JP3147432B2 - パイプライン処理装置 - Google Patents

パイプライン処理装置

Info

Publication number
JP3147432B2
JP3147432B2 JP26172991A JP26172991A JP3147432B2 JP 3147432 B2 JP3147432 B2 JP 3147432B2 JP 26172991 A JP26172991 A JP 26172991A JP 26172991 A JP26172991 A JP 26172991A JP 3147432 B2 JP3147432 B2 JP 3147432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
signal transmission
pipeline
divided
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26172991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05100850A (ja
Inventor
将弘 岩村
成弥 田中
多加志 堀田
辰美 山内
和孝 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP26172991A priority Critical patent/JP3147432B2/ja
Priority to KR1019920018047A priority patent/KR100288038B1/ko
Priority to US07/957,914 priority patent/US6029220A/en
Publication of JPH05100850A publication Critical patent/JPH05100850A/ja
Priority to US09/477,448 priority patent/US6467004B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3147432B2 publication Critical patent/JP3147432B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/30Arrangements for executing machine instructions, e.g. instruction decode
    • G06F9/38Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead
    • G06F9/3867Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead using instruction pipelines
    • G06F9/3875Pipelining a single stage, e.g. superpipelining
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/30Arrangements for executing machine instructions, e.g. instruction decode
    • G06F9/38Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead
    • G06F9/3867Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead using instruction pipelines
    • G06F9/3869Implementation aspects, e.g. pipeline latches; pipeline synchronisation and clocking

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Advance Control (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Multi Processors (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプライン処理装置に
関し、特にULSI(超大規模半導体集積回路)構造に
適したデータ処理装置及び記憶装置のパイプライン処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、マイクロプロセッサを始めとする
データ処理装置や記憶装置では、高性能化を実現するた
めにパイプライン処理技術が多用されている。パイプラ
イン処理マイクロプロセッサの例がIEEE JOURNAL OF SO
LID−STATE CIRCUITS,VOL SC−19 NO.5,OCT.1984 pp682
-689他に示されている。また、パイプライン処理記憶装
置の例がISSCC87 Feb.27 1987 pp256−257他に開示され
ている。
【0003】図23は従来のパイプラインデータ処理装
置の一般的な構成を示している。図において、2300
はデータ処理装置全体を示し、その中に機能ブロック23
10と2320が含まれている。機能ブロック2310と
2320はそれぞれ内部に入力ラッチ2311,232
1と機能回路2312,2322を含み、両者は配線抵
抗241,配線容量242の等価モデルで示される信号
伝送路240で結合されている。
【0004】図24は図23のパイプライン動作を示し
ている。図中、Aは機能ブロック2310の処理と信号
伝送路240による信号伝送を行うサイクル、Bは機能
ブロック2320の処理を行うサイクルである。ここ
で、従来技術に共通する特徴点は処理サイクルAのなか
には機能ブロック2310の処理時間ばかりでなく、信
号伝送路240の信号伝送時間が含まれていることであ
る。
【0005】図25は一般的な半導体記憶装置の代表的
なチップレイアウトを示したものである。図において、
2500は半導体記憶装置の全体チップを示し、251
0−1〜2510−8はメモリアレイ、2520−1〜
2520−7はアドレスデコーダ、2530−1〜25
30−8は列選択スイッチ,センス増幅回路他を含む直
接周辺回路、2540−1,2540−2はパッドエリ
ア、2550−1はアドレス入力回路を含む周辺回路エ
リア、2550−2は出力ドライバ回路を含む周辺回路
エリアである。ここで、信号線2560は周辺回路25
50−1からアドレスデコーダ2520−1〜2520
−7のそれぞれに分配されるアドレス信号であり、チッ
プ2500の長辺方向に沿った長い配線になってる。ま
た、信号線2570は直接周辺回路2530−1〜25
30−8のそれぞれから周辺回路2550−2に出力さ
れる信号線および周辺回路2550−2から直接周辺回
路2530−1〜2530−8のそれぞれへ出力される
信号線であり、チップ2500の長辺方向に沿った長い配線
になってる。このような長い配線を含む半導体記憶装置
をパイプライン処理する場合、前述のデータ処理装置の
場合と同様に、ひとつのパイプラインサイクルの中に機
能回路の動作時間ばかりでなく信号線2560や2570の
信号伝送時間が含まれることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術の重
大な問題点は、1つのパイプラインサイクルの中にデバ
イスの性能や回路方式に依存する機能回路の処理時間ば
かりでなく配線の材料や構造,配線の長さに依存する信
号伝送時間が含まれていることである。このため、微細
化技術の進歩によるデバイスの性能向上や高速回路方式
の開発により機能回路部分の性能が向上しても逆に配線
抵抗と配線容量は微細化が進むほど増大するため信号の
伝送時間が長くなり、パイプラインサイクルを期待どお
りに短縮できないか又は、パイプラインサイクルを伸ば
さなければならなくなる問題がある。
【0007】図26は従来方式のパイプラインデータ処
