JP3147977U - 独立免震基礎 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震の速く激しい危険な揺れをゆっくりした揺れに変える独立免震基礎を提供する。【解決手段】独立基礎2の支持端を緩衝材、例えば、免震ゴムに挿着し、地面4に通常より大きな穴を掘り独立基礎2を立て、周りにゴム片3を詰めた。独立基礎2を採用することで地震波を受ける面積が大幅に減少するので地震での揺れも布基礎に比べて減った。更に地面4と独立基礎2の間に緩衝材を充填したので、地震の激しい速い揺れをゆっくりした、安全な揺れに変えることで建物の安全を確保できる。【選択図】図1
Description
本考案は、一般住宅の独立基礎に免震ゴムを介在させて一般住宅の免震機能を持つようにした免震基礎に関する。
一般住宅の基礎は布基礎もしくは全面にコンクリートを打つ平たい基礎である。
一般に鉄筋コンクリート造や鉄骨造等の建築物では、免震装置は地震の被害から建築物を守るため免震ゴムを用いて大規模で速い揺れを周期の長い揺れに変えて有害な揺れを低減できるようになっている。
一般に鉄筋コンクリート造や鉄骨造等の建築物では、免震装置は地震の被害から建築物を守るため免震ゴムを用いて大規模で速い揺れを周期の長い揺れに変えて有害な揺れを低減できるようになっている。
ところが、一般住宅では免震装置を用いずに、柱とか梁を太くしたり、筋違いを取り付けたりして、耐震建築にするのが一般的となっている。しかし大地震ではやはり建築物に損傷を受けたり、建築物内部の備品に大きな被害を被ったりしてしまう。
特開平10−176435
一般住宅に免震ゴムを適用しようとした場合、コンクリート造または鉄骨造の建築物と比較して以下に示すような問題がある。
一般住宅は単位面積当たりの重量が、コンクリート建築物の5分の1程度となり、また鉄骨建築物の3分の1程度と極めて軽くなる。このため、建築物の慣性力が小さくなり、従来の免震ゴムでは充分に免震機能を得ることができない。また一般住宅の柱下の荷を受ける本数が多いので、1つの免震ゴムに作用するばね上荷重が著しく減少して免震機能の更なる低下になる。
そこで、軽量の一般住宅に対応させて免震ゴムを小型化し、かつ、ばね定数を低下させることが考えられるが、この場合は大地震が発生した場合にゴムの変形限界に対する余裕が少なくなる。このため、免震ゴムを単に小型化して軟らかくしても、やはり免震機能を充分に得ることができなくなってしまうという各種課題があった。
かかる目的を達成するために本考案1では、一端側で構造物を支持し他端側を埋設する独立基礎と、同独立基礎の埋設側に嵌着する緩衝部材とからなることを特徴とする独立免震基礎とし、本考案2では、請求項1に記載の、独立免震基礎の緩衝部材の外側に緩衝部材を少なくとも一段以上多段に覆設した独立免震基礎とし、一般住宅の免震構造では、土台はスパンを長く取れるように鉄骨などの丈夫な材料で造り、基礎を独立基礎とした。次に独立基礎の穴を通常よりかなり大きい穴を地面に堀って、独立基礎と穴との間に緩衝材を詰めた。
また、本考案2の一般住宅の免震構造は、本考案1の免震基礎をさらに大きな地震に対して堪えるようにしたものである、詳しくは、独立基礎の穴を通常よりかなり大きい穴を地面に掘って、最大のコップ状容器をその穴に入れて周りに緩衝材を詰め、最大のコップ状容器に次々と小さいコップ状容器を入れて間に緩衝材を詰めて、最小のコップ状容器の中央に独立基礎を立て周りに緩衝材を詰めた。
土台を天板に取り付けた。
土台を天板に取り付けた。
以上、本考案一般住宅の免震構造の作用は、独立基礎を採用することで地震波を受ける面積が大幅に減少するので地震での揺れも布基礎に比べて減った。更に地面と独立基礎の間に緩衝材を充填するので地震の激しい速い揺れをゆっくりした被害のない揺れに変えた。
以上、説明したように本考案1に示す一般住宅の免震装置にあっては、独立基礎と地面間に緩衝材のゴム片を充填し、土台を鉄骨などの丈夫なもので造るので、地震の速く激しい危険な揺れをゆっくりした揺れに変えるので危険がなくなった。さらに本考案2の多段独立基礎では、地震の弱い揺れは内側の小さなコップ状容器で受け、強い揺れは外側の大きなコップ状容器で受けるのでさらに大きな地震に対応できた。また布基礎を造る必要がないので従来の建築物と比較してもあまり差がない。ビルの基礎を支えるコンクリートパイルの上面に本考案の多段独立免震基礎を直接取り付けて、ビルの基礎を造らないこともできる。次に土台の水平レベルが変化してもライナーを挿むだけで簡単に調整できた。免震ゴムが地中にあるので揺れすぎを止めるストッパーの必要がなく、以上、述べた様々な利点がある。
