JP3148726B2 - ショ―ケ―ス - Google Patents
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- JP3148726B2 JP3148726B2 JP36113598A JP36113598A JP3148726B2 JP 3148726 B2 JP3148726 B2 JP 3148726B2 JP 36113598 A JP36113598 A JP 36113598A JP 36113598 A JP36113598 A JP 36113598A JP 3148726 B2 JP3148726 B2 JP 3148726B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体内に冷温切換
使用可能な貯蔵室を具備したショーケースに関するもの
である。
使用可能な貯蔵室を具備したショーケースに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種ショーケースにおいては、例
えば実公昭63−12776号公報(A47F3/0
4)に示されるように、本体内に冷蔵域と温蔵域とを区
画形成し、冷蔵域には冷却器からの冷気を供給して所定
の冷蔵温度に冷却すると共に、温蔵域にはシーズヒータ
と赤外線ヒータを設けて、所定の温度に加温する方式が
とられている。しかしながら、収納される商品の種類に
着目すると、温蔵商品と冷蔵商品とは決まった割合で存
在するものではなくて季節により異なり、例えば冬季に
おいては温蔵商品と冷蔵商品を併設する必要があるもの
の、夏季には温蔵商品は不要となる場合もある。
えば実公昭63−12776号公報(A47F3/0
4)に示されるように、本体内に冷蔵域と温蔵域とを区
画形成し、冷蔵域には冷却器からの冷気を供給して所定
の冷蔵温度に冷却すると共に、温蔵域にはシーズヒータ
と赤外線ヒータを設けて、所定の温度に加温する方式が
とられている。しかしながら、収納される商品の種類に
着目すると、温蔵商品と冷蔵商品とは決まった割合で存
在するものではなくて季節により異なり、例えば冬季に
おいては温蔵商品と冷蔵商品を併設する必要があるもの
の、夏季には温蔵商品は不要となる場合もある。
【0003】このような場合に前記公報の如く温蔵域は
温蔵のみ、冷蔵域は冷蔵のみに使用可能とすると、季節
によってショーケースの収納容積を有効に活用すること
ができない問題があり、近年では例えば実開昭62−8
5256号公報(A47F3/04)の如くショーケー
スの本体内に冷蔵と温蔵とに切換使用することができる
室を形成したものが考えられている。
温蔵のみ、冷蔵域は冷蔵のみに使用可能とすると、季節
によってショーケースの収納容積を有効に活用すること
ができない問題があり、近年では例えば実開昭62−8
5256号公報(A47F3/04)の如くショーケー
スの本体内に冷蔵と温蔵とに切換使用することができる
室を形成したものが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、赤外線ヒ
ータは通常ガラス管内に赤外線を発するフィラメントを
装設し、このフィラメントから前記ガラス管を貫通して
リード線を引き出す構造とされている。このリード線の
出口部はシリコンによってシールされるが、前述の如く
温蔵域を冷蔵にも使用可能とすると、この冷蔵使用中に
シール部分には結露が生じ、この結露水によってシリコ
ンのシール効果が劣化して赤外線ヒータ内部に浸水し、
漏電事故が発生する問題があった。
ータは通常ガラス管内に赤外線を発するフィラメントを
装設し、このフィラメントから前記ガラス管を貫通して
リード線を引き出す構造とされている。このリード線の
出口部はシリコンによってシールされるが、前述の如く
温蔵域を冷蔵にも使用可能とすると、この冷蔵使用中に
シール部分には結露が生じ、この結露水によってシリコ
ンのシール効果が劣化して赤外線ヒータ内部に浸水し、
漏電事故が発生する問題があった。
【0005】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、冷温切換使用可能な貯蔵室
を具備したショーケースにおける赤外線ランプの漏電事
故の発生を防止することを目的とする。
ために成されたものであり、冷温切換使用可能な貯蔵室
を具備したショーケースにおける赤外線ランプの漏電事
故の発生を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のショーケース
は、本体内に冷温切換使用可能な貯蔵室を具備したもの
であって、貯蔵室内には加温時に通電される赤外線ラン
プを設け、この赤外線ランプは一端部にリード線の出口
部を具備し、この出口部側が低く傾斜して取り付けられ
ていることを特徴とする。
は、本体内に冷温切換使用可能な貯蔵室を具備したもの
であって、貯蔵室内には加温時に通電される赤外線ラン
プを設け、この赤外線ランプは一端部にリード線の出口
部を具備し、この出口部側が低く傾斜して取り付けられ
ていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
例を詳述する。図1は本発明の実施例のショーケース1
の上部拡大縦断面側面図、図2は冷温使用状態のショー
ケース1の縦断側面図、図3は冷蔵使用状態のショーケ
ース1の縦断側面図、図4はショーケース1上部の斜視
図である。ショーケース1は前面に開口2を有した所謂
オープンショーケースであり、断面略コ字状の断熱壁3
の両側(図4では片方除去されている)にガラスを具備
した側板4、4を取り付けて本体6を構成している。前
記断熱壁3の内側には仕切板7によって冷気ダクト8が
構成されており、この仕切板7の内側は断熱区画板12
によって上下に区画され、上方を貯蔵室としての冷温切
換室9、下方を冷蔵室11とされている。
例を詳述する。図1は本発明の実施例のショーケース1
の上部拡大縦断面側面図、図2は冷温使用状態のショー
ケース1の縦断側面図、図3は冷蔵使用状態のショーケ
ース1の縦断側面図、図4はショーケース1上部の斜視
図である。ショーケース1は前面に開口2を有した所謂
オープンショーケースであり、断面略コ字状の断熱壁3
の両側(図4では片方除去されている)にガラスを具備
した側板4、4を取り付けて本体6を構成している。前
記断熱壁3の内側には仕切板7によって冷気ダクト8が
構成されており、この仕切板7の内側は断熱区画板12
によって上下に区画され、上方を貯蔵室としての冷温切
換室9、下方を冷蔵室11とされている。
【0008】冷蔵室11内には複数段の棚13が架設さ
れると共に、冷蔵室11の底板14下方には冷気ダクト
8に連通する冷却室16が構成され、ここに送風機17
が配設されている。また、冷蔵室11後方に対応する冷
気ダクト8内には冷凍サイクルに含まれる冷却器18が
収納配設されている。前記区画板12下側には補助仕切
板21により、後端において冷気ダクト8に連通する補
助冷気ダクト22が構成されており、この補助冷気ダク
ト22の前端は補助冷気吐出口23において冷蔵室11
に開放している。
れると共に、冷蔵室11の底板14下方には冷気ダクト
8に連通する冷却室16が構成され、ここに送風機17
が配設されている。また、冷蔵室11後方に対応する冷
気ダクト8内には冷凍サイクルに含まれる冷却器18が
収納配設されている。前記区画板12下側には補助仕切
板21により、後端において冷気ダクト8に連通する補
助冷気ダクト22が構成されており、この補助冷気ダク
ト22の前端は補助冷気吐出口23において冷蔵室11
に開放している。
【0009】区画板12の下面後端には前後に移動自在
のダンパー24が取り付けられており、図2の如くこの
ダンパー24が後方に位置する状態では区画板12より
上方の冷気ダクト8を閉塞し、図3の如く前方に位置す
る状態では補助冷気ダクト22を冷気ダクト8から隔離
する。また、冷蔵室11の底板14前端には冷却室16
に連通する冷気吸込口26が形成されると共に、断熱壁
3下方には機械室27が構成され、この機械室27内に
前記冷凍サイクルに含まれる圧縮機28、凝縮器29及
び凝縮器用ファン31が配置されている。
のダンパー24が取り付けられており、図2の如くこの
ダンパー24が後方に位置する状態では区画板12より
上方の冷気ダクト8を閉塞し、図3の如く前方に位置す
る状態では補助冷気ダクト22を冷気ダクト8から隔離
する。また、冷蔵室11の底板14前端には冷却室16
に連通する冷気吸込口26が形成されると共に、断熱壁
3下方には機械室27が構成され、この機械室27内に
前記冷凍サイクルに含まれる圧縮機28、凝縮器29及
び凝縮器用ファン31が配置されている。
【0010】冷気ダクト8の上端は開口2の上縁に構成
した冷気吐出口32において冷温切換室9内に開放して
おり、その後方の冷温切換室9天井部に取り付けた鏡面
状ステンレス製の反射板37には、赤外線ランプ33及
