JP3147236U - 縦横設置共用配線クリート - Google Patents

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和宏 安田
多 佐藤
雅夫 石川
司 高井
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大明株式会社
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Abstract

【課題】メタル屋外線及び/又は光引込線を、被固定面に対し横断面垂直または横断面平行の2種の形態で固定することができる縦横設置共用配線クリートを提供する。
【解決手段】配線保持部材1の内側面及び押え蓋部2の内側面に、光引込線用の横保持凹部11が光引込線40を被固定面に対し横断面平行に保持するように形成される。配線保持部材1の内側面及び押え蓋部2の内側面に、光引込線用の縦保持凹部12が光引込線40を被固定面に対し横断面垂直に保持するように形成される。配線保持部材1の内側面及び押え蓋部2の内側面に、メタル屋外線用の横保持凹部13がメタル屋外線41を被固定面に対し横断面平行に保持するように形成される。配線保持部材1の内側面及び押え蓋部2の内側面に、メタル屋外線用の縦保持凹部1がメタル屋外線42を被固定面に対し横断面垂直に保持するように形成される。
【選択図】図12

Description

本考案は、メタル屋外線、光引込線(光ファイバケーブル)を壁面などの被固定面に共に固定することが可能な共用の配線クリートに関し、特に光引込線、メタル屋外線を、被固定面に対し横断面平行とし或いは横断面垂直とする2種の態様で配線固定することができる縦横設置共用配線クリートに関する。
住宅などに引き込まれる電話線のメタル屋外線や光引込線は、一般に、外壁面から保安器を設けた保安器取付台に配線され、そこから外壁面を通して室内に配線される。近年、多くの住宅において、光ファイバによる光通信が普及し、そこには、既設のメタル屋外線に加えて光引込線が保安器取付台に引き込み配線される場合が多くなっている。
このような保安器取付台を含む建物の外壁には、メタル屋外線と光引込線が共に配線され、それ程広くない取付台の近傍においてメタル屋外線と光引込線が保安器などとの間で配線されるため、メタル屋外線と光引込線は、狭い範囲で且つ曲げ可能な半径内で曲げられる一方、配線クリートによりその配線状態を固定している(下記特許文献1などを参照)。
特開平11−178125号公報
光引込線は、金属の支持線と光ファイバケーブルが平行に一体化された構造、つまりその横断面が横長または縦長形状となっている。また、メタル屋外線は支持線とケーブルが分離しているものの、略一体となって配線され、その横断面は横長または縦長形状となって配線される。このため、このようなメタル屋外線または光引込線を曲げて配線した場合、メタル屋外線または光引込線が捻れた状態となりやすく、捻れの生じたメタル屋外線または光引込線は、保安器取付台や外壁面上で、その横断面が縦長(取付面に対し凸状)となり、或いは横長(取付面に対し平坦)となったりする。
しかし、従来のこの種のメタル屋外線または光引込線の配線固定用に使用される配線クリートは、メタル屋外線、光引込線を取付面に対し平坦(平行)な状態で固定する構造であるため、捻れの生じたメタル屋外線または光引込線をさらに捻って取付面に対し平坦(平行)にし、その状態で配線クリートにより固定する必要があった。
このため、メタル屋外線や光引込線を外壁面や保安器取付台上に配線し、それらの必要箇所を配線クリートにより固定する作業は、非常に煩雑となり、しかも、配線クリートの配線態様に合わせて、メタル屋外線や光引込線を無理に捻るため、光引込線の場合には光ファイバに無理な力がかかり、光伝送損失の増大を招く虞があった。
