JP3147592U - バランスレール取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】既設のカーテンレール等を取り外すことなくバランスレールの取り付けを可能にすることにある。
【解決手段】カーテンレールAに連結する第1の連結部21と、バランスレール1に連結する第2の連結部22とを有するブラケット2を備え、ブラケット2は主強度部材23を有し、第1の連結部21は主強度部材23の一端側に設け、第2の連結部22は主強度部材23の他端側に設ける。第1の連結部21は主強度部材23の固定保持部23dと、主強度部材23に摺動自在なスライダ部3から突出する可動保持部3aを有し、固定保持部23dと可動保持部3aでカーテンレールAとの連結を図る。第2の連結部22は主強度部材23に設けた支持部材5の固定爪部5aと、支持部材5に揺動自在な揺動部材6の可動爪部6aとを有し、固定爪部5aと可動爪部6aでバランスレール1との連結を図る。
【選択図】 図3

Description

本考案は、カーテンレールにバランスレールを取り付けるためのバランスレール取付構造に関する。
従来のバランスレール取付構造としては、室内における例えば壁に固定される支持ブラケットを有し、その支持ブラケットにおける長手方向の中間部分にカーテンレールを連結すると共に、その支持ブラケットの長手方向の先端部にバランスレールを連結するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1)。
このように構成されたバランスレール取付構造においては、バランスレールにバランスカーテンを取り付けることにより、カーテンレールの周囲や当該カーテンレールから吊り下げられたカーテンの上部を飾ることができるという利点がある。
特開2006−95016号公報
ところが、上記バランスレール取付構造においては、既にカーテンレールが設置されている場合にはそのカーテンレール及び支持ブラケットを取り外した後でなければバランスレールを取り付けることができないという問題があった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、既にあるカーテンレールや支持ブラケットを取り外すことなくバランスレールを取り付けることのできるバランスレール取付構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、カーテンレールにバランスレールを取り付けるためのバランスレール取付構造であって、前記カーテンレールに連結するための第1の連結部と、前記バランスレールに連結するための第2の連結部とを有するブラケットを備えてなることを特徴としている。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記ブラケットは、前記カーテンレールから前記バランスレールに向って延在することになる主強度部材を備えており、前記第1の連結部は、前記主強度部材の一端側に設けられ、前記第2の連結部は前記主強度部材の他端側に設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の考案において、前記第1の連結部は、前記主強度部材の一端部に形成された固定保持部と、前記主強度部材に摺動自在に設けられたスライダ部から突出する可動保持部とを有し、これらの固定保持部及び可動保持部によって前記カーテンレールとの連結を図るようになっていることを特徴としている。
請求項4に記載の考案は、請求項3に記載の考案において、前記スライダ部には、当該スライダ部を前記主強度部材に固定するためのビスを挿入した状態において当該スライダ部の前記摺動する方向への移動を可能し、前記ビスを締め付けることにより当該スライダ部を前記主強度部材に固定することを可能にする長孔が形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の考案は、請求項3又は4に記載の考案において、前記可動保持部を前記固定保持部に向けて移動させるべく前記スライダ部3に弾性力を付与するバネ部材を備えていることを特徴としている。
