JP3147093B2 - ジグザグミシン - Google Patents

ジグザグミシン

Info

Publication number
JP3147093B2
JP3147093B2 JP19722998A JP19722998A JP3147093B2 JP 3147093 B2 JP3147093 B2 JP 3147093B2 JP 19722998 A JP19722998 A JP 19722998A JP 19722998 A JP19722998 A JP 19722998A JP 3147093 B2 JP3147093 B2 JP 3147093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stitch
pattern
sewing
mode
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19722998A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10323479A (ja
Inventor
不二夫 堀江
俊通 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP19722998A priority Critical patent/JP3147093B2/ja
Publication of JPH10323479A publication Critical patent/JPH10323479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3147093B2 publication Critical patent/JP3147093B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め設定された模
様を連続した縫目模様に形成可能なジグザグミシンに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ジグザグミシンにおいては、予
め所定の模様に対応した縫目データが記憶されており、
マイクロコンピュータ等の制御手段により、この縫目デ
ータを読み出し、縫目形成機構に制御信号を与えること
により縫針及び送り歯の駆動を制御するようになってい
る。これにより、布地に縫目模様を自動的に連続して形
成させることができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
連続した縫目模様を形成する際に、縫始めと縫終わりに
は通常止め縫(例えば同じ場所で3回縫目を形成するこ
とにより縫目模様の端部にある糸がほつれないように止
める縫形式)を行なって縫目模様がほつれて来ないよう
にする必要があるが、この場合に、従来においては使用
者が手動操作により止め縫を行なわねばならなかったた
め、操作が面倒になる不具合があった。これは、模様の
縫目データに予め止め縫の縫目データを付加しておくこ
とが出来ないことによるものである。
【0004】つまり、縫目データに模様の始点及び終点
に止め縫の縫目データを予め付加しておくと、模様を連
続して形成する場合に隣り合う模様の一方の終点と他方
の始点との両方で自動的に止め縫が入るため、同じ場所
で2回止め縫を行なうことになり、これでは縫目模様の
見栄えが悪くなると共に布地が傷んでしまう不具合があ
るからである。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、模様を連続して形成する場合でも、そ
の縫目模様の始点や終点において自動的に止め縫を行な
わせることができ、使用者にとって使い勝手の良いジグ
ザグミシンを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のジグザグミシン
は、縫針を含む縫目形成機構と、前記縫目形成機構によ
る所定の縫目模様に対応した縫目データが記憶された模
様データ記憶手段と、前記模様データ記憶手段に記憶さ
れた縫目データに基づき、前記縫目形成機構の動作を制
御して布地に所定の縫目を形成させる制御手段とを備
え、この制御手段に前記縫目形成機構により1個の縫目
模様を単独で形成させる単独模様形成モード及び複数の
縫目模様を並べて形成させる複数模様形成モードを実行
可能にしたものを対象とし、単独模様形成モード及び複
数模様形成モードのいずれを実行するかを設定するモー
ド設定手段を備えると共に、設定された模様形成モード
を切換可能に構成し、前記制御手段は、単独模様形成モ
ードの実行時には前記縫目形成機構に縫目模様を形成さ
せる前及び形成させた後に止め縫いを行わせ、複数模様
形成モードの実行時には前記縫目形成機構に複数個の縫
目模様における縫目模様の先頭については、その最初の
縫目模様を形成させる前にのみ止め縫いを行わせるよう
に構成したところに特徴を有する。
【0007】上記構成によれば、模様データ記憶手段か
らの縫目データに基づいて制御手段は縫目形成機構の動
作を制御して布地に縫目模様を形成する。このとき、単
独模様形成モードが設定された場合には、制御手段は縫
目形成機構に1個の縫目模様を単独で形成させると共に
縫目模様の始点及び終点に止め縫いを行わせる。また、
複数模様形成モードが設定された場合には、制御手段は
縫目形成機構に複数の縫目模様を並べて形成させると共
に、最初の縫目形成前に止め縫いを行わせる。この場
合、前記制御手段は、複数模様形成モードの実行時には
前記縫目形成機構に最後の縫目模様を形成させた後に止
め縫いを行わせるように構成することが好ましい。更
に、単独模様形成モード及び複数模様形成モードのいず
れが設定されているかを表示する表示手段を備えること
も良い構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を所望の縫目模様を
予め設定された多種類の模様のなかから選択して連続縫
目模様を形成できるジグザグミシンに適用した場合の一
実施例について図面を参照しながら説明する。
【0009】図4はジグザグミシン本体1の外観を示す
もので、アーム部1aの先端部には縫針2が装着された
針棒3が配設され、これと対向するベッド部1bの部分
には布送り用の送り歯4が配設されている。アーム部1
a内部には縫針2を駆動する針上下駆動機構5及び針左
右駆動機構6が配設され、ベッド部1b内部には送り歯
4を駆動する送り歯上下駆動機構7及び送り歯前後駆動
機構8が配設されている(図1参照)。
【0010】上記針上下駆動機構5及び送り歯上下駆動
機構7はミシンモータ9により、針左右駆動機構6は針
揺動パルスモータ10により、そして送り歯前後駆動機
構8は送り歯パルスモータ11により駆動力が与えられ
るようになっている(図1参照)。また、これらにより
縫目形成機構12が構成されている。アーム部1aには
縫製開始及び停止のための起動スイッチ13が設けられ
ている。本体1の胴部1c前面には操作部14が配設さ
れており、模様選択スイッチ15(テンキー入力方
式),モード設定手段たる縫形式設定スイッチ16及び
スピードコントロールスイッチ17が配設されており、
その上部には設定状態を液晶等により表示する表示手段
たる表示部18が設けられている。
【0011】次に、本体1の内部に配設され、上記構成
の駆動制御を行なうための電気的構成の概要について述
べる。即ち、図1において、マイクロコンピュータ19
は後述するプログラムが予め組み込まれており、これは
制御手段としての機能を兼ね備えているものであり、上
記起動スイッチ13,模様選択スイッチ15及び縫形式
設定スイッチ16から信号が与えられる。
【0012】また、表示部18はマイクロコンピュータ
19から表示信号が与えられる。ROM20には多種類
の模様に対応した縫目データが記憶されており、RAM
21は必要に応じて随時データが記憶,読み出しが行わ
れ、これらはマイクロコンピュータ19に接続されてい
る。この場合、ROM20内に格納されている縫目デー
タは模様の形状に応じて縫針2の揺動量を示すジグザグ
データと送り歯4による送り量を示す送りデータとが対
になって各番地に記憶されている。
【0013】前記ミシンモータ9はミシンモータ駆動回
路22を介してマイクロコンピュータ19から制御信号
が与えられ、針揺動パルスモータ10及び送り歯パルス
モータ11はパルスモータ駆動回路23を介してマイク
ロコンピュータ19から制御信号が与えられる。そし
て、縫目形成機構12は、マイクロコンピュータ19か
ら制御信号が与えられると、これに応じてパルスモータ
10及び11を駆動制御して縫目を形成する。
【0014】さて、上記した模様選択スイッチ15によ
り選択可能な模様つまりROM20に記憶されている模
様は、図5に示すように、例えば菱形状をなす図形等の
縫目模様を形成する連続模様と、文字や絵等の縫目模様
を形成する一般模様とがあり、各模様には多種類の模様
が設定されている。
【0015】この場合、連続模様は、通常単独で形成す
るよりも連続した複数の模様として形成することが多い
ことから、選択時の縫形式は連続縫モードが設定される
と共に、ひとつの模様の始点及び終点には止め縫を行な
わないようになっている。従って、ROM20の連続模
様の縫目データには止め縫の縫目データは含まれていな
い。
【0016】一方、一般模様は通常単独で形成すること
から、選択時の縫形式は単独縫モードに設定されると共
に模様の始点及び終点には止め縫を行なうようになって
いる。尚、一般模様の場合には、連続して形成する場合
でも一つ一つの模様はスペースをあけて独立に形成され
るため、模様の始点及び終点に止め縫が必要である。従
って、ROM20の一般模様の縫目データには予め止め
縫の縫目データが付加されている。
【0017】次に、上記構成の作用について説明する
に、本発明においては、上述のように連続模様の連続縫
或は単独縫のモードにおいて、縫目模様の始点及び終点
で止め縫を自動的に行なうことを目的としているので、
この点を中心にして図2及び図3のフローチャートに示
すプログラムをも参照しながら説明することとし、一般
模様を形成するための動作についてはその説明を省略す
る。
【0018】まず、マイクロコンピュータ19は、後述
するデータ出力プログラムを実行していないときには、
模様選択スイッチ15の操作による入力信号を受付ける
ために、随時図3に示すフローチャートに従って模様選
択プログラムを実行する。
【0019】即ち、マイクロコンピュータ19は、模様
選択スイッチ15が操作されて所望の連続模様が選択さ
れると、ステップS1で「YES」と判断し、続いて選
択された連続模様の縫目データが格納されたROM20
の読み出しの先頭番地を設定し記憶する(ステップS
2)。
【0020】次いで、マイクロコンピュータ19は、ス
テップS3で針数カウンタpをリセット(p←0)し、
ステップS4で縫い始めであることを示す始点フラグf
をセット(f←1)する。続いて、マイクロコンピュー
タ19は、ステップS5で、選択された模様が連続模様
であることから縫形式モードの初期設定を連続縫モード
にすべく連続縫フラグgをセット(g←1)し、ステッ
プS6で連続縫いの設定状態を示す表示信号を表示部1
8に出力して表示させる。
【0021】この後、使用者により縫形式を切り換える
べく縫形式設定スイッチ16が操作されたときには、マ
イクロコンピュータ19は、続くステップS7において
「YES」と判断し、続くステップS8で、単独縫モー
ドに切換えられたときには上述の連続縫フラグgをリセ
ット(g←0)し、ステップS9で表示部18への表示
信号を単独縫モードの表示信号に切換える。
【0022】尚、模様選択スイッチ15により一般模様
が選択された場合には、ステップS5における連続縫フ
ラグgの初期設定はリセット状態(g←0)に設定され
るようになっている。また、模様選択スイッチ15によ
る入力が無い場合には、ステップS1において「NO」
と判断されてステップS7にジャンプし、縫形式設定ス
イッチ16による設定入力が無い場合にはステップS7
において「NO」と判断されて模様選択プログラムを終
了するようになっている。
【0023】さて、上述のようにして連続模様の連続縫
モードが設定された状態で、起動スイッチ13がオンさ
れると、マイクロコンピュータ19は、ミシンモータ9
の回転により上下動する縫針2の位置が下がるとき及び
上がるときに与えられるタイミング信号に応じて図2に
示すフローチャートに従ってデータ出力プログラムを実
行する。
【0024】即ち、タイミング信号が与えられると、マ
イクロコンピュータ19は、ステップP1でそのタイミ
ングが送りデータの出力タイミングか或はジグザグデー
タの出力タイミングかを判断する。この場合、まず送り
のタイミングとなることから、マイクロコンピュータ1
9は「YES」と判断し、続くステップP2で始点フラ
グfがセット(f=1)されているか否かを判断する。
ここで、始点フラグfは前述の模様選択プログラムにお
いて“1”にセットされていることから、マイクロコン
ピュータ19は「YES」と判断し、続くステップP3
で止め縫カウンタqに“3”をセット(q←3)すると
共に、ステップP4で始点フラグfをリセット(f←
0)する。
【0025】次に、マイクロコンピュータ19は、ステ
ップP5で止め縫カウンタqがゼロでないことにより
「NO」と判断し、続くステップP6で送りデータをゼ
ロにセットする。そして、ステップP7で止め縫カウン
タqの値を“1”減じた後(q←q−1)、上述のゼロ
にセットされた送りデータをステップP8でパルスモー
タ駆動回路23に出力する。
【0026】この結果、送り歯4は、上述の送りタイミ
ングでは駆動されず、その位置のままとされる。この
後、マイクロコンピュータ19は、ステップP9で、止
め縫カウンタqがゼロでないことに基づいて「NO」と
判断してこのプログラムを終了する。
【0027】さて、次に、タイミング信号が与えられる
と、マイクロコンピュータ19は、今度は送りタイミン
グでないことから、データ出力プログラムにおけるステ
ップP1で「NO」と判断した後、ステップP10でジ
グザグデータを出力してプログラムを終了する。この場
合、ジグザグデータはまだ読み出されていないことによ
り、マイクロコンピュータ19からパルスモータ駆動回
路23への出力はゼロとなる。従って、針揺動パルスモ
ータ10及び針左右駆動機構6は駆動されず、つまり、
縫針2は、左右方向に揺動されず、ミシンモータ9の駆
動に基づいて針上下駆動機構5の駆動によりそのままの
位置で上下動され、周知のミシン動作により1回目の縫
い目が形成される。
【0028】以下、マイクロコンピュータ19は、上述
のデータ出力プログラムのうち、始点フラグfが既にリ
セットされていることから、ステップP2において「N
O」と判断し、ステップP3及びP4をジャンプしてス
テップP5に移行し、以下上述と同様のステップを繰り
返して合計3回の縫い目を同じ位置に形成する。これに
より、縫始めの位置に止め縫が形成されるのである。こ
の場合、3回目の送りタイミングにおいては、止め縫カ
ウンタqの値がゼロ(q=0)となっていることによ
り、マイクロコンピュータ19は、ステップP9で「Y
ES」と判断し、ステップP11に移行する。ステップ
P11は、停止フラグhがセットされているかどうか、
つまり終点か否かを判断するもので、この時点ではまだ
セットされていないことにより、「NO」と判断してプ
ログラムを終了する。
【0029】さて、上述のように縫始めで止め縫が形成
された後、送りのタイミング信号が与えられると、マイ
クロコンピュータ19は、データ出力プログラムを実行
し、ステップP1,P2を経た後、ステップP5で止め
縫カウンタqの値がゼロになっていることに基づいて
「YES」と判断し、ステップP12へと移行する。ス
テップP12において、マイクロコンピュータ19は、
前述の模様選択プログラムにおいて設定されたROM2
0の先頭番地から針数カウンタpの値に基づいて模様デ
ータとして格納されたジグザグデータ及び送りデータを
読み出す。
【0030】そして、これらのデータがエンドコード
(各模様データの最終番地に模様データの最後であるこ
とを示すエンドコードが格納されている)でないことに
より、ステップP14に進み、針数カウンタpの値を
“1”加算(p←p+1)する。つまり、この場合には
針数カウンタpの値は“0”から“1”になる。この
後、ステップP8にジャンプして、いま読み出した送り
データをパルスモータ駆動回路23に出力し、以下ステ
ップP9及びP11を経てプログラムを終了する。これ
により、パルスモータ駆動回路23は送り歯パルスモー
タ11を駆動して送り歯前後駆動機構8を動作させ、布
地は送り歯4により送り量だけ移動される。
【0031】次に、データ出力のタイミング信号が与え
られると、マイクロコンピュータ19は、ステップP1
を経て、ステップP10でパルスモータ駆動回路23に
ジグザグデータを出力し、針揺動パルスモータ10を駆
動させる。これにより、縫針2は縫目模様に対応した位
置に移動され、その位置で縫目を形成する。
【0032】以下、このような縫目模様に対応した送り
データ及びジグザグデータを交互に順次出力して、布地
に選択された模様の縫目を形成して行く。つまり、縫目
が一つ形成されるごとにステップP14で針数カウンタ
pの値は1ずつ増加され、これに対応してROM20内
の読み出し番地も1ずつ増えた値の番地の縫目データが
読み出され、模様に対応した縫目が一つ形成されるので
ある。
【0033】そして、最後の縫目データが読み出された
後には、ステップP12においてエンドコードが読み出
され、これにより、マイクロコンピュータ19は、ステ
ップP13で「YES」と判断してステップP15に移
行する。マイクロコンピュータ19は、ステップP15
で縫形式が連続縫モードに設定されているかどうかを判
断する。この場合、前述の模様選択プログラムで設定さ
れている連続縫モードが変更されていない場合には、
「YES」と判断してステップP16に移行し、針数カ
ウンタpをリセットし(p←0)、この後ステップP1
2にジャンプする。ステップP12では、針数カウンタ
pがリセットされていることから、マイクロコンピュー
タ19は、再びROM20から選択されている模様の先
頭番地から模様データを読み出し、以下、前述同様にし
て縫目模様を形成してゆく。この結果、縫形式が連続縫
のモードに設定されている期間中は縫目模様が連続して
形成されてゆく。
【0034】しかして、連続縫を終了すべく使用者が縫
形式設定スイッチ16を操作した場合には、つまり、連
続縫モードから単独縫モードに切換えた場合には、次の
ように動作する。
【0035】即ち、この場合、模様選択プログラムは、
前述したようにデータ出力プログラムが実行されていな
いときに随時実行されるので、模様の縫目を形成してい
る最中であっても、マイクロコンピュータ19はこれを
受付けて連続縫フラグgをリセット(g←0)し、単独
縫モードの設定を行なっている。これに対して、データ
出力プログラム実行時には、ステップP12で縫目デー
タが読み出される期間中は、そのデータに基づいて縫目
を形成し、現在形成中の縫目模様が終了するまでこれを
継続する。そして、縫目模様が終了して、ステップP1
2でエンドコードが読み出されたときには、ステップP
13で「YES」と判断し、ステップP17へ移行す
る。
【0036】マイクロコンピュータ19は、ステップP
17で止め縫カウンタqに“3”をセット(q←3)
し、続くステップP18で停止フラグhをセット(h←
1)し、ステップP6にジャンプする。この後は、前述
同様にして止め縫カウンタqの値がゼロになるまで、止
め縫のステップを繰り返し、縫終りの位置で3回の縫目
が形成され、もって止め縫が形成されるのである。そし
て、止め縫カウンタqの値がゼロになると、ステップP
9で「YES」と判断され、続くステップP11では、
停止フラグhがセットされていることにより「YES」
と判断してステップP19へ移行する。マイクロコンピ
ュータ19は、ステップP19でミシン停止の処置をす
べくミシンモータ駆動回路22に停止信号を出力してミ
シンモータ9を停止させ、続くステップP20で停止フ
ラグhをリセット(h←0)してプログラムを終了す
る。
【0037】尚、ミシン起動時に、縫形式設定スイッチ
16により予め単独縫のモードに設定しているときに
は、前述同様に、縫目の始点に止め縫を形成し、この後
連続模様の縫目を1回だけ形成すると共に、縫目の終点
に止め縫を形成して終了する。
【0038】要するに、本実施例においては、連続模様
の連続縫モードが選択されたときには、マイクロコンピ
ュータ19により、模様の縫始めの位置に止め縫を形成
した後、縫目模様を連続して形成し、縫目形成の途中で
単独縫のモードに切換えられたことを検出して形成中の
縫目模様が終了した時点で縫終りの位置に止め縫を形成
させるようにした。これにより、連続模様を選択した場
合には、縫目の始点及び終点のみに自動的に止め縫が形
成されるので、従来と異なり、手動操作により止め縫を
行なう必要がなくなって、使用者にとって使い勝手が良
く、また、縫目データに止め縫のデータを予め付加する
場合と異なり、一つ一つの縫目模様の始点及び終点には
止め縫が入らないので、縫目模様の繋ぎ目に2回の止め
縫が入って布地が傷んだり或は外観が悪くなったりする
不具合はなくなる。
【0039】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において以
下に示すごとく種々の変形が可能である。
【0040】即ち、上記実施例においては、連続縫モー
ドの終了を縫形式設定スイッチ16の単独縫モードへの
切換えたことをデータ出力プログラムのステップP15
において検出するようにしたが、これに限らず、例えば
起動スイッチ13のオフにより検出するようにしても良
いし、或は予め縫目模様の個数を指定しその終了により
検出するようにしても良い。
【0041】また、上記実施例では、模様の縫目データ
には始点及び終点の両方共に止め縫データの入っていな
い場合のものについて述べたが、これに限らず、例えば
模様の始点のみに止め縫データが予め付加された縫目デ
ータを用いるようにして、マイクロコンピュータ19に
より連続模様の終点を検出して止め縫を行うようにした
ものでも良い。つまり、この場合には、縫始めにはプロ
グラムによらず自動的に止め縫が入り、また、各模様の
繋ぎ目にも止め縫が入るが1回だけであるので、これに
よっても布地が傷んだり外観が悪くなるといった不具合
はなくなる。
【0042】さらに、上記実施例においては、同一位置
で3回縫目を形成することで止め縫とする場合について
述べたが、これに限らず、例えば縫目の位置を微小距離
だけずらして止め縫として形成するようにしても良い
し、或いは3回に限らず糸の端部がほつれない程度に複
数回縫目を形成することにより止め縫とするものでも良
い。
【0043】そして、上記実施例は、本発明を連続模様
及び一般模様が多種類設定されたジグザグミシンに適用
した場合について述べたが、これに限らず、連続模様の
み設定されたジグザグミシンに適用しても良いことは勿
論である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のジグザグ
ミシンは、単独模様形成モードにおいては、制御手段は
縫目模様の始点及び終点に縫目形成機構に止め縫いを行
わせ、複数模様形成モードにおいては、最初の縫目模様
の形成前に縫目形成機構に止め縫いを行わせるように構
成した。これにより、複数の縫目模様を並べて形成する
ときでも、縫始めの位置には自動的に止め縫いが形成さ
れるので、従来と異なり、その都度手動で止め縫を行な
う必要がなく、使用者にとって使い勝手が良くなるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すジグザグミシンの電気
的構成のブロック図
【図2】データ出力プログラムのフローチャート
【図3】模様選択プログラムのフローチャート
【図4】ジグザグミシンの全体構成を示す外観斜視図
【図5】模様の種類と縫形式を示す説明図
【符号の説明】
図中、1は本体、2は縫針、4は送り歯、9はミシンモ
ータ、10は針揺動パルスモータ、11は送り歯パルス
モータ、12は縫目形成機構、13は起動スイッチ、1
4は操作部、15は模様選択スイッチ、16は縫形式設
定スイッチ(モード設定手段)、18は表示部(表示手
段)、19はマイクロコンピュータ(制御手段)、20
はROM(模様データ記憶手段)、21はRAM、22
はミシンモータ駆動回路、23はパルスモータ駆動回路
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−44287(JP,A) 特開 平1−262891(JP,A) 特開 昭59−194782(JP,A) 特公 平1−17399(JP,B2) 特許2903573(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 1/00 - 83/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫針を含む縫目形成機構と、前記縫目形
    成機構による所定の縫目模様に対応した縫目データが記
    憶された模様データ記憶手段と、前記模様データ記憶手
    段に記憶された縫目データに基づき、前記縫目形成機構
    の動作を制御して布地に所定の縫目を形成させる制御手
    段とを備え、この制御手段に前記縫目形成機構により1
    個の縫目模様を単独で形成させる単独模様形成モード及
    び複数の縫目模様を並べて形成させる複数模様形成モー
    ドを実行可能にしたものにおいて、 単独模様形成モード及び複数模様形成モードのいずれを
    実行するかを設定するモード設定手段を備えると共に、
    設定された模様形成モードは切替可能に構成され、 前記制御手段は、単独模様形成モードの実行時には前記