以下、本考案の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1、図2は本考案一般住宅の免震基礎の一実施形態を示し、図1は独立免震基礎の断面図、図2は多段独立免震基礎の断面図である。
図1、図2に示すように本実施形態の一般住宅の免震構造は、地面に直径約1m、深さ約1mの穴8を掘り内側をコンクリートで仕上げる、土台を天板1に取り付ける。
図1に図示するように、独立基礎2の下部を約30cm浮かせて穴8の中央に建て、ゴム片3を入れながら接着剤で固め穴8の表面まで充填した。
図2に図示するように、穴8の下部にゴム片3を約10cm敷き詰め接着剤で固めて最大コップ状容器7を中央に置き周りにゴム片3を詰めて接着剤で固めた。同様にして次の大きさのコップ状容器をゴム片3と接着剤で固定した。また同様に最小コップ状容器5を設置し、中央に独立基礎2を立て周りにゴム片3を詰め接着剤で固定した。土台を天板1に取り付けた。
独立基礎2を適材適所に立てるために、土台を鉄骨などの丈夫な物で造り、また建築物の荷重、高さ、地盤などによって免震基礎の大きさ、個数などが変わる。またコップ状容器は金属、強化プラスチックなどで造ることもできる。
布基礎は地震波を受ける面積が大きいので、独立基礎と比べると建築物の揺れが大きい、それで独立基礎を採用し、独立基礎の周りに緩衝材を設置して独立免震基礎とすると、建築物揺れが小さくゆっくりなる。費用が嵩む布基礎が必要ない。耐震建築と違って人や家財に被害がない。以上の様々な利点があるので産業上の利用価値がある。
本考案は、建物のみならず、一般構造物、例えば、大型船舶用機関の免震基礎としても利用できる。
本考案は、建物のみならず、一般構造物、例えば、大型船舶用機関の免震基礎としても利用できる。
1 天板
2 独立基礎
3 ゴム片
4 地面
5 最小コップ状容器
6 中段コップ状容器
7 最大コップ状容器
8 穴
2 独立基礎
3 ゴム片
4 地面
5 最小コップ状容器
6 中段コップ状容器
7 最大コップ状容器
8 穴
Claims (2)
- 一端側で構造物を支持し他端側を埋設する独立基礎と、同独立基礎の埋設側に嵌着する緩衝部材とからなることを特徴とする独立免震基礎。
- 上記緩衝部材の外側に緩衝部材を少なくとも一段以上多段に覆設したことを特徴とする請求項1に記載の独立免震基礎。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008007880U JP3147977U (ja) | 2008-11-11 | 2008-11-11 | 独立免震基礎 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008007880U JP3147977U (ja) | 2008-11-11 | 2008-11-11 | 独立免震基礎 |
Publications (1)
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JP3147977U true JP3147977U (ja) | 2009-01-29 |
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JP2008007880U Expired - Fee Related JP3147977U (ja) | 2008-11-11 | 2008-11-11 | 独立免震基礎 |
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JP (1) | JP3147977U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013053450A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk | 免震装置とそれを使用する免震方法 |
-
2008
- 2008-11-11 JP JP2008007880U patent/JP3147977U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2013053450A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk | 免震装置とそれを使用する免震方法 |
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