JP3146623B2 - ベルト組付方法及びベルト組付装置 - Google Patents

ベルト組付方法及びベルト組付装置

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JP3146623B2
JP3146623B2 JP13641392A JP13641392A JP3146623B2 JP 3146623 B2 JP3146623 B2 JP 3146623B2 JP 13641392 A JP13641392 A JP 13641392A JP 13641392 A JP13641392 A JP 13641392A JP 3146623 B2 JP3146623 B2 JP 3146623B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータカートリッジ等に
おいて、ドライブベルトを懸架(組付)する場合などに
使用して好適なベルト組付方法及びベルト組付装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶装置として使用
されるデータカートリッジは図17に示したように、基
板(シャーシ)101と、該基板101に設けられたテ
ープ供給ハブ取付軸102及びテープ巻取ハブ取付軸1
03に、それぞれ回転自在に取付けられたテープ供給ハ
ブ104及びテープ巻取ハブ105と、上記テープ供給
ハブ104及びテープ巻取ハブ105に一端側と他端側
が係止された磁気テープ106と、上記基板101に設
けられた左右一対のコーナローラ取付軸107,108
及びドライブローラ取付軸109に、それぞれ回転自在
に取付けられた左右一対のコーナローラ110,111
及びドライブローラ112と、上記左右一対のコーナロ
ーラ110,111及びドライブローラ112に懸架さ
れていて、上記一方のコーナローラ110とドライブロ
ーラ112の間が上記テープ供給ハブ104に巻付けら
れている磁気テープ106の周面に接触し、他方のコー
ナローラ111とドライブローラ112の間が上記テー
プ巻取ハブ105に巻付けられている磁気テープ106
の周面に接触しているドライブベルト113とを備えて
いる。
【0003】そして、上記ドライブローラ112を回転
させると、上記ドライブベルト113を介して、テープ
供給ハブ104とテープ巻取ハブ105を回転させて、
磁気テープ106を走行させるようになっている。
【0004】なお、114,115は基板101に立設
された左右一対のテープガイドであり、これらテープガ
イド114,115に磁気テープ106が懸架され、テ
ープパス系(テープ走行路)が形成される。116はカ
バーである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明のベルト組付方
法及び組付装置とは上述のデータカートリッジ等におい
て、コーナローラ110,111及びドライブローラ1
12にドライブベルト113を懸架する場合等に使用す
るものである。
【0006】従来は、治具に上記テープ供給ハブ104
やテープ巻取ハブ105或は左右一対のコーナローラ1
10,111やドライブローラ112を仮組みし、上記
コーナローラ110,111及びドライブローラ112
にドライブベルト113を懸架したのち、上記各部品を
ハンドリングして、基板101に組付けるようにしてい
たために次に述べるような問題点があった。
【0007】(1)ベルト組付装置に仮組み装置を付帯
させる必要があり、このためにベルト組付装置全体が非
常に大きなものとなり、かつ複雑な構成になる。
【0008】(2)工程を多くのセクションに分散させ
ることが難しく、従って一つのセクションでの作業時間
を短縮するのが困難で、作業能率の向上を図ることが難
しい。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決し、ドラ
イブベルトを容易かつ簡単にコーナローラ及びドライブ
ローラに懸架(組付け)できる方法及び装置を提供する
ことを目的として為されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のベルト組付方法
にあっては、先ず、トレイ上にループ状に懸架されてい
るベルト内に、ドライブローラ及びベルト仮懸架部材を
挿入する。しかるのち、上記ドライブローラ及びベルト
仮懸架部材を外方に移動させ、これらドライブローラ及
びベルト仮懸架部材の周面を、上記ベルトの内面に接触
させ、該ベルトを伸ばすことにより、上記ドライブロー
ラ及びベルト仮懸架部材に懸架する。しかるのち、上記
ベルトを仮懸架したドライブローラ及びベルト仮懸架部
材をベルト装着用の基板上に位置させて、該基板にロー
ラ取付軸を介して、上記ドライブローラを取付けると共
に、上記ベルト仮懸架部材を移動させて、該ベルト仮懸
架部材とベルトの接触を解除し、ベルトを収縮させるこ
とにより、該ベルトを上記基板上に予め配置されている
コーナローラ等のローラに接触させる構成とした。
【0011】また、本発明のベルト組付装置において
は、ドライブローラを吸着するローラ吸着機構と、該ロ
ーラ吸着機構を移動させて、これに吸着されているドラ
イブローラの外周面をベルトの内周面に接触させるロー
ラ移動機構と、上記ローラ吸着機構及びローラ移動機構
を設けたベースプレートと、該ベースプレートに設けら
れていて、トレイ上のベルト内に、上記ローラ吸着機構
に吸着されているドライブローラと共に挿入されるベル
ト仮懸架部材と、該ベルト仮懸架部材を移動させて、該
ベルト仮懸架部材の周面を上記ベルトに接触させるベル
ト仮懸架部材駆動機構を設けた。
【0012】
【作用】本発明のベルト組付方法にあっては、トレイ上
のベルト内に挿入したドライブローラ及びベルト仮懸架
部材を外方に向けて移動させることにより、これらドラ
イブローラ及びベルト仮懸架部材でベルトを懸架し、該
ベルトをベルト装着用の基板上に移動させて、上記ドラ
イブローラを基板に取付ける一方、ベルト仮懸架部材を
前とは逆方向に移動させて、ベルトとの接触を解除すれ
ばベルトは自づと収縮して基板上に予め取付けられてい
るコーナローラ等のローラに自づと懸架されることにな
るのである。
【0013】また、本発明のベルト組付装置によれば、
ローラ吸着機構でドライブローラを吸着し、これをロー
ラ移動機構によりベルトと接触する方向に移動させれ
ば、ドライブローラの周面がベルトの内面に接触し、ベ
ルトはドライブローラに懸架された状態になる。
【0014】そして、上記ベルトを懸架したドライブロ
ーラをベルト装着用の基板に取付けたのち、ベルト仮懸
架部材を移動機構によりベルトから離れる方向に移動さ
せれば、該ベルトは収縮しながら、予め基板上に取付け
られているコーナローラ等に懸架される。
【0015】
【実施例】次に本発明をデータカートリッジのシャーシ
にドライブベルトを組付ける場合を例にとって説明す
る。図1〜図6は本発明のベルト組付方法の工程図であ
る。
【0016】図1はトレイ1上の第1〜第4ローラ2〜
5に懸架されているデータカートリッジの構成部品とし
てのドライブベルト6内にデータカートリッジの構成部
品としてのドライブローラ7と、円弧状の第1,第2ベ
ルト仮懸架部材8,9を挿入し、ドライブベルト6外に
円弧状の第3,第4ベルト仮懸架部材10,11を配置
した工程を示している。
【0017】図2は上記第1,第2ベルト仮懸架部材
8,9を回動させ、これら第1,第2ベルト仮懸架部材
8,9の周面をドライブベルト6の内面に接触させ、該
ドライブベルト6を伸長させて、トレイ1の第1,第2
ローラ2,3から離間させると共に、上記ドライブロー
ラ7を移動させ、該ドライブローラ7の小径部7bの周
面をドライブベルト6の内面に接触させ、該ドライブベ
ルト6を引き伸ばすことにより、ドライブベルト6をド
ライブローラ7と第1,第2ベルト仮懸架部材8,9で
懸架した工程を示している。
【0018】図3は上記ドライブローラ7と第1,第2
ベルト仮懸架部材8,9に懸架したドライブベルト6を
トレイ1から持上げて、上記円弧状の第3,第4ベルト
仮懸架部材10,11を回動させ、これら第3,第4ベ
ルト仮懸架部材10,11の周面をドライブベルト6の
外面に接触させ、該ドライブベルト6の上記ドライブロ
ーラ7と第1,第2ベルト仮懸架部材10,11の間を
押圧して、略T字状のドライブベルトパス系を形成した
工程を示している。
【0019】図4は上述のようにしてドライブベルト6
を懸架したドライブローラ7、第1〜第4ベルト仮懸架
部材8〜11をデータカートリッジの基板12上に移動
させ、該基板12に設けたドライブローラ取付軸13に
ドライブローラ7を取付けると共に、上記基板12上に
予め取付けられている第1,第2コーナローラ14,1
5の外側に上記第1,第2ベルト仮懸架部材8,9を位
置させ、テープ供給ハブ16、テープ巻取ハブ17の外
側に上記第3,第4ベルト仮懸架部材10,11を位置
させた工程を示している。
【0020】そして、図5に示したように、上記第1,
第2ベルト仮懸架部材8,9を所定の角度回動させ、こ
れら第1,第2仮ベルト懸架部材8,9とドライブベル
ト6の接触(懸架)を解除すると、該ドライブベルト6
は収縮して、第1,第2コーナローラ14,15に懸架
された状態になり、また第3,第4ベルト仮懸架部材1
0,11を所定の角度回動させ、これら第3,第4ベル
ト仮懸架部材10,11とドライブベルト6の接触を解
除すると、該ドライブベルト6は収縮して、上記テープ
供給ハブ16及びテープ巻取ハブ17の巻付けられてい
る磁気テープ18の周面に圧着された状態になるのであ
る。
【0021】しかるのち、第1〜第4ベルト仮懸架部材
8〜11を基板12上から移動させれば、図6に示すし
たように、ドライブベルト6及びドライブローラ7は基
板12上に組付けられた状態で残るのである。
【0022】次に本発明のベルト組付装置を図7〜図1
6を参照して説明する。
【0023】図7〜図9において、21はベルト組付装
置であり、該ベルト組付装置21は、ドライブローラ7
を吸着するローラ吸着機構22と、該ローラ吸着機構2
2を移動させて、これに吸着されているドライブローラ
7をドライブベルト6の周面に接触させるローラ移動機
構23と、上記ローラ吸着機構22とローラ移動機構2
3を設けたベースプレート24と、該ベースプレート2
4に設けられていて、トレイ1上に懸架されているドラ
イブベルト6内に、上記ローラ吸着機構22により吸着
されたドライブローラ7と共に挿入される第1〜第4ベ
ルト仮懸架部材8〜11と、上記第1,第2ベルト仮懸
架部材8,9を同時に回動させる第1第2ベルト仮懸架
部材駆動機構25と、上記第3,第4ベルト仮懸架部材
10,11を同時に回動させる第3第4ベルト仮懸架駆
動機構26とを備えている。
【0024】上記ローラ吸着機構22はバキューム装置
(図示省略)とローラ吸着部材31を備えていて、該ロ
ーラ吸着部材31で図7に示したように、ドライブロー
ラ7の大径のフランジ部7aを上にし、小径のベルト懸
架部7bを下にした状態でトレイ上のドライブローラ7
を吸着するようになっている。
【0025】また、上記ローラ移動機構23は、上記ロ
ーラ吸着部材31を垂直方向に移動させる垂直方向移動
用の油圧又はエアシリンダ32と、上記ローラ吸着部材
31を水平方向に移動させる水平方向移動用の油圧又は
エアシリンダ33とからなっている。
【0026】そして、上記垂直方向移動用のエアシリン
ダ32でローラ吸着部材31を下降させてトレイ内のド
ライブローラ7を吸着したのち、所定の位置まで上昇さ
せる。しかるのち上記水平方向移動用のエアシリンダ3
3でローラ吸着部材31を水平方向に移動させることに
より、ドライブローラ7の小径のベルト懸架部7bをド
ライブベルト6に接触させるようになっている。
【0027】また、上記ベースプレート24はアッパプ
レート34とロアプレート35とからなっていて、軸3
6を介して、図外のロボット軸に連結されている。
【0028】上記アッパプレート34の下面にはスライ
ダ37が図7の左右方向にスライド可能に取付けられて
いて、該スライダ37にはホルダ38を介して上記垂直
方向移動用のエアシリンダ32が取付けられていると共
に、上記ホルダ38には、上記ローラ吸着部材31が垂
直方向にスライド可能に取付けられている。
【0029】そして、上記ローラ吸着部材31はアーム
39を介して上記垂直方向移動用のエアシリンダ32の
ピストンロッド40に結合されていて、該ピストンロッ
ド40を伸縮させることにより、上記ローラ吸着部材3
1は上記ロアプレート35の下方において、上下動する
ようになっている。
【0030】また、上記水平方向移動用のエアシリンダ
33は上記アッパプレート34に取付けられていて、ピ
ストンロッド41の先端が上記スライダ37又はホルダ
38に結合されている。
【0031】そして、上記ピストンロッド41を伸縮さ
せることにより、ローラ吸着部材31及び垂直方向移動
用のエアシリンダ32を水平方向に移動させるようにな
っている。
【0032】次に第1,第2ベルト仮懸架部材8,9に
ついて説明する。
【0033】上記第1,第2ベルト仮懸架部材8,9は
金属やプラスチック等により、上記第1,第2コーナロ
ーラ14,15よりもやや大径の円弧状に形成されてい
て第1,第2支持軸45,46により回転自在に上記ロ
アプレート35の下方に取付けられている。
【0034】上記第1,第2支持軸45,46は図17
に示したデータカートリッジの第1,第2コーナローラ
取付軸107,108間の間隔と略同じ間隔をもって、
上記ロアプレート35とアッパプレート34の双方に跨
がった状態でベアリング(図示省略)により回転自在に
取付けられていて、その上端部は上記アッパプレート3
4の上面から突出し、次に述べる第1第2ベルト仮懸架
部材駆動機構25により回転移動されるようになってい
る。
【0035】上記第1第2ベルト仮懸架部材駆動機構2
5は、図8に示したように、上記第1,第2支持軸4
5,46の上端部に取付けられた第1,第2プーリ5
1,52と、これら第1,第2プーリ51,52に懸架
された第1タイミングベルト53と、上記第1,第2支
持軸45,46のうちの一方の軸(実施例の場合は第1
支持軸45)に取付けられた第3プーリ54と、該第3
プーリ54に一端側を懸架された第2タイミングベルト
55と、該第2タイミングベルト55の他端側を懸架し
ている第4プーリ56と、該第4プーリ56を回転させ
る第1ロータリーアクチュエータ57とからなってい
る。
【0036】そして上記第1ロータリーアクチュエータ
57で第4プーリ56を回転させると、上記第2,第1
タイミングベルト55,53及び第1,第2支持軸4
5,46を介して第1,第2ベルト仮懸架部材8,9を
同方向に回転移動させるようになっている。
【0037】次に、第3,第4ベルト仮懸架部材10,
11について説明する。
【0038】上記、第3,第4ベルト仮懸架部材10,
11は、図7に示したように、多数の棒状の回転ローラ
61…61を並べることにより、上記テープ供給ハブ1
6、テープ巻取ハブ17よりもやや大径の円弧状に形成
されていて、図8に示したように第3,第4支持軸6
2,63により回転自在に上記ロアプレート35の下方
に取付けられている。
【0039】上記第3,第4支持軸62,63は図17
に示したデータカートリッジのテープ供給ハブ取付軸1
02、テープ巻取ハブ取付軸103間の間隔と略同じ間
隔をもって、かつ上記データカートリッジの第1,第2
コーナローラ取付軸107,108に対するテープ供給
ハブ取付軸102とテープ巻取ハブ取付軸103と同様
の相対位置関係をもって、上記ロアプレート35とアッ
パプレート34の双方に跨がった状態で回転自在に取付
けられていて、その上端部は上記アッパプレート34の
上面から突出し、次に述べる第3第4ベルト仮懸架部材
駆動機構26により回転移動させるようになっている。
【0040】上記第3第4ベルト仮懸架部材駆動機構2
6は上記第3,第4支持軸62,63の上部に取付けら
れた第5,第6プーリ64,65と、これら第5,第6
プーリ64,65に懸架された第3タイミングベルト6
6と、上記第3,第4支持軸62,63のうちの一方の
軸(実施例の場合は第4支持軸63)に取付けられた第
7プーリ67と、該第7プーリ67に一端側を懸架され
た第4タイミングベルト68と、該第4タイミングベル
ト68の他端側に懸架された第8プーリ69と、該第8
プーリ69を回転させる第2ロータリーアクチュエータ
70とからなっている。
【0041】そして、上記第2ロータリーアクチュエー
タ70で第8プーリ69を回転させると、上記第4,第
3タイミングベルト68,66を介して第3,第4ベル
ト仮懸架部材10,11を同方向に回転移動させるよう
になっている。
【0042】次に、動作について述べる。
【0043】先ず、図10に示したローラピックアップ
位置において、垂直方向移動用のエアシリンダ32によ
りローラ吸着部材31が下降し、トレイ上のドライブロ
ーラ7を吸着して該ドライブローラ7を所定の位置まで
上昇させる。
【0044】次に、上記ベースプレート24が回転する
などして、上記ドライブローラ7及び第1〜第4ベルト
仮懸架部材8〜11は、図11に示したように、ドライ
ブベルト6を懸架したトレイ1上に位置したのち、図1
2に示したように、上記トレイ1に向けて降下する。そ
の結果、図1に示したように、トレイ1上の第1〜第4
ローラ2〜5に懸架されているループ状のドライブベル
ト6の内側に上記ドライブローラ7及び第1,第2ベル
ト仮懸架部材8,9が位置し、第3,第4ベルト仮懸架
部材10,11はドライブベルト6の外側に位置する。
【0045】次に、上記第1第2ベルト仮懸架部材駆動
機構25により、上記第1,第2ベルト仮懸架部材8,
9が第1,第2支持軸45,46と共に同方向(図1の
時計方向)に所定の角度回転移動し、その周面が図2に
示したようにドライブベルト6に接触して、該ドライブ
ベルト6とトレイ1の第1,第2ローラ2,3を非接触
状態にすると共に、図13に示したように、上記水平方
向移動用のエアシリンダ33のピストンロッド40が伸
びてローラ吸着部材31が移動して、該ローラ吸着部材
31に吸着されているドライブローラ7のベルト懸架面
7bがドライブベルト6の内側に接触し、該ドライブベ
ルト6を伸ばしながら所定の位置(次に述べるように、
データカートリッジの基板12上に下降させたときに、
ドライブローラ7の軸受孔に上記基板12に設けたドラ
イブローラ取付軸13が侵入する位置)まで移動して停
止する。このとき、図2に示したように、ドライブベル
ト6とトレイ1の第3,第4ローラ4,5も非接触状態
になり、従ってドライブベルト6はトレイ1の第1〜第
4ローラ2〜5からドライブローラ7及び第1,第2ベ
ルト仮懸架部材8,9に略三角形状に懸架された状態に
なる。
【0046】次に、図14に示したように、上記ドライ
ブローラ7及び第1,第2ベルト仮懸架部材8,9が上
昇し、トレイ1からドライブベルト6を引き抜いたの
ち、上記第3第4ベルト仮懸架部材駆動機構26によ
り、上記第3,第4ベルト仮駆動部材10,11が第
3,第4支持軸62,63と共に、同方向(図2の反時
計方向)の所定の角度回転移動し、図3に示したよう
に、ドライブベルト6のドライブローラ7と第1,第2
ベルト仮懸架部材8,9の間を押圧して、略T字状のデ
ータカートリッジのドライブベルトパス系と略相似形
で、これよりも一回り大きいドライブベルトパス系を形
成する。
【0047】次に、図15に示したように、上記ドライ
ブベルト6とドライブローラ7及び第1,第2ベルト仮
懸架部材8,9が、予め、第1,第2コーナローラ1
4,15、テープ供給ハブ16、テープ巻取ハブ17等
を組付けたデータカートリッジの基板12上に降下し、
図4に示したように上記ドライブローラ7は基板12上
に設けられているドライブローラ取付軸13に取付けら
れると共に、第1,第2ベルト仮懸架部材8,9は第