請求項6に記載の考案は、請求項2〜5の何れかに記載の考案において、前記第2の連結部は、前記主強度部材に設けられた支持部材の先端部に形成された固定爪部と、前記支持部材の先端側の部分に揺動自在に設けたれた揺動部材の先端部に形成された可動爪部とを有し、これらの固定爪部及び可動爪部によって前記バランスレールとの連結を図るようになっていることを特徴としている。
請求項7に記載の考案は、請求項6に記載の考案において、前記揺動部材は、前記支持部材との連結部を中心にして一方に揺動した際に前記可動爪部が前記固定爪部と反対方向に突出した状態になり、この状態において他端部に形成された鉤状部が前記支持部材に設けられたストッパ部に係止することにより、前記支持部材に対する揺動が停止し、この状態が維持されることによって、前記可動爪部が前記固定爪部と共同して前記バランスレールを連結した状態に維持するようになっていることを特徴としている。
請求項8に記載の考案は、請求項7に記載の考案において、前記揺動部材は、前記支持部材に対する揺動が停止した状態から他方に強制的に揺動させることにより、前記鉤状部を前記ストッパ部から外して当該揺動部材を揺動可能とし、更に他方に揺動することにより、前記可動爪部を前記固定爪部と反対側に突出した状態から当該固定爪部の側に揺動移動させることによって前記バランスレールとの連結を解除するようになっていることを特徴としている。
請求項9に記載の考案は、請求項6〜8の何れかに記載の考案において、前記バランスレールは、前記固定爪部と係止する第1の係止爪と、前記可動爪部が前記固定爪部と反対方向に突出した状態になった際に当該可動爪部と係止状態になる第2の係止爪とを有していることを特徴としている。
請求項10に記載の考案は、請求項6〜9の何れかに記載の考案において、前記揺動部材は、揺動するための力を付与するためのレバー部を有していることを特徴としている。
請求項11に記載の考案は、請求項10に記載の考案において、前記揺動部材は、可動爪部を有する一方の部材と、鉤状部を有する他方の部材が所定の角度で交わるように形成されており、前記レバー部は、上記交わる部分から突出するように形成されており、前記一方の部材及び他方の部材の少なくとも一方には、前記レバー部から揺動力が作用した際に弾性的に変形することにより、前記鉤状部の前記ストッパ部への係止を容易にする凹部が形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の考案によれば、カーテンレールに連結するための第1の連結部と、バランスレールに連結するための第2の連結部とを有するブラケットを備えているので、既設のカーテンレールに追加するようにしてバランスレールを取り付けることができる。従って、既にあるカーテンレールを取り外すことなくバランスレールを取り付けることができる。
請求項2に記載の考案によれば、バランスレールがカーテンレールからバランスレールに向けて延在することになる主強度部材を備えており、この主強度部材の一端側に第1の連結部が設けられ、他端側に第2の連結部が設けられているので、バランスレールをカーテンレールに確実かつ強固に取り付けることができる。
請求項3に記載の考案によれば、第1の連結部が固定保持部と可動保持部とを有する構成になっており、固定保持部と可動保持部とによってカーテンレールとの連結を図るようになっているので、スライダ部と共に可動保持部を移動することにより、固定保持部と可動保持部との間にカーテンレールを簡単に挿入することができると共に、当該間からカーテンレールを簡単に取り出すことができる。従って、カーテンレールに対する着脱を簡単に行うことができるという利点がある。
請求項4に記載の考案によれば、スライダ部にはビスを挿入した状態で摺動することが可能で、ビスを締め付けることで当該スライダ部を主強度部材に固定することを可能にする長孔が形成されているので、カーテンレールに対する連結を簡単に行うことができると共に、ビスを締め付けることにより、カーテンレールとの連結を確実かつ強固に行うことができる。
請求項5に記載の考案によれば、可動保持部を固定保持部に向けて移動させるバネ部材をスライダ部に設けているので、固定保持部と可動保持部との間にカーテンレールを挿入するだけで、バネ部材の弾性力により、固定保持部及び可動保持部をカーテンレールに自動的に密着させることができる。このため、その自動的に密着したのを確認した後、ビスを締め付けるという簡単な操作により、カーテンレールとの連結を図ることができる。
