JP3147217U - 納豆入り容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開口部にフランジ11aが形成された容器本体と、容器本体の内側空間に収納された納豆12と、フランジ11aの一部に、タレ用凹部13aとカラシ用凹部13bとを有して、フランジ11aと同一素材で一体成形された延長板部13と、ゲル状のタレ14と、練りカラシ15と、容器本体の開口部とタレ用凹部13aとカラシ用凹部13bとを一括して塞ぐ蓋フィルム16とを備えた。これにより、ゲル状のタレ14や練りカラシ15の使用が容易で、ゲル状のタレ14や練りカラシ15を取り出す際に指や衣服を汚し難く、ゴミの数を減らせる。
【選択図】図2
Description
しかしながら、特許文献1のように液状のタレや練りカラシを個包装した場合、食前に小袋を破ってタレや練りカラシを取り出す作業が面倒で、指や衣服を汚すおそれがあった。しかも、使用済みの2つの小袋が、容器とは別のゴミとなるという問題があった。
また、本考案は、容器内の通気性を高めて納豆菌に蒸煮大豆の発酵を促進させるとともに、タレや練りカラシへの雑菌および異物の混入を防止することができる納豆入り容器を提供することを目的としている。
さらに、本考案は、タレや練りカラシを容器本体内の納豆に移し易い納豆入り容器を提供することを目的としている。
蓋フィルムの素材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系や、ポリエステル、ポリアミドなどの合成樹脂などを採用することができる。
蓋フィルムの容器本体および延長板部への固定方法としては、例えば、熱融着、高周波接着、接着剤による化学接着などを採用することができる。
容器本体の形状は任意である。例えば、平面視して四角形の容器、平面視して円形のカップでもよい。
タレとしては、タレに増粘多糖類を混合して半固形状としたゲル状のタレなどを採用することができる。前記増粘多糖類としては、例えば海藻・紅藻類由来のもの、種子由来のものを採用することができる。なお、タレとしては、ゲル状のタレのほか、従来の小袋に入った液状のタレであってもよい。
また、カラシは、小袋に入っていない練りカラシそのもののほか、従来の小袋に入った練りカラシであってもよい。好ましくは、前者である。
有孔シート部に形成される孔は、孔径が好ましくは150〜450μm、有孔率(孔の面積を差し引かないフィルム面積に対する孔の総面積の割合)は好ましくは0.05〜9.85%程度である。
また、孔の形状は、円形の孔に限らず、楕円孔(例えば短径100〜300μm、長径500〜800μm)、矩形孔(例えば幅100〜300μm、長さ500〜800μm)でもよい。
このような有孔シート部は、外部からの空気(酸素)を取り入れることが可能で、納豆菌の発酵を促すことができる。
また、容器本体のフランジと延長板部との間に、蓋フィルムを含めてミシン目を形成した場合には、ゲル状のタレや練りカラシを容器本体内の納豆に移し易くなる。さらに、前記延長部であってタレ用凹部とカラシ用凹部との間には、前記蓋フィルムを含めてミシン目を形成させた場合には、タレ用凹部とカラシ用凹部とをさらに分離することもできる。
この本考案の実施例に係る納豆入り容器を説明する。
図1および図2において、10は納豆入り容器で、この納豆入り容器10は、開口部の周辺にフランジ11aが形成された容器本体11と、容器本体11の内側空間に収納された納豆12と、フランジ11aの一部に、タレ用凹部13aとカラシ用凹部13bとを有して、フランジ11aと同一素材で一体成形された延長板部13と、タレ用凹部13aに収納されるゲル状のタレ14と、カラシ用凹部13bに収納される練りカラシ15と、容器本体11の開口部と、タレ用凹部13aおよびカラシ用凹部13bとを一括して塞ぐ合成樹脂製の蓋フィルム16とを備えている。
タレ用凹部13aとカラシ用凹部13bとは、延長板部13の長さ方向に離間して配設されている。延タレ用凹部13aには、タレに海藻・紅藻類由来の増粘多糖類を混合して半固形状とした前記ゲル状のタレ14が収納されている。また、カラシ用凹部13bには粉カラシを水で練った前記練りカラシ15が収納されている。
有孔シート部16aには、直径が150μm、有孔率0.05%の微小孔が形成されている。