    縫目形成機構に縫目模様を形成させる前及び形成させた
    後に止め縫いを行わせ、複数模様形成モードの実行時に
    は前記縫目形成機構に複数個の縫目模様における縫目模
    様の先頭については、その最初の縫目模様を形成させる
    前にのみ止め縫いを行わせることを特徴とするジグザグ
    ミシン。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、複数模様形成モードの
    実行時には前記縫目形成機構に最後の縫目模様を形成さ
    せた後に止め縫いを行わせることを特徴とする請求項1
    記載のジグザグミシン。
  3. 【請求項3】 単独模様形成モード及び複数模様形成モ
    ードのいずれが設定されているかを表示する表示手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載のジグザグミシ
    ン。
JP19722998A 1998-07-13 1998-07-13 ジグザグミシン Expired - Fee Related JP3147093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19722998A JP3147093B2 (ja) 1998-07-13 1998-07-13 ジグザグミシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19722998A JP3147093B2 (ja) 1998-07-13 1998-07-13 ジグザグミシン

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1285301A Division JP2903572B2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31 ジグザグミシン

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29544299A Division JP3152231B2 (ja) 1999-10-18 1999-10-18 ジグザグミシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10323479A JPH10323479A (ja) 1998-12-08
JP3147093B2 true JP3147093B2 (ja) 2001-03-19

Family

ID=16371001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19722998A Expired - Fee Related JP3147093B2 (ja) 1998-07-13 1998-07-13 ジグザグミシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3147093B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10323479A (ja) 1998-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3948037B2 (ja) ミシン
US20070199492A1 (en) Sewing machine
JP3147093B2 (ja) ジグザグミシン
JP2903572B2 (ja) ジグザグミシン
US7218986B2 (en) Sewing machine to which embroidery frame moving device is detachably attachable
JP3152231B2 (ja) ジグザグミシン
JP2001009180A (ja) ミシンの表示装置及び模様表示プログラムを記録した記録媒体
JP2838228B2 (ja) ミシン
JP2844865B2 (ja) ミシン
JP2734139B2 (ja) ジグザグミシン
JPH0357479A (ja) 模様縫いミシン
JP2903573B2 (ja) ジグザグミシン
JPS59194782A (ja) コンピユ−タミシンの止め縫い方法
JP2544154B2 (ja) 自動刺繍機
JP2879275B2 (ja) 模様縫いにおける自動糸切りミシン
JP4530557B2 (ja) いせ込みミシン
JPH11114255A (ja) 表示画面自動切換え機能を有するミシン
JP2001198372A (ja) 電子制御ミシンの縫製条件設定装置
JPH10165676A (ja) ボタンホール縫い機能を備えたミシン
JP2984453B2 (ja) 模様縫いにおける自動ブロック縫いミシン
JPH06142353A (ja) ミシン
JP2650380B2 (ja) ミシンの情報表示装置
JP2003053074A (ja) ミシンのプログラム作成装置
JP3146458B2 (ja) 電子制御式模様縫いミシン
JP3970416B2 (ja) ボタン付機能を有するミシン

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees