JP3145454U - 車載ストレッチャーのための防振装置 - Google Patents

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株式会社シエナ・テクノ・クラフツ
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Abstract

【課題】有効性の高い車載ストレッチャーのための防振装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載するストレッチャーのための防振装置として、
装置基部上に設置されるストレッチャー走行部を備えた装置本体10と、装置基部11とストレッチャー走行部12との間に介在し、上記ストレッチャー走行部に配置されたストレッチャー側の荷重を受け止め緩衝するエアサスペンション24を有し、かつ、車両に用意されている座席幅よりも狭く形成されている緩衝装置20とを具備して、ストレッチャー側の荷重を少なくとも1基の緩衝装置により支持して構成する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、車両に搭載するストレッチャーのための防振装置に関するものである。
いわゆる救急車には、担架と通称されるストレッチャーを収容して固定する装置が備え付けられており、患者を乗せているストレッチャーが車両の動きで勝手な方向へ動き出さないようになっている。しかし、ストレッチャーが車両に固定されかつ患者もストレッチャーに固定された状況では、車両の走行に伴う加速、減速、方向転換などの変化がそのまま患者に伝わることになり、好ましくないことはこれまでも指摘されていた事項である。さらにそれに加えて、道路事情の影響があり、未舗装路特に石の露出した道路や、泥濘時の道路、或いは凹凸の著しい石畳などでは激しい振動が発生し、患者を苦しませることとなる。
これに対して特開2005−21628号の発明には防振架台を装備することが記載されており、また特開2006−75203号の発明にも同様に防振架台を装備することが記載されている。しかし従来の防振架台は大きく、車内を狭くするという問題があり、また、患者に対する配慮から選択された振動吸収のための振幅が適切でなく、調整も簡単ではないことから、あまり有効なものとは考えられておらず、さらに改良の余地がある。
特開2005−21628号 特開2006−75203号
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、有効性の高い車載ストレッチャーのための防振装置を提供することである。
前記の課題を解決するため、本考案は、車両に搭載するストレッチャーのための防振装置について、装置基部上に設置されるストレッチャー載置部を備えた装置架台と、上記装置基部とストレッチャー載置部との間に介在し、上記ストレッチャー載置部に配置されたストレッチャー側の荷重を受け止め緩衝するエアサスペンションを有し、かつ、車両に用意されている座席幅よりも狭く形成されている緩衝装置とを具備し、ストレッチャー側の荷重を少なくとも1基の緩衝装置により支持して構成するという手段を講じたものである(請求項1)。
本考案の防振装置は、装置基部と、この装置基部上に設置されるストレッチャー載置部を備えた構成の装置架台を具備している。装置基部は本案装置の最も下位の部分であり、ストレッチャー載置部は走行により乗り入れさせたストレッチャーを収容するとともに、固定する機能を備えた上位の部分である。
本考案の防振装置は、また、上記装置基部とストレッチャー載置部との間に介在し、上記ストレッチャー載置部に配置されたストレッチャー側の荷重を受け止め緩衝する、エアサスペンションを有する緩衝装置を具備している。この緩衝装置は、移動幅(上下方向の最大振幅)を含んで車両に用意されている座席幅よりも狭く形成されていることが望まれる。
このような緩衝装置としては、患者に対する配慮から選択された振動吸収のための振幅が適切でなければならず、本考案では、そのためにトラックの運転席に適用される運転席防振ユニットを採用する。この防振ユニットは、或る社外製品の場合上下方向の最大振幅が約60mmと適切であり、他社製品でも同等であり、かつ運転席のシート下に配置するためコンパクトな形状、構造を有している。
上記緩衝装置は、装置基部に取り付ける下部フレーム、ストレッチャー載置部に取り付ける上部フレーム、及び、上記下部フレームと上部フレームとの間に介在して上部フレームより加えられる荷重を緩衝するエアサスペンションを有している防振ユニットであることが望まれる。このような防振ユニットであれば装置架台との組み合わせが容易であり、かつメンテナンスの面からも有利である。
上記エアサスペンションには、装置基部とストレッチャー載置部の間に配置されたエアコンプレッサーにて生成されたエアを、エアコンプレッサーに接続したエアタンクを経て受け取り、エアコンプレッサーは車載バッテリーにより駆動される構成を有することが望まれる。
本考案は以上のように構成されかつ作用するものであるから、振動吸収のための振幅を適切に設定可能であり、良好な耐久性とともに保守性を期待できる有効性の高い車載ストレッチャーのための防振装置を提供することができる。従って本考案によれば、道路事情の良くない地域における救護活動に好適であるとともに、緊急を要するあまり運転技術が粗野になった場合でも患者に対する影響が緩和されるなど、実用状顕著な効果を期待することができる。
以下図示の実施形態を参照して本考案をより詳細に説明する。図1は、本考案に係る車載ストレッチャーのための防振装置の一例を示すもので、本案防振装置はその最も下位の部分に位置する装置基部11と、この装置基部上に設置されるストレッチャー載置部12を備えた構成を持つ装置架台10を具備している。図示の装置基部11は車両側の床部に据え付けられるとともに、本案装置全体を支える構造を持っている。また、ストレッチャー載置部12はストレッチャーの走行輪の走行路となる部分13、14が左右両側に設けられたカバー34によって覆われている。図示しないが、ストレッチャー載置部12は、上記カバー34上の走行路部分13、14に乗り入れさせたストレッチャーを収容するとともに、固定する機能を備えている。
ストレッチャー載置部12は、また、後述の緩衝装置20により装置基部11に対して移動可能に設けられるものであるが、緩衝装置20の作動を停止したい場合もあるので、その場合のために、装置基部11に対する相対移動を防止して固定するロック機構15を備えている。図示のロック機構15は、装置基部11とストレッチャー載置部12を結合している上下動可能な結合リンク16と、ストレッチャー載置部12の前部に設けた操作レバー17を有している(図2参照)。従って、操作レバー17を操作すると、結合リンク16が直接ストレッチャー載置部12を支持することとなって、ストレッチャー載置部12がロックされる。なお、17aは操作レバーロック部、18、19は可動式スロープ取り付け部を示す。
上記の緩衝装置20は、装置基部11とストレッチャー載置部12との間に介在し、上記ストレッチャー載置部12に配置されたストレッチャー側の荷重を受け止め緩衝する。図示の緩衝装置20は前後二組より成り、それぞれが装置基部11に取り付ける下部フレーム21、ストレッチャー載置部12に取り付ける上部フレーム22、上記下部フレーム21と上部フレーム22とを連結したクロスリンク23、及び、上記下部フレーム21と上部フレーム22との間に介在して上部フレーム22より加えられる荷重を緩衝するエアサスペンション24を有している。
本例における緩衝装置20は、上下方向の最大振幅が約60mmという性能を有する、いすゞ社製の防振ユニット(製造品名:ダンパアッセンブリシートサスペンション、製品記号:1−75538−183−6)を使用している。この防振ユニットの場合、上下方向の最大振幅を見込んでも運転席シートの範囲に収まるので、非常にコンパクトであり、本装置の組み込みにより室内の居住性を損なうことはない。この緩衝装置20を本発明では前後各1個ずつ使用している。図において、25は中間部材を示しており、上部フレーム22とストレッチャー載置部12との間に配置されているもので、ストレッチャー載置部12と一体に設けても良いものである。
上記のエアサスペンション24を有する緩衝装置20は、装置基部11とストレッチャー載置部12の間にエアコンプレッサー26を配置し、エアコンプレッサー26にて生成されたエアを、エアコンプレッサー26に接続したエアタンク27を経て受け取り、エアコンプレッサー26は車載電源により駆動するという方式を取っている(図4参照)。図4において、28は圧力スイッチ、29は圧力ゲージ、30はエアフィルター、31はレギュレーター、32はチェックバルブ、33はガスダンパーを示す。
このような構成を有する本考案に係る車載ストレッチャーのための防振装置は、装置の電源を投入するとエアコンプレッサー26が始動し、生成したエア即ち圧縮空気がエアタンク27に充填され、そこから前後二組の緩衝装置20に圧送される。このため、本装置を搭載している車両に外力が加えられると、ストレッチャー側の荷重は、エアサスペンション24によって受け止められ緩衝されることになり、上下方向の振動を効果的に吸収することができるとともに、左右方向の振動も同様に吸収されるので、ストレッチャーに固定されている患者に不快な思いをさせずに済むようになる。
本考案に係る車載ストレッチャーのための防振装置の一例を示す分解斜視図である。 同上の装置の側面説明図である。 同上における緩衝装置部の横断面図である。 同上の装置の配管の例を示す回路図である。
符号の説明
10 装置架台
11 装置基部
12 ストレッチャー載置部
13、14 走行路になる部分
15 ロック機構
16 結合リンク
17 操作レバー
18、19 可動式スロープ取り付け部
20 緩衝装置
21 下部フレーム
22 上部フレーム
23 クロスリンク
24 サスペンション
25 中間部材
26 エアコンプレッサー
27 エアタンク
28 圧力スイッチ
29 圧力ゲージ
30 エアフィルター
31 レギュレーター
32 チェックバルブ
33 ガスダンパー
34 カバー

