JP3148517U

JP3148517U - 卓上ポップ用台紙

Info

Publication number: JP3148517U
Application number: JP2008008465U
Authority: JP
Inventors: 司郎田中
Original assignee: 白木メディア株式会社
Priority date: 2008-12-03
Filing date: 2008-12-03
Publication date: 2009-02-19
Anticipated expiration: 2018-12-03

Abstract

【課題】形状が簡単で、誰でも簡単に組み立てることができ、また、製造過程で屑が発生しない経済的にも有利な卓上ポップ用台紙を提供する。【解決手段】剛性を備えた長方形の板紙１０からなり、該板紙１０に山折り用の型押し部２１〜２３によって区切られた表面部１１、底部１２、支持部１３及び重合部１４をこの順序に配し、前記表面部１１の両側に仕切り板差し込み用の第１の切り込み部３１を設け、更に、前記表面部の底辺寄りに受け皿形成用の第２の切り込み部３２を設けると共に、第２の切り込み部の付け根３２ａに付け根部どうしを結ぶ谷折り用の型押し部２４を設け、且つ、前記重合部１４の両側に仕切り板形成用の第３の切り込み部３３を設けると共に、第３の切り込み部の付け根３３ａに付け根部どうしを結ぶ谷折り用の型押し部２５を設ける。【選択図】図１

Description

本考案は、誰でも簡単に組立が可能で、チラシ、ＤＭ、申込書などの配付物を載置することが可能であり、販売促進、或いはイベントの告知に最適な卓上ポップ用台紙に関するものである。

従来、図４に示すように、下台板１ｂと上台板１ａからなる台部１、下台板１ｂの反折り返し側から起立した壁部２の外壁板２ｂ、外壁板２ｂの上端から外方横向きに延出した下ポップ板３ｂと該下ポップ板３ｂの先端より折り返して下ポップ板３ｂ上に重ねた上ポップ板３ａからなるポップ部３、上ポップ板３ａより下方へ折り曲げて外壁板２ｂの内側に重ねた内壁板２ａとを備え、且つ、下台板１ｂの両側部の壁板寄りの部分にコーナー部４、折り込み片５を連接し、折り込み片５を内向きに折り曲げて内及び外壁板２ａ，２ｂ間に差し込んで内及び外壁板２ａ，２ｂを起立状態に拘束した陳列台用ポップ台紙Ａが提案されている（特許文献１参照。）。

しかしながら、上記陳列台用ポップ台紙Ａは、下台板１ｂの真横にコーナー部４と折り込み片５が突出しているため、形状が複雑であるのみならず、例えば、長方形の板紙１００から陳列台用ポップ台紙Ａを打ち抜くと、図５に示すように、板紙１００の四隅に屑となる部分１０１〜１０４が発生し、不経済となる。図中、ａ〜ｅ及びｂ１は罫線、６は差し込み部、７は差し込み穴、７ａは切れ目である。
実用新案登録第３０５０３９６号公報

本考案は、形状が簡単で、誰でも簡単に組み立てることが可能であるのみならず、製造過程で屑が発生しない経済的にも有利な卓上ポップ用台紙を提供することにある。

本願の請求項１に係る卓上ポップ用台紙は、剛性を備えた長方形の板紙からなり、該板紙に山折り用の型押し部によって区切られた表面部、底部、支持部及び重合部をこの順序に配し、前記表面部の両側に仕切り板差し込み用の第１の切り込み部を設け、更に、前記表面部の底辺寄りに受け皿形成用の第２の切り込み部を設けると共に、第２の切り込み部の付け根に付け根部どうしを結ぶ谷折り用の型押し部を設け、且つ、前記重合部の両側に仕切り板形成用の第３の切り込み部を設けると共に、第３の切り込み部の付け根に付け根部どうしを結ぶ谷折り用の型押し部を設けたものである。

本願の請求項２に係る卓上ポップ用台紙は、請求項１において、仕切り板差し込み用の第１の切り込み部の長さを仕切り板形成用の第３の切り込み部の間隔よりも若干長くすることを特徴とする。

本願の請求項３に係る卓上ポップ用台紙は、請求項１又は２において、仕切り板差し込み用の第１の切り込み部に対応する位置に仕切り板形成用の第３の切り込み部を設けることを特徴とする。

本願の請求項４に係る卓上ポップ用台紙は、請求項１において、支持部の長さ及び仕切り板差し込み用の第１の切り込み部の設置箇所によって表面部の傾きを調整することを特徴とする。

本願の請求項５に係る卓上ポップ用台紙は、請求項１において、表面部をイベント等を告知する告知板とすることを特徴とする。

上記のように、本考案は、剛性を備えた長方形の板紙からなり、該板紙に山折り用の型押し部によって区切られた表面部、底部、支持部及び重合部をこの順序に配し、前記表面部の両側に仕切り板差し込み用の第１の切り込み部を設け、更に、前記表面部の底辺寄りに受け皿形成用の第２の切り込み部を設けると共に、第２の切り込み部の付け根に付け根部どうしを結ぶ谷折り用の型押し部を設け、且つ、前記重合部の両側に仕切り板形成用の第３の切り込み部を設けると共に、第３の切り込み部の付け根に付け根部どうしを結ぶ谷折り用の型押し部を設けたものであるから、形状が簡単で、誰でも簡単に組み立てることができる。

また、本考案は、台紙の外形が長方形であるから、製造過程で屑が発生せず、原料を無駄にすることがない。また、本考案の台紙で形成した卓上ポップは、ブティック、或いは商店のカウンターなどに設置しても場所を取らず、販売促進、イベント、申込書などの告知に最適である。また、この卓上ポップは、紙製品であり，処理も安心、安全である。

更に、補充用として、卓上ポップの底部上に予備のチラシ、ＤＭ、申込書などの配付物を備蓄することにより、ポップの安定感が増加する。また、受け皿の配付物が不足した場合に、底部の配付物を受け皿に補充することもできるため、顧客の要望にすぐ応えることができる。

以下、本考案の実施の形態を図面を用いて説明する。
図１に示すように、本考案の卓上ポップ用の台紙Ｘは、剛性を備えた長方形の板紙１０でできている。

この板紙１０は、その長手方向に沿って、順次、表面部１１、底部１２、支持部１３及び重合部１４を具備すると共に、表面部１１と底部１２の境界を山折り用の第１の型押し部２１によって区切り、底部１２と支持部１３の境界を山折り用の第２型押し部２２によって区切り、支持部１３と重合部１４の境界を山折り用の第３の型押し部２３によって区切っている。

上記表面部１１は、その両側に仕切り板４１を差し込むための第１の切り込み部３１を表面部１１の側面１１ａと平行になるように設けている。また、表面部１１の底辺寄りに受け皿４２を形成するための第２の切り込み部３２を設けると共に、第２の切り込み部の付け根３２ａに付け根部どうしを結ぶ谷折り用の型押し部２４を設けている。第２の切り込み部３２は、凹字形を呈している。

上記重合部１４は、その両側に仕切り板形成用の第３の切り込み部３３を設けると共に、第３の切り込み部の付け根３３ａに付け根部どうしを結ぶ谷折り用の型押し部２５を第３の型押し部３３と平行になるように設けている。

この際、仕切り板差し込み用の第１の切り込み部３１の長さは、仕切り板形成用の第３の切り込み部３３の間隔よりも若干長くして、第１の切り込み部３１に仕切り板４１を差し込み易くしている。

また、仕切り板差し込み用の第１の切り込み部３１に対応する位置に仕切り板形成用の第３の切り込み部３３を設けるようにしている。また、支持部１３の長さ及び仕切り板差し込み用の第１の切り込み部３１の設置箇所によって表面部１１の傾きを調整するようにしている。更に、表面部１１をイベント等を告知する告知板としている。

本考案の卓上ポップ用台紙は、次の手順にしたがって誰でも簡単に組み立てることができる。
先ず、表面部１１、底部１２、支持部１３及び重合部１４の間に設けられている第１、第２、第３の型押し部２１，２２，２３を山折りし、次に、重合部１４の両側に設けられている仕切り板形成用の切り込み部３３の付け根部どうしを結ぶ型押し部２５を谷折りする。

そして、底部１２、支持部１３及び重合部１４を内側に折り込みながら重合部１４の両側に設けた仕切り板４１を表面部１１に設けた仕切り板差し込み用の切り込み部３１に差し込み、更に、表面部１１に設けた受け皿形成用の切り込み部３２の付け根部どうしを結ぶ型押し部２４を谷折りして受け皿４２を表面部１１の前面側に倒すことにより、図２に示すような卓上ポップＸ”を簡単に組み立てることができる。

この卓上ポップＸ”は、図３に示すように、受け皿４２上にチラシ、ＤＭ、申込書などの配付物５０を載置することができる。また、底部１２と、支持部１３および重合部１４で出来た三角形の空隙１７に予備のチラシ、ＤＭ、申込書などの配付物５０を入れることにより、卓上ポップＸ”の安定感が増加する。受け皿４２の配付物５０が不足したら、空隙１７内の配付物５０を表面部１１の受け皿４２にすぐに補充することもできる。

この卓上ポップは、ブティック、或いは商店のカウンターなどに設置しても、場所を取らず、販売促進、イベント、申込書などの告知に最適である。また、この卓上ポップは、紙製品であり，処理も安心、安全である。

本考案に係る卓上ポップ用台紙の平面図である。卓上ポップ用台紙を組み立てて作った卓上ポップの斜視図である。卓上ポップの使用例を示す斜視図である。従来の陳列台用ポップの一部切欠き斜視図である。従来の陳列台用ポップ用台紙の平面図である。

符号の説明

１０長方形の板紙
１１表面部
１２底部
１３支持部
１４重合部
２１〜２３山折り用の型押し部
２４，２５谷折り用の型押し部
３１第１の切り込み部
３２第２の切り込み部
３２ａ第２の切り込み部の付け根
３３第３の切り込み部
３３ａ第３の切り込み部の付け根

Claims

剛性を備えた長方形の板紙からなり、該板紙に山折り用の型押し部によって区切られた表面部、底部、支持部及び重合部をこの順序に配し、前記表面部の両側に仕切り板差し込み用の第１の切り込み部を設け、更に、前記表面部の底辺寄りに受け皿形成用の第２の切り込み部を設けると共に、第２の切り込み部の付け根に付け根部どうしを結ぶ谷折り用の型押し部を設け、且つ、前記重合部の両側に仕切り板形成用の第３の切り込み部を設けると共に、第３の切り込み部の付け根に付け根部どうしを結ぶ谷折り用の型押し部を設けて成る卓上ポップ用台紙。
仕切り板差し込み用の第１の切り込み部の長さを仕切り板形成用の第３の切り込み部の間隔よりも若干長くすることを特徴とする請求項１記載の卓上ポップ用台紙。
仕切り板差し込み用の第１の切り込み部に対応する位置に仕切り板形成用の第３の切り込み部を設けることを特徴とする請求項１又は２記載の卓上ポップ用台紙。
支持部の長さ及び仕切り板差し込み用の第１の切り込み部の設置箇所によって表面部の傾きを調整することを特徴とする請求項１記載の卓上ポップ用台紙。
表面部をイベント等を告知する告知板とすることを特徴とする請求項１記載の卓上ポップ用台紙。