JP3148162B2 - 伝送容量可変型送受信機 - Google Patents

伝送容量可変型送受信機

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JP3148162B2 JP27473897A JP27473897A JP3148162B2 JP 3148162 B2 JP3148162 B2 JP 3148162B2 JP 27473897 A JP27473897 A JP 27473897A JP 27473897 A JP27473897 A JP 27473897A JP 3148162 B2 JP3148162 B2 JP 3148162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波無線通
信システムにおいて使用される無線送受信機に関し、特
に、通信需要により伝送路の伝送容量が可変可能な伝送
容量可変型の無線送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の伝送容量可変型送受信機の第1の
公知例として特開昭61−109338号公報に開示さ
れた技術が提案されている。この第1の従来例による通
信方式の原理的構成を図5(第1の従来例の第1図)及
び図6に示す。
【0003】この図5に示された通信方式は、送信側で
加入者信号の有無を確認し、信号のある加入者のみを多
重化装置22にて多重化する。加入者信号が少ないとき
には伝送帯域を狭帯域化でき、それにより信号帯域に重
畳される雑音が抑圧できるために高品質な伝送をするこ
とを目的としている。伝送容量可変の方法としては、種
々の方法が考えられるが、伝送容量の可変ステップをあ
らかじめ決めておき、段階的に切り替える方法が良く使
用されている。
【0004】図5に示される第1の従来例の構成の一例
を具体的に図6に表す。
【0005】図6に示された技術はベースバンド信号の
周波数帯域をステップ的に可変することにより伝送容量
可変可能で、周波数帯域を設定制御する設定制御回路7
と、該設定制御回路7により発振周波数が決定される周
波数設定回路1と、ベースバンド信号を周波数設定回路
1の出力に従って帯域制限を実施するディジタルフィル
タ3とによりベースバンド信号の周波数帯域が設定され
る。
【0006】各部の動作を詳細に説明する。加入者信号
の有無の情報を収集し呼量に応じて各局の伝送容量を一
斉に設定する集中管理局の情報等に基づき、伝送容量設
定対象局の設定制御回路7は、集中監視局等から到来し
た監視・設定信号をソフトウェア制御により回路内のR
AM等に記憶し、記憶した設定内容を周波数設定回路1
に出力する。周波数設定回路1は、発振器と発振器の1
/N(Nは1以上の整数)に発振周波数を分周する分周
器で構成され、分周比1/NのNの値の設定は前記設定
制御回路7の出力に基づいて実施される。
【0007】また、ディジタルフィルタ3は、前記周波
数設定回路1の出力周波数をサンプリングクロックfs
として、同サンプル速度で入力ベースバンド信号の帯域
制限を実施する。また、帯域制限されたベースバンド信
号はD/A変換器5にてアナログ信号に変換され、乗算
器9にて無線周波数である搬送波11と掛け合わせられ
て変調された後に、増幅器13に入力され、規定の電力
に増幅され、無線機出力としてアンテナ17から伝搬路
に送信される。
【0008】また、受信側では、前記と逆の作用とな
り、アンテナ17から受信された無線周波数帯の信号が
増幅器14に入力されて所定の電力に増幅された後に、
乗算器10にて無線周波数の搬送波12と掛け合わされ
て復調され、出力されたベースバンドアナログ信号はA
/D変換器6にてディジタル信号に変換され、ディジタ
ルフィルタ4にて設定制御回路7の出力に基づいた周波
数設定回路2の出力のサンプリング速度にて送信された
データを復元する。
【0009】設定制御回路7の設定情報は、設定制御さ
れる局と送受信の対をなす、対向する無線局においても
同一の設定となるために、送受同一の伝送容量にて信号
伝送が実施される。
【0010】また、周波数軸上で隣接する伝搬路上の無
線チャネル間干渉を取り除く方法として、特開平1−2
13041号公報に開示された第2の従来例の第1図で
表される通信システムが良く用いられている。隣接干渉
を起こしやすい帯域端の周波数成分を帯域通過フィルタ
を用いて除去し、隣接干渉成分を除去する作用がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙上の