本考案は、上述の課題を解決するものであり、メタル屋外線及び/又は光引込線を、被固定面に対し横断面垂直または横断面平行の2種の形態で固定することができる縦横設置共用配線クリートを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本考案の請求項1の縦横設置共用配線クリートは、配線保持部材と、該配線保持部材に対しヒンジ部を介して開閉可能に一体成形された押え蓋部と、を備え、該配線保持部材と該押え蓋部の略中央に貫通して固定用の挿入孔が設けられ、該挿入孔に固定ねじ又は釘を挿入して若しくは両面粘着テープにより被固定面に固定する縦横設置共用配線クリートにおいて、該配線保持部材の内側面及び該押え蓋部の内側面に、光引込線用の横保持凹部が該光引込線を該被固定面に対し横断面平行に保持するように形成される一方、該配線保持部材の内側面及び該押え蓋部の内側面に、光引込線用の縦保持凹部が該光引込線を該被固定面に対し横断面垂直に保持するように形成され、且つ該配線保持部材の内側面及び該押え蓋部の内側面に、メタル屋外線用の横保持凹部が該メタル屋外線を該被固定面に対し横断面平行に保持するように形成される一方、該配線保持部材の内側面及び該押え蓋部の内側面に、メタル屋外線用の縦保持凹部が該メタル屋外線を該被固定面に対し横断面垂直に保持するように形成されたことを特徴とする。
この考案の配線クリートによれば、光引込線を被固定面に対し横断面平行に固定することができ、或いは光引込線を被固定面に対し横断面垂直に固定することができ、光引込線を保安器取付台上や外壁面上で曲げて配線する際に、光引込線が捻れ、被固定面に対しその横断面が平行又は垂直となった場合でも、無理に捻り返すことなく、そのまま配線固定することができる。このため、光ファイバには無理な力がかからず、光伝送損失の増大を防止することができる。
また、光引込線とメタル屋外線が同じ場所に配線される場合であっても、1つの配線クリートで、光引込線とメタル屋外線の両方を固定することができると共に、メタル屋外線においても、被固定面に対し横断面平行に或いは横断面垂直に固定することができ、メタル屋外線を保安器取付台上や外壁面などの被固定面に曲げて配線する際に、メタル屋外線が捻れ、被固定面に対しその横断面が平行又は垂直となった場合でも、無理に捻り返すことなくそのまま配線固定することができる。
請求項2の考案は、上記請求項1の縦横設置共用配線クリートにおいて、上記メタル屋外線用の横保持凹部は、大径光引込線を被固定面に対し横断面平行に保持可能に形成され、上記メタル屋外線用の縦保持凹部は、大径光引込線を被固定面に対し横断面垂直に保持可能に形成されていることを特徴とする。
この考案の配線クリートによれば、1芯乃至多芯光ファイバを持つ大径光引込線を保持して配線固定する際にも使用することができる。
請求項3の考案は、上記請求項1の縦横設置共用配線クリートにおいて、上記光引込線用の横保持凹部内には該光引込線を把持するための把持用リブが設けられ、上記メタル屋外線用の横保持凹部には該メタル屋外線を把持するための把持用リブが設けられたことを特徴とする。
この考案の配線クリートによれば、光引込線とメタル屋外線を充分な把持力をもって、被固定面に対し横断面平行に保持することができる。
請求項4の考案は、上記請求項1の縦横設置共用配線クリートにおいて、上記光引込線用の配線保持部材の内側面の縦保持凹部内には、該光引込線を把持するための把持用リブが設けられ、上記メタル屋外線用の配線保持部材の内側面の縦保持凹部内には、メタル屋外線を把持するための把持用リブが設けられたことを特徴とする。
この考案の配線クリートによれば、光引込線とメタル屋外線を充分な把持力をもって、被固定面に対し横断面垂直に保持することができる。