びシーズヒータ34が取り付けられ、区画板12上の冷
温切換室9底部にはプレートヒータ36が設けられてい
る。前記赤外線ランプ33及びシーズヒータ34の下方
はワイヤーガード38によって覆われ、火傷事故の発生
を防止している。
した冷気吐出口32において冷温切換室9内に開放して
おり、その後方の冷温切換室9天井部に取り付けた鏡面
状ステンレス製の反射板37には、赤外線ランプ33及
びシーズヒータ34が取り付けられ、区画板12上の冷
温切換室9底部にはプレートヒータ36が設けられてい
る。前記赤外線ランプ33及びシーズヒータ34の下方
はワイヤーガード38によって覆われ、火傷事故の発生
を防止している。
【0011】冬季等にショーケース1を冷温蔵庫として
使用する場合には、前記ダンパー24を図2の如く後方
に移動させる。送風機17及び圧縮機28が運転される
と、冷却器18と熱交換した冷気は送風機17によって
図2中実線矢印で示すように区画板12下方の冷気ダク
ト8から全て補助冷気ダクト22に流入し、補助冷気吐
出口23から冷蔵室11内に吐出され、開口2にエアー
カーテンを形成しつつ冷蔵室11内を循環して冷却し、
冷気吸込口26から帰還する。前記圧縮機18は冷気ダ
クト8内の吐出冷気温度に基づいて運転制御され、それ
によって冷蔵室11内の商品は+5℃〜+10℃の所定
の冷蔵温度に冷却される。
使用する場合には、前記ダンパー24を図2の如く後方
に移動させる。送風機17及び圧縮機28が運転される
と、冷却器18と熱交換した冷気は送風機17によって
図2中実線矢印で示すように区画板12下方の冷気ダク
ト8から全て補助冷気ダクト22に流入し、補助冷気吐
出口23から冷蔵室11内に吐出され、開口2にエアー
カーテンを形成しつつ冷蔵室11内を循環して冷却し、
冷気吸込口26から帰還する。前記圧縮機18は冷気ダ
クト8内の吐出冷気温度に基づいて運転制御され、それ
によって冷蔵室11内の商品は+5℃〜+10℃の所定
の冷蔵温度に冷却される。
【0012】一方、冷温切換室9においては赤外線ラン
プ33、シーズヒータ34及びプレートヒータ36に通
電される。プレートヒータ36上には缶コーヒー等の温
蔵商品が載置され、プレートヒータ36の熱は直接これ
らの商品に伝導し、それによってプレートヒータ36上
の商品を加熱する。シーズヒータ34は発熱して+20
0℃〜+300℃の温度となり、その輻射熱によって冷
温切換室9内の空気を加熱し、プレートヒータ36上の
商品を保温する役目を果たす。赤外線ランプ33は発光
して+120℃〜+150℃の温度となり、保温効果の
他、そこから照射される光によってプレートヒータ36
上の商品を照明し、それらを顧客に温かく見せる役目を
果たす。
プ33、シーズヒータ34及びプレートヒータ36に通
電される。プレートヒータ36上には缶コーヒー等の温
蔵商品が載置され、プレートヒータ36の熱は直接これ
らの商品に伝導し、それによってプレートヒータ36上
の商品を加熱する。シーズヒータ34は発熱して+20
0℃〜+300℃の温度となり、その輻射熱によって冷
温切換室9内の空気を加熱し、プレートヒータ36上の
商品を保温する役目を果たす。赤外線ランプ33は発光
して+120℃〜+150℃の温度となり、保温効果の
他、そこから照射される光によってプレートヒータ36
上の商品を照明し、それらを顧客に温かく見せる役目を
果たす。
【0013】前記シーズヒータ34及びプレートヒータ
36は冷温切換室9内の温度により例えば+70℃で非
通電、+60℃で通電されるように制御され、それによ
って冷温切換室9内の温蔵商品は+65℃等の温度に保
温される。また、赤外線ランプ33は連続通電によって
発光し、冷温切換室9内を照明する。
36は冷温切換室9内の温度により例えば+70℃で非
通電、+60℃で通電されるように制御され、それによ
って冷温切換室9内の温蔵商品は+65℃等の温度に保
温される。また、赤外線ランプ33は連続通電によって
発光し、冷温切換室9内を照明する。
【0014】他方、夏季等にショーケース1全体を冷蔵
庫として使用する場合には、前記ダンパー24を図3の
如く前方に移動させる。それによって送風機17及び圧
縮機28が運転されると、冷却器18と熱交換した冷気
は送風機17によって図3中実線矢印で示すように区画
板12上方の冷気ダクト8まで上昇し、冷気吐出口32
から冷温切換室9内に吐出され、開口2にエアーカーテ
ンを形成しつつ冷温切換室9及び冷蔵室11内を循環し
て冷却し、冷気吸込口26から帰還する。前記赤外線ラ
ンプ33、シーズヒータ34及びプレートヒータ36に
は通電されず、また、圧縮機18は同様に冷蔵室11内
の温度に基づいて運転制御され、それによって冷温切換
室9及び冷蔵室11内の商品を+5℃〜+10℃の所定
の冷蔵温度に冷却する。
庫として使用する場合には、前記ダンパー24を図3の
如く前方に移動させる。それによって送風機17及び圧
縮機28が運転されると、冷却器18と熱交換した冷気
は送風機17によって図3中実線矢印で示すように区画
板12上方の冷気ダクト8まで上昇し、冷気吐出口32
から冷温切換室9内に吐出され、開口2にエアーカーテ
ンを形成しつつ冷温切換室9及び冷蔵室11内を循環し
て冷却し、冷気吸込口26から帰還する。前記赤外線ラ
ンプ33、シーズヒータ34及びプレートヒータ36に
は通電されず、また、圧縮機18は同様に冷蔵室11内
の温度に基づいて運転制御され、それによって冷温切換
室9及び冷蔵室11内の商品を+5℃〜+10℃の所定
の冷蔵温度に冷却する。
【0015】次に、図1、図4乃至図7を用いて冷温切
換室9天井部の構造について説明する。断熱壁3の前端
上縁には蛍光灯41が取り付けられ、この蛍光灯41の
前方は開口2上縁に位置するシェード42によって被覆
されている。前記冷気吐出口32はこのシェード42と
仕切板7の天面板7Aの前端間に形成されており、この
冷気吐出口32内にはアルミニウムのハニカム構造体か
らなる整流板43が設けられる。この整流板43はその
前縁をシェード42に支持され、後縁は固定板44によ
って天面板7Aに固定されている。この固定板44は鏡
面状のステンレス板であり、前縁下端の係合部44Aを
整流板43後縁下端に係合し、そこから上方に延在した
後、後方に折曲されて上端部を天面板7Aにネジ46に
より固定されている。
換室9天井部の構造について説明する。断熱壁3の前端
上縁には蛍光灯41が取り付けられ、この蛍光灯41の
前方は開口2上縁に位置するシェード42によって被覆
されている。前記冷気吐出口32はこのシェード42と
仕切板7の天面板7Aの前端間に形成されており、この
冷気吐出口32内にはアルミニウムのハニカム構造体か
らなる整流板43が設けられる。この整流板43はその
前縁をシェード42に支持され、後縁は固定板44によ
って天面板7Aに固定されている。この固定板44は鏡
面状のステンレス板であり、前縁下端の係合部44Aを
整流板43後縁下端に係合し、そこから上方に延在した
後、後方に折曲されて上端部を天面板7Aにネジ46に
より固定されている。
【0016】前記反射板37は前端部を前記ネジ46に
より固定板44と共に天面板7Aに固定されており、固
定板44の後方に位置して下方に断面V字型に突出する
屈曲部37Aを左右に渡って形成されている。前記赤外
線ランプ33はこの屈曲部37Aの前壁に左右に2本併
設される。各赤外線ランプ33、33は図6の斜視図及
び図7の断面図に示す如く、ガラス管48内にフィラメ
ント49を挿入し、ガラス管48一端部の出口部48A
より絶縁チューブ51にて被覆されたリード線52を挿
入して内部でフィラメント49と接続し、リード線52
と出口部48A間をシリコン53によってシールして内
部にアルゴンガスを封入し、出口部48A及び他端部に
口金54、56をそれぞれ取り付けて構成されている。
より固定板44と共に天面板7Aに固定されており、固
定板44の後方に位置して下方に断面V字型に突出する
屈曲部37Aを左右に渡って形成されている。前記赤外
線ランプ33はこの屈曲部37Aの前壁に左右に2本併
設される。各赤外線ランプ33、33は図6の斜視図及
び図7の断面図に示す如く、ガラス管48内にフィラメ
ント49を挿入し、ガラス管48一端部の出口部48A
より絶縁チューブ51にて被覆されたリード線52を挿
入して内部でフィラメント49と接続し、リード線52
と出口部48A間をシリコン53によってシールして内
部にアルゴンガスを封入し、出口部48A及び他端部に
口金54、56をそれぞれ取り付けて構成されている。
【0017】係る赤外線ランプ33の口金54、56に
は固定具57、58がそれぞれ取り付けられており、前
記固定具58はそのまま反射板37の屈曲部37A前壁
に固定されるが、出口部48A側の固定具57はスペー
サ59を介して屈曲部37A前壁に固定される。このス
ペーサ59は前方から見ても固定具58より低い位置に
おいて固定されており、これによって口金54はリード
線52を除く赤外線ランプ33のうちでは最も低くな
る。