図1および図2に示すように、納豆12を食する際には、蓋フィルム16を容器本体11および延長板部13からそれぞれ剥がし、容器本体11の開口部とタレ用凹部13aとカラシ用凹部13bとをそれぞれ開口する。その後、箸先でゲル状のタレ14と練りカラシ15とを取り上げ、容器本体11内の納豆12の上に移して練り込み食する(図3)。
このように構成したので、ゲル状のタレ14や練りカラシ15の使用が容易で、しかもゲル状のタレ14や練りカラシ15を取り出す際に、指や衣服を汚し難い。さらに、ゲル状のタレ14と練りカラシ15とが延長板部13の2つの凹部に収納されているので、使用後のゲル状のタレ14や練りカラシ15の個包装体が容器と別体とならず、使用後の塵の個数を減らすことができる。
なお、図4に示すように、容器本体11のフランジ11aと延長板部13との間には、蓋フィルム16を含めてミシン目17、および/または延長板部13上のタレ用凹部13aとカラシ用凹部13bとの間にミシン目18を形成してもよい。ミシン目17を形成させた場合には、蓋フィルム16の一部とともに延長板部13を、ミシン目17を利用して容器本体11のフランジ11aから切り取る。その後、蓋フィルム16を延長板部13から剥がし、延長板部13を容器本体11の開口部の真上に配置して、ゲル状のタレ14や練りカラシ15を容器本体11内の納豆12に移す。ミシン目17を入れて延長板部13を切り離せるようにしたので、ゲル状のタレ14や練りカラシ15が納豆12の上に移し易くなる。また、ミシン目18を形成させた場合には、タレ用凹部13aとカラシ用凹部13bとをさらに分離することもできる。
なお、タレ用凹部13aとカラシ用凹部13bとは、相互に入れ替えてもよい。すなわち、図2、図4において、13aがカラシ用凹部、13bがタレ用凹部であってもよい。
11 容器本体
11a フランジ
12 納豆
13 延長板部
13a タレ用凹部
13b カラシ用凹部
14 ゲル状のタレ
15 練りカラシ
16 蓋フィルム
16a 有孔シート部
16b 無孔シート部
17 ミシン目
18 ミシン目
Claims (3)
- 開口部の周辺にフランジが形成された容器本体と、
該容器本体の内側空間に収納された納豆と、
前記フランジの一部に、タレ用凹部とカラシ用凹部とを有して、該フランジと同一素材で一体成形された延長板部と、
前記タレ用凹部に収納されるタレと、
前記カラシ用凹部に収納される練りカラシと、
前記容器本体の開口部と、前記タレ用凹部および前記カラシ用凹部とを一括して塞ぐ合成樹脂製の蓋フィルムとを備えたことを特徴とする納豆入り容器。 - 前記蓋フィルムは、前記容器本体の開口部を塞ぐ多数の通気孔付きの有孔シート部と、前記タレ用凹部と前記カラシ用凹部を密封する無孔シート部とからなる請求項1に記載の納豆入り容器。
- 前記容器本体のフランジと前記延長板部との間、および/または前記延長板部であってタレ用凹部とカラシ用凹部との間には、前記蓋フィルムを含めてミシン目が形成された請求項1または2に記載の納豆入り容器。
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JP2008007085U JP3147217U (ja) | 2008-10-08 | 2008-10-08 | 納豆入り容器 |
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JP3147217U true JP3147217U (ja) | 2008-12-18 |
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ID=43296884
Family Applications (1)
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JP2008007085U Expired - Lifetime JP3147217U (ja) | 2008-10-08 | 2008-10-08 | 納豆入り容器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3147217U (ja) |
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