本考案の縦横設置共用配線クリートによれば、光引込線が捻れ、被固定面に対しその横断面が平行又は垂直となった場合、無理に捻り返すことなく、そのまま配線固定することができるので、光ファイバには無理な力がかからず、光伝送損失の増大を防止することができる。また、メタル屋外線が捻れ、被固定面に対しその横断面が平行又は垂直となった場合でも、無理に捻り返すことなくそのまま容易に配線固定することができる。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は縦横設置共用配線クリートの開放状態の正面図を示し、図2はその左側面図を、図3はその平面図を、図4はその底面図を示している。この配線クリートは、1芯乃至8芯の光ファイバ線を有した比較的小径の光引込線40(図10a)、1芯乃至8芯の光ファイバ線を有した比較的大径の大径光引込線41(図10b)、またはメタル屋外線42(図10c)の3種類の引込線、屋外線のうち、2種の線を配線固定するもので、共用配線クリートとして構成される。
さらに、この配線クリートは、それらの光引込線40、大径光引込線41、またはメタル屋外線42を、保安器取付台などの被固定面に対し横断面平行に或いは横断面垂直に、2種の形態で固定可能に構成される。このような配線クリートは、配線保持部材1と、配線保持部材1に対しヒンジ部4を介して開閉可能に一体成形された押え蓋部2と、を備え、耐候性のある例えば黒色のポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂により一体成形される。
図1〜図4に示すように、配線クリートは、概略的には、配線保持部材1の上面に形成した光引込線用の横保持凹部11、縦保持凹部12、メタル屋外線用の横保持凹部13、縦保持凹部14に、光引込線40、メタル屋外線42などを挿入し、配線保持部材1の上面に押え蓋部2を、ヒンジ部4を介して閉じるように被せ、押え蓋部2の自由端側に突設された係止爪29を、配線保持部材1の端部に設けた係止受け部19に係止させ、光引込線40、メタル屋外線42などをその間に把持する構造となっている。
配線保持部材1と押え蓋部2の略中央には、固定用の固定ねじや釘を挿入するための挿入孔8、9が貫通して設けられ、配線保持部材1と押え蓋部2を閉じて、光引込線40、メタル屋外線42などを把持した状態の配線クリートを、固定ねじや釘を用いて固定する構造である。押え蓋部2の挿入孔9には、固定ねじなどを挿入した際、係合する三角フランジが内側に突設されている。
これらの配線保持部材1と押え蓋部2の間に、上記光引込線40、大径光引込線41、或いはメタル屋外線42を挟み込んで把持するように、配線クリートは形成され、配線保持部材1と押え蓋部2の内側面に、各々、光引込線用の横保持凹部11,21及び縦保持凹部12,22、メタル屋外線用の横保持凹部13,23及び縦保持凹部14,24が、前後方向に沿って形成されている。
図1、図3に示すように、配線保持部材1の上面(内側面)の左側に、光引込線用の横保持凹部11が光引込線40を被固定面に対し横断面平行に保持するように形成される一方、押え蓋部2の上面(内側面)の対応位置に、光引込線用の横保持凹部21が光引込線40を被固定面に対し横断面平行に保持するように形成される。
ここで、被固定面に対し横断面平行とは、光引込線40、メタル屋外線42の横断面が、図10に示すように、縦長または横長形状であるところ、光引込線40、メタル屋外線42の横断面が被固定面に対し平行な状態を意味し被固定面に対し横断面垂直とは、光引込線40、メタル屋外線42の横断面が被固定面に対し垂直な状態を意味する。
さらに、配線保持部材1の内側面の左側に光引込線用の縦保持凹部12が、光引込線40を被固定面に対し横断面垂直に保持するように、上記横保持凹部11と重なった形態で形成される一方、押え蓋部2の内側面の対応位置に、光引込線用の縦保持凹部22が、光引込線40を被固定面に対し横断面垂直に保持するように、上記横保持凹部21と重なった形態で形成されている。これらの横保持凹部11,21及び縦保持凹部12,22は、図3などに示すように、配線保持部材1または押え蓋部2の内側面の前後方向に沿って連続し、各々が同一横断面をもって形成さている。