理装置に於いて、配線による信号伝送時間の増大が今後
の超高速ULSIを実現する上で如何に重大な障害にな
るかを例示する図である。図においては、微細化の世代
S0の動作周波数を33MHz回路遅延時間27.9ns,配
線遅延時間2.1ns)と仮定し、スケーリングによって
回路性能は世代毎に150%向上し、配線遅延時間は控
えめに見た値であるが世代毎に150%ずつ増加するも
のと仮定している。
【0008】図中、実線は配線遅延時間を無視したとき
に微細化技術の進歩によるデバイスの性能向上によって
実現できる理想的な動作周波数であり、点線は配線遅延
時間を含むときに実現できる動作周波数である。図より
明らかなように、配線遅延時間を無視した理想的な場
合、世代S5では動作周波数を約270MHz まで高速化
できるが、配線遅延時間を考慮した場合は、世代S0の
33MHz から世代S3でのピーク性能約65MHz までの
3世代で約2倍しか性能向上できない。その上、さらに
微細化が進んだ世代S4からは逆に動作周波数が低下し
はじめ、世代S5では理想的な場合の約5分の1の約5
1MHz の動作周波数しか実現できないという問題があ
る。以上の配線遅延に起因する問題にたいして、以下の
対策案が考えられる。
【0009】(1)幅の広い配線を用い、高速且つ高負
荷駆動能力のバッフアで駆動する。 (2)抵抗と容量の小さい新しい配線材料を開発する。
【0010】(3)三次元配置など配線長を短くできる
新しい配置法を開発する。
【0011】(4)配線長を短くするためのシステム上
の工夫をする。
【0012】しかしながら、(1)は部分的には可能で
あるが、ULSIチップ全体で見たとき高集積度を犠牲
にすることになり、根本的な解決策にはならない。ま
た、(2),(3)は今後長い年月をかけた研究開発の
成果を待たなければならず、現時点においてはこれら技
術の確立はなされていない。(4)は具体的且つ根本的
な解決策はまだ見つかっていない。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明では、以下の点を特徴とする。
【0014】(1)機能処理と伝送処理からなるパイプ
ラインステージの処理をクロックに同期して行うパイプ
ライン処理装置において、機能処理と伝送処理とを異な
るステージに割り当てたことを特徴とする。
【0015】(2)機能処理を行う機能ブロックの前後
にラッチを設けたことを特徴とする。 (3)伝送処理を行う伝送路の前後にラッチを設けたこ
とを特徴とする。
【0016】(4)上記伝送路を任意の数に分割したこ
とを特徴とする。
【0017】(5)上記伝送路を任意の長さに分割した
ことを特徴とする。
【0018】(6)上記伝送路をラッチによって分割し
たことを特徴とする。
【0019】(7)第1の機能ブロックと第2の機能ブ
ロック間の信号伝送路を1/N(N≧1)の長さにラッ
チを用いて分割し、上記分割された信号伝送路は上記ラ
ッチによって挾まれ、ラッチからラッチに信号が伝送さ
れる時間は上記クロックの周期に一致してパイプライン
処理を実行することを特徴とする。
【0020】(8)1/N(N≧1)の長さに分割され
た信号伝送路の少なくとも1つに分岐信号伝送路を含む
ことを特徴とする。
【0021】(9)N≧2のとき(N−1)個の分割点
のそれぞれに単方向パイプラインラッチを設けたことを
特徴とする。
【0022】(10)N≧2のとき(N−1)ケの分割
点のそれぞれに双方向パイプラインラッチを設けたこと
を特徴とする。
【0023】(11)パイプラインサイクル時間をT,
クロックのスキューをtk,ラッチの遅延時間をtl,
セットアップ時間をtsとしたとき、配線遅延時間tx
の信号伝送路を長さ方向に分割する信号伝送路の数N
は、N≧(tx/(T−(tk+tl+ts))) 組とす
ることを特徴とする。
【0024】また、上記の手段をマイクロプロセッサに
応用したものとして、以下のような特徴点がある。
【0025】(1)クロックに同期してM段(M≧2)
のパイプライン処理を行うマイクロプロセッサにおい
て、命令キヤッシュの読出しから、演算結果を記憶装置
に書き込むまでの複数ステージの少なくとも1つにN段
(N≧1)の信号伝送ステージを含むことを特徴とす
る。
【0026】(2)N段の信号伝送ステージは命令キヤ
ッシュと命令制御部間に含むことを特徴とする。
【0027】(3)N段(N≧1)の信号伝送ステージ
は命令制御部と演算器間に含むことを特徴とする。
【0028】(4)N段(N≧1)の信号伝送ステージ
は演算器とレジスタファイル間に含むことを特徴とす
る。
【0029】(5)N段(N≧1)の信号伝送ステージ
はレジスタファイルとデータキャッシュ間に含むことを
特徴とする。
【0030】(6)N(N≧1)段の信号伝送ステージ
は内蔵メモリ部と入出力制御部間に含むことを特徴とす
る (7)信号伝送ステージに対応付けられた信号伝送路は
機能ブロック間を接続する配線だけで構成されているこ
とを特徴とする (8)信号伝送ステージに対応付けられた信号伝送路は
機能ブロック間を接続する配線と配線の途中に挿入され
た遅延素子及び又は再生バッフアとで構成されているこ
とを特徴とする。
【0031】上記の手段をマルチマイクロプロセッサに
応用したものとして、以下のような特徴点がある。
【0032】(1)半導体チップ上に集積されたM台の
マルチマイクロプロセッサにおいて、各マイクロプロセ
ッサとパイプラインラッチを含む中継装置との間の信号
伝送にN(N≧1)段の信号伝送ステージを含み各マイ
クロプロセッサ間の信号伝送に2N(N≧1)段の信号
伝送ステージを含むことを特徴とする。
【0033】(2)信号伝送ステージに対応付けられた
信号伝送路は各マイクロプロセッサ間を接続する配線だ
けで構成されていることを特徴とする。
【0034】(3)信号伝送ステージに対応付けられた
信号伝送路は各マイクロプロセッサ間を接続する配線と
配線の途中に挿入された遅延素子及び又は再生バッファ
とで構成されていることを特徴とする。
【0035】(4)各マイクロプロセッサ間の信号伝送
路がパイプラインラッチを含む中継装置によりM組のバ
スに分離されていることを特徴とする。
【0036】(5)各マイクロプロセッサをパイプライ
ンラッチを含む中継装置を取り囲むように配置したこと
を特徴とする。
【0037】(6)各マイクロプロセッサ間の信号伝送
を制御する中継装置はパイプラインラッチを含むバスス
イッチ手段だけで構成されていることを特徴とする。
【0038】(7)各マイクロプロセッサ間の信号伝送
を制御する中継装置はパイプラインラッチを含むバスス
イッチ手段とクロック分配器とを含むことを特徴とす
る。
【0039】(8)各マイクロプロセッサ間の信号伝送
を制御する中継装置は該中継装置がデータ処理装置や記
憶装置又は任意の機能回路であって内部にパイプライン
ラッチを含むバススイッチ手段を包含していることを特
徴とする。
【0040】上記手段を半導体記憶装置に応用したもの
として、以下のような特徴点がある。
【0041】(1)クロックに同期してパイプライン処
理を行う半導体記憶装置において、アドレス入力回路か
ら読出しデータ出力回路までの間にN(N≧1)段の信
号伝送ステージに対応させたN組の信号伝送路を含むこ
とを特徴とする。
【0042】(2)書込み制御信号入力回路及び書込み
データ入力回路から書き込み制御回路までの間の両方に
N(N≧1)段の信号伝送ステージに対応させたN組の
信号伝送路を含むことを特徴とする。
【0043】(3)アドレス入力回路とデコーダ回路の
間にN(N≧1)段の信号伝送ステージに対応させたN
組の信号伝送路を含むことを特徴とする。
【0044】(4)センス回路と出力回路の間にN(N
≧1)段の信号伝送ステージに対応させたN組の信号伝
送路を含むことを特徴とする。
【0045】(5)アドレス入力回路とデコーダ回路の
間及びセンス回路と出力回路の間の両方にN(N≧1)
段の信号伝送ステージに対応させたN組の信号伝送路を
含むことを特徴とする。
【0046】上記手段をマルチチップモジュールシステ
ムに応用したものとして、以下のような特徴点がある。
【0047】(1)モジュール基板に複数のLSIチッ
