JP3144799U - 食品用容器 - Google Patents

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裕一 木村
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Abstract

【課題】お茶漬けの具の容器など様々な用途が見込める可食食品用容器を提供する。
【解決手段】食品用容器は、シート状昆布を成形してなることを特徴とする。当該シート状昆布としては、シート状朧昆布や白板昆布を用いることができる。食品用容器の大きさや形状は、用途により決定すればよいが、一般的にはカップ形状とする。カップ形状の一般的な大きさは、底面の直径で20〜200mm程度、高さは10〜100mm程度である。側面のヒダは必須ではないが、シート状昆布の熱伸縮性は乏しいので、成形時における破れなどを抑制するためにヒダは設けた方がよい。
【選択図】図1

Description

本考案は、食品用の容器に関するものである。
市販の弁当などでは、おかず同士の接触を防止するなどのためにアルミニウム箔製や樹脂製の食品用容器が用いられている。しかし、かかる食品用容器を再利用するにはかえってコストがかかるため、使用後は廃棄されることになり、資源の無駄となる。
また、上記の食品用容器の見栄えは決して良いものではないことから、民宿などの宿泊施設や飲食店で提供される食事で提供されることはほとんどない。
それに対して、可食素材で作られた食品用容器ならば無駄になることはない上に、飲食店などでも使用されると考えられる。そこで、可食の食品用容器が開発されている。
例えば特許文献1には、乾海苔、ライスペーパーまたはオブラートからなる可食容器とその製造方法が開示されている。しかし、乾海苔はお湯をかけても即座に細分化することはないので、乾海苔からなる食品用容器は、例えばお茶漬けの素材としては不適である。また、ライスペーパーやオブラートには本来味が無いことから、これらからなる食品用容器は、お茶漬けの具を入れる容器として不向きである。
ところで、昆布を原料とするシート状の可食素材の製法が、特許文献2〜3に記載されている。
特開2006−288276号公報 特開平11−56309号公報 特開2000−245404号公報
本考案が解決すべき課題は、お茶漬けの具の容器など様々な用途が見込める可食食品用容器を提供することにある。
本考案者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、シート状昆布を素材として食品用容器とすれば、様々な用途が考えられる可食容器が得られることを見出して、本考案を完成した。
本考案に係る食品用容器は、シート状昆布を成形してなることを特徴とする。当該シート状昆布としては、シート状朧昆布や白板昆布を用いることができる。
昆布はだしを取るために用いられることからも分かるとおり、それ自体に風味が存在する。よって、シート状昆布からなる本考案の食品用容器には、様々な用途が考えられる。例えば、本考案の食品用容器に酢を加え、その中に酢飯と具を加えれば、容器ごと食べられる手まり寿司とすることができる。また、本考案の食品用容器にお茶漬けの具を入れておけば、それをご飯の上に載せてお茶を注ぐことによって、手軽にお茶漬けとすることができる。しかも、昆布からだしが出るため、風味も良い。その他、味噌汁の具を入れておき、それを味噌汁の中に入れれば、昆布や具入りの味噌汁とすることもできる。このように、本考案の食品用容器は、様々な用途が考えられることから産業上有用である。
本考案に係る食品用容器は、シート状昆布を成形してなることを特徴とする。
シート状昆布は、昆布を薄くスライスしたり、或いは細分化した昆布をシート状に成形したものである。その厚さは特に制限されないが、通常、50μm〜1mm程度である。
シート状昆布としては、シート状朧昆布や白板昆布を用いることができる。シート状朧昆布は、酢に浸漬した昆布を削り取って得られる朧昆布を、ゼラチンやアルギン酸塩などの結合剤により固め、スライスしたものである。また、白板昆布は、朧昆布を得た後に残った芯をゼラチンやアルギン酸塩などにより積層し、スライスしたものである。これらシート状昆布は、上述した方法などにより製造してもよいが、市販のものがあればそれを用いてもよい。
本考案に係る食品用容器の大きさや形状は、用途により決定すればよいが、一般的には図1のようなカップ形状とする。カップ形状の一般的な大きさは、底面の直径で20〜200mm程度、高さは10〜100mm程度である。側面のヒダは必須ではないが、シート状昆布の熱伸縮性は乏しいので、成形時における破れなどを抑制するためにヒダは設けた方がよい。
もちろん、本考案に係る食品用容器の形状はカップ形状に限定されない。例えば、底面形状を長さ40〜200mm程度、幅20〜150mm程度の小判状としてもよい。
本考案に係る食品用容器は、通常の食品用容器と同様の方法により製造することができる。即ち、先ず、シート状昆布を所望の大きさに切り抜く。例えばカップ形状に成形する場合には、直径40〜400mm程度の円形に切り抜けばよい。シート状昆布は1枚ずつ切り抜いてもよいが、製造効率を高めるために2〜500枚程度重ねた上で切り抜いてもよい。
続いて、切り抜いたシート状昆布を熱プレスすることにより成形する。ここでも、シート状昆布は1枚ずつ熱プレス成形してもよいが、好適には2〜30枚程度積層した上で熱プレス成形する。熱プレス装置としては、目的物である食品用容器の形状に合わせた雄型と雌型の金型を備えた一般的なものを用いることができる。
熱プレスの際の加熱温度は適宜調整すればよいが、30℃以上、120℃以下とすることが好ましい。30℃未満であると、成形時間がかかる上に、形状を維持できなくなるおそれがある。その一方で、加熱温度が120℃を超えると、シート間で側面上部が熱圧着され、1枚ずつ剥がれ難くなる可能性がある。また、加熱時間も適宜調整すればよいが、通常は0.5〜30秒間程度とする。
熱プレスの際には、容器の破損を防ぐために、シート状昆布間に吸湿性を有する紙を挟むことが好ましい。かかる紙としては、純白紙、シリコン紙、クラフト紙、未晒クラフト紙、未晒シリコンクラフト紙、グラシン紙、セパレートグラシン紙などを用いることができる。また、当該紙は、シート状昆布を切り抜く際に挟んでおけば、そのまま熱プレス処理をすることができる。また、当該紙は、熱プレス装置の金型とシート状昆布との接触を防ぐために、最上段と最下段に位置せしめることが好ましい。
本考案に係る食品用容器は、オブラートなどとは異なりそれ自身に風味があり、また、その風味は海苔などに比べて格段に強いことから、様々な利用方法が考えられる。例えば、本考案の食品用容器に酢を加え、その中に酢飯と具を加えれば、容器ごと食べられる手まり寿司とすることができる。また、本考案の食品用容器にお茶漬けの具を入れておけば、それをご飯の上に載せてお茶を注ぐことによって、手軽にお茶漬けとすることができる。しかも、昆布からだしが出るため、風味も良い。その他、味噌汁の具を入れておき、それを味噌汁の中に入れれば、昆布や具入りの味噌汁とすることもできる。
上記の用途は、例えば飲食店や宿泊施設で提供される食事で客に喜ばれると考えられることから、非常に有用である。
以下、実施例を挙げて本考案をより具体的に説明するが、本考案はもとより下記実施例により制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本考案の技術的範囲に含まれる。
実施例1
約20cm×18cmの市販のシート状朧昆布(ヤマトタカハシ社製,製品名「磯の雪」)15枚の間および最上下に未晒クラフト紙(大昭和紙社製)を位置せしめ、ポンス機により直径89mmの円形に切り抜いた。かかる積層体を80℃で10秒間熱プレスすることによって、側面に26本のヒダを有し、底面形状が直径40mmの円形の、図1に示すような食品用容器を製造した。
実施例2
上記実施例1で製造した食品用容器に梅干しを入れ、茶碗に入れた白飯の上に載せてお茶を注いだところ、食品用容器は速やかに細分化して朧昆布となり、風味の良いお茶漬けが得られた。
本考案に係る食品用容器の模式図である。

Claims (3)

  1. シート状昆布を成形してなることを特徴とする食品用容器。
  2. 上記シート状昆布がシート状朧昆布である請求項1に記載の食品用容器。
  3. 上記シート状昆布が白板昆布である請求項1に記載の食品用容器。
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