1,第2コーナローラ14,15の外側に位置し、また
第3,第4ベルト仮懸架部材10,11はテープ供給ハ
ブ16、テープ巻取ハブ17の外側に位置し、ドライブ
ベルト6を第1,第2コーナローラ14,15、テープ
供給ハブ16、テープ巻取ハブ17の外側に、これらと
非接触状態に配置する。
【0048】次に、上記第1第2懸架部材駆動機構25
及び第3第4ベルト仮懸架部材駆動機構26により、第
1,第2ベルト仮懸架部材8,9及び第3,第4ベルト
仮懸架部材10,11を所定の角度回動移動させると、
これら第1〜第4ベルト仮懸架部材8〜11とドライブ
ベルト7の接触、つまり懸架が外れ、ドライブベルト7
は収縮して、自づと第1,第2コーナローラ14,1
5、テープ供給ハブ16、テープ巻取ハブ17の周面に
接触し、これらに懸架された状態になるのである。
【0049】そして、図16に示したように基板12の
ドライブベルト6内からローラ吸着部材31や第1〜第
4ベルト仮懸架部材8〜11を引き抜くことにより、ド
ライブベルトの組付作業は終了することになるのであ
る。
【0050】なお、図に示す実施例において、第1〜第
4ベルト仮懸架部材8〜11を円弧状に形成したのは、
円弧中心を中心として回転させることにより、簡単かつ
確実に、ドライブベルト6をコーナローラやテープ供給
ハブ、テープ巻取ハブ等に接離させることができるため
である。
【0051】また、上記第1,第2ベルト仮懸架部材
8,9や第3,第4ベルト仮懸架部材10,11を同方
向に回転移動させるようにしたのは、これら第1〜第4
ベルト仮懸架部材8〜11がドライブベルト6と接触状
態になったり、非接触状態になっりする際にドライブベ
ルト6が伸びたり、縮んだりするのを防止するためであ
る。
【0052】また、第3,第4ベルト仮懸架部材10,
11を多数の棒状の回転ローラ61…61を円弧状に並
べて形成したのは、ドライブベルト6との摩耗抵抗を少
なくし、第3,第4ベルト仮懸架部材10,11とドラ
イブベルト6の接離を円滑に行わせることができる。実
施例では第1,第2ベルト仮懸架部材8,9に較べて第
3,第4ベルト仮懸架部材10,11が大きく(第1,
第2コーナローラ14,15に較べてテープ供給ハブ1
6やテープ巻取ハブ17の径は格段に大きく、これらハ
ブ16,17の径に応じて第3,第4ベルト仮懸架部材
10,11は作られているため)ドライブベルト6との
摩擦抵抗も大きくなるために、その必要性が大であるた
め、第3,第4ベルト仮懸架部材10,11のみを回転
ローラ61…61で形成した場合を示したが、必要があ
れば、第1,第2ベルト仮懸架部材8,9も第3,第4
ベルト仮懸架部材10,11と同様にローラ61,61
で形成してもよい。
【0053】なお、第1〜第4ベルト仮懸架部材8〜1
1は必ずしも円弧状である必要はなく、例えば複数のポ
ールを動かすなどして、ドライブベルト6をコーナロー
ラやハブ等から接離させる構成としてもよい。
【0054】また、本発明のベルト組付装置の操作は全
て図外のコントローラによって自動制御されるようにな
っていると共に、ベルト組立装置の位置移動等はこれを
支持しているロボットにより自動的に行われるようにな
っている。
【0055】また、本発明ではデータカートリッジのド
ライブベルトを基板に組付ける場合を例にとって説明し
たが、これに限定されるものではない。
【0056】
【発明の効果】本発明のベルト組付装置は次に述べるよ
うな効果がある。
【0057】(1)ベルト組付装置に所謂仮組み装置を
付帯させる必要がなくなり、これにより、ベルト組付装
置全体の構造を簡素化し、小型化することができる。
【0058】(2)ドライブベルトの組付工程と、コー
ナローラやテープ供給ハブ、テープ巻取ハブの取付工程
等を分散することができ、一つの工程セクションで作用
時間を短縮し、作業能率を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トレイ上のドライブベルト内にドライブローラ
及びベルト仮懸架部材を挿入する工程を示す平面図。
【図2】ドライブローラを移動させる工程を示す平面
図。
【図3】ベルト仮懸架部材を回動移動させてドライブベ
ルトパス系を形成する工程を示す平面図。
【図4】ドライブローラ及びドライブベルトパス系をデ
ータカートリッジの基板上にセットする工程を示す平面
図。
【図5】ベルト仮懸架部材を回動移動させてドライブベ
ルトをコーナローラやハブに懸架する工程を示す平面
図。
【図6】ドライブローラ及びドライブベルトを組付けた
基板の平面図。
【図7】ベルト組付装置の側面図。
【図8】ベルト組付装置の平面図。
【図9】ベルト組付装置の正面図。
【図10】ローラ吸着機構でドライブローラを吸着した
状態の側面図。
【図11】ドライブベルトを懸架したトレイ上にドライ
ブローラ及びベルト仮懸架部材が位置している状態の側
面図。
【図12】トレイ上にドライブローラ及びベルト仮懸架
部材を降下させた状態の側面図。
【図13】ドライブローラを所定の位置まで水平方向に
移動させた状態の側面図。
【図14】トレイからドライブベルトを上昇させた状態
の側面図。
【図15】ドライブローラ及びドライブベルトをデータ
カートリッジの基板上に降下させた状態の側面図。
【図16】ベルト仮懸架部材を基板上から上昇させた状
態の側面図。
【図17】データカートリッジの分解斜視図。
【符号の説明】
1…トレイ 6…ドライブベルト 7…ドライブローラ 8…第1ベルト仮懸架部材 9…第2ベルト仮懸架部材 10…第3ベルト仮懸架部材 11…第4ベルト仮懸架部材 12…データカートリッジの基板 13…ドライブローラ取付軸 14…第1コーナローラ 15…第2コーナローラ 16…テープ供給ハブ 17…テープ巻取ハブ 18…磁気テープ 21…ベルト組付装置 22…ローラ吸着機構 23…ローラ移動機構 24…ベースプレート 25…第1第2ベルト仮懸架部材駆動機構 26…第3第4ベルト仮懸架部材駆動機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイ上のベルト内に、ドライブローラ
    及びベルト仮懸架部材を挿入する工程と、上記ドライブ
    ローラ及びベルト仮懸架部材を外方に移動させて、これ
    ドライブローラ及びベルト仮懸架部材の周面を上記ベ
    ルトの内面に接触させて、該ベルトを伸ばすことにより
    上記ドライブローラ及びベルト仮懸架部材に懸架する工
    程と、上記ベルトを懸架したドライブローラ及びベルト
    仮懸架部材をベルト装着用の基板上に位置させて、該基
    板にローラ取付軸を介して上記ドライブローラを取付け
    ると共に、上記ベルト仮懸架部材を移動させて、上記ベ
    ルトを収縮させ、上記ベルト仮懸架部材とベルトの接触
    を解除し、該ベルトを上記基板上に予め配置されている
    ローラに接触させる工程とを備えたベルト組付方法。
  2. 【請求項2】 ドライブローラを吸着するローラ吸着機
    構と、該ローラ吸着機構を移動させて、これに吸着され
    ているドライブローラをベルトの周面に接触させるロー
    ラ移動機構と、上記ローラ吸着機構及びローラ移動機構
    を設けたベースプレートと、該ベースプレートに設けら
    れていて、トレイ上のベルト内に、上記ローラ吸着機構
    に吸着されているドライブローラと共に挿入されるベル
    ト仮懸架部材と、該ベルト仮懸架部材を移動させて、該
    ベルト仮懸架部材の周面を上記ベルトに接触させるベル
    ト仮懸架部材駆動機構とを備えてなるベルト組付装置。
  3. 【請求項3】 ベルト仮懸架部材を円弧状に形成すると
    共に、該円弧状のベルト仮懸架部材の円弧中心を回転中
    心にして、ベルト仮懸架部材駆動機構により、円弧状の
    ベルト仮懸架部材を回転移動させるようにした請求項2
    のベルト組付装置。
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