従来技術には下記に示す如き欠点があった。
【0012】第1の問題点は、前記伝送容量可変型送受
信機にて電源投入時または該設定制御回路の回路動作立
ち上がり時あるいは該設定制御回路の異常発生時には前
記周波数設定回路からの周波数出力が定まらず、設定可
能な伝送容量としてはいずれの場合も取り得るために、
該当伝送路にて隣接チャネルに信号が存在する場合に
は、隣接チャネル間干渉を生じる場合があるということ
である。
【0013】その理由は以下の通りである。前記従来技
術例による図6の伝送容量可変型送受信機において、電
源投入時あるいは設定制御回路立ち上がり時並びに設定
制御回路の異常発生時に前記設定制御回路の出力が不定
の場合を考える。設定制御回路7は通信路内の補助伝送
信号などを利用して、集中監視局等から到来した監視・
設定信号をソフトウェア制御により回路内のRAM等に
記憶し、そのRAMの出力を周波数設定回路1、2に出
力するが、ソフト制御並びにRAM読み出しにある程度
の時間を必要とし、出力が不定になる状態が存在する。
【0014】また、ソフトウェア制御については、CP
U異常処理等の事態が生じ、同様に設定制御回路出力が
不定になる可能性がある。設定制御回路の出力が不定な
ために、周波数設定回路の出力周波数は1/N(Nは1
以上の整数)のいずれの値に設定されるかは不定とな
り、発振器周波数の1/Nとして設定されるいずれの帯
域の出力も送信される場合がある。
【0015】例えば、N=1、2、3と3種類設定可能
な場合を考え、図7に本従来例による伝送容量可変型送
受信機の送信周波数スペクトラムを表す。横軸は周波
数、縦軸は各々の周波数成分における振幅レベルをそれ
ぞれ示す。図7中隣接チャネルに送信される信号を点線
で表すと、自局の送信信号は周波数設定回路の出力周波
数によって帯域の異なるS1あるいはS2あるいはS3
となるが、電源投入時あるいは設定制御回路から設定に
異常が発生した場合には、設定制御回路7から本来S2
またはS3で設定されるべき送信出力がS1に設定され
るときがあり、そのときに隣接チャネルとチャネル干渉
を生じるために、隣接チャネルの伝送品質が劣化、並び
に隣接チャネルの回線断が生じる場合がある。
【0016】また、電源立ち上げ並びに設定制御回路7
の立ち上げ完了後あるいは設定制御回路7の正常動作時
には、設定制御回路7の設定値として隣接チャネル干渉
を生じない程度の周波数帯域S2またはS3に設定され
るので問題は生じない。
【0017】第2の問題点は、隣接チャネル干渉除去の
ために上記第2の従来例、特開平1−213041号公
報の第1図で表される通信システムを伝送容量可変型送
受信機に適用した場合には、構造が複雑かつ高価にな
り、更には所望の特性が得られないことである。
【0018】その理由は下記の通りである。即ち、伝送
容量のステップに応じて、それぞれの伝送容量に対応し
た帯域消去濾波器が必要となり、それぞれの濾波器を設
定制御回路7の情報に基づいて選択切り替えをする必要
がある。構造が複雑である上に、設定制御回路7の情報
を使用するために電源立ち上げ時、あるいは設定制御回
路7の立ち上がり時また設定制御回路7の異常動作時に
機能しない。
【0019】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在する上記欠点を解消する為になされたものであ
り、従って本発明の目的は、伝送容量可変型送受信機に
て電源投入時あるいは設定制御回路立ち上がり並びに設
定制御回路の異常発生時において、隣接チャネル信号と
のチャネル間干渉が発生し得る場合でも、隣接チャネル
干渉が発生せず、牽いては隣接チャネルの伝送品質に何
ら影響を与えることなく、システム全体における伝送信
号の信号品質を向上させることを可能とした新規な伝送
容量可変型送受信機を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る伝送容量可変型送受信機は、送信側に
て隣接チャネル検出回路出力と設定制御回路出力とを用
いて周波数設定回路の発振周波数を決定する周波数制御
回路と、受信側にて狭帯域のフィルタと、狭帯域フィル
タ出力を検波するための検波器とを備える隣接チャネル
検出回路とを備えて構成される。
【0021】伝送容量可変型送受信機において、電源投
入時あるいは設定制御回路の回路動作立ち上がり時並び
に設定制御回路の異常発生時に設定制御回路の出力が不
定の場合に、設定制御回路の出力が不定なために周波数