プを搭載したマルチチップモジュールシステムに於い
て、各LSIチップとパイプラインラッチを含む中継装
置チップとの間の信号伝送にN(N≧1)段の信号伝送
ステージを含み各LSIチップ間の信号伝送に2N(N
≧1)段の信号伝送ステージを含むことを特徴とする。
【0048】(2)各LSIチップとパイプラインラッ
チを含む中継装置チップとの間の信号伝送にN(N≧
1)段の信号伝送ステージを含み各LSI間の信号伝送
に2N(N≧1)段の信号伝送ステージを含み且つ複数
のLSIチップのなかで公称最大動作周波数の最も低い
チップの公称最大動作周波数に基づいてシステムの最大
動作周波数を定めることを特徴とする。
【0049】(3)各LSIチップ間の信号伝送を制御
する中継装置はパイプラインラッチを含むバススイッチ
手段だけで構成されていることを特徴とする。
【0050】(4)各LSIチップ間の信号伝送を制御
する中継装置はパイプラインラッチを含むバススイッチ
手段とクロック分配器とを含むことを特徴とする。
【0051】(5)各LSIチップ間の信号伝送を制御
する中継装置は自身がデータ処理装置や記憶装置又は任
意の機能回路であって内部にパイプラインラッチを含む
バススイッチ手段を包含していることを特徴とする。
【0052】
【作用】本発明によると、回路性能で達成できるパイプ
ラインサイクルに見合って1/Nに分割された信号伝送
路はそれぞれが専用のパイプラインステージをアサイン
される。このため、分割されたそれぞれの信号伝送路は
所定サイクル以内に信号を伝送できれば良い。したがっ
て、それぞれの信号伝送路の伝送遅延がパイプラインサ
イクルの短縮化による性能向上を阻害する要因にはなら
ない。したがって、本発明によると、新しい技術の開発
を待つまでもなく、微細化によるデバイスの性能向上分
と高速回路方式の開発による性能向上分をそっくり動作
周波数の向上による高性能化に寄与させることができ
る。
【0053】
【実施例】パイプライン処理とは、分割された各部分
(パイプラインステージ)をそれぞれの処理回路により
処理するが、それらを同時に処理するのではなく、処理
順序に応じて順次時間をずらして処理する一方、使われ
ていない処理回路で他のデータの処理を行うものであ
る。すなわち、同一の時刻では全回路はそれぞれ別のデ
ータ処理を行っており、この意味で並列処理が行われて
いるが、一つのデータについてみるとこの各部分の処理
は順次引き続いて行われており、直列処理になってい
る。各部分の処理時間をt、処理部分(回路又はステー
ジ)の数をnとすると1データの処理時間はntであっ
ても平均(全体)的にはt時間に一つのデータ処理が行
われる。ここで、上述したように、従来までは処理回路
(パイプラインステージ)にデータ等を処理する機能部
分とデータを伝送する伝送部分とを含んでいた。このた
め、微細化技術等によって、機能部分の高速化が図れて
も伝送部分の高速化が図れないという問題があった。そ
こで、本発明は処理回路の機能部分と伝送部分とを分割
し、異なったステージに割り当てることでパイプライン
処理としての高速化を図った。また、伝送部分を任意の
数又は任意の長さに分割し、分割されたそれぞれの伝送
部分をパイプラインステージに割り当てることでも同様
な効果が得られる。この発明は、パイプライン処理を行
う全てのデバイスに応用できる。
【0054】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0055】図1は本発明のパイプラインデータ処理装
置の第1の実施例を示している。図において、110,
120,130はデータ処理装置に含まれる機能ブロッ
クであり、内部に入力ラッチ111,121,131,
機能回路112,122,132,出力ラッチ113,
123,133を含んでいる。141〜144はそれぞ
れの伝送遅延時間が所定の伝送時間になるように分割さ
れた信号伝送路であり、図7に示すような配線だけから
なる信号伝送路又は図8に示すような配線と配線の途中
に挿入された再生バッフア(単なる遅延回路も含む)等
を含む信号伝送路である。また、151,152は信号
伝送路141〜144の途中に設けられたパイプライン
ラッチであり、特に制限されないが図12に示すような
回路が用いられる。このようなラッチ回路は周知であ
り、説明は省略する。
【0056】信号伝送路の分割数Nは次のように決めら
れる。
【0057】 N≧(tx/(T−(tk+tl+ts))) (N≧1) ここで、分割しないときの配線遅延時間はtx、パイプ
ラインのサイクル時間はT,クロックのスキューはt
k,ラッチの動作(遅延)時間はtl,セットアップ時
間はtsである。すなわち、tk+tl+tsはラッチ
の最低限必要な動作時間を表し、パイプラインのサイク
ル時間Tからこの動作時間(tk+tl+ts)を引い
たものは、伝送のためだけの時間を表す。分割しないと
きの配線遅延時間tkを上記伝送時間で除することによ
って、分割数Nが定まる。
【0058】また、サイクル時間Tは、原則として、機
能ブロック110,120,130の回路性能に基づい
て定められる。そのため、分割された伝送路の伝送時間
は機能ブロックの処理時間以下であることが望ましい。
そこで、これを満たすように分割数Nを設定することも
できる。また、サイクル時間Tは、どのパイプラインス
テージの処理においても同じサイクル時間である。
【0059】図9は、機能ブロック110,120,1
30と信号伝送路141,142,143,144の遅
延時間の一例を示している。すなわち、機能ブロック1
30の遅延時間が最も大きく、この遅延時間に基づいて
サイクル時間Tが定まる。ただし、信号伝送路141,
142,143,144の中で伝送時間が機能ブロック
130の遅延時間を超える信号伝送路があれば、その遅
延時間に基づいてサイクル時間Tを定めることもでき
る。
【0060】なお、一般的な論理回路と同様に、ラッチ
からラッチへの信号伝送にはレーシングを避けるための
最小遅延時間を考慮した設計が当然要求される。すなわ
ち、伝送時間を定めるにあたって、最小限必要な伝送時
間の条件(レーシングフリーの条件)は、以下に示す通
りである。
【0061】txd>tk+th−tl ここで、分割した信号伝送路の伝送時間をtxd,クロ
ックのスキューをtk,ラッチの遅延時間をtl,ホー
ルド時間をthとする。また、160〜162はそれぞ
れ分岐信号伝送路を示している。
【0062】本実施例では機能ブロック110から機能
ブロック120への信号伝送路はそれぞれがラッチでは
挾まれた3つの信号伝送路141,142,143に分
割されている。同様に、機能ブロック110から機能ブ
ロック130への信号伝送路はそれぞれがラッチで挾ま
れた3つの信号伝送路141,142,144に分割さ
れている。そして、それぞれの信号伝送路の信号伝送に
はパイプラインピッチの1サイクルがアサインされる。
【0063】したがって、例えば、マシンサイクル50
0MHz パイプラインデータ処理装置の場合、分割された
それぞれの信号伝送路には2ns弱までの伝送時間を要す
る長さの配線を許容することができる。
【0064】図2は図1の実施例のパイプラインを示し
ている。図において、Aは機能ブロック110の処理ス
テージ、Bは機能ブロック120及び130の処理ステ
ージ、X1,X2はそれぞれ信号伝送路141,142
の伝送ステージ、X3は信号伝送路143と144の伝
送ステージである。図より、機能ブロック110から出
力された信号は3ステージ後に機能ブロック120及び
130に取り込まれて処理される。機能ブロックAは、
入力ラッチ111,機能回路112,出力ラッチ113
から構成されている。伝送ステージX1は、機能ブロッ
ク110の出力ラッチ113,信号伝送路141,伝送
のためのラッチ151から構成されている。ここで、機
能ブロック110の出力ラッチ113は伝送ステージX
1から見ると入力ラッチである。また伝送ステージX
2,X3も同様である。すなわち、本発明は信号伝送路
をラッチによって挾んだ位置関係にある。なお、図2及
び以後のパイプラインの説明では、各ラッチはクロック
の立上りで動作するエッジトリガ型を仮定している。