Claims (3)

  1. 車両に搭載するストレッチャーのための防振装置であって、
    装置基部上に設置されるストレッチャー載置部を備えた装置架台と、
    上記装置基部とストレッチャー載置部との間に介在し、上記ストレッチャー載置部に配置されたストレッチャー側の荷重を受け止め緩衝するエアサスペンションを有し、かつ、車両に用意されている座席幅よりも狭く形成されている緩衝装置とを具備しており、
    ストレッチャー側の荷重を少なくとも1基の緩衝装置により支持して構成された
    車載ストレッチャーのための防振装置。
  2. 緩衝装置は、装置基部に取り付ける下部フレーム、ストレッチャー載置部に取り付ける上部フレーム、及び、上記下部フレームと上部フレームとの間に介在して上部フレームより加えられる荷重を緩衝するエアサスペンションを有している請求項1記載の車載ストレッチャーのための防振装置。
  3. エアサスペンションは、装置基部とストレッチャー載置部の間に配置されたエアコンプレッサーにて生成されたエアを、エアコンプレッサーに接続したエアタンクを経て受け取り、エアコンプレッサーは車載電源により駆動される構成を有している請求項1記載の車載ストレッチャーのための防振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3064185A1 (en) * 2015-03-06 2016-09-07 Spencer Italia S.R.L. Stretcher support to be installed in health compartments of ambulances
CN112972132A (zh) * 2021-02-20 2021-06-18 南通市妇幼保健院 一种急救用防震动急救担架

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