JP3147668B2 - 旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立体駐車場 - Google Patents

旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立体駐車場

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JP3147668B2
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信次 市川
光一 元永
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日精株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は旋回駆動装置で踏板を傾
斜させる立体駐車場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤを支持するフォークを嵌着した回
転台に自動車を乗入れる立体駐車場では特開平2−24
8580に開示されており、回転台の回転時には踏面部
材が回転台と干渉しない位置まで移動しておく必要があ
るので、運転手等の歩行に供する踏面部材が上下方向や
左右方向に移動できる構造が採用されている。回転台用
の駆動源と踏面部材用の駆動源を別々に設置することに
なり、駆動源の数が増えること及びこれらの制御も必要
になって、構造的にも複雑となって高価になる傾向があ
るといえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の旋回駆動装置
で踏板を傾斜させる立体駐車場で解決しようとする課題
は旋回装置の旋回体の旋回時に旋回体及びトレイが踏板
と干渉しないように旋回駆動装置によって踏板の傾斜の
駆動を行い、駆動装置の使用数を減少させて踏板の傾斜
の制御を簡単にすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の解決手段は踏板を踏板傾斜中心軸と踏板移
動中心軸で支持し、旋回駆動装置によって旋回体が上下
軸回りに旋回する出力軸と踏板移動中心軸の間をカム機
構、リンク機構又はカム機構とリンク機構の組合せによ
って連結し、踏板移動中心軸を上下方向に移動させて踏
板傾斜中心軸を中心に前後軸回りに踏板を回転させて、
踏板を傾斜させることができるような構成である。
【0005】
【作用】上記構成によって、旋回駆動装置の旋回駆動力
を用いて踏板を傾斜させることができ、大がかりな踏板
の全体を上下移動及び左右移動を行わせるような構造は
不要であって、旋回駆動装置だけによって踏板の傾斜と
同時に旋回体の旋回を行うことができるので、踏板を簡
単に傾斜させることができる。
【0006】
【実施例】本発明の旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立
体駐車場の実施例について図面を参酌しながら説明す
る。
【0007】本発明の実施例であるフォーク式でエレベ
ータ方式の立体駐車場で旋回装置の旋回体の旋回駆動装
置の出力軸と踏板の踏板移動中心軸の間をカム機構とリ
ンク機構によって連結させ、旋回駆動装置の出力軸の回
転によって踏板移動中心軸を上下方向に移動させて踏板
傾斜中心軸を中心に前後軸回りに踏板を回転させ、踏板
を傾斜させる場合を図1〜図5に示している。
【0008】ピットを有する基盤1の上方に躯体2が構
成され、躯体2の下方に乗込部及び上方に駐車部を夫々
設け、躯体2の中央部に設けた昇降空間の左右両側に収
容室を配置し、躯体2の前後両方の壁に設けた案内柱3
に昇降梁4が案内され、昇降梁4の両端部が張架材(図
示せず)によって懸吊され、2本の昇降梁4が向い合う
側に多数の櫛歯5が設けられており、櫛歯5に自動車の
タイヤが搭載される。
【0009】運転手が入庫する自動車から降車及び出庫
する自動車へ乗車する乗込部に設けられた旋回装置の旋
回体6は旋回本体7と多数の櫛歯8によって構成され、
旋回体6の前後両端部に渡板9が設けられ、旋回体6と
渡板9の向い合う部分は旋回体6が旋回するための上下
軸回りの回転中心を中心とするような円弧によって構成
され、旋回体6と渡板9の隙間は小さくするようになっ
ている。
【0010】昇降梁4が旋回体6の高さ近辺を昇降する
ことによって櫛歯5と櫛歯8の双方が相互に通過できる
ような動きができ、昇降梁4を旋回体6よりも下方に下
げた状態で入庫する自動車のタイヤが旋回体6の櫛歯8
に搭載されて、運転手が降車乗込部して退出すると旋回
体6が上下軸回りに180度だけ旋回し、その後張架材
(図示せず)によって昇降梁4を上昇させると櫛歯8の
間を櫛歯5が通過して自動車のタイヤの搭載は櫛歯8か
ら櫛歯5に移され、出庫の際には張架材(図示せず)に
よって自動車を搭載した昇降梁4が降下され、櫛歯8の
間を櫛歯5が通過して自動車のタイヤの搭載は櫛歯5か
ら櫛歯8に移される。
【0011】旋回体6が停止しているときに踏板10の
上面が水平に保持されており、運転手等が踏板10の上
面を歩行することができ、踏板10の上面が旋回体6の
上面とほぼ同じ高さなので、旋回体6を旋回させると櫛
歯8が踏板10と干渉するために、旋回体6を旋回させ
るときに踏板10を移動させておく必要がある。
【0012】基盤1のピット内底部の上面に設置されて
いる受枠11に回転自在に支持ローラ12が設けられて
おり、支持ローラ12は旋回体6が旋回するための上下
軸回りの回転中心に対して放射状に数個配置され、旋回
体6を支持する支持ローラ12の回転軸の軸方向が旋回
体6が旋回するための上下軸回りの回転中心を通る法線
方向と一致し、支持ローラ12で旋回体6の旋回本体7
の下面中央部分を支持しているため、旋回体6の旋回時
に支持ローラ12が回転を行うので旋回体6の旋回が容
易に行われる。
【0013】旋回体6の旋回駆動装置13は基盤1のピ
ット中央部に設置され、旋回駆動装置13の出力軸14
によって旋回体6が旋回され、出力軸14には面カム1
5が固定されており、面カム15にはみぞ16が設けら
れていて、みぞ16にてこ17の出力軸14寄りの端部
に設けた首振り自在の滑子(図示せず)が嵌って確動カ
ムを構成している。
【0014】てこ17はL字形状のレバーであって、て
こ17のほぼ中間部の屈曲部に設けた中間軸18によっ
て基盤1に対する支点を構成し、てこ17で面カム15
に嵌っていない側の端部は支軸19によってロッド20
と揺動自在に連結され、ロッド20のもう一方の支点は
踏板移動中心軸21によって踏板10と揺動自在に連結
され、踏板110旋回体6に遠い個所に基盤1と揺動自
在に連結する踏板傾斜中心軸22が設けられている。
【0015】面カム15のみぞ16において出力軸14
に近い部分が2個所あり、該部分にてこ17の滑子があ
る場合は旋回体6の旋回が停止しているときであって踏
板10は水平を保持しており、出力軸14が旋回を始め
ると直ちにてこ17の滑子(図示せず)がみぞ16に案
内されて面カム15の外周よりに移動し、てこ17の回
転によって踏板移動中心軸21が引下げられ、踏板10
は踏板傾斜中心軸22を中心にして急速に回転し、踏板
10の旋回体6に近い部分が下降して踏板10が傾斜す
ることによって、旋回体6は踏板10と干渉することな
しに旋回することが可能になる。
【0016】前記図1〜図5の説明において旋回体6は
旋回本体7と多数の櫛歯8によって構成されているが、
本発明の旋回体は必ずしも櫛歯付のものに限定されるも
のではないし、収容する自動車がトレイに載置されてト
レイと一緒に自動車が旋回される場合と収容する自動車
が直接旋回体に搭載されてトレイを用いないで自動車だ
けが旋回される場合がある。
【0017】次に本発明の別の実施例で自動車を載置す
るトレイを昇降台に搭載するエレベータ方式の立体駐車
場で旋回装置の旋回体の旋回駆動装置の出力軸でピスト
ンクランク機構のクランクを駆動し、直進カムを構成す
るピストンによって踏板移動中心軸を上下方向に移動さ
せて踏板傾斜中心軸を中心に前後軸回りに踏板を回転さ
せ、踏板を傾斜させる場合を図6〜図10に示してお
り、符号は極力図1〜図5と共通としている。
【0018】ピットを有する基盤1の上方に躯体2が構
成され、躯体2の下方に乗込部及び上方に駐車部を夫々
設け、躯体2の中央部に設けた昇降空間の左右両側に収
容室を配置し、躯体2の前後両方の壁に設けた案内柱3
に昇降台23が案内され、昇降台23の四隅部が張架材
(図示せず)によって懸吊され、昇降台23は自動車を
載置できるトレイ26を搭載できるようになっている。
【0019】運転手が入庫する自動車から降車及び出庫
する自動車へ乗車する乗込部に旋回装置が設けられてお
り、昇降台23が旋回体25よりも低い位置に降下した
ときにトレイ26が旋回体25に支持され、昇降台23
の前後に設けた渡板24とトレイ26は上下方向に僅か
に隙間を有していて、旋回体25とトレイ26が旋回し
ても渡板24と干渉しないようになっており、昇降台2
3を張架材(図示せず)によって上昇させると旋回体2
5に支持されているトレイ26は昇降台23に支持さ
れ、トレイ26が上昇することになる。
【0020】旋回体25が停止しているときに踏板10
の上面が水平に保持されており、運転手等が踏板10の
上面を歩行することができ、踏板10の上面とトレイ2
6の上面は同じ程度の高さであり、旋回体25を旋回さ
せるとトレイ26が踏板10と干渉するので旋回体25
を旋回させるときに踏板10を移動させておく必要があ
る。
【0021】基盤1のピット内底部の上面に設置されて
いる受枠11に回転自在に支持ローラ12が設けられて
おり、支持ローラ12は旋回体25が旋回するための上
下軸回りの回転中心に対して放射状に数個配置され、旋
回体25を支持する支持ローラ12の回転軸の軸方向が
旋回体25が旋回するための上下軸回りの回転中心を通
る法線方向と一致し、支持ローラ12で旋回体25の下
面中央部分を支持しているため、旋回体25の旋回時に
支持ローラ12が回転を行うので旋回体25の旋回が容
易に行われる。
【0022】旋回体25の旋回駆動装置13は基盤1の
ピット中央部に設置され、旋回駆動装置13の出力軸1
4によって旋回体25が旋回され、旋回駆動装置13に
は出力軸14と踏板用出力軸27が設けられ、踏板用出
力軸27は回転中心の軸方向を前後方向としており、踏
板用出力軸27の前後両側にクランク28が設けられ、
クランク28の先端部は先端軸29によって連結棒30
と揺動自在に連結され、連結棒30のもう一方の部分は
連結軸31によって直進カム32と揺動自在に連結され
ている。
【0023】直進カム32はピストンクランク機構のピ
ストンに相当するものであり、基盤1に固定されている
案内ブロック33によって案内されて直進カム32が左
右方向に直進運動を行うことになり、直進カム32には
踏板ローラ34を案内する勾配面を持っており、踏板ロ
ーラ34の中心部に踏板移動中心軸21を設け、踏板移
動中心軸21は踏板10に連結され、踏板10で旋回体
25に遠い個所に基盤1と揺動自在に連結する踏板傾斜
中心軸22が設けられ、踏板10は後述の初圧縮を与え
た弾性体によって基盤1に支持されている。
【0024】踏板用出力軸27が等速回転をすると仮定
すればクランク28の先端軸29の平面上への投影軌跡
を考えると正弦波状であって、直進カム32も先端軸2
9に近似した軌跡になり、図7の状態から動きはじめる
と踏板移動中心軸21が急速に下降することになり、図
2と同様に踏板10の旋回体25に近い部分が下降して
踏板10が傾斜することによって、旋回体25は踏板1
0と干渉することなしに旋回することが可能である。
【0025】踏板10は運転手等が立体駐車場内で自動
車に対して乗降するに際して運転手等が歩行するための
床であり、運転手等が立体駐車場内にいる場合において
踏板10は旋回体6、25とほぼ同一の高さにあって、
踏板10は水平に保持されて運転手等の歩行に供するよ
うになっているが、運転手等が立体駐車場内にいないで
旋回装置が作用する場合において旋回体6、25の旋回
を妨げないように踏板10の旋回装置寄の部分が下降し
て傾斜するものであり、踏板10は左右に各1個設置す
るだけのものではなく、左右に分割された踏板10がさ
らに数分割されることもある。
【0026】初圧縮を与えた弾性体を用いる踏板の支持
方法は前記した図1〜図5及び図6〜図10のどちらの
方法でも使用可能であり、この構造は図11に示してお
り、基盤1に固定された踏板受41に対して軟らかい弾
性体の代表として圧縮ばね42が組込まれており、圧縮
ばね42にばね当金43、ボルト44、ナット45によ
って初圧縮を加えた状態でばね当金43の上に踏板10
を水平に支持させるものであり、運転手等の重量程度の
変動では圧縮ばね42のたわみに変化が生じない程度の
初圧縮力を加えた圧縮ばね42であって、踏板10に踏
板10と運転手等の重量よりももっと大きい外力を加え
た場合において初圧縮を加えられた圧縮ばね42にたわ
みの変化を生じさせることができ、旋回体6、25の旋
回時に外力によって踏板10を傾斜させて圧縮すること
ができるものである。
【0027】旋回体6、25の旋回に連動して踏板10
が傾斜するときに圧縮ばね42は圧縮されることになる
ので、圧縮ばね42は踏板10の重量と運転手等の重量
によって大きくたわむものが好都合であり、踏板10を
傾斜させる場合に大きい力を必要としないようにするた
めには圧縮ばね42のばね定数は小さいものがよい。
【0028】直進カムに確動カムの特性を持たせる方法
について図12を用いて説明すると、直進カム51にみ
ぞ52が設けられており、みぞ52は直進カム32の踏
板ローラ34が転動する勾配面とほぼ同一のものであ
り、みぞ52によって踏板10の踏板移動中心軸21を
案内することによって、旋回駆動装置13によって旋回
体25が旋回を始めると急速に踏板10が傾斜し、旋回
体25は踏板10と干渉することなしに旋回を行うこと
が可能になる。
【0029】直進カムに相当するカム体を円弧状に動か
す方法を図13に示しており、図7の直進カム32を円
弧状に動くものに置き換えたものと見なすことができ、
連結棒と回転自在に連結される連結軸61を有してい
る。
【0030】カム体62とリンク65は支持軸63によ
って揺動自在に連結され、同じくカム体62とリンク6
6は支持軸64によって揺動自在に連結されており、リ
ンク65と66の基盤1との結合部は支軸67と68に
よって揺動自在に結合され、リンク65と66は長さを
同一にして平行に設置されている。
【0031】図7に示すようなピストンクランク機構の
クランク28の回転によって連結棒30が動くと図13
のカム体62は水平を保持したままで円弧状の動きをす
ることになり、図7の直進カム32が直線運動を行うの
に対して図13のカム体62は円弧状の運動を行うこと
になる。
【0032】したがって、リンク65と66の長さを極
端に短くしない限り、図13の機構も本発明の直進カム
の類似の機構となりうるものであり、図13に示す以外
に近似直線運動機構や直線運動機構も当然利用できるも
のである。
【0033】旋回体の外周寄下面側に勾配状の面取を行
う方法として旋回体6の下面に対して施工した実施例を
図14〜図16に示し、旋回本体71の旋回の回転中心
に近い部分の櫛歯72は下面が水平のままであるが、旋
回本体71の前後両端部及び櫛歯73と74の下面は旋
回本体71の旋回の回転中心からの距離が離れるものほ
ど旋回本体71の前後両端部及び櫛歯73と74の下面
の高さが逓増して高くなるようになっており、あたかも
旋回本体71の旋回の回転中心を中心に旋回体6の下面
の外周寄に勾配状の面取を行った形状を呈している。
【0034】旋回体6は出力軸14の軸中心を中心に旋
回するので出力軸14の軸中心からの距離に応じて、踏
板10が傾斜した状態における傾斜に合わせるように旋
回本体71の前後両端部寄及び櫛歯73と74の下面の
位置の高さが外周寄に位置するものほど逓増して高くな
るようになっている。
【0035】直進カム32のように踏板移動中心軸21
を片方にだけ位置規制するような場合においては、旋回
本体71及び櫛歯73と74の下面における面取部が踏
板10の傾斜した上面に当っていることを許せば、傾斜
し始めた踏板10を旋回体6によって積極的に傾斜させ
るという場合もある。
【0036】次に円筒カムと踏板を係合させて踏板を傾
斜させる実施例を図17に示しており、符号は極力図2
と共通としており、2本の昇降梁4が向い合う側に多数
の櫛歯5が設けられており、旋回本体7に多数の櫛歯8
が設けられ、昇降梁4を昇降させると櫛歯8の間を櫛歯
5が通過でき、基盤1のピット内底部の上面に設置され
ている受枠11に回転自在に設けられた支持ローラ12
で旋回本体7の下面中央部分を支持している。
【0037】旋回体6の旋回駆動装置13は基盤1のピ
ット中央部に設置され、旋回駆動装置13の出力軸14
によって旋回体6が旋回され、出力軸14には円筒カム
81が固定されており、円筒カム81のみぞ82は図1
2のもの2枚を円筒カム81の外周に巻き付けたような
形状でのみぞ52に相当し、みぞ82に外輪が軸方向に
移動が可能であって球面軸受83の内輪が踏板10に結
合され、球面軸受83の外輪の回転中心が踏板移動中心
軸21の中心と同一効果を有するものであり、踏板10
は球面軸受83と踏板傾斜中心軸22によって支持され
ている。
【0038】出力軸14の回転によって旋回体6は旋回
し、同時に円筒カム81の回転によって球面軸受83が
下降し、踏板10は踏板傾斜中心軸22を中心にして急
速に回転し、踏板10の旋回体6に近い部分が下降して
踏板10が傾斜することによって、旋回体6は踏板10
と干渉することなしに旋回することが可能になり、この
作用は図1〜図5及び図6〜図10のどちらの場合とも
全く同一効果を有す.るものである。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように旋回駆動
装置で踏板を傾斜させる立体駐車場によって以下に記載
されるような効果を有する。
【0040】旋回体の旋回を行う駆動装置と踏板の傾斜
を行う駆動装置を同一の旋回駆動装置にできるので駆動
装置の使用数を減少させることが可能である。
【0041】旋回体の旋回を行う駆動装置と踏板の傾斜
を行う駆動装置を同一の旋回駆動装置にしたので踏板の
移動制御が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立体
駐車場でフォーク式でエレベータ方式の場合の立体駐車
場の乗込部の平面図である。
【図2】図1のA−A視図であって、図3のA−A視図
に相当する。
【図3】図2のB−B視図である。
【図4】図2のC−C視図である。
【図5】図2のD−D視図であって、面カムの詳細図で
ある。
【図6】本発明の別の実施例で自動車を載置するトレイ
を昇降台に搭載するエレベータ方式の立体駐車場でピス
トンクランク機構を使用する場合の立体駐車場の乗込部
の平面図である。
【図7】図6のE−E視図であって、図9のE−E視図
に相当する。
【図8】図7のF−F視図である。
【図9】図7のG−G視図である。
【図10】図7のH−H視図である。
【図11】本発明の旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立
体駐車場で初圧縮を与えた弾性体を用いる踏板の支持方
法の正面図である。
【図12】本発明の旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立
体駐車場で確動カムの特性を持たせる直進カムの正面図
である。
【図13】本発明の旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立
体駐車場でカム体を円弧状に動かすリンク機構の正面図
である。
【図14】本発明の旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立
体駐車場で旋回体の外周寄下面側に勾配状に面取を施工
した旋回体の正面図である。
【図15】図14のI−I視図である。
【図16】図14のJ−J視図である。
【図17】本発明の旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立
体駐車場で円筒カムと踏板を係合させて踏板を傾斜させ
る実施例で図2の相当図である。
【符号の説明】
1 基盤 2 躯体 4 昇降梁 5 櫛歯 6、25 旋回体 7、71 旋回本体 8 櫛歯 10 踏板 13 旋回駆動装置 14 出力軸 15 面カム 16 みぞ 17 てこ 20 ロッド 21 踏板移動中心軸 22 踏板傾斜中心軸 23 昇降台 26 トレイ 27 踏板用出力軸 28 クランク 30 連結棒 32 直進カム 34 踏板ローラ 42 圧縮ばね 51 直進カム 52 みぞ 62 カム体 65、66 リンク 72、73、74 櫛歯 81 円筒カム 82 みぞ 83 球面軸受

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体の下方に乗込部及び上方に駐車部を
    夫々設け、前記躯体の中央部に設けた昇降空間の左右両
    側に収容室を配置し、前記乗込部に旋回装置と踏板を設
    置した立体駐車場において、 前記旋回装置の旋回体の旋回を行わせる旋回駆動装置に
    よって前記踏板の傾斜を行わせる機構を駆動させること
    を特徴とする旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立体駐車
    場。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲第1項の旋回駆動装置で
    踏板を傾斜させる立体駐車場において、 前記踏板の支持を踏板移動中心軸と踏板傾斜中心軸で行
    うことを特徴とする旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立
    体駐車場。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲第1項又は第2項の旋回
    駆動装置で踏板を傾斜させる立体駐車場において、 前記旋回駆動装置の出力軸と前記踏板の前記踏板移動中
    心軸の間をカム機構、リンク機構又はカム機構とリンク
    機構の組合せのいずれかによって連結することを特徴と
    する旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立体駐車場。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲第1項から第3項のいず
    れかの旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立体駐車場にお
    いて、 前記踏板を初圧縮を与えた弾性体によって支持すること
    を特徴とする旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立体駐車
    場。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲第1項から第4項のいず
    れかの旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立体駐車場にお
    いて、 前記旋回体の外周寄下面側に勾配状の面取を行うことを
    特徴とする旋回駆動装置で踏板を傾斜させる立体駐車
    場。
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