【0065】図3は本発明のパイプラインデータ処理装
置の第2の実施例を示している。図において、310,
320はデータ処理装置に含まれる機能ブロックの一部
であり、内部に入力ラッチ311,321,機能回路3
12,322,出力ラッチ313,323を含んでい
る。331,332は図7に示すような配線だけからな
る信号伝送路又は図8に示すような配線と配線の途中に
挿入された再生バッフア等を含む信号伝送路である。ま
た、340は信号伝送路331,332の途中に設けら
れたパイプラインラッチであり、特に制限されないが図
12に示すような回路が用いられる。なお、360,3
61はそれぞれ分岐信号伝送路を示している。本実施例
では機能ブロック310から機能ブロック320への信
号伝送路はそれぞれがラッチでは挾まれた2つの信号伝
送路331,332に分割されている。そして、それぞ
れの信号伝送路の信号伝送にはパイプラインピッチの1
サイクルがアサインされる。
【0066】図4は図3の実施例のパイプラインを示し
ている。図において、Aは機能ブロック310の処理ス
テージ、Bは機能ブロック320の処理ステージ、X
1,X2はそれぞれ信号伝送路331,332の伝送ス
テージである。図より、機能ブロック310から出力さ
れた信号は2ステージ後に機能ブロック320に取り込
まれて処理される。
【0067】図5は本発明のパイプラインデータ処理装
置の第3の実施例を示している。図において、510,
520はデータ処理装置に含まれる機能ブロックの一部
であり、内部に入力ラッチ511,521、機能回路5
12,522、出力ラッチ513,523を含んでい
る。530は図7に示すような配線だけからなる信号伝
送路又は図8に示すような配線と配線の途中に挿入され
た再生バッファ等を含む信号伝送路である。なお、56
0は分岐信号伝送路を示している。本実施例では機能ブ
ロック510から機能ブロック520への信号伝送路は
530だけであり、途中で分割されていない。しかし、
伝送路の前後はラッチによって挾まれている。そして、
信号伝送路530の信号伝送にはパイプラインピッチの
1サイクルがアサインされる。
【0068】図6は図5の実施例のパイプラインを示し
ている。図において、Aは機能ブロック510の処理ス
テージ、Bは機能ブロック520の処理ステージ、X1
は信号伝送路530の伝送ステージである。図より、機
能ブロック510から出力された信号は1ステージ後に
機能ブロック520に取り込まれて処理される。
【0069】図10は本発明のパイプラインデータ処理
装置の第4の実施例を示している。図において、101
0,1020はデータ処理装置に含まれる機能ブロック
の一部であり、内部に出力ラッチ1011,1021,入
力ラッチ1012,1022を含んでおり、それぞれの
内部機能回路は省略されている。1031,1032は
信号伝送路である。また、1040は信号伝送路103
1,1032の途中に設けられた双方向ラッチであり、
特に制限されないが図13に示すような回路が用いられ
る。このようなラッチ回路は周知であり、説明は省略す
る。本実施例では機能ブロック1010と1020相互
間の信号伝送路はそれぞれが双方向ラッチで挾まれた2
つの信号伝送路1031と1032に分割されている。
そして、それぞれの信号伝送路の信号伝送にはパイプラ
インピッチの1サイクルがアサインされる。
【0070】図11は図10の実施例のパイプラインを
示している。図において、Aは機能ブロック1010の
処理ステージ、Bは機能ブロック1020の処理ステー
ジ、X1,X2はそれぞれ信号伝送路1031,103
2の伝送ステージである。図より、機能ブロック101
0から出力された信号は2ステージ後に機能ブロック1
020に取り込まれて処理される。同様に、機能ブロッ
ク1020から出力された信号は2ステージ後に機能ブ
ロック1010に取り込まれて処理される。
【0071】図14は本発明のマイクロプロセッサの実
施例である。図において、1400はマイクロプロセッ
サチップである。1405はチップ内の機能回路(ラッ
チを含む)にクロックを供給するクロック分配器、14
10は命令キャッシュ1420の読出しアドレスを出力する
プログラムカウンタ,1420,1430はそれぞれ命
令キャッシュとデータキャッシュであり、それぞれ命令
データとオペランドを記憶している。1440は命令制
御回路であり、命令キャッシュ1420の出力を解釈し
て各種の演算制御信号を出力する。1450は演算器で
あり、レジスタファイル1460から演算データを受取
って各種の演算を行い、結果をレジスタファイル146
0に書き込む。1471〜1475はそれぞれ信号伝送
路である。信号伝送路は、上記各機能ブロックに内蔵さ
れているラッチによって、又は伝送用のラッチによって
挾まれている。
【0072】なお、マイクロプロセッサには上記の他に
も多くの機能回路が含まれているが、本発明の説明に支
障のないものは省略されている。ここで、信号伝送路14
71〜1475はマシンサイクルと信号伝送路の伝送時間
に関連して特許請求項11に記載されているように分割
の有無、分割した場合の分割数Nがそれぞれの信号伝送
路ごとに決められる。
【0073】図15は図14の信号伝送路1471〜1
475の分割数を一律にN=1としたときのマイクロプ
ロセッサのパイプラインを示す。図において、Iは命令
キャッシュ1420の読出しステージ、Dは命令制御回
路1440の処理ステージ、Eは演算器1450の実行
ステージ、Wはレジスタファイル1460への書込みス
テージである。また、X1,X2,X3はそれぞれ信号
伝送路1471,1472,1473の伝送ステージであ
り、7段のパイプラインによって演算処理が実行されて
いる。
【0074】図16は信号伝送路1475の分割数をN
=1としたときの入出力制御回路1480とデータキャ
ッシュ1430間のパイプラインデータ伝送を示す。図
において、IOは入出力回路の処理ステージ、Mはデー
タキャッシュ1430の読出し/書込みステージであ
る。また、X1は信号伝送路1475の伝送ステージで
あり、3段のパイプラインによって入出力回路と内蔵メ
モリ間のデータ伝送が行われている。
【0075】図17はオンチップマルチプロセッサの実
施例である。図において、1700は半導体チップ、1
710〜1740はプロセッサ、1760は例えば図1
9に示すようなバススイッチやクロック分配器含む中継
装置である。また、1751〜1754はそれぞれ信号
伝送路である。ここで、中継装置1760は例えば図1
9に示した回路だけを含むものであっても良いし、それ
自身がプロセッサ又はある種の制御回路であって、その
中に図19のような回路を含むものであっても良い。
【0076】図18は2つのプロセッサ間、例えば、プ
ロセッサ1710から1740への信号伝送のパイプラ
インを示す。図において、Aはプロセッサ1710の処
理ステージ、Bはプロセッサ1740の処理ステージ、
X1とX2はそれぞれ信号伝送路1751と1754の
伝送ステージである。図よりプロセッサ1710から出
力された信号は2ステージ後にプロセッサ1740に取
り込まれて処理される。
【0077】図19は図17の実施例で示した中継装置
1760の実施例である。図において、1900は中継
器装置全体を示し、内部の回路要素は本発明の説明に必
要なものだけを開示し、その他は省略されている。19
11〜1914は3ステートラッチであり、busA〜
Dの信号をクロック信号CKで取り込み、この時対応す
る出力制御信号SA〜SDが高レベルであれば、共通接
続線1905に出力する。SA〜SDが“0”レベルの
とき、対応するラッチの出力は高インピーダンス状態に
なる。1921〜1924は3ステートドライバであ
り、それぞれの制御信号SA〜SDが低レベルのとき、
共通接続線1905の信号を対応するbusA〜Dに出力
し、高レベルのとき3ステートドライバの出力は高イン
ピーダンス状態になる。例えば、busAの信号をbu
sB〜Dに出力する場合、SAを高レベルにし、SB〜
SDを“0”レベルにする。なお、本実施例では3ステ
ートラッチ1191〜1194と3ステートドライバ1