請求項6に記載の考案によれば、第2の連結部が支持部材に形成された固定爪部と、揺動部材に形成された可動爪部とを有する構成になっており、固定爪部と可動爪部とによってバランスレールとの連結を図るようになっているので、揺動部材を揺動させて可動爪部を移動することにより、バランスレールとの連結を簡単に行うことができる。
請求項7に記載の考案によれば、揺動部材が一方に揺動した際に可動爪部が固定爪部と反対側に突出した状態になり、この状態において、揺動部材の鉤状部が支持部材のストッパ部に係止して揺動部材の揺動が停止すると共に、その停止状態を維持し、これによって、可動爪部が固定爪部と共同してバランスレールとの連結状態を維持するように構成されているので、揺動部材を揺動するという簡単な操作でバランスレールとの連結を図ることができると共に、その連結を確実かつ強固に行うことができる。
請求項8に記載の考案によれば、揺動部材の揺動が停止した状態から当該揺動部材を他方に強制的に揺動することにより、鉤状部をストッパ部から外し、これによって揺動部材を揺動可能とし、更に他方に揺動することにより、可動爪部を固定爪部と反対側に突出した状態から当該固定爪部の側に揺動移動させることによってバランスレールとの連結を解除するように揺動部材が構成されているので、揺動部材を揺動させるという簡単な操作によって、バランスレールとの連結状態を解除することができる。
請求項9に記載の考案によれば、バランスレールが第1及び第2の係止爪を有する構成になっており、第1の係止爪は固定爪部と係止するようになっており、第2の係止爪は可動爪部が固定爪部と反対方向に突出した状態になった際に当該可動爪部と係止状態になるようになっているので、揺動部材の鉤状部を支持部材のストッパ部に係止させることによって、バランスレールとの連結を確実かつ強固に行うことができる。
請求項10に記載の考案によれば、揺動するための力を付与するためのレバー部が揺動部材に設けられているので、適度な力で揺動部材を揺動させることができると共に、その揺動により、鉤状部をストッパ部に係止させたり、その係止状態を解除したりすることができる。従って、バランスレールの着脱を簡単に行うことができる。
請求項11に記載の考案によれば、揺動部材における一方の部材及び他方の部材の少なくとも一方に(即ち、一方の部材及び他方の部材の何れか一方又は双方に)、レバー部から揺動力が作用した際に弾性変形することにより、鉤状部のストッパ部への係止を容易にする凹部が形成されているので、より小さな適度な力でレバー部を操作するだけで、鉤状部をストッパ部に係止させたり、その係止状態を解除したりすることができると共に、レバー部を操作しない限り鉤状部がストッパ部から外れるのを防止することができる。従って、バランスレールの着脱が極めて容易になると共に、バランスレールとの連結状態を確実に維持することができるという利点がある。
以下、本考案を実施するための最良の形態としての一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
この実施の形態で示すバランスレール取付構造は、図1及び図6に示すように、既設のカーテンレールA(この例の場合は2本のカーテンレールAのうち前側のもの)にバランスレール1を取り付けるためのものであり、カーテンレールAに連結するための第1の連結部21と、バランスレール1に連結するための第2の連結部22とを有するブラケット2を備えている。
ブラケット2は、図1〜図3に示すように、カーテンレールAからバランスレール1に向って延在することになる主強度部材23を備えており、この主強度部材23の一端側に第1の連結部21が設けられ、他端側に第2の連結部22が設けられている。
主強度部材23は、鉄板をプレスにより成形したものであり、帯状に延在する平面部23aの幅方向の左右の各側縁部から当該平面部23aに対して直角に屈曲成形された側面部23b、23bによって断面がコ字状に形成されている。各側面部23bの幅方向における平面部23aとは反対側の自由端には、後述するスライダ部3を当該側面部23b、23b及び平面部23aの長手方向に沿って摺動自在に案内するためのガイド片23cが形成されている。このガイド片23cは、主強度部材23の長手方向の中央の部分及び一方の側によった部分に、互いに近接する方向に屈曲するように形成されている。