さらに、配線保持部材1の内側面の右側に、メタル屋外線用の横保持凹部13が、メタル屋外線42を被固定面に対し横断面平行に保持するように形成される一方、押え蓋部2の内側面の対応位置に、メタル屋外線用の横保持凹部23がメタル屋外線42を被固定面に対し横断面平行に保持するように形成されている。
さらに、配線保持部材1の内側面の右側に、メタル屋外線用の縦保持凹部14が、メタル屋外線42を被固定面に対し横断面垂直に保持するように、上記横保持凹部13と重なった形態で、形成される一方、押え蓋部2の内側面の対応位置に、メタル屋外線用の縦保持凹部24が、メタル屋外線42を被固定面に対し横断面垂直に保持するように、上記横保持凹部23と重なった形態で、形成されている。
配線保持部材1におけるメタル屋外線用の横保持凹部13は、大径光引込線41の保持用として共用され、大径光引込線41を被固定面に対し横断面平行に保持可能に形成されている。また、同様に、配線保持部材1におけるメタル屋外線用の縦保持凹部14は、大径光引込線41の保持用として共用され、大径光引込線41を被固定面に対し横断面垂直に保持可能に形成されている。
さらに、上記配線保持部材1の横保持凹部11、13、縦保持凹部12、14の内側、及び押え蓋部2の横保持凹部21、23、縦保持凹部24の内側には、各々、光引込線40、大径光引込線41、及びメタル屋外線42を把持するために、各々複数の把持用リブ15,16,17,18、25,26が間隔をおいて突設されている。
すなわち、図11に示すように、光引込線40は、断面円形の支持線40aと断面略長方形の光ファイバケーブル40bとから構成されるところ、横断面平行姿勢の支持線40aを把持するために、配線保持部材1の横保持凹部11には把持用リブ15が突設され、押え蓋部2の横保持凹部21内に把持用リブ25が突設されている。また、メタル屋外線42は、断面円形の支持線42aと断面円形で大径のメタル線42bとから構成され、横断面水平姿勢の支持線42aを把持するために、配線保持部材1の横保持凹部13には把持用リブ17が突設され、押え蓋部2の横保持凹部23内に把持用リブ26が突設されている。
さらに、横断面垂直姿勢の光引込線40の支持線40aを把持するために、配線保持部材1の縦保持凹部12には把持用リブ16が突設されている。また、横断面垂直姿勢のメタル屋外線42の支持線42aを把持するために、配線保持部材1の縦保持凹部14には把持用リブ18が突設されている。これらの把持用リブ15,16,17,18、25,26は、各凹部内に横断面を略三角形として形成され、引込線や屋外線に対し必要な把持力を生じながら把持可能としている。
なお、上述のように、大径光引込線41は、メタル屋外線42と共用される横保持凹部13、23、及び縦保持凹部14,24に挟まれるように収容され保持されるため、大径光引込線41の支持線41aも、上記メタル屋外線42の支持線42aと同様に、配線保持部材1の縦保持凹部14の把持用リブ18により把持され、押え蓋部2の縦保持凹部24により把持されるようになっている。
ところで、現在使用されている光引込線40の支持線40aの外径は約2.8mm、大径光引込線41の支持線41a及びメタル屋外線42の支持線42aの外径は約2.6mmとなっているが、上記把持用リブ15,16,17,18、25,26は、これらの支持線40a,41a,42aを確実に把持するように設けられ、これにより、配線クリートは、これらの支持線40a,41a,42aを、配線保持部材1の横保持凹部11、13と縦保持凹部12、14の内側、及び押え蓋部2の横保持凹部21、23と縦保持凹部22、24の内側で、確実に把持する構造となっている。
次に、上記配線クリートの使用形態について説明する。例えば、1芯の光引込線40とメタル屋外線42を、共に横断面平行状態で配線固定する場合、図11のように、光引込線40を配線保持部材1の横保持凹部11に挿入し、メタル屋外線42を配線保持部材1の横保持凹部13に挿入し、その上から押え蓋部2を被せ、係止爪29を係止受け部19に係止させる。