921〜1924はそれぞれ対応する制御信号SA,S
B,SC,SDによって排他的に制御されているが、必
要に応じて3ステートラッチと3ステートドライバのそ
れぞれに専用の制御信号を設けても良い。1930はク
ロック分配器であり、中継装置1900用のクロック信
号CKと図17のプロセッサ1710〜1740用のク
ロック信号CKA〜CKDを出力する。中継装置内にク
ロック分配器があると各プロセッサへの配線がより短く
なり長さも揃えやすくなるためクロックスキューを効果
的に低減できる。
【0078】図20は本発明のパイプライン半導体記憶
装置の実施例である。図において、2000はメモリチ
ップであり、アドレス信号Ai,データ信号Di,書込
み信号WE#を入力し、クロック信号CKに同期して内
部のパイプライン動作を行い、読出しアクセスの場合、
データ出力Doを出力するものである。2010〜20
12は入力ラッチ、2020〜2022,2040〜2
042及び2070は中間ラッチ、2080は出力ラッ
チである。また、2030はデコーダ、2050はメモリア
レイ、2060はセンス回路、2090は書込み制御回
路であり、これらによって半導体記憶装置の主要機能回
路が構成されている。なお、2091〜2096は図7
や図8の等価モデルで示す信号伝送路である。ここで、
読出しアクセス動作に着目してみると、まず、アドレス
入力Aiとデコーダ2030の間には2つのラッチ20
10と2020に挾まれた信号伝送路2091があり、
この部分にパイプラインサイクルの1ステージがアサイ
ンされている。次に、2つのラッチ2020と2040
で挾まれたデコーダ2030及び2つのラッチ2040
と2070で挾まれたメモリアレイ2050からセンス
回路2060にもそれぞれ1ステージがアサインされて
いる。また、センス回路2060と読出し出力Doの間
には2つのラッチ2070と2080で挾まれた信号伝
送路2092があり、この部分にも1ステージがアサインさ
れている。これらにより、記憶装置内部の動作を4つの
ステージで行い、読出しデータDoの出力を1つのステ
ージで行う。
【0079】書込みアクセスの場合、データ入力Diは
それぞれがラッチで挾まれた信号伝送路2093と20
95を通して2ステージ後に書込み制御回路2090に
到達する。同様に、書込み制御信号WE#もそれぞれが
ラッチで挾まれた信号伝送路2094と2096を通し
て2ステージ後に書込み制御回路2090に到達し、メ
モリアレイ2050の所定のアドレスにデータを書き込
む。
【0080】図21は前記信号伝送路のすべてにパイプ
ラインの1ステージをアサインしたときの読出しアクセ
ス及び書込みアクセス動作のパイプラインを示す。図に
おいて、Dはデコーダ2030の動作ステージ、Sはメ
モリアレイ2050とセンス回路2060の動作ステー
ジ、Oは読出しデータDoを出力するステージ、Wは書
込み制御回路2090が動作するステージである。ま
た、X1,X2はそれぞれ信号伝送路の伝送ステージで
ある。
【0081】図22は図20のメモリアレイ2050か
ら読出しデータ出力Doまでをより詳細に示したもので
ある。図において、2211〜2213はメモリアレ
イ、2221〜2223は列選択回路、2231〜22
33はセンス回路、2241〜2243はラッチ、22
50は上記ラッチの出力を出力ラッチ2260に送る信
号伝送路、2270は出力バッフアである。ここで、信
号伝送路2250は図25の従来技術で説明したように
チップの長辺方向に延びた長い配線になるため、その両
端にラッチ配置し、信号伝送のためにパイプラインのN
(N≧1)ステージがアサインされる。
【0082】図27はマルチチップモジュールシステム
の実施例である。図において、2700はシリコンやセラミ
ックによるモジュール基板、2710〜2740は例え
ばデータ処理装置や記憶装置からなるLSIチップ、2
760は例えば図19に示すようなバススイッチを少な
くとも含む中継装置チップである。また、2751〜2
754はそれぞれ各LSIチップと中継装置チップを接
続するための信号伝送路である。ここで、中継装置チッ
プ2760は例えば図19に示したバススイッチだけの
回路であっても良いし、それ自身がデータ処理装置や記
憶装置又はある種の制御回路であって、その中に図19
のようなバススイッチ他を含むものであっても良い。一
般に、モジュール基板上の信号伝送路2751〜275
4はLSI基板上の信号伝送路より長く、伝送遅延も大き
いためマルチチップモジュールシステム全体としての性
能低下の大きな要因になってる。本実施例では、LSI
チップ2710〜2740のすべてが対応可能な動作周
波数に合わせて、信号伝送路2751〜2754の分割
数Nを決め、分割されたそれぞれの信号伝送路に1つの
パイプラインステージをアサインする。このため、マル
チチップモジュールシステム全体として最大の性能を実
現することができる。
【0083】以上のように、本発明によればパイプライ
ン処理の方法に特別な処理方法を用いなくても、パイプ
ライン処理としての動作周波数を高めることが容易にで
きる。
【0084】
【発明の効果】本発明によると、パイプライン処理を行
うマイクロプロセッサを始めとする各種データ処理装
置,記憶装置などの高速化,高性能化を図26のグラフ
の実線で示すように微細加工技術の進歩に伴う配線遅延
時間の増大の影響を受けないで実現することができる。
このため、新しい配線材料の開発や三次元配置技術の開
発など不確定の技術開発を待たずとも微細化技術の進歩
によるデバイスの性能向上と高速回路方式の開発による
性能向上が続く限りデータ処理装置,記憶装置などの高
速化,高性能化を続けられるという効果がある。
【0085】配線による信号遅延を考慮することなく、
微細化配線を行えるので、高密度化を達成できる。
【0086】長い配線を駆動するためのサイズの大きな
高速高駆動のバッファを必要としないので、高集積密度
を達成でき、さらに、バッファのスイッチングノイズを
低減できる。
【0087】配線による信号遅延を考慮する必要がない
ので、設計段階において機能ブロックの配置の自由度が
高くなり、設計が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ処理装置の第1の実施例。
【図2】第1の実施例のパイプライン。
【図3】データ処理装置の第2の実施例。
【図4】第2の実施例のパイプライン。
【図5】データ処理装置の第3の実施例。
【図6】第3の実施例のパイプライン。
【図7】配線の等価モデル。
【図8】バッファを含む配線の等価モデル。
【図9】機能ブロックの遅延時間分布。
【図10】双方向伝送の実施例。
【図11】双方向伝送のパイプライン。
【図12】単方向ラッチの具体例。
【図13】双方向ラッチの具体例。
【図14】マイクロプロセッサの実施例。
【図15】マイクロプロセッサのパイプライン。
【図16】入出力制御と内蔵メモリ間のパイプライン。
【図17】マルチマイクロプロセッサの実施例。
【図18】マルチマイクロプロセッサのパイプライン。
【図19】中継器装置の実施例。
【図20】半導体記憶装置の実施例。
【図21】半導体記憶装置のパイプライン。
【図22】半導体記憶装置センス系の実施例。
【図23】従来のデータ処理装置。
【図24】従来のデータ処理装置のパイプライン。
【図25】従来の半導体記憶装置のレイアウト。
【図26】スケーリングと動作周波数。
【図27】マルチチップモジュールシステムの実施例。
【符号の説明】
110,120,130…機能ブロック、111,12
1,131…入力ラッチ、112,122,132…機
能回路、113,123,133…出力ラッチ、141