は固定具57、58がそれぞれ取り付けられており、前
記固定具58はそのまま反射板37の屈曲部37A前壁
に固定されるが、出口部48A側の固定具57はスペー
サ59を介して屈曲部37A前壁に固定される。このス
ペーサ59は前方から見ても固定具58より低い位置に
おいて固定されており、これによって口金54はリード
線52を除く赤外線ランプ33のうちでは最も低くな
る。
【0018】ここで、前述の如く冷温切換室9を冷蔵室
として使用する場合、赤外線ランプ33は発光しておら
ず、冷気によって冷やされるのでリード線51の絶縁チ
ューブ51表面や口金54内部のガラス管48表面には
結露が生じる。この結露水が出口部48A内部のシリコ
ン53に触れると、シリコンが劣化してガラス管48内
部の密閉度が劣化し、リード線52やフィラメント49
に浸水して漏電故障を引き起こす。しかしながら、本発
明によれば口金54が最も低い位置にあるので、リード
線51の絶縁チューブ51表面や口金54内部のガラス
管48表面に付着した結露水は下方に落下するか、リー
ド線51を伝ってガラス管48より離間する方向に流
れ、シリコン53方向には向かわない。従って、前述の
如き漏電事故を未然に防止することができる。尚、ガラ
ス管48表面に残存している結露水は、自然蒸発すると
共に、ショーケース1を冷温蔵庫として使用するときに
発熱によって強制蒸発されるので問題はない。
として使用する場合、赤外線ランプ33は発光しておら
ず、冷気によって冷やされるのでリード線51の絶縁チ
ューブ51表面や口金54内部のガラス管48表面には
結露が生じる。この結露水が出口部48A内部のシリコ
ン53に触れると、シリコンが劣化してガラス管48内
部の密閉度が劣化し、リード線52やフィラメント49
に浸水して漏電故障を引き起こす。しかしながら、本発
明によれば口金54が最も低い位置にあるので、リード
線51の絶縁チューブ51表面や口金54内部のガラス
管48表面に付着した結露水は下方に落下するか、リー
ド線51を伝ってガラス管48より離間する方向に流
れ、シリコン53方向には向かわない。従って、前述の
如き漏電事故を未然に防止することができる。尚、ガラ
ス管48表面に残存している結露水は、自然蒸発すると
共に、ショーケース1を冷温蔵庫として使用するときに
発熱によって強制蒸発されるので問題はない。
【0019】赤外線ランプ33が発光すると、そこから
照射された光は下方に向かい直接冷温切換室9内の商品
を照明すると共に、赤外線ランプ33から上方に向かう
光は屈曲部37Aに反射し、更には固定板44に反射し
て下方に向かう。即ち、固定板44は赤外線ランプ33
の光の反射板としての機能を果たし、結果として赤外線
ランプ33を図1の如く冷温切換室9の前部に位置させ
ることができるようになる。それによって赤外線ランプ
33からの光は商品に斜め上前方から照射される形とな
り、商品を前方から見た場合に商品の前面が明るくなっ
て照明効果が著しく向上する。
照射された光は下方に向かい直接冷温切換室9内の商品
を照明すると共に、赤外線ランプ33から上方に向かう
光は屈曲部37Aに反射し、更には固定板44に反射し
て下方に向かう。即ち、固定板44は赤外線ランプ33
の光の反射板としての機能を果たし、結果として赤外線
ランプ33を図1の如く冷温切換室9の前部に位置させ
ることができるようになる。それによって赤外線ランプ
33からの光は商品に斜め上前方から照射される形とな
り、商品を前方から見た場合に商品の前面が明るくなっ
て照明効果が著しく向上する。
【0020】次に、シーズヒータ34は図5の分解図に
示すように、発熱部としての前辺部34Aと、この前辺
部34Aの両側より後方に延在する発熱部としての両側
辺部34B、34B、及び両側辺部34B、34Bの後
端を内側に少許折曲して形成した後辺部34C、34C
とからなる全体としては矩形C形状を成しており、後辺
部34C、34Cの端部にリード線62、62を接続す
るためのクロロプレンゴムから成るモールド部63、6
3を有している。係るシーズヒータ34は図1の如く前
辺部34Aを取付具66によって反射板37の屈曲部3
7Aの後壁に固定すると共に、図4の如く後辺部34C
を取付具67、68によって天面板7Aに固定すること
により本体6に取り付ける。このとき、前辺部34Aは
冷温切換室9の略全幅に渡り、両側辺部34B、34B
は側板4、4の内側に位置する。それによって冷温切換
室9内略全域に輻射熱を照射して万遍なく加熱できるよ
うに構成されている。尚、この両側辺部34B、34B
及び前記赤外線ランプ33側方の側板4、4との間には
遮蔽板71、71が取り付けられ、シーズヒータ34及
び赤外線ランプ33からの熱によって側板4のガラスが
加熱され、割れないようにしている。また、リード線6
2にはバイメタルから成る過熱防止器72が接続されて
いる。この過熱防止器72は屈曲部37A後方の反射板
37後部に取付具73により固定されており、その雰囲
気温度が例えば+88℃に上昇した場合にシーズヒータ
34への通電を絶つように動作する。
示すように、発熱部としての前辺部34Aと、この前辺
部34Aの両側より後方に延在する発熱部としての両側
辺部34B、34B、及び両側辺部34B、34Bの後
端を内側に少許折曲して形成した後辺部34C、34C
とからなる全体としては矩形C形状を成しており、後辺
部34C、34Cの端部にリード線62、62を接続す
るためのクロロプレンゴムから成るモールド部63、6
3を有している。係るシーズヒータ34は図1の如く前
辺部34Aを取付具66によって反射板37の屈曲部3
7Aの後壁に固定すると共に、図4の如く後辺部34C
を取付具67、68によって天面板7Aに固定すること
により本体6に取り付ける。このとき、前辺部34Aは
冷温切換室9の略全幅に渡り、両側辺部34B、34B
は側板4、4の内側に位置する。それによって冷温切換
室9内略全域に輻射熱を照射して万遍なく加熱できるよ
うに構成されている。尚、この両側辺部34B、34B
及び前記赤外線ランプ33側方の側板4、4との間には
遮蔽板71、71が取り付けられ、シーズヒータ34及
び赤外線ランプ33からの熱によって側板4のガラスが
加熱され、割れないようにしている。また、リード線6
2にはバイメタルから成る過熱防止器72が接続されて
いる。この過熱防止器72は屈曲部37A後方の反射板
37後部に取付具73により固定されており、その雰囲
気温度が例えば+88℃に上昇した場合にシーズヒータ
34への通電を絶つように動作する。
【0021】ここで、反射板37の後端と仕切板7間に
はネジ74、76によってカバー77が取り付けられて
いる。このカバー77はシーズヒータ34のモールド部
63、63及び後辺部34C、34C下方に位置し、シ
ーズヒータ34の発熱部となる前辺部34A及び両側辺
部34B、34Bと、モールド部63、63及び後辺部
34C、34Cを区画する。これによって前辺部34A
及び両側辺部34B、34Bからの輻射熱はカバー77
によって遮断され、モールド部63、63及び後辺部3
4C、34Cに照射されることがなくなる。
はネジ74、76によってカバー77が取り付けられて
いる。このカバー77はシーズヒータ34のモールド部
63、63及び後辺部34C、34C下方に位置し、シ
ーズヒータ34の発熱部となる前辺部34A及び両側辺
部34B、34Bと、モールド部63、63及び後辺部
34C、34Cを区画する。これによって前辺部34A
及び両側辺部34B、34Bからの輻射熱はカバー77
によって遮断され、モールド部63、63及び後辺部3
4C、34Cに照射されることがなくなる。
【0022】ここで、モールド部63、63の使用条件
は通常+65℃以下であるため、前辺部34A及び両側
辺部34B、34Bからの輻射熱によって直接加熱され
るとモールド部63、63が溶解し、断線や短絡故障を
引き起こす危険性があるが、本発明によればカバー77
によって輻射熱は遮断されるので係る問題は生じない。
は通常+65℃以下であるため、前辺部34A及び両側
辺部34B、34Bからの輻射熱によって直接加熱され
るとモールド部63、63が溶解し、断線や短絡故障を
引き起こす危険性があるが、本発明によればカバー77
によって輻射熱は遮断されるので係る問題は生じない。
【0023】次に、前記ワイヤーガード38は後端をヒ
ンジ78によってカバー77に回動自在に固定され、前
端は固定板44の取付板79にネジ80にて固定支持さ
れている。赤外線ランプ33の断線故障時には、このネ
ジ80を外してワイヤーガード38を図1中破線で示す
ように下方に降下させて交換を行う。また、以上のよう
にワイヤーガード38が固定板44に支持されることに
より、固定板44は整流板43の固定と赤外線ランプ3
3からの光の反射、並びにワイヤーガード38の支持の
役目を兼ねることになり、冷温切換室9天上部の構造を
簡素化することができるようになる。
ンジ78によってカバー77に回動自在に固定され、前
端は固定板44の取付板79にネジ80にて固定支持さ
れている。赤外線ランプ33の断線故障時には、このネ
ジ80を外してワイヤーガード38を図1中破線で示す
ように下方に降下させて交換を行う。また、以上のよう
にワイヤーガード38が固定板44に支持されることに
より、固定板44は整流板43の固定と赤外線ランプ3
3からの光の反射、並びにワイヤーガード38の支持の
役目を兼ねることになり、冷温切換室9天上部の構造を
簡素化することができるようになる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した如く、赤外線ランプのリー
ド線の出口部側が低く傾斜するように赤外線ランプを取
り付けているので、貯蔵室の冷蔵使用時に使用されてい
ない赤外線ランプに付着した結露水は出口部部分より赤
外線ランプ内に流入することがなくなり、浸水による漏
電事故の発生を未然に防止することができるものであ
る。
ド線の出口部側が低く傾斜するように赤外線ランプを取
り付けているので、貯蔵室の冷蔵使用時に使用されてい
ない赤外線ランプに付着した結露水は出口部部分より赤
外線ランプ内に流入することがなくなり、浸水による漏
電事故の発生を未然に防止することができるものであ
る。
【図1】本発明の実施例のショーケースの上部拡大縦断
面側面図である。
面側面図である。
【図2】冷温使用状態のショーケースの縦断側面図であ
る。
る。
【図3】冷蔵使用状態のショーケースの縦断側面図であ
る。
る。
【図4】ショーケース上部の斜視図である。
【図5】ショーケース上部の分解斜視図である。
【図6】赤外線ランプの斜視図である。
【図7】赤外線ランプの縦断面図である。
1 ショーケース 3 断熱壁 9 冷温切換室 32 冷気吐出口 33 赤外線ランプ 34 シーズヒータ 38 ワイヤーガード 43 整流板 44 固定板 48A 出口部 63 モールド部 77 カバー
Claims (1)
- 【請求項1】 本体内に冷温切換使用可能な貯蔵室を具
備したショーケースにおいて、前記貯蔵室内には加温時
に通電される赤外線ランプを設け、該赤外線ランプは一
端部にリード線の出口部を具備し、該出口部側が低く傾
斜して取り付けられていることを特徴とするショーケー
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36113598A JP3148726B2 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | ショ―ケ―ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36113598A JP3148726B2 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | ショ―ケ―ス |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4174321A Division JP2951110B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | ショーケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11285428A JPH11285428A (ja) | 1999-10-19 |
JP3148726B2 true JP3148726B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=18472342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36113598A Expired - Fee Related JP3148726B2 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | ショ―ケ―ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148726B2 (ja) |
-
1998
- 1998-12-18 JP JP36113598A patent/JP3148726B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11285428A (ja) | 1999-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |