JP3146006U - 紙葉ホルダ - Google Patents
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Abstract
【課題】写真、絵、書などを展示する屏風状の紙葉ホルダであって、多様な展示態様が得られ、比較的狭い箇所であっても、十分に展示を可能とし得るものを提供する。
【解決手段】それぞれの片面に写真4a、・・・、4fを貼付する複数枚の支持板1a、・・・、1fを横方向に連接部3a、・・・、3eで連接し、この連接部で開閉自在とした屏風状の紙葉ホルダにおいて、前記支持板1a、・・・、1fの写真貼付面とは逆の面に面ファスナ2b、2c、2d、2eを設け、いずれかの連接部で閉じて隣接する支持板を接合させたときに、両支持板の面ファスナを接着させて、両支持板の写真非貼付面同士を接合固定する。
【選択図】図2
【解決手段】それぞれの片面に写真4a、・・・、4fを貼付する複数枚の支持板1a、・・・、1fを横方向に連接部3a、・・・、3eで連接し、この連接部で開閉自在とした屏風状の紙葉ホルダにおいて、前記支持板1a、・・・、1fの写真貼付面とは逆の面に面ファスナ2b、2c、2d、2eを設け、いずれかの連接部で閉じて隣接する支持板を接合させたときに、両支持板の面ファスナを接着させて、両支持板の写真非貼付面同士を接合固定する。
【選択図】図2
Description
この考案は、展示用の絵、写真、書、文章などを付した紙葉類を複数枚にわたり同時に展示し、かつ覧ることのできる屏風式の紙葉ホルダに関する。
一般に、写真や絵などを複数枚同時に展示するために、図10に示すように、複数枚の支持板11を横方向に連接してなり、その支持板11の隣接するものとの連接部で折り曲げ開閉自在な帯状体12とし、帯状体12を構成する各支持板11の片面に、写真13などを貼着し、あるいはコーナの差込み部による差込などで装着をして、複数枚の絵、写真などの紙葉を卓上その他に展示する屏風状の紙葉ホルダが使用され、開示されている(例えば特許文献1の図11参照)。
実用新案登録第3130329号公報
上記した屏風状の紙葉ホルダは、異なる複数の絵、写真などを比較的場所を取らずに展示し、しかも不使用時に小型にして収容できるので重宝である。しかしながら、この種の屏風状の紙葉ホルダにおいて、全紙葉をある程度全体に亘り展示するには、各支持板を互いに直交する角度で折り曲げた状態とする必要があり、それ以外に種々の態様で安定した展示をすることが出来ず、また、横方向にある程度の展示場所を要し、それよりも小さい場所、卓上などに展示し難いという問題があった。
この考案は、上記問題点に着目してなされたものであって、比較的狭い箇所であっても十分に展示が可能であり、又種々の態様の展示が可能な屏風状の紙葉ホルダを提供することを目的とする。
この考案の紙葉ホルダは、それぞれの片面に展示用の紙葉を装着する複数枚の支持板を横方向に連接し、かつ支持板の連接部で開閉自在な帯状体とし、屏風状に立設し得るようにしたものにおいて、前記支持板の帯状体の表裏いずれか一方の面に前記紙葉を装着するとともに、前記支持板の他方の面の適所に、他の支持板の紙葉非装着面と接着する接離自在な接着部を設けたことを特徴とする。
この考案の紙葉ホルダにおいて、支持板に設ける接着部は、各支持板に少なくとも1個備えることが望ましい。
また、この考案の紙葉ホルダにおいて、接着部として、面ファスナ、磁石板などを使用するとよい。
なお、この考案の紙葉ホルダにおいて、紙葉には、いわゆる紙製のもののほか、ビニール製及びその他のシート状のものも含むものである。
この考案によれば、支持板の紙葉非装着面の適所に、他の支持板の紙葉非装着面と接着する接離自在な接着部を設けているので、この接着部で、一方の支持板と隣接する支持板とを接着することにより、これら隣接する支持板の開閉角を0°とすることができるので、典型的な屏風状以外の立て方、吊り下げ展示も含め多様な展示態様を得ることができる。また、展示場所の状況にあった形状とすることができ、覧ることのできる写真の数を減らすことなく展示する占有領域を小さくすることもできる。
以下、実施の形態により、この考案をさらに詳細に説明する、図1は、この考案の一実施形態紙葉ホルダの展張状態を示す表面図「図1の(a)」と裏面図「図1の(b)」である。
この実施形態紙葉ホルダ10aは、6枚の支持板1a、1b、・・・1fが横方向に帯状に連接されて構成されている。支持板1a、1b、・・・、1fは、四辺形(横15.5cm
・縦15.cm)の厚紙であり、各支持板1a、・・・、1fの隣接同士は、折り曲げ開閉自在に連接部3a、・・・、3eで連接されている。
・縦15.cm)の厚紙であり、各支持板1a、・・・、1fの隣接同士は、折り曲げ開閉自在に連接部3a、・・・、3eで連接されている。
支持板1a、・・・,1fを帯状体にしたものは、長い帯状の1枚の厚紙から製作され、厚紙の各連接部3a、・・・、3eに相当する位置で、カシメ工作により、折り曲げ自在の連接部を形成し、連接部で個別の支持板1a、・・・、1fを区分けしたものを使用している。これは、支持板1a、・・・、1f用として一枚の長い帯状の厚紙に代えて、それぞれ個別の四辺形の厚紙を使用し、これら厚紙を横一列に配置し、各厚紙の表裏から2枚の薄地シートで貼付けて一連の帯状体とし、連接部3a、・・・、3eのみは、シートのみの直接貼り合わせで折り曲げ自在としたものを使用しても良い。
各支持板1a、・・・、1fの表面に、写真4a、・・・、4fが貼着(装着)されている。写真4a、・・・、4fは、支持板1a、・・・、1fの表面に接着剤で直接貼着しているが、窓枠紙を備え、支持板と窓枠紙の間に写真を挟み、支持板に窓枠紙の周囲を貼着してもよい。または写真の4隅をコーナ片で支持してもよい。
また支持板1bの裏面の右側(支持板1a寄り)に接着部として面ファスナ2bが上下に2個設けられ、支持板1cの裏面の左側(支持板1d寄り)に接着部として面ファスナ2cが上下に2個設けられている。面ファスナ2bと面ファスナ2cは、連接部3bで支持板1b、1cを手前方向に折り曲げて、両面を接合させると、両者は対面する位置にあり、面ファスナ2bと面ファスナ2cは接着されるようになっている。
また支持板1dの裏面の右側(支持板1c寄り)に接着部として面ファスナ2dが上、下に2個設けられ、支持板1eの裏面の左側(支持板1f寄り)に接着部として面ファスナ2eが上下に2個設けられている。面ファスナ2dと面ファスナ2eは、連接部3dで支持板1d、1eを手前方向に折り曲げて、両面を接合させると、両者は対面する位置にあり、面ファスナ2dと面ファスナ2eは接着されるようになっている。
以上のように構成される実施形態紙葉ホルダ10aにおいて、図2に示すように支持板1a、・・・、1fが互い90°の角度をもって連接され、かつ卓上に立設されて写真を展示する。展示場において、図2では図の上方から下方に向けて写真4a、・・・、4fを覧ることになる。図5の(a)は、前方上方から見た外観斜視図、図5の(b)は後方上方から見た外観斜視図である。この展示状態は従来の一般的な場合と同様である。
この実施形態において、図3とは異なる他の展示態様を説明する。図2の状態から、支持板1dと支持板1eを面ファスナ2dと面ファスナ2eを近づけるように連接部3dで折り曲げ、面ファスナ2dと面ファスナ2eを接着する。
同様に、図2の状態から、支持板1bと支持板1cを、面ファスナ2bと面ファスナ2cを近づけるように連接部3bで折り曲げ、面ファスナ2bと面ファスナ2cを接着する。
これにより、紙葉ホルダの平面図は図3に示すものとなり、その配置領域は、図2の横方向に長い場合に比し、横幅の小さいものとなり、小円卓等に展示するのに好適となる。
また、図2の状態から、支持板1bと支持板1cを連接部3cで両支持板1b、1cが一直線上になるように開き、同様に支持板1dと支持板1eを連接部3dで両支持板1d,1eが一直線上となるように開く。この状態で支持板1cと支持板1dの連接部3cで面ファスナ2c、2dが接合する方向に支持板1cと支持板1dを近づける。これにより紙葉ホルダの平面図は図4に示すものとなり、図3に示すものと異なる展示態様となる。
図6は、この考案の他の実施形態紙葉ホルダの展張状態を示す表面図「図6の(a)」と、裏面図「図6の(b)」である。
この実施形態紙葉ホルダ10bは、6枚の支持板1a、1b、・・・、1fが横方向に帯状に連結されて構成され、各支持板1a、・・・、1fの隣接同士は折り曲げ開閉自在に連接部3a、・・・、3eで連接されている。そして、各支持板1a、・・・、1fの表面に、写真4a、・・・、4fが貼着(装着)されている。以上のように構成されている点については、図1に示した実施形態紙葉ホルダと同様である。
この実施形態紙葉ホルダ10bと図1に示す紙葉ホルダ10aと相違する点は、支持板1bの裏面に面ファスナ2bを、支持板1cの裏面に面ファスナ2cを、支持板1bの裏面に面ファスナ2dを、支持板1eの裏面に面ファスナ2eを設ける他に、支持板1aの裏面の左側(支持板1b寄り)に接着部として面ファスナ2aが上下に2個設けられ、支持板1fの裏面の右側(支持板1e寄り)に、接着部として面ファスナ2fが上下に2個設けられていることである。
この実施形態紙葉ホルダ10bは,図1の紙葉ホルダに比して、支持板1a、1fにそれぞれ面ファスナ2aと2fが設けられており、すべての支持板1a・・・、1fに個別に面ファスナ2a、・・・2fが設けられている。
そのため、この実施形態紙葉ホルダ10bでは、図7に示すように、支持板1a、・・・、1fが互いに90°の角度をもって立設されて写真を展示すること(図2に示す図1の紙葉ホルダと同様)及び図3、図4に示す態様の展示ができるほか、さらに他の例えば図8、図9示す態様の展示も行うことができる。
図8に示す展示は、図7に示す状態から、まず連接部3cで90°の折り曲げを支持板1cと支持板1dが一直線上となるように延ばす。続いて、連接部3aで、支持板1aの裏面側が支持板1bの裏面側に向かう方向に折り曲げ、面ファスナ2aと面ファスナ2bを接着させる。次に連接部3bで写真4bと写真4cが90°の角度をもって対面する位置まで支持板1a、1bを折り曲げる。
同様に、連接部3eで、支持板1fの裏面側が支持板1eの裏面側に向かう方向に折り曲げ、面ファスナ2eと面ファスナ2fを接着させる。次に連接部3dで写真4dと写真4eが90°の角度をもって対面する位置まで支持板1d、1eを折り曲げる。これにより、紙葉ホルダの平面図は、図8に示すものとなり、その配置領域は図7の横方向に長い場合に比し、横幅の小さいものとなる。
また、図9に示す場合は、図8に示す状態から、つまり連接部3cにおいて、支持板1eと支持板1dが一直線上の状態から、支持板1cの裏面側と支持板1dの裏面側が対面し、接合する方向に折り曲げ、面ファスナ2cと面ファスナ2dを接着させる。これにより、紙葉ホルダ10bの平面図は、図9に示すものとなる。その配置領域は、図7の場合に比し、横方向の占有幅が小さくなり、そして図8に示すものとは異なる態様で展示できる。
上記実施形態において、面ファスナの形状は各支持板において右側、もしくは左側に上下に2個長方形のものを設けているが、面ファスナの形状は長方形に限るものではなく円形、長円形、多角形、その他の形状であっても良い。
また、必ずしも上下に2個とする必要はなく、3個以上、あるいは長手状に1個であってもよい。面ファスナの設置位置もそれぞれの中央部分であっても良いし、全体領域であってもよい。また、上記実施形態において支持板同士を裏面で接着するのに面ファスナを用いているが、この面ファスナに代えて磁石板を用い、磁石板の吸着力により、接着しても良い。
また、上記実施形態においては、横方向に、6枚の支持板を連接する場合を説明したが、この考案は、もちろん、これに限ることなく、3枚以上から、十数枚以上の多数枚を連接するものにも適用できる。
また、上記実施形態においては、図3、図4、図8、図9に示すように、いくつかの面ファスナを適宜接着した後、各支持板を立てたままで、展示する場合について説明したが、他の展示態様として、支持板同士を適宜選択して接着した後(或いは外した後)、壁に吊すことも可能である。例えば図9に示すものより、支持板1aと支持板1bの接着を外し、支持板1aの左側端を上にして壁に吊すと、支持板1dと支持板1eが写真4d,4eの面で接するように重なり、支持板1e、1fが支持板1dの裏側に隠れ、吊された紙葉ホルダを前から覧ると、写真4a、4b、4cが、上方より下方に縦に一列に展示されることになる。
また、図9に示すものより、支持板1aと支持板1bの接着、支持板1eと支持板1fの接着をそれぞれ外し、連接部3cを上端にし、写真4d側を前面にして壁に吊すと、支持板1c、1b、1aが裏側に隠れ、吊された紙葉ホルダを前から覧ると、写真4d、4e、4fが、上方より下方に縦に一列に展示されることになる。
1a、1b、・・・、1f 支持板
2a、2b、・・・、2f 面ファスナ
3a、3b、・・・、3e 連接部
4a、4b、・・・、4f 写真
10a、10b 紙葉ホルダ
Claims (4)
- それぞれの片面に展示用の紙葉を装着する複数枚の支持板を横方向に連接し、かつ支持板の連接部で開閉自在な帯状体とし、屏風状に立設し得るようにした紙葉ホルダにおいて、
前記支持板の帯状体の表裏いずれか一方の面に前記紙葉を装着するとともに、前記支持板の他方の面の適所に、他の支持板の紙葉非装着面と接着する接離自在な接着部を設けたことを特徴とする紙葉ホルダ - 前記接着部は、各支持板に少なくとも1個備えるものであることを特徴とする請求項1記載の紙葉ホルダ。
- 前記接着部は、面ファスナで構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の紙葉ホルダ
- 前記接着部は、磁石板で構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の紙葉ホルダ
Priority Applications (1)
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JP2008005788U JP3146006U (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | 紙葉ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008005788U JP3146006U (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | 紙葉ホルダ |
Publications (1)
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JP3146006U true JP3146006U (ja) | 2008-10-30 |
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Family Applications (1)
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2008
- 2008-08-20 JP JP2008005788U patent/JP3146006U/ja not_active Expired - Fee Related
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