〜144…信号伝送路、151,152…中間ラッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 辰美 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 森 和孝 東京都青梅市今井2326番地 株式会社 日立製作所 デバイス開発センタ内 (56)参考文献 特開 昭63−20538(JP,A) 特開 昭63−273119(JP,A) 特開 平3−211613(JP,A) 特開 平2−208727(JP,A) 特開 平1−255036(JP,A) 特開 昭64−108637(JP,A) 特開 昭63−140378(JP,A) 特開 昭62−290949(JP,A) 特開 平4−32926(JP,A) 特開 平4−314161(JP,A) 特開 平5−40626(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一連の処理を複数の処理回路に分割し、ク
    ロックに同期して分割された処理回路を処理するパイプ
    ライン処理装置において、前記処理回路は機能処理と伝送処理に分割され、 分割された機能処理と伝送処理は、それぞれ独立した専
    用のパイプラインステージに割り当てられて処理され、 前記伝送処理の伝送時間が、前記機能処理の処理時間以
    下にする パイプライン処理装置。
  2. 【請求項2】一連の処理を複数の処理回路に分割し、ク
    ロックに同期して分割された処理回路を処理するパイプ
    ライン処理装置において、前記処理回路は機能処理を有する機能ブロックと伝送処
    理を有する信号伝送路に分割され、 前記信号伝送路はラッチを用いてN個(N≧2)に分割
    され、 前記機能ブロックの機能処理と前記信号伝送路の伝送処
    理は、それぞれ独立した専用のパイプラインステージに
    割り当てられて処理される パイプライン処理装置。
  3. 【請求項3】請求項において、分割された上記信号伝
    送路の少なくとも1つに分岐信号伝送路を含むパイプラ
    イン処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、パイ
    プラインサイクル時間をT,クロックのスキューをt
    k,ラッチの遅延時間をtl,セットアップ時間をts
    としたとき、配線遅延時間txの信号伝送路を長さ方向
    に分割する信号伝送路の数Nは、N≧(tx/(T−
    (tk+tl+ts)))組とするパイプライン処理装置。
JP26172991A 1991-10-09 1991-10-09 パイプライン処理装置 Expired - Fee Related JP3147432B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26172991A JP3147432B2 (ja) 1991-10-09 1991-10-09 パイプライン処理装置
KR1019920018047A KR100288038B1 (ko) 1991-10-09 1992-10-02 초대규모집적에 적합한 파이프라인 반도체장치
US07/957,914 US6029220A (en) 1991-10-09 1992-10-08 Pipelined semiconductor devices suitable for ultra large scale integration
US09/477,448 US6467004B1 (en) 1991-10-09 2000-01-04 Pipelined semiconductor devices suitable for ultra large scale integration

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26172991A JP3147432B2 (ja) 1991-10-09 1991-10-09 パイプライン処理装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000328397A Division JP2001167057A (ja) 2000-10-23 2000-10-23 マルチマイクロプロセッサ及びマルチチップモジュールシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05100850A JPH05100850A (ja) 1993-04-23
JP3147432B2 true JP3147432B2 (ja) 2001-03-19

Family

ID=17365902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26172991A Expired - Fee Related JP3147432B2 (ja) 1991-10-09 1991-10-09 パイプライン処理装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US6029220A (ja)
JP (1) JP3147432B2 (ja)
KR (1) KR100288038B1 (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5713005A (en) * 1995-02-10 1998-01-27 Townsend And Townsend And Crew Llp Method and apparatus for pipelining data in an integrated circuit
KR100447216B1 (ko) * 1996-02-13 2005-01-24 주식회사 하이닉스반도체 위상반전마스크의제조방법
JP3498678B2 (ja) * 2000-05-31 2004-02-16 日本電気株式会社 パイプライン処理型シェーピング装置およびその方法
US8284844B2 (en) 2002-04-01 2012-10-09 Broadcom Corporation Video decoding system supporting multiple standards
KR100495917B1 (ko) * 2002-11-20 2005-06-17 주식회사 하이닉스반도체 고속 데이터 출력을 위한 파이프래치 회로
US6996785B1 (en) 2003-04-25 2006-02-07 Universal Network Machines, Inc . On-chip packet-based interconnections using repeaters/routers
US7246215B2 (en) * 2003-11-26 2007-07-17 Intel Corporation Systolic memory arrays
US8885510B2 (en) 2012-10-09 2014-11-11 Netspeed Systems Heterogeneous channel capacities in an interconnect
US8739101B1 (en) * 2012-11-21 2014-05-27 Maxeler Technologies Ltd. Systems and methods for reducing logic switching noise in parallel pipelined hardware
US9471726B2 (en) 2013-07-25 2016-10-18 Netspeed Systems System level simulation in network on chip architecture
US9473388B2 (en) 2013-08-07 2016-10-18 Netspeed Systems Supporting multicast in NOC interconnect
US9158882B2 (en) * 2013-12-19 2015-10-13 Netspeed Systems Automatic pipelining of NoC channels to meet timing and/or performance
US9699079B2 (en) 2013-12-30 2017-07-04 Netspeed Systems Streaming bridge design with host interfaces and network on chip (NoC) layers