設定回路の出力周波数は1/N(Nは1以上の整数)の
何れの値に設定されるかが不定となり、発振器周波数の
1/Nとして設定されるいずれの帯域の出力も送信され
る可能性があるが、隣接チャネル成分が検出された場合
には周波数設定回路の出力周波数として、隣接チャネル
干渉を発生しないような周波数が選択され、牽いては隣
接チャネルの伝送品質に何ら影響を与えない作用があ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】
[構成の説明]以下、本発明をその好ましい一実施の形
態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】図1は本発明による一実施の形態を示すブ
ロック構成図である。
【0024】図1を参照するに、従来の第1の公知例で
ある図6の構成に比べると、周波数制御回路8と隣接チ
ャネル検出回路16を加えた点が変更されている。
【0025】図1はベースバンド信号の周波数帯域をス
テップ的に可変することにより伝送容量可変可能な伝送
容量可変型送受信機であり、送信側は、発振器の周波数
を1、1/2、1/4に分周して周波数出力が得られる
周波数設定回路1と、周波数設定回路1の分周比を設定
する周波数制御回路8と、入力周波数に従い帯域制限が
実施されるディジタルフィルタ3と、ディジタル信号を
アナログ信号に変換するD/A変換器5と、無線周波数
の搬送波11とベースバンド信号を掛け合わせる乗算器
9と、無線周波数帯の信号を増幅する増幅器13と、伝
搬路に送出するアンテナ17で構成されている。
【0026】また、受信側は、アンテナ17から入力さ
れた受信信号を増幅する増幅器14と、無線周波数の搬
送波12と無線周波数帯の信号を掛け合わせる乗算器1
0と、ベースバンドアナログ信号をディジタル信号に変
換するA/D変換器6と、受信信号の周波数帯域を制限
するディジタルフィルタ4と、前述の周波数設定回路2
とから構成されている。
【0027】また、隣接チャネル検出回路16は、狭帯
域の帯域の異なるフィルタ161、162と、該各狭帯
域フィルタ出力をそれぞれ検波する検波器163、16
4とを有している。フィルタ161、162のフィルタ
帯域は周波数と振幅の関係を示す図2においてそれぞれ
R1、R2で示される。
【0028】また、送信側、受信側それぞれに対して、
加入者信号の有無の情報を収集し呼量に応じて伝送容量
を一斉に設定する設定制御回路7を備えている。
【0029】本設定制御回路7は、通信路内の補助伝送
信号等を利用して、集中監視局等から到来した監視・設
定信号をソフトウェア制御により回路内のRAM等に記
憶し、記憶した情報のうち周波数設定に関する設定情報
を周波数制御回路8もしくは周波数設定回路2に出力す
る。
【0030】[動作の説明]加入者信号の有無の情報を
収集し呼量に応じて各局送信側あるいは受信側の伝送容
量を設定する集中管理局の設定情報等に基づき、設定制
御回路7は、集中監視局等から到来した監視・設定信号
をソフトウェア制御により回路内のRAM等に記憶し、
記憶した情報を周波数制御回路8もしくは周波数設定回
路2に出力する。電源投入時あるいは設定制御回路7の
立ち上がり時並びに設定制御回路7の異常発生時に設定
制御回路7の出力が不定となる場合が考えられるが、そ
の場合には、隣接チャネル検出回路16にて、隣接チャ
ネルに信号の有無または帯域の大小を検出し、その検出
結果により次の動作となる。
【0031】(1)、隣接チャネルが図2のN1の信号
であり、送信周波数に対して外側の帯域検出フィルタ1
61のみで隣接チャネルを検出した場合には、検波器1
63にて検波結果が出力され、隣接チャネル検出回路1
6の出力(検波器163、164の出力)803、80
4(図3参照)はそれぞれ“0”、“1”となる(隣接
チャネルを検出した場合には、検出した側の検波器の出
力は“0”となる。この場合には、帯域検出フィルタ1
61が隣接チャネルを検出し、帯域検出フィルタ162
は隣接チャネルを検出していないので、各検波器16
3、164の出力803、804は“0”、“1”とな
る)。
【0032】図3と図4に周波数制御回路8の具体的構
成例と詳細動作図(真理値表)を示す。
【0033】図3において、周波数制御回路8は例えば
AND回路81、82によって構成されている。
【0034】図3、図4において、設定制御回路7の出
力801、802は分周比1/1〜1/4を表すどの値
も取り得るが、隣接チャネル検出回路出力803、80
4の値により周波数制御回路8の出力A、Bに“1”、
“1”を発生しなくなり、従って、分周比1/2、1/
4のみに制限される。依って、送信信号としては図2の
S2またはS3の帯域に設定され、隣接チャネルへのチ
ャネル干渉は生じない。
【0035】(2)、隣接チャネルが図2のN2の信号
であり、送信周波数に対して外側の帯域検出フィルタ1
61と内側の帯域検出フィルタ162で隣接チャネルを
検出した場合には、検波器163、164にて検波結果
が出力され、隣接チャネル検出回路出力803、804
はそれぞれ“0”、“0”となる。
【0036】図3の周波数制御回路8の詳細動作図にお
いて設定制御回路7の出力801、802は分周比1/
1〜1/4を表すどの値も取り得るが、隣接チャネル検
出回路出力803、804の値により周波数制御回路8
の出力A、Bに“0”、“1”と“1”、“1”を発生
しなくなり、従って、分周比1/4のみに制限される。
依って、送信信号としてはS3の帯域に設定され、隣接
チャネルへのチャネル干渉は生じない。
【0037】(3)、隣接チャネルがなく、双方の帯域
検出フィルタ161、162で検出されない場合には、
検波器163、164にて検波結果が出力され、隣接チ
ャネル検出回路出力803、804はそれぞれ“1”、
“1”となる。
【0038】図4の周波数制御回路8の詳細動作図にお
いて設定制御回路7の出力801、802は分周比1/
1〜1/4を表すどの値も取り得るが、隣接チャネル検
出回路出力803、804の値により分周比も1/1〜
1/4のどの値も取り得る。従って、送信信号としては
S1〜S3の帯域に設定されるが、隣接チャネルへのチ
ャネル干渉は生じない。
【0039】周波数制御回路8では、設定制御回路7あ
るいは隣接チャネル検出回路16の出力は各々2値の2
ビットの値を入力し、簡単なロジック回路にて上記機能
を実現することができる。また、隣接チャネル検出回路
16と周波数設定回路8に関しては、ソフトウェア的な
操作は一切ないので、電源立ち上がり時からの動作が非
常に速く、本構成による隣接チャネルに干渉を与えるよ
うな送信信号を出力することはない。
【0040】更には、設定制御回路7が立ち上がった
後、もしくは設定制御回路7の動作に異常がないときに
は、隣接チャネル干渉を惹き起こすことのないように設
定制御回路7により周波数帯域が設定されるので、隣接
チャネル干渉を惹き起こす動作は一切生じない。
【0041】本実施の形態では伝送容量として3通りの
値を取るときの回路構成の一例であるが、伝送容量の選
択値が増えた場合でも上記と同様の回路構成にて、隣接
チャネル干渉発生を防ぐことができることは明らかであ
る。
【0042】本発明の主腰部の一つである隣接チャネル
検出回路16の一変形例として、帯域検出フィルタ16
1、162の代わりに共振回路を使用することも可能で
ある。
【0043】また、周波数制御回路8は、図3に示され
た実施例においては、2個のAND回路81、82によ
って構成されているが、代わりに、ROM等の記憶回路
によって形成し、図4の入力信号A1、A2、B1、B
2をアドレスとして用い、それに対応する図4の真理値
表に示す出力A、Bを発生するように構成することも可
能である。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、作用する
ものであり、本発明によれば、以下に示す如き効果が得
られる。
【0045】第1の効果は、伝送容量可変型送受信機に
て電源投入時あるいは設定制御回路立ち上がり時並びに
設定制御回路の異常発生時においても、隣接チャネル信
号とのチャネル間干渉が発生しないことにより、隣接チ
ャネルの伝送品質に何ら影響を与えることなく、システ
ム全体における伝送信号の信号品質が向上できることで
ある。
【0046】その理由は、隣接チャネル検出回路16に
て隣接チャネルの信号を検出し、検出結果により周波数
制御回路8において送信周波数帯域に選択制限を設ける
ことにより、隣接チャネル間干渉を発生しないような送
信信号が出力されるからである。
【0047】第2の効果は、伝送容量可変型送受信機に
おいて、周波数の有効利用が可能であることである。
【0048】その理由は、従来の伝送容量可変型送受信
機においては隣接チャネル間干渉を生じる可能性があっ
たために、あらかじめ隣接チャネル干渉が発生しないよ
うに、例えば図2における伝送容量がS2またはS3し
か必要のない伝送路においても隣接チャネルは図2にお
けるS1より外側に配置されていたが、本発明によりチ
ャネル間隔をS2の外側に配置可能で、これにより周波
数を無駄に使用する必要がなくなるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図2】本発明による一実施の形態における送信信号の
周波数と振幅または隣接チャネル信号を示した図であ
る。
【図3】本発明による一実施の形態における周波数制御
回路の一具体例を示すブロック構成図である。
【図4】図3に示した周波数制御回路の真理値表を示す
図である。
【図5】第1の公知例(特開昭61−109338号公
報)によるブロック構成図である。
【図6】従来例による伝送容量可変型送受信機のブロッ
ク図である。
【図7】従来例による伝送容量可変型送受信機の送信信
号の周波数と振幅または隣接チャネル信号を示した図で
ある。
【符号の説明】
1、2…周波数設定回路 3、4…ディジタルフィルタ 5…D/A変換器 6…A/D変換器 7…設定制御回路 8…周波数制御回路 9、10…乗算器 11、12…搬送波発生器 13、14…増幅器 16…隣接チャネル検出回路 17…アンテナ 161、162…狭帯域フィルタ 163、164…検波器 R1…狭帯域フィルタ161通過帯域 R2…狭帯域フィルタ162通過帯域 N1、N2…隣接チャネル信号 S1、S2、S3…送信信号 81、82…論理AND回路 801、802…設定制御回路出力 803、804…隣接チャネル検出回路出力 805、806…周波数制御回路出力

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースバンド信号の周波数帯域を可変す
    ることにより伝送容量可変可能なマイクロ波無線伝送方
    式において、伝送容量を設定制御する設定制御回路と、
    送信側で周波数制御回路により発振周波数が決定される
    周波数設定回路と、ベースバンド信号を該周波数設定回
    路の出力に従って帯域制限を実施するディジタルフィル
    タと、該ディジタルフィルタの出力をアナログ信号に変
    換するD/A変換器と、該アナログ信号を搬送波と掛け
    合わせ無線周波数に変換する乗算器と、前記無線周波数
    の信号を増幅する増幅器とを有し、また受信側では受信
    信号に含まれる隣接チャネル成分を入力して、前記周波
    数制御回路に制御信号を送出する隣接チャネル検出回路
    と、受信信号を増幅する増幅器と、無線周波数信号を搬
    送波と掛け合わせベースバンド信号に変換する乗算器
    と、該ベースバンド信号をディジタル信号に変換するA
    /D変換器と、該ディジタル信号を入力するディジタル
    フィルタと、該ディジタルフィルタによる帯域制限の実
    施を制御する周波数設定回路を有することを特徴とする
    伝送容量可変型送受信機。
  2. 【請求項2】 前記隣接チャネル検出回路は、狭帯域の
    フィルタと、該狭帯域ィルタの出力を検波する検波器と
    を有し、隣接チャネルの信号を検出した場合には前記周
    波数制御回路に隣接チャネル検出信号を送出することを
    更に特徴とする請求項1に記載の伝送容量可変型送受信
    機。
  3. 【請求項3】 前記周波数制御回路は、前記隣接チャネ
    ル検出回路の出力を用いてチャネル間干渉を生じないよ
    うに送信周波数を制御することを更に特徴とする請求項
    1または2のいずれか一項に記載の伝送容量可変型送受
    信機。
  4. 【請求項4】 前記隣接チャネル検出回路は、複数個の
    狭帯域フィルタと検波器とを有し、隣接チャネルの帯域
    幅に応じてチャネル間干渉が生じないように送信周波数
    が制御されることを更に特徴とする請求項1に記載の伝
    送容量可変型送受信機。
  5. 【請求項5】 前記周波数制御回路を2個のAND回路
    によって構成したことを更に特徴とする請求項1または
    3のいずれか一項に記載の伝送容量可変型送受信機。
  6. 【請求項6】 前記周波数制御回路を、ROM等の記憶
    装置によって構成したことを更に特徴とする請求項1ま
    たは3のいずれか一項に記載の伝送容量可変型送受信
    機。
  7. 【請求項7】 前記狭帯域のフィルタの代わりに、共振
    回路を使用したことを更に特徴とする請求項2または4
    のいずれか一項に記載の伝送容量可変型送受信機。
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