これにより、図11に示すように、光引込線40は配線保持部材1の横保持凹部11と押え蓋部2の横保持凹部21内で、その支持線40aが把持用リブ15,26により把持され、メタル屋外線42が配線保持部材1の横保持凹部13と押え蓋部2の横保持凹部23内で、その支持線42aが把持用リブ17,25により把持され、充分な把持力で把持される。そして、この状態で、固定ねじまたは釘を挿入孔8,9に挿入し、固定ねじまたは釘により保安器取付台などの被固定面に配線クリートを固定する。
一方、保安器取付台などで光引込線40を配線する際、線が捻れてその横断面が被固定面に対し垂直状態になった場合、図12(a)に示すように、光引込線40を横断面垂直状態で配線保持部材1の横保持凹部11に挿入し、押え蓋部2を被せて固定する。これにより、図12(a)に示すように、光引込線40は配線保持部材1の縦保持凹部12と押え蓋部2の縦保持凹部22内で、その支持線40aが把持用リブ16により把持され、充分な把持力で把持される。
また、メタル屋外線42が捻れてその横断面が被固定面に対し垂直状態になった場合、図12(b)に示すように、メタル屋外線42を横断面垂直状態で配線保持部材1の縦保持凹部14に挿入し、押え蓋部2を被せて固定する。これにより、図12(b)に示すように、メタル屋外線42は配線保持部材1の縦保持凹部14と押え蓋部2の縦保持凹部24内で、その支持線42aが把持用リブ18により把持され、充分な把持力で把持される。
一方、光引込線40と大径光引込線41を共にその横断面平行状態で配線固定する場合、図12(d)に示すように、光引込線40を配線保持部材1の横保持凹部11に挿入し、大径光引込線41を配線保持部材1の横保持凹部13に挿入し、その上から押え蓋部2を被せ、係止爪29を係止受け部19に係止させる。
これにより、図12(d)に示すように、光引込線40は配線保持部材1の横保持凹部11と押え蓋部2の横保持凹部21内で、その支持線40aが把持用リブ15,25により把持され、大径光引込線41は、その支持線41aが把持用リブ17,26により把持され、充分な把持力で把持される。そして、この状態で、固定ねじまたは釘を挿入孔8,9に挿入し、固定ねじまたは釘により保安器取付台などの被固定面に配線クリートが固定される。
一方、保安器取付台などの被固定面に大径光引込線41を配線する際、それが捻れてその横断面が被固定面に対し垂直状態になった場合、図12(c)に示すように、大径光引込線41を横断面垂直状態で配線保持部材1の縦保持凹部14に挿入し、押え蓋部2を被せて固定する。これにより、図12(c)に示すように、大径光引込線41は配線保持部材1の縦保持凹部14と押え蓋部2の縦保持凹部24内で、その支持線41aが把持用リブ18により把持され、充分な把持力で把持される。
このように、上記構成の配線クリートは、光引込線40の他、大径光引込線41またはメタル屋外線42を共に把持して配線固定することができ、しかも、光引込線40が配線時に横断面垂直状態となった場合でも、そのままの状態で光引込線40を縦保持凹部12に挿入して把持させることができる。また、大径光引込線41またはメタル屋外線42においても、配線時に横断面垂直状態となった場合でも、そのままの状態で、大径光引込線41またはメタル屋外線42を配線保持部材1の縦保持凹部14に挿入して把持させることができる。
このため、光引込線40、大径光引込線41、メタル屋外線42を保安器取付台などの被固定面に配線固定する際、引込線や屋外線に捻れが生じても、捻れ返すことなく、そのままの状態で、配線クリート内に挿入して、容易に配線固定することができ、配線作業の作業性を向上させることができる。また、光引込線40、大径光引込線41には、配線時に過大な捻り力が生じにくく、光ファイバにおける光伝導損失の増加を防止することができる。
なお、上記実施形態では、挿入孔8,9に固定ねじ又は釘を挿入して配線クリートを被固定面に固定したが、両面粘着テープを配線保持部材1の底面に付着させて被固定面に固定することもできる。
本考案の一実施形態を示す配線クリートの開放時の正面図である。 同配線クリートの左側面図である。 同配線クリートの平面図である。 同配線クリートの底面図である。 図3のV-V断面図である。 押え蓋部を閉じる状態の正面図である。 図3のVII-VII拡大断面図である。 図3のVIII-VIII拡大断面図である。 図3のIX-IX拡大断面図である。 (a)は光引込線の断面図、(b)は大径光引込線の断面図、(c)はメタル屋外線の断面図である。 使用状態の配線クリートを示し、光引込線とメタル屋外線を被固定面に対し横断面平行に保持する状態正面図である。 (a)は光引込線を被固定面に対し横断面垂直に保持し、メタル屋外線を被固定面に対し横断面平行に保持する状態の正面図、(b)は光引込線を被固定面に対し横断面垂直に保持し、メタル屋外線を被固定面に対し横断面垂直に保持する状態の正面図、(c)は光引込線を被固定面に対し横断面平行に保持し、光引込線を被固定面に対し横断面垂直に保持する状態の正面図、(d)は光引込線を被固定面に対し横断面平行に保持し、光引込線を被固定面に対し横断面平行に保持する状態の正面図である。
符号の説明
1 配線保持部材
2 押え蓋部
4 ヒンジ部
11 横保持凹部
12 縦保持凹部
13 横保持凹部
14 縦保持凹部
15 把持用リブ
16 把持用リブ
17 把持用リブ
18 把持用リブ
19 係止受け部
21 横保持凹部
22 縦保持凹部
23 横保持凹部
24 縦保持凹部
25 把持用リブ
26 把持用リブ
29 係止爪
40 光引込線
41 大径光引込線
42 メタル屋外線

Claims (4)

  1. 配線保持部材と、該配線保持部材に対しヒンジ部を介して開閉可能に一体成形された押え蓋部と、を備え、該配線保持部材と該押え蓋部の略中央に貫通して固定用の挿入孔が設けられ、該挿入孔に固定ねじ又は釘を挿入して若しくは両面粘着テープを用いて被固定面に固定する縦横設置共用配線クリートにおいて、
    該配線保持部材の内側面及び該押え蓋部の内側面に、光引込線用の横保持凹部が該光引込線を該被固定面に対し横断面平行に保持するように形成される一方、該配線保持部材の内側面及び該押え蓋部の内側面に、光引込線用の縦保持凹部が該光引込線を該被固定面に対し横断面垂直に保持するように形成され、且つ該配線保持部材の内側面及び該押え蓋部の内側面に、メタル屋外線用の横保持凹部が該メタル屋外線を該被固定面に対し横断面平行に保持するように形成される一方、該配線保持部材の内側面及び該押え蓋部の内側面に、メタル屋外線用の縦保持凹部が該メタル屋外線を該被固定面に対し横断面垂直に保持するように形成されたことを特徴とする縦横設置共用配線クリート。
  2. 前記メタル屋外線用の横保持凹部は、大径光引込線を被固定面に対し横断面平行に保持可能に形成され、前記メタル屋外線用の縦保持凹部は、大径光引込線を被固定面に対し横断面垂直に保持可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の縦横設置共用配線クリート。
  3. 前記光引込線用の横保持凹部内には前記光引込線を把持するための把持用リブが設けられ、前記メタル屋外線用の横保持凹部には前記メタル屋外線を把持するための把持用リブが設けられたことを特徴とする請求項1記載の縦横設置共用配線クリート。
  4. 前記配線保持部材の内側面の光引込線用の縦保持凹部内には、前記光引込線を把持するための把持用リブが設けられ、前記配線保持部材の内側面のメタル屋外線用の縦保持凹部内には、前記メタル屋外線を把持するための把持用リブが設けられたことを特徴とする請求項1記載の縦横設置共用配線クリート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011203535A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバホルダ

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