第1の連結部21は、主強度部材23の一端部に形成された固定保持部23dと、主強度部材23に摺動自在に設けられたスライダ部3から突出する可動保持部3aとを有し、これらの固定保持部23d及び可動保持部3aによってカーテンレールAとの連結を図るようになっている。
固定保持部23dは、主強度部材23における各側面部23bと一体に形成されたものであり、当該各側面部23bの一端部から平面部23aと反対側に突出するように形成されている。そして、各固定保持部23dにおけるカーテンレールA側を向く側縁部は、当該カーテンレールAの側面の断面形状にほぼ合致する形状に形成されている。
スライダ部3は、図2〜図4に示すように、主強度部材23に対する摩擦係数の小さな合成樹脂によって形成されたものであり、主強度部材23の平面部23a及び左右の側面部23bとによって囲まれ、かつ4つのガイド片23cによって支持されることにより、主強度部材23の長手方向に摺動自在となるような略四角形の断面形状を有していると共に、当該主強度部材23の長手方向に沿って長く延在するように形成されている。
可動保持部3aは、スライダ部3と同一の合成樹脂により当該スライダ部3と一体に形成されたものであり、スライダ部3が主強度部材23に摺動自在に支持された状態において、当該スライダ部3から固定保持部23dと並立するように突出し、当該固定保持部23d側を向く面がカーテンレールAの側面の断面形状にほぼ合致する形状に形成されている。即ち、固定保持部23dと可動保持部3aは、カーテンレールAの左右の側面部をその両側から挟持することにより、当該カーテンレールAとの連結を確実に図るようになっている。
また、スライダ部3には、当該スライダ部3を主強度部材23に固定するためのビス31を挿入する長孔3bが形成されている。この長孔3bは、ビス31が挿入された状態において、スライダ部3が主強度部材23における長手方向に摺動するのを許容し、ビス31を締め付けることにより当該スライダ部3を主強度部材23に固定することを可能にするようにスライダ部3の長手方向に沿って長く形成されている。そして、主強度部材23の平面部23aには、図3に示すように、ビス31と螺合する第1ねじ孔23eが形成されている。
即ち、スライダ部3は、主強度部材23の一端側から当該主強度部材23に挿入した後、長孔3bにビス31を挿入して主強度部材23の第1ねじ孔23eにねじ込むことにより、主強度部材23に対して摺動自在でありながら、当該主強度部材23から脱落し得ない状態となり、ビス31を締め付けることにより、主強度部材23に確実かつ強固に固定されるようになっている。
また、スライダ部3には、図3及び図4に示すように、可動保持部3aを固定保持部23dに向けて移動させるべく当該スライダ部3に弾性力を付与するバネ部材4が設けられている。このバネ部材4は、スライダ部3における主強度部材23の平面部23a側を向く面に形成された断面U字状の溝部3c内に収納されている。溝部3cは、スライダ部3における主強度部材23に挿入を開始する側の一端面から他端側に延在し支持部3dによって塞き止められている。バネ部材4は、スライダ部3に弾性力を付与するため、一端部が支持部3dに当接した状態で溝部3cに収納されることになる。
一方、主強度部材23の平面部23aには、図3に示すように、バネ部材4の他端部に当接することによって、当該バネ部材4に圧縮力を作用させるための支持爪23fがスライダ部3の溝部3c内に突出するように形成されている。この支持爪23fは、その外周縁が溝部3cの内周縁より一回り小さなU字状に形成されている。即ち、支持爪23fは、バネ部材4を有するスライダ部3が主強度部材23の一端側から挿入された際に、溝部3c内に何らの抵抗もなく挿入することによってスライダ部3のスムーズな摺動移動を可能とすると共に、バネ部材4の他端部に当接することによって当該バネ部材4を支持部3dとによって圧縮し、その圧縮の反発力としての上述した弾性力を支持部3dを介してスライダ部3に作用させるようになっている。、
第2の連結部22は、図1及び図3に示すように、固定爪部5aと、可動爪部6aとを備えた構成になっている。固定爪部5aは、主強度部材23に設けられた支持部材5の先端部に形成されており、可動爪部6aは、支持部材5の先端側の部分に揺動自在に設けたれた揺動部材6の先端部に形成されている。
