JP2016505732A - 免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法 - Google Patents

免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】建築物の振動時、スラブの揺れを効果的に防止することができる免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法を提供する。【解決手段】本発明は、柱構造物上の梁構造物に支持されるスラブを免震性能を持つように施工する免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法に関するもので、スラブを梁構造物の下部に相対的に平面遊動可能に懸垂支持することを特徴とする。これにより、建築物の振動時、スラブの揺れを効果的に防止することができる免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法が提供される。【選択図】図2

Description

本発明は免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法に係り、より詳しくは、地震や強風などの災害またはその他の外部から伝達される外力によって建築物の振動が発生するとき、主構造体である柱体と梁構造物からの外力が直接スラブに伝達されないようにスラブの施工構造を改善することができる免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法に関する。
一般に、地震や強風などの災害またはそのほか外部から建築物に伝達される外力に対応することができるようにする建築物の耐震設計は、柱構造物と梁構造物及び柱体と梁体の結合領域を構造的に補強する方式でなされる。そして、建築物空間の底面または天井をなすスラブは梁構造物の上部に支持する方式で施工される。
この際、梁構造物とスラブはコンクリートの打設によって一体に施工できるが、このような構造は耐震性能が低い。特に、高層建築物の場合には、構造的に安全性を保障しにくい。
一方、耐震建築物の施工法のうち、スラブを梁構造物の上部に施工するに際して、梁構造物とスラブの間に振動を緩衝することができる免震装置を介装する方式の免震スラブ施工法がある。
しかし、このような従来の免震スラブ施工方法は、スラブが梁構造物の上部に施工されるから、緩衝機能を持つ免震装置を梁構造物とスラブの間に介装しても、建築物の振動及び衝撃発生の際、柱構造物、梁構造物及び免震装置を介してスラブにも振動及び衝撃が伝達されてスラブが揺れるしかない。
このようなスラブの揺れが過度に発生すれば、建築物内部の入居者及び家具などの各種什器の安全を保障することができないし、最悪の場合には、スラブの崩壊及び建築物の崩壊が発生する深刻な状況をもたらす問題点がある。
そして、スラブが梁構造物の上部に施工されるに際して、梁構造物とスラブの間に緩衝機能を持つ免震装置が介装されるから、建築物の階高が低くなる問題点が発生する。
また、高価の免震装置を用いるから、施工コストが上昇する問題点がある。
したがって、本発明の目的は、建築物の振動時、スラブの揺れを効果的に防止することができる免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法を提供することである。
また、建築物の階高が低くなることを最小化することができ、施工コストを節減することができる免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法を提供することである。
前記目的は、本発明によって、スラブを梁構造物の下部で自由振動できるように懸垂支持する懸垂部材;及び前記懸垂部材を前記スラブと前記梁構造物に対して相対的に遊動可能に結合する遊動結合手段を含むことを特徴とする免震スイングスラブ支持装置によって達成される。
また、前記目的は、柱構造物上の梁構造物に支持されるスラブを前記梁構造物の下部で自由振動可能に懸垂支持することを特徴とする免震スイングスラブ施工方法によって達成される。
ここで、前記スラブを前記梁構造物の下部に配置するスラブ配置段階;及び前記梁構造物に対して前記スラブを相対的に平面遊動可能に懸垂支持するスラブ支持装置を設置する支持装置設置段階;を含むことが好ましい。
そして、前記支持装置設置段階は、前記スラブを前記梁構造物の下部に相対的に平面遊動可能に懸垂支持する懸垂部材を設置し;前記懸垂部材を前記スラブと前記梁構造物に対して相対的に遊動可能に結合する遊動結合手段を設置する段階を含むことが効果的である。
また、前記懸垂部材は、前記スラブと前記梁構造物を遊動可能に貫く棒状を持つとともに長手方向の両側端部領域に前記遊動結合手段が結合される結合部が形成され、前記遊動結合手段は、前記懸垂部材の両側端部領域がそれぞれ遊動可能に通過する通孔を持つ一対の遊動支持体と、前記両遊動支持体を通過した前記懸垂部材の前記結合部に結合され、前記遊動支持体に対して相対的に遊動可能に支持される遊動結合部材とを含むことがより好ましい。
この際、前記遊動結合部材は球状を持ち、前記遊動結合部材に向かう前記遊動支持体の一側には前記遊動結合部材の球面に対応する陥没球面が形成されることができる。
または、前記遊動結合部材は、前記遊動支持体に向かう一側が部分球状に形成され、前記遊動結合部材に向かう前記遊動支持体の一側には前記遊動結合部材の部分球面に対応する陥没球面が形成されることができる。
もしくは、前記遊動支持体は球状を持ち、前記遊動支持体に向かう前記遊動結合部材の一側には前記遊動支持体の球面に対応する陥没球面が形成されることができる。
または、前記遊動支持体は、前記遊動結合部材に向かう一側が部分球状に形成され、前記遊動支持体に向かう前記遊動結合部材の一側には前記遊動支持体の部分球面に対応する陥没球面が形成されることができる。
一方、前記スラブの両側辺領域とこれに対応する前記梁構造物には前記懸垂部材が遊動可能に通過する遊動孔が長手方向に隔たって複数形成され;前記懸垂部材は前記遊動孔より小さな直径を持ち、前記遊動孔を貫くように設置されることが好ましい。
この際、前記遊動孔は、前記梁構造物の長手方向また幅方向に対応する長孔に形成されることが効果的である。
一方、前記スラブの縁部領域とこれに対向する前記柱構造物のいずれか一方にはダンピング手段が設けられることが好ましい。
本発明によれば、建築物の振動時、スラブの揺れを効果的に防止することができる免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法が提供される。
また、建築物の階高が低くなることを最小にすることができ、施工コストを節減することができる免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法が提供される。
本発明による免震スイングスラブ施工工程のブロック図である。 本発明による免震スイングスラブ施工方法によって施工された免震スイングスラブの施工状態の斜視図である。 本発明による免震スイングスラブ施工方法に使われるスラブ支持装置の斜視図である。 図4のスラブ支持装置の分解斜視図である。 図4のスラブ支持装置設置領域の拡大断面図である。 図4のスラブ支持装置の他の例によるスラブ支持装置設置領域の拡大断面図である。 図4のスラブ支持装置の他の例によるスラブ支持装置設置領域の拡大断面図である。 図4のスラブ支持装置の他の例によるスラブ支持装置設置領域の拡大断面図である。 図4のスラブ支持装置の他の例によるスラブ支持装置設置領域の拡大断面図である。 本発明の他の例による免震スイングスラブ支持装置の施工に対応するスラブの平面図である。 本発明の他の例による免震スイングスラブ支持装置の施工に対応するスラブの平面図である。
図1及び図2に示したように、本発明による免震スイングスラブ施工方法は、スラブ110を梁構造物120の下部に相対的に平面遊動可能に懸垂支持する形態となる。このため、スラブ110を梁構造物120の下部に配置するスラブ配置段階(S01)と、梁構造物120に対してスラブ110が相対的に平面遊動可能に懸垂支持するスラブ支持装置1を設置する支持装置1の設置段階(S02)を含む。
ここで、支持装置1の設置段階(S02)は、スラブ110を梁構造物120の下部に相対的に平面遊動可能に懸垂支持する懸垂部材10を設置し(S02a)、懸垂部材10をスラブ110と梁構造物120に対して相対的に遊動可能に結合する遊動結合手段20を設置する(S02b)過程からなることができる。
このような本発明による免震スイングスラブ施工方法を具現するためのスラブ支持装置1は、前述したようにかつ図3〜図11に示したように、スラブ110を梁構造物120下部に対して相対的に平面遊動可能に懸垂支持する懸垂部材10と、懸垂部材10をスラブ110と梁構造物120に対して相対的に遊動可能に結合する遊動結合手段20とを含む。
懸垂部材10はスラブ110と梁構造物120を遊動可能に貫く長さの棒状を持つとともに長手方向の両側端部領域に後述する遊動結合手段20の遊動結合部材25が結合される結合部11が形成された構造になることが好ましい。
この際、懸垂部材10の結合部11と後述する遊動結合部材25はネジ締結構造によって互い結合されることが好ましい。懸垂部材10の結合部11を雄ネジ部にし、遊動結合部材25に雌ネジ部を形成するとか、懸垂部材10の結合部11を雌ネジ部にし、遊動結合部材25に雄ネジ部を形成する形態を選択することができる。
このような懸垂部材10の設置のために、スラブ110と梁構造物120には懸垂部材10が遊動可能に貫設される遊動孔111が形成される。この遊動孔111は懸垂部材10の外径より大きな内径を持つ形態にし、懸垂部材10が遊動孔111の内部で遊動することができるようにする。この際、遊動孔111は梁構造物120の長手方向また幅方向に対応する方向の長孔に形成され、梁構造物120に対するスラブ110の相対的平面遊動が一方向になされるようにすることができる。もしくは、遊動孔111を、前述したように、懸垂部材10の外径より大きな内径を持つ円形に形成して、梁構造物120に対するスラブ110の相対的平面移動方向を制限しないこともできる。
このような遊動孔111は、スラブ110の両側辺領域とこれに対応する梁構造物120に長手方向に隔たって複数形成できる。
一方、遊動結合手段20は、懸垂部材10の両側端部領域がそれぞれスラブ110と梁構造物120に遊動可能にかかるようにする一対の遊動支持体21と、両遊動支持体21に対して相対的に遊動可能に支持されるように懸垂部材10の両側結合部11にそれぞれ結合される一対の遊動結合部材25を含む。
遊動支持体21は、その中央部に懸垂部材10の端部領域が遊動可能に通過する通孔22が形成されている。
この遊動支持体21の通孔22は懸垂部材10の外径より大きな内径を持つもので、少なくともスラブ110と梁構造物120に形成された遊動孔111に対応するとか大きな内径を持つことが好ましい。もちろん、通孔22は懸垂部材10の外径より大きな内径を持つ範囲でスラブ110と梁構造物120の遊動孔111より小さな内径に形成できる。
そして、遊動支持体21は通孔22の周囲領域がスラブ110と梁構造物120の遊動孔111より大きな円周長さを持つ形態に形成される。これにより、遊動支持体21の通孔22を通過した懸垂部材10が遊動結合部材25に結合されたとき、懸垂部材10の両側端部領域がそれぞれスラブ110と梁構造物120に遊動可能にかかることになる。
また、遊動結合部材25に向かう遊動支持体21の一側には、遊動結合部材25が遊動可能に支持されるように、後述する遊動結合部材25の球面27に対応する陥没球面23が形成されている。
遊動結合部材25は少なくとも遊動支持体21に向かう側が球状を持っており、その中央に懸垂部材10の結合部11が結合される結合構造26として雌ネジ部が形成された構造となる。
この遊動結合部材25は遊動支持体21の通孔22より大きな外径を持つ球状の部材で、遊動支持体21に向かう側の部分球面27が遊動支持体21の陥没球面23に対して相対的に遊動可能に接触支持される。
このような遊動結合部材25の外周面には、作業者が遊動結合部材25を懸垂部材10の結合部11に締結する作業性を向上させるための構造として、締結工具接触部28が形成されることが好ましい。この際、締結工具接触部28は多角面に形成されるとか多様な形態の摩擦パターンに形成できる。
そして、懸垂部材10との結合のための結合構造26は、前述したように、懸垂部材10の結合部11を雄ネジ部にする場合は遊動結合部材25に雌ネジ部を形成し、懸垂部材10の結合部11を雌ネジ部にする場合は遊動結合部材25に雄ネジ部を形成する形態を選択することができる。
ここで、遊動結合部材25は、図2〜図5のように、真円形球状の外に、図9のように、半球状を持つ形態であることができる。すなわち、遊動結合部材25は、遊動支持体21の陥没球面23に相対的に遊動可能に支持される一側が部分球状に形成できるものである。この際、締結工具接触部28は遊動結合部材25の他側に多角面、あるいは、図6のように、摩擦パターンを持つ突出構造に形成できる。
一方、遊動結合手段20の遊動支持体21と遊動結合部材25は互いに相対遊動可能な範囲で前述した形態の外に多様な形態に形成できる。
例えば、図8のように、遊動支持体21が球状を持ち、遊動結合部材25に遊動支持体21の球面27に相対的に遊動可能に接触する陥没球面23が形成された形態であることができる。この際、遊動支持体21とスラブ110の間には遊動支持体21が接触する遊動接触体21aが介装されることが好ましい。
または、図7のように、遊動支持体21が遊動結合部材25に向かう一側が部分球状に形成された半球形に形成され、遊動結合部材25に遊動支持体21の部分球面27に対応する陥没球面23が形成された形態となることができる。
この外にも、遊動結合手段20の遊動支持体21と遊動結合部材25は互いに相対遊動可能な範囲でその形態を多様にすることができる。
このような構成を持つスラブ支持装置1を用いて免震スイングスラブ110を施工する過程及び施工されたスラブ110の免震作用について説明する。
まず、前述したようにかつ図1及び図2に示したように、スラブ配置段階(S01)で梁構造物120の下部にスラブ110を配置する。ここで、スラブ110は、図10及び図11に示したように、四つの柱体130の間領域に対応する1スパンスラブまたは六つの柱体130の間領域に対応する2スパンスラブなどを含んだ多様な形態のスラブであることができる。この際、柱体130に対応するスラブ110の角領域または周囲領域は柱体130が位置する空間が形成される。
この際、スラブ110の縁部領域とこれに対向する柱構造物130のいずれか一方には、図5に示したように、ダンピング手段30が設置されることが好ましい。これは、建築物の振動発生時、梁構造物120の下部に懸垂支持されたスラブ110が柱体と衝突することに備えるためのものである。ダンピング手段30としては、一般的に建築物の施工に使われる多様な形態のダンパーまたはダンピング装置などが用いられる。
スラブ110の配置後、支持装置1の設置段階(S02)で、梁構造物120に対してスラブ110が相対的に平面遊動可能となるように、スラブ支持装置1を次のように設置する。
梁構造物120とスラブ110に形成された遊動孔111に懸垂部材10を挿入し、懸垂部材10の両端部をそれぞれ梁構造物120の上部とスラブ110の下部に露出させる(S02a)。
その後、スラブ110の下部と梁構造物120の上部で遊動支持体21の通孔22に懸垂部材10の両端部が通過するように遊動支持体21を配置した後、懸垂部材10の両側結合部11に遊動結合部材25を締結することにより、スラブ支持装置1及びスラブ110施工を仕上げる(S02b)。
このように、本発明による免震スイングスラブ施工方法によって施工された建築物のスラブ110には自重及びスラブ110上に存在する一連の重量物によって下向きに荷重が加わる状態となる。
一方、建築物に振動や衝撃が発生すれば、柱構造物130と梁構造物120が振動によって揺れる。この際、柱構造物130と梁構造物120の揺れは本発明によるスラブ支持装置1によって、梁構造物120に対して相対的に平面遊動可能に懸垂支持されたスラブ110に伝達されることが遮断される。
すなわち、柱構造物130と梁構造物120が揺れてもスラブ110に前述したような下向荷重が加わる状態なので、図5のように、遊動支持体21と遊動結合部材25の球面27及び陥没球面23の相対遊動構造、及び懸垂部材10が遊動可能に通過する梁構造物120及びスラブ110の遊動孔111と遊動支持体21の通孔22の構造によって、スラブ110は梁構造物120に対して相対的に平面遊動することにより、スラブ110が揺れなくなる。
これにより、建築物に振動や衝撃が発生してもスラブ110は揺れないことにより、建築物内部の入居者及び家具などの各種什器の安全が保障され、スラブ110の崩壊及びこれによる建築物の崩壊を効果的に防止することができる。
そして、スラブ110と梁構造物120の間に付加の免震装置が介装されないので、スラブ110を梁構造物120に最大限密着させることができる。これにより、建築物の階高が低くならない。
また、高価の免震装置を使わないので、施工コストを節減することができる。
本発明による免震スイングスラブ支持装置及びこれを用いた免震スイングスラブ施工方法によれば、建築物の振動時、スラブの揺れを効果的に防止することができる。

Claims (24)

  1. スラブを梁構造物の下部で自由振動できるように懸垂支持する懸垂部材;及び
    前記懸垂部材を前記スラブと前記梁構造物に対して相対的に遊動可能に結合する遊動結合手段を含むことを特徴とする、免震スイングスラブ支持装置。
  2. 前記懸垂部材は、前記スラブと前記梁構造物を遊動可能に貫く棒状を持つとともに長手方向の両側端部領域に前記遊動結合手段が結合される結合部が形成され、
    前記遊動結合手段は、前記懸垂部材の両側端部領域がそれぞれ遊動可能に通過する通孔を持つ一対の遊動支持体と、前記両遊動支持体を通過した前記懸垂部材の前記結合部に結合され、前記遊動支持体に対して相対的に遊動可能に支持される遊動結合部材とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の免震スイングスラブ支持装置。
  3. 前記遊動結合部材は球状を持ち、前記遊動結合部材に向かう前記遊動支持体の一側には前記遊動結合部材の球面に対応する陥没球面が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の免震スイングスラブ支持装置。
  4. 前記遊動結合部材は前記遊動支持体に向かう一側が部分球状に形成され、前記遊動結合部材に向かう前記遊動支持体の一側には前記遊動結合部材の部分球面に対応する陥没球面が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の免震スイングスラブ支持装置。
  5. 前記遊動支持体は球状を持ち、前記遊動支持体に向かう前記遊動結合部材の一側には前記遊動支持体の球面に対応する陥没球面が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の免震スイングスラブ支持装置。
  6. 前記遊動支持体は前記遊動結合部材に向かう一側が部分球状に形成され、前記遊動支持体に向かう前記遊動結合部材の一側には前記遊動支持体の部分球面に対応する陥没球面が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の免震スイングスラブ支持装置。
  7. 前記懸垂部材の前記結合部と前記遊動結合部材はネジ締結構造によって互いに結合されることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか一項に記載の免震スイングスラブ支持装置。
  8. 前記遊動結合部材には多角面の締結工具接触部が形成されていることを特徴とする、請求項7に記載の免震スイングスラブ支持装置。
  9. 前記スラブの両側辺領域とこれに対応する前記梁構造物には前記懸垂部材が遊動可能に通過する遊動孔が長手方向に隔たって複数形成され;
    前記懸垂部材は前記遊動孔より小さな直径を持ち、前記遊動孔を貫くように設置されることを特徴とする、請求項7に記載の免震スイングスラブ支持装置。
  10. 前記遊動孔は前記梁構造物の長手方向また幅方向に対応する長孔に形成されていることを特徴とする、請求項9に記載の免震スイングスラブ支持装置。
  11. 前記スラブの縁部領域とこれに対向する前記柱構造物のいずれか一方にはダンピング手段が設けられることを特徴とする、請求項3〜8のいずれか一項に記載の免震スイングスラブ支持装置。
  12. 前記スラブの縁部領域とこれに対向する前記柱構造物のいずれか一方にはダンピング手段が設けられることを特徴とする、請求項9に記載の免震スイングスラブ支持装置。
  13. 柱構造物上の梁構造物に支持されるスラブを前記梁構造物の下部で自由振動可能に懸垂支持することを特徴とする、免震スイングスラブ施工方法。
  14. 前記スラブを前記梁構造物の下部に配置するスラブ配置段階;
    前記梁構造物に対して前記スラブを相対的に平面遊動可能に懸垂支持するスラブ支持装置を設置する支持装置設置段階;を含むことを特徴とする、請求項13に記載の免震スイングスラブ施工方法。
  15. 前記支持装置設置段階は、
    前記スラブを前記梁構造物の下部に相対的に平面遊動可能に懸垂支持する懸垂部材を設置し;
    前記懸垂部材を前記スラブと前記梁構造物に対して相対的に遊動可能に結合する遊動結合手段を設置する段階を含むことを特徴とする、請求項14に記載の免震スイングスラブ施工方法。
  16. 前記懸垂部材は、前記スラブと前記梁構造物を遊動可能に貫く棒状を持つとともに長手方向の両側端部領域に前記遊動結合手段が結合される結合部が形成され、
    前記遊動結合手段は、前記懸垂部材の両側端部領域がそれぞれ遊動可能に通過する通孔を持つ一対の遊動支持体と、前記両遊動支持体を通過した前記懸垂部材の前記結合部に結合され、前記遊動支持体に対して相対的に遊動可能に支持される遊動結合部材とを含むことを特徴とする、請求項15に記載の免震スイングスラブ施工方法。
  17. 前記遊動結合部材は球状を持ち、前記遊動結合部材に向かう前記遊動支持体の一側には前記遊動結合部材の球面に対応する陥没球面が形成されていることを特徴とする、請求項16に記載の免震スイングスラブ施工方法。
  18. 前記遊動結合部材は、前記遊動支持体に向かう一側が部分球状に形成され、前記遊動結合部材に向かう前記遊動支持体の一側には前記遊動結合部材の部分球面に対応する陥没球面が形成されていることを特徴とする、請求項16に記載の免震スイングスラブ施工方法。
  19. 前記遊動支持体は球状を持ち、前記遊動支持体に向かう前記遊動結合部材の一側には前記遊動支持体の球面に対応する陥没球面が形成されていることを特徴とする、請求項16に記載の免震スイングスラブ施工方法。
  20. 前記遊動支持体は、前記遊動結合部材に向かう一側が部分球状に形成され、前記遊動支持体に向かう前記遊動結合部材の一側には前記遊動支持体の部分球面に対応する陥没球面が形成されていることを特徴とする、請求項16に記載の免震スイングスラブ施工方法。
  21. 前記スラブの両側辺領域とこれに対応する前記梁構造物には前記懸垂部材が遊動可能に通過する遊動孔が長手方向に隔たって複数形成され;
    前記懸垂部材は前記遊動孔より小さな直径を持ち、前記遊動孔を貫くように設置されることを特徴とする、請求項15〜20のいずれか一項に記載の免震スイングスラブ施工方法。
  22. 前記遊動孔は、前記梁構造物の長手方向また幅方向に対応する長孔に形成されていることを特徴とする、請求項21に記載の免震スイングスラブ施工方法。
  23. 前記スラブの縁部領域とこれに対向する前記柱構造物のいずれか一方にはダンピング手段が設けられることを特徴とする、請求項15〜20のいずれか一項に記載の免震スイングスラブ施工方法。
  24. 前記スラブの縁部領域とこれに対向する前記柱構造物のいずれか一方にはダンピング手段が設けられることを特徴とする、請求項21に記載の免震スイングスラブ施工方法。
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