US9473415B2 (en) 2014-02-20 2016-10-18 Netspeed Systems QoS in a system with end-to-end flow control and QoS aware buffer allocation
US9742630B2 (en) 2014-09-22 2017-08-22 Netspeed Systems Configurable router for a network on chip (NoC)
US9571341B1 (en) 2014-10-01 2017-02-14 Netspeed Systems Clock gating for system-on-chip elements
US9660942B2 (en) 2015-02-03 2017-05-23 Netspeed Systems Automatic buffer sizing for optimal network-on-chip design
US9444702B1 (en) 2015-02-06 2016-09-13 Netspeed Systems System and method for visualization of NoC performance based on simulation output
US9568970B1 (en) 2015-02-12 2017-02-14 Netspeed Systems, Inc. Hardware and software enabled implementation of power profile management instructions in system on chip
US9928204B2 (en) 2015-02-12 2018-03-27 Netspeed Systems, Inc. Transaction expansion for NoC simulation and NoC design
US10050843B2 (en) 2015-02-18 2018-08-14 Netspeed Systems Generation of network-on-chip layout based on user specified topological constraints
US10348563B2 (en) 2015-02-18 2019-07-09 Netspeed Systems, Inc. System-on-chip (SoC) optimization through transformation and generation of a network-on-chip (NoC) topology
US9864728B2 (en) 2015-05-29 2018-01-09 Netspeed Systems, Inc. Automatic generation of physically aware aggregation/distribution networks
US9825809B2 (en) 2015-05-29 2017-11-21 Netspeed Systems Dynamically configuring store-and-forward channels and cut-through channels in a network-on-chip
US10218580B2 (en) 2015-06-18 2019-02-26 Netspeed Systems Generating physically aware network-on-chip design from a physical system-on-chip specification
CN105824604B (zh) * 2015-11-24 2017-08-29 中国科学院计算技术研究所 多输入多输出处理器流水线数据同步装置及方法
US10452124B2 (en) 2016-09-12 2019-10-22 Netspeed Systems, Inc. Systems and methods for facilitating low power on a network-on-chip
US20180159786A1 (en) 2016-12-02 2018-06-07 Netspeed Systems, Inc. Interface virtualization and fast path for network on chip
US10313269B2 (en) 2016-12-26 2019-06-04 Netspeed Systems, Inc. System and method for network on chip construction through machine learning
US10063496B2 (en) 2017-01-10 2018-08-28 Netspeed Systems Inc. Buffer sizing of a NoC through machine learning
US10084725B2 (en) 2017-01-11 2018-09-25 Netspeed Systems, Inc. Extracting features from a NoC for machine learning construction
US10469337B2 (en) 2017-02-01 2019-11-05 Netspeed Systems, Inc. Cost management against requirements for the generation of a NoC
US10298485B2 (en) 2017-02-06 2019-05-21 Netspeed Systems, Inc. Systems and methods for NoC construction
US11144457B2 (en) 2018-02-22 2021-10-12 Netspeed Systems, Inc. Enhanced page locality in network-on-chip (NoC) architectures
US10547514B2 (en) 2018-02-22 2020-01-28 Netspeed Systems, Inc. Automatic crossbar generation and router connections for network-on-chip (NOC) topology generation
US10896476B2 (en) 2018-02-22 2021-01-19 Netspeed Systems, Inc. Repository of integration description of hardware intellectual property for NoC construction and SoC integration
US10983910B2 (en) 2018-02-22 2021-04-20 Netspeed Systems, Inc. Bandwidth weighting mechanism based network-on-chip (NoC) configuration
US11176302B2 (en) 2018-02-23 2021-11-16 Netspeed Systems, Inc. System on chip (SoC) builder
US11023377B2 (en) 2018-02-23 2021-06-01 Netspeed Systems, Inc. Application mapping on hardened network-on-chip (NoC) of field-programmable gate array (FPGA)

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4025771A (en) * 1974-03-25 1977-05-24 Hughes Aircraft Company Pipe line high speed signal processor
JPS58207152A (ja) * 1982-05-28 1983-12-02 Nec Corp パイプライン演算装置テスト方式
