JP3144926B2 - 集合住宅のパイプスペース設置構造 - Google Patents

集合住宅のパイプスペース設置構造

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JP3144926B2
JP3144926B2 JP32007292A JP32007292A JP3144926B2 JP 3144926 B2 JP3144926 B2 JP 3144926B2 JP 32007292 A JP32007292 A JP 32007292A JP 32007292 A JP32007292 A JP 32007292A JP 3144926 B2 JP3144926 B2 JP 3144926B2
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pipe
pipe space
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直人 田中
宏 宇田川
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集合住宅のパイプスペー
ス設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集合住宅の汚水排水管、雑排水管
等の竪管は、特開平4-202941号公報に記載される如く、
各住戸内に定めたパイプスペースに延設するものとして
いる。そして、上階住戸のためのパイプスペースは下階
住戸内に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、下記〜の問題点がある。
【0004】上階住戸の竪管のメンテナンスに際し、
下階住戸の壁をめくる等の必要を生じ、トラブルを生じ
易い。
【0005】上階住戸の竪管使用時に生ずる騒音が、
下階住戸に定めたパイプスペースの間仕切壁を通して下
階住戸内に伝わり、騒音となる。
【0006】上階側からの竪管のメンテナンスに際し
ては、パイプスペース内壁面に予め固定の鉛直タラップ
を用いるか、はしごを立てる必要があり、メンテナンス
の作業姿勢が悪く、作業性が悪い。
【0007】本発明は、パイプスペースのメンテナンス
性を向上し、かつ遮音性能を向上することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、住戸の外側に、上階側から延設される竪管のための
パイプスペースを設け、このパイプスペースをパイプス
ペース壁によって覆ってなる住宅であって、住戸の外側
面に沿って設けられる梁構造物と、パイプスペース壁を
支持する小梁とを複数の継ぎ梁のそれぞれによって連結
し、それらの継ぎ梁によってパイプスペース点検用の水
平ステップを構成してなるようにしたものである。
【0009】
【0010】
【作用】本発明によれば、下記〜の作用がある。
【0011】上階住戸の竪管が下階住戸の外壁と、そ
の外側のパイプスペース壁との間に設けたパイプスペー
スに延設される。従って、上階住戸の竪管のメンテナン
スに際し、下階住戸の壁をめくる等の必要がなくなり、
メンテナンス上のトラブルを削除できる。
【0012】パイプスペースを区画する外壁は、住戸
内の間仕切壁に比して遮音性能が良い。従って、上階住
戸の竪管使用時に生ずる騒音が、下階住戸内に伝わりに
くくなり、パイプスペースの遮音性能が向上する。
【0013】パイプスペース内に水平ステップが設け
られる。従って、メンテナンスの作用姿勢が良く、作業
性が良い。
【0014】
【実施例】図1は本発明が適用された集合住宅を示す模
式図、図2はパイプスペースを示す模式図、図3は階段
室を示す模式図である。
【0015】集合住宅10は、図1に示す如く、ユニッ
ト工法により構築されたユニット建物であり、工場で生
産された複数の建物ユニットを建築現場に輸送し、それ
らの建物ユニットを互いに水平、鉛直方向に積層接合し
て組上げたものである。
【0016】集合住宅10は、隣戸間に共同階段を構成
するための階段室11を設置している。階段室11は、
図3に示す如く、2個の建物ユニット12の組合わせに
て構成されており、各建物ユニット12は、形鋼製床梁
13と角鋼管製柱14と形鋼製天井梁15とを骨組して
構成されたものである。このとき、集合住宅10では、
2個の建物ユニット12の相接合される接合面にて相接
する床梁13、天井梁15を省いた状態(尚、最下階の
階段室11については天井梁15のみ省略、最上階の階
段室11については床梁13のみ省略、中間階の階段室
11については床梁13、天井梁15の両者を省略とす
る)で、それら2個の建物ユニット12を接合すること
により、両建物ユニット12にて単一階段室11を形成
し、この階段室11内に、共同階段となる折り返し階段
16を設置している。
【0017】そして、集合住宅10にあっては、各戸の
折り返し階段16側の外壁17と、折り返し階段16の
上記外壁17に臨む側面に設けたパイプスペース壁18
との間に、上階側から延設される竪管19を配置するパ
イプスペース20を設けている。竪管19は、汚水排水
管、雑排水管等であり、上下階の住戸間で共用される。
尚、パイプスペース20には点検用扉21が設けられ
る。
【0018】更に、集合住宅10にあっては、階段室1
1を構成する建物ユニット12の床梁13(天井梁1
5)であって住戸の外側面に沿う床梁13(天井梁1
5)と、パイプスペース壁18を支持する小梁22とを
複数の継ぎ梁23によって連結し、それらの継ぎ梁23
によってパイプスペース点検用の水平ステップ24を構
成している。
【0019】以下、本実施例の作用について説明する。 相接合される接合面にて相接する梁13、15を省い
た2個の建物ユニット12を組合わせることにより、両
建物ユニット12に渡って連続する単一空間(階段室1
1)が形成される。これにより、大型のユニット内空間
を形成できる。
【0020】両建物ユニット12にて単一の階段室1
1を形成することにより、ユニット長さを過大にするこ
となくこの階段室11内に設置される階段16の階段幅
を広幅とし、かつ緩勾配の階段16を形成できる。
【0021】上階住戸の竪管19が下階住戸の外壁1
7と、その外側のパイプスペース壁18との間に設けた
パイプスペース20に延設される。従って、上階住戸の
竪管19のメンテナンスに際し、下階住戸の壁をめくる
等の必要がなくなり、メンテナンス上のトラブルを削除
できる。
【0022】パイプスペース20を区画する外壁17
は、住戸内の間仕切壁に比して遮音性能が良い。従っ
て、上階住戸の竪管19使用時に生ずる騒音が、下階住
戸内に伝わりにくくなり、パイプスペース20の遮音性
能が向上する。
【0023】パイプスペース20内に水平ステップ2
4が設けられる。従って、メンテナンスの作業姿勢が良
く、作業性が良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パイプス
ペースのメンテナンス性を向上し、かつ遮音性能を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用された集合住宅を示す模式
図である。
【図2】図2はパイプスペースを示す模式図である。
【図3】図3は階段室を示す模式図である。
【符号の説明】
10 集合住宅 11 階段室 16 階段 17 外壁 18 パイプスペース壁 19 竪管 20 パイプスペース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 17/08 E04H 1/02 - 1/04 E04B 1/348

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住戸の外側に、上階側から延設される竪
    管のためのパイプスペースを設け、このパイプスペース
    をパイプスペース壁によって覆ってなる住宅であって、
    住戸の外側面に沿って設けられる梁構造物と、パイプス
    ペース壁を支持する小梁とを複数の継ぎ梁のそれぞれに
    よって連結し、それらの継ぎ梁によってパイプスペース
    点検用の水平ステップを構成してなる集合住宅のパイプ
    スペース設置構造。
JP32007292A 1992-11-30 1992-11-30 集合住宅のパイプスペース設置構造 Expired - Fee Related JP3144926B2 (ja)

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