支持部材5は、合成樹脂により一体に形成されたものであり、基端部が主強度部材23の他端側における左右の側面部23bの間に挿入された状態で平面部23aにビス31によって固定されるようになっている。平面部23aには、ビス31が螺合する第2ねじ孔23gが形成されている。また、支持部材5は、上述した基端部が平面部23aに固定された状態において、左右の側面部23bから平面部23aとは反対側に突出し、その突出端部から主強度部材23の他端部の前方に突出するように形成されている。即ち、支持部は、図3において、主強度部材23の平面部23aから下方に突出した後、主強度部材23の前方に突出するように形成されおり、その前方に突出する先端部に固定爪部5aを有している。
固定爪部5aは、主強度部材23の平面部23aから当該平面部23aと同一平面状に延在する仮想平面を想定した場合に、当該仮想平面に直交する方向に突出するように形成されたものとなっている。
一方、揺動部材6は、図3に示すように、支持部材5との連結部となる軸部6dを中心にして一方に揺動した際に可動爪部6aが固定爪部5aと反対方向に突出した状態になり、この状態において基端部に形成された鉤状部6bが支持部材5に設けられたストッパ部5bに係止することにより、支持部材5に対する揺動が停止し、この状態が維持されることによって、可動爪部6aが固定爪部5aと共同してバランスレール1と連結した状態(即ち、ロック状態)が維持されるようになっている。また、揺動部材6は、ロック状態から他方に強制的に揺動することにより、鉤状部6bをストッパ部5bから外して当該揺動部材6を揺動可能とし、更に他方に揺動することにより、可動爪部6aを固定爪部5aと反対側に突出した状態から当該固定爪部5aの側に揺動移動させることによってバランスレール1との連結を解除するようになっている。
そして、揺動部材6は、合成樹脂によって一体に形成されており、可動爪部6aを有する一方の部材と、鉤状部6bを有する他方の部材が所定の角度で交わるように形成されていると共に、その交わる部分から一方の部材の延長方向に突出するレバー部6cが形成されている。レバー部6cは、揺動部材6に揺動力を付与するために用いられるようになっている。また、軸部6dは、揺動部材6の一方の部材における先端寄りの部位に設けられており、断面が円形状に形成され、左右の側面から同軸状に突出するように形成されている。各軸部6dは、図1に示すように、支持部材5に形成された支持凹部5cに回転自在に嵌合するようになっている。支持凹部5cは、軸部6dを挿入する開口部の間隔が軸部6dの直径より僅かに小さく形成されており、軸部6dが開口部から挿入された後は当該開口部から簡単に抜け出すのを防止すようになっている。
また、揺動部材6には、その一方の部材における上述した交わる部分の近傍に、レバー部6cを介して揺動力が作用した際に弾性的に変形し一方の部材と他方の部材との交差する角度を変えることにより、鉤状部6bのスライダ部3への係止を容易にする凹部6eが形成されている。なお、凹部6eは、他方の部材に設けてもよく、また一方及び他方の部材の双方に設けてもよい。
バランスレール1は、図6に示すように、合成樹脂で帯状に長く形成されたものであり、図3に示すように、ブラケット2側を向く一方の面に第1の係止爪1a及び第2の係止爪1bが一体に形成されている。これらの係止爪1a、1bは、バランスレール1の一方の面から平行に突出し、先端部が互いに向き合う方向に屈曲するように形成された断面形状を有していると共に、バランスレール1の延在する方向に連続して形成されている。そして、第1の係止爪1aは、固定爪部5aと係止するように形成され、第2の係止爪1bは、可動爪部6aが固定爪部5aと反対方向に突出した状態になった際に当該可動爪部6aと係止するように形成されており、これらの係止爪1a、1bが固定爪部5a及び可動爪部6aに係止することにより、バランスレール1とブラケット2との連結が確実かつ強固に行われるようになっている。そして、バランスレール1には、他方の面に、バランスカーテン7(図6参照)を容易に着脱することを可能にするマジックファスナ11が貼り付けられている。
また、バランスレール1は、図6に示すように、2本あるカーテンレールAの前側に位置することになる正面部分のもとの、カーテンレールAの各端部側に位置することになる2つの側面部分のものとを備えた構成になっている。正面部分のバランスレール1と側面部分のバランスレール1とは、連結部材12によって連結されるようになっている。連結部材12は、図5に示すように、左右の両側縁部にリブ12aが形成された断面コ字状の帯状鋼板を、その長手方向の中央部で約90度の角度に屈曲成形することによって形成されたものである。この場合、連結部材12は、リブ12aが内側となるように屈曲成形されている。そして、連結部材12は、各リブ12aをバランスレール1の各係止爪1a、1bの部分に所定の力で押し込むことによって、正面部分のバランスレール1と側面部分のバランスレール1とを確実かつ強固に連結することが可能になっている。
また、図6において、Bは、窓枠や壁に固定することによって窓枠等から室内に突出することになり、2本のカーテンレールAを支持するための既設の支持ブラケットである。
そして、バランスレール取付構造は、ブラケット2を支持ブラケットBの間に2つ設けることにより、バランスレール1及びバランスカーテン7を支持する構成になっている。また、図3及び図4において、3eは、スライダ部3が主強度部材23に対して摺動移動する際に、可動保持部3aの付根部がガイド片23cに当るのを防止するために、当該可動保持部3aの付根部に形成された逃げ溝である。
上記のように構成されたバランスレール取付構造においては、カーテンレールAとの連結を図る第1の連結部21と、バランスレール1との連結を図る第2の連結部22とを有するブラケット2を備えているので、既設のカーテンレールAに単に追加するように設置するだけでバランスレール1を取り付けることができる。従って、既にあるカーテンレールAを取り外すことなくバランスレール1をそのまま取り付けることができるという顕著な効果を奏する。
また、ブラケット2にはカーテンレールAからバランスレール1に向けて延在することになる鉄板製の主強度部材23が設けられており、この主強度部材23の一端側に第1の連結部21が設けられ、他端側に第2の連結部22が設けられているので、バランスレール1やバランスカーテン7等の重さを主強度部材23で確実に保持することができると共に、その重さをカーテンレールAに伝達することができる。従って、バランスレール1をカーテンレールAに確実かつ強固に取り付けることができる。
更に、スライダ部3と共に可動保持部3aを移動することにより、固定保持部23dと可動保持部3aとの間にカーテンレールAを簡単に挿入することができると共に、当該間からカーテンレールAを簡単に取り出すことができる。従って、カーテンレールAに対する着脱を簡単に行うことができるという利点がある。
しかも、スライダ部3にはビス31を挿入した状態で摺動することが可能で、ビス31を締め付けることで当該スライダ部3を主強度部材23に固定することを可能にする長孔3bが形成されているので、スライダ部3が主強度部材23から脱落するのを防止しながら、カーテンレールAとの連結を簡単に行うことができると共に、ビス31を締め付けることにより、カーテンレールAとの連結を確実かつ強固に行うことができる。
また、可動保持部3aを固定保持部23dに向けて移動させるバネ部材4をスライダ部3に設けているので、固定保持部23dと可動保持部3aとの間にカーテンレールAを挿入するだけで、バネ部材4の弾性力により、固定保持部23d及び可動保持部3aがカーテンレールAの両側面に自動的に密着することになる。このため、その自動的に密着したことを確認した上で、ビス31を締め付けるという簡単な操作を行うだけで、カーテンレールAとの連結を確実に行うことができる。
更に、固定爪部5aと可動爪部6aとによってバランスレール1との連結を図るようになっているので、揺動部材6を揺動させて可動爪部6aを移動することにより、バランスレール1との連結を簡単に行うことができる。
そして、揺動部材6が一方に揺動した際に可動爪部6aが固定爪部5aと反対側に突出した状態になり、この状態において、揺動部材6の鉤状部6bが支持部材5のストッパ部5bに係止して揺動部材6の揺動が停止すると共に、その停止状態を維持し、これによって、可動爪部6aが固定爪部5aと共同してバランスレール1との連結状態を維持するように構成されているので、揺動部材6を揺動するという簡単な操作を行うだけで、バランスレール1との連結を確実かつ強固に行うことができる。
また、揺動部材6の揺動が停止した状態から当該揺動部材6を他方に強制的に揺動することにより、鉤状部6bをストッパ部5bから外し、これによって揺動部材6を揺動可能とし、更に他方に揺動することにより、可動爪部6aを固定爪部5aと反対側に突出した状態から当該固定爪部5aの側に移動させることによってバランスレール1との連結を解除するようになっているので、揺動部材6を揺動操作するという簡単な行為によって、バランスレール1との連結状態を解除することができる。
更に、バランスレール1が第1及び第2の係止爪1a、1bを有する構成になっており、第1の係止爪1aは固定爪部5aと係止するようになっており、第2の係止爪1bは可動爪部6aが固定爪部5aと反対方向に突出した状態になった際に当該可動爪部6aと係止状態になるようになっているので、揺動部材6の鉤状部6bを支持部材5のスライダ部3に係止させることによって、バランスレール1との連結を確実かつ強固に行うことができる。
しかも、揺動するための力を付与するためのレバー部6cを揺動部材6に設けているので、適度な力で揺動することにより、鉤状部6bをストッパ部5bに係止させたり、その係止状態を解除したりすることができる。従って、バランスレール1の取り付け、取り外しを簡単に行うことができるという利点がある。
そして、揺動部材6には一方の部材における交わる部分の近傍に、レバー部6cを介して揺動力が作用した際に弾性的に変形し一方の部材と他方の部材との交差する角度を変えることにより、鉤状部6bのストッパ部5bへの係止を容易にする凹部6eが形成されているので、より小さな適度な力でレバー部6cを操作するだけで、鉤状部6bをストッパ部5bに係止させたり、その係止状態を解除したりすることができると共に、レバー部6cを操作しない限り鉤状部6bがストッパ部5bから外れるのを防止することができる。従って、バランスレール1の着脱が極めて容易になると共に、バランスレール1との連結状態を確実に維持することができるという利点がある。
なお、上記実施の形態においては、揺動部材6の一方の部材における交わる部分の近傍に凹部6eを設けた例を示したが、この凹部6eは、他方の部材における交わる部分の近傍に設けてもよく、また一方及び他方の部材の双方における交わる部分の近傍に設けてもよい。また、主強度部材23を鉄板で構成した例を示したが、この主強度部材23としては、ステンレス鋼板、アルミニウム板等の他の金属板で構成したものであってもよい。一方、ブラケット2を支持ブラケットBの間に2つ設けた例を示したが、このブラケット2については、バランスレール1の長さやバランスカーテン7の重さ等に応じて、更に多く設けるように構成してもよい。
本考案の一実施の形態として示したバランスレール取付構造の正面図であって、(a)は揺動部材を一方に揺動することによってブラケットとバランスレールとを連結した状態を示す正面図であり、(b)は揺動部材を他方に揺動することによってブラケットとバランスレールとの連結を解除した状態を示す正面図である。 同バランスレール取付構造を示す図であって、図1(a)のII矢視図である。 同バランスレール取付構造を示す図であって、図2のIII−III線に沿う断面図であり、(a)は揺動部材を一方に揺動することによってブラケットとバランスレールとを連結した状態を示す断面図であり、(b)は揺動部材を他方に揺動することによってブラケットとバランスレールとの連結を解除した状態を示す断面図である。 同バランスレール取付構造におけるスライダ部3を示す図であって、(a)は断面図であり、(b)は(a)のB矢視図である。 同バランスレール取付構造におけるバランスレールの正面部分と側面部分との連結状態を示す要部断面図であり、(b)は当該連結状態を示す平面図である。 同バランスレール取付構造の概略を斜視図である。
符号の説明
1 バランスレール
1a 第1の係止爪
1b 第2の係止爪
2 ブラケット
3 スライダ部
3a 可動保持部
3b 長孔
4 バネ部材
5 支持部材
5a 固定爪部
5b ストッパ部
6 揺動部材
6a 可動爪部
6b 鉤状部
6c レバー部
6d 軸部(連結部)
6e 凹部
21 第1の連結部
22 第2の連結部
23 主強度部材
23d 固定保持部
31 ビス
A カーテンレール

Claims (11)

  1. カーテンレールにバランスレールを取り付けるためのバランスレール取付構造であって、
    前記カーテンレールに連結するための第1の連結部と、前記バランスレールに連結するための第2の連結部とを有するブラケットを備えてなることを特徴とするバランスレール取付構造。
  2. 前記ブラケットは、前記カーテンレールから前記バランスレールに向って延在することになる主強度部材を備えており、
    前記第1の連結部は、前記主強度部材の一端側に設けられ、前記第2の連結部は前記主強度部材の他端側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバランスレール取付構造。
  3. 前記第1の連結部は、前記主強度部材の一端部に形成された固定保持部と、前記主強度部材に摺動自在に設けられたスライダ部から突出する可動保持部とを有し、これらの固定保持部及び可動保持部によって前記カーテンレールとの連結を図るようになっていることを特徴とする請求項2に記載のバランスレール取付構造。
  4. 前記スライダ部には、当該スライダ部を前記主強度部材に固定するためのビスを挿入した状態において当該スライダ部の前記摺動する方向への移動を可能し、前記ビスを締め付けることにより当該スライダ部を前記主強度部材に固定することを可能にする長孔が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のバランスレール取付構造。
  5. 前記可動保持部を前記固定保持部に向けて移動させるべく前記スライダ部3に弾性力を付与するバネ部材を備えていることを特徴とする請求項3又は4に記載のバランスレール取付構造。
  6. 前記第2の連結部は、前記主強度部材に設けられた支持部材の先端部に形成された固定爪部と、前記支持部材の先端側の部分に揺動自在に設けたれた揺動部材の先端部に形成された可動爪部とを有し、これらの固定爪部及び可動爪部によって前記バランスレールとの連結を図るようになっていることを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載のバランスレール取付構造。
  7. 前記揺動部材は、前記支持部材との連結部を中心にして一方に揺動した際に前記可動爪部が前記固定爪部と反対方向に突出した状態になり、この状態において他端部に形成された鉤状部が前記支持部材に設けられたストッパ部に係止することにより、前記支持部材に対する揺動が停止し、この状態が維持されることによって、前記可動爪部が前記固定爪部と共同して前記バランスレールを連結した状態に維持するようになっていることを特徴とする請求項6に記載のバランスレール取付構造。
  8. 前記揺動部材は、前記支持部材に対する揺動が停止した状態から他方に強制的に揺動させることにより、前記鉤状部を前記ストッパ部から外して当該揺動部材を揺動可能とし、更に他方に揺動することにより、前記可動爪部を前記固定爪部と反対側に突出した状態から当該固定爪部の側に揺動移動させることによって前記バランスレールとの連結を解除するようになっていることを特徴とする請求項7に記載のバランスレール取付構造。
  9. 前記バランスレールは、前記固定爪部と係止する第1の係止爪と、前記可動爪部が前記固定爪部と反対方向に突出した状態になった際に当該可動爪部と係止状態になる第2の係止爪とを有していることを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載のバランスレール取付構造。
  10. 前記揺動部材は、揺動するための力を付与するためのレバー部を有していることを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載のバランスレール取付構造。
  11. 前記揺動部材は、可動爪部を有する一方の部材と、鉤状部を有する他方の部材が所定の角度で交わるように形成されており、
    前記レバー部は、上記交わる部分から突出するように形成されており、
    前記一方の部材及び他方の部材の少なくとも一方には、前記レバー部から揺動力が作用した際に弾性的に変形することにより、前記鉤状部の前記ストッパ部への係止を容易にする凹部が形成されていることを特徴とする請求項10に記載のバランスレール取付構造。
JP2008007472U 2008-10-24 バランスレール取付構造 Expired - Lifetime JP3147592U (ja)

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