JPS5916053A (ja) * 1982-07-16 1984-01-27 Nec Corp パイプライン演算装置
US5152000A (en) 1983-05-31 1992-09-29 Thinking Machines Corporation Array communications arrangement for parallel processor
JPS6074839A (ja) 1983-09-30 1985-04-27 Toshiba Corp リピ−タ装置
US4658359A (en) 1984-12-31 1987-04-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Method for managing redundant resources in a complex avionics communication system
JPS63204355A (ja) * 1987-02-18 1988-08-24 Mitsubishi Electric Corp デ−タ転送制御回路
US5185599A (en) * 1987-10-26 1993-02-09 Tektronix, Inc. Local display bus architecture and communications method for Raster display
KR900015148A (ko) 1989-03-09 1990-10-26 미다 가쓰시게 반도체장치
GB8906145D0 (en) * 1989-03-17 1989-05-04 Algotronix Ltd Configurable cellular array
JPH0779336B2 (ja) * 1989-05-22 1995-08-23 パイオニア株式会社 双方向通信ラインのバッファ装置
JPH0719215B2 (ja) * 1989-06-01 1995-03-06 三菱電機株式会社 マイクロプロセッサ
US5280474A (en) * 1990-01-05 1994-01-18 Maspar Computer Corporation Scalable processor to processor and processor-to-I/O interconnection network and method for parallel processing arrays
US5280597A (en) 1990-03-30 1994-01-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Pipeline processor with self timed data transfer
ATE128777T1 (de) * 1991-03-28 1995-10-15 Cray Research Inc Echtzeit-input/output-methode fuer ein vektor- prozessor-system.
US5434520A (en) 1991-04-12 1995-07-18 Hewlett-Packard Company Clocking systems and methods for pipelined self-timed dynamic logic circuits
JP3279337B2 (ja) * 1991-04-12 2002-04-30 ヒューレット・パッカード・カンパニー ねずみ取り論理回路用万能パイプラインラッチ
US5371863A (en) * 1991-05-30 1994-12-06 Tandem Computers Incorporated High speed processor bus extension

Also Published As

Publication number Publication date
KR100288038B1 (ko) 2001-05-02
KR930008846A (ko) 1993-05-22
JPH05100850A (ja) 1993-04-23
US6029220A (en) 2000-02-22
US6467004B1 (en) 2002-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3147432B2 (ja) パイプライン処理装置
US6745369B1 (en) Bus architecture for system on a chip
US4057846A (en) Bus steering structure for low cost pipelined processor system
US4884192A (en) Information processor capable of data transfer among plural digital data processing units by using an active transmission line having locally controlled storage of data
US5832251A (en) Emulation device
JP2007128633A (ja) 半導体記憶装置及びこれを備えた送受信システム
JPH11143821A (ja) コンピュータ・バス
GB2092786A (en) Stored-program controlled machine
US5572687A (en) Method and apparatus for priority arbitration among devices in a computer system
US5687329A (en) Information handling system including a data bus management unit, an address management unit for isolating processor buses from I/O and memory
JP2001167057A (ja) マルチマイクロプロセッサ及びマルチチップモジュールシステム
US5349564A (en) Multi-port RAM having means for providing selectable interrupt signals
EP0929042B1 (en) Bus controller in a data processor
US20230259471A1 (en) Write busy signaling for interface structures
US7031204B2 (en) Low power register apparatus having a two-way gating structure and method thereof
US5862408A (en) Microprocessor system having multiplexor disposed in first and second read paths between memory CPU and DMA for selecting data from either read path
US6263482B1 (en) Programmable logic device having macrocells with selectable product-term inversion
JP2003085128A (ja) 半導体装置
US7149827B1 (en) Methods and apparatus for tristate line sharing
JPH0561812A (ja) 情報処理システム
JPH06301641A (ja) 電子計算機
JPS6061818A (ja) リセット方式
JPH086760A (ja) データ処理装置
JPH05158870A (ja) 半導体記憶装置におけるデータ読み取り装置
JPS6072318A (ja) 論理lsi

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees