、かつ前記出湯ロック解除入力手段の出力
    信号に基づいて沸騰制御手段が通電制御手段を制御し加
    熱手段の通電延長を終了する構成とした請求項1記載の
    電気湯沸かし器。
  3. 【請求項3】 出湯制御手段から沸騰制御手段へ出湯手
    段の駆動状態に関する信号を出力し、かつ前記沸騰制御
    手段が前記出湯制御手段からの入力信号に基づいて通電
    制御手段を制御し、加熱手段の通電延長を終了する構成
    とした請求項2記載の電気湯沸かし器。
JP23933494A 1994-10-04 1994-10-04 電気湯沸かし器 Expired - Fee Related JP3148